20. 母系社会[1270] leqMbo7Qie8 2017年1月08日 02:05:19 : uAuqb4Iers : vOBcWL8DnIU[1]
ネトウヨたちは嫌中でも嫌韓でも、何でも良いから、とにかく下記の田村耕太郎氏(元第一次安倍政権の内閣府大臣政務官)の『日本だけ蚊帳の外? アジア各国で進む「中国シフト」の怖い意味』を検索して読み、現実世界の動向だけは正確に理解して、日本の未来を考えて下さい。
田村耕太郎氏によると、アセアン諸国の首脳たちは、「中国の台頭と、相対的なアメリカの地位下落が長期の傾向」であることと、トランプのアメリカ外交が信用できないという判断で、「親中国路線」=「中国を地域における盟主と実質的に認識した上で、自国の外交をはじめとする国家戦略を策定していくこと」を前提にして、議論しているようです。
それで田村氏は先日、世界で最も見られているアメリカの経済専門テレビ番組「CNBC」で、アセアン諸国は現在、一斉に<中国シフト>していることを詳しく解説したそうです。★1
アセアン諸国の首脳たちがアメリカ不信に陥ったのはトランプの「アメリカファースト」の宣言を、素直に「アジア軽視」の宣言と捉えたからであり、アセアン諸国の首脳たちには、日本のマスゴミが解説するような<説明すれば理解される>という楽観論は全く無いようです。
トランプは、彼が20年以上も前から唱えていた持論を実行しようとしているのですから、アセアン諸国の判断は適格であり、日本のマスゴミに登場する御用専門家たちが垂れ流す楽観論は、余りにもトランプをバカ扱いし過ぎています。(トランプが無知であることは間違いありませんが)★2
田村氏も「トランプさんにアジアの重要性と中国の力量と複雑なアジアの安全保障問題を勉強してもらう」などと言い、トランプをアホ扱いしていますが、トランプはアメリカの「民族資本家」のような存在であり、この世界を牛耳る無国籍の巨大資本の新自由主義とは世界観が異なるので説得は極めて難しく、トランプ路線も現実世界から拒否されて破産するのは必至ですから、それまでは放棄されないでしょう。
★1:アセアンの10ヵ国のうちシンガポールだけは米軍の常駐を認め、米海軍と米空軍の部隊がシンガポール軍の基地を利用しています。しかし、早晩シンガポールも、親中国へと転換するのは時間の問題と思われます。
また、ベトナム共産党のトップが対中国強硬派から対中国融和派に代わり、日本の原発導入も中止したように、対中国対決路線を変えつつありますし、タイ軍部も中国の潜水艦を3隻導入するので、タイも親米から親中へと転換します。
フィリッピンは中国政府が協力しないと麻薬の流入を止められないので、フィリッピンの親中も変わりませんし、マレーシアとインドネシアは、元々米中関係では中立的立場でした。
そもそも、既に「アセアン諸国+日中韓」の貿易は、その80%以上が同じ「アセアン諸国+日中韓」域内での貿易であり、また、インドも含めてアジア各国ともに、対中国貿易が1・2位を占めているので、アセアン諸国やインドに、日本の中国包囲網に加わるように誘導する安倍路線は空想的でした。更に言えば、世界約190ヶ国中、約130ヶ国は対中貿易が第一位です。
★2:トランプの登場は、政治での3・11であり、日本の御用専門家たちの「親米反中路線」は破産し、彼らには対処不能な事態が起きたのです。
2017/01/01
日本だけ蚊帳の外? アジア各国で進む「中国シフト」の怖い意味
トランプ外交への不信が止まらない 田村 耕太郎
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50624
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/652.html#c20