25. 2017年6月03日 15:19:26 : nkGjqTARXE : vmxsHeTk8bc[1]
“買春次官”のレッテル貼りも、むなしく剥がれつつある。加計学園問題を巡る「総理のご意向」文書を「本物」と認めるなど官邸の圧力や歪んだ行政を暴露している前文科省次官の前川喜平氏(62)。出会い系バー通いは「貧困女性の実地調査」とする説明に、安倍官邸は「女性に小遣いを渡した。さすがに違和感を覚えた」(菅官房長官)と“エロ親父”に仕立てる人格攻撃に躍起だが、前川氏の“いい人”エピソードが湯水のごとく湧き上がっているのだ。
今週発売の週刊文春は、出会い系バーで知り合った女性らに「まえだっち」と呼ばれていた前川氏が、就職や両親の離婚などの相談に乗っていた“美談”を報道。告白女性に「前川さんのおかげで今がある」とまで言わしめている。
また、次官退官後、前川氏が子どもの貧困対策に取り組むNPO「キッズドア」のボランティアに、素性を明かさず参加していたことが話題に。理事長の渡辺由美子氏は、自身のブログで「一生懸命に教えてくださっている」「実際に現場に足を運ぶことは、生半可な思いではできない」「誠実な方」と前川氏を絶賛。もともと優良企業の御曹司だけに、まるで「あしながおじさん」だ。
■出世しても「とにかく現場」
前川氏の4期先輩で、元文科省審議官の寺脇研氏(京都造形芸術大教授)は、「若い頃から、何でも現場を見ないと気がすまないタイプだった」として、こんなエピソードを披露した。
寺脇氏は1984年から2年間、福岡県に出向。福岡の筑豊地区は当時、炭鉱の閉山で貧困の巣窟だった。複雑な家庭の子も多く、教育現場も荒れていた。帰京後、寺脇氏が入省7年目の前川氏らに筑豊の実情を話すと――。
「いの一番に、“現地に行きましょう”と言ったのは前川君でした。公務ではなく、土日を利用して、皆で自腹で行きました。学校の様子を見て、夜は先生らと飲みながら語り合った。出世しても前川君はとにかく現場に出向いていました。NPOや民間の学校など、役所の手が届きにくいところにまで足を運んでいました」
前川氏の一貫した現場主義の逸話を知ると、「出会い系は実地調査」との説明もうなずけなくはない。
「会見を見て、説明をウソとは思いませんでした。ただ、あまりにも“ストレート”な説明だったので、会見後、『誰が信じてくれるか』と電話したら、『本当のことですから』と。そういう不器用で、バカ正直な面もあるんです」(寺脇研氏)
安倍官邸と前川氏、どっちが信用できるか。一目瞭然だ。
今の日本にこんな素晴らしい人物がいたのか。
聖人君子を絵に描いたような人物ではないか。
余りの感動で泣けてきた。
週刊文春、グッジョブ。