2. 2017年6月18日 22:54:55 : RlHJCq5Nfc : VlM6_rrahQ4[1]
内閣支持急落49%、加計説明「納得できぬ」75% 本社世論調査
2017/6/18 22:00 日本経済新聞
日本経済新聞社とテレビ東京による16〜18日の世論調査で、安倍内閣の支持率は49%となり、5月の前回調査から7ポイント下がった。40%台に落ちるのは2016年3月調査以来。不支持率は6ポイント上昇して42%で、15年10月以来の水準だった。学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る問題や、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法の国会運営などが影響したとみられる。
高支持率を保ってきた安倍内閣は、安全保障関連法を巡り世論の賛否が割れた15年秋以来の厳しい局面を迎えた。
加計学園の獣医学部新設計画を巡っては、政府は適切に手続きが行われたと説明する一方、文部科学省の追加調査で「総理のご意向」などと書かれた文書が見つかった。これまでの政府の説明に納得できるか聞いたところ、「納得できる」は11%にとどまり、「納得できない」は75%に達した。
内閣支持率は60%だった前々回の4月調査と比べると11ポイント下がった。2カ月間の下げ幅としては安保法を国会で審議していた15年5〜7月以来(12ポイント)の大きさとなった。不支持率も、安保法成立から1カ月後の水準(42%)に並んだ。
内閣支持率を男女別に見ると、男性は51%と前回より9ポイント低下。女性も3ポイント下がって46%だった。特定の支持政党を持たない無党派層のうち、安倍内閣を支持すると答えた人は5ポイント低下して24%だった。
年齢別の内閣支持率は、50代と70歳以上で内閣不支持が内閣支持を上回り、逆転した。50代は支持率が14ポイント低下の43%、不支持率が14ポイント上昇の52%。70歳以上は支持率が9ポイント低下の40%、不支持率が6ポイント上昇の47%だった。
内閣不支持の理由は「政府や党の運営の仕方が悪い」がトップで42%。同じ質問をした3月の調査から8ポイント上昇した。「自民党中心の内閣だから」42%、「人柄が信頼できない」37%と続いた。内閣の支持理由は「安定感がある」が40%で最も多かった。
政党支持率は自民党40%と最も高いが、前回から4ポイント下がった。民進党は8%と横ばい。無党派層は1ポイント増の32%だった。
犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の構成要件を改め「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法の成立に「賛成」は47%で、「反対」は36%だった。成立では委員会採決を省く異例の「中間報告」方式を採った。
調査は日経リサーチが6月16〜18日に全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD方式)による電話で実施。1020件の回答を得た。回答率は46.2%。