15. 未来のTOW[223] lqKXiILMVE9X 2017年10月22日 01:32:44 : MjaYdmZToQ : vCT30vmwbAU[1]
よく、右派が唱える「押し付け憲法論」は自分は嫌い。
今の日本国憲法はマッカーサーがベースを作り(いわゆるマッカーサーノート)、GHQ民政局が主導して作られた憲法だ。
当然、GHQが幅を利かせていた敗戦直後の日本で、日本政府が反対することなどできるはずもなく、
政府側の憲法草案もGHQに却下されたり、日本国憲法はGHQの意向が大きかった。
しかし、一応は帝国議会を圧倒的賛成多数で通過し、天皇が公布した日本国憲法は、国家の基本法としての体をなしている。
制定時に不備があったとか、日本人が作ってないとかいうものは、ただの恨み節に過ぎないように思う。
重要なのは、日本国憲法が適切に運用されているかどうかだ。
「憲法は中長期的に守っていくべき基本原則を定める文書」と長谷部教授は言っているが、
憲法制定から50年がたち、もはや「中長期」などとっくに過ぎ去っている。
しかし、自衛隊という世界に冠たる軍事力を有し、日米安保条約という軍事同盟を結び、国連PKOに協力して集団安全保障の一翼を担う存在となった。
憲法前文や9条が示す「平和的生存権」や「戦力の不保持」「交戦権の否定」など、 もはやどうでもよくなったようだ。
左派も自民党の解釈改憲を追認する立場となり、日本社会党が唱えた「非武装中立」「安保条約破棄」など誰も言わなくなった。
日本社会党は、どうやらバカ共の集まりだったらしい。
自分には、左派とか護憲派とかデカイ口叩いているやつも、
「違憲状態を放置する奴」と「自民党の解釈改憲を追認する奴」の2種類しかいないような気がする。
どこが、「護憲派」なのだろうか?憲法を壊す片棒を担いでいるようにしか見えないが。
ちなみに、長谷部教授は自衛隊違憲論が主流であった憲法学の世界では珍しく、
早くから自衛隊合憲説を唱えた学者なので、「自民党の解釈改憲を追認する奴」のひとりであるのかもしれない。
まあ、最近の憲法学も自衛隊違憲論は少なくなり、合憲論に右傾化しつつあるのだが。
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