6. 2018年9月27日 18:01:56 : fCqtUGM6FA : vAPiYb7h630[1]
>米中貿易戦争は、輸入総額の多い米国が有利だといわれる。
>中国から米国へは5050億ドル、米国から中国は1300億ドルだ。
>中国はすでに1100億ドル分の追加関税を発動済みで、残りは200億ドル分しかない。
一度関税を教科書で勉強しなおした方がいいよ。
関税というのは額の多寡で勝負が決まるものじゃない。
というか、勝負がどうこうじゃなくて、途上国が弱い国内産業を守るためにあるものだという基本的なことを忘れている。
額が多いから勝ちだ負けだという話じゃない。
関税をかけたことによって、国内産業や国内経済が競争上有利になったかどうかが
唯一絶対の関税設置の価値であり、判定基準だ。
だから、たとえば鎖国してすべてが国内で回っている経済に関税をかけても意味はない。
この場合、中国がアメリカから輸入しているものは少なく、アメリカが中国から輸入しているものが多いという事だ。
あまり単純化するのもよくはないが、中国の方が自給自足により近く、関税の影響を受けにくく、アメリカの方が輸入量が多いので、関税による自国経済への打撃は、アメリカの方がより大きいという事だ。
今のアメリカに必要なのは、国内産業賃金や仕入調達コストを
中国の低賃金層や途上国並み仕入調達コストに下げて、
中国と同等の製品を国内で作り、
中国からの輸入がなくてもやっていけるのかという話になる。
もしも、調達先を中国以外の他国からの安い商品に変えてしまっては、
国内産業とっては、何の意味もなく、中国以外の安い商品に市場を
食い荒らされるだけになり、関税は無駄だったという事になるので、
元も子もない。
だからそうする以外他にない。
それができるのか?