15. 2017年2月09日 19:15:48 : SMJvR6DKEc : Uzsi4vFLS3o[1]
>>02
うん?いやいや、そもそも自衛隊は国外の紛争当事国に出せないようになってるんだよ。
つうかさ、木村草太氏が稲田を擁護するわけないと思うんだけど。
木村氏が9条解釈で国際紛争を国対国の紛争じゃないから戦闘とは言わないと言い張る稲田を擁護してるんじゃなく、読み替えようとした苦肉の策(屁理屈)を解説しただけなんじゃないの?
稲田の言い分は憲法9条で禁じられているのは国際紛争という国と国の紛争で、国内の紛争とは書かれていないから戦闘ではなく衝突だと強弁してるわけね。
でもこの強弁自体、ぜんぜん理屈になってない。
だって憲法9条は自衛隊が国外で交戦権(戦闘、戦争といっても差し支えない)を行使することを禁じているので、派遣された国の国内の紛争であろうが国家間の紛争であろうが基本的に自衛隊は国外で戦闘行為してはいけない。
自民党の自衛隊合憲論の土台は今も昔も9条の国外でのいかなる紛争にも武力(戦力)と同じく交戦権を禁じるという条文を逆手に取った、国外はダメ(集団的自衛権=×)だが日本国内に限っての最小限度の武力(防衛力=個別的自衛権は○及び△)は許されると読み替えた芦田修正を基調にしている。
現に安倍は集団的自衛権を9条二項の芦田修正を解釈にしては、従来の自民党(内閣法制局も含む72年見解が基調)の解釈として合憲とはできないと自ら認めてる。
今回自衛隊が改正自衛隊法を使って後方支援(かけつけ警護込み)に入ったわけだが、改正自衛隊法は当然ながら憲法9条を改正要件の解釈にしておらず、この法律の関係条約はもっぱら日米安保と国連憲章を解釈に用いているわけ。
だから稲田の言い草は憲法に照らすとまったく整合性を保てないことは明らかであるが、憲法解釈ではない改正自衛隊法について憲法との兼ね合いで質問を受けたらそう答えるしか逃げ道がないから、そう答えたと言うだけのもの。
改正自衛隊法の矛盾(あらゆる法律は憲法条文を基調とし解釈援用されなければならないという憲法98条に違憲)が曝け出された今こそ、野党は憲法違反として稲田を徹底追及し安倍内閣を問い詰めなければいけない。
改めて集団的自衛権論議がなんだったのか振り返ってみるべき。