23. 薬膳[7] lvKRVg 2017年10月21日 03:34:16 : rxTNAW6FQQ : uqEcj8@8oLc[1]
マスコミ操作、数の力こそ正義をおし進めるアベ政権なら、発言についても何でもあり。丸山議員の「野党支持者は脳がおかしい」発言も呆れるにしろ、今さら驚くに値しません。重要なのは、そこから見える野党支持者、ひいては野党に向ける蔑視と憎悪でしょう。
その野党に関して大きなニュースがありました。
『民進党の3分裂、希望との大合併による新党構想は民進党代表選挙前から進んでいた』というもので、発信者は田中龍作ジャーナルでおなじみの田中龍作さん。田中氏は、この夏、小沢・自由党代表に近い筋から、民進、自由、社民そして小池新党が一緒になるという情報をつかんだ。それはアベに解散をたきつけ、一気に政権交代を目指すという壮大なシナリオだったらしいのです。
にわかには信じがたい話ですが、ただ、仮にも野党第1党である民進党が、いかにアベ政権を倒すためとはいえ、比較的あっさりと希望の党に編入、解体された理由がいまいち釈然としていなかったのが、裏で小沢氏の大きな力が働いたというなら、納得もできます。いわれてみれば、確かに、ニュースの出た当初から、小沢氏の影はちらついていた。田中氏のジャーナリストとしての実績から、ガセの可能性も低い。選挙終盤のこの時期まで、記事にするのを控えた田中氏と情報提供者の信義もあったのだろうから。
結局、大同団結はならなかった。田中氏は、権力欲をむき出しにした希望小池の裏切りと断じているが、そこはどうか。田中氏の調査と見識は大いにリスペクトするけど、小池は長く自民党に籍を置き、かつ日本会議のメンバー。日本の核武装や現行憲法の廃止を主張したこともある人物だ。たかだか都知事就任時からの反アベ的ポーズを鵜呑みにしたとすれば、小沢や前原の見立てが甘かったといわれても仕方がないのではないか。
いや、百戦錬磨の小沢氏が、いまさら希望小池の正体を知らないはずはありません。つまり騙されたとは考えにくい。つまり小沢氏はわかっていた、でも希望との合体に懸けたというのが真相ではないかと思います。もし、もくろみ通りの大野党連合が(仮に形だけでも)実現すれば、無党派層をも動かし、必ず大きなうねりになる、と。小池が排除と発言したときの小沢氏の無念の表情が、やはりダメだったか……という心情を物語っていたように見えました。
ここで注意したいのは「日本初の女性首相」などとマスコミが囃し立てた……と田中氏も指摘しているように、希望小池にとって、小沢のアプローチを受けたこの選挙は己の野望を達成する千載一遇のチャンスだったと思うのです。だが、小池はそうしなかった。本気で政権を取りたいなら、民進党議員全員をまる抱えし、かつ野党共闘を実行すれば可能だったのに、それをしなかった。そこに小池の本音が隠れているのだと思います。なぜか……は、皆さんのご想像で。
ともあれ、大野党連合計画の頓挫と小池の排除が『立憲民主党』という新たな真リベラル保守政党を生み出す結果となりました。小沢氏の戦略は、ベテラン政治家ならではのまさに手練手管、勝利のみを目指した清濁併せ呑む手法だったが、枝野新党はその清濁をろ過した後の澄み切った水のように、アベ腐敗政治、中身のない小池劇場に辟易としていた有権者に、いま、そして未来に向けて何が大切なのかを切々と問いかけている。ツイッターのフォロワー数と街頭演説における各地の熱狂が、国民の大きな期待を物語っています。
選挙後は、続々と立憲民主党に参加する人間が増えるのではないかと予想されています。枝野代表はとても思慮深く慎重な人物であり、耳触りのよいセリフも、大風呂敷を広げるようなこともしない。だから、共産党との連携もあえて声高にはいいません。でも、まだ産声を上げたばかりの小さな党にとって、野党共闘を歓迎しないはずはありません。
政官業、マスコミを牛耳り、ネットで若者を洗脳し、己の罪をかえりみず、憲法改悪への野望をむき出しにするアベ政権に少しでもダメージを与えたいと願う心があるなら、立憲民主党、そして野党共闘を明言する共産、社民を全力で応援するしかありません。
有権者が政治に対し、唯一もの申せる時が近づいています。300議席確実とかいうフェイク報道や台風に負けず、いまや世界中から嘲笑されているアベ政権に、国民自らノーを突きつけるべく、投票所へ足を運びましょう。
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/414.html#c23