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[経世済民126] 中国高速鉄道が世界を震撼させる―米華字メディア  赤かぶ
2. 2018年2月19日 03:23:59 : KguluFY0ng : U9VZyLb9lHU[1]
現在、高速鉄道の有効性を理解しているのは、日本、中国、EUの三者だけだ。
高速鉄道と言うと、よく航空機と比較されて、航空機よりも遅いと言われたり、
航空機よりも運賃が高いといったことが問題にされる。

確かに、運賃が高いのは問題だが、航空機よりも遅いかと言うとそうでもない。
航空機は空港を使わなければ、離着陸できない。空港を大都市のど真ん中に作ることはできないのだ。

危険な上、騒音が酷く、広大な土地を必要とするからだ。
そのために、空港は都市から離れた僻地に作らなければならない。これがあるために、都市へのアクセスが非常に悪くなってしまう。航空機が幾ら速いと言っても、
最終目的地につく時間は、高速鉄道とほぼ同じ、と言う愚かな結果を招いてしまう。

その点、高速鉄道の駅は作りやすい。また、そこまで多くの土地は必要としない。あるポイントからポイントへ、確実に、時間通りに運ぶためには、高速鉄道が一番確実という結果になる。

乗用車は、精々200km/hまでしか出せないので、問題にならない。三者共に、有効性を発揮する場面はあるのだが、例えば、乗用車であれば、近距離のあるポイントまで少人数を運ぶ場合は最も有効だろう。航空機は、海外のような遠距離に人員を運ぶなら、航空機以外の選択肢はない。その中間を埋める交通手段として、高速鉄道は有効なのだ。

経済活動において、安全で確実な移動手段を確保する事は、インターネットを結ぶ以上に重要である。インターネットではどうあがいても、物体は送れないからだ。
確かに、情報は最重要で、一見、情報だけでも何でもできるように錯覚するが、
実は情報だけではどうしようもない事も多いのである。

その点を、軽視しているアメリカは、今後の国際競争にはついていけないだろう。
アメリカはいまだに自動車と航空機だけで、全ての経済活動がまかなえると思っている節がある。高速鉄道が計画されていると言っても、まだまだ、地方都市間を結ぶ程度で、全然やる気が感じられない。

今後、経済活動で遅れを取る事になるアメリカが淘汰されたあとに生き残るのは、中国か日本かEUか、他の高速鉄道の有効性を理解している国だろう。
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