10. 2018年9月08日 23:28:18 : HeNTUEZ69M : tn9WjtLw3p4[1]
ある国に、新しい政策が大好きな、おバカな総理がいた。ある日、東京に二人組の男が、ハンドラーズという触れ込みでやってきた。彼らは「自分の地位にふさわしくない者や、手におえないばか者」の目には見えない、不思議な政策をつくることができるという。
噂を聞いた安倍晋三は2人を官邸に召し出して、大喜びで大金を払い、彼らに新しい政策を注文した。
彼らは官邸の一室に国家戦略特区会議室を設置し、さっそく仕事にかかる。安倍晋三が官僚を視察にやると、ハンドラーズたちが忙しく議論している「ばか者には見えない政策」とやらは官僚には良いところはまったく見えず、彼らは罵り合っているだけに見える。官僚はたいへん困るが、安倍晋三には自分には政策が解らなかったと言えず、ハンドラーズたちが説明する政策の概要をそのまま報告することにした。
その後、視察にいった家来はみな「政策は見事なものでございます」と報告する。最後に安倍晋三がじきじき仕事場に行くと「ばか者には見えない政策」は、安倍晋三の目にもさっぱり見えない。安倍晋三はうろたえるが、家来たちには見えた政策が自分に見えないとは言えず、政策の出来栄えを大声で賞賛し、周囲の家来も調子を合わせて政策を褒める。
そして、安倍晋三の新しい政策が完成すると。安倍晋三はマスコミを使って新しい政策をお披露目することにし、見えてもいない政策を身にまとい、大報道で推進した。集まった国民も「ばか者」と思われるのをはばかり、歓呼して政策を誉めそやす。
その中で、沿道にいた一人の小さな子供が、「だけど、なんにもしてないよ!」と叫び、群衆はざわめいた。「なんにもしていらっしゃらないのか?」と、ざわめきは広がり、ついに皆が「なんにもしていらっしゃらない!」と叫びだすなか、安倍晋三のパレードは続くのだった。
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