22. 2018年11月02日 20:56:00 : QQgg1HieYM : tLUBo4X4Dw4[1]
>>19
もっと正確に言えば、富は必ず集中する。
「たくさんの人が、純粋にランダムにお金を交換していったら、パレート分布に落ち着く」
パレート分布とは、例の1%が99%の富を支配すると言うのと、
同じ形状の分布だ。
何もしなくても、というか、何もしなければ、
必ず富というものは集中するように、物理法則がそうできている。
とりあえずそこには、人類の間抜けさはあっても、
陰謀論的な誰かの意図も、狡賢さもない。
ただそこに、そうなる法則が存在しているだけである。
人間にできる事は、その分布に近づく速度を急激に過激にしてしまうか、
一端分布をぶち壊して(平坦化させて)
再度、パレート分布を形成させていくことしかできない。
戦後の農地解放、財閥解体とは、その意図はどうあれ、そういうもので、
平坦化できたため、上手く作用したんだろう。
パレート分布に近づいていく間に行われる仕事量が、
まさに経済活動そのものである。
一度パレート固定してしまうと、
もうそれ以上分布が動かなくなって、経済活動が止まる。
熱力学でいう、熱的平衡状態と同じような状態になる。
だからその後、その国の経済活動は停滞してしまう。日本経済もその状態。
だから、政府には再分配の機能が求められるのである。
左翼だとか、共産主義だとか、そういう話ではない。
一度、もとの状態にリセットしないと、再度分布再形成するまでのエネルギー
(経済活動活性化エネルギー)が得られないので、放置すると国が衰退してしまうので、否応なくしなければならないだけだ。
富裕層がそれに抵抗し続けている間は、国家の衰退は避けられないだろう。
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/207.html#c22