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[政治・選挙・NHK243] まさに圧巻!東京新聞がとった一枚の衝撃写真!  赤かぶ
40. 2018年4月16日 14:34:12 : FMkxehKO8o : SZAIifvI07w[1]
この日本という国も他国侵略の手から逃れ続けて来たという歴史認識を可能とする経緯がある。それは数千年来の神話の世界からも齎されているもののように思う。

それはまた別の話としても、この国には「何か守る」ということに対してひどく固執した使命感を帯びる傾向が有るとも感じる。いわばそれを"魂"と呼べるかはわからないが、そうして継続して来れたことによる"格式めいたもの"として形成されたこの「使命感」が、閉鎖的にかつ、内向的に働く時、この日本人が固有のものとする日本人の特徴たる気質、精神性はひどくダメージを受けるものとなっていると考える。
今ある日本人としての使命感、言わば"魂"は、先の大戦以降、「抜け殻」の状態となった。そして再び、日本が使命感を取り戻そうとしたとき、それが「国防」という単純な論法に刷り換えられてきたのである。それは直も敗戦後引きずる劣等感でもある。それによって現代までこの国の国民の意識とは、実に"魂"としては「抜け殻の状態のまま」、本来の使命感とはまったく別の「望まれぬ方向へ」と押し流されて来たように思うのである。

この"魂"なるものが本当にこの国に生まれたものとして、そこで果たすべき役割というものとするなら、それこそは「融和と調和による世界全体の和平の実現を訴えること」であるだろうとわたしは考える。

今この国にある防意識が「強さ」というものを誇示する反面にあるのは、「融和せず」という面でしかない。つまり融和することに対する怯えである。つまり国策としてはつねに積極的に打って出れないものを抱え持つと云う事になる。
つまりそこに劣ったものを持たざるを得ないということである。
だからこそ、そこにこれこの国に足りないものは軍事力だという論旨に摺り替え、これを補填しつづけようとだけしてきたのである。これがこの日本という国に巣食った劣等感による政治政策である。

この国に甚大な被害を出し、多くの不幸な体験を生むことになった先の大戦で、日本人はよりこの他国に対する劣等感を強めるだけの結果となり、そして他国に対する脅威を増幅させ、そして和平への強い積極性と自らへの強い信仰にも似た信念を失った。つまり、日本人として守るべき土台を失ったのである。そうした過去の歴史認識に於ける特異性に対して雁字搦めになって来たと云う事も出来る。
例えばそうしてこれまで何かを守ってきたと云う意識はつねに時の権力に悪用される結果ともなってきたということも言える。

我々が日本の伝統として格式として誇りにすべきものとは、和平への強い信念だけである。そしてまたそれを実行するのは武力ではない。武力を無効化する力こそが本当の力であり人の強さということを再認識するいい機会がいま再び生まれつつあるのだと期待する。だからこそ、嘘をただし、正直に人と和解し、繋がることのできる社会創造が期待され、その推進力として各自の力に求められているのである。

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