19. 2018年1月29日 11:02:27 : EWUytYg7OE : suNRLTWAuok[1]
今も、地方へ行くと跡継ぎ男子を産まなきゃいけないとか言われてしまう旧家・地主の嫁へのプレッシャーはシビアなものらしい。
皇室の嫁の立場を我が身になぞらえて雅子妃に過剰に肩入れしたり、秋篠夫妻を悪く思う人もあるだろう。
しかし皇室の場合は、明治から戦前まで、この国の国教であった「国家神道」という「神聖な神話」につながるシンボルとして政治利用しようという勢力が手ぐすね引いて待っているのだ。
たとえ資産家であったとしても、せいぜい親戚一同が範囲内の一般人の家庭とはそこが違う。
眞子様の結婚に反対する人たちは、内親王の結婚相手として、その神話を損なうような相手ではいけない、同じ皇統につながる旧皇族ならば最高だと言いたいのだろう。
しかし、聞けば眞子様の大学院での研究テーマは「神話画」であったという。
神話画というのは、私も詳しくは知らないが、戦前に国家神道の普及のために盛んに描かれた絵で、小学生の教科書などにも載っていたものだ。
八咫烏(やたがらす)を従えた後光の差した神武天皇の絵などは代表的なもので、どこかで見た人もあるだろう。
その神話画を学問的なテーマに選ぶということは無論、客観的な検地から検証、批評することであり、当然、国家神道そのものを「第三者の目」で見ることになるだろう。
皇族の一員としては、もっと無難なテーマがいくらもあったろうに、あえてそんなテーマを選んだ眞子様には驚かされた。
歴史の中の天皇制や、皇室を取り巻く政治状況を冷静に突き放して見ることのできる知的に活発で聡明な女性なのだろう。
「血筋を守る結婚」などして、神話の中に閉じ込められるような女性ではあるまい。
眞子様には御自分にとってベストな配偶者を得ていただきたい。そして、皇籍を離脱されたら、一市民として、知的な分野でのご活躍も期待したいところだ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo239/msg/146.html#c19