11. 2016年12月01日 13:02:50 : b9nBk2BB7o : SNIDdR@X7wI[1]
@ A冷却材貯蔵タンクは、空だったにもかかわらず、弁のオーバーフロー配管の排水側ではなく、タンク側から、一次冷却水が噴き出した。
この一次冷却水が、オーバーフロー配管に残っていたと仮定すると、矛盾点が出てくる。
先ず、作業前に、対象弁が閉じられていたとしたら、弁のタンク側のボルトを外しても、水漏れしない。
また対象弁が開けられていたとしたら、オーバーフロー配管内の冷却水は、A冷却材貯蔵タンクに流れて、この場合も、漏えいは起こらない。
以上のことから、噴き出した1次冷却水は、A冷却材貯蔵タンクにあって、圧力がかかっていたと、想定せざるを得ない。
問題は、空であったはずのA冷却材貯蔵タンクで、何故、圧力が上昇したかだ。
やはり、日本原電の説明は足りない。
A 放射線管理区域内だから、当然全面マスク装着だと思うけれど、防護服同様、放射性物質によって汚染された。
1次冷却水には、核燃料のピンホール事故があった場合、核燃料はもちろん、アクチノイド系の物質(プルトニウム、アメリシウム、キュリウムなど)が含まれる。
敦賀2号機は、1986年12月に、その様な事故を起こしているので、当然含まれる。
>通番 1360 報告書番号 1986-原電-T023
情報区分 トラブル情報 報告書状態 最終報告
事象発生日時 1986年 12月 10日 事象発生日時(補足)
会社名 日本原子力発電株式会社 発電所 敦賀発電所2号
件名 燃料集合体漏えいについて
http://www.nucia.jp/nucia/kn/KnTroubleView.do?troubleId=1360
さらに、核分裂物質や放射化生成物が含まれている。
問題になるのは、半減期の長い物質、Cs−137、Sr−90、I−129、Co−60、Mn−54、C−14、H−3などだ。
原電は、1次冷却水、160L、放射性物質が、2.73E+05Bq漏れたと推定しているけれど、冷却水の核種分析もしないで、どのように、その結論に到達したのだろうか。
今、Cs−137、Sr−90、I−129を除いて、Co−60、Mn−54、C−14、H−3について、大雑把な計算をしてみる。
1次冷却水に含まれる放射性物質の量を、以下の論文に従って、以下のように定める。
http://www.hanser-elibrary.com/doi/pdf/10.3139/124.110728(Fig.2を参照。)
Co−60 1.00E+05Bq/㎥
Mn−54 1.00E+06Bq/㎥
C−14 1.00E+05Bq/㎥
H−3 1.00E+10Bq/㎥
H−3の数字を見ただけで、原電の推定値2.73E+05Bqを大幅に越えていることは、分かるとおもうが、およそ160.00E+05Bqになる。
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/862.html#c11