195. 2017年6月26日 10:11:08 : L0TE8cTeWY : rcowp5TpT9k[1]
もちろん中立的な立場からご遺体を診られることも大切とは思いますが、監察医さんにはたとえば臨床家の処方薬が原因とか、新たに癌がみつかったとか、ご遺族様が医療に対して不信感を抱くような発言や言動はなるべく最小限にしていただきたいです。
かつて、神奈川県に豚を週に3000頭、和牛を週50頭、一頭買いして解体する精肉センターで訓練を積んだ能力の高い解剖医さんがいらっしゃいました。この解剖医さんは解剖が早く、神奈川県警からの信頼も厚く、依頼を受けてたくさん解剖していたところ、福永龍繁さんという他県の解剖医さんが、「一人で解剖できる件数は頑張っても年300件台が限界」と新聞記者に話して記事になりました。その後長い期間をおいて神奈川県の監察医制度がなくなってしまったそうです。解剖医さん同士の仲間割れで、マスコミを使って他の臨床家や自分より能力のある解剖医を批判するのはやめていただきたいです。
解剖医さんは失業医が多くて監察医制度も存続の危機となっておりたいへんだとは思いますが、地道にこつこつと仕事なさって「あの解剖医さんはしっかりやっているな」とご遺族様からも臨床家からも行政の方からも思われるようになれれば、世間の人々に解剖医さんと監察医さんをきっと必要な職種として認識していただけるでしょう。
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