64. 2018年1月24日 16:26:43 : Yfky3c7q6M : R64Z9eeSalY[1]
>>63さん
事故直後の遅れてやっと始まった注水開始は、直径
6m高さ20mの圧力釜の最上部付近から注水して
いて、その注水量は2リットル/秒だったんだよ。
一気に大量注水は危険なので2リットル/秒だった。
しかしビルの6,7階もの高さからのこんなヤカン
1杯程度の水は、落ちていく間に水しぶきのように
散りじりになってしまう。高温で対流が激しい中20m
もの上空から撒かれたヤカン1杯の水がどんな形状
で落ちていくかは容易に想像がつくだろう。そのう
え当時の圧力釜内部は数百度の高温状態だからそん
な霧状の水は釜底に落ちるまでにたちまち蒸発して
しまう。
だから3号機を例にとれば当時の注水などは釜底の
超高温デブリにはまったくなんの効果も無く釜の
15cm厚の鋼鉄を10〜20分で破りさらに釜底3m
下の格納容器のペデスタル床に落ちその中央最深部
である2.5mのコンクリートを毎分6〜15cm
の速度で侵食してコンクリート先の格納容器の3cm厚
の鋼鉄もあっという間に破り格納容器全体を支える
建屋ベタ基礎底面までの高さ7mの巨大なコンクリー
ト支持塊をも掘り進んだというのが、燃料が完全に釜
底に溶け落ちた推定時刻、侵食速度による侵食距離、
注水開始時間および単位あたりの注水量とその状態を
分析すればほぼ現実だよ。
2号機はサプレッションチャンバーでの爆発だったと
いう情報しかないようなので、爆煙の位置からすると
もろに圧力釜が爆発してる3号機と異なりデブリの垂
直方向の動きが多少わかりにくいが、2号機も圧力釜
を破りペデスタルに落ちてるようなので、規模の大小
はあれ3号機のケースと同じ状態が起きてるハズだよ。