[戦争b21] 米朝決裂で起こる日本攻撃　核ミサイル、工作員蜂起に備えよ（NEWS ポストセブン） 赤かぶ
17. 2018年5月04日 15:19:28 : DMW9F2uXLh : R3BA_Rl4qnA[1]
マイケル・ムーア製作の映画、「ボーリング・コロンバイン」が
このポストセブンの記事の悪質さを的確に表している。
ミシガン州コロンバイン高校で起きた高校生二人の銃乱射による、
生徒、教師の大量無差別殺人事件をテーマにしたドキュメント映画だ。
ムーアは、米国ではなぜそんな悲惨な事件が起きるのかということを
米国史や様々な方面のインタビューや各国の銃射殺事件数の比較など
を通じて解き明かす。

その中で、ムーアは、昔欧州で清教徒に迫害され大陸に逃げた米国人
は1700年以来今日まで殺戮の歴史だったと指摘。

やっと大陸に逃げたら野蛮人がいて恐れ彼らを殺戮、大
陸での彼らの支配者であったイギリス軍隊を殺戮排除、その後働くこ
とが嫌いな当時の米国人はアフリカから黒人をさらってきて奴隷にし
長い間に虐げられてる奴隷が増えすぎると彼らの暴動を恐れて奴隷を
虐殺、白人に銃の所持を許可する法律制定、さらにＫＫＫ団を結成し
て黒人をリンチ虐殺、公民権運動でさらに米国白人は黒人を恐れ郊外
に逃げ出し、銃で武装して不審者は銃で殺害、現代なってもその「恐怖」
心理は続き、全米ライフル協会会長の俳優チャールトン・へストンは、
コロンバイン高校の市長が「ヘストン来るな」と言ったにも関わらず、
銃乱射事件直後に現地に入り込み、そこでこともあろうに協会の大会を
開き「自由が脅かされてる。我々は絶対銃を手放さない」と叫び、Ｗ・
ブッシュは「テロリストが米国を脅かしてる。司法省が厳戒態勢をとる」
としてアフガン侵略。

その背景について、暴力に影響する要因を、ＴＶ、マンガ、ゲーム、ロッ
クバンドなど検証したムーアは、「それらは他国にもあり、中には米国
以上のものもあるが、米国ほどの射殺事件の数はなく、米国での原因は
『恐怖心理』に基づいたものだ」とムーアは指摘。

つまり、「恐怖扇動」が米国では歴史上常態化しており、それが世界の国々
では、１国当たり最大でも年間銃射殺事件は３８０人なのに、米国では年
間１１，０００人にも上る異常事態となっている大きな原因と言う。

そしてムーアは、ニュース番組は、犯罪、薬害、災害、エスカレーター
事故、警察番組「全米警察２４時（Cops）」などなど、常に恐怖を煽る番
組を垂れ流していると指摘。Copsの番組制作者にインタビューしたムーア
は、「製作者は教育的な番組は稼げない。怒りや恐怖は稼げると言う」と。

上に述べたＷ・ブッシュの例でも判るとおり、軍国主義、戦争も、この
ありもしない「恐怖扇動」を利用したものである。

「ボーリング・コロンバイン」は、米国とその恐怖扇動を知る上で必読の
映画のひとつだと思う。

ポストセブンの記事はまさに、「ボーリング・コロンバイン」の中身を絵
に書いたような悪質な記事である。

この記事に騙されてはいけない。

http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/876.html#c17