1. taked4700[6858] dGFrZWQ0NzAw 2018年3月03日 17:10:26 : RfYlRYBQcU : pYjP4wm0Joc[1]
残念ながらと言うべきか、よく分かりませんが、ともかく、
>懸念されているのは、地震や噴火を繰り返した後、プレートが跳ね上がることだ。前例がある。1946年に紀伊半島沖で起きたM8.0の「昭和南海地震」はフィリピン海プレートがユーラシアプレートを跳ね上がらせた。津波が発生し、死者・不明者は1330人に上った。この地震の3年前に鳥取地震(M7.2)、前年に三河地震(M6.8)と、2つの直下型地震が起きている。その時の状況が、現在とソックリなのだ。
>「16年4月に熊本地震(M7.3)、10月に鳥取中部地震(M6.6)が起きています。いずれもプレート割れによる直下型地震。火山の活発化も含めて、今は1946年の昭和南海地震前の状況に極めて似ています。2019年までにプレート跳ね上がり型の地震が起きる可能性は十分にあります」(高橋学教授)
という指摘は誤解です。
まず、1943年(昭和18年)に発生した鳥取地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E5%8F%96%E5%9C%B0%E9%9C%87
は
>1945年の敗戦前後にかけて4年連続で1,000名を超える死者を出した4大地震(東南海地震、三河地震、南海地震)の一つである。
ということで、最初に1943年鳥取地震に起こっていて、この4つの地震でワンセットとして考えるべきものです。この時期の4つの地震を年代順に並べると
1943年(昭和18年):鳥取地震
1944年(昭和19年):昭和東南海地震
1945年(昭和20年):三河地震
1946年(昭和21年):昭和南海地震
となり、見事に連鎖しています。この一連の地震の前に起こった大きな地震としては
1933年(昭和8年)
3月3日 昭和三陸地震(三陸沖地震) - Mj 8.1(Mw 8.4)
があります。更に遡ると、
1923年(大正12年)
9月1日11時58分頃 関東地震(大正関東地震、関東大震災) - M 7.9(Ms 8.2、Mt 8.0、Mw 7.9〜8.0[123]Mw 8.2[95])
があります。
つまり、現在とは推移が全く異なるのです。現在は311大地震が2011年に起こり、311大地震にあたるM9は終戦前には発生がありません。
更に、そもそも三河地震は熊本地震とは全く異なるものです。
熊本地震は中央構造線で起こった横ずれ型の地震です。しかし、三河地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B2%B3%E5%9C%B0%E9%9C%87
は
>北北西方向への延長線上には1891年濃尾地震を引き起こした根尾谷断層帯が存在し、更にその延長線上には1948年福井地震を引き起こした福井地震断層が存在する[8]。
とされていて、中央構造線断層帯には含まれない濃尾断層帯
https://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/katsudanso/f060_nobi.htm
が動いています。
この記事の印象操作である
>1日噴火した宮崎・鹿児島県境の新燃岳。2011年1月に52年ぶりに爆発的噴火を起こし、昨年10月にも噴火している。九州では桜島でも噴火が続き、えびの高原も噴火の兆候があるという。
について、
新燃岳
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E7%87%83%E5%B2%B3
>昭和噴火
1959年(昭和34年)
2月13日に降灰を伴う小規模な水蒸気噴火があった。火山爆発指数:VEI2[5]噴火に先立つ前兆現象は観測されていない。
2月17日14時50分に爆発音と空振を伴って噴火が始まり、黒色の噴煙が上空4,000mに達した。その後数日間にわたって噴火を繰り返した後、次第に終息していった。噴出物にマグマの成分を含まない水蒸気爆発であり、噴火のエネルギーは101Jであった[11]。新燃池の北西岸から火口壁を越えて山腹に至る直線上に約20個の小火口が形成され、噴出した噴石は1万t、火山灰は860万t[12]。
1962年(昭和37年)8月30日の朝、白黒色の噴煙が高さ300mに達したが、これは大きな噴火には至っていない[13]。
となっていて、新燃岳が小規模な水蒸気噴火を起こしたのは、4大地震(東南海地震、三河地震、南海地震)の後です。南海地震1946年の13年後であり、現在とは状況が全く異なります。
もっとも、
>関東以西でいつ直下型地震が起きてもおかしくありません
として、関東での地震発生の可能性を述べている点は自分も同意です。
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/462.html#c1