4. 2017年9月02日 16:32:03 : P52KMXGa3k : prPKHh6M7oE[1]
このブロガー氏は定年には達されてるようだが十分に年金や資産があり、立派なお子さんもいで先行きに特に不安もないのだろう。しかし、そんな恵まれた高齢者ばかりではない。
特に女性の場合、働いていたといっても非正規だったりするので年金がないか、あっても少なく、正規で働き続けた夫でもいないと働かない限りは食べていけない。
そして今はまだ、厚生年金については60歳からもらえるようだが、65歳からもらうより減額されるのではないか?どのみち、いずれ65歳からになってしまうから、知人で大手企業の中間管理職の妻である人さえ、夫の定年後の生活を不安視している。ましてや与党政治家から年金75歳支給開始論が出ている昨今なのだが、このブロガー氏はそれも知らないのか?
ブラック企業に勤めて精神を病み、引きこもりなってしまった息子を抱えて働きつづける近所の人もいる。定年後はのんびり隠居生活とは行かない高齢者は少なくない。
一方、企業の側もまったくの新人を一から訓練するより、まだまだ元気なベテラン社員を半額以下で使えれば儲けものなので定年した社員を使いたがるようだ。
私の知る範囲でも二人、例があるが、一人は独身女性で中途採用なので年金自体も少ないと思われる。だから65歳まではもらわずに働くつもりだろう。
もう一人は若いときは零細企業の番頭のような仕事をしていて、その後、中年過ぎて運良く大手量販店に正社員として転職できたが、晩婚だったので子供たちがまだ幼いうちに定年になってしまった。だから働けるうちは働くと言っている。
数年前に親戚が亡くなって、夜半に駆けつけた病院で70歳になると言う警備員さんに親切にしてもらったが、元は町工場の社長さんで自らも心臓に持病を抱えながら働いていた。
大手企業の正社員が公務員でもあって、定年後の生活になんの不安もないという人はそう多くはないはずだが、社会問題を扱うブロガーならもう少し、広く世間を見てほしい。
高齢者の生活不安からの解消、教育の完全無償化、企業の雇用に対する規制強化。
こうした政策を国が採って行かない限り、個人の努力などで、どうなるような話ではない。
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