24. 2018年7月29日 09:22:29 : z7ZqpZzcLI : prkNX3Pbo2c[1]
>>21>>22>>23
そう言えば、コンラート・ローレンツというノーベル賞も取った動物行動学の権威が雁のつがいの行動を観察する中で時折、オスの同性愛ペアが出現することや書いていたな。
必ずしも「あぶれオス」同士というわけでもなく、堂々たるオス同士のペア。通常、つがいを作る動物はカップル単位で群の中の地位が決まるが、体力のあるオスが二羽なのでその地位も高く、良い居場所を確保する
が、もちろん、杉田水脈流(つまりは自民党流だろうが)に言えば「生産性」はない。互いに相手をメスに見立ててその背中に乗るという性行動は取るのだが、もちろんうまくは行かない。
それでも、「離婚」もせず、二羽ともメスが言い寄ってきても知らん顔だが、どうかするとカップルの間にメスが割り込んできて三羽でつがいになることもあるという。
その場合も通常のペアとしての鳴き交わしのような儀式的行為はオス同士でしかやらないのだが、メスの存在を許容してその子育ては手伝う。
メスにすれば「正妻」としては扱ってもらえない代わりに二人の「父親」が子育てを手伝ってくれるという大きなメリットはあるわけだ。
三十年近くも前の学生時代に読んだ本だから、うろ覚えではあるが、ざっとそんなところ。
どうやら自然界というのは狭量な人間が考える以上に多様性に満ち、単なる効率性だけでは動いていないようだ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/382.html#c24