1. 無段活用[1572] lrOSaYqIl3A 2017年1月18日 03:02:49 : Fd1TdP7nLI : piB6s2wCIDc[1]
欧米のホテルでは机に引き出しに聖書を入れると記憶している。一日の動きで疲れた身体をベッドに横たえる前に、ランダムに開いたページで目に飛び込んだ言葉を啓示と受け取り、その言葉を定規としてその日を省み、祈る。
ある地方都市のホテルでは仏教の経典を置いていた。しかし、それは日々の勤行で唱えるようなお経ではなく、仏教思想を下敷きにした道徳教本のようなものだった。
日本では多様な教団がそれぞれの経典を土台に自前の教えを説くので、キリスト教のような統一した経典ができない。もっと言えば、家に仏壇があっても日々それに向かい、例えば心経を上げる人は奇特な部類に入るだろう。
物事には意味がある。本なら何でも良いという訳にはいくまいが、それでも一私企業のやることだから何をやってもそこの勝手だ。嫌なら余所がある。後は、経営者の思いと世間の声とを天秤にかければ宜しいのではないか。