というか、実はアメリカはイラク侵略やアフガン侵略と同じ理屈で、
米国支配国拡大狙いと軍産商売の利害が一致して、単にシリアを侵略
しようとしてるだけですよ。化学兵器なんてその侵略の口実です。

そのために、反アサドテロ勢力に各地で毒ガスを使わせて、アサド政
府軍の仕業に見せかけるよう工作してるわけです。このことは調査団
からも「政府軍の仕業の証拠は無い」と指摘されてるばかりか、反ア
サドテロ勢力内部からさえ「政府軍の仕業ではない」という声が出て
ます。

つまり化学兵器云々は、イラクの大量破壊兵器詐欺やベトナム戦争北
爆理由にするトンキン湾事件やキューバ侵略のノースウッド作戦偽装
工作とまったく同じアメリカの自作自演です。

アメリカは、180年前の対メキシコ戦争のアラモ砦の謀略工作（砦に
追い詰められた米義勇兵を意図的に見捨て、義勇兵が惨殺されたと誇
大宣伝してメキシコに宣戦布告した＝真珠湾攻撃と同じ図）以来、こ
のように数々の「でっち上げ侵略」ばかりしてる国なんです。

イギリスは「でっち上げ侵略」の共同謀議でアメリカの共犯ですが、
フランスは権益などの利益相反があるからアメリカに付き合ってるん
です。

というわけで、桜井ジャーナルが指摘してる通り、一箇所の化学兵器
施設に76機もの巡航ミサイル攻撃なんて軍事的にあり得ず、しかも大
量に撃ち込んだにもかかわらず、貯蔵毒ガスや化学薬品が飛び散り周
囲に蔓延してる情報など無いことから化学兵器施設を攻撃したなどは
ウソです。たとえ破壊された施設が公表されたとしても、それはシリ
アが言うようにただの工場施設であって、侵略のカモフラージュとし
てミサイルも数発くらいのはずです。

アメリカの狙いは冒頭に書いたように「侵略」ですから、ロシアが言
うようにミサイル攻撃のターゲットは、軍用空港などシリア軍の軍事
施設だったわけです。
今、「でっち上げ理由」使って軍事施設を叩いておけば、近い将来本
格的に侵略するときに制圧が容易になるというわけです。

ところが、ロシアが言う、「ほとんど撃墜」が本当かわからないが、
もしかなりの数撃墜されたのなら、アメリカとしては、せっかく侵略
前の下ならしなのに、「何やってんだか(;++;)」とがっかりしてるわ
けです。

まぁ、大体以上が今回のシリア侵略の構図ですね。
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/829.html#c4