1. 2017年11月02日 18:58:56 : UrAnSsR7Ic : P9@1KwdykWQ[1]
>万年,数十万年,数百万年間とこの百年,数十年間の地殻変動について,とりあえずその枠組みで考えることは許されるであろう.
「とりあえず…許されるであろう」という謙虚な姿勢が大切だと思います
その上で、伝統的な地震研究が部分部分しか見ていないことを批判することにも納得できます
大陸移動について一考察を述べるなら、火星と月にはプレートの動きはなく、それは星の熱が低いために流体運動が起きていないことが理由です
7億年前に存在した超大陸が分裂後に結合しパンゲアと成り、さらに分裂して現在の世界を作っていますが、パンゲアが分裂し始めた時代の気温は現在よりも10度は高かったとそうです
また、地球の自転速度は地球誕生時から徐々に下がり、遠心力低下の影響で数%とはいえ現在の重力定数0.981は最も重力の大きな時代になっています
即ち、億年単位で考えた時は地球の温度が下がることで流体運動が低下し、地殻を中心部に押し付ける重力が強くなったことでより地殻を動き辛くさせているので、今の数値を基に計算した結果がそのまま未来もイコールなのかと思います
科学の世界には一から積み上げていく基礎科学と、今、有ることを前提に逆算的に物事を考える人間原理による科学が有ります
例を挙げると、現在の技術をもってしても、アミノ酸は人工的に作れても生き物、即ち細胞膜を持ち自己増殖能力のある単細胞すら作ることができず、ましてやDNAに至っては手も付けられない状況です、これが40数億年の中で自然に誕生したする学説はは、今、人間が存在する以上はこうであったはずだとするのが人間原理による考え方です
日本から千数百キロ東方にタオ海台が発見されたのはまだ4年前ですから、人は陸地の一部分の痕跡をもってして未来を予測してきたことが判ります
今あることを前提とする学問を無意味と言うつもりは有りませんが、地球表面の70%を占める海の調査がようやく始まったばかりだと考えると、地球物理学の世界に将来は新学説が出てきても何の不思議もないと思っています
それと、イエローストーンの記事に触れるなら、ソロモン諸島近海のオントンジャワ海台の噴火物はイエローストーンのそれよりも4桁以上多いと言われているので、尚更に海は未知の領域だと思っていますし、海の下ゆえに観測も満足にできていないと思われます
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/274.html#c1