555. 2018年12月02日 06:29:36 : tUYFcDJT9Y : oUZuTm6m4xw[1]
2012年1月、アメリカ合衆国国防総省(United States Department of Defense)は、2011年12月31日時点の世界各国に展開するアメリカ軍の国別駐留人数を公表した。それによると、海外に駐留するアメリカ軍兵士(正規軍)の人数は、陸軍・海軍・海兵隊・空軍を合わせて、19万6248人(作戦展開中のイラク、アフガニスタン、クウェートを除く)で、アメリカ合衆国本土に所属する全アメリカ軍兵士の人数は141万4149人であった。
アメリカ軍が最も多く駐留している国はドイツで5万3526人、次いで日本が3万6708人、韓国が2万8500人となっている。作戦展開のため一時的に駐留しているアフガニスタンや、イラク、クウェートの駐留人数は、アフガニスタンが10万2200人、イラクが4万9800人、クウェートが1500人であった。イラクではイラク戦争の終結によりアメリカ軍の撤退が完了し、アフガニスタンでも、紛争は続くものの、今後徐々に撤退が進む見通しだ。
現在、世界規模でアメリカ軍の再編(トランスフォーメーション/Transformation of the US military)が進みつつあり、その一環として在日米軍の再編に伴う沖縄の基地問題や、在韓米軍の再編などがクローズアップされている。
特にオバマ政権は2012年1月に発表した新国防戦略(New Defense Strategy)で、全体の国防費を減らす一方、中国が軍事的に台頭するアジア太平洋の軍事展開については増強する方針を示している。これまで中東地域に傾けていた兵力を、アジア太平洋地域に移す形となる。
現にアメリカは、沖縄の普天間基地移設計画の他に、インドやオーストラリアに新たなアメリカ軍の基地を作る計画を進め、外交面では日本、韓国、オーストラリア、フィリピンなどの同盟国や、中国と領土問題を抱える東南アジア諸国との関係強化に乗り出している。
このような状況下で、アジア太平洋地域での安全保障に関する日本の役割は、これまで以上に重要になることが予想される。
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/753.html#c555