9. 2017年5月24日 09:18:10 : RCDtRfl0PQ : OIFIJdWv@fM[1]
報道番組に喝!森友学園、ニュース女子、東日本大震災の報道 忖度ではなく謎解きを 取材の蓄積を生かし現地を踏め!
デマで沖縄への偏見をあおった「ニュース女子」 東京MXテレビは訂正と謝罪を! 第15回抗議行動(半蔵門駅)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1494570169452matuzawa
映像'17 「沖縄さまよう木霊〜基地反対運動の素顔〜」MBSテレビドキュメンタリー動画文字起こし - Togetterまとめ
https://togetter.com/li/1076325
MBSドキュメンタリー 「映像’17 沖縄 さまよう木霊〜基地反対運動の素顔〜」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=doNqM6W9j1A
報道番組に喝!【NEWS WATCHING】51 森友学園、ニュース女子、東日本大震災の報道 忖度ではなく謎解きを 取材の蓄積を生かし現地を踏め !(GALAC) - goo ニュース
https://news.goo.ne.jp/article/galac/entertainment/galac-20170515173958809.html
忖度ではなく謎解きを 取材の蓄積を生かし現地を踏め ! (1/3) 〈GALAC〉|AERA dot. (アエラドット)
https://dot.asahi.com/galac/2017051600020.html
●各局「森友学園」を丁寧に報道 真実に迫ろうとした「報道特集」
大阪の学校法人「森友学園」をめぐる疑惑は、安倍政権を激しく揺さぶりながらも、すっきりしない展開になっている。疑惑は4つ。国有地が法外に安い価格で払い下げられたのは何故か。小学校の設置が実質認可されたのは何故か。そこに政治家や、安倍首相夫人の関与、さらには「忖度」があったのか。学園への寄付はどうかである。疑感がメディアで初めて報じられた2月9日から2カ月たっても、政府の不誠実な対応も壁になり、4月7日現在、真相はまだ闇の中だ。
これでは国民が納得するはずがない。それは3月下旬に実施された共同通信の世論調査で、「国有地払い下げの経緯を、政府は十分に説明したと思うか」との質問に、82.5%の人が「説明していない」と答えていることからも明らかだ。
各局はこの学園の問題を、ニュースでかなり丁寧に報道した。その結果見えてきたのは、学園の経営する幼稚園が、園児に教育勅語を斉唱させるなど、きわめて特異な教育を行ってきたことや、これに共感する自民党の政治家が、予想外に多い事実である。外国メディアがもっとも関心を寄せたのは、この右寄りの教育に共感する日本の政治家の存在だという。世界の趨勢とあわせ考えれば、当然の反応だろう。
疑惑の解明が進展しない背景には、メディアの責任もある。第一報こそメディアだったが、学園の実態を伝えた後は、学園側と官邸側の暴露合戦とそれに伴う国会質疑を受け身で報じているだけで、自前の取材はほとんど見られない。これでは謎解きが進まないのは当然で、メディアの存在が問われる事態だ。
そのなかで独自の動きを見せたのは「報道特集」(TBSテレビ)だ。3月4日の放送分では金平茂紀キャスターが大阪に飛び、問題を最初に提起した豊中市会議員を訪ねるなど、多角的な取材を試みた。また2003年当時、学園がすでに園児に愛国行進曲を歌わせていた映像なども紹介した。撮影は「JNN」とあったから、これは地元、毎日放送の撮った映像だろう。つまり毎日放送は14年前すでに、この学園に問題意識を抱いていたことになる。とすれば同局の記者に語らせて、取材の蓄積を生かすことが望まれた。
3月12日の「報道ステーション」(テレビ朝日)では、朝日放送の記者をスタジオに招いていた。噂では「報道特集」のスタッフも、当該記者に出演を求めたのだが、応じてもらえなかったのだとの話も聞く。もし本当なら、視聴者のため、何としてでも口説き落としてほしかった。また「報道特集」3月25日放送分では、渦中の人、森友学園の籠池泰典理事長と松井一郎大阪府知事へのインタビューを試みた。籠池氏が国会証言後に記者に話すのは初めてだし、松井知事の単独インタビューも珍しい。期待したが、ともに突っ込み不足、準備不足で不発だった。だが何とかして真実に迫ろうとする姿勢は評価できた。
●フェイクニュース発言の西田議員 情報番組の悪ふざけは不愉快
ところで一連の報道のなかで、合点がいかないこともいくつかあった。例えば読売テレビの夕方のローカルニュース「かんさい情報ネットten」は、第一報の2月9日からかなりの間、森友学園のニュースを伝えなかった。いったいどんな判断があったのか、官邸や学園への忖度があったとも思えないし、不思議である。また3月6日、自民党の西田昌司議員は参議院予算委員会で、「国有地の売買契約に関しては、行政側、学園側ともに何の瑕疵もない。にもかかわらずメディアは印象面だけで、この問題を取り上げている。これはトランプ大統領の言うフェイクニュースだ」と発言した。この聞き捨てならない「フェイクニュース」発言を、どのニュースも扱わなかった。「論じるに足りない」との判断だろうが、メディアへの真正面からの挑戦である。しっかり反論することが望まれた。
不審といえば、こちらは報道姿勢と別の問題だが、3月1日、共産党の小池晃書記局長は、参議院予算委員会で、自民党の鴻池祥肇事務所の面談記録を材料に質問した。だがこの面談記録は何故、小池議員の手にわたったのか。小池、鴻池、いずれの側からも説明がないままだ。メディアの手で真相を伝えてほしい。
なおこの森友問題は情報番組でも、連日大きく取り上げられたが、ひどい内容のものが目についた。例えば3月25日の「あさパラ!」(読売テレビ)では、番組進行役の女性が、首相夫人付きの政府職員、谷査恵子氏の話題を取り上げた際、「この査恵子という名前は、いかにも査察好きの官僚向き」と揶揄するような形で紹介し、スタジオの笑いをとっていた。権力の不正を糾弾するのはメディアの大事な役目だが、相手が役人だというだけで、人格を無視するような発言を冗談まじりですることには賛成できない。
●ニュース女子検証番組に東日本大震災 丁寧な現地取材が求められる
次にTOKYO MXの「ニュース女子」にも、一言ふれる。1月2日放送の「ニュース女子」が、沖縄の基地反対派を「テロリスト」とか「2万円の日当をもらって参加している」などと伝え、問題視されていることは周知のとおりだ。3月13日、「ニュース女子」の制作会社は、検証番組と称するものをネットで公開。1月の放送分に誤りはなかったと主張した。これについてはBPO(放送倫理・番組向上機構)で審議中だが、その先駆けにもなるような番組が、1月29日、関西ローカルで放送された。「映像'17 沖縄 さまよう木霊〜基地反対運動の素顔〜」(毎日放送)である。丁寧な現地取材で、「ニュース女子」の間違いを具体的に指摘した。この番組の努力は多としたい。
最後に3月11日東日本大震災から丸6年を迎え、9日から11日にかけて各局の夜のニュースは、それぞれメインキャスターを大きな被害を生んだ地域に派遣して報道した。しかし「ユアタイム」(フジテレビ)だけは、その体制をとらなかった。キャスターが現地に行けばいいというものではないが、キャスターが現地を踏むか踏まないかでは、伝わるものの重さが違う。「ユアタイム」はその点、どう考えているのか。見解を聞きたいものだ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/711.html#c9