20. 宇宙の塵[4] iUaSiILMkG8 2017年1月27日 22:29:53 : pSZhZ8LEiE : newIxPzUnrE[1]
こうして人々は未確認情報を鵜呑みにし、虚の空間を彷徨い始めるのか、と・・・
>>16.さんの指摘が阿修羅にとってはせめてもの救いであろう。
▼おととい野党から発言を訂正するよう迫られた首相は、力強く切り返した。「訂正でんでんというご指摘は当たらない」。訂正云々(うんぬん)を読み違えたらしい
これは1月26日付天声人語の一部である。
扱いは控えめだが、天声人語で取り上げたことの意味は大きい。新聞読者だけでなく、不特定多数の人々の目に触れる機会が、現代はおろか後の世まであるからだ。しかも、必ず英訳される。国語教材にも使われる。この一節を読む人の数は計り知れない。朝日新聞もたまには良い仕事をする。ちなみに、全文は以下の通りである。
列島あげてひもじさに耐えた敗戦翌年の春、皇居前広場に集まったデモの群衆の一人が手書きの抗議文を掲げた。〈朕(ちん)はタラフク食ってるぞナンジ人民飢えて死ねギョメイギョジ〉。これが官憲の目にとまる。プラカードを掲げた男性が、天皇の尊厳を害したとして不敬罪で起訴された▼世に言う「プラカード事件」であるログイン前の続き。筆者も大学の授業で教わった。過激な言い回しに共感はできないが、底にある風刺精神だけは胸に残った▼この事件を思い出したのは先週、安倍晋三首相の施政方針演説を聞いたからだ。「ただ批判に明け暮れたり、言論の府である国会の中でプラカードを掲げても、何も生まれません」。野党が「強行採決反対」などと書いたプラカードを再三掲げたことを当てこすった。二階俊博・自民党幹事長も同調した。「神聖な国会の中にプラカードを持ち込んでよいか悪いかは子どもでもわかる話」▼とは言ってみたものの、自民党も野党時代にせっせとプラカードを持ち込んでいる。「議長は公正な議会運営を」「数の横暴は止めよ」「強行採決10回目」。当時の記事や写真を調べてみると盛りだくさんである▼おととい野党から発言を訂正するよう迫られた首相は、力強く切り返した。「訂正でんでんというご指摘は当たらない」。訂正云々(うんぬん)を読み違えたらしい▼国会内のプラカードの乱立が美しいとは思わないが、時の首相がわざわざ取り上げるほどの案件なのか。プラカードをやっつけても何も生まれません。
http://www.asyura2.com/17/senkyo219/msg/712.html#c20