3. 2018年2月24日 21:03:05 : HXmCNIeVuA : MRnbMI@leIs[1]
>米国はそのような不利な状況下で反撃しないことを決定することになるだろう
台湾はかつて旧日本海軍の基地だったのだが。その時はフィリピンや東南アジアへの侵攻(南進)基地に使われていた。どれくらいの基地だったのかと言えば、アメリカの空母艦隊が台湾へ近づいた時に台湾の基地から多数の飛行機が迎撃して有名な台湾沖航空戦を戦えたような基地だった。アメリカ軍は恐れをなして台湾侵攻をあきらめ、沖縄に矛先が向かう事となった。
そして今日、科学技術の進歩により潜水艦は第二次大戦時とは比較にならないくらいに巨大な作戦行動力と破壊力を得るに至った。中国は現在北の青島と南の海南島に原子力潜水艦の基地を設けているが、双方共に太平洋へ出るまでに長い距離大陸棚を航海せねばならず容易に探知されやすい。したがって今のところ中国の原子力潜水艦隊は実験開発段階にあり、本格的な戦力として建設されているわけではない。
中国がなぜ台湾を核心的な利益と呼び喉から手が出るほど欲しがっているのか。それは一旦台湾が中国の傘下に入れば中国の原子力潜水艦は、もはや大陸棚に邪魔されずに太平洋へ潜り込む事ができるからである。アメリカの空母艦隊さえ撃退できた空軍基地の能力、加えて海軍基地として極めて理想的であり、もし台湾が中国の傘下に入った場合には世界一の規模を誇る中国のディーゼル潜水艦隊が、その訓練された経験豊かな乗組員に新しい装備、つまり原子力潜水艦を大規模に提供するのは予想されるのであり、中国にはその様な工業力も科学技術力もある。
上記の説明からも分かる通り台湾が中国の傘下に入るという事は、すなわち太平洋に中国の原子力潜水艦が多数潜り込む事態を覚悟せねばならず、米国がそのような事態を受け入れるのは、もはや太平洋から撤退する決心をした時だろう。その時日本にとっては日米安保は倒産した株式会社の株券に等しい。
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