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M0gMZ@yruwU コメント履歴 No: 100000
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[政治・選挙・NHK227] 小沢一郎代表が、「倒閣」を語り、「小沢一郎政権」を待望する意識が、新聞、雑誌、テレビなどで、大きく膨らみつつある 赤かぶ
35. 2017年6月13日 08:17:48 : gtojiUHWo2 : M0gMZ@yruwU[1]
現在の「安倍一強」を作り出したのは「小沢の敗北」だったのか? - まぐまぐニュース!
http://www.mag2.com/p/news/252852
5月末には首相在任期間が小泉純一郎元首相を抜き戦後歴代3位となるなど、まさに「一強」の様相を呈する安倍政権。ジャーナリストの高野孟さんはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で「週刊ポスト」に掲載された小沢一郎元民主党党首のインタビューや過去のご自身の執筆記事を引きながら、「安倍一強」を招いた原因について分析しています。
民進党をいったいどうしたらいいのか(その1)──小沢代表辞任まで遡った総括が必要
先日、某シンクタンクから「民進党はじめ野党のこの体たらくをどうしたらいいか」という趣旨のヒアリングを受けた。その時に語った要点を掲載するのは来週号に回して、その前に今週発売の『週刊ポスト』6月23日号の巻頭「小沢一郎よ、『安倍一強』をあなたはどう思っているのか?/ロングインタビュー120分」が面白い。
小沢の敗北が招いた「安倍一強」?
どんなに批判を浴びても「それは印象操作だ」と嘯(うそぶ)いて蹴散らして進むのが「安倍一強」政治だが、ポスト誌のインタビュー記事の前書きで聞き手の武冨薫はこう述べている。
そうした異形の政治手法が出現したきっかけは09年の「国策捜査」ではなかったか。検察とメディアの印象操作で国民は野党第一党党首を犯罪者と思い込み、小沢一郎氏は政治の中心から排除された。……「小沢の敗北」がなければ、現在の「安倍一強」も(印象操作という)「魔法の呪文」も誕生しなかったかもしれない。
同感である。民主党政権の失敗も、その裏返しとしての現在の安倍一強政治の罷り通りも、政権交代を目前にした09年5月の小沢氏の同党代表辞任のところまで遡らなければ総括できないし、従って今のどん底状態からどうやって這い上がって再び政権を奪取するかの展望を描くこともできないと思う。
それについて小沢氏自身はどう答えているか。
──「安倍一強」を作り出したのは「小沢の敗北」ではなかったか。
「振り返ると僕の失敗は、あの時に自ら身を引いてしまったことだっかもしれない」
──政権に逆らう者は大メディアに批判されて社会的に抹殺される。この異様な「空気」をどう見るか。
「その根底には日本人と日本社会の形成の過程があると思う。日本というのは『和』の社会で、……異見があってもなるべく言わないで、みんな丸く収めていこうとする。……その中で、お上、特に官僚を中心とした権力が非常に強くなってきた」
「09年に政権交代が現実的になった時も、『小沢が総理になったら、これまで築き上げてきた官僚支配が崩れる』と、旧体制を支配してきた人たちが非常に心配したんでしょう。それが多分、『小沢を潰せ』となって、権力による国策捜査につながったんだと思う」
「そのことが『政権交代の先頭に立っている者が強制捜査を受ける。お上というのはそれができる。何も法律に違反する行為がなくても強制捜査をやれるんだ』と、国民に再認識させたことは間違いない。今でも全然その傾向は変わっていない。それどころか強くなっていると思う。だから国民には『お上に逆らわないほうがいい』という意識がまた頭をもたげてきたのではないか」
──小沢でさえも潰されてしまうという状況を目の当たりにして、多くの者が権力批判を怖れ、諦める風潮が生み出されたといえるのではないか。
「今思えばだけど、僕の失敗は、あの時に民主党の代表を辞めたことだったかもしれない。あの時は麻生政権が行き詰まっていて、国民の間に政権を民主党に任せようという機運が広がっていた。そんな政権交代のチャンスを目前にして、僕に対する捜査のせいでマイナスになってはいけないと思って代表を降りた。けれども、その判断は正しかったのか。……辞めないという手はあったんだと思う」
──辞任したのは、「小沢は辞めるべきだ」という国民の「空気」を感じたからではないのか。
「それは違う。捜査されることによって政権が取れなくなったら、僕は悔やんでも悔やみきれない。だから少しでも選挙での障害を減らそうとした。政治的、選挙戦略的な決断だ」
あの時、あれほど申し上げたではないですか!
私にしてみれば、机をバンと叩いて「今更何をおっしゃいますか!」と叫びたい気分である。当時はブログ・ジャーナリズムの実験場「ザ・ジャーナル」が月刊数百万のアクセスを得て盛んだった頃で、自民党と検察とマスコミがスクラムを組んで小沢潰し、政権交代阻止の包囲網を作ろうとするのに対して、私を筆頭に多くの書き手が集って「国策捜査」批判、「小沢は辞めるな」のキャンペーンを展開し、また小沢氏自身にも直接間接に、「こんなことで辞めないで下さい。このまま突っ切って『小沢総理』を実現して下さい」とお願いし続けた。
それについての私の当時の論稿は山ほどもあるが、1つだけ、民主党機関紙『プレス民主』09年4月17日号に寄せた一文を引用しよう。
世間では「小沢一郎代表は辞任せよ」の大合唱が続いているが、私は「辞任すべきでない」という意見で、自分が主宰するブログ・サイト「ザ・ジャーナル」でもその論調を繰り出している。袋叩きに遭うかと思いきや、むしろ正反対で「よく言った」「お前を見直した」といった賛成と激励のコメントが殺到して驚いたほどだ。
辞任すべきでない理由の第1は、郷原信郎教授が明快に指摘しているとおり大久保秘書を政治資金規正法の「虚偽記載」容疑でしか起訴できなかった時点で検察はすでに「敗北」しており、その敗北している検察の前にこちらから膝を屈して恐れ入る必要はないということである。こんな検察のやり方がまかり通るのなら、検察は気に入らない政治家を誰でもいつでも引っかけて叩き潰すことができることになる。検察ファシズムにも繋がるこのような公権力の乱用に対しては、民主党全体が闘って民主主義を守るべきであって、「民主党を巻き込むな」「辞任して個人で闘ってくれ」という議論は間違いである。
第2に、それにしても小沢代表が西松建設から巨額の献金を受けていたのは事実であり、それは違法ではないとしてもダーティなイメージは拭えないから、その言わば道義的責任をとって辞任すべきだという声もある。しかし、そもそも小沢一郎という政治家を清廉潔白のクリーンな人だと思っている者は、失礼ながら、誰もいない。田中金権政治の直系の弟子というか秘蔵っ子であったという過去の体質を何ほどか引きずっているであろうことも容易に想像がつく。米誌『タイム』3月23日号は小沢代表について「彼は一個の政治家としては最もラディカルな戦後政治体制への批判者であると同時に、その体制の最も典型的な代表者でもある」として、それを「小沢パラドックス」と呼んだ。過去の政治を知り尽くしているがゆえにそれを最もラディカルに否定できるというのが小沢という政治家の面白さであり、そこにこそ彼の破壊的なエネルギーの源泉があるのであって、そのことを民主党の皆さんはもちろん国民の多くも百も承知で、彼に政権交代への道を切り開く役目を託してきたのではなかったのか。何を今更ということである。
第3に、検察が粗暴な行動に出た背景には、検察を含む官僚機構が抱く政権交代への不安感──「明治以来100年間の官僚支配を打破する革命的改革」を呼号する小沢代表への恐怖感があるに違いない。だとするとこの事件そのものがすでに政権交代をめぐる熾烈な権力闘争の予告編なのであって、ここで民主党が簡単に引き下がって、清潔だが毒気もないような当たり障りない人物に代表をすげ替えれば票集めがやりやすいという後ろ向きの発想に陥るのであれば、仮に政権が獲れたとしても「革命的改革」を成し遂げるような政権とはならない。
もちろん、西松建設からの献金を含めた自らの政治資金収支の実態について小沢代表自らが国民の納得を得られる説明をすることは避けて通れないだろう。その上で、代表がすでに党内に指示している「企業・団体献金の廃止」に向けての抜本的な制度改革案を早急にまとめ、出来れば他の野党と共同で提案し、さらに公明党をも巻き込んで、これを総選挙の中心争点の一つに押し立てて闘えば、必ず政権交代への道は開けてくると私は思う。世間から叩かれると代表を取り替えるという愚をこれ以上繰り返してほしくない……。
小沢氏と民主党がやろうとしているのはまさに「革命」なのであり、そうであるがゆえに旧体制の側は恐怖してなりふり構わぬ予防的な反革命工作を仕掛けてきているのであって、それに屈したのでは政権交代そのものに意味がなくなる──というのが私の趣旨であったのだが、それは実らなかった。5月11日の午後、移動中で切ってあった私の携帯に小沢氏の政治秘書から留守電が入っていて、「高野さん、あれだけご支援頂いたのに、すいません。本日夕方、小沢は辞任の記者会見を行います。本当にいろいろありがとうございました」と。
小沢辞任の何がまずかったのか
小沢氏が辞めた直後の本誌で、私はこう書いた(No.491)。
マスコミに煽られて、政権交代のための革命的な権力闘争に命懸けで身を投ずる覚悟もない民主党のピーチク議員が「小沢では戦えない」などと、自分がマスコミの虚妄の論調と戦って有権者を説得し抜くだけの力量がないのを棚に上げて全部を小沢のせいにすり替えてパーチク言って、そういうマスコミと議員の連動性の知的レベルにウンザリして小沢は辞めたのだろうが、それはやっぱりプッツンであって、本当は小沢はそのピーチクパーチク連中を全員集めて徹夜でも何でも討論集会を開いて、彼らを革命的戦士に鍛え上げるべきだった。そういうことを「面倒くさい」と思ってしまうところが小沢の最大欠陥であって、鳩山はそこに関しては小沢を見倣うべきでない。
と。小沢氏がやるべきだったのはむしろ逆のことで、これが旧体制による反革命の陰謀であること、これを正面から乗り切ってこそ「明治以来100年間の官僚支配を打破する革命的改革」の扉が開くのであることを全党に徹底し、全国に散って有権者にそのことを明らかにして「この革命的改革を一緒に戦おう」と訴えるよう号令をかけることだったと思う。
党員の多くも有権者のほとんども、何とはなしの雰囲気で政権交代が起きるかのような安易極まりない気分で総選挙に向かった。それが革命的であればあるほど、血が流れるのだという覚悟は、ほとんど誰も持ち合わせていなかった。だから民主党政権は、同じ自民党と検察・官僚体制とマスコミのスクラムによる同じ「印象操作」の手法に翻弄され続けて3年余りで潰れ、そのことの総括がついていないから今なお立ち直れないのである。
反対に、自民党側は小沢潰しという情報テロ「第1弾」の成功で味をしめ、さっそく翌6月には「第2弾」として今度は大阪地検が石井一副代表をターゲットに「障害者郵便割引制度の悪用を口利きした」という凜の会事件をデッチ上げ、また「第3弾」として小沢氏に代わって代表に就いた鳩山由起夫氏の政治資金疑惑のリークも始まった。それもこれも、小沢氏のところが堤防決壊したので自民党側がかさに掛かって情報テロを仕掛けてきたのであり、さらに政権交代が実現してからも、同じやり方で民主党政権を攻撃し続けて、「印象操作」による国民幻惑のノウハウを磨き上げたのである。
そういう訳で、ポストが言うように、今日の安倍首相のやりたい放題を招いた唯一ではないが最大の責任は09年の小沢氏にあるというのは本当である。しかし今や「わずか6人の少数政党の党首」(同誌)となった彼にこの状況をめくり返すだけの力は残っているのだろうか。ポストのインタビュー記事は「以下次号」となっているので、さらなる小沢節に期待したい。

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