5. 2017年7月14日 19:46:29 : PKab2rbkxo : lq760Z6FiBE[1]
何か勘違いしているのでは。
明治維新はしなければよかったではなく、無理にでもやらされたのである。
例えばの話、日本が中国を無視して台湾に最新鋭の兵器と産業設備を円借款で与えたらどうなるか。当然中国とは決定的に決裂し戦争になるであろう。同じ事を英国は江戸幕府に対して行ったわけである。例え薩長が英国の介入を拒否しても、山口組やら稻川会やら英国の意思に従う者を見つけ出して借金させ兵器を与え同じ事をやらさせていたであろう事は推測できる。
そして日本で実験したのと同じパターンで本命である東洋の大国「清」を潰したのまでは良かったが、潰した連中があまりにもだらしないヤクザ者で政府を失った中国はヒャハー状態となり、1949年の共産党政権成立後まで混乱と無秩序と飢饉と貧しさに苦しむ事になる。日本がこれに一枚噛んでいた事は言うまでもない。
それでは日本と中国の差は何だったのかと言うと、やはり薩長には国をまとめる力があったのだ。ただし、それは欧米のヒモ付き援助があればこその話である。欧米の援助が切れた後の薩長政府が取った行動と言えば欧米相手の無謀な戦争であり、欧米の意思に反した原子力利用であり、それぞれの場合にも厳しい結果が出ている。
にもかかわらずこのヒモ付き援助政権を欧米が放棄できないのは、ひとえに日本人が真の自主性を獲得して中国や朝鮮や東南アジアなどと同盟を組み欧米に対して反抗的な態度に出るのが恐ろしいためである。脱亜入欧ポチなども彼らの意思に沿ったものであろう。
しかし問題なのは脱亜入欧ポチが果たして日本の国益になっているか、あるいは単なる内輪の利益になっているだけなのかどうかであろう。
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