7. 2016年12月17日 08:34:00 : AstadQSHcY : LH8G05kH1X0[1]
プーチンは安倍の決意を試していたんだろう。
二期目の総理就任で米国がならぬとしたものに、あえて叛旗を翻すかのようにチャレンジする姿を見ていて、こいつ(安倍)は親分(米国)にヘイコラしているいつもの日本の総理ではないんでは?と踏んだのだろう。
だからプーチンが東方政策で東アジアも含めたユーラシア経済網の構築にこいつ(安倍)も巻き込んで期待できそうだと、安倍のアプローチにあえて乗っかかった節がある。
中露が過去の恩讐を超えて懸案の領土を解決(キレイに半分にした)できたのは、旧共産圏の崩壊からそれまで中ソの対立が隣国同士でもあり共産圏同士のシンパシーという腐れ縁と経済的軍事的打算のごちゃ混ぜがそうさせたが、それより大きいのは冷戦崩壊後の米国一人勝ちの世界観に代わる世界像を作り上げていくためには中国とロシアの力は必要だとお互いが必要性に駆られて上海協力機構をベースにいくつもの機構を立ち上げてきた。
だからプーチンは中国との領土問題の解決をこれからも戦略的同胞パートナーとして継続可能とするために、国内の反対を押し切った。
果たしてロシアと日本に中露ほどの信頼と戦略的同胞としての世界像を作り上げる意思の結束を見出せるのか?
答えはノーである。
だからプーチンは日本訪問の前に本国で日本との関係を中露との関係を比較に出して、今現在では中露のようになっていないと領土問題について変わることはなと言明して日本にやって来ている。
日本のマスコミはプーチンはクリミア問題で経済制裁を受けているから困窮に瀕して、日本に近づいてきたという事情と安倍のプーチンの足元を見た領土パフォーマンスだという見解をとるけれども、それは一面であって全体ではない。
そのような相手の足元を見る解釈はロシアとプーチンを見誤っているだけで、それこそ安倍や安倍の手下どもも弱り目に祟り目のプーチンに金をぶら下げてやれば北方領土問題に食いついてくるだろうと、プーチン詣でに勤しんだが当のプーチンは最初から一貫して北方領土で譲る気は毛頭無かったはずだ。
ただ、当初安倍という男が親分(米国)にも盾突く毛色の変わった人物に見え、自分の政策のパートナーとして組み易しと判断していたが、今は安倍の足元(米国の傀儡総理)をちゃんと見て交渉しているし、取れるものは取れるだけ取っておけという外交の原則に従ってたんたんと動いているだけだろう。
結局、ロシアとプーチンの足元を見て、北方領土を買い叩こうとと寄ってきたさもしい腹の内を見透かされていただけだということだ。
そんな浅はかな安倍と違いフィリピンのドゥテルテはプーチンにとって、外交するに頼もしい男だと映っていることだろう。
安倍という男は原則も原理ももたない、その時に思いついた考えで迂闊に動いてすべて無駄にしてしまう。
この軽挙妄動男のせいでいくらばら撒いていくら毟り取られた?
アホか。
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