5. 宇宙の塵[42] iUaSiILMkG8 2017年2月19日 19:16:36 : F3fnxXKNRM : KkymZVbi_b8[1]
( 我々の未来を民進党に託そう )
このように言える人は、日本中で、一人いるかどうかだろう。
その一人でさえ、本心なのかどうかは、窺い知れない。
何かのおまじないだと思って、無理やり言ってみようか。
しかし、できない。
そのたびに釜首をもたげる、ひとつの不安。
突然の反旗 突然の離反 突然の掌返し 国民への謀反 への不安である。
4年前のことではない。
新潟県知事選での、利敵行為。
既得権側に立つ連合への柔弱な、媚び。
贋者総理への幹事長の、追従癖。
悪法成立への、加担。
自民党籍都知事への無節操な、すり寄り。
第二自民党と揶揄されても仕方のない昨今の所業が、4年前のトラウマを疼かせるのである。
この党の掲げる政策のすべてを、空念仏にしか見えなくさせるのである。
現在の民進党が、そうさせているのだ。
民進党が国民の幅広い支持を取り戻すためには、まず為すべきことがある。
自民党とは相容れない政党であることの証を国民に示すことである。
そのためには、自民党とは相容れない政党でなければならない。
今の民進党が抱える自己矛盾である。
進むも地獄、退くも地獄の民進党。お先真っ暗である。
その民進党に、千載一遇のチャンスがめぐってきた。
共闘への呼びかけである。
市民連合を触媒に4野党が共通政策を策定し、自公政権と対峙する一大政治勢力を築き上げようというのである。
この共通政策こそは、日本国憲法に準じる高次の位置づけが与えられ、新時代のわが国の基本的指針となり得るべきものである。
各政党の党是や綱領や既成の政策集は、ここに昇華されていくのである。
それだからこそ、各党は党レベルの利害得失を抜きにして、国民目線で存分に議論を尽くし、熟議の上に熟議を重ね、曖昧な部分を排しつつも懐深く奥行きのある共通政策を打ち立てていかなければならない。
このような共闘のあり方を民進党が率先して国民に宣言したとき、これまでのわだかまりは氷解し、国民の声は「我々の未来を民進党に託そう」へと収斂していくだろう。
社民党及び自由党と一体化し、さらに共産党との緊密な連携を打ち出すことができれば、その声は一層不動のものとなるだろう。
自由党から共産党までの幅広い政治勢力が共通政策の下に結集し、新たな国家運営のビジョンを国民に告げ知らせるのである。このとき、全国民がこの共闘の真の意味を理解し、支持賛同の声はみるみる全国を包み込んでいくことになる。大義名分の下に結集した者たちが動かす歴史の歯車の力とは、そのようなものである。新しい時代の近付く足音が、もうすぐ聞こえ始めてきそうである。
さはさりながら・・・
共闘を構成する政党の中に、この大義名分を是としない者、‘大同より小異’を唱える者、党利党略優先論を掲げる者がいる限り、上に述べたことは画餅に帰してしまうであろう。大局観を共有できないこのような者たちは、潔く離党し、自らの信ずる小異の道を歩めばよいのである。大事の前の小事、蟻の一穴である。このような者は、熨斗を付けてでも党から放逐すればよいのである。
でなければ、共闘への国民の期待は無残にも押しつぶされてしまうであろう。そして日本の“戦後”は打ち砕かれ、キナ臭い軍靴の足音と甲高い官憲の怒声が聞こえ始めてくるのである。
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