30. 2018年1月16日 02:45:01 : iXdDgDq7MU : JpwMSYr7PpY[1]
どうも異次元緩和だとか、なんとかミクスだとか流行り言葉に踊らされる人が多いようなので、そういう人に限って、後々緩和が必要な時にブレーキになってタイミングを逃す事が多いので、あえて言えば、
異次元にする必要があったかどうかはともかく、金融緩和は景気が悪いんだからする必要はあった。だが、ゼロ金利で借りに来ないような人々に少々おまけをつけたところで借りに来るはずが無いということを忘れすぎている。
日本の問題は金融ではなく需要が徹底的に無い点だ。需要が無い中で、金利を限界以上に下げてみても、需要が無いという事実は変わらない。需要が無いと言うことは投資先が無いので、緩和マネーは国内を素通りして海外に逃げる。金を借りても返す当てがなければ誰も借りたりはしない。
だから返すあてである海外に流れる。少なくとも海外は日本よりは投資先になると言う事だ。
だからまず海外から好景気になる。
ではなぜ日本に需要が無いかと言うと、それは消費税を中心とした貧乏人狙い撃ち税制が貧乏人から需要を奪い、その結果、総需要がなくなってしまい、即ち投資先もなくしてしまったのだ。
大まかに言えば、需要は貧乏人にしかない。金持ちはすでに全てを持っているのだから金持ちなのだ。だから元々需要は低いかゼロだ。
低いかゼロの所に向けて金を配っているのだから、どんどん需要は細る。
投資先も無くなる。その結果、投資先は中国のような新興国か、
見返りの多いアメリカということになる。
アベノミクスの最大の間違いは、お金を刷ればその金が貧乏人に回ると勝手に夢想して、
お金の価値が下がればインフレになり、インフレ即ちデフレ退治になると勘違いした所にある。
つまり、単に金融政策だけで何とかしようとしたところが、そもそもの間違いなのだ。
今の不公平税制を何とかしない限りは、幾らお金を刷ろうとも、制度的に全てのお金は需要の無いお金持ちに行くようになっている。だから、有効需要の創出は不可能なのだ。
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