70. 2016年12月26日 23:01:36 : uu0OhbUfpM : JdW7bH77Fa0[7]
まず、このコメントは、
3号機プール内の未公開550体分の現状を画像公開させる流れを作ろうとしてるのに
「見るまでもなく飛散した量は微量に決まってるから、
公害の程度は政府発表からさして増えないので、
公開させる必要はない(あっても道義的にあるというだけ。害は無い)」
と思わせる説明を拡散して、公開の妨害して来る人への対処として書いています。
したいことは、未公開550体分の公開です。
正しい見方は、
公開させたくない人(永久にはっきりさせたくない人) VS 公開させたい人
です。
あくまで
「○○だから大量飛散は起きていないので公開の必要は無い」
と閲覧者達に思い込ませる説明を拡散する人が居るので
閲覧者達に公開しない限り真相はわからないことを理解してもらうために
仕方なく○○がどうおかしいか書いているのです。
あんまり議論したくないけど、
まんまと公開させずに済せられるのは、何とかしないといけない。
画像公開させさえすれば決着がつくのです。
皆様、そこを考えながら読んでください。
>>50.
> 原発の燃料が核分裂反応を維持するには適切な間隔である必要が有る
> これは解りますね?
> 燃料プール内では局所的臨界反応は考えられます。
> これを、スパイク臨界と居ますボイドが押して水の部分の間隔が変わるから
> 継続できない、つまり臨界は不可能になるって事
> だから、僅か10リッターの水を蒸発させるぐらいの熱量しかできないのです。
それは、通常運転時に制御棒を刺すのがちょっと遅れた場合のような
通常の状態からほんの少し外れた場合の話でしょう。
今問題にしているのは、
ラックが水素爆発による外力で壊され、
核分裂が他の核分裂を誘発するときの倍率が一瞬で ×1.1 になったような場合です。
「ボイドが押して水の部分の間隔が変わって臨界が停まる」頃には、
すでに膨大な数の原子核が核分裂してしまっていますよ。
倍率が ×1.1 になった場合、どれくらいの速さで増えるかというと、
即発中性子だけで ×(1.1×0.99) = ×1.089 になるので、
0.0001秒ごとに 1.089 倍を超える速さで増えて行きます。
燃料集合体の比熱はだいたい 1J/g度 くらいだから、
燃料集合体150トン = 150メガg を気化させる、3000度上げる熱量は、
(1J/g度)×150メガg×3000度 = 450000メガJ 。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3235
によると、ウラン235が
18000000メガJの熱を出すのは 6023 00000 00000 00000 00000 個分裂したときだから、
450000メガJの熱を出すのは 150 00000 00000 00000 00000 個分裂したときです。
1.089倍が何回繰り返されれば
1個 が 150 00000 00000 00000 00000 個まで増えるか求めると、
Log[1.089](150 00000 00000 00000 00000)
= Log10(150 00000 00000 00000 00000)/Log10(1.089)
= 22.18/0.0370
= 599回。
1回が0.0001秒だから、
0.0001秒×599 = 0.0599 秒で、燃料集合体150トンが3000度上がって気化します。
気化すれば流石に臨界は停まるけど、
臨界が停まるときにはすでに気化するほどの熱が出てしまっています。
あれほど強烈な水素爆発が起きて、
プール水面が強く押し下げられ、
プール内の水が大きく動いたと推測されるのに、
ラックが1〜2箇所ちょっと壊れただけと決め付ける方が、どうかしてる。
そんなもん、実際に見てみない限り、わからないでしょう。
多発的に多くの箇所が壊れて破損箇所が広い範囲に点在してるかもしれない
(わかってるのは公開済の10〜20体とその周辺が壊れていないことだけ)。
だから、ありのまま撮影させて公開させないといけない、と言っている。
(あんな、たった10〜20体しか写ってない画像の公開だけで何がわかる?)
それとも、
「プール内の燃料は、
どれほど理想的な条件でも原理的に倍率が×1.01以上にはならない物だけ」
とか、そんな感じの理由でもあるのですか?
本当は3%や2%でないかもしれないが、こういう感じのことと言う意味で説明すると、
発電を続けてウラン235の純度が3%から2%に下がっても発電が停まらないように、
純度が2%でも理想的な条件なら×1.00以上になってくれるようにしないといけないから、
3%の時点では理想的な条件なら×1.50以上になってくれる物でないと困る。
燃料交換のとき、
理想的な条件での倍率が×1.50から×1.00に大幅に変化しているのに、
×1.01以上になる物は原子炉に残し(プールに行かないようにするために)、
なおかつ、
×1.00以上にならない物は原子炉に残さないようにする、
なんて、際どい選別を行うのは無理でしょう。
0.50も変化した物に対して0.01の精度で振り分けないといけないのだから。
×1.01以上になる物が絶対にプールに行かないようにしようと無理して、
原子炉に残したところ、実際には、
×1.00以上にならない物だったら、発電(連鎖反応)中に突然停まるよ。
だから、際どい物は全部、取り出すしかなく、プールに行ってしまう。
実際には、
「理想的な条件でもぎりぎり×1.00」なんて極端に鈍い物が新品と混ざってたら、
制御が難しくなるから
(制御を新品に合わせたら鈍い物のせいで停まる。鈍い物に合わせたら新品のせいで暴走)、
もっと余裕をみて×1.01の物も取り出して、プールに行ってるだろう。
プール内が、
「どれほど理想的な条件でも原理的に倍率が×1.01以上にならない物」
で占められているとは、とても思えないのですが...
>>50.
> > 原爆の百分の1の熱しか出なかったとしても燃料集合体500体は溶けると説明した
>
> これは無理ですよ。
> 原発の燃料が核分裂反応を維持するには適切な間隔である必要が有る
> これは解りますね?
まず、その話をするのに、そこを引用するのはおかしいです。
引用元は、
燃料集合体500体が自熱で溶ける熱量 << 触れただけでプールが一瞬で溶けて穴が開く熱量
という、溶かすのに必要な熱量の、大小関係を言ってるだけで、
膨大な量の熱を出せるか出せないかの話をしている箇所ではない。
「もし燃料集合体が自分自身を500体も溶かすほどの熱を出していたら、
建屋が跡形も無くなってる筈だ」とか
「プールに穴が開いる筈だ」とか言って来た人が居たから、
燃料集合体500体を自熱で溶かすのに、原爆のような熱量は必要ないと言った箇所。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/111.html#c70