1. 2016年11月28日 20:01:34 : bC7BzPnf9Y : IhosJKwkKQY[83]
「おもてなし」とかで海外からの観光客が増えた。寺社仏閣を訪れる人々も多い。そんな中で「靖国神社の神様は?」と問われて、「軍人です」と答えると欧米からの観光客は一様に驚く。ロシアの人は「レーニン廟みたいなもんかね?」と言う。畏怖・信仰の対象が軍人なのである。いや、神になったのだから軍神なのである。平和主義国家と言いつつ軍神を裏で崇める。先進諸国にそんな国はない。ロシアですらレーニンは埋葬すべきだとの世論が今や大半になった。
死者まで神に仕立てて、七生報国とばかりに政治的に使う。その社に首相が仕え行動原理がそこにある限り、神がかったこの国の底気味の悪さは、ある種神がかった首相と同じく、やはり国際社会では共有されないのである。
その薄気味悪さを産経新聞はいやというぐらいに味わせてくれる。私の父は満州国大連の街のど真ん中で、カネを払わずに降りようとした帝国軍人の袖を中国人の車夫が「払ってください」と引いただけで、その軍人が「無礼者と」袈裟懸けに軍刀で車夫を斬り捨て、刀の血を車夫の着物で拭って平然と立ち去った姿を間近に見て恥ずかしさと悔しさで震えたと生前言っていた。そんな殺人が何の沙汰もないばかりか、新聞に一行たりとて書かれない。そういう軍人を神に祀りあげるが靖国なのである。車夫の帰りを待つ家族がどんなに悲しんだか、「殴ったことは忘れても殴られたことは忘れないのが人間」である。その殴られた者の心情を靖国なる殺人を犯した者を神に祀る社がどんなに傷つけてきたか。それでも「殴られる方が悪い」と産経は言いたいのか?
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