8. 2018年11月08日 01:46:18 : FeolBeN5Go : Hx0IgDsZzs8[1]
トランプの敵はバーニーサンダースではなく、あくまで戦争屋である。そしてその民主党内も、戦争屋とそうで無いまともなものとに分かれている。民主党内にも分断という"矛盾"が在る。
中間選挙は通例的に与党に分が悪いのは当然で、それでも不正無く上院は過半数を維持できたと云うのは大きい。それは当然、上院過半数の維持だけに的を絞った選挙戦を展開して来たからである。その上できちんと下院に過半数をとられる事も方々の記事で見られる通り、トランプ側に予測されてきたことである。それを承知の上でトランプは動いてきたと云う事であるのに、それを無視して結果ばかりを取り上げ、鬼の首を取ったかのように下院の民主勝利を嬉々として報じるメディアには、相変わらず戦争屋傀儡の面々であるが、もはや哀悼の意を表するほか無いのである。
「トランプ」の先を見据えてこの国際情勢に期待する人間にとって、いまのこの自国第一主義が世界に波及している現状はベストとは言わないまでも、ベターだと確信しているはず。何故ならその先にあるのは真の「自由」だからである。その国の運営権、そして自分たちが生きる上で何をするかを自分たちで議決できる選択権である。つまりこれまでのリベラル・自由主義はグローバリズム同様、「名ばかりのもの」であった。彼らを一方的に脅威と見て、保護主義だ、極右だと牽制するのは、その事で覇権を失う怖れのある戦争屋とそこに関連する利権で成功してきた企業・宗教団体・政治家・支配層に牛耳られてきたメディアである。
ここで情動的に人々の感性を揺さぶり、叫ばれてきた「名ばかりの自由」が「ねじれ」を作ってきた。
自由民主党が今の安倍政権を支えている。これこそが「本当のねじれ」であって隠蔽体質の根源である。つまり嘘と欺瞞である。本質にそぐわない看板ばかりの政治は今すぐ終了してもらって全然構わないのである。
そのように報道も、まったくもって名ばかりで権威にすり寄る者たちによって動かされてきたのである。そこでは正当な議論など遠ざけて、報道の自由を謳い、裏では自由な発言を制するように世論を扇動してきたのがマスゴミである。よってトランプ陣営ばかりでなく、正常な国家機能を求める人間にとっても甚だ我慢のなら無いものなのである。連中はジャーナリズムという立場に甘えて、何の反省も無く、自分たちを批難するものを同様に批判で返すだけとなっている。中立であらねばなら無い立場であるはずの自分たちが、何の落ち度もないと開き直るだけというのでは、自分たちがする相手への批判が自分たち自身に帰ってくる事に当然なるだろう。それが国家の矛盾や分断、ねじれの原因を主導することになっている。連中はその自覚も無いのである。つまり結論ありきでまっとうな議論を封じ込め、国民を分断し、対立を維持する言論のみを流布する。これが戦争屋から任された主流メディアの立場なのである。
個人の感想だが、今回のアメリカの中間選挙は、国家の分断が色濃くなったとだけする単純な見方は置いといて、アメリカ国民の、とりわけ白人社会が自分たちに自信を取り戻そうとしているエネルギーを感じた。本質的な生存権に関する強い要求とでも言おうか。自分たちから劣等感を排除し、はじめて生きる自信を手にしようとしているかのようでもある。誰もにわかることはその活力がトランプを下支えしているということである。だから彼らの期待に答える為には藤原直哉氏の読み通り、トランプは一度アメリカを鎖国する必要があるのだろう。つまり、ここでの分断とは国を直接的に支える労働資本としてのアメリカ国民と、これまでそうした国力を蔑ろにグローバリズムに躍進してきたアメリカの実務経済にとってまったく空虚な金融資本経済との乖離である。よって、資本主義の奴隷からの脱却が、今現在世界に波及している自国ファーストの正体ということになる。つまりそこに気付いた人々は覚醒者であり、彼らは手みやげを沢山もったまま、今一度新しい国家で、人間としての生き方の基本に立ち返ろうとしていると云う事になるだろう。
呼び方はどうでも好いが、「国民の直の手による民主社会国家」の形成に世界はとりかかりつつあるのだと理解する。
そこで自分たちが生きている実感と、「自信」を取り戻すような事が出来た時にようやく他国をも認め、対等に、互いを侵害し合わない平和協定、そして利益享受できる関係性を築くことも容易いものとなるのだろう。
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/780.html#c8