9. 未来のTOW[104] lqKXiILMVE9X 2017年5月12日 05:11:03 : xYh9iszuyA : hHr@XJeH5tM[1]
「専守防衛」を金科玉条のごとくありがたがる人も多いが、
専守防衛には致命的な欠点がある。
それは、専守防衛では「本土決戦」になる可能性がとても高いからだ。
専守防衛は防衛に徹し、攻撃に移らないとする日本の軍事戦略だが、
それは敵国の領土侵攻ができず、「勝利することはない」というジレンマに陥る。
敵国が日本の専守防衛を熟知していれば、ミサイルで延々と攻撃をするだろう。
いくら打ち込んでも、発射台を壊される心配はないからだ。
抑止力とは、「敗北する可能性」を相手方が理解して初めて意味を持つ。
北朝鮮がアメリカの軍事行動におののいているのも、「アメリカには勝てない」ことを北朝鮮が一番よく分かっているからだ。
とすれば、日本の専守防衛は抑止力とはなりえない。負ける可能性がないからだ。
常任理事国の後ろ盾があれば国連も骨抜きにできるし、日本は攻めてくる心配はない。
日本はいいおもちゃになるだろう。
日本の専守防衛は、アメリカとの日米同盟を前提に考えられている。
日本が「守」でアメリカは「攻」だ。
これは、日本の安全保障はアメリカに依存しきっているのと同義でもある。
自衛隊の装備も、アメリカの存在を前提にしたものばかりだ。
専守防衛をありがたがるのも結構だが、専守防衛はアメリカありきの軍事戦略だ。
「専守防衛は素晴らしい」と言うのは、「アメリカの庇護下は素晴らしい」というのとあまり変わりはない。
http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/538.html#c9