16. 2018年2月23日 20:30:10 : xucKMwRpnw : hB6dIpobFBk[1]
この人の言ってる懸念とは「7万じゃ足りない」という声が高まっていった場合の財源についてだと理解する。
そもそも一人月々10万支払う財源は在ると云うことと理解している。これは元同志社大学の山口薫氏の提示したデータによる。そこでは財源として200兆円が捻出できるとしている。
まずは仮の提案として聞いて欲しい。
例えばBIから税として既に30%が引かれた分を7万という数字だと理解した上で話したい。
一世帯ひと月7万という金で個別に生活することなどを前提とした話には誰も何も期待しないだろう。当然そんな話を根拠にすれば、「七万じゃ足りない」となるのは当たり前だ。そうではなく、それぞれがその基本報酬の七万をどのように使うか。ここではその使い方の話をしてみたい。
まず、一世帯ふたりなら14万となる。では仮に6人でアパート一棟を借り上げるとしたらどうだろうか。
一世帯二人の場合、方や定年を得た高齢者、方や現役世代とした場合、そこから僅かな生活費を確保できれば、20万は見込める。十分国民として最低限の人らしい生活はできるだろう。
これが6人なら一人若い人間をそこに同居させれば、買い物や身の回りのことは若い人間に任せることが出来る。
5人が一人を雇うと云う形ならば、若い世代は小遣い稼ぎも出来ることになる。高齢者同士が手助け合える施設環境つくりもハウスメーカーが共同参画しやすくなる。
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一世帯から税として政府に10%納めることになっても手元に生活費は十分残る。
現行のまま政府と官民の不適切な関係性がつづくことになっても段階的にまず改革の一としては誰も文句の出ないものとなるはずだ。
また、BIの支払いを現金は無く、デビットカードのような特殊なしくみでひと月使い切り型の電子マネーで支払えば、企業の内部留保のような意味を為さない無駄な貯蓄はできず、使わない分はそのまま政府財源へと返還される。
すると常にローン、または投資に金が動き、またはツアー代金の掛け金のような形で市場に金が流れていくこととなる。
またBIがあれば、何も痛くない資金を持ち寄って仲間を誘い、合資会社の設立、新たな小規模経営、自営など新たな商売に意欲的な人間が失敗を怖れること無くチャレンジできる環境が整うことにもなる。
そこで考えられることとして、良い面としてはブラック企業が自然淘汰されるだろうということ、そして劣悪な労働環境から自然と人が離れていくだろうということ。
同時に当たり前に考えなくてはならないのは、インフラ同然の民間企業に対して、積極的に支援の手が向けられねばなら無いということだ。
それについては国民の生活に必需とされる産業全般に対して官公庁の行政が入って、減退傾向にある企業職場には率先して底上げしていかなくてはならない。
労働環境が悪化せぬ様、指導、監督する業務役がひつようとなる。
例えば労働時間が適正に設定されているか。
勿論一人当たりの労働時間を減らしても働き手はBIのおかげで生活は安定する。
労働者側が生活には困らなくなる分、これまで通りの対応では企業から人材が不足することになる。
つまり人員をこれまで以上に投入する必要が出る。しかしそれもまたBIのおかげで、労働時間を下げて、対価としての賃金を厳し目に設定しても、人手が増えた分だけ一人当たりの労働負担が減ることになり、精神的にも体力的な不安もかなり軽減される。
働きやすくなるのだから、労働意欲が削がれなくなるのであり、ひとつの仕事が持続しやすくもなる。
なにより人も集(まり)めやすくなるはずだ。企業はより働き手の意欲が湧く現場環境造りが急務となる。
しかしそれはBIのおかげで腐心することも減り、中間管理職にとってもBI施行は救世主となるはずだ。
就労経験の無い学生などが勤め先を探しやすくもなるだろうし、自分が長く務めたい職種を探すのにもこのBIは背中を押してくれるはずだ。
特に、不当にも残業で処理され、現行法でもひっかかる就労条件下で動いている労働者の多い現場では(運送関係など)胸を撫で下ろす事態へと急速に前進する制度となるだろう。
現場の働き手はこれまでどうりに働かなくともよくなる訳である。だが、したい仕事は手を抜かずするだろう。
BIがあるおかげで雇用側と働き手は関係性を改善し、互いに交渉しやすくもなる。
そこで両者が合致するのは給与面と働く時間の割合だけであり、そこでは金だけが全てとはなら無いだろう。
働き手もBIで七万手にしたからといって、働かなくとも良くなるわけではない、だから現行は七万でいいのある。
現代はまだ人間が出来ていない。できた人間とは何かを学ぶ為にもこのBIは必要なのである。
生活費に絶対的に不足した分はこれまで同様働かなくては生活するのは難しい。段階的にこうしたことも次のステップに生かされる。
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