1. 大日本帝国陸軍[4] keWT@pZ7kumNkZekjFI 2017年8月31日 02:08:02 : 5HhfbqvzzA : gIzRryJOVY0[1]
>日本が単独で北朝鮮の弾道ミサイルを追跡し迎撃するにはさまざまな問題が立ちはだかって
中国の専門家の意見ではあるが、これは妥当な指摘だろう。
迎撃するには国家間の協力体制が不可欠だが、それ以前にレーダーの捕捉追尾能力にかかっている、現在の弾道ミサイル迎撃システムの原理そのものが、核EMPなどと併用した敵の運動エネルギー兵器による飽和攻撃に脆弱だと考えられる点である。
仮に、北朝鮮が、攻撃用の核弾頭を搭載した弾道ミサイルの、標的都市への着弾の数分前に、その都市の遥か上空でEMP核爆発を起こしたとする。これで発生する強力な電磁パルスは、大気外縁の電離層は当然として、地上からの弾頭捕捉用レーダー波のシグニチャに至るまで、すべての電磁波を滅茶苦茶に荒らしてしまい、実際に迎撃が必要な時点で核弾頭を一発も洩らさず迎撃できるだけの精度を、BMDの捕捉迎撃用のレーダーシステムが果たして確保できているのかが甚だ疑問である。
対照的に、敵の兵器はあらかじめ調整された軌道に従って飛んで来るだけなので、EMPの影響はほぼ受けないと言っていいだろうし、ジャイロなどの搭載電子機器は弾頭部分に内臓された自律的なものがほとんどのため、電磁パルスの影響は、防護によってかなり受けにくいか、全く受けないものと予想される。
こうしたことからも、敵国の核弾道ミサイルへの抑止力としては、現行のミサイル防衛システムだけでは明らかに不十分である。
日本国は核抑止力として、核弾頭の製造や保有と、それらを搭載するための複数の短中距離弾道ミサイルの配備を、是が非とも出来るだけ早急に「国策として」推進するべきである。なぜなら、こうした核抑止力による武装のみが、日本国民の人命を守るために唯一真に有用なものだからである。
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