6. 仁王像[1217] kG2JpJGc 2016年11月30日 20:00:21 : OaqTcbQMec : fMszoSAB680[1]
@ アレッポは反政府勢力への米国の支援が手薄になれば、アサドへのロシアの支援もあり、奪還できる可能性は確かに高まった。
逆にモスルでは、イラク軍やクルド勢力への米国の支援が手薄になれば陥落する可能性は低くなる。
ここで紹介した二つのnhk現地からのリポートの行間からは「ほとんど不可能」と言っているようにも聞こえた。(まさか本音をリポートするわけにもいくまい。中東に思い入れの深いと見られる島崎デスクは堪(こら)え切れず「イラクの現状の招いたのは米国に責任」と口走った)
出川「一年以上かかる」というのは、数年であり、言いかえれば、島崎「今のところ奪還の見通しは立たない」ことになる。
鎌倉キャスと高岡豊氏の意味深な対話で、鎌倉の何度かの質問に、高岡が喉元まで出かかっていた言葉を飲み込んだシーンが三度ほどあったのが可笑しかった。飲み込んだ言葉とは「ISも一つのアクターとして云々」ではなかったかと想像されるのである。
(ISもアクターの一人か?)
・http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/148.html#c2
A イラク軍の士気の問題もある。イラクという国家のアイディンティティは未だ出来ていない。フセイン時代からの歴史と伝統を引き継ぐなど糞食らえのはずだ。
シーア派による政権による国家のアイディンティティの確立は緒についたばかり。今のイラク軍はシーア派の利害を全面に掲げている。それが戦場にシーア派の旗を持ち込んだり、宗教指導者の写真を持ち込んだりすることに現れている。
島崎デスクが「主力ではあるが…頼りない」と言ったには含蓄がある。国家としての士気のレベルに高まってはおらず、シーア派という士気のレベルであり料簡の狭いものであろうこと。
シーア派政権になってからスンニ派のモスルを支配していた時期、大きな怒りを買った。これがモスル陥落の背景にあったし、今でもスンニ派は現政権を許してはいない。イラク軍の士気のレベルは平たく言って「確立した国家」レベルではないと言えるだろう。
http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/213.html#c6