7. 2019年2月17日 20:01:07 : KyPgZPlu8Y : dYpPxkZtSWI[1]
>>06さん。そこなんですよ。本来の中国人民解放軍なら、海軍増強なんて考える訳がありません。中国人民解放軍の父、朱徳氏を紹介します。
朱徳
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B1%E5%BE%B3
●新中国の成立に重要な役割を果たした3人のうちの1人です。この3人とは、毛沢東氏、周恩来氏、朱徳氏です。
朱徳氏は、ドイツで社会主義を学び、ソ連で軍事を学びました。ソ連は陸軍主体で、労働者、農民を主体とする「労農赤軍」と呼ばれていたのです。戦術はゲリラ戦でした。中国人民解放軍は、都市を包囲する戦術で蒋介石軍に勝ち、中国大陸を解放しました。
しかし1976年に周恩来氏、朱徳氏、毛沢東氏が相次いでなくなると、中国社会も変わり始めました。翌年には四人組が追放され、これによりケ小平氏が復活。改革・開放経済がスタートしました。その後、1979年、中国とベトナムの間で戦争が勃発します。
中越戦争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%B6%8A%E6%88%A6%E4%BA%89
当時、中ソ対立は深刻で、ベトナムはソ連側、カンボジアは中国側でした。大虐殺を行ったカンボジアのポルポト政権がベトナム軍の攻撃で崩壊し、これに怒った中国がベトナムに攻め込んだ。ところがソ連から最新兵器を供与されたベトナム軍に中国軍は歯が立たず、多数の犠牲を出して戦争は1ヶ月で終わりました。
●この影響は甚大で、中国側は歩兵中心のゲリラ戦では戦えないとして、改革・開放経済を加速させ、経済成長で得た税収で軍備増強することとなります。この頃からですね。中国が、カネ、カネ、カネにうるさくなったのは。
陸軍主体の中国人民解放軍は、戦車やミサイルなど近代化を進めましたが、1980年代までは海軍の増強は考えていなかった。どうして最近、海軍を増強しているのか。海外留学組が中国に帰国して、欧米の実情を報告したり、あるいは欧米の軍事コンサルタントの売込みがあったのだと思います。
それで欲だして、かつての中国なら考えられない軍備増強(海軍)をしていますね。ソ連崩壊で未完成の空母を購入しましたが、海軍は他の軍隊より巨額の予算を食いつぶしますからね。ましてや、空母なんて膨大な予算が必要です。
●かつてソ連も陸軍主体でしたが、アメリカに対抗する上で海軍増強が重要だとして、空母を建造しました。しかし巨額の運用費用が必要で、ソ連崩壊後、維持が難しくなっています。シリアでのISIL退治には投入しましたが、現在は改装中らしいです。中国、空母四隻なんて大丈夫かな ?
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/537.html#c7