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[政治・選挙・NHK218] ≪驚愕≫新書「日本会議の研究」に出版差し止め判決!東京地裁「真実でない部分があり損害も著しい」6箇所修正要求で1箇所だけ 赤かぶ
16. 2017年1月07日 05:03:40 : ybmwaY45h2 : dSHAlriwcEo[1]
日本会議の活動など記した書籍 出版禁止の仮処分 東京地裁
1月6日 21時10分 NHK

憲法改正などを掲げる民間団体「日本会議」の活動などを記した書籍について、東京地方裁判所は、「一部の内容は真実とは言えない」として、出版の禁止を命じる仮処分の決定を出しました。書籍は15万部を超えるベストセラーとなっていて、出版社は「誠に遺憾だ」としています。

出版禁止が命じられたのは扶桑社が去年5月に出版した「日本会議の研究」という新書で、団体の活動や政治との関わりなどが著者の視点から批判的に書かれています。

これについて、団体と深い関わりがあると書かれた男性が「内容は事実に反する」などと申し立てた結果、東京地方裁判所の関述之裁判長は、男性の過去の活動について書かれた2行分の記述について、「真実とは言えない」として、出版の禁止を命じる仮処分の決定を出しました。

男性の代理人の弁護士は「本人への取材すら行われず、名誉が著しく傷つけられた」などとコメントしています。

新書は15万3000部を超えるベストセラーになっていて、扶桑社は「内容の一部の削除を求められたことは誠に遺憾だ。今後の対応は決定の内容を精査して決めたい」というコメントを出しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170106/k10010831421000.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/669.html#c16

[自然災害21] 熊本地震的中の村井俊治氏「南関東で震度5以上の可能性」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 2017年1月07日 19:58:14 : ybmwaY45h2 : dSHAlriwcEo[2]
【地震予知の村井俊治氏】1月、2月への予言!最新の地震予測情報 
http://dotounokensaku.org/earthquake_murai_0908


http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/737.html#c2

[政治・選挙・NHK218] 凄い熱気!新宿駅前に野党4党結束!本気で共闘、暴走する安倍政権を倒す!≪ともに闘う 2017 ファーストアクション≫ 赤かぶ
1. 2017年1月08日 02:55:28 : ybmwaY45h2 : dSHAlriwcEo[3]
衆院選共闘へ4野党幹部らアピール 東京・新宿駅前
朝日新聞デジタル 1/7(土) 18:38配信

 民進、共産、自由、社民の4党の幹部が7日、東京・新宿駅前で街頭演説し、安倍政権に対抗するため、次期衆院選に向けて野党共闘を進める姿勢をアピールした。安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合などが主催した。

 民進の安住淳代表代行は、各党には安保政策などで違いがあるとしつつ、「政策について話し合って一定の幅に収め、小選挙区で自民党の候補者に一対一で向き合う構図をつくりあげていく」と訴えた。「多少の違いをあげつらうのではなく、大局に立って連携していく」と、選挙協力の進展に意欲を示した。

 共産の志位和夫委員長は「共通政策を豊かにする」「相互推薦・支援」「政権問題での前向きな合意」の3点を改めて要請したうえで、「相互の違いを互いに尊重しつつ一致点で団結して戦う」と強調した。

 自由党の青木愛副代表は「野党各党が結集し、しっかりとした選択肢を国民に示さなければならない」、社民党の福島瑞穂副党首は「野党共闘と市民共闘で安倍内閣を退陣に追い込む」と訴えた。(松井望美)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170107-00000058-asahi-pol

動画を見たが志位委員長の本気度が溢れています。
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/715.html#c1

[政治・選挙・NHK218] 凄い熱気!新宿駅前に野党4党結束!本気で共闘、暴走する安倍政権を倒す!≪ともに闘う 2017 ファーストアクション≫ 赤かぶ
4. 2017年1月08日 08:55:58 : ybmwaY45h2 : dSHAlriwcEo[4]
民進・安住氏、衆院選で協力態勢構築=4野党幹部が街頭演説

 民進、共産、自由、社民の野党4党の幹部は7日午後、JR新宿駅前でそろって街頭演説し、次期衆院選に向けた結束をアピールした。民進党の安住淳代表代行は「大局に立って連携していく。ちゃんと小選挙区協力の態勢をつくる」と述べ、4党による候補者一本化への決意を表明。共産党の志位和夫委員長は「解散・総選挙がいつあっても勝利できるように準備したい」と強調した。

 安住氏は「自民党の候補者に1対1で向かい合う構図をつくり上げていく1年にする」と力説。安全保障やエネルギー政策に関しては、「(4党に)違いはあるが、速やかに真摯(しんし)に話し合って、ある一定の幅に収める」と述べた。

 志位氏も「違いがあって当然だ。野党は豊かな多様性を持って、しかし一致点で団結して戦う。これで(安倍政権を)打ち破ろう」と訴えた。

 自由党の青木愛副代表は「野党がばらばらでは巨大与党と対決することはできない」と語り、社民党の福島瑞穂副党首は「民意を踏みにじる安倍内閣に一日も早い退陣を迫っていこう」と呼び掛けた。(2017/01/07-15:49)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017010700190&g=pol
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/715.html#c4

[政治・選挙・NHK218] 凄い熱気!新宿駅前に野党4党結束!本気で共闘、暴走する安倍政権を倒す!≪ともに闘う 2017 ファーストアクション≫ 赤かぶ
9. 2017年1月08日 11:08:07 : ybmwaY45h2 : dSHAlriwcEo[5]
安倍政権倒す「本気の共闘」 市民・4野党が大宣伝 多様性もって一致点で団結を
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-01-08/2017010801_01_1.html
2017年1月8日 しんぶん赤旗

 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」は7日、東京・新宿駅西口で新春街頭大宣伝を行い、日本共産党、民進党、自由党、社民党の野党4党の代表がそろって訴えました。野党と市民の共闘をさらに広げ、解散・総選挙で安倍政権を退陣に追い込もうと呼びかけると、2500人(主催者発表)の聴衆から拍手が湧きおこりました。(志位委員長スピーチ)

 「つながり、変える リスペクトの政治へ」と書いたプラカードを持った市民で駅前が埋めつくされました。日本共産党の志位和夫委員長、民進党の安住淳代表代行、自由党の青木愛副代表、社民党の福島瑞穂副党首が手をつなぎ、主催者が「今年も頑張るぞ」と呼びかけると聴衆から歓声があがりました。

 「市民連合」を代表してあいさつした山口二郎法政大学教授は、独裁化して暴走する安倍政権の歯止めがことごとく壊されていると指摘し、「市民プラス野党の協力態勢を組むことなしに総選挙に勝ち抜くことはできません」と強調。「4野党の決意を受け止め、安倍政治を転換し、国民の命と生活を大事にする政治を取り戻すためにたたかっていこう」と訴えました。

 志位氏は、この1年間で野党と市民が「大義の旗」を掲げて「本気の共闘」に取り組めば自民党を打ち破ることができる“勝利の方程式”が証明されたと強調しました。

 その上で、「解散・総選挙がいつあっても勝利できるように準備したい」と表明し、総選挙で野党共闘を成功させるために共通政策を豊かで魅力あるものにすること、本格的な相互推薦・相互支援を行うこと、政権問題でも前向きな合意をすることが大切だと指摘しました。「お互いに違いを認めあい、尊重しあう。野党が豊かな多様性をもって一致点で団結してたたかう。これで安倍政権を打ち破ろう」と呼びかけると、「そうだ」の声と拍手がおこりました。

 安住氏は、「衆院選にむけて野党が具体的に行動することを見ていただきたい。小選挙区で協力の体制をつくりますから応援団になってくださいね。日本には多様性を認めるもう一つの政治勢力があるということをみんなに証明したい」と表明すると、「頑張ろう」の声が飛びました。

 青木氏は「野党各党が結集し、しっかりした選択肢を示さなければなりません。安倍内閣の暴走を食い止めるためにみなさんとともに頑張ります」と述べました。

 福島氏は「野党と市民が力を合わせて希望を組織化したい。安倍内閣を一日でも早い退陣に迫っていこう」と力をこめました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-01-08/2017010801_01_1.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/715.html#c9

[政治・選挙・NHK218] 凄い熱気!新宿駅前に野党4党結束!本気で共闘、暴走する安倍政権を倒す!≪ともに闘う 2017 ファーストアクション≫ 赤かぶ
10. 2017年1月08日 11:09:45 : ybmwaY45h2 : dSHAlriwcEo[6]
「市民連合」新春街頭大宣伝 志位委員長のスピーチ
2017年1月8日 しんぶん赤旗

 「市民連合」が7日に東京・新宿駅西口で行った新春街頭大宣伝「ともに闘う 2017 ファーストアクション」で、日本共産党の志位和夫委員長が行ったスピーチは次の通りです。

昨年のたたかいでつかんだ「勝利の方程式」―この流れをもっと大きく

 あけましておめでとうございます。日本共産党の志位和夫です。今日はたくさんのみなさんが、足を止め、聞いてくださいまして、まことにありがとうございます。

 昨年・2016年は、一言で特徴を申しますと、野党と市民の共闘が本格的に始まり、第一歩の大きな成果をあげた年ということがいえるのではないでしょうか。(拍手)

 去年の1月5日、ちょうどこの場所での「市民連合」の新春大街宣に、私も参加して訴えたことを思い出します。去年の1月5日の時点では、率直にいって野党共闘の見通しは、まったく見えていませんでした。先が見えなかった。

 ところが、この1年間でどうですか。7月の参議院選挙では、全国32の1人区のすべてで野党統一候補が実現し、11の1人区では自民党を打ち破って勝利をかちとったではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

 10月の新潟県知事選挙では、野党と市民の統一候補・米山隆一さんが、自公推薦の候補に圧勝した(拍手)。いま米山知事は、東京電力を相手に「再稼働は認められない」と頑張っておられます。みんなで応援しようではありませんか。(拍手)

 野党と市民が「大義の旗」を掲げて、「本気の共闘」をやれば、自民党を打ち破れる。ここに「勝利の方程式」があるということがはっきりつかめたのではないでしょうか。(大きな拍手)

 昨年起こったこの流れを、今年・2017年にもっともっと大きく発展させるために私たちも頑張ります。ともにスクラムを組んで頑張ろうではありませんか。(「がんばろう」の声、大きな拍手)

暴走政治の歯止めなくした安倍政権―自公維「悪政3兄弟」に退場の審判を

 さてみなさん。いまの安倍政権どうですか。安倍政権は、安保法制=戦争法の強行という、憲法を踏み破り立憲主義を壊すとんでもない暴挙をやったのをきっかけにして、暴走政治、強権政治の歯止めをなくしてしまっています。

 去年秋の臨時国会で、TPP協定(環太平洋連携協定)承認・関連法、「年金カット」法、カジノ解禁推進法――三つの大悪法を、強行採決につぐ強行採決でごり押ししました。許すことはできません。

 みなさん。来たるべき総選挙では、この悪事をはたらいた自民党、公明党、維新の会――「悪政3兄弟」に退場の審判を下そうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

 安倍政権は、内戦が深刻になっている南スーダンに派兵されている自衛隊に「駆け付け警護」の新任務を与えました。私は、国会で何度かこの問題で、安倍首相と論戦しましたが、本当に無責任なのです。いま南スーダンが内戦状態になっているということは世界周知のことでしょう。それなのに、絶対に「内戦」と認めないんです。戦闘があんなにひどくなっているのに、「戦闘」とも認めない。それでは一体何なんだと聞くと、「衝突」ですという。みなさん、危険を危険と認めないのが、一番危険ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 南スーダンPKOに派兵された自衛隊への新任務付与はただちに撤回する。自衛隊は南スーダンからすみやかに撤退することを、強く求めていきたいと思います。(拍手)

 それからもう一つ、沖縄に対する安倍政権の強権を許すわけにいきません。辺野古新基地を力ずくでごり押しする。オスプレイの墜落事故が起こりました。ところが事故が起こって6日後に、訓練の再開をする。それを日本政府は「理解する」といって認めた。昨日(6日)、空中給油の訓練も開始すると米軍が決めた。日本政府はそれも「理解する」という。アメリカのやることはなんでも「理解」、なんでも賛成。これで主権国家の政府と言えますか。(「言えません」の声)

 みなさん。オスプレイの問題は沖縄だけの問題ではありません。日本全国で低空飛行訓練をやり、日本全国でオスプレイが飛びまわろうとしている。沖縄と本土が連帯して、オスプレイの撤去を求めようではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

「高支持率」の内実は脆い―野党の「受け皿」見えれば状況は変わる

 さてみなさん。これだけ悪事をはたらいているのに、「どうして安倍政権の支持率が高いのか」という疑問をおもちの方もいるかもわかりません。

 しかし、私は、安倍政権の「高支持率」なるものの中身はたいへん脆(もろ)いということを言いたいと思います。なぜならば、安倍政権が進めている一つひとつの政策をみたら、どれも国民多数が反対しているものばかりではないですか。積極的な支持ではないのです。

 安倍政権に代わる、強力で魅力のある野党の「受け皿」を示すことができれば、状況は大きく変わるのではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 野党と市民が本気で結束して、「ここに安倍政権に代わる希望があり、展望がある」と示すことができれば、必ず情勢を大激変させ、安倍政権を退陣に追い込むことはできると思います。どうかそれをやろうではありませんか。(「その通り」の声、大きな拍手)

多様性を大切にして、一致点で団結し、安倍政権を打ち破ろう

 みなさん。私たちは、解散・総選挙がいつあっても勝利できるように準備したいと思います。

 総選挙で野党共闘を成功させようと思ったら、共通政策を豊かで魅力あるものにしていくこと、本格的な相互推薦・相互支援の協力を行うこと、そして政権問題でもぜひ前向きの合意をつくっていきたいと思います。

 私たち野党は、相互の違いはもちろんあります。全部同じだったら同じ政党になる。違いがあって当然なんです。違いがあったとしても、その違いをお互いに認め合う。お互いに尊重しあう。お互いにリスペクト(尊敬)して、一致点で団結してたたかう。多様性を大事にしてたたかう。これが大事ではないでしょうか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

 安倍政権は多様性ゼロですよ(笑い)。野党の側が豊かな多様性をもって、同時に、一致点で団結してたたかう。これで打ち破ろうではありませんか(「そうだ」の声、大きな拍手)。そのために頑張りぬく決意を申し上げるものです。(大きな拍手)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-01-08/2017010802_03_0.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/715.html#c10

[政治・選挙・NHK218] ≪国策映画≫安倍政権が「明治維新の映画」を支援検討へ!菅官房長官「明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは重要だ」 赤かぶ
2. 2017年1月08日 19:15:11 : ybmwaY45h2 : dSHAlriwcEo[7]
安倍の狂気が再発だ。

明治維新を顕彰したいというのはやはり長州だからだ。

怒!


http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/735.html#c2

[国際17] 成金長者に囲まれたトランプ政権!  赤かぶ
1. 2017年1月08日 20:28:17 : ybmwaY45h2 : dSHAlriwcEo[8]
大富豪、GS、将軍… トランプ氏、偏る「3G」政権
2017年1月8日05時08分 朝日新聞

 トランプ次期米大統領は、20日の正式就任まで2週間を切り、新政権の陣容を固めた。政治経験のない「異端児」の組閣には、大富豪(Gazillionaire)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、将軍(General)という三つの特徴が見られ、頭文字から「3G」政権と呼ぶ声もある。既存政治の打破を掲げるトランプ氏は、共和党主流派と距離を置き、独自の人脈から選んだ側近らブレーンを中心に政権運営を進めるとみられる。

 「大富豪、ゴールドマン・サックス、将軍。『3G政権』だ」。民主党のマカスキル上院議員はトランプ次期政権をこう命名した。

 ほぼ固まったトランプ新政権の陣容で、目をひくのは大金持ちが多いことだ。

 米ボストン・グローブ紙のまとめでは、閣僚でもっとも金持ちなのは教育長官に就くベッツィ・デボス氏。義父が直販大手アムウェイ創業者で総資産は51億ドル(約6千億円)。ウォール街の「再建王」と呼ばれる投資家のウィルバー・ロス次期商務長官の総資産は25億ドルだ。トランプ氏本人も37億ドルで負けていない。

 グローブ紙によると、昨年内定した閣僚の総資産の合計は少なくとも131億ドル(約1兆5300億円)に及ぶ。オバマ現政権の5倍、ブッシュ前政権(末期)の34倍になる。

 次に目立つのが、金融大手ゴールドマン・サックス(GS)出身者だ。

 ホワイトハウスの経済政策の司令塔となる国家経済会議(NEC)議長に、GSのゲーリー・コーン前社長兼最高執行責任者(COO)を起用。財務長官には、元GS幹部でトランプ選対の「金庫番」を務めたスティーブン・ムニューチン氏を指名した。

 トランプ氏は選挙中、「私はビジネスの世界で成功した。何も成し遂げていない政治家らとは異なる」とアピールした。政治経験の豊富な人物より、自身と同じようなビジネスの成功者を好んで選んでいる。

 ただ、トランプ氏の勝利を支えたのは、かつて栄えた製造業がさびれてしまった「ラストベルト」(さびついた地帯)の白人労働者とされる。富豪や起業家が集まった政権が、大規模減税や規制緩和など「企業寄り」の政策を進めてもラストベルトの景気改善につながるかは分からない。

 オハイオ州選出の民主党ブラウン上院議員は「億万長者の大統領が、億万長者に向けた政策を持つ億万長者に囲まれている。この組閣は、トランプ氏の公約を破るだろう」と皮肉る。

 もう一つの特徴は、将軍・軍人の重用ぶりだ。

 国防長官には、イラク戦争などで指揮を執り、「狂犬」の異名を取るジェームズ・マティス元中央軍司令官(元海兵隊大将)を起用。外交・安全保障政策を統括する国家安全保障担当大統領補佐官に元国防情報局長のマイケル・フリン氏(元陸軍中将)を充てた。

 米メディアは、これほど元将軍を重用するのは、南北戦争後の1869年に発足したグラント政権以来と指摘する。

 トランプ氏は「私は軍人を強く信頼している」と話す。これに対し、ニューヨーク・タイムズ紙は「文民によるリーダーシップをとる制度のバランスを失わせる」と警鐘を鳴らす。

 トランプ氏は「米国は世界の警察官ではいられない」と話し、イラク戦争も「中東を不安定化させた」として開戦すべきではなかったとの立場だ。一方で、第2次世界大戦中に原子爆弾の開発・製造を加速させた「マンハッタン計画」になぞらえ、「就任初日に米海軍再建のマンハッタン計画を開始する」と語り、米軍増強も訴える。「将軍重用」政権が、いかに外交・安全保障政策を進めるのかは未知数だ。(ワシントン=佐藤武嗣、五十嵐大介)

■家族の意見重視 長女イバンカ氏と夫がカギ

 ビジネスにおけるトランプ氏の判断に、家族の意見を重視する特徴が指摘される。政権運営でも、家族の影響力が注目される。

 トランプ氏の5人の子どものうち、最初の妻との間に生まれた3人は、自身の中核企業「トランプ・オーガニゼーション」の副社長に就く。3人とも政権移行チームに名を連ねる。

 とくに目立つのが長女のイバンカ氏(35)だ。大学を出てすぐにトランプ・オーガニゼーションに就職し、トランプ氏が司会を務めた人気テレビ番組「アプレンティス」にも出演。トランプ氏が「娘でなければ、デートをしていた」と語るほどの寵愛(ちょうあい)を受ける。昨年7月の共和党大会でも、父親を紹介する演説を担った。米メディアによると、多い時には1日5回も電話で話す関係で、大統領選でも副大統領候補の人選や陣営の意思決定で大きな影響を与えていたという。

 イバンカ氏は「イバンカ・トランプ」というブランド名で宝飾や洋服の販売を展開。かつてインタビューで「トランプの名字にはすごく価値がある。『ぜいたく』と『成功』に深いつながりがある」と語るなどトランプ一族の知名度を活用してきた。本人の著書では、両親の離婚を機に意図的に父親と接するようになり、より親しくなったと振り返っている。

 イバンカ氏には選挙後、ホワイトハウスの役職があてがわれるのではと取りざたされたが、本人はテレビのインタビューで「新政権には入らず、娘として関わる」と話した。その上で「選挙で熱意をもって訴えた問題があり、そのために戦い続けたい」と言及、有給の産休の実現などを指すとみられる。すでにワシントンで住む家を選んだ。トランプ氏の妻のメラニア氏は子どもの学校のために当面はニューヨークにとどまるため、イバンカ氏が事実上のファーストレディーを務めるとの観測もある。

 イバンカ氏の夫ジャレッド・クシュナー氏(35)も政権のカギを握る存在だ。敬虔(けいけん)なユダヤ教徒で、トランプ氏は、中東和平の交渉を委ねる可能性にも言及している。

 経済誌フォーブスは「この男がトランプを当選させた」との見出しで独占インタビューを掲載。シリコンバレーの人脈などを活用し、支持者の掘り起こしなどを担い、選挙戦の全体図を描いていたと報じた。

 クシュナー氏は、ニューヨークを拠点とする「不動産王」の息子という点でトランプ氏と共通点がある。父親が04年に訴追され、脱税などを認めて収監されたため若いころから会社を担い、06年には自分の資金で地元紙「ニューヨーク・オブザーバー」を買うなど、事業を拡大してきた。

 クシュナー氏を長時間インタビューしたことのあるニューヨーク・マガジンのガブリエル・シャーマン氏は、クシュナー氏について「若いころから、いかに権力を握るかを考えてきたと感じた」と話す。「冷静で礼儀正しいが、同時に冷たく、ごうまんな部分もある。気になるのは、自分が何を知らないのかを、知らないタイプの人間ということ。不動産業者としての評価はまちまちで、新聞経営も成功はしていないが、義父が大統領になることで何でもできると考える可能性がある」と指摘する。

■要職に「異端」の3氏

 トランプ氏は「最後に話を聞いた人の意見を重視する」と言われる。政権の意思決定は少数の側近の声が影響する可能性が高い。ただ、既存政治の打破を掲げ、共和党主流派とも距離を置くトランプ氏の周りには、通常の政権なら入るべき党所属議員やシンクタンクなどの識者の姿は少なく、「異端者」が集まる。

 大統領上級顧問兼首席戦略官に就くのはスティーブン・バノン氏。米海軍やGSを経て、過激な記事が並ぶニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の会長から、トランプ陣営のトップに移った人物だ。白人至上主義や人種差別的とされる記事も多数掲載しており、「避妊は女性を醜くし、狂わせる」などと女性蔑視の記事で物議を醸したこともある。

 バノン氏は選挙期間中、ほとんどメディアに姿を現さなかった。選挙後のインタビューで「知られないことが大切」「政治は戦争だから、テレビに出なかった」と発言。今後も陰の存在として動きそうだ。

 国家安全保障担当の大統領補佐官に就任するフリン氏も異端だ。元陸軍中将で、イスラム主義に敵意をむき出しにする。ツイッターで「イスラム教を恐れることは理にかなっている」と発信。講演でも「イスラム教は宗教ではなく、政治だ」「イスラム主義は悪質ながんだ」などと述べている。

 一方、経済政策の分野では、新設の国家通商会議の議長に就く米カリフォルニア大アーバイン校教授のピーター・ナバロ氏と、商務長官になるロス氏の2人が中心的存在だ。

 昨年、トランプ氏の経済政策についての論文を共著。為替操作や不公正な貿易をしているとして中国を敵視。改善しなければ高い関税をかけることも辞さない考えを示した。

 とくにナバロ氏は、経済問題のほとんどは中国に起因すると訴える対中強硬派だ。著書「中国による死」を映画化した映像では、中国製のナイフが米国地図を切り裂くと、血が流れ出るシーンで始まる。トランプ氏も選挙戦中に「中国が雇用を奪っている」と主張。トランプ政権の対中政策がどうなるのか注目される。(ニューヨーク=中井大助)


http://www.asahi.com/articles/ASJDV5HBZJDVUHBI016.html?iref=sptop_8_04
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