30. 中川隆[-13591] koaQ7Jey 2018年7月19日 09:02:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16834]
腹上死で本望、16才の処女を40万円で買う
フィリピン病患者
フィリピン病に罹るのは中高年男性が多いのですが、フィリピン移住の際の心得は
「家は買わない、女にはまらない、商売に手を出さない」
若くてピチピチのフィリピーナに誘われて渡比するパターンが多いので、フィリピン病患者はすでに女にはまっているわけですが…。
海外生活の適性はあるか
フィリピンに渡るきっかけはフィリピンクラブが多いのでしょうが、雑誌やネットで海外年金暮らしに興味を持つ場合もあります。
物価の安さが強調されますが、豊かな日本の生活に慣れた中高年が現地の人と同じ生活を送れるかは疑問です。
マニラ行きのジジババたち – 2002/6 浜 なつ子 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A9%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%82%B8%E3%83%90%E3%83%90%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%B5%9C-%E3%81%AA%E3%81%A4%E5%AD%90/dp/4872336763
によりますと、
「PRAビザ取得を業者に依頼すると15〜25万円かかる。
これを自力でできるかがフィリピン移住の試金石」
このハードルを乗り越えられないのなら、短期や長期の滞在にとどめたほうが無難らしい。
リスクはいろいろある
「フィリピンでは外国人は不動産を取得できず、土地や建物を買うにはフィリピン人の名義を借りる」
これも危険。
コンドミニアムは外国人でも購入できるそうです。
「メイドやドライバーは安く雇えるが、使用者と雇い人間でのトラブルも多い」
フィリピン人の気質を理解できていないと、人を雇ってストレスを増やす結果になるかもしれません。
日本人詐欺師も多い
「退職金や預金を事業に投資しても、99%失敗する。
フィリピンでは人が余って仕事がなく稼ぐのは難しいので、年金がある退職者を狙った詐欺が多い」
フィリピン人と日本人の金銭感覚はズレており、金にまつわるトラブルは不可避かもしれません。
本書には「40代の日本人女性が 60代の日本人男性にPRAビザ取得に必要な銀行預金 7万5千ドルを立て替えさせて騙し取ろうとした事例」も載っています。
自由とトラブルがワンセット
フィリピンは多様な価値観、異質な環境の異国です。
日本と同じように周囲と阿吽の呼吸でやっていけると勘違いした年配の小金持ちは足元をすくわれます。刺激的な日常は自由とトラブルがワンセット。
「他人に依存せず、自己責任で自己決定せよ」
という当たり前の結論になります。
年の差婚?
フィリピーナと結婚してうまくいくケースもあり得るのかもしれませんが、女性が絡むトラブルは多い。
「老いてから若い女性と性交する喜びを知り、自分の中に別人格を見出す」中高年男性の例はたくさんあります。
「近年、日本人とフィリピーナとの結婚件数は、毎年6千組を下回ったことがないのだが、80才の日本人と30数才のフィリピーナが結婚した例もあった。70代の男性はザラである(P240)」
妻と離別、子供との接触もない単身者が多いようです。
ひんしゅくを買うけれど…
「63才の男性。
50代後半にフィリピンクラブで16才のチェリーに出会い、妻を捨てフィリピンに渡る。
16才の処女マルゥを40万円で買う。
その後 6年間に5人の女性と付き合って8人の子供を認知、養育費を送金している」
堕胎費用を請求されたり、重婚罪で訴えられたり、家を取られたりとカモにされています。
倫理的には周囲のひんしゅくを買いますが、それまで抑えてきた欲望を満たして充実した老後なのかもしれない。
18才の女の腹の上で死ねたら、ひとつのハッピーエンドなのかもしれませんが…。
経済的動機
日本での当たり前の生活を捨てて、海外で老後を送る動機は経済的な不安があります。
年金・退職金・持ち家などの資産はあるけれど、長い老後を考えると十分ではないかもしれない。
物価の安い東南アジアに住めば、同じ金で生活レベルが高い老後を送れるのではないか。
こうした中間層が海外年金生活ブームを作ったのだと思う。
医療費の自己負担はどうなる?
日本人夫婦の海外年金生活で、東南アジアに永住する割合はどのくらいなのだろう?
ロングステイや永住ビザを取っても元気な内だけ海外生活というパターンが多いんじゃないかな。
「フィリピン、タイ、マレーシア……憧れの「海外移住」の光と影」
http://president.jp/articles/-/8075?page=2
を見ると、海外でも日本の国民健康保険が使えるとあるけれどそうなのかな?
海外で年金を受け取るには、海外転出届を出してから社会保険事務所で手続きするはず。
海外転出届を出して住民票を抜けば、国民健康保険からも外れると思うのだけれど…。
帰国の余地は残すべき
言葉もペラペラで現地の生活に溶け込んでいるなどの特別な場合を除き、要介護になったり配偶者と死別すれば帰国するでしょう。
帰国できる余裕があれば、定年後の第2の人生を海外でリセットするのもおもしろそうです。ただ、体力・気力が衰えての帰国になりますから、新しい人間関係の再構築に苦労するかもしれません。海外生活の適性さえあれば、このあたりの選択は本人の自由です。
状況はドンドン変化する
もっと切羽詰っていて、まとまった資産はなく日本では人並みの老後は送れない人もいます。人間関係のリフレッシュといった精神的な動機より、少ない金で安く暮らすことを重視。
しかし、東南アジアも物価が上昇中、リタイアメント制度も国の都合で変更になります。
本書には「PRAビザの取得に預託金が50才以上は 5万ドル、50歳未満は 7万5千ドル」とありますが、
「2007年からは 50才以上は 2万ドル、50歳未満は 5万ドルに変更、
さらに2011年からは35才以上は 2万ドルまたは 1万ドルという新ルールが追加」
これは預託金の下限が下がった例ですが、逆も起こり得ます。
困窮邦人は惨め
日本にいれば福祉が充実しています。生きづらさがあったとしても、飢えて死ぬ心配はありません。生活保護受給条件を満たさなくても、「怠け者は飢え死にしろ」と放り出されることはない。
元気な内はフィリピン暮らしも悪くないけれど、帰国の道は残しておいたほうがいいんじゃないのかな。困窮邦人になって乞食をして食いつなぐのはしんどいでしょう。
何に突き動かされるのかな?
本書に登場するフィリピン病患者は、ある程度の財産はある。
しかし、海外生活の経験や適性はたぶんない。
家族関係や仕事でつまづいて、若い女に溺れて前後の見境なくフィリピンにやって来ます。
あまりに刹那的なので、初期の認知症かと疑ってしまう。
運よく気立てのいいフィリピーナと結婚して永住するのでしょうか。
ピンピンコロリの腹上死を迎えられるのでしょうか。
要介護になり家を追い出されて異国の地でホームレスになるのかもしれない。
最後にひと花咲かせられたら、どうなっても後悔しないのかな…。
http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/06/1640.html
42. 中川隆[2909] koaQ7Jey 2016年6月14日 19:12:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3191]
▲△▽▼
1日3回、月に100回、年に1200回のSEX
アジアにハマった男たち
ひと頃、アジアにハマった男たちが話題になっていましたが、最近は下火なのでしょうか。フィリピンパブも2004年をピークに、ビザの発給条件が厳しくなって衰退している様子。
堅苦しい日本社会では生きにくいであろう、欲望に忠実でいい加減なおじさんたちはどうなったのかな?
右往左往しながらアジアの混沌に飲み込まれて、それでもそれなりに幸せだったのでしょうか。
きっかけはフィリピンパブw
「アジア行きの男たち – 2001/5 浜なつ子著
http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/10/131001200sex.html
には、例によって怪しげな男たちが登場します。
まず一人目。
「大学は2年で除籍
→ 健康食品のセールス(催眠商法)
→ 21〜30才は消防署に勤務
→ パチンコで月に45万円ほど稼げるようになってパチプロに転向
→ フィリピンパブのフィリピーナに誘われてマニラに通うようになり、800万円で現地にマンション購入
→ 機械のコンピュータ化でパチプロ引退
→ パチンコと株式投資で稼いだ資金を持ってフィリピンに移住
→ 17才のアミュリットと結婚して商売開始」
40才で早期リタイヤ
パチプロというところが変わっていますが、フィリピンパブでフィリピーナと知り合ってのマニラ行きはよくあるパターン。
40才で早期リタイヤできる資金があったようですが、アミュリットと結婚してから商売を始めます。
「タクシー会社を起こすが1年で廃業、800万円投資して半分の損失
→ カラオケ店を開くがこちらも閉店
→ 中古携帯電話の販売で直営店6店舗展開、フランチャイズ化を目指す」
例外的に商売で成功
東南アジアで商売に手を出すと、現地の商慣習とのギャップにギブアップ。
投資した分だけ損をして、増やすつもりが資産を失ってしまう。
そういう話を聞きますが、Nさん(43才)は例外的に現在はうまくいっています。
資金に余裕があって、事業に失敗しても仕切り直しができる。
催眠商法の会社での営業経験があるから、ダーティーな交渉もできる。
その辺りが強みかもしれません。
小規模な自営業ですから、明日のことはわからない。でも、異国の地で商売を軌道に乗せ、10代の妻を娶る。正規のルートを外れたアジア行きの男の中では、数少ない成功者なんじゃないかな。50代になった今の状況はどんななのだろう?
異色の経歴
次に二人目。
「労働組合の専従活動家
→ NGOから声がかかり、フィリピンへ渡って仲間のカンパで活動
→ 交流の場となるペンションをオープン
→ 経営不振で結婚手続きアシスト業に手を出す」
マニラの日本大使館前で客引き、月に15人前後の結婚手続きを請け負うのだそうです。
「日本のフィリピンクラブで知り合った日本人男性とフィリピン人女性の組み合わせが多い。偽装結婚も少なくない」
男が女を騙している。女は男の金目当て。そんな組み合わせが目につくそうです。
女衒の如きビザ屋
Sさん(49才)はかつて
「日本の農村へのフィリピン花嫁問題は、人身売買的集団見合」
と批判しており、仲間からの風当たりは強い。
「日本人男性とフィリピン人女性が年間 6千組以上結婚するが、離婚も年間2千組以上」
という現実もあって、仕事に誇りが持てない。「女衒の如きビザ屋の仕事」と卑下しています。加えて、利益があまり出ていないのだとか。
煩わしい人間関係をパスしたい
心情的に抵抗がある仕事内容、しかもたいして儲からない。
「暑くて料理がまずいフィリピンは嫌い。フィリピーナに興味はない」
フィリピンに関わって18年になるのに、フィリピーナとの性的関係がゼロという珍しい人です。
「一人が好き。煩わしい人間関係に縛られたくない」
成人男性が仕事をしないでブラブラしていても干渉されない緩さがあるにしても、フィリピーナと深い仲になれば彼女の親族との関係に煩わされるかもしれない。
フィリピーナとの結婚は半減
マニラに行く日本人男性がみんな若いフィリピーナ目当てではないのでしょう。が、Sさんがフィリピンに住み続ける理由はよくわからない。
なりゆきでマニラに流れ着いて、帰国のきっかけがないだけなのかもしれません。好きではなくても、食っていける仕事があるのだからうまくいっている事例です。
ただ、
「夫が日本人で妻がフィリピン人の国際結婚は
2005年が 10,242件 → 2010年が 5,212件」
ブームが過ぎて半減しています。今でも商売として成り立っているのかな?
弱り目に祟り目…
3人目は典型的なハマり組。
「35才で中古機械販売の貿易会社設立
→ 商売は順調、カンボジアで22才のタムを身請け
→ 詐欺で2千万円の損失
→ さらに詐欺で7百万円の借金
→ また騙され銀行借入1500万円が返済不能、抵当に入れた静岡の自宅が競売にかけられる。この間にタムは脳血栓で死亡
→ 知り合いに経理で使ってもらう。19才のベトナム娘ティを愛人にする」
再起の可能性は低そう
Fさん(51才)には日本に妻子がいますが、帰国するとED(勃起障害)になるのだとか。
日本では同世代の男性に引け目を感じるのか、ひきこもり気味になるらしい。
気力と財力が回復したら、カンボジア以外の東南アジアで商売をしたいそうです。
カンボジアで3年間に4千万円の金と自宅を失っています。
落ち目の人間は食い物にされる。
死に体になって霊媒にすがるようでは、再起は難しいんじゃないかな…。
本人は満足なのかも
「一生の内に男性が性交する回数は2500回」だそうです。
Fさんはティとラブラブで「1日3回、月に100回、年に1200回のペースでセックスする」で、日本の妻が相手だと勃起不全。都合のよい ED患者ですw
女にだらしなく、商売が下手。明るい老後は想定しにくい。
本人も、若い女に溺れて現実逃避しているだけだということは、百も承知でしょう。
アジアにハマった男たちは、こうした刹那的なタイプが多かったように思います。
冴えない中高年男性がバラ色のひとときを過ごせるのだから、本人は腎虚で早死しても本望なのかな。
マレーシアロングステイ用ビザ
中高年の東南アジア暮らしには、「夫婦で定年後にロングステイ」という堅実なパターンもありました。が、「2014 TV番組 行ってみたらこんな所だった「マレーシア」編の反響とロングステイの真相」を見ますと、
「マレーシアロングステイ用ビザの50才以上の取得条件は
「1100万円の資産証明(不動産を含めず)、
手取りで月額約32万円の収入証明、
約500万円をマレーシア国内の銀行に定期預金する」」
かなりハードルが高いです。
資産家層がターゲット
「セミナーのターゲットはこれまでの「安い・暖かいアジアで暮らしたいと思う私のような年金弱者の人々」から「資金力のある資産家層」へ確実に推移 しています。
セミナーにブースを出しているのは、シニアの資産が目当ての、天下り官僚組織・不動産会社・旅行会社・語学学校斡旋業者・手続き代行会社・証券会社ばかりです」
海外生活は若者向き
一般的な年金生活者が「家賃や物価の安い東南アジアでワンランク上の暮らしを楽しみたい」という時代ではなくなっているようです。
かつては本格的な移住を目指した中高年もいましたが、医療や介護がネックになることがわかって下火になりました。
言葉も不自由、食事も違う、治安は悪い、医療・介護制度は未整備。
そんな環境は高齢者向きではありません。
そして、数ヶ月単位の滞在では家賃の安さを享受できない。
ストレスフリーの天国はない
とすると、中高年の海外ロングステイは「南の国でリフレッシュしたい金持ち」が対象なのかもしれません。
一般の年金生活者が節約しながら海外滞在を続けたとして、しばらくはしがらみからの開放や物珍しさで楽しいかもしれない。でも、金に余裕がなければできることは限られている。
暮らしている内に外国ならではのストレスも増えてくる。
体力・気力がある内に帰国して、老後の生活環境を再構築するのがベターなのでしょう。
はみ出し者の適性
本書のアジア行きの男たちは、欲望のままに生きているように見えて、異国の地でそれなりの暮らしを営んでいます。善し悪しは別にして、海外生活のスキルや適性を持っている。その代わり、日本人賃金労働者の正規のルートは外れています…。
サラリーマンを勤め上げた中高年には真似ができないだろうし、する必要もない。では、若者の海外長期滞在はどうなのか。これはちょっと違うかもしれません。
http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/10/131001200sex.html
ロリコンのハーレム、8〜17才の少女妻が13人
ロリコン男の桃源郷
何人もの少女を妻にしてハーレムを作る。ロリコン男の桃源郷かもしれません。
夢想はしても、実現しようと行動するのはごく少数。
東南アジアでなら妄想を実現できるのでしょうか…。
じゃぱゆきさんにハマる
浜なつ子著「アジア行きの男たち」(太田出版)の続きです。
4人目は優柔不断。
「大学は数ヶ月で退学、アパートにひきこもる
→ 広告代理店勤務
→ 編集プラダクション経営、秘密クラブのタイ人じゃぱゆきさんにハマる
→ 経営に行き詰まって300万円の盗難手形に手を出し、タイへ逃亡
→ バンコクのフリーペーパーの会社に雇われる
→ フリーの広告代理店下請けとなる、クラブで知り合ったタイ人女性の面倒を見る→ サブカルチャーの新聞が3号で廃刊、未払い金が500万円でシラチャに逃亡
→ ほとぼりが冷めてからバンコクに戻りなんでも屋で食いつなぐ」
金と引き換えに優しさを売っている
ひきこもりでも大学中退でも正社員になれる時代だったようです。
商売が下手なのにいろいろ手を出しては、借金を踏み倒している。
「頼りがいのある存在でありたいという下心」で若いタイ人女性の面倒を見ますが、金が続かずにあっさり関係は切れてしまう。
「感謝してもらっていないことに一抹の寂しさを感じる」そうですが…。
金と引き換えに優しさを売っているプロの女にそれを求めるのはムチャです。
優柔不断
「タイにいる限り、堅苦しい生活や家庭のしがらみは一切ない。
だらしなくても許される。どんな状況でいても誰も批判しない。
一度失敗した男、家族に迷惑をかけた男として、ケリを着けて帰りたい、という気持もやはり捨てられない(P169)」
Iさん(53才)には、妻も娘も高齢の父親もいます。
帰国してやり直せればベターです。
崖っぷちの自覚がない
しかし、金にも女にもだらしなくて、あちこちに不義理を重ねている。
バイアグラなどを扱っている現状に先の展望などなさそうですが、日本で働くことも難しい。
タイ社会にも日本とは異なるしがらみがあるはず。
体力がある内は「通りすがりの外国人」として気楽に暮らせますが、何かあった時に現地のネットワークには頼れないんじゃないのかな。
年齢的に切迫した状況なのに、本人には自覚なし。
海外困窮邦人になるパターンかもorz
打たれ弱いひきこもり予備軍
5人目はゲイにハマっている。
「医学部受験に失敗、2浪で早稲田の文学部
→ 出版社勤務
→ ホテル勤務、退職後は看護婦の妻から離婚を迫られる
→ 別居してスナックのママと同棲するが捨てられる
→ アル中と梅毒で入院→離婚後は実家に戻りガードマン
→ ベトナムを6回訪れ9ヶ月滞在
→ 45才でバンコクのフリーペーパーの編集者(月給3万バーツ≒8万4千円)、オカマに惚れるが金をせびられるようになる
→ フリーペーパーの会社設立を目指す」
よくある勘違い
「みんなの視線が優しかった。誰も僕を非難しない。
日本では働かないと「失格」の烙印を押された。
しかも「ちゃんとした」仕事をしていなければならなかった。
そのことが僕には苦しかった。いつもいつも疎外感と一緒だった」
Sさん(47才)には、「日本は偽善、東南アジアはオープン」と感じられるそうです。
そういう面もあるのかもしれませんが、浮いた存在の外国人だから、現地での暗黙の掟がよくわからないだけの可能性もある。
ゲイに貢ぐのは勝手だけど…
日本社会からはみだす → 疎外感・劣等感 → 東南アジアで現実逃避。
そんなパターンのようです。
外こもりほど働くことに抵抗はなく、親の経済力に頼ってはいますが、食べる分は稼いでいます。
ゲイに恋して貢ぐのも個人の自由。ただ、独立して会社経営というのは無謀なのでは。
現地のむき出しの感情や暴力の中を泳ぎ切るような打たれ強さはないみたい。
本書の出版は2001年ですから、Sさんも今では60才。どうなったのかなあ?
少女妻gs13人!
最期は「玉本ハーレム事件」で有名な玉本さんになるはずでしたが…。
「大卒で和歌山相互銀行入社、株で儲ける
→ 砂利採取会社の社長就任、頻繁に海外旅行
→ 30代なかばにタイのチェンマイで結婚、事業に投資し永住ビザ申請
→ 1973年に婦女暴行・幼年者の人身売買容疑でタイ警察に逮捕される」
この時の少女妻は13人、年齢は8〜17才とか13〜15才とかいろいろ伝えられています。玉本さんは39才。
前代未聞の破廉恥漢なのか
それまでの海外定住日本人の多くは、儲かる仕事を探す駐在員やその家族。
この頃から、日常の中のワクワクドキドキを求めるうさんくさそうな男たちも増えてきます。
彼らの目当ては「男であることの優位性を感じさせてくれる女性」
玉本さんはロリコンの欲望を露骨に実現して、「前代未聞の破廉恥漢」とマスコミに叩かれたそうです。
一夫多妻制を認める風潮
「タイやカンボジアでは、金持ちが貧しい人の面倒を見るのは当たり前。
結納金を納めれば何人かの女性を妻にすることは問題視されない。
60年代まではカンボジアの戸籍の妻の欄が4人分あり、一夫多妻制を認める社会だった」
今から40年前の日本と東南アジア諸国の経済格差は大きく、現地での玉本さんの評判は悪くなかったらしい。噂を聞きつけた日本のマスコミが現地のフリージャーナリストに取材させ、騒ぎが大きくなったのだとか。
覚せい剤の密輸が資金源?
「逮捕容疑は無罪だが、公序良俗を害する外国人として国外追放処分
→ 帰国後、覚せい剤取締法違反で逮捕
→ 保釈中に偽名パスポートでチェンマイを訪問し再逮捕
→ 懲役5年の刑が確定
→ 出所後、和歌山で木材ブローカー
→ 50代初めにタイ人現地妻を入籍」
その後の消息が不明だったのですが、「俺は玉本じゃないギョクモトだ」を見ると、2001年に入国が禁止されているタイで身柄を拘束されています。
ロリコン一筋、勝ち逃げの人生
出所後にマニラにもハーレムを作り、最終的にはカンボジアのシェムリアップのハーレムに落ち着いたのかな。
カンボジアの銀行預金が4億円とか大阪のマンションの家賃収入とか、いろんな噂がありますが資産の全貌は不明。1933年生まれだから今年で71才、ロリコン一筋、勝ち逃げの人生なのかもしれません。
意外と金は使っていない
変わったことをする人は自己顕示欲が強く、マスコミに露出したがる傾向があります。
が、玉本さんはマスコミ嫌い。やりたいことを実現できているので、ひっそりと自分の王国に君臨したいのかもしれません。
シェムリアップで少女妻15人と暮らしていましたが、あまり金は使っていない。
結納が20万円、月々の手当が1万円。
20万円×15人=300万円、1万円×12ヶ月×15人=180万円。
初年度が480万円、2年目以降が180万円。
目の付け所は悪くない
刑務所を出たのが1980年ですから、2001年まで21年間と仮定すると(現実には日本やマニラなどにいた時期もある)、480万円+180万円×20年=4,080万円。
東京の上流階級の奥様方は「年収 2千万円程度じゃあ暮らせない」とおしゃっておられます。
タイやカンボジアでは安上がりにハーレムを築けるようです。
しかも、周囲から道徳的な批判もでない。
金の使い方は上手かも
玉本さんは自分の服装にも無頓着だったそうですから、好きなことに金をつぎ込んだのでしょう。金の使い方を知っているようです。
ただ、治安が良くない途上国で大金をキープし続けるのは素人には難しいと思う。重度のロリコンであることは確かだとして、ダークな世界にもつながりがあるのかもしれない。ちょっと、一般人の参考にはならない感じです。
ライトな感覚で遊ぶ
億単位の金が手に入らないというのもありますが、今の若い人はもっとライトなんじゃないかな。
年金生活になるまで楽しみをとっておこうとも思わない。
かといって、労働を拒否して外こもりになる気もない。
高齢者の海外移住は経済的余裕が無いと非現実的、外こもりも年をとると惨めになりかねない。
そうした実例を知っているから、正社員になって安定した身分と収入は確保、長期休暇にLCCで東南アジアに飛んでひと遊び。割りきって楽しんでいるんじゃないのかな。
ハレンチな日本女性orz
ちなみに、筆者は取材に失敗して玉本さんに会えずじまい。その時に通訳兼コーディネーターの女性に軽蔑の視線を向けられます。
「アンコールワットもバリ島状態。非日常のときめきを求める日本人女性が、バイクタクシー運転手と簡単に寝てしまう」
アンコールワットの遺跡の中でセックスするハレンチな日本女性の一人、そう思われたのでした。男も女も暇と金を持て余すと、することは似たり寄ったりなのかなorz
職業は結婚詐欺
「バリ島のジゴロたち」から引用しますと、
「日本人の女の子と結婚するのが、俺たちの唯一のサクセス手段さ。
手っ取り早いし、遊びながら楽しめるし一石二鳥。
結婚して家を買ってもらうのが一番の目的。
買ってもらった後はもちろんバイバイ。
ここでは日本人の名前で土地を買えないから、離婚して家を売れば大金が入るんだ。
裁判するって騒ぐ女性もいるけど無駄なだけ。
法律はインドネシア人のためにあるし、結婚するなら同じ肌の色をした女性がいいに決まっている。
良いも悪いもないさ、俺たちにとってこれは仕事なんだから…」
現実逃避の夢から醒めたら
「異文化の中に飛び込んだ女性がそこに根を下ろし、アジアと日本の新しい一面を開く可能性もある」という筆者の期待は楽観的すぎるのでは。
現地のライフスタイルが性に合って永住できるのはごく少数の例外でしょう。
女性は、バカな男より現実的で計算ができるはず。
疑似恋愛が終了すれば、現実逃避の夢から醒める。
帰国して日本での生活レベルを享受したくなるんじゃないかな。
http://nojob-thrift.blogspot.jp/2014/10/81713.html
フィリピーナの追っかけ
「フィリピン日本大使館の邦人保護事例は1066件(2006年)と多く、その2割が生活困窮者」
フィリピンに海外移住するひとつのパターンは、フィリピーナの追っかけ。
フィリピンパブにはまり、帰国したホステスを追ってフィリピンへ
→ 仕事もせず、所持金がなくなると女性の家を追い出される
→ 帰国する旅費もない困窮邦人となる。
店内の仮想恋愛と現実の区別がつかない中高年男性がいるようです。
「70代半ばの離婚歴ある男性、
家賃が月に1万3,000ペソ(約3万2,000円)の1LDKマンションは電気・水道・ガスが止められ、家賃滞納で立ち退きを迫られている。
生活費は5,000ペソ(約1万2,000円)は知り合いに無心。
一時帰国して生活保護を申請するが認められず、フィリピンに舞い戻る」
在比邦人ホームレス寸前なのに、フィリピン女性にたかられて300ペソ(740円)を渡しています。
海外で孤独死するかもしれませんが、自分で選んだ境遇です。もって瞑すべし、なのかな。
ローズ・プリンセス・ホーム
フィリピンへの海外移住には、日本人向け介護付き長期滞在施設を目指すパターンもあります。
十分な介護の人手を確保できる、有料老人ホームに入居する資産がある。そうした人達を除けば、日本での老後に不安を感じます。
介護士の人件費が安いフィリピンなら、日本では平均的な年金生活者も十分な介護を受けられるはずです。
「日本人向け介護付き長期滞在施設ローズ・プリンセス・ホーム、
35平米の部屋の生涯使用権が300万円、
健常者は1日3食の日本食込みで7万円、
24時間マンツーマン介護付きの寝たきりは13万円(医療費は別)、
月に1万円弱の管理費を払えば常時滞在の必要なし」
60部屋の大半は埋まっているとあります。ニッチ分野で成功したベンチャー企業なのでしょうか。
日本の介護付き有料老人ホームは、入居一時金も月々の費用も高額です。
取り崩せるかなりの資産がなければ、年金生活者(国民年金でも厚生年金でも)には高嶺の花。需要はあるでしょう。
トロピカル・パラダイス・ヴィレッジ
「治安のよいスービックにある介護付き長期滞在施設トロピカル・パラダイス・ヴィレッジ、
1泊 1万円、1週間 5万円、1ヶ月11〜16万円、1年132万円、10年900万円(いずれも介護費用を含む)」
離婚経験のある74才男性(年金15万円、生活費20万円)の例が挙げられています。
厚生年金+貯金の取り崩しで、日本より安くて手厚い介護が受けられるのですが…。
ニーズがあるはずなのに、永住者は少なく保養目的の利用が多いらしい。
金の問題をクリアできれば、最期は日本で迎えたいのは当然です。
言葉も通じない異国の施設を終の棲家とするには覚悟が要ります。
また、海外のうまい話は眉唾物という警戒心もあるのでしょう。
介護付き施設の契約金持ち逃げなどの詐欺事件が報道されているそうです。
医療費の全額負担
橘玲の「フィリピン・マニラ 日本人高齢者を受け入れる介護サービスの現場」
http://diamond.jp/articles/-/36470?page=4
によりますと、
「一時期は新聞やテレビでもたびたび紹介されたローズ・プリンセス・ホームは、経営の混乱で日本人職員が全員退職してしまい、いまは日本語を話せない介護士しかいない
(昨年12月にはNHK「追跡!真相ファイル」でその実情が取材された)」
ネットで断片的な情報を拾ってみると、
「ローズ・プリンセス・ホームは3000坪の敷地に50の部屋がある大規模な施設。
16年前にフィリピン初の日本人向けの老人ホームとして開設、入所を希望する人が殺到した。
しかし、施設を出る人が増え、部屋の多くが空いたままになっている。
日本の住民登録を抹消してフィリピンに住所を移すと、日本の国民健康保険は適用されず医療費は全額自己負担となる。
1日12万円の治療費の工面に苦労した末にすい臓癌で亡くなった人もいる」
高齢者の介護は医療とセットになることが多いのですから、介護が安上がりでも医療が高額ならメリットは感じられません。
杜撰な事業計画
「フィリピンの問題点というのは
コストが高くなった。人材の確保が難しくなってきている。
私自身、さじを投げちゃっている部分がある」
経営者の姿勢にも問題あり。倒産せずに譲渡先が見つかったようですが、「有料老人ホームの居住者の権利は利用権。
入居一時金を支払い、終身利用権を取得していても、事業者が変わればその権利は引き継がれない。
サービスのカット、入居一時金の追加徴収、月額費用等の改定が行われることになっても抗弁できない。
そのサービスでは生活が維持できない人や追加費用を支払えない場合は退居せざるを得ない」
日本人スタッフのいなくなったローズプリンセスホームは、もはや日本人向け介護付き長期滞在施設ではなさそうです。
日本に戻ると言っても、体力・気力・資力に加えて受け入れ先探しも必要です。ハードルは高いでしょう。
介護付き有料老人ホームが倒産したら
有料老人ホームは民間企業ですから、倒産やM&Aもあります。
終の棲家として介護付き有料老人ホームを選ぶのでしょうから、サービスが継続して提供されることが最重要です。
が、介護期間が長くなることもあるわけで、10年以上先のことは誰にもわかりません。わからない時は「みんなで渡れば怖くない」海外の介護付き長期滞在施設利用者はごく一部の少数者ですから、このサービスの利用は非常にリスキー。
倒産やM&Aという事態になっても、「うまい話に騙されたかわいそうな人」として一時話題になるだけ。自己責任が強調されます。
日本の介護付き有料老人ホームが倒産した事例では、特例として特別養護老人ホームが入居者を引き受けました。
老後は国内で暮らすのが無難です。施設に入る金がなければ、自宅でいけるところまでがんばるしかないでしょう。
http://nojob-thrift.blogspot.jp/2013/09/blog-post_13.html
桃色の海外移住?
困窮邦人
海外移住の目的や実情はさまざまですが、怪しげなパターンもあります。
無一文になって現地の日本大使館などに駆け込む日本人を困窮邦人と言い、
「国別の困窮邦人は 1位がフィリピン、2位がタイ、3位がアメリカ、4位が中国、5位が韓国」
だそうです。
25才のタイ人女性と結婚した72才の日本人男性の例が載っているのですが…。
井出康博著「年金夫婦の海外移住」(小学館)の続きで、事例はいずれもタイです。
チェンマイ美人
「離婚歴のある日本人男性68才とタイ人女性35才の夫婦、借家は月に1万5,000バーツ(約4万9,000円)」
タイのチェンマイを訪れる60才以上の年金生活者は少なくないらしい。
熟年単身男性がチェンマイ美人に惹きつけられるのだそうです。
タイの大卒初任給が3万円くらいなので、日本人年金生活者はタイでは富裕層なのかもしれません。
庭付きの一軒家が300万円で買えますが、若い妻をつなぎとめるために賃貸にしているようです。
「死別と離婚歴のある72才日本人男性と43才タイ人女性の夫婦、
年金が月に16万円で10万円を生活費として渡す、一軒家を450万円で購入」
20代のタイ人女性に入れあげて騙された経験があります。
家の購入は頭金50万円の20年ローンと工夫していますが、入籍し遺言書も書いているそうです。
「家を建て、入籍し、保険をかけて殺される」なんてことにならないとよいのですが…。
老後の面倒もみてほしい
「別居状態が長い72才の日本人男性、
日本から月に5万円の仕送りをしていた25才のタイ人女性と結婚、
150坪の一軒家と7,000坪の農園を800万円で購入、
妻が若いタイ人男性と浮気して子供ができて家を追い出される。
次に、自営の店舗で雇った 20代女性と同棲するが逃げられ、車を無断で処分される。
さらに、現地日本人の女性斡旋業者の紹介で20代のタイ人女性と結婚、
結納金30万バーツ(98万円)を収めるが、3ヶ月で逃げられる」
おそらく、彼は日本人カモの上位にリストアップされているでしょう。
人生の一発逆転を狙って、20代の女性にこだわっているのかな…。
若い女性の肉体を楽しみたい。老後の面倒もみてほしい。
そんな虫の好い願いを持った日本人男性は、ターゲットにされているという自覚が必要です。
ちなみに、女性を斡旋するのも、小遣い稼ぎ目的の日本人年金生活者だったりします。
みんなの生活がかかるおねだり攻勢
タイ人女性のおねだり攻勢というたかり体質が批判されます。
しかし、東南アジア諸国は家族意識が強く、タイ人女性は多くの親族の期待を背負って必死なのかもしれません。
体を張った真剣勝負だとすれば、平和ボケした日本人が太刀打ちできるか疑問です。
妻名義の不動産から追い出されて詐欺だと訴えても、現地人の人脈ネットワークの中では相手にされないでしょう。
60代70代で年若いタイ人妻をゲットできたら、元気で金の続く限りでその幸運を享受する。
金が不足したら、放り出されて困窮邦人になる。
寝たきりになったら、年金は好きに使われて、妻は若い男と暮らし始める。
その覚悟でED(勃起不全)治療薬を飲みながらがんばるのも、それなりの人生だと思います。人生いろいろ、人それぞれです。
イメージダウン
「家具や家電付きのサービスアパートメントは、月契約なら5,000バーツ(約1万6,000円)。
食費を3,000バーツ(約1万円)に切り詰めて、生活費を月に3万円以下に抑える者もいる」
無年金や低年金で日本では人並みの生活ができず、タイに流れてくる人もいます。
女性がメインの目的の人にも、物価の安いタイで余裕のある生活を楽しみたいという思いがあるはずです。
長期滞在の年金生活者は、タイの退職者ビザを取ります。
が、「80万バーツ(約264万円)の銀行預金と無犯罪証明書」といった要件を満たさない者もいます。
女性問題に加え、自殺やエイズ罹患などでの孤独死もあって、日本人がらみのトラブルは増えているそうです。
「裕福で金払いがよいという日本人のイメージ」は、タイでは過去ものかもしれません。
若すぎる妻はリスキー
中高年専門の結婚相談所に行っても、金持ち以外は相手にされません。
20代の女性が70代の男性の相手をしてくれるのは、商売以外ではあり得ないでしょう。
チェンマイ美人が天使に見えるのは仕方のないことかも(笑)。
人生も残り少ないことですし、思い残すことがないように振舞うのもひとつの選択です。
死別・離婚・長期別居などで、家庭崩壊のリスクもありません。
自分で稼いだ金ですから、欲しいものに使えばいいのじゃないかな。
ただ、年金生活者は10年もすれば介護が必要になるでしょう。
年金を受け取り続けられるように、介護はしてくれると思う。
しかし、若いタイ人の妻は、若いタイ人男性と付き合うようになるのが自然の流れ。
もしかしたら、家を追い出されて困窮邦人になるかもしれない。
おねだり攻勢に鼻の下を伸ばしている内はパラダイスですが、40才以上年下のタイ人妻との結婚生活がハッピーエンドになるのだろうか?
http://nojob-thrift.blogspot.jp/2013/09/blog-post_14.html