40. 中川隆[-7520] koaQ7Jey 2017年6月13日 11:06:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
ハイテク神話の終わり
2番目のリスクは90年代からアメリカ経済を引っ張ってきた、ITベンチャー企業が失速している事で、一見するとそんな兆候は無いように見える。
だがアメリカのハイテク企業の資金調達や成長力は悪化し続けていて、そう見えないのは一部の大企業の業績が良いからです。
ハイテク5銘柄の フェイスブック 、アマゾン、アップル、グーグル、 マイクロソフトは今年の時価総額上昇分の41%を占めた。
またフェイスブック 、アマゾン、 ネットフリックス 、グーグルの頭文字をつないで「FANG銘柄」という造語も生まれている。
2017年は新興EVメーカーのテスラが、フォードやGMを上回って、時価総額で米国自動車メーカーナンバーワンになった。
こういった頂点の成功企業は好調で株価を押し上げているが、新興ベンチャー企業やスタートアップ企業は苦戦している。
70年代から80年代のアメリカは、あらゆる産業で大企業による寡占化が進んだが、当時と同じ事がハイテクやITで起きている。
今後アマゾンに挑戦するEC企業は出てこないし、グーグルを脅かす検索サイトも登場しないと考えられている。
効率化された資本主義では最も強い企業が市場を独占し、非効率で寡占化された世界になるという、古い資本主義理論そのままではないか。
米調査会社によると2014年から15年の2年間で、新興企業は約750億ドルの投資を得たが、2016年は大幅に減少し、2017年はさらに減少している。
新興企業の4分の3は新たな資金を調達できておらず、投資は一部の有望な企業だけに集中している。
まるで巨大な恐竜だけが生き残り、進化が止まった世界のようです。
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