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[リバイバル3] 癌に効く薬草 中川隆
13. 中川隆[5147] koaQ7Jey 2016年11月26日 15:33:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5581]

「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善 衝撃の研究結果
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161122-00000020-pseven-life
週刊ポスト2016年12月2日号

「三大治療」と呼ばれる手術、抗がん剤、放射線によるがん治療は日進月歩だが、「末期がん患者の8割が改善された」という衝撃の研究結果が発表された別の治療法がある。意外なことにそれは、最新技術とは一切無縁の食事療法だった。

 主食のご飯やパン、麺など炭水化物に多く含まれる糖質の摂取量を減らす食事法「糖質制限」は、糖尿病患者などに効果があることで知られるが、がん患者への効果を示すエビデンスはこれまで存在しなかった。

 そんな中、糖質の摂取量をゼロに近づける“究極の糖質制限”になると、がん治療にも効果が見られたという臨床研究データが発表された。大腸がんや乳がんなどステージIVの末期がん患者を対象に、世界初の臨床研究を行なったのは多摩南部地域病院外科医の古川健司氏(医学博士)である。古川氏が語る。

「がん細胞は炭水化物から合成されるブドウ糖を栄養源としています。しかも正常細胞の3〜8倍のブドウ糖が必要。ならば、それを断つことでがんの進行を抑制できないかと考え、2015年1月に研究を開始しました。

 19人の末期がん患者に抗がん剤などの既存の治療と、糖質制限による食事療法を3か月続けたところ、予想以上の効果が出た。がんの症状が消失した完全寛解が5人、がんが30%以上消失した部分奏効が2人、進行を制御した例が8人、一方で病状が悪化した例は3人という結果でした。完全寛解率28%、部分奏効や進行制御も含めた病勢コントロール率(治療効果のあった患者割合)は実に83%に達しました」

 患者の大半は三大治療では治る見込みが薄かった末期患者であることを考えると、驚異的な数字といっていいだろう。
 

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/555.html#c13

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
17. 中川隆[5148] koaQ7Jey 2016年11月26日 18:01:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5582]

2016-11-26
経済格差の底に沈んだ人々を救済するためのトランプ流手法


バラック・オバマは、元々「チェンジ」を全面に掲げて大統領になった人間だった。

しかし、この大統領は「世界で何が起きても傍観する」というチェンジを成し遂げただけで、国内の経済格差を是正するためにエスタブリッシュメント(経済支配層、富裕層)と対決するという部分ではまったく仕事をしなかった。

そのため次第にオバマ熱は冷めて、誰もこの大統領に期待しなくなった。オバマに期待したところで何もチェンジできないという失望感がずっとアメリカを覆っていたのだ。

このオバマ時代の8年間では「ウォール街を占拠せよ」運動や、「ティーパーティー運動」が起きており、「1%の富裕層と残り99%の層」の絶望的がくすぶっていた。

これらは、経済格差のどん底に突き落とされた人々の不満がもたらしていたものである。

すでに資本主義が絶望的な収奪構造となっており、今やこの1%のエスタブリッシュメント(富裕層)が全世界の富の半分を保有するというところにまで到達している。

アメリカ人はこれを何とか是正してくれとオバマ大統領に託したのだが、オバマは何もしないで8年間を過ごした。

「今の凄まじい経済格差を何とかしてくれ」という声

当初はキワモノ扱いされていたドナルド・トランプがのし上がっていったのは、トランプ自身は金持ちだったにも関わらず政界のアウトサイダーであり、政策は「反エスタブリッシュメント」「反グローバリズム」「アメリカ第一」を明確に掲げていたからだ。

一方でヒラリー・クリントンが既存の政治家や大企業や富裕層の圧倒的な支持を得ていたにも関わらず苦戦し、嫌われ続けたのも根幹は同じである。

ヒラリーは、彼女自身がエスタブリッシュメントの一員であり、グローバリズムの推進者であり、何もチェンジできなかったオバマ政権の一員でもあった。

「オバマ政権の元で働いていて何もできなかった人が、そのまま大統領になっても現状を変えられない」

これが99%の層がヒラリー・クリントンに持っていたイメージである。ドナルド・トランプも選挙中はそれを繰り返し訴え続けて喝采を受けていた。

「今の凄まじい経済格差を何とかしてくれ」という声がドナルド・トランプを押し上げ、ヒラリー・クリントンを叩きのめしたのだ。

折しもグローバル経済は停滞しており、パイは大きくならずに今あるパイの奪い合いになっている。

パイを奪っていたのは誰か。それは低賃金で働く移民・難民であり、途上国の労働者であった。

だから、ドナルド・トランプは「移民を叩き出す」「中国などの関税を引き上げる」「TPPもNAFTAも反対」と言って経済格差の下であえぐ人たちを感動させ続けたのである。

ヒラリー・クリントンなら経済格差の是正はできないのは見えていた。

ヒラリー・クリントンは多国籍企業の経営者やオーナーや投資家を味方に付け、ハリウッドの金持ちセレブに支援や声援を受けていた。金持ちセレブたちと壇上に立てば立つほど、皮肉なことに99%の層がヒラリーから離れていった。


女性問題も環境問題も知ったことではない人々

ヒラリー・クリントンは女性候補だった。ヒラリーは自分が大統領になることで、すべての女性が感じている「ガラスの天井」を打ち破ることができると訴えた。

しかし、「経済格差」という巨大な問題の前には「女性問題」は消し飛んでいた。女性の地位向上よりも、経済格差の方にアメリカ人は切実な問題意識を持っており、それを何とかしてくれる人物を求めていたのである。

ヒラリーはドナルド・トランプの前に、バーニー・サンダースにも苦戦していたのだが、その時に今のアメリカの問題は女性問題でも中絶問題でも環境問題でもないことに気付くべきだったのだ。

焦点は「経済格差」にあったのである。

アメリカはすでに全人口の41%が貧困に苦しんでいる。先進国の中で最も相対的貧困率が高いのは、最も資本主義が浸透しているアメリカだ。

41%が働いても働いても生活を向上させることができないワーキングプアである。アメリカ人の半数は年収300万円以下なのだ。そして、アメリカの5人の1人の子供が貧困となっている。

オバマ政治の真っ只中である2012年のデータでは、フードスタンプを受給したアメリカ人は6500万人になっている。これがアメリカの姿なのである。

ハリウッド映画に出てくる煌びやかな登場人物の姿は上位1%のまやかしであり、99%はセレブ生活とは無縁で社会の底辺をさまよい歩いている。

そんな人々に「女性がガラスの天井に苦しんでいる」と訴えても「だから何なのだ?」と思われるのがオチだ。「地球温暖化を止めるためにパリ協定を支持します」と言っても、99%の層は「そんなことはどうでもいい」ことだった。

今日もメシに困っており、明日の仕事に不安を持っている層には、女性問題も環境問題も知ったことではない。そんなことよりも、「俺たちの生活の方を何とかしろ」と政治家に求めて当然である。

ヒラリー・クリントンはそれに応えなかったが、ドナルド・トランプはそれに応えた。だから、キワモノだろうが、人格に問題があろうが、政治経験がなかろうが、トランプは支持されたのだ。


トランプは今後どうやって99%を救済するのか?

では、ドナルド・トランプは今後どうやって経済格差のどん底に堕ちた99%を救うつもりなのか。それは、「アメリカのパイをでかくすること」で達成するつもりだ。

ドナルド・トランプはビジネスマンであり、ワンマンであることを考えると、今度トランプは選挙公約として掲げたものについては、どんどん実現していこうとして動くだろう。

具体的にどう動くのか?

トランプは個人の負担を軽くするために「減税する」と約束した。さらに「大規模なインフラ投資を推進する」と言っていたので、景気刺激のために財政出動を増額するはずだ。

アメリカ政府の財政は悪化するが、その見返りとしてアメリカ国内は景気改善に沸く。

ドナルド・トランプはグローバル経済なんかどうでもいいと考えているので、まずはアメリカの景気を浮揚させることに尽力する。つまり、どういうことか。

今後アメリカの各銀行が恩恵を受け、さらにアメリカの不動産業が恩恵を受け、建設関連会社も恩恵を受ける。

さらにドナルド・トランプはアメリカ第一を実践するために、中東よりも国内の石油企業に尽力する。アメリカ国内のシェールオイル・シェールガス業界は恩恵を受ける。

巡り巡ってアメリカの自動車も「アメリカ第一」の気運に乗って売れていく。

こうした動きはドル高を誘発するのだが、そうなれば中国やメキシコが恩恵を受けるのかと言えばそうではない。トランプは「貿易協定など反故にして、関税をかけることで対処する」というのだから、アメリカ企業がまず恩恵を受けるのだ。

ドル高になり、景気過熱で金利高にもなるのだから、投資資金はアメリカに回帰する。

アメリカの調子が良くなるのに、リスクが高くて通貨の価値が下がる新興国に投資する馬鹿はいない。アメリカにすべての資金が集まるのだ。

新興国の投資は縮小して世界は大荒れになるが、逆にアメリカの企業はグローバル経済の痛みが襲いかかってくるまでは好景気を享受することになる。

そうやって、地獄に堕ちた99%をドナルド・トランプは救済するつもりなのである。目論見通りにいくかどうかは分からないが、すでに賽は投げられた。

今後、アメリカはアメリカしか見ない。基本的には日本がどうなっても「自分の面倒は自分で見ろ」という話になる。アメリカはその方向に突進することになる。


ドナルド・トランプは今後どうやって経済格差のどん底に堕ちた99%を救うつもりなのか。それは、「アメリカのパイをでかくすること」で達成するつもりだ。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20161126T1529100900
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c17

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
18. 中川隆[5149] koaQ7Jey 2016年11月26日 18:14:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5583]

2016年11月26日
メキシコに進出した日系企業 米NAFTA離脱なら壊滅か


メキシコに工場ができると、その分アメリカの工場が減った
引用:http://diamond.jp/mwimgs/f/a/-/img_fa1530b4090cdf8ccd52245842ee3ef3112454.gif


メキシコ日本企業大爆死の可能性

トランプ大統領は選挙中にTPP交渉離脱とNAFTA(北米自由貿易協定)離脱を政策に掲げていました。

TPPについては既に離脱する方針を表明したが、NAFTAでは関係国間で熱い戦いが展開されている。

加盟国はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国だが米と加はもともと一つの国みたいなものなので、あまり影響は無かった。


         
最大の恩恵を受けたのはメキシコで、元々NAFTAはブラジルなど南米勢力と北米勢力がメキシコの取り合いをして誕生した。

南米南部共同市場(Mercado)はアルゼンチン,ブラジル,パラグアイ,ウルグアイの4カ国で1991年に創設されました。

のちにベネズエラ、チリ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビアも加わり10カ国になり、人口では既に北米を上回っている。


1990年代に発足したEUの成功に刺激されて南米Mercadoが創設され、アメリカが孤立すると大騒ぎになってNAFTAを作った。

メキシコは南米のほうに加わる選択肢もあったが、メキシコ抜きのNAFTAはただの米加貿易に過ぎなくなる。

そこでアメリカは大盤振る舞いしてカナダからアメリカには無制限に関税なしで輸出できることにして、メキシコへの工場大移動が始まった。


米自動車メーカーのビッグ3は下請け業者も引き連れてメキシコに移動し、日本メーカーも次々とメキシコに工場進出した。

その中で全ての工場をメキシコに移転して一発勝負を狙ったのがエアバッグの『タカタ』で欠陥製品を大量に生み出した。

メキシコなんてのはマフィアが隅々まで支配している国で、資本主義や民主主義すらなく、選挙でクリーンな政治なんか訴えたら投票日まで生きていられません。

EUとNAFTAの違い

工場労働者のレベルも世界最低水準で、ゴミ箱に捨てるのが面倒だから、エアバッグの中に捨てるとかそんなレベルです。

だが何しろ人件費やコストがアメリカより安いので、企業はダメ労働者を教育したり監視カメラを山ほど設置して、工場を建てまくりました。

アメリカがNAFTAから抜けると全部用済みになってしまい、デトロイトなんてものじゃなく、国ごとゴーストタウンならぬゴースト国家になるでしょう。


ここまで反感を買った理由として、メキシコは明らかに特権を行使して、やり過ぎていたといえ、国境越えの密入国を「正当な権利」だといっていました。

例えば日本に年10万人の中国人が(観光客ではなく)密入国して低賃金労働者として住みつき、日本人より安い賃金で働いて仕事を奪っているような状況です。

加えて「日中自由貿易協定」ができて中国からどんな商品でも非課税で輸入できるようになり、残り少ない日本の工場は全部中国に移動しようとしているというのに近い。


日本の左翼政治家や言論人は『日中韓自由貿易協定』を盛んに提唱しますが、末路は必ずこうなります。

でもEUではドイツが大儲けしているが、その仕組みはドイツだけが自由貿易で他の国々は自由ではないのです。

ドイツ人やドイツ企業はEU内で自由に投資や貿易が出来るが、ギリシャやイタリアやルーマニアなんかは自由ではありません。


経済規模に応じて欧州議会や委員会での発言力が決まるので、何でもドイツに有利になるように法律を作り変えているからです。

NAFTAもこういう仕組みにすればアメリカだけが儲かるが、現状ではメキシコだけが儲かるようになっています。

そこでアメリカは離脱しようと言っているが、離脱したらメキシコは南米Mercadoに行ってしまうので、トランプは大幅改定を狙っていると言われています。

メキシコに進出した日本企業はどうなる

具体的な計画はまだ発表されていないものの、何でもメキシコ有利の「不自由貿易協定」を改めて、両国にバランスが取れる制度に改めると見られる。

つまりもアメリカからメキシコに工場を移転しても赤字になる程度に引き締め、密入国もやめさせるという事になる。

アメリカにとって重要な品目では保護貿易や関税が認められるようになり、タカタのエアバッグ工場は閉鎖されるでしょう。


トヨタは年間20万台の工場をメキシコに建設しているが、もしかしたらトランプを激怒させたのは日本の自動車メーカーかもしれない。

トヨタ、ホンダ、日産などの日本メーカーは80年代からカリフォルニアを中心に米国工場で生産してきたが、続々とメキシコに引っ越している。

コストが安いメキシコには製造業が集まり「南米の工場」になろうとしていて700社もの日本企業が進出している。


トランプはメキシコ製品をはねつけると同時に米国内の法人税を引き下げると言っていて、工場の国内回帰を促進しようとしている。
http://thutmose.blog.jp/archives/67568017.html

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c18

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
282. 中川隆[5150] koaQ7Jey 2016年11月26日 20:10:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5584]
>>279
>「最高を望み、最悪に備えよ」というのは、将来における安全域を確保するということでもある。その「常識」によって自分の予測が外れたら破産するような賭けや言動から身を守ることができる。


アメリカの利上げで起きる最悪のケースは?


金利が急騰してます。

これは米国金利。1.7 から 2.3 まで上がってます。
そのせいで米国ではいきなり住宅ローンが 4%になったそうです。

住宅ローン金利が4%に上昇 史上空前の高金利到来?ーー米国
トランプ発の住宅ローン金利ショック…緊張する韓国

ドナルド・トランプの選挙は、米国経済と米国の金融システムに衝撃を広げました。

この動きは、すべてのアメリカ人に広範囲で影響があります。

米国政府はお金を借りるために多くを支払う必要があります。
また住宅ローン金利や車のローンのコストも上昇します。

米国債は他の多くの信用形態のベンチマークとして使用されています。

金利が上昇すると私たちの社会の中で、事実上誰もが痛みを感じるようになります。

車を購入するためのカーローンは以前より高くなりますし、クレジットカードの金利も上がります。

卒業した者は学生ローンの支払いにさらに苦しめられるでしょう。

しかし、最大の影響は、住宅市場でしょう。

30年固定住宅ローンの平均レートは、心理的に重要な4パーセントの壁に達しました。

それは2017年の住宅市場にとっては大きなトラブルを意味するでしょう。

金利上昇は、2008年の金融危機を起こした重要な要因の一つでした。
多くの人はそれが再び起こることを恐れています。

2008年のリーマンショックがまた起きる。

ワタスはかなり前から経済崩壊の前のサインは金利が上がることだ。
リンゼイ・ウィリアムズ氏の言葉を借りて言って来ました。

何度も言うように

金利が上がる=電源強制シャットダウンです。

じゃぶじゃぶに刷られたお金が出回ってるのは単に金利が低いからです。

誰もが安い金利で資金を調達して株につぎ込んでるから株が上がってるだけです。

住宅市場も安い金利で資金を借りて運用しているだけです。

いきなり金利が上がればそれを返金しなきゃならない。
で持ってる株や住宅を投げ売りする。

1929年のアメリカや日本のバブル崩壊の時と同じことがまた起きるだけです。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-2579.html


ヘッジ・ファンドの株買いの資金は、親会社であるプライマリーバ ンク間の、レバレッジがかかるレポ金融での借りから来ています。

つまり、ゼロ金利の短期資金を使ったキャリートレードです。

平均して、5倍のレバレッジがかかっているとすれば、短期0.5%の利上げが、〔0.5%×5倍=2.5%〕に相当します。

利上げがあると、債券の価格は下がるので、ヘアカット率(欠け目率)が上がり、追い証と同じ追加担保が必要になります。

こうなると、短期ゼロ金利を前提にしているヘッジ・ファンドは、日本を含むグローバル投資の解消をします。シャドー・バンクの、資金調達手段であるレポ金融は、わずかな利上げが、レポ金融を大きく減らす性格を持っています。

ゼロ金利を前提にした、レバレッジがかかるレポ金融にとっては、1%以内の金利の違いが、大きな違いになります。

これは、現在、FRBの利上げ観測が少しでも出ると、世界の株価が、大きく動揺することでわかるでしょう。

利上げとは言っても、0.25%、0.5%、あるいは最大でも0.75%くらいです。
しかし、0.01%の金利にとっては、0.25%でも、従来の25倍の金利になります。
http://www.mag2.com/p/money/3712


2016.11.25 アメリカの借金時計は現在19兆ドル=2105兆円
http://golden-tamatama.com/blog-entry-2583.html

なんだか株もめちゃくちゃ上がってますね。
日経平均も1万8300円。今日見たら一ドル113円?

なんたることでしょう。


そして金利も2.41%だそうです。


米金利先高観が強く、ドル円に買い安心感
http://zai.diamond.jp/list/fxnews/detail?id=207722#d207722

ドル円の上昇が止まらない。トランプ次期政権の財政拡大への期待や、米金融当局による利上げペース加速の思惑などを背景に、昨日の米10年債利回りは昨年7月以来の高い水準となる2.41%台まで上昇した。米金利先高観は根強く、ドル円に買い安心感が広がっている。

以下はゼロヘッジのチャートですが、重要な金利のサポートラインを越えたとありました。
つまりもっと上がるということです。

で、日本の金利もつられて急上昇。
今までマイナス金利だったのに0.04%になってます。


長期金利上昇、一時0.040% 9カ月ぶり高水準
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGF18H02_Y6A111C1000000/

日銀のけん制にもかかわらず、長期金利の上昇が続いている。長期金利の指標になる新発10年物国債利回りは18日に一時0.040%まで上昇した。2月半ば以来、約9カ月ぶりの高水準になる。トランプ次期米大統領の経済政策を巡り、米長期金利が急上昇し、国内の金利にも波及している。

現在、水面下では米国債爆売り中です。
今年1月から8月までに投げ売られた米国債の額は3400億ドル(38兆円)以上。
そして、この1ヵ月間で、3740億ドル(42兆円)が更に投げ売り。

ほんとはトランプさんに期待どころか、各国が逃げ出している。
巷ではトランプ相場などと言ってますが、なぜこんな真逆の報道がされているのか。

皆様は以下の図は一体なんだか分かるでしょうか?

http://golden-tamatama.com/blog-entry-2583.html


なんじゃこりゃ?
飛行機の前になにやら大量の物資が並べられてますが

これは放射性物質でしょうか。


いいえ。これは紙幣です。
これはドル紙幣の固まりです。

$1 Trillion =1兆ドル=つまり110兆円。
1兆ドルを可視化するとこうなるという図です。飛行機にも積めません。

以下は$17兆ドルの可視化。

なんたる数。

自由の女神がドル紙幣の束に囲まれてしまいますた。


全編は以下の動画で見ましょう。


What would $17 Trillion National Debt look like in $100 bills - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=g4Rva4KmtmQ


これは中央銀行FRBがどれだけ紙幣を乱発したのか。
つまり米国政府が米国債を発行してどれだけ借金したかを表してます。

ご存じの通りアメリカはどんどん紙幣を刷り散らかしている。
1971年のブレトンウッズ体制(つまり金本位制)をやめてからどれだけ偽のお金(不換紙幣)が刷られたのか。
http://www.brillig.com/debt_clock/


つぁぁぁ。
19兆ドル。
日本円でいうと2105兆円。

トランプさんはこれからメキシコとの間に壁を作るとかインフラを整備するとか。
公共事業を盛んにするなどと言ってますが。

って、その財源はどっから持ってくるの?
国債(借用証書)でも発行するの?
でも、海外は米国債を買うどころか売りまくってますよ?
財源なんてもうどこにもないはずです。

借りるどころか2105兆円の債務があったら金利がちょっとでも上がったら利払い分だけで酷い話になります。
ちょっと考えれば分かるでしょう。

例えば、3千万の住宅ローンを組んでる人が金利が1%もあがったら年間30万の支出です。
いきなり4%だったら×4=120万も支出が増える。
年収500万の人は3割が利払いで消えていくではないですか。
更なる残業でせっかく買ったおうちに帰れなくなる事態です。

これでは2105兆円もの借金を抱えた米国政府が次にどうなるのか。
分かりそうなもんでしょう。

そしてヨーロッパのドイツ銀行、イタリアのモンテパスキ銀行等々。
巨額の資金を国債で運用してるのです。
金利が上がる=国債暴落なら破綻するのです。

という訳で、前から書いてるように2008年は住宅バブル。
現在起きてるのは中央銀行バブルです。
それがもうすぐ弾ける。

トランプはこっち側だ。庶民の味方だ。
そう言う人がいますが。

ワタスから言わせればアイスランドやハンガリーで起きたように
庶民の味方なら真っ先に中央銀行国営化から始めるはずです。
例えば、日本だったら真っ先に日銀を国有化する。
日銀券ではなくすぐさま政府紙幣を発行する。

中央銀行がある限り、自由自在に中央銀行詐欺ができてしまう。
それを野放しにして庶民の味方もなにもないのです。

中央銀行詐欺とはこういう話です。

例えばあなたはある地域で、地域通貨をやっていた。
仮想通貨でもなんでも良い。
例えばその地域で太郎コインを発行していた。

で、その地域で、全体で10億太郎コインほど発行していた。
そしてその地域では、りんごは100太郎コインで買えた。

ある日あなたは、あーもっと楽して暮らしたい。
村人の養分をもっと吸い取ろう。
そう思いたちました。

そしていきなり通貨発行量を2倍の20億太郎コインに増やしますた。
通貨量が2倍になったんだから当たり前のように値段が2倍になります。
突然、その地域のりんご1個が200太郎コインに値上がりするのでした。

はりゃ?
村人はりんご1個を買うのに差額の100太郎コインを余計に働いかなきゃいけなくなるのです。
差額はどこに行ってしまったかというと

くほほほ。
もちろんあなたの懐に入ったのでした。

これが中央銀行詐欺です。
非常に単純なお話です。

中央銀行は通貨の発行量を変幻自在に変えられる。
値段を自由に変えられる。

FRBは1ドル100円だろうが130円だろうが自由に変えられる。
そして好きな時にチューチューと養分を吸える。
だから1971年のブレトンウッズ体制を止めたのです。

これをワタスは昔から時間泥棒と呼んで来ますた。
前から言うように中央銀行とは養分吸い取り装置なだけなのです。

とにかく通貨発行権を取り戻せてないのに庶民の味方等々。
それはないでしょう。

ワタスが見るところトランプさん当選前から米国債は叩き売られていました。
ということは、米国経済をぶっ壊した戦犯役。
クラッシャー役として雇われただけの人じゃないでしょうか。

最初からそういう筋書きなんだと思って見てます。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-2583.html



http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c282

[経世済民116] トランプに翻弄される黒田日銀総裁 円安地獄の恐ろしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 中川隆[5151] koaQ7Jey 2016年11月26日 20:32:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5585]

これ書いたの完全なバカだろ


アホに真実を教えてやるよ:


トランプが次期大統領に決まってから予想に反して円安・株高になった理由

外為特会の米国債売却でドル高円安を実現した可能性(麻生・浅川バズーカ)

 それにしても、凄いスピードでドル高円安が進んでいます。
 それにしても、どうしてこんなにドル高になるのか?

 その答えは、ドル金利が急ピッチで上昇しているからなのです。

 米国債の利回り(長期金利)が急上昇した理由については、トランプ氏が今後実施する政策によって景気がよくなると同時に物価が上がるとみられるからと言われることが多いのですが…いずれにしても、米国債を売りに出ている投資家がいるから米国債の利回りは上がる(国債の価格は下がる)のです。 では、一体誰がこのタイミングで国債を売っているのか?

 私は、日本の外為特別会計が、米国債の売却に動いたのではないかと想像します。
 というのも、日本時間の11月9日の午後、トランプ候補が優勢となって円高が進んだことを受けて、急遽、財務省、金融庁そして日銀が緊急会議を開き、為替介入を含め必要なことは何でもやるという意思が示されたからなのです。

米国債を売却すれば、必ず米国債の価格に下押し圧力がかかります。つまり、米国債の利回りは上がる、と。 そして、米国債の利回りが上がり、日米金利差が拡大すると、ドル高円安圧力がかかり、だから円安になるだろうと言っているのです。」
 恐らく、米国の長期金利が急上昇したのは、外為特別会計が保有する米国債を売りに出したことが原因ではないのでしょうか?
______

ゴールドマン・サックスは財務省・日銀からインサイダー情報を得て(?)、売り煽りから買い煽りに転じたみたいですね

11月9日、 日経平均は800円以上急落し、為替は円が急騰しました。 米系証券G社は米国株の先物を売り崩していたと言われ、ダウ先物も一時800ドルの急落となったことが不安を高めました。
ところが、東京時間から欧州時間に移るころから、 先のG証券はトランプ大統領による積極財政を喧伝してダウ先物を買い戻し、一晩のうちに下げを取り戻し、 米国市場ではむしろ200ドル以上の上昇となり、ドルも反発、ドル円は107円一歩手前まで円安となりました。



http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/194.html#c2

[経世済民116] トランプに翻弄される黒田日銀総裁 円安地獄の恐ろしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 中川隆[5152] koaQ7Jey 2016年11月26日 20:37:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5586]

政府・日銀、円急騰けん制=緊急会合で対応協議―米大統領選開票で 11月9日

財務省と金融庁、日銀は9日午後、緊急会合を開き、金融市場の動向をめぐり意見交換した。

米大統領選開票での共和党トランプ氏優位の情報を背景に外国為替市場で進んだ急激な円高について、

「投機的な動きが継続すれば必要な措置を取る」との認識で一致。

外為特会の米国債売却でドル高円安を実現した可能性(麻生・浅川バズーカ)

それにしても、どうしてこんなにドル高になるのか?

 その答えは、ドル金利が急ピッチで上昇しているからなのです。

米国債を売りに出している投資家がいるから米国債の利回りは上がる(国債の価格は下がる)のです。

 では、一体誰がこのタイミングで国債を売っているのか?
売りに出された国債が少量であれば、こんなに急に価格が下がることはないでしょう。

 つまり、大口の保有者が売った可能性が高いのです。
 で、大口の米国債の保有者と言えば、中国と日本が挙げられる訳ですが…

 私は、日本の外為特別会計が、米国債の売却に動いたのではないかと想像します。

 なにせ日本は100兆円を軽く超す米国債を保有している訳ですから、その一部を売りに出すだけでも米国の金利は上がり出すでしょう。
 そうなると、日米金利差は急拡大し、ドル高円安となるでしょう。
 そして、その一方で、米国債の売却代金で米国の株式を購入すれば、米国の株価が上がる、と。

 そうすると、米国の株価が上がるので、日本の株価も上がる、と。
さらに円安が進むのでさらに日本の株価が上がる、と。
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/194.html#c3

[経世済民116] トランプに翻弄される黒田日銀総裁 円安地獄の恐ろしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 中川隆[5153] koaQ7Jey 2016年11月26日 23:53:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5587]
>>5
>円を売る = 円安 = ドルを買う = ドル高 = アメリカ国債を買う


違うよ


アメリカ国債の売りが増えればアメリカの金利が高くなる

アメリカの金利が日本の金利より高くなれば ドルを買って円を売るから円安になるんだよ


http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/194.html#c6

[経世済民116] 日本の若者世代は世界で最も悲観的―米メディア 赤かぶ
1. 中川隆[5154] koaQ7Jey 2016年11月27日 00:00:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5588]
>高齢者を支えるため、若い世代はこれまでの半分の給与で働かなければならない。


これは嘘

日本の潜在供給力は大きいから今の倍の量はすぐに作れる
問題は需要が無くて作れないこと


>その上政府は世界で最も大きな債務を抱えている

これも嘘

日本は先進国で一番財政が健全、日本は世界一の債権国
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/198.html#c1

[リバイバル3] old JBL の世界 _ JBL に憧れるのは日本人だけ 富山誠
276. 中川隆[5155] koaQ7Jey 2016年11月27日 00:19:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5589]

JBL が朝鮮メーカーになる!


Samsung が Harman を買収。自動車関連事業を強化へ。JBLやAKGも 2016年11月14日


 韓国 Samsung Electronicsと米 Harman International は14日(韓国時間)、Samsung による Harman 買収を発表した。

買収総額は約80億ドル('16年11月14日時点の為替で約8,600億円)で、この買収により、Samsung は自動車関連事業の強化を図る。この買収には、Harman の自動車向け技術のほか、Harman Kardon、JBL、Mark Levinson、AKGなどのオーディオ事業も含まれている。


 Harman が持つ自動車向けのデザイン/設計技術や自動車メーカーとの長期的な関係と、Samsung のモバイル、半導体、ユーザーインターフェイス、ディスプレイ技術や流通網を融合。Samsung は2025年に1,000億ドル規模が見込まれる自動車向けエレクトロニクス製品の強化を図る。買収完了は2017年の中頃を見込む。

 自動車関連では、Harman のインフォテイメント、サイバーセキュリティ、OTAアップデート、テレメトリクスなどの技術と、Samsung の 5G や UX/UI、ディスプレイ技術を結集し、自動車メーカー向けの次世代コネクテッドカー技術としての採用を目指す。

 オーディオは、JBL、Harman Kardon、Mark Levinson、AKG、Lexicon、Infinity、Revel などのブランドや、B&W や B&O からライセンスを受けた自動車向けのオーディオビジネスなどが対象。Samsung のモバイルやディスプレイ、ウェアラブル製品との連携を強化していく。「オーディオ事業は当社の根幹を成すものとして、今後も変わらず継続する」としている。

 プロフェッショナル向けでは、BtoB を中心とした、スタジアムやアリーナ向け製品などを展開。IoT向けのコネクテッドサービスも強化を図る。

 買収完了後は、Harman は Samsung の子会社として運営。経営陣や本社、工場など、現在の事業に変更はない方針。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/421.html#c276

[近代史02] 株で損した理由教えてあげる 中川隆
380. 中川隆[5156] koaQ7Jey 2016年11月27日 00:52:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5590]


トランプ相場: アメリカの長期金利は高いのか低いのか?2016年11月26日
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4848

アメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利して以来、世界の金融市場は以前とは全く異なる動きを見せているが、そのなかでもっとも重要なのが高騰したアメリカの長期金利である。

為替も株も金利を見て動くからである。

長期金利とは10年物国債の金利のことであり、その数値は今後10年の米国経済の成長率とインフレ率について市場がどう予想しているのかを示すものである。

また、住宅や自動車のローンの金利などにも影響を与えるために実体経済にとっても重要であり、そして何より、これまで低金利が支えてきた株式市場が低金利なしでどれだけ保つのかという問題もある。

そうしたことを考えるためには、長期金利がどの水準ならば高すぎ、どの水準ならばそうではないのかということを明確にする必要がある。したがってこの記事では、米国経済の成長率とインフレ率を考えたときに長期金利はどの水準であるべきなのかについて考察してみたい。


トランプ氏勝利後の長期金利

これまでにも報じてきている通り、大統領選以来アメリカの長期金利が上がっている。執筆時点で長期金利は2.37となっており、選挙直前の1.82から0.5%も上昇したことになる。チャートは以下のようになっている。

http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2016/11/2016-11-26-10-year-treasury-note-yield-chart.png


これがどういうことかと言えば、長期金利とは理論的にはインフレ率と実質 GDP成長率の和であるので、経済成長とインフレへの期待が高まっているのである。

これが単なる悪性インフレの予想などでないことは、他の金融市場のチャートを見れば分かると以下の記事で説明した。


•トランプ氏勝利後の世界の金融市場チャート一覧
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4798


トランプ大統領の経済政策については著名ファンドマネージャーらの意見も割れており、それらはこれまで報じてきた通りである。興味深いのはジム・ロジャーズ氏とドラッケンミラー氏という、ジョージ・ソロス氏のクォンタム・ファンド出身の二人がともに金利上昇を予想していることだろう。一方で債券投資家のガントラック氏は金利高に慎重な姿勢を表明している。

•ドラッケンミラー氏が金売却、世界経済に「非常に、非常に強気」
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4679

•ジム・ロジャーズ氏: 金利は間違いなく上がる、しかも世界的に
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4739

•ガントラック氏: 金利上昇、株高に賭けるのはもう遅い
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4762

•世界最大のヘッジファンド: 長期停滞と低金利とグローバリズムはすべて終わった
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4766

この四人はどれも優れた投資家であり、しかもその意見はそれぞれ異なっている。だからこの記事では、そうした意見のどれが正しいのかという問いの答えに、長期金利を分析することで近付こうというわけである。


長期金利を分析する

最初に述べた通り、マクロ経済学的には長期金利とは市場が予想する今後10年間の実質 GDP成長率とインフレ率の和である。

そうであれば、今後の GDPとインフレがどうなるかを予想することで、現在の金利水準が高いのか低いのかという問題の答えに近付けることだろう。そういうわけで、先ずは GDP成長率から見てゆこう。


•アメリカ経済見通し: 低金利と原油反発が辛うじて支える第3四半期GDP
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4527


上記の記事によれば、2016年第3四半期のアメリカの実質 GDP成長率は前年同期比 1.50%という結果であった。

ニュースなどで一般に報じられる数値はトレンドを認識出来ない前期比年率だが、前年同期比であれば直近一年の結果が認識出来る。アメリカ経済は年間で 1.50%ほど成長しているということである。

この数字は常に 2%以上成長していた一年前に比べて減速しているものではあるが、それ以上に重要なのはその内容である。ここの読者であれば覚えていることと思われるが、この 1.50% という数字は自動車ローンの金利低下による個人消費の高まりと、原油価格の一時的反発による輸出増が辛うじて支えた数字であった。その他の項目は軒並み減速している。

だから考えるべきは、自動車ローン金利と原油価格が今後どうなるかということである。


先ず第一に、アメリカの金利が上がり、ドル高となる状況では原油価格は上がりようがない。

シェール関連企業が破綻して産油量が減るというシナリオを期待している人がいれば、一番破綻に近いシェール企業がどうなっているか、以下の記事で確認すると良いだろう。


•破綻寸前のシェール企業Chesapeake Energy、原油価格への影響は?
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4201


だからここからアメリカの GDP を支えてゆくものがあるとすれば、残りのもう一つ、つまり自動車ローン金利の低下であった。

ここまで言えば、長期金利の上昇によってアメリカの GDP がどうなるか、読者にもお分かりだろう。

最後の支えを失い、減速してゆくほかないのである。

米国 GDP成長率はこのままでは 1%を下回って下落してゆくだろう。

勿論、この数字はトランプ大統領の政策が経済を底上げする分を考慮していないのだが、それは最後に回すとして、次はインフレ率を考えてみよう。

アメリカの物価上昇率

現在、アメリカのインフレ率はどうなっているのか? 

最新のデータによれば、CPI(消費者物価指数)は 1.64%、コアCPI(エネルギーと食品を除く)は 2.17%で上昇している。グラフは次のようになる。

http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2016/11/2016-oct-us-inflation-rates-cpi-and-core-cpi.png

CPI がコアCPI よりも低くなっているのは、原油価格の暴落でガソリンなどの価格が一時的に下がったためである。コアCPI がアメリカ経済の減速に即して 2%前半で頭を抑えられている一方、CPI は原油価格が反発するにつれコアCPI に引き寄せられる形で上昇している。ここまでは予想通りである。

問題はここからどうなるかだが、GDP の考察と同じようにトランプ大統領の経済政策を考慮せず、かつ金利が高止まりしたままであるという仮定のもとで考えれば、インフレ率は上に述べた個人消費の減速やドル高による輸入物価の下落によって下がってゆくと考えるのが妥当だろう。インフレ率は GDP よりも緩やかに推移するため、GDP ほど急な減速にはならないだろうが、物価とは需要と供給の結果であるため、需要が減少すれば物価も下がらざるを得ない。


経済成長率とインフレ率の下落幅は?

上記より、トランプ大統領の経済政策を考慮せず、金利も高止まりした場合、GDP成長率もインフレ率もともに下落することは分かった。

しかし問題はどの程度下落するのかということである。

ここから先は推定するほかないが、2016年のアメリカ経済減速をわたしとともに眺めてきた読者には、そもそも金利の高騰がなくとも GDP成長率は遠からず 1%を切るということは予測できたと思う。

そこに金利高が加わるのだから、マイナス成長に突入するところまでは予測したとしても大袈裟にはならないだろう。

一方でインフレ率の方はやや不確かである。GDP より下落が遅いインフレ率は、経済が減速するに従い徐々に落ちてくるだろうが、GDP がゼロ成長になった辺りでようやく 1.5% まで下落する程度ではないか。この段階に達するまでに 1-2年ほどかかるだろう。

そう仮定すれば、その時点における GDP成長率とインフレ率の和である長期金利の理論値は、0% プラス 1.5% で 1.5程度であるべきということになる。

この理論値はトランプ政権の経済対策を考慮していないので、現在の長期金利 2.37との差である 0.8%程度をトランプ政権の経済政策が押し上げると市場は予想していることになる。押し上げる対象はインフレ率プラス実質 GDP成長率、つまり名目GDP成長率である。

長期金利の適正値

現状の市場の織り込みが判明したところで、考えるべきは長期金利の適正値である。トランプ大統領の経済政策は長期金利を上記理論値の 1.5%からどの程度押し上げるのか?

先ずは一番分かりやすい財政政策から考えてみよう。Bloomberg(原文英語)によれば、トランプ氏は公共事業に「5年で少なくとも 5,000億ドル」費やすと主張している。「少なくとも 5,000億ドル」はアメリカの GDP のおよそ3%ほどに相当するため、年間でのプラス幅は 0.6%程度ということになる。

あとは効果の計りにくい減税と規制緩和がどれだけの効果を発揮するかだが、仮に公共事業と同じ程度の効果と仮定すると、トランプ政権の経済政策は合計で年間 1.2% の名目 GDP押し上げ効果があることになり、したがってトランプ氏勝利後の長期金利の適正値は 2.7%程度ということになるだろう。

結論

勿論、ここに書いた計算はかなりの概算であり、考慮していない様々な詳細が存在している。具体的な数値については今後更に検討してゆくが、概算でも長期金利の適正値についてある程度の計算を行っておくことは非常に重要である。何故ならば、もし 2.7%という長期金利の適正値が正しいとすれば、金利が 2.7%近辺になった辺りで10年物国債を買うことが正当化されるからである。

何故この状況でまだアメリカ国債を買い、金利下落に賭けることを考えているかと言えば、

金利の上昇が株式市場の量的緩和バブルを崩壊させる可能性があるからである。

世界最大のヘッジファンドを運用するレイ・ダリオ氏がトランプ相場について語った言葉を思い出そう。

•世界最大のヘッジファンド: 長期停滞と低金利とグローバリズムはすべて終わった
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4766


問題は、こうした動きがいつ壊れ始めるかということである。

例えば、名目の(そしてより重要なのは実質の)金利の上昇が、他の資産クラスの価格を毀損し始めるのはいつになるのか?


トランプ氏の経済政策は確かにマクロ経済学的に正しいものかもしれない。それは以下の記事で説明した通りである。

•マクロ経済学の最先端を行くドナルド・トランプ大統領の経済政策
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4698


しかしながら、いかに経済学的に正しい政策を行おうとも、既に生じてしまった金融市場のバブルを無かったことには出来ないのである。現在の株式市場が置かれている状況を、もう一度確認しておくべき時期だろう。


•量的緩和バブルを崩壊させるポートフォリオ・リバランスの逆流
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/2219

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/428.html#c380

[近代史02] 株で損した理由教えてあげる 中川隆
381. 中川隆[5157] koaQ7Jey 2016年11月27日 11:58:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5591]

年金積立金管理運用独立行政法人 HP
http://www.gpif.go.jp/index.html

GPIF 基本ポートフォリオ
http://www.gpif.go.jp/gpif/portfolio.html


政府の年金資金運用に驚愕の実態!
海外ファンドに運用委託! 海外利用で覆面介入か
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-14362.html
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/205.html

ここ最近の円相場は海外時間になると猛烈な円売りドル買いとなりますが、この背景には日本の年金資金による覆面介入があると言われています。

覆面介入とは文字通り隠れて市場に介入する行為で、最近の市場取引を見てみても、アメリカ大統領選挙に便乗する形で猛烈な外国人投資家による日本株買いがありました。
その規模は安倍政権誕生から3本指に入るほどの勢いで、この外国人投資家の中にはヘッジファンド(運用業者)の名前も多いです。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の公式ホームページにある年金資金の運用委託リストを見てみると、そこには国内の銀行から海外ファンドまで様々な会社の名前が委託先として記載されていました。

以下に年金資金の運用を委託されている会社名を一部抜粋。

アライアンス・バーンスタイン
モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
三井住友アセットマネジメント
東京海上アセットマネジメント
三井住友信託銀行
ピムコジャパンリミテッド
三菱UFJ信託銀
ブラックロック・ジャパン
みずほ投信投資顧問
(ユービーエス・グローバル・アセット・マネジメント
ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
ノーザン・トラスト・グローバル・インベストメンツ
MFSインベストメント・マネジメント
ナティクシス・アセット・マネジメント

驚くべきはその依頼手数料です。年金資金で外国債券を運用しているアライアンス・バーンスタインだけでも13億円、MFSインベストメント・マネジメントでは14億円以上と記載されています。

日本政府は年金資金を海外ファンドに依頼し、ファンド側は国のお金を投資に使えて、手数料だけでも数億円が貰えているという構図です。日銀の発表では「市場介入の実績はない」となっていますが、海外ファンドを使う形で24時間体制の間接的な介入をしていると言えるでしょう。


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/428.html#c381

[経世済民116] 経済競争に勝つために賃金上げは困難、これが原因で世界経済は停滞、トランプ氏のTPP反対に大賛成 公平君
1. 中川隆[5158] koaQ7Jey 2016年11月27日 12:11:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5592]
日本はアメリカの植民地だから、アメリカに金を吸い取られているだけだよ。

対外純資産というのはアメリカが日本から巻き上げた金の事だから。もう二度と日本は取り返せない:

リーマン危機以降、世界の株価と不動産価格は、中国のように当局が強く関与する「政治的」な相場になっています。

日本では、日銀や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、郵貯・かんぽによる、直接的な株買いがありあます。これらが「政治的」と言う所以です。

安倍首相は 2012年10月から数十兆円の「円売り・ドル買い」で、$1=80円の円高を120円付近にまで下げたのです。

資金残高129兆円(16年3月)の年金基金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立法人)は、事実上わが国のSWS(国家ファンド)です。ノルウェーの$5775億(57兆円)の2.2倍の規模で、1位の米国社会保障年金信託基金に次ぐものです。

2014年10月には、運用の基本ポートフォリオ(分散投資)で、国内株式と外国株式の構成比を、ともに25%へと倍増しています。

外国債券も15%に増やしたのです。外国証券と言っても、90%は米国のものでしょう。

GPIF は株式で約15兆円、米国債で10兆円の買いを行っているのです。
両方で、25兆円のドル買い、つまり米国への資金供与です。


2012年10月に、民主党の自滅から安倍政権が確実になって以降、50兆円くらいのジャパンマネーが米国に行っています。

(注)ドル買の超過分、日本の資金を米国に与えることと等しい

政府の円安誘導の方法は、政府が動かせる資金での、市場に買い主体を公開しないドル買いです。

$1=80円から120円(2016年2月まで)の円安の時期までに、50兆円の円安誘導が行われています。
http://www.mag2.com/p/money/23106/4
http://www.mag2.com/p/money/23106/5

浜田宏一氏、失敗の本質〜なぜリフレ派は「対米売国奴」に墜ちたのか?=吉田繁治 2016年11月24日
http://www.mag2.com/p/money/27546

我が国の異次元緩和、は米ドル(米国債)を買うことで、米国に資金提供をするために行われた

リフレ派は米国にマネーを誘導するエージェント

これには、実は証拠があります。最近の浜田氏は、「日銀が米国債を買って、円を増発する方法もある」と言い始めているのです。

ユーロの中央銀行であるECB(中身はドイツマネー)が、ギリシア、ポルトガル、スペイン、イタリアなどの南欧債を買うことで、資金提供したことと同じです。

A国の国債、債券、通貨を、B国のマネーで買うことは、B国からA国にマネーを提供することと同じです。

ご記憶にある方もおられるかもしれませんが、異次元緩和の開始直後に、当方は、露骨な表現を使い、浜田氏を「亡国のエコノミスト」と書いたことがあります。
(注)小泉内閣にも類似の人がいました

異次元緩和であふれた銀行の当座預金マネーが、ドル買いに向かったからです。三菱UFJグループの事例で言えば、総資金量(298兆円:16年3月期)のうち、外国貸出が43兆円、外国債券が28兆円です。

合計で71兆円が主に米国に行っています。同時期の国内の貸し出しは59兆円、国内証券が34兆円で、合計94兆円です。
(注)16年9月期の海外運用は6兆円(8.5%)減ったように見えますが、これは$1=101円の円高・ドル安によるもので回収したわけではありません

我が国で資金量が最大の銀行は、国内55:海外45の資金運用です。国内の金利がゼロやマイナスなので、海外で運用したからです。このマネーの海外流出も、異次元緩和が国内のマネーサプライを増やさなかった原因です。

三菱UFJグループも、ゆうちょ銀行や、年金のGPIFと同じように、日銀に国債を売って、そのマネーを米国に提供しています。

民間銀行は、異次元漢和による国内金利(0%やマイナス)と米国金利(1.5〜2.5%)の、大きくなったイールド・スプレッドを確保するため、政府の政策に従属した運用をするしかない。

浜田氏が、「異次元緩和は国内のマネーサプライを増やすものではなく、ドル買い(ドル預金)やドル国債買いにより米国のマネーサプライを増やす」ということを知った上で異次元緩和を推進したのなら、確信犯です。

その言動からは米国の金融エージェントに見える浜田氏は、だから「日銀が米国債を買って、円を増発する方法もある」と言い始めたのかもしれません。これは国民経済にとっては害です。

前FRB議長のバーナンキも、日本に異次元緩和を勧めていました。あれは明らかに、「米国債を買ってくれ」という意思表示だったのです。

2014年10月の大事件〜日銀もGPIFも「米国の支配下」にある

2014年10月に米国がテーパリング(FRBによる国債買いの順次縮小:10ヶ月)を終えたとき、その同じ月に、我が国の公的年金を運用するGPIFが「米国株と米国債の保有を2倍に増やす」方針を発表しています。
(注)14年10月末には、日銀も追加緩和で国債の買い増しを発表しています(年80兆円)

実は、2015年8月から、米国債の1位保有国である中国政府が、米国債を売り始めました。それ以降の売りの累積は$1260億(12.6兆円:ブルームバーグ)です。

中国政府が米国債を売ったのは、自国のGDP成長率の低さと、不動産の不良債権の実態を知っている民間の「元売り/ドル買い(=元の海外流出)」が2015年8月から大きくなって、大きな元安を招く恐れがあったからです。このため中国政府は、民間の「元売り/トル買い」に対抗する「ドル国債売り/元買い」を行ったのです。

中国政府が米国債を売る分、別の買い手がいなければ、米国の金利は上昇し、レポ金融に依存した米国金融と株価は深刻な影響を受けます。しかし米国FRBは、ドル信用の維持のためテーパリングは終了せねばならない。

そこで日本政府に頼んで、ゆうちょ銀行とGPIFのマネーを、米国債と株の運用資金として提供するということだったのです。

こうしたことは、政府は平気で行います。

以前、安倍首相が、NYSE(ニューヨーク証券取引所)で、「Buy Abenomics」と叫んだことがあります。これは米国に対して、強制的な買いを促すものではありません。あくまで、お願いのレベルです。

ところが、米国政府が日本に言うときは異なります。「強制」の意味をもつのです。従来は財務省が、これを「外圧」と言っていました。今はこの言葉は消えましたが、同様のことが続いています。

状況証拠からは、リフレ派は(狙ってか狙わずかは不明ですが)、米国にマネーを誘導するエージェントに見えるのです。


http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/204.html#c1

[近代史02] 原爆投下が日本を救った_ ユダヤ人とトルーマンと昭和天皇に感謝 中川隆
16. 中川隆[5159] koaQ7Jey 2016年11月27日 12:27:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5593]

カストロが率いて成功させたキューバ革命によって米好戦派が計画した対ソ先制核攻撃計画は困難に
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611270000/
2016.11.27 03:20:03 櫻井ジャーナル


 11月25日にキューバのフィデル・カストロが死亡したという。言うまでもなく、カストロはキューバ革命の英雄。アメリカ支配層の傀儡だったフルヘンシオ・バチスタ政権を倒すため、1953年7月26日に実行されたモンカダ兵営襲撃から革命は始まり、59年1月1日にバチスタがキューバを逃げ出し、8日にカストロがハバナ入りして終わった。アメリカでは1953年1月から61年1月までドワイト・アイゼンハワーが大統領を務めている。

 この当時、アメリカ支配層の好戦派はソ連に対する先制攻撃を考えていた。この計画とキューバ情勢は深く結びついている。

 第2次世界大戦で殺されたソ連人は2000万人以上、工業地帯の3分の2を含むソ連全土の3分の1が破壊されている。しかもソ連軍で装備が十分な部隊は3分の1にすぎず、残りの3分の1は部分的な装備しか持たず、残りは軍隊の体をなしていなかった。これはアメリカ支配層の中でも好戦派として知られている。ポール・ニッツェの分析だ。本ブログでは何度か指摘したように、アメリカ軍はドイツ軍とまともに戦っていない。

 日本がポツダム宣言を受諾すると通告してから約1カ月後にはJCS(統合参謀本部)でソ連に対する先制攻撃を必要なら実行すると決められている。この決定はピンチャーという暗号名で呼ばれた。もっとも、この時点でアメリカが保有していた核兵器は2発にすぎないと言われているので、全面核戦争というわけではないだろう。

 1948年後半になると、心理戦の専門家で特殊部隊の産みの親とされている「ロバート・マックルア将軍は、統合参謀本部に働きかけ、ソ連への核攻撃に続く全面的なゲリラ戦計画を承認させ」(クリストファー・シンプソン著、松尾弌訳『冷戦に憑かれた亡者たち』時事通信社、1994年)、翌年に出されたJCSの研究報告では、ソ連の70都市へ133発の原爆(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)を落とすという内容が盛り込まれていた。1952年11月にアメリカは水爆実験に成功している。

 この当時、原爆の輸送手段は爆撃機。その任務を負っていたのがSAC(戦略空軍総司令部)で、1948年から57年まで司令官を務めたのがカーティス・ルメイ中将だ。日本の諸都市で市民を焼夷弾で焼き殺し、広島や長崎に原爆を落とした責任者だ。

 1954年になるとSACは600から750機の核爆弾をソ連に投下、2時間で破壊し、118都市に住む住民の80%、つまり約6000万人を殺すという計画を作成した。この年の終わりにはヨーロッパへ核兵器を配備している。1957年の初頭になると、アメリカ軍はソ連への核攻撃を想定した「ドロップショット作戦」を作成、300発の核爆弾をソ連の100都市で使い、工業生産能力の85%を破壊する予定になっていたという。(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)1958年にアメリカが保有する核兵器の数は3000発に近づいた。

 1960年の大統領選挙で共和党の候補者だったリチャード・ニクソンはアイゼンハワー政権の副大統領。そこで、軍事的にアメリカが圧倒していることを知っていた。それに対して民主党のジョン・F・ケネディ上院議員は1958年8月にソ連がミサイルで優位に立っていると主張、「ミサイル・ギャップ」なる用語を使って危機感を煽り、有権者の心をつかんだ。こうした話をケネディに吹き込んだのは、元空軍省長官のスチュアート・サイミントン上院議員だとされている。

 もっとも、ケネディが好戦的だったと言うことは正しくない。例えば、1954年4月には議会でフランスがベトナムで行っている戦争を支持するアイゼンハワー大統領を批判、また57年7月には、アルジェリアの独立を潰すために戦争を始めたフランスの植民地主義に強く反対、60年の大統領選挙ではアイゼンハワーとジョン・フォスター・ダレス国務長官の好戦的な外交政策を批判している。(David Talbot, “The Devil’s Chessboard,” HarperCollins, 2015)

 結局、選挙でケネディが勝利した。その段階で彼はジョン・フォスター・ダレスの弟でCIA長官だったアレン・ダレスやFBIのJ・エドガー・フーバーを解任するべきだと考えていたようだ。ケネディの父親、ジョセフ・ケネディも大統領の意思を無視して勝手に動くダレス兄弟が危険だということを話していたと言われている。

 しかし、選挙結果が僅差での勝利だったことからケネディは両者を留任させ、国務長官にはCFR(外交問題評議会)やロックフェラー基金を通じてダレス兄弟と近い関係にあったディーン・ラスクを任命した。(David Talbot, “The Devil’s Chessboard,” HarperCollins, 2015)

 ケネディが大統領に就任した3カ月後、1961年4月に亡命キューバ人の部隊がキューバへの軍事侵攻を目論んで失敗する。その背後にはCIAがいた。ダレスCIA長官など好戦派はそうした作戦の失敗を想定、アメリカ軍の本格的な軍事介入を予定していた可能性が高いと考えられている。実際、チャールズ・キャベルCIA副長官は航空母艦からアメリカ軍の戦闘機を出撃させようと大統領に進言したが、却下されてしまう。その後、キャベル副長官はアレン・ダレス長官やリチャード・ビッセル計画局長とともに解任された。(L. Fletcher Prouty, "JFK," Citadel Press, 1996)

 7月になると、ケネディ大統領に対してライマン・レムニッツァーJCS議長をはじめとする軍の幹部が1963年後半にソ連を核攻撃するという計画を大統領に説明した。大統領から1962年の後半ならどうなのかと聞かれたレムニッツァーは使用できる十分なミサイルが不足していると答えたという。

 レムニッツァーは大戦中の1944年からアレン・ダレスと面識がある。ふたりは秘密裏にナチスと接触し、降服に関してスイスで話し合っているのだ。その先にはナチスと手を組んでソ連と戦うという道筋ができていた。

 キューバに対するアメリカ軍の侵攻を正当化するため、レムニッツァーたちは偽旗作戦を考えている。例えば、キューバのグアンタナモにあるアメリカ海軍の基地をキューバ側のエージェントを装って攻撃、マイアミを含むフロリダの都市やワシントンでの「テロ工作」も展開、アメリカ人が操縦するミグ・タイプの航空機で民間機を威嚇、船舶を攻撃、アメリカ軍の無人機を破壊したり、民間機のハイジャックを試みたり、キューバ側を装ってその周辺国を攻撃したりする計画もあった。

 それだけでなく、民間旅客機がキューバ軍に撃墜されたように装う計画もあった。民間機のコピー機をフロリダ州にあるエグリン空軍基地で作り、本物は自動操縦できるように改造、空港から人を乗せたコピー機に離陸させ、途中で自動操縦の飛行機と入れ替え、それをキューバ近くで自爆させ、キューバ軍に撃墜されたように見せかけようとしていた。そのほか、4ないし5機のF101戦闘機をキューバに向かって発進させ、そのうち1機が撃墜されたように見せかける計画もあった。(Memorandum for the Secretary of Defense, 13 March 1962)この偽旗作戦をレムニッツァーは1962年3月にロバート・マクナマラ国防長官に長官のオフィスで説明しているが、拒否されている。(Thierry Meyssan, “9/11 The big lie”, Carnot Publishing, 2002)

 アメリカの好戦派、つまり疲弊したソ連を先制核攻撃で殲滅しようと考えていた勢力がキューバへの軍事侵攻に執着した理由は中距離ミサイルいよる反撃を恐れたからだと考えることができる。

 アメリカがソ連に対する先制核攻撃を考えていることはソ連政府も知っていたはず。長距離爆撃機やICBM(大陸間弾道ミサイル)で対抗できなければ中距離ミサイルを使うしかない。アメリカもソ連もそう考え、両国はキューバに注目したのではないだろうか。

 そして1962年8月、アメリカはソ連がキューバへミサイルを運び込んでいることに気づく。偵察機のU2がキューバで8カ所の対空ミサイルSA2の発射施設を発見、9月には3カ所の地対空ミサイル発射装置を確認したのだ。(Jeffrey T. Richelson, "The Wizards of Langley," Westview Press, 2001)ハバナの埠頭に停泊していたソ連の貨物船オムスクが中距離ミサイルを下ろし始め、別の船ボルタワがSS4を運び込んでいることも判明した。(Martin Walker, "The Cold War," Fourth Estate, 1993)

 こうした事態を受け、10月9日にケネディ大統領はJCSのメンバーと会談、ルメイを中心とするグループは運び込まれたミサイルを空爆で破壊すべきだと主張した。空爆してもソ連は手も足も出せないはずだというのだが、ケネディは同意していない。

 ケネディ大統領は10月22日、キューバにミサイルが存在する事実をテレビで公表、海上封鎖を宣言した。戦略空軍はDEFCON3(通常より高度な防衛準備態勢)へ引き上げ、24日には一段階上のDEFCON2にする一方、ソ連を空爆する準備をしている。27日にはU2がキューバ上空で撃墜され、ニューヨークにいたソ連の外交官たちは機密文書の処分を始めたという。27日にはシベリア上空でU2がソ連のミグ戦闘機に要撃されている。この出来事を受け、マクナマラ国防長官はU2の飛行停止を命令したが、その後も別のU2が同じことを繰り返した。(Richard J. Aldrich, "The Hidden Hand," John Murray, 2001)

 それだけでなく、アメリカ海軍の空母「ランドルフ」はカリブ海で対潜爆雷を投下するが、その近くにはキューバへ向かう輸送船を警護していたソ連の潜水艦がいた。その副長は参謀へ連絡しようとするが失敗する。アメリカとソ連の戦争が始まったと判断して核魚雷の発射準備に同意するようふたりの将校に求めるが、政治将校が拒否して実行はされなかった。この日、カーティス・ルメイ空軍参謀長などJCSの強硬派は大統領に対し、即日ソ連を攻撃するべきだと詰め寄っていたという。(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)

 結局、10月28日にソ連のニキータ・フルシチョフ首相はミサイルの撤去を約束、海上封鎖は解除されて核戦争は避けられたのだが、ベトナム戦争の実態を内部告発したダニエル・エルズバーグによると、キューバ危機が外交的に解決された後、国防総省の内部ではクーデター的な雰囲気が広がっていたという。(Peter Dale Scott, “The American Deep State,” Rowman & Littlefield, 2015)

 当時、マクナマラ長官はキューバへ軍事侵攻した場合のアメリカ側の戦死者数を4500名になると推測していたが、30年後、アメリカ人だけで10万人が死んだだろうと訂正している。(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)

 その翌年、1963年6月10日にケネディ大統領はアメリカン大学の卒業式で「平和の戦略」と呼ばれる演説を行った。アメリカが軍事力で世界に押しつける「パックス・アメリカーナ(アメリカ支配による平和)」を否定することから演説は始まり、アメリカ市民は「まず内へ目を向けて、平和の可能性に対する、ソ連に対する、冷戦の経過に対する、また米国内の自由と平和に対する、自分自身の態度を検討しはじめるべき」(長谷川潔訳『英和対訳ケネディ大統領演説集』南雲堂、2007年)だと語りかけたのだ。ケネディ大統領がテキサス州ダラスで暗殺されたのはその年の11月22日。当時のダラス市長はCIA副長官だったチャールズ・キャベルの弟、アール・キャベルだ。

 ソ連に対する攻撃をアメリカの好戦派だけが考えていたわけではない。第2次世界大戦の終盤、1945年4月12日にアメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が急死、5月7日にドイツが降伏するが、その直後にウィンストン・チャーチル英首相はJPS(合同作戦本部)に対し、ソ連へ軍事侵攻するための作戦を立案するように命令、5月22日にアンシンカブル作戦が提出されている。7月1日に米英軍数十師団とドイツの10師団が「第3次世界大戦」を始める想定になっていた。この作戦は発動しなかったのは、参謀本部が5月31日に計画を拒否したからだ。(Stephen Dorril, “MI6”, Fourth Estate, 2000)

 もし、カストロたちの革命が成功せずキューバをアメリカが支配していたなら、ソ連に対する先制核攻撃が実行された可能性はかなり高くなるだろう。そうした戦争が始まったなら、沖縄をはじめ、日本は核兵器の発射基地になり、報復の対象になったはずだ。

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/327.html#c16

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
283. 中川隆[5160] koaQ7Jey 2016年11月27日 12:57:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5594]

量的緩和バブルを崩壊させるポートフォリオ・リバランスの逆流2016年1月3日
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/2219


2008年、サブプライム・ローン危機に晒された経済を支えるため、Fed(連邦準備制度)は世界大戦時以来のゼロ金利を敢行した。

米国において、これは1929年の世界恐慌から1945年の終戦の前後にかけて行われたゼロ金利以来であり、実に約60年ぶりのことであった。

米国の政策金利の長期チャートは以下の通りである。

http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2016/01/2015-11-us-federal-funds-rate-historical-chart.png

米国の政策金利は終戦後のゼロから始まり、60年かけてまたゼロに戻ってきたわけである。これはある巨大バブルの長期サイクルを示しているのだが、その話はまた今度にしよう。

今回の論題はゼロ金利後の金融緩和である。

金利はゼロに下がってしまえば、それ以上下げることが出来ない。(マイナス金利は別の問題を生じさせるので、この記事では考えない。)

ではどうするか? 中央銀行に出来ることは以下の2つしかない。

•金利を操作する
•貨幣を発行する

したがって、金利が操作出来なくなったので、貨幣を発行し国債を買い入れたのである。これが量的緩和である。


量的緩和の効果

では、利下げに代わって行われる量的緩和はどのような意味を持つのだろうか? 量的緩和の経済に対する効果は以下の通りである。

•長期国債買い入れによる長期金利の押し下げ
•低金利による不動産市場の活性化と建設雇用の増加
•通貨安による輸出増
•債券市場からハイリスク資産への資金の流入


先ず、貨幣の追加発行は通貨の信用を失わせ、通貨安となり、輸出業を助ける。

更に中央銀行は主に長期国債を買うわけだから、長期金利が低下し、住宅ローン金利も低下することで不動産市場が活性化する。住宅需要が増えれば新規の建設が増え、建設業の雇用が増えるわけである。

そしてここからが最も重要な部分である。

債券の金利が下がるとき、債券の保有者はどうするだろうか?

国債を保有していても雀の涙ほどの金利しか付かないとなれば、国債を保有するインセンティブが少なくなり、より高いリスクを取ってでも、より金利の高い証券、例えば社債を購入しようと思うだろう。

そうすれば今度は社債の金利が下がる。

社債の保有者はこれまでと同じ金利が受け取れなくなり、代わりとなるよりリスクとリターンの高い投資先を探すだろう。例えば不動産や株式である。

こうして中央銀行が国債を買い入れることで、投資家が国債から社債、社債から不動産や株式へと、リスクの高い証券に次々に押し出されてくる。

そうすれば不動産や株式の資産価値が上昇する。

これを量的緩和によるポートフォリオ・リバランス効果と呼ぶ。


世界経済はそのまま順調に進むのか?

こうして米国の株式市場は史上最高値を更新した。以下は S&P 500の長期チャートである。

http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2015/12/2015-12-15-s-and-p-500-long-term-chart.png


アメリカ経済もほどほどの経済成長を続けており、これに安心した Fed はゼロ金利を解除し、利上げを敢行している。株式市場も一時は急落したが、暴落とはならずほどほどで推移している。

これですべて解決したのか? このまますべてが順調に進むのか? 

Fed はそう祈っているが、現実にはそうなることはない。

金利が上昇すればどうなるかということを、あまりに多くの人が忘れているのである。


ポートフォリオ・リバランスは逆流する

国債保有者が社債を、社債保有者が不動産や株式を買ったのはどういう理由だったか? 

国債や社債の金利が低かったからである。

では国債や社債の金利が戻れば彼らはどうするか? 

彼らにリスクの高い資産を保有し続ける理由はもはやない。リスクの低い資産で満足な金利が得られるのであれば、彼らは元の棲家へと戻ってゆくだろう。

このように、ポートフォリオ・リバランスによってリスク資産に流入した資金は、その逆流によって流出してゆくだろう。

問題はそのタイミングである。

Fed は短期金利を上げているが、では米国の長期金利はどうなっているのか? 

以下は10年物米国債の金利の金融危機前からのチャートである。

http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2016/01/2016-1-2-10-year-treasury-note-yield-long-term-chart.png


長期金利は上がっていない。
これがポートフォリオ・リバランスがまだ逆流していない理由である。

では何故長期金利は上昇していないのか? 

ECB(欧州中央銀行)や日銀の量的緩和により、ほかの先進国の長期金利が低く抑えられているからである。

スペイン国債の金利が米国債の金利よりも著しく低いということは通常考えにくく、欧州の国債が買われれば米国債も買われる。

米国が貿易相手の通貨安を許容してでも日本とユーロ圏に量的緩和を薦めた理由がここにある。


•米国が利上げを急ぐ理由: バブル崩壊後の相場に向けた利上げ競争はもう始まっている
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/1384


米国は緩和を日本とユーロ圏に押し付けて利上げを敢行している。

米国は株式市場を暴落させることなくこのまま逃げ切れるのか? 
逃げきれないだろう。日本とユーロ圏が量的緩和を辞める日が来る。

日本や米国とは違い、欧州の国債は明らかなバブルであり、このバブルが弾ける時、米国の長期金利も上昇する。

長期金利が上昇すれば、これまで不動産や株式を保有していた投資家が金利の上がった安全資産に押し寄せてくる。

この瞬間、長らく続いた株式市場のバブルが遂に崩壊するのである。


バブル崩壊をどうトレードするか?

投資家はこのシナリオにどう備えるべきだろうか? 

先ず言えるのは、金融市場が崩壊したとき、Fed は利下げを行い、量的緩和を再開するだろう。そうすれば株式市場は運が良ければそれに反応し、再び高値を目指すかもしれない。しかし量的緩和への逆戻りが不可避であれば、上昇するのは金である。

株式も、通貨でさえも暴落するとき、資金の逃避先となる金は上昇どころか大暴騰するだろう。個人的には2017年から2020年頃までに、金は2011年の高値を超え、2,000ドルを目指すと予想している。

http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2016/01/2015-12-26-gold-long-term-chart.png

金については詳細な記事を既に書いてあるので、そちらを参考にしてほしい。

•2016年金価格の推移予想: 金は暴騰するがいつ買うべきか? 利上げの影響と米国経済の動向
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/2196


世界経済の将来

金の見通しは明るいが、世界経済の見通しは絶望的である。

一番最初の政策金利のチャートは、世界恐慌以来の下限に達している。
ここから脱出することは並大抵のことではないのである。

単に利上げを行うだけでは、そこから脱出することは出来ない。
そこからの脱出は非常な痛みを伴うのである。

多くの負債はデフォルトとなり、金融市場は崩壊し、富の再分配が行われるだろう。ここで犠牲となるのは主に失業者と富裕層である。運が良ければ、世界恐慌後の事例とは異なり、世界は戦争を回避できるかもしれない。しかしヒトラーの台頭した政治的な地合いは、既にヨーロッパで育まれつつある。

予言めいた不吉な予想だと思う読者もあることだろう。しかし、こう書いたのにはそう考えるに足る根拠があってのことである。それを説明するためには、2008年以後の経済ではなく、50年から100年単位での長期のサイクルを考えなければならない。その一例が政策金利チャートなのである。
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/2219
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c283

[政治・選挙・NHK216] TPPと北方領土と従軍慰安婦。  山崎行太郎 赤かぶ
1. 中川隆[5161] koaQ7Jey 2016年11月27日 13:20:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5595]
山崎行太郎自体が典型的なネット右翼だろ

何故そんなに天皇が好きで左翼が嫌いか説明して欲しいな

http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/614.html#c1

[番外地6] カストロ氏逝去に対する各国首脳の反応 中川隆
1. 中川隆[5162] koaQ7Jey 2016年11月27日 13:25:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5596]

フィデル・カストロの死と停滞した社会と売春する女たち

キューバの英雄であったフィデル・カストロが2016年11月25日に90歳で死亡している。キューバの国民は哀しみ、社会主義を嫌ってキューバを脱出した人々はフロリダで祝っている。

学生時代は野球に熱中したスポーツ選手、その後は貧困者のために尽力した弁護士、そして政治家、共産革命家、キューバ革命の後は国家最高指導者として1976年からずっとキューバと共にあった人物だった。

フィデル・カストロは独裁者であったが、自分を美化させて自分と一族だけが贅沢三昧するような人間ではなく、どちらかと言えば清廉潔白なイメージを抱かせる希有な独裁者であった。

だからというべきか、フィデル・カストロの統治は1976年から2011年と、35年の長きに渡るものとなっている。それは、キューバにとっては良いことだったのか悪いことだったのか、評価が割れる。

確かに政治的安定を成し遂げたのはキューバ国民にとって幸せなことではあったが、カストロ議長が信奉していた「社会主義」によってキューバは経済的停滞を余儀なくされ、貧困が35年も続く時代と化した。

結局、国民はまともに食えないので、キューバ女性は観光客相手に売春ビジネスで金を稼ぐ構図となっている。キューバは社会主義を取り入れたことで時代に取り残され、セックス植民地と化したのだ。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20161127T0334030900.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/746.html#c1

[番外地6] カストロ氏逝去に対する各国首脳の反応 中川隆
2. 中川隆[5163] koaQ7Jey 2016年11月27日 13:31:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5597]

2016.11.27
カストロが率いて成功させたキューバ革命によって米好戦派が計画した対ソ先制核攻撃計画は困難に


 11月25日にキューバのフィデル・カストロが死亡したという。言うまでもなく、カストロはキューバ革命の英雄。アメリカ支配層の傀儡だったフルヘンシオ・バチスタ政権を倒すため、1953年7月26日に実行されたモンカダ兵営襲撃から革命は始まり、59年1月1日にバチスタがキューバを逃げ出し、8日にカストロがハバナ入りして終わった。アメリカでは1953年1月から61年1月までドワイト・アイゼンハワーが大統領を務めている。

 この当時、アメリカ支配層の好戦派はソ連に対する先制攻撃を考えていた。この計画とキューバ情勢は深く結びついている。

 第2次世界大戦で殺されたソ連人は2000万人以上、工業地帯の3分の2を含むソ連全土の3分の1が破壊されている。しかもソ連軍で装備が十分な部隊は3分の1にすぎず、残りの3分の1は部分的な装備しか持たず、残りは軍隊の体をなしていなかった。これはアメリカ支配層の中でも好戦派として知られている。ポール・ニッツェの分析だ。本ブログでは何度か指摘したように、アメリカ軍はドイツ軍とまともに戦っていない。

 日本がポツダム宣言を受諾すると通告してから約1カ月後にはJCS(統合参謀本部)でソ連に対する先制攻撃を必要なら実行すると決められている。この決定はピンチャーという暗号名で呼ばれた。もっとも、この時点でアメリカが保有していた核兵器は2発にすぎないと言われているので、全面核戦争というわけではないだろう。

 1948年後半になると、心理戦の専門家で特殊部隊の産みの親とされている「ロバート・マックルア将軍は、統合参謀本部に働きかけ、ソ連への核攻撃に続く全面的なゲリラ戦計画を承認させ」(クリストファー・シンプソン著、松尾弌訳『冷戦に憑かれた亡者たち』時事通信社、1994年)、翌年に出されたJCSの研究報告では、ソ連の70都市へ133発の原爆(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)を落とすという内容が盛り込まれていた。1952年11月にアメリカは水爆実験に成功している。

 この当時、原爆の輸送手段は爆撃機。その任務を負っていたのがSAC(戦略空軍総司令部)で、1948年から57年まで司令官を務めたのがカーティス・ルメイ中将だ。日本の諸都市で市民を焼夷弾で焼き殺し、広島や長崎に原爆を落とした責任者だ。

 1954年になるとSACは600から750機の核爆弾をソ連に投下、2時間で破壊し、118都市に住む住民の80%、つまり約6000万人を殺すという計画を作成した。この年の終わりにはヨーロッパへ核兵器を配備している。1957年の初頭になると、アメリカ軍はソ連への核攻撃を想定した「ドロップショット作戦」を作成、300発の核爆弾をソ連の100都市で使い、工業生産能力の85%を破壊する予定になっていたという。(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)1958年にアメリカが保有する核兵器の数は3000発に近づいた。

 1960年の大統領選挙で共和党の候補者だったリチャード・ニクソンはアイゼンハワー政権の副大統領。そこで、軍事的にアメリカが圧倒していることを知っていた。それに対して民主党のジョン・F・ケネディ上院議員は1958年8月にソ連がミサイルで優位に立っていると主張、「ミサイル・ギャップ」なる用語を使って危機感を煽り、有権者の心をつかんだ。こうした話をケネディに吹き込んだのは、元空軍省長官のスチュアート・サイミントン上院議員だとされている。

 もっとも、ケネディが好戦的だったと言うことは正しくない。例えば、1954年4月には議会でフランスがベトナムで行っている戦争を支持するアイゼンハワー大統領を批判、また57年7月には、アルジェリアの独立を潰すために戦争を始めたフランスの植民地主義に強く反対、60年の大統領選挙ではアイゼンハワーとジョン・フォスター・ダレス国務長官の好戦的な外交政策を批判している。(David Talbot, “The Devil’s Chessboard,” HarperCollins, 2015)

 結局、選挙でケネディが勝利した。その段階で彼はジョン・フォスター・ダレスの弟でCIA長官だったアレン・ダレスやFBIのJ・エドガー・フーバーを解任するべきだと考えていたようだ。ケネディの父親、ジョセフ・ケネディも大統領の意思を無視して勝手に動くダレス兄弟が危険だということを話していたと言われている。

 しかし、選挙結果が僅差での勝利だったことからケネディは両者を留任させ、国務長官にはCFR(外交問題評議会)やロックフェラー基金を通じてダレス兄弟と近い関係にあったディーン・ラスクを任命した。(David Talbot, “The Devil’s Chessboard,” HarperCollins, 2015)

 ケネディが大統領に就任した3カ月後、1961年4月に亡命キューバ人の部隊がキューバへの軍事侵攻を目論んで失敗する。その背後にはCIAがいた。ダレスCIA長官など好戦派はそうした作戦の失敗を想定、アメリカ軍の本格的な軍事介入を予定していた可能性が高いと考えられている。実際、チャールズ・キャベルCIA副長官は航空母艦からアメリカ軍の戦闘機を出撃させようと大統領に進言したが、却下されてしまう。その後、キャベル副長官はアレン・ダレス長官やリチャード・ビッセル計画局長とともに解任された。(L. Fletcher Prouty, "JFK," Citadel Press, 1996)

 7月になると、ケネディ大統領に対してライマン・レムニッツァーJCS議長をはじめとする軍の幹部が1963年後半にソ連を核攻撃するという計画を大統領に説明した。大統領から1962年の後半ならどうなのかと聞かれたレムニッツァーは使用できる十分なミサイルが不足していると答えたという。

 レムニッツァーは大戦中の1944年からアレン・ダレスと面識がある。ふたりは秘密裏にナチスと接触し、降服に関してスイスで話し合っているのだ。その先にはナチスと手を組んでソ連と戦うという道筋ができていた。

 キューバに対するアメリカ軍の侵攻を正当化するため、レムニッツァーたちは偽旗作戦を考えている。例えば、キューバのグアンタナモにあるアメリカ海軍の基地をキューバ側のエージェントを装って攻撃、マイアミを含むフロリダの都市やワシントンでの「テロ工作」も展開、アメリカ人が操縦するミグ・タイプの航空機で民間機を威嚇、船舶を攻撃、アメリカ軍の無人機を破壊したり、民間機のハイジャックを試みたり、キューバ側を装ってその周辺国を攻撃したりする計画もあった。

 それだけでなく、民間旅客機がキューバ軍に撃墜されたように装う計画もあった。民間機のコピー機をフロリダ州にあるエグリン空軍基地で作り、本物は自動操縦できるように改造、空港から人を乗せたコピー機に離陸させ、途中で自動操縦の飛行機と入れ替え、それをキューバ近くで自爆させ、キューバ軍に撃墜されたように見せかけようとしていた。そのほか、4ないし5機のF101戦闘機をキューバに向かって発進させ、そのうち1機が撃墜されたように見せかける計画もあった。(Memorandum for the Secretary of Defense, 13 March 1962)この偽旗作戦をレムニッツァーは1962年3月にロバート・マクナマラ国防長官に長官のオフィスで説明しているが、拒否されている。(Thierry Meyssan, “9/11 The big lie”, Carnot Publishing, 2002)

 アメリカの好戦派、つまり疲弊したソ連を先制核攻撃で殲滅しようと考えていた勢力がキューバへの軍事侵攻に執着した理由は中距離ミサイルいよる反撃を恐れたからだと考えることができる。

 アメリカがソ連に対する先制核攻撃を考えていることはソ連政府も知っていたはず。長距離爆撃機やICBM(大陸間弾道ミサイル)で対抗できなければ中距離ミサイルを使うしかない。アメリカもソ連もそう考え、両国はキューバに注目したのではないだろうか。

 そして1962年8月、アメリカはソ連がキューバへミサイルを運び込んでいることに気づく。偵察機のU2がキューバで8カ所の対空ミサイルSA2の発射施設を発見、9月には3カ所の地対空ミサイル発射装置を確認したのだ。(Jeffrey T. Richelson, "The Wizards of Langley," Westview Press, 2001)ハバナの埠頭に停泊していたソ連の貨物船オムスクが中距離ミサイルを下ろし始め、別の船ボルタワがSS4を運び込んでいることも判明した。(Martin Walker, "The Cold War," Fourth Estate, 1993)

 こうした事態を受け、10月9日にケネディ大統領はJCSのメンバーと会談、ルメイを中心とするグループは運び込まれたミサイルを空爆で破壊すべきだと主張した。空爆してもソ連は手も足も出せないはずだというのだが、ケネディは同意していない。

 ケネディ大統領は10月22日、キューバにミサイルが存在する事実をテレビで公表、海上封鎖を宣言した。戦略空軍はDEFCON3(通常より高度な防衛準備態勢)へ引き上げ、24日には一段階上のDEFCON2にする一方、ソ連を空爆する準備をしている。27日にはU2がキューバ上空で撃墜され、ニューヨークにいたソ連の外交官たちは機密文書の処分を始めたという。27日にはシベリア上空でU2がソ連のミグ戦闘機に要撃されている。この出来事を受け、マクナマラ国防長官はU2の飛行停止を命令したが、その後も別のU2が同じことを繰り返した。(Richard J. Aldrich, "The Hidden Hand," John Murray, 2001)

 それだけでなく、アメリカ海軍の空母「ランドルフ」はカリブ海で対潜爆雷を投下するが、その近くにはキューバへ向かう輸送船を警護していたソ連の潜水艦がいた。その副長は参謀へ連絡しようとするが失敗する。アメリカとソ連の戦争が始まったと判断して核魚雷の発射準備に同意するようふたりの将校に求めるが、政治将校が拒否して実行はされなかった。この日、カーティス・ルメイ空軍参謀長などJCSの強硬派は大統領に対し、即日ソ連を攻撃するべきだと詰め寄っていたという。(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)

 結局、10月28日にソ連のニキータ・フルシチョフ首相はミサイルの撤去を約束、海上封鎖は解除されて核戦争は避けられたのだが、ベトナム戦争の実態を内部告発したダニエル・エルズバーグによると、キューバ危機が外交的に解決された後、国防総省の内部ではクーデター的な雰囲気が広がっていたという。(Peter Dale Scott, “The American Deep State,” Rowman & Littlefield, 2015)

 当時、マクナマラ長官はキューバへ軍事侵攻した場合のアメリカ側の戦死者数を4500名になると推測していたが、30年後、アメリカ人だけで10万人が死んだだろうと訂正している。(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)

 その翌年、1963年6月10日にケネディ大統領はアメリカン大学の卒業式で「平和の戦略」と呼ばれる演説を行った。アメリカが軍事力で世界に押しつける「パックス・アメリカーナ(アメリカ支配による平和)」を否定することから演説は始まり、アメリカ市民は「まず内へ目を向けて、平和の可能性に対する、ソ連に対する、冷戦の経過に対する、また米国内の自由と平和に対する、自分自身の態度を検討しはじめるべき」(長谷川潔訳『英和対訳ケネディ大統領演説集』南雲堂、2007年)だと語りかけたのだ。ケネディ大統領がテキサス州ダラスで暗殺されたのはその年の11月22日。当時のダラス市長はCIA副長官だったチャールズ・キャベルの弟、アール・キャベルだ。

 ソ連に対する攻撃をアメリカの好戦派だけが考えていたわけではない。第2次世界大戦の終盤、1945年4月12日にアメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が急死、5月7日にドイツが降伏するが、その直後にウィンストン・チャーチル英首相はJPS(合同作戦本部)に対し、ソ連へ軍事侵攻するための作戦を立案するように命令、5月22日にアンシンカブル作戦が提出されている。7月1日に米英軍数十師団とドイツの10師団が「第3次世界大戦」を始める想定になっていた。この作戦は発動しなかったのは、参謀本部が5月31日に計画を拒否したからだ。(Stephen Dorril, “MI6”, Fourth Estate, 2000)

 もし、カストロたちの革命が成功せずキューバをアメリカが支配していたなら、ソ連に対する先制核攻撃が実行された可能性はかなり高くなるだろう。そうした戦争が始まったなら、沖縄をはじめ、日本は核兵器の発射基地になり、報復の対象になったはずだ。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611270000/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/746.html#c2

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
19. 中川隆[5164] koaQ7Jey 2016年11月27日 13:49:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5598]

トランプ大帝
Paul Craig Roberts 2016年11月25日

リベラル派、進歩派や左翼(いまだに存在している範囲での)は、トランプ次期大統領と、アメリカ国民に反対して、腐敗したオリガーキーと手を組んでいる。

彼らは、トランプの“独裁的人格と支持者”をめぐるヒステリーを産み出そうという取り組みにかかりきりだ。言い換えれば、メッセージは「ファシストがやってくる」だ。

リベラルや進歩派が“全員白人の閣僚”と泣き言をいっても、トランプが黒人男性や、一人は少数派、もう一人はトランプ批判者という女性二人を任命して恥をかいただけだ。

選挙で選ばれたウクライナ政府の権威を失墜させるため、金で雇ったマイダン抗議行動参加者をキエフで利用したのと同じやり方で、トランプの権威を失墜させる企みを継続する取り組みで、トランプ就任を妨害しようと、オリガーキーは連中のリベラル進歩派偽装組織を利用して画策している。

トランプ抗議行動参加者が誠実で、ジョージ・ソロスや軍や金融界の既得権益集団や、グローバル資本などのオリガーキーから金をもらった単なる手先でないのなら、偽の主張や不当な批判をすれば、トランプや彼の支持者たちが、あらゆる批判に耳を閉ざしてしまい、ネオコンが支援を申し出て、トランプに影響力を及ぼすのを容易にしてしまいかねないことを考慮すべきだ。

現時点では、トランプ政権が何をするつもりなのか我々にはわからない。もし彼が国民を裏切れば、再選されるまい。もし彼が、オリガーキーに敗れれば、国民は一層過激になるだろう。

政府の職に任命されたワシントン・インサイダーが、トランプ大統領政権内でどのように振る舞うのか我々にはわからない。彼らがネオコンのようなやイデオローグ、強力な利権集団の手先ではない限りは、インサイダーは、現状に追随することで生き延びる。もし、トランプの下で、流が変われば、インサイダーも変わるのだ。

アメリカ中央部の人々が、私的金融取り引きで儲けるオリガーキーを落とすべく、できる限りのことをしたおかげで、トランプが選ばれたのだ。大多数のアメリカ国民は、自分や子供や孫の経済的見通しが四半世紀にわたって悪化している。ヒラリーが勝った州は、リベラル派の飛び地と、景色の良さゆえに、頽廃的で裕福なリベラル派が住んでいる北東海岸、西海岸と、コロラド州とニュー・メキシコ州というオリガーキーのホームグラウンドに限定されていた。赤/青の選挙地図を見れば、地理的にヒラリー支持は極めて限られている。

ヒラリーが、1パーセントの手先であることを我々は知っている。クリントンの1億2000万ドルの個人財産と、16億ドルの個人財団は、クリントンが金で雇われている証拠だ。ヒラリーは、リビアとシリアの大半の破壊や、ウクライナの民主的に選ばれた政権の打倒の責任があるのを我々は知っている。クリントン政権のイラク経済制裁は、500,000人の子供の死をもたらしたことを我々は知っている。こうしたことは、戦争犯罪であり、人類に対する犯罪だ。ヒラリーが、政府の役職を個人的利益のために利用したことを我々は知っている。彼女は国家安全保障法規に違反したのに、責任をとわれずにいることを我々は知っている。一体なぜ、リベラル-進歩派-左翼連中が、ヒラリーの実に熱心な支持者だと言われているのか、我々にはわからない。

可能性がある一つの答えは、こうした集団は既得権益集団の単なる偽装組織にすぎず、いかなる誠実な動機もないということだ。

可能性があるもう一つの答えは、こうした集団が、重要な問題は、アメリカ人の雇用や、核大国との戦争を避けることではなく、性転換者、同性愛者や違法外国人の権利だと思い込んでいることだ。

可能性があるもう一つの答えは、こうした集団は無知で、愚かだということだ。

こうした抗議行動参加者たちが脅威と見なしている、トランプの強い頑迷な個性は、実際には、美点だ。A cipher likeオバマのように取るに足らない人物は、ディック・チェイニーによって易々と振り付けされた、ぼんやりしたジョージ・W・ブッシュよりもオリガーキーに立ち向かう能力があったわけではない。独裁的なやり方と性格こそが、しっかり陣地を固めている支配層オリガーキーや、頑迷なネオコンにふさわしかろう。もしトランプが引っ込み思案だったら、有権者は彼を無視していただろう。

トランプは、黒人や貧乏人全般や、教員組合、農民に、女性の中絶権などの施し物をして、大統領の座を買い取ったわけではない。トランプが選ばれたのは、彼がこう言ったからだ。“我々を阻止しようとしている既成政治支配体制は、アメリカの悲惨な貿易協定、膨大な違法移民や、わが国の富を流出させた経済・外交政策の責任がある同じ集団だ。わが国の労働者階級を略奪し、わが国の富をはぎ取り、その金を、ごく少数の大企業や政治組織の懐に入れた経済決定の責任は、グローバルな権力構造にある。この腐敗した機構を止めることができるのは、あなた方だけだ。”

選挙人は公職を目指す人物からのこの種の話は、もう長いこと聞いていなかった。トランプの言葉は、アメリカ国民が聞きたいと待ち望んでいたものだ。

トランプがいくら頑固でも、彼はたった一人だ。オリガーキーは多数いる。

トランプの何十億ドルの財産がいくらみごとでも、オリガーキーは何兆ドルも持っている。

議会では共和党が多数派なので、トランプは、党による妨害は避けられようが、議会は既得権益集団の手中にあるままだ。

大統領がいくら強力でも、政権内の団結無しには、特にもし大統領が、ロシアと中国による脅威とされるものに関して、軍と反目していれば、上からの変化は起こらない。トランプは核大国との和平を望んでいると語っている。軍安保複合体は、予算のため、敵が必要なのだ。

核大国間の緊張を終わらせ、アメリカ国民にとって、経済的機会を再現することが絶対に必要だ。トランプは、戦争や雇用の海外移転で恩恵を受ける立場にない。唯一合理的な戦略は、こうした問題で彼を支持し、圧力をかけ、そうさせることだ。

移民問題に関しては、オバマ司法省が、アメリカ警察は、アメリカ国民だけを警官に採用して、アメリカ国民でない人々を差別してはならないという裁定をして、この構図を悪化させただけだ。アメリカ国民は、自国内で、アメリカ国民でない人物に逮捕される可能性に直面すれば、移民に対する恨みは高まろう。このような形で、アメリカ市民権をおとしめるのは明らかに無意味なことだ。アメリカ経済が、自立した生活を維持できる雇用を再び産み出せるまでは、移民を抑える方が合理的なのは明らかだ。

もしトランプが、オリガーキーを破り、アメリカを救うことができれば、彼はトランプ大帝として、歴史にその名を残せよう。トランプにとっては、更なる財産よりも、この可能性こそが魅力的なのだろうと私は思う。事前に、彼を引きずり下ろそうとするよりも、彼を支持すべきなのだ。ランプの決意と、国民の支持によって、上から下への変化が可能になる。そうでなければ、変化は下から上に起きることになり、それは街頭でのとてつもない流血を意味する。

Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-d9c3.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c19

[番外地6] カストロ氏逝去に対する各国首脳の反応 中川隆
3. 中川隆[5165] koaQ7Jey 2016年11月27日 15:01:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5599]

カストロ氏 ギネスに 「50年で638回命狙われた」
2011年12月17日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011121702000026.html


【ニューヨーク=青柳知敏】キューバからの情報によると、一九五九年のキューバ革命を指導したカリスマ的指導者フィデル・カストロ氏(85)が、世界で最も暗殺計画の標的にされた人物として、ギネスブックに掲載されることになった。


 キューバ政府が、米中央情報局(CIA)の記録を基に公表した暗殺計画データによると、カストロ氏は国家元首就任から病気療養で国家評議会議長職などを暫定的に退いた二〇〇六年までの約半世紀に、六百三十八回も命を狙われた。


 暗殺方法は狙撃や毒物注射のほか、靴に仕掛けた爆発物、葉巻への毒物注入、野球ボールに仕込まれた爆弾などさまざまだが、いずれも未遂に終わり、直接の被害はなかった。暗殺を企てた人物は分かっていない。


 カストロ氏は〇六年に実弟ラウル・カストロ現議長(80)に実権を暫定委譲した後もキューバ共産党の機関紙などで激しい米国批判を展開していた。今年四月の党大会で唯一の公職だった第一書記を退任し、政界から完全に引退している。

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/746.html#c3

[番外地6] 日本の報道が一番力を発揮するのは、皮肉なことに「報道しないこと」によってなんだよね 中川隆
5. 中川隆[5166] koaQ7Jey 2016年11月27日 16:47:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5600]

 任期を終えようとしているバラク・オバマ米大統領は言論統制の必要性を訴えはじめました。11月17日にはドイツのアンゲラ・メルケル首相と共同記者会見を開き、オバマは偽報道を問題だと主張は「民主的自由」や「市場を基盤とした経済」にとって問題だと語っています。選挙を前にして窮地に陥っているメルケルは23日に「偽情報」を批判、同じ日にEU議会は「ロシアやイスラム系テロリスト・グループからの反EUプロパガンダ」に警鐘を鳴らす決議を採択しました。

 しかし、こうした議論には大きな問題があります。アメリカ政府やドイツ政府が偽情報の発信源だということです。この事実から目を背け、偽報道、偽情報から出発して「正しい議論」を展開しても意味はありません。

 これまで情報を支配してきた西側の支配層は自分たちの情報操作システムが機能しなくなっている現実に慌てています。資金力と情報の発信力で圧倒的な力を持つ西側の有力メディアですが、露骨な偽情報を発信し続けたこともあり、人びとから信頼されず、宣伝能力は大幅に低下しました。そこで言論統制を主張するようになったわけです。

 支配層は事実を恐れています。彼らは自分たちにとって都合の良い幻影を人びとに信じさせようとしていますが、その先には破滅が待っています
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611270001/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/737.html#c5

[経世済民116] 経済競争に勝つために賃金上げは困難、これが原因で世界経済は停滞、トランプ氏のTPP反対に大賛成 公平君
3. 中川隆[5167] koaQ7Jey 2016年11月27日 20:46:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5601]
>>2
植民地の日本に日本独自の政策なんか無いよ

金利もすべてアメリカが決めている
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/204.html#c3

[リバイバル3] 高層マンションには住んではいけない 中川隆
7. 中川隆[5168] koaQ7Jey 2016年11月27日 21:42:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5602]


2015.09.12
タワーマンション購入の恐ろしい話 高額な管理費や修繕費負担、中国人住人との対立

文=牧野知弘/オラガHSC代表取締役
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11514.html

 タワーマンションが人気です。2011年に東日本大震災が発生した直後には一時的に売れ行きが下がったものの、人気は急回復。都内湾岸エリアを中心に、ターミナル駅前や大型工場の跡地に続々と建設されています。
 
 タワーマンションという言葉の定義は存在しません。不動産経済研究所のデータでは、地上20階以上のマンションを「超高層マンション」としています。この定義に従えば、2004年以降首都圏(一都三県)で供給されたタワーマンションは525棟、約15万8000戸となっています。

 一方で、この期間に新たに供給されたマンションは62万1000戸です。なんと首都圏でここ10年余りの期間で供給されたマンションの25%、4戸に1戸がタワーマンションということになります。

 かつてタワーマンションは超高級マンションの代名詞。圧倒的な眺望と贅沢な共用設備を売り物に一般庶民にはなかなか手の届かない存在でした。しかし、いまや新しくマンションを買う人の4人に1人がタワーマンションオーナーです。タワーマンションとしての希少性は薄くなり、もはや一般的なマンション形態になったともいえるでしょう。

 このように人気のタワーマンションですが、将来に向けて気を付けなければいけない事象が2つあります。「修繕維持費用の不足」と「区分所有者の所有目的、人種等の違いによるコミュニティ維持の困難さ」です。

跳ね上がる管理費


 タワーマンションの修繕積立金は、どのようになっているのでしょうか。

 神奈川県川崎市内で分譲されたあるタワーマンションの事例で考えてみましょう。このマンションは階数で50階を超える超高層のタワーマンション。各住戸の面積は55平方メートルから70平方メートル、価格は6000万円台から7000万円。坪当たり単価300万円を超える高額物件です。

 このタワーマンションの管理費は1平方メートル当たり216円。修繕積立金は同87円です。70平方メートルの住戸で戸当たりの負担額は管理費が1万5000円、修繕積立金が6000円。月額合計が2万1000円ということになります。ローンの支払いはきついものの、月々の管理費は駐車場使用料もあわせて約4万円程度。なんとかなる範囲の方もいるでしょう。
 
 ところが、これにはちょっとしたカラクリがありました。修繕積立金は築年数の経過とともに自動的に上昇していく仕組みとなっていたのでした。スタート時点で87円だった1平方メートル当たり単価は5年後に2.5倍の217円、10年後347円、15年後には420円。当初設定金額の4.8倍です。70平方メートルの住戸で6090円だった修繕積立金が2万9400円にまで跳ね上がることになります。管理費、駐車場使用料とあわせて15年後には6万円を超える負担があらかじめ決定されているのです。


販売をするデベロッパーの立場からすれば、販売時点で高額の修繕積立金を徴収することを説明すると多くの顧客が逃げてしまうことがわかっているので、あえて階段を設けて初期の負担が小さいように見せているのです。

高額修繕費のカラクリ


 では、どうしてタワーマンションの修繕にはお金がかかるのでしょうか。

 例えばエレベーター。超高層建物だとエレベーターも高速で上昇する高性能のものが必要となります。各住戸に給水するポンプも高さ200メートルにくみ上げるには高性能のものが必要となります。最近では地震対策として非常用発電機なども設置していますが、これらは発電機自体が高額なうえに重油で作動するので重油の備蓄管理も必要となります。

 こうした設備は、最初は完璧な装備であっても寿命は20年から30年で更新時期を迎えます。高性能のうえに特注品も多い。部品などの交換にも制約があります。修繕費は必然として高額となります。設備更新時には、一般のマンションではありえないほどの高額の費用負担となることが予想されます。

 外壁工事も普通のマンションとはケタ違いにお金がかかります。通常であればタイル壁のマンションは戸当たり80万円から100万円程度の負担ですが、タワーマンションはそもそも足場を組むことができません。屋上からぶら下げるゴンドラなどでの作業となりますが、ゴンドラは小さくて作業効率が悪いうえに、高層部を中心に風、雨などの気象条件の影響を受けやすく、通常のマンションの工事に比べ工期が3倍以上かかるともいわれています。その結果、工事費は本格的な修繕ともなれば通常のマンションの数倍もかかるというようなことになるのです。

 タワーマンション自体がまだ工法が確立されていない部分もあり、ゼネコン各社が試行錯誤のなかで建設されてきた経緯もあります。さらに震災等の影響で防災等の装備も新たに付け加えられています。これらの設備にも当然維持管理のための新たな費用がかかります。大規模修繕を実際に行ったマンションの事例がまだほとんど存在しないことから、実際に現在徴収されている積立金で修繕費が賄える保証はどこにもないのです。

スラム化の懸念も


 タワーマンションが抱えるもうひとつ厄介な問題が、住民構成です。

 ある都心のタワーマンションでの出来事です。筆者の知人であるマンション会社社員がマンション管理組合の第一回目の設立総会に出向き、役員の選任や今後の組合の活動予定などの説明を始めたときのことです。最高層部を数億円で購入した区分所有者である中国人が、彼の説明を遮って発言しました。

「なぜ、この管理組合総会の議事進行は日本語で行われるのだ。私は中国人。このマンションの所有者の多くは中国人と聞いている。ならば総会における使用言語は中国語で行うべきだ」

会場中がこの発言に凍りついたそうです。たしかにこのタワーマンションは東京都心で立地は抜群。特に高層部の高額の住戸はほとんどが中国人の購入。なかには数戸まとめて購入した人までいたといいます。

 世界第2位の経済大国に発展した中国は、日本の不動産に大量の投資を始めています。東京都心部などで売りに出される高額のマンションを、中国人がほいほい買っていくことは不動産業界でも話題となっています。特に中国人はタワーマンションの高層部から東京の街並みを眼下に眺めることがお好み。話題の物件ともなると、高層部の一番高い住戸から中国人投資家に順次売れていくのだそうです。

 これに味をしめたデベロッパーのなかには、都内でタワーマンションの発売を計画すると真っ先にシンガポールに出向いて中国人相手に「先行販売」をして、まず売り上げを確保する業者も珍しくありません。

 知人のマンションでは、結果的にはなんとか使用言語は日本語ということで収まったそうなのですが、その後もマンションの共用部の使用をめぐって日本人対中国人の対立が続いているそうです。

 共用施設に仲間を呼び込んで大騒ぎをする中国人。共用部でところかまわず痰を吐く、エレベーター内で食事をする親子。彼らが降りたエレベーターの中は南京豆の殻だらけといったこともあったそうです。

 中国人のなかには、修繕積立金の積み立てを拒む人も多いと聞きます。中国では修繕に備えて積み立てをするという概念がそもそもないのです。管理費ですら支払を渋る人もいると聞きます。彼らのほとんどが「投資用」での購入。東京五輪開催の前後にはマーケットに一斉に売りに出すという噂もあります。

 住宅に対するこうした価値観の相違は、使用言語で揉めているうちはまだ序の口なのかもしれません。昨今の人民元の切り下げにみられるように、中国経済にもいろいろな見方があります。いつなんどき中国に大きな政治的、経済的な変動などのリスクが顕在化するかわかりません。

 その時、タワーマンション内を闊歩していた中国人オーナーはどうなるのでしょうか。彼らが本国に戻って、管理費を支払うことなどすっかり忘れてしまう。あるいは狼狽してとんでもない安値で他者に売り渡してしまうようなことが起きると、社会の縮図のようなタワーマンションが街に与える影響は甚大なものとなるでしょう。

 空き住戸だらけになったタワーマンションでは、建替えはおろか大規模修繕すら満足に行えずにスラム化するところも出現するかもしれません。タワーマンションの将来は必ずしも「視界良好」ではあり続けないというリスクを、考える必要がありそうです

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/654.html#c7

[リバイバル3] 熱海青翠 _ 中国人に乗っ取られた訳有り(?)高級リゾートマンション 中川隆
19. 中川隆[5169] koaQ7Jey 2016年11月27日 21:46:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5603]

2015.09.12
タワーマンション購入の恐ろしい話 中国人住人との対立
文=牧野知弘/オラガHSC代表取締役
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11514.html


 かつてタワーマンションは超高級マンションの代名詞。圧倒的な眺望と贅沢な共用設備を売り物に一般庶民にはなかなか手の届かない存在でした。しかし、いまや新しくマンションを買う人の4人に1人がタワーマンションオーナーです。タワーマンションとしての希少性は薄くなり、もはや一般的なマンション形態になったともいえるでしょう。

 このように人気のタワーマンションですが、将来に向けて気を付けなければいけない事象が2つあります。「修繕維持費用の不足」と「区分所有者の所有目的、人種等の違いによるコミュニティ維持の困難さ」です。


タワーマンションが抱える厄介な問題が、住民構成です。

 ある都心のタワーマンションでの出来事です。筆者の知人であるマンション会社社員がマンション管理組合の第一回目の設立総会に出向き、役員の選任や今後の組合の活動予定などの説明を始めたときのことです。最高層部を数億円で購入した区分所有者である中国人が、彼の説明を遮って発言しました。

「なぜ、この管理組合総会の議事進行は日本語で行われるのだ。私は中国人。このマンションの所有者の多くは中国人と聞いている。ならば総会における使用言語は中国語で行うべきだ」


会場中がこの発言に凍りついたそうです。たしかにこのタワーマンションは東京都心で立地は抜群。特に高層部の高額の住戸はほとんどが中国人の購入。なかには数戸まとめて購入した人までいたといいます。

 世界第2位の経済大国に発展した中国は、日本の不動産に大量の投資を始めています。東京都心部などで売りに出される高額のマンションを、中国人がほいほい買っていくことは不動産業界でも話題となっています。特に中国人はタワーマンションの高層部から東京の街並みを眼下に眺めることがお好み。話題の物件ともなると、高層部の一番高い住戸から中国人投資家に順次売れていくのだそうです。

 これに味をしめたデベロッパーのなかには、都内でタワーマンションの発売を計画すると真っ先にシンガポールに出向いて中国人相手に「先行販売」をして、まず売り上げを確保する業者も珍しくありません。

 知人のマンションでは、結果的にはなんとか使用言語は日本語ということで収まったそうなのですが、その後もマンションの共用部の使用をめぐって日本人対中国人の対立が続いているそうです。

 共用施設に仲間を呼び込んで大騒ぎをする中国人。共用部でところかまわず痰を吐く、エレベーター内で食事をする親子。彼らが降りたエレベーターの中は南京豆の殻だらけといったこともあったそうです。

 中国人のなかには、修繕積立金の積み立てを拒む人も多いと聞きます。中国では修繕に備えて積み立てをするという概念がそもそもないのです。管理費ですら支払を渋る人もいると聞きます。彼らのほとんどが「投資用」での購入。東京五輪開催の前後にはマーケットに一斉に売りに出すという噂もあります。

 住宅に対するこうした価値観の相違は、使用言語で揉めているうちはまだ序の口なのかもしれません。昨今の人民元の切り下げにみられるように、中国経済にもいろいろな見方があります。いつなんどき中国に大きな政治的、経済的な変動などのリスクが顕在化するかわかりません。

 その時、タワーマンション内を闊歩していた中国人オーナーはどうなるのでしょうか。彼らが本国に戻って、管理費を支払うことなどすっかり忘れてしまう。あるいは狼狽してとんでもない安値で他者に売り渡してしまうようなことが起きると、社会の縮図のようなタワーマンションが街に与える影響は甚大なものとなるでしょう。

 空き住戸だらけになったタワーマンションでは、建替えはおろか大規模修繕すら満足に行えずにスラム化するところも出現するかもしれません。タワーマンションの将来は必ずしも「視界良好」ではあり続けないというリスクを、考える必要がありそうです

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/571.html#c19

[経世済民116] 経済競争に勝つために賃金上げは困難、これが原因で世界経済は停滞、トランプ氏のTPP反対に大賛成 公平君
5. 中川隆[5170] koaQ7Jey 2016年11月28日 00:02:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5604]
>>4
賃金の総和は 名目GDP に比例する

日本は名目GDP が30年前から上がっていないから賃金も上げられないだけ

名目GDP が上がらない理由は、輸出で得た金を殆ど海外投資して日本から金を吸い取っているから

輸出で得た金を円高にならない様に海外投資しているから対外純資産が増えただけで、これは原因ではなく結果

輸出額 = 輸入額 にすれば海外投資する必要が無くなるから GDPも上がり始める
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/204.html#c5

[経世済民116] 米長期金利上昇が示唆する将来のインフレと高成長期待(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
1. 中川隆[5171] koaQ7Jey 2016年11月28日 08:26:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5605]
また嘘言ってる

真実は:


最近のドル高円安の原因は中国にあり

 またまたドル高円安が進んでいますね。

 何が原因かと言えば、23日に発表になった米国の耐久財受注額が前月比、予想を上回る4.8%の伸びとなったことや、12月の利上げが確実視されるようなったことなどが挙げられると思うのですが…

 でも、何度も言うように、トランプ次期大統領の下で米国の製造業を復活させるためにはドル高が邪魔になるのですよね。

 というのも、ドル高こそが米国の製造業の競争力を奪った原因だとトランプ氏は考えているからです。

 そしてまた、だからこそ中国を為替操作国に認定したり、中国製品に45%もの関税を課したりするなんて言い張っていたのです。

 ところで、そうしてトランプ氏に悪者扱いされている中国ですが、割と平静さを保っているようにも見受けられますが、どうしてなのでしょうか?

 その最大の理由は、トランプ氏が幾ら中国を為替操作国に認定したいと思っても、それは不可能であることを中国自身が確信しているからではないのでしょうか。

 何故かと言えば、トランプ氏は、中国が人民元の価値を低く保つために為替介入をしていると主張している訳ですが、米財務省が米議会に半年に一回提出する為替報告書には、中国は人民元の価値の低下を食い止めるために為替介入をしていると書いてあるからなのです。

 グラフをご覧ください。

中国外貨準備

 中国の外貨準備高の推移を示しています。

 2014年6月頃には、4兆ドルに迫っていたのが、今やその8割程度の水準にまで減少しているのです。

 中国が人民元の価値を低く保つために人民元売りドル買いの介入を行なえば外貨準備は増え、反対に人民元買いドル売りの介入を行なえば外貨準備は減るので、このグラフから最近は人民元の価値を支えるための介入が行われていることが窺われるのです。

 要するに、中国、少なくてもこの2年間ほどはトランプ氏が言うことと反対のことをしており、中国を為替操作国に認定するなんてことはあり得ない、と。

 それに、中国は、トランプ氏が次期大統領に就任することが決まった後、さらに人民元の価値低下を食い止めるべく積極的に動き出した可能性があるのです。

 どういうことかと言えば、人民元を買い支えるためにはドルが必要になる訳ですが、そのドル資金を調達するために中国は手持ちの米国債を売却している、と。

 最大の米国債の保有者の中国が米国債を売りに出すからこそ、米国債の価格の低下が激しいのではないでしょうか。

 そして、皮肉なことにそうやって米国債の価格の低下、イコール金利の上昇が起きるものだから、それがドル高を引き起こしているのです。

 中国としては、人民元の価値がこれ以上下がらないように、いわばトランプ氏の意向に沿って行動しただけであり、その結果、逆にドル高人民元安になったとしても、それは本意ではないと言いたいところではないのでしょうか。

 トランプ氏は、そうした中国の行動に対して、どのように対応するつもりなのでしょうか?

 中国の米国債売却が怪しからんなんて文句を言うことがあり得るのでしょうか?

 このままでは、トランプ氏を支持した労働者たちの期待を裏切ることは間違いないと思われます。


 
 結局、トランプ氏が大統領に就任しても米国の製造業が復活するなんて期待できない
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51694528.html



http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/226.html#c1

[近代史02] 竹中平蔵物語 中川隆
62. 中川隆[5172] koaQ7Jey 2016年11月28日 08:32:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5606]

所得1億円超だと税負担率はこんなに低い、金持ち優遇の実態
2016年11月28日 「週刊ダイヤモンド」編集委員・原英次郎
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/225.html

 政府税制調査会の議論が、大詰めを迎えている。報道では配偶者控除の引き上げやビール税の一本化などが注目されているが、実は隠れた重要なテーマがある。それは日本の所得税が金持ち優遇になり過ぎているのではないかという点だ。

 日本の所得税は二つの大きな課題を抱えている。一つは、共働きやパートタイムなど働き方が多様化している今、働き方に影響を与えない税制にいかにリフォームしていくか。もう一つは、格差拡大を是正するために、いかに所得の再配分機能を回復していくか、である。金持ち優遇は後者に関連する。

■所得金額約1億円超から税負担が軽くなる

 日本の所得税率は現在、5%〜45%まで7段階の累進税となっている。最高税率は45%で、4000万円以上の課税所得に適用される。よく誤解されがちだが、例えば、課税所得が5000万円の場合、丸々5000万円に45%が適用されるのではなく、4000万円を超える1000万円に対して45%の税率が適用される。いわゆる超過累進税率方式を採用している。


http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/225.html


 グラフを見ていただきたい。これは分母に所得、分子に所得税を採って、所得税負担率を計算したものだ。対象者は確定申告を行った申告納税者だけで、企業が税金徴収を代行(源泉徴収)しているほとんどの会社員が含まれていないという限定つきながら、大きな傾向を示していると言える。

 グラフの実線が負担率。ひと目で分かるように2013年、2014年とも所得税負担率は1億円近辺をピークに、それ以上稼ぐと徐々に低下していき、100億円以上では13年で11.1%、14年で17%しか負担していない。それはなぜか。

 理由は簡単だ。給与所得や事業所得に対しては、最高税率45%の累進税が適用されるのに対して、株式等譲渡所得(いわゆるキャピタルゲイン)や配当、債券・預金の利子などの金融所得に対しては、20%の軽減税率が適用される「分離課税」となっているためだ。

 このため所得(グラフでは合計所得)に占めるキャピタルゲインの比率が高くなるほど、全体を平均すると負担率が低くなる。グラフの破線が所得に占めるキャピタルゲインの比率を示しているが、超高額所得者ほどキャピタルゲインの占める比率が高く、その結果、負担率が低くなっている。

 負担率が20%を下回る所得層がいるのは、金融所得に対する税率20%の内訳が、所得税15%+住民税5%となっており、国税庁の元データが所得税の15%のみを集計しているため。2013年分では、その15%をも下回る層が存在するのは、2013年末まで10%(所得税7%+住民税3%)と、軽減税率をさらに軽減した税率が適用されていたからだ。

■金融所得課税5%の引き上げで
約1兆円の税収増が見込める

 税率は負担能力に応じて徐々に高くなっていくのが公平だとすれば、この状態は明らかに公平の原則に反しているように見える。ただ、ことはそう単純ではない。

 理由は大きく言って二つある。一つはキャピタルゲインをどう考えるかという問題。株式に対する課税は毎年の含み益(株式を保有したままで利益が出ている状態)に課税されるわけではなく、売却して利益が実現したときに課税される。

 とすると、ある企業が小さいときに投資して、それが10年や20年後に大企業となった結果、売却して大きな利益を得た場合、その一時点だけを捉えて、給与所得並みの高い税率を課すのは公平と言えないという考え方もある。同じようなことは、ベンチャーの経営者が努力してビジネスを成功させて株式の上場にこぎつけ、保有株式を売却した際にも起こる。キャピタルゲインに対する税率を高くし過ぎると、リスクに挑戦する意欲をそぎ、経済全体の活力をそぐことにもなりかねないというわけだ。

 もう一点は、グローバル化し資本が自由に動ける現在の世界では、金融資産に対する投資は「逃げ足が速い」という性質を持っていること。キャピタルゲインに対する税率を上げた結果、投資資金が海外に逃げ出し、かえって税収が減るという可能性もある。実際、G5(英米仏独日)では、フランスを除く4ヵ国が、金融所得に対して分離課税制度を採用しており、事業所得などとは別の税率を適用している。

 一方、キャピタルゲインをもたらす企業の利益も、社会全体からもたれされたものだから、税負担率を上げて社会全体に還元すべきという考えも成り立つ。東京財団の森信茂樹上席研究員の試算によれば、いまの分離課税のままで、金融所得に対する税率を20%から25%に引き上げると、約1兆円の税収増になるという。これを原資に、貧困対策や教育に回すこともできる。社会全体が健康になり教育水準も上がれば、ひいては企業の利益にもプラスになるだろう。

 税の形は、どのような国の形を目指すのかということの具体的な表現であり、民主主義の基本中の基本のテーマである。確かに、金融所得一つをとっても、分離課税がよいのか、どの税率が公平なのかをピンポイントで判断するのは難しい。だが少なくとも専門家任せでなく、納税者である国民が、いまの所得税が金持ち優遇になっているという現状を知る、このことが議論のスタートになる。
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/225.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/301.html#c62

[政治・選挙・NHK216] 小沢一郎氏の下、「国民の生活が第一」の政治を実現するために野党勢力の結集を。(日々雑感) 笑坊
1. 中川隆[5173] koaQ7Jey 2016年11月28日 08:43:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5607]
小沢一郎が何をやったかもう忘れたのかな?


幹事長だった小沢のもとで作成されたマニフェストも、小沢自身によって破られる始末

「ガソリン値下げ隊」まで作り、ガソリン暫定税率廃止をマニフェストに記載してまで当時幹事長だった小沢一郎が国民に約束したにもかかわらず、マニフェストは反故にされました。

なんと小沢自身が官邸に乗り込んで、ガソリン暫定税率維持を首相に押し込んだのです。


そもそも小沢と民主党は、マニフェストを前面に打ち出して2009年に政権の座についたのに、そのマニフェストはまったく実行されなかった。「マニフェストは国民との契約」と言っていたにもっかかわらずそうなのである。

国債を発行しないも嘘だった。増税しないも嘘だった。高速道路無料化も嘘だった。最低賃金を上げるも嘘だった。埋蔵金を発掘して財源とするというのも嘘だった。天下りを許さないというのも嘘だった。暫定税率を廃止するというのも嘘だった。内需拡大して景気回復するというのも嘘だった。ガソリン税廃止するというのも嘘だった。

それでいて、朝鮮人学校無償化、人権侵害救済法案、外国人住民基本法、夫婦別姓、外国人地方参政権等には真剣に取り組み、野田佳彦に至っては福島復興をおざなりにしながら2011年10月19日には韓国との通貨スワップを5兆円に拡大していた。

小沢の様な日本をないがしろにして売国する政治家に国民は我慢の限界に達しており、2012年12月の解散総選挙で民主党は政権の座から転落した。

まあ、小沢の師匠は竹中平蔵なんだから当然だけどね


石原慎太郎都知事「アメリカの犬 小沢一郎の正体」を暴く
https://www.youtube.com/watch?v=MERTrcik8CU
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/643.html#c1

[リバイバル3] 自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか 中川隆
41. 中川隆[5174] koaQ7Jey 2016年11月28日 09:30:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5608]

本当の自分を知る方法。自分探しをするなら「ここ」に行け


「虐待された子供は大人になると虐待をする親になる」とよく言われる。虐待は「世代間連鎖」しやすい傾向があるのは、児童福祉に関わったケースワーカーの多くが指摘する。

親に罵られて生きてきた子供、あるいは親に殴られて育って来た子供は、自分が親になるとやはり気が付けば子供を罵ったり殴ったりするケースが多いのだ。

これを指して「虐待は遺伝する」という人もいる。しかし、虐待された子供たちは絶対に虐待する親になるわけではない。遺伝するというのは言い過ぎだ。

むしろ、自分が虐待されて育ってきたので、親を反面教師に自分の子供には大きな愛情をかけて育てている人もいる。

こちらは目立たないので、虐待されていた子供が虐待する親になるケースだけが浮き彫りになって、「虐待は遺伝する」ように思われているケースもあるのだろう。

しかし、虐待された子供が虐待する親になるケースというのは、何が原因なのだろうか。

それは、子供の頃に学習したものが「自分」という存在を形成し、たとえそれが自分の欠点であったとしても、もう変えることができなくなっていることに起因している。

潜在意識に降りて自分の無意識になっている

子供の頃に学習した様々なものには善悪の判断や取捨選択は入らない。スポンジが清水でも汚水でも構わず吸い取るように、それを吸い取るのである。

だから、虐待する親に育てられて「子供は虐待するもの」という学習をして育った人は、親になると自分の身体で覚えた学習が表出して「無意識」に子供を虐待してしまうケースが確認されるのだ。

親を真似るというのは、強力な本能なのである。

こうした「子供の頃に吸収したもの」は、意外にその後の人生に多くの影響を与える。

大人になって幼児の頃を振り返っても、その大部分の記憶は失われているのだが、この時に吸収されたものは潜在意識に降りて自分の無意識になっている。

子供は「見たもの」をそのまま真似て取り入れ、それを吸収して自分というものを作り上げていく。これを「モデリング」と呼ぶ。

もちろん、子供がモデリングするのは親だけではない。環境からも多くをモデリングしていく。

子供の頃にテレビを朝から晩まで浴びて育ったら、テレビが「親代わり」となる。そのためテレビに強い影響を受ける子供となる。

テレビの内容を善悪構わずモデリングして、テレビの内容通りの人間になっていく。テレビが下劣であれば、子供もまた下劣になりやすい。

では、自分のまわりに野生動物しかいなくて野生動物が親代わりになったらどうなるのか。もちろん、人間の子供は野生動物の真似をして生きるようになり、人間よりも野生動物に近くなるのである。

こういった特異なケースもある。

しかし、大部分の子供は実の父母に育てられることが多いので、父母がモデリングの対象となる。


親を真似るというのは、強力な本能だ。こうした「子供の頃に吸収したもの」は、意外にその後の人生に多くの影響を与える。


自分が子供の頃にいったい何を吸収したのか?

こうした「モデリング」によって形作られた「自分」は、自分が意識しない間に固まっていく。だから、それを捨てるというのは、自分を捨てるということにつながっていくので、なかなか捨てられない。

たとえ、それが自分にとって害をもたらすと分かっていても自分の性質を捨てられない。結果的に、人間は子供の頃に吸収した「自分」で世の中を生きていくしかないのである。

そう考えると、自分が子供の頃にいったい何を吸収したのかと不安になってしまうはずだ。とんでもないものをモデリングして自分の一部になってしまっているかもしれない。それを棚卸しして精査してみたいと思うかもしれない。

しかし、問題がある。

ほとんどの人は自分の幼児の頃の記憶はおぼろげにしか覚えていない。一番古い記憶というのは、多くの人は3歳くらいの記憶であるという。

その科学的な理由は、3歳までは脳が未発達で、それまではしっかり脳が機能していないからであると言われている。

脳が完成するのは3歳くらいからであり、そこからゆっくりと記憶が蓄積するようになるのだ。

では3歳になったら、すべての記憶が鮮明に残っているのかと言えばそうでもない。個人差はあるが、やはりそのほとんどが忘却している。断片的にしか思い出せないのだ。

何らかの場面を思い出すことがあっても、その前後が消えてしまっていることが多く、なぜその場面だけが記憶に残っているのかも分からない。

しかし、その自分が何も覚えていない時期に、まわりをモデリングして自分という人間が形作られてアイデンティティとなっているのである。

自分が何を吸収したのか知りたければどうすればいいのか。


自分が何も覚えていない時期に、まわりをモデリングして自分という人間が形作られてアイデンティティとなっているのである。自分が何を吸収したのか知りたければどうすればいいのか。


親を見れば、自分が何を吸収したのかが分かる

自分が今のアイデンティティを持つようになったのは、子供の頃にモデリングしたものが大きな影響力を保っている。ところが、子供の頃の記憶は消えていて、自分が何を吸収したのか覚えていない。

しかし、心配するに及ばない。

最も簡単に自分が何をモデリングしたのかを知る方法がある。それが、「子供の頃に自分を育ててくれた人を見る」というものだ。

ほとんどの人にとってそれは親である。親が自分の幼児期に最も強く関わった人間なのだから、かなりの部分を親のモデリングで吸収してきたはずだ。

だから親を見れば、自分が何を吸収したのかが分かる。それが無意識に自分の性格となっている確率が高い。

思春期を過ぎて親を客観的に見ることができるようになると、親の行動をも「良い行動と悪い行動」を取捨選択してすべて吸収することはなくなっていく。

しかし、子供の頃は善悪の判断もなくすべてを吸収して取り入れてきたのだ。私たちは両方の親の言動を受け継いで自分が出来上がったと考えることができる。

しつけの悪い子や、問題を起こした子供がいたら「親の顔が見たい」と言って呆れる人もいる。

この「親の顔を見たい」というのは、まさに子供は親をモデリングしているのだから、親を見れば子供の将来が分かるという意味も含んでいる。「この親にしてこの子あり」を確認したいのである。

ということは、自分が何者なのか、自分はどのような人間になるのか知りたければ、性格判断をしなくてもカウンセラーのところに行かなくても、改めて親を24時間観察すれば分かるということになる。

「自分探し」をしたければ、旅に出るのではなく親元に帰るべきなのだ。「本当の自分」を知りたければ、親のところに行くべきなのである。

親をみれば、いろんなものが自分に「世代間連鎖」していることに気付くはずだ。

あなたは、自分の親を見つめる勇気があるだろうか?


「自分探し」をしたければ、旅に出るのではなく親元に帰るべきなのだ。「本当の自分」を知りたければ、親のところに行くべきなのである。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20161128T0311220900’.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/564.html#c41

[番外地6] 日本の報道が一番力を発揮するのは、皮肉なことに「報道しないこと」によってなんだよね 中川隆
6. 中川隆[5175] koaQ7Jey 2016年11月28日 09:49:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5609]
2016.11.28
言論統制を強化しようというキャンペーンが展開されている米国でマッカーシー的なサイトが誕生


欧米でヒラリー・クリントンを次期アメリカ大統領にしようと目論んでいた勢力が言論統制を強化しようとキャンペーンを展開している。その一環として自分たちのプロパガンダを台無しにしてきたインターネット上の情報源をロシアの手先だと攻撃する匿名性の高いサイトPropOrNotがワシントン・ポスト紙の中から生まれた。こうした動きをマッカーシズム的と表現する人もいるが、その通りだろう。

 昔から情報機関は3種類のプロパガンダを使い分けると言われている。つまり、第1(白色)は発信源を明示したもの、第2(灰色)は発信源を明示しないもの、第3(黒色)は事実に反する発信源を示すもので、偽映像の制作も含まれている。人びとに信じさせるためには本当の情報の中に信じさせたい話を混ぜるのだが、ソ連消滅後、特に21世紀に入ってからはそうしたことすらしなくなった。それでもプロパガンダに操られている人がいるとするならば、それはカルトの信者と同じ思考回路ができあがっているのだろう。

 言うまでもなくマッカーシズムとは1947年から57年まで上院議員を務めたジョセフ・マッカーシーが始めた「赤狩り」。その背後にはFBIのJ・エドガー・フーバー長官だったと言われている。

 その矛先はFBIのライバルだったCIAにも向けられたが、本ブログでは何度も指摘してきたように、CIAに君臨していたアレン・ダレス、その側近だったフランク・ウィズナー、リチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハムが中心になり、一般にモッキンバードと呼ばれている情報操作プロジェクトが実行されていた。(Deborah Davis, “Katharine The Great”, Sheridan Square Press, 1979)

 1953年にドワイト・アイゼンハワーが大統領になるとジョン・フォスター・ダレスが国務長官に、その弟のアレン・ダレスがCIA長官に就任、マッカーシー上院議員は54年12月の上院における非難決議で影響力を失った。この時期、すでにアレン・ダレスたちはソ連に対する先制核攻撃を計画中で、その勢力に「赤」というタグをつけるのは滑稽なのだが、支配層にとって実態は関係ない。

 現在、トランプを中傷、ロシアを悪魔化し、有力メディアの発信する偽情報を暴いている独立した情報発信源を攻撃している勢力を支えているのは金融資本、戦争ビジネス、ロシアから亡命してきた一族、ネオコン、ペルシャ湾岸産油国など。象徴的な人物は投機家のジョージ・ソロスだ。

 トランプには軍や情報機関でロシアとの核戦争は回避すべきだと考えている人びとやイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に近いユダヤ系の富豪たち。象徴的な人物はカジノを経営しているシェルダン・アデルソン。

 要するに権力抗争。有力メディアを動かしている勢力はソ連が消滅した直後に作成された世界制覇プロジェクトに執着、ロシアと中国を核戦争で脅し、屈服させようとしているのだが、その脅しは通用しない。つまり、ヒラリー・クリントンが大統領になればロシアとアメリカが核戦争を始める可能性が高まっていた。

 勿論、トランプを批判することは容易い。フランクリン・ルーズベルトやジョン・F・ケネディと全く違うことは明らかで、大統領に就任してから問題を起こすことも想像できる。が、アル・カイダ系武装勢力やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)は危険であり、ロシアとの戦争は回避すべきだと考えているマイケル・フリン元DIA局長を安全保障担当補佐官に指名したことは重要だ。自分たちは何もせず、議員や大統領に丸投げする人びとが民主主義を享受できるはずはない。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611280000/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/737.html#c6

[政治・選挙・NHK216] 小沢一郎氏の下、「国民の生活が第一」の政治を実現するために野党勢力の結集を。(日々雑感) 笑坊
6. 中川隆[5176] koaQ7Jey 2016年11月28日 12:50:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5610]
>>4
>リーマンショック後で予算編成が出来ず困り果てた


安倍みたいに金融緩和すれば金は幾らでも作れるんだよ
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/643.html#c6

[政治・選挙・NHK216] 小沢一郎氏の下、「国民の生活が第一」の政治を実現するために野党勢力の結集を。(日々雑感) 笑坊
11. 中川隆[5177] koaQ7Jey 2016年11月28日 14:03:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5611]
>>10
見当外れなんだよ

今はグローバリズム 対 反グローバリズム

の政治的対立の時代なんだから小沢や橋下みたいなグローバリストは安倍や竹中と同じ側の人間なんだよ

http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/643.html#c11

[リバイバル3] 「住宅は資産」という幻想で誰があなたをカモにするのか? 中川隆
47. 中川隆[5178] koaQ7Jey 2016年11月28日 15:08:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5612]

2016年11月28日
不動産投資に失敗する人の特徴 油断のできない世界


売りに出ている物件を買えば、即オーナー様
http://www.housedo.com/img/ieurikai/estate/0127/01272402/01272402roomlayoutL.jpg


失敗が約束されている人

金融機関からの不動産融資がバブル全盛期を超えたそうで、個人でも不動産投資をする人がとても多いです。

不動産業界は「誰でも絶対成功する」と太鼓判を押していますが、絶対成功するなら常識で考えて不動産屋が自分でやります。

やはりどんな世界でも成功する人は一部で、失敗する人が多いのが現実のようです。



あらゆる投資は全て「ババ抜き」と言われていて、ババ抜きは最後に誰かにババを押し付けることで勝ち上がります。

敗れた人は他人のババ物件を押し付けられて損をするが、そうなってもしょうがない人が不動産投資を多くやっています。

典型的な失敗例は、信じられない事ですが自分が買う物件を一度も現地確認せず、買った後も管理業者に任せて一度も見ていないという場合です。


そんな人居ないだろうと思いますが、こういう人は高齢者を中心にかなり多いと言われています。

業者のパンフレットと説明だけで「絶対安心なんだ」と考えて退職金や貯金をはたいて不動産を買い、しかし自分では現地に行きさえしません。

言っちゃ悪いがこういう人は高齢者でも失敗して当然で、勝利の神様もソッポを向いてしまうでしょう。


そこまででは無いけど見通しが甘い人は非常に多く、何でも自分に好都合に考えて、なんとかなると考えている人も居ます。

建物は老朽化して資産価値は減っていきますが、とりあえず家賃収入があるので見なかった事にして、問題を先送りにします。

アパートやマンションは1年ごとに老朽化して家賃が下がり入居率も下がり、修繕費負担は増加していきます。

儲かっていないのに浪費する「オーナー様」

オーナーの支出は毎年増えていくが、それに対して収入は毎年減少していき、いつかは破綻する事になっています。

最後は取り壊しが必要になるが、安くても100万円以上が掛かるので、無料でも買い手の居ない幽霊アパートの出来上がりです。

そういう幽霊物件になる前に、他の誰かに「ババ」を押し付けるのが不動産投資なのだが、その見通しが楽観的で甘いのでした。


例えば毎年10%の利回りを上げている不動産があるとして、老朽化や資産価値の下落などで毎年10%価値が下がったら、タダ働きしている事になります。

「自分が実際にいくら儲かったのか、損をしたのか」を客観的に考えない人が非常に多く、実際より甘く考えようとする心理が働きます。

自分が損をしているという事実は誰でも認識したくないので、心のどこかで拒否してしまい、考えないようにします。


こういうタイプの人に限って「不動産売上げXXX万円」のように自慢したり、高級車に乗ったりブランド服を着ています。

売上げ=利益ではないので、もしかしたら損をしているかも知れないのに、「オーナー様」とおだてられて天まで舞い上がります。

家賃収入が1千万円でも1億円でも、それだけでは本当にトータルで利益が出ているのかどうか判断できません。


売上げから経費と税金を引いて10%の利回りだったら、さらに銀行からお金を借りていて物件が古めだったら、通産マイナスになる可能性が高いです。

今後不動産価格が上がれば、購入したときより高く転売できるかもしれないが、下がったら悲惨な結果になるでしょう。

不動産売買には手数料と税金も掛かるので、それだけでかなりの損失になり「10年以上頑張ったのに結局損をした」という人が多いのです。


そして最終的に損失を避けられなくなるまで、なるべく見ないようにして「オーナー様」気分に浸る人が多い。

実際には儲かっていない物件を、とりあえず家賃を下げて誰でも入居させ、満室にして転売するやり手の人も居ます。

こういう人は不動産では成功者といわれますが、一般的には悪人とか詐欺師と呼ばれたりもします。
http://thutmose.blog.jp/archives/67600076.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c47

[番外地6] オーディオ地獄(2) プリメインアンプ編 たけしくん
23. 中川隆[5179] koaQ7Jey 2016年11月28日 17:34:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5613]

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店長のブログ
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イシノラボ/マスターズの視聴環境のご紹介

イシノラボ/マスターズの工房は、6畳2間に8畳スペースのキッチンを使っての狭いところです。
わたしの整理下手もあって、部屋は綺麗ではありませんが、皆様が入り易い雰囲気はありそうかな!?という感じです。

秋葉原から45分くらいでこれます。
電車でおいでの方は、最寄り駅(京葉線検見川浜駅)までお迎えに参ります。
お車でお越しの方は、駐車も2時間程度ならば当方の駐車場を利用していただけると思います。
スペースが狭いので、定員は原則1名とさせてください。

時間帯は午後13時過ぎくらいのほうが落ち着くでしょう。
なお、タバコは外で吸っていただくようにお願いします。

お手数ですが、必ず3日くらい前までに予約をお願い致します。
時間は原則2時間程度として下さい。

聴けるセットは、そのときの設置状態によりますので、事前にご確認下さい。
具体的に、どのようなセット(アンプ)を視聴したいとかをお知らせいただければ、できるだけご希望に沿った環境をご用意できるようにしたいと思います。。

聴きなれたソフト持参を歓迎します。
CD,アナログレコード,2chテープソフトに対応できます。

使用スピーカはTANNOY アーデン【アルニコ】がメインです。
WRアンプは現在ですと、WRC−α1MKU,α3FBのプリアンプ,WRP−α1MKUを常設してあります。PR中のMOSFET搭載のγシリーズアンプもリクエストくだされば視聴できます。

こちらの工房では、MASTERSの真空管アンプ,TRアンプはもとより、バッテリードライブ,DLCAP装置でのドライブも近々できるように整備中です。

とにかく手狭なところですから、それだけは我慢していただきたいと思います。

(注) イシノラボに関しましては、通信販売専門店ですのでご来店はご遠慮ください。
真空管等の店頭販売は原則行っておりません。
特に、突然のご来店は固くお断りさせていただいております。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=67

イシノラボは元サンスイの技術者だった方が運営されているようで、「MASTERS」ブランドでオリジナルのアンプを出している。
AU-890Lは12W×2、幅33cm奥行き23cm高さ9cmの小型のアンプだ。

オーディオのイシノラボどっとこむ - プリメインアンプ“MASTERS AU−900L/T”
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-900l_t.html

そこはかとなくサンスイっぽいデザインで、なかなか良い。
http://blog.ipodlab.net/Entry/977/


サンスイ ■ SANSUI総合スレッド 55 ■ 山水

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/11(木) 22:26:33.00 ID:CE81tKAw.net

イシノラボは?

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/11(木) 22:51:59.58 ID:yd5bb2d0W

山水出身だと思ってたけど。
ウエストリバーとイシノラボは同じなん?


169 :150:2015/02/15(日) 16:17:49.83 ID:4xsrmAA+.net[3/3]

実質sansuiだけが消滅したかたちですね。
トリオの後継をアキュとみなすか kenwood とみなすかで意見が分かれるんですかね。
イシノラボは sansui の音を継いでいそうですが、量産メーカーではないですし
もはや物量投入されたような機種も現れないでしょうね。


266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/06(金) 21:58:16.85 ID:/m4rLPgW.net

イシノラボの製品って音の傾向はかつてのサンスイに近いのですか?

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/07(土) 08:01:57.72 ID:ENuXM3O1.net[1/2]

「かつてのサンスイの音」の定義によるのでなんとも。
バランスとアンバランスでも随分違うし。。
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1417391891/


【ここ】良心的ガレージメーカー Part 2【いい】

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 00:16:58 ID:KIZmyPbv

イシノラボってどうなん?

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 06:40:19 ID:9FbQoFYL
>>69
バランスパワーアンプ買った。
やっぱり SANSUI と似た傾向だよ。
音に厚みがあって良い。鮮度感・解像度はかなり高い。


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 19:14:28 ID:o/CKryu6

イシノラボはほとんどスペック公開してないな
わずかばかり公開されてる数字はトランジスター型とは思えないほど低い

919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/27(火) 22:34:32.51 ID:zwhYk/Ze

イシノラボは気になってるけど情報少なすぎるので買えないでいるなー
メーカー製のでかくて重くて熱いアンプがいやなので省エネアンプに魅力を感じる

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/29(木) 20:04:30.33 ID:L2g4gPql

イシノラボのブログのオーディオ史、面白いな。
山水マニアじゃないのに、中古の山水アンプが欲しくなってくる。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1285193023/


私の場合、QUAD 11L Classic とチャイナアンプの YS1(生意気にもJeff Rowland Model 10に使用されているLM3886を搭載)で鳴らしていますが、アンプをイシノラボ(元サンスイの技術者の方が立ち上げた会社です)の MASTERS AU-880L に変更予定です。

 最近は多くのメーカーが撤退し選択肢が狭くなった為、アンプの視聴機を貸していただけるメーカーを片っ端から聴きました。
エルサウンド、シャッツグレーバー、イシノラボなどですが、一番気に入ったのがイシノラボさんです。

音質はサンスイを磨いて洗練させた音と解釈しています。
勿論、伝統のMOSFETですが、超ローノイズなので、かつてのジャジャ馬つかいのサンスイとは一味違います。

オーダーメイドも可能ですので、是非クリスキットと聴き比べてみて下さい。
価格は音の品質からすると市場の1/3位と推測します。
殆ど儲けていないようで、良心的なメーカーさんです。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000002856/SortID=13729854/


イシノラボどっとこむ sara 2010-11-1

朝方物凄い雨が大量に降った千葉です。
電車のダイヤがメチャクチャに乱れました。
一度、試聴予約をして都合がつかずキャンセルした「イシノラボどっとこむ」さんに行ってきました。
6CA7PPアンプの試聴でしたがいろいろなアンプを聞きました。
バッテリードライブの石のアンプ、穢れのない純度の高い音質で、久しぶりに石の音を聞きました。
音の傾向は、山水のアンプに通じるものがありました。
サイトをみればうなずけると思います。
僕はやっぱり、侘び寂びのある真空管アンプが良いです。

トランスドライブのプリもなかなかの音で 6CA7PP よりも欲しくなりました。
どうしよう?と思いつつ、注文してしまいました。

画像は、211シングルアンプです。

闇夜に浮かぶトリタンの輝き。。
絶好調です。
http://w169.or.tv/modules/d3blog/details.php?bid=433

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2. イシノラボ パッシブ・プリアンプ


マスターズのプリアンプはいろいろあって楽しめます! 2012年3月11日
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=296

一般的に、音質・音調に影響を与える要素は、パワーアンプのほうが支配的といわれています。“確かにそうかな!”と私もそう思っていました。

ところが、パッシブプリアンプを作ってみて、その見解がひっくり返りました。パッシブプリアンプの、何も足さない、何も失わないと思えるようなサウンドを聴いて!

けれども、オーディオは趣味・道楽であって、また、科学的にいっても、原音というのが果たしてどうなのかもはっきりしません。マイクが異なれば、ホールが異なれば、ミクシングが違えば、マイクセッティングが違えば、その場の温度・湿度が違えば、などなど。

要は、なるべく原音らしきサウンドを好むも良し、リスナーの聴覚に心地よく聴こえれば良いし、いつも同じサウンドを楽しむだけでなく、たまには異なったサウンドも楽しみたいと思うのも、オーディオ趣味の健全な方向と思います。


1.300B採用プリアンプ“MASTERS CA−X1”

これは、既にアクリル加工が出来なくなったので製作完了です。
けれども、同じような回路構成や電源構成で製作することは可能です。

この方式のサウンドはリッチで、サウンドの生き生きした音調が大変な魅力です。音楽のリズムやハーモニーも大変重要です。

このあたりの音楽の持つ息遣いが感激を与える重要要素のような感じを抱かせるのが、この300Bプリアンプの魅力です。

特に、真空管パワーアンプとの組み合わせが絶品です。

2.API回路方式プリアンプ“MASTERS CA−2000”

オーディオ全盛期のスタジオコンソールに採用されたAPIモジュールアンプが奏でるアメリカンポップス的なサウンドは、この時代の音楽だけでなく、ある意味、普遍的な魅力を有しています。どうしてそうなるのか?

多くのアンプ回路は発振安定度を重視し過ぎるあまり、2段増幅方式がほとんどです。ICのOPアンプもそうしているのがほとんどと思います。

APIモジュールは、たくみに設計された3段増幅方式です。発振安定度をボーデやナイキスト理論をベースに位相補償すれば、まったく安定なアンプができることをAPIは証明したわけです。

1970年代の私が在籍していた当時も、サンスイではAPIのことはまったく知らずに、結果的に“AU−607”,“AU−707”に採用したパワーアンプ回路は、親戚関係にあるような3段構成増幅回路です。その後もダイアモンド差動回路、Xバランス回路にして、ずっと3段増幅回路を踏襲して終了しました。

特に、API方式でのフォノ再生(特に、ジャズ、フュージョン等)は絶品のような感じを受けます。とにかく、精緻でありながらノリの良いサウンドです。


3.1段増幅バランス増幅真空管プリアンプ“MASTERS CA−218”

このプリアンプは、チャンネルアンプシステムを熱心におやりになっているお客様からのご要望でできたカスタムアンプです。

1球だけの1段増幅でやってみたいということでした。それも、バランス増幅が希望です。そうなると、300Bプリの場合もそうなのですが、真空管プリアンプの残留ノイズを半導体なみにするには、ボリュームを入力・出力の両方に入れることが効果的です。

かつては、ヤマハC−2がこの方式を採用してヒットしたことがありますが、真空管プリアンプではマスターズだけだと思います。

出力側ボリュームには、10kΩ以下のインピーダンスならば、出力インピーダンスが大きいということはまったく心配なくなります。

入力インピーダンスは大きいほうが良いといわれますが、10k〜100kΩ範囲なら問題ないでしょう。

このアンプで、1個のつまみで音量レベルを調整したいというと、バランス増幅ですと8連ボリュームになります。もちろん、このような多連ボリュームはカスタムになります。東京光音電波さんに注文して、待つこと45日でできてきました。

このプリアンプはL/R2トランス,2電源・2整流管採用,電源フィルタ回路にはアメリカ製フィルムコンしか採用しない(ケミコン追放)!

出てきたサウンドは、切れ味が良く、音数が多く(情報量が多い)、リッチなサウンドで、私は聴き惚れてしまいました。

4.真空管整流によるAPI回路のプリアンプサウンド

すでに、この方式による『真空管整流電源によるトランジスタ・フォノEQアンプ』について、報告させていただきました。

やはり、LINEアンプに採用しても、サウンドの重心が下がり、オーディオアンプは電源の影響を受けることが明白な事実です。それは、そもそもアンプが電源電力をオーディオ信号で切り分けて、負荷に供給しているからです。

従って、最も安定な電源といえば、大容量バッテリといえましょうが、周波数応答をサポートする意味で、バッテリといえども、コンデンサを電源に付加して、補償することは重要です。


5.パッシブプリアンプ

純粋に入力信号を変換伝達する意味からは、パッシブプリが電源いらずですから、最も有利です。ノイズ発生することもありません。

特に、バランス型トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA−999FBS”を使うとやめられなくなります。


6.300Bバランス構成プリアンプ“MASTERS CA−5000”

最後に、3年前に納入した究極のカスタムプリアンプを紹介します。

300Bバランス構成プリアンプです。

音量調整は、トランス式を採用しています。堂々としたサウンドが凄かったです。電源部とアンプ本体のセパレート方式です。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=296


新製品パッシブプリアンプの登場 2010年9月9日

トランス式アッテネータ/パッシブプリアンプを相次ぎ製品化しました。

私は、最初に就職した会社がタムラ製作所であったせいか、トランスにはずーっと愛着がありますし、その重要性やメリットを認識しています。
特に、NFBもなく、これだけのワイド・バンドや低ひずみが達成できることは、この原理(電磁誘導)を発見した方に敬意を感じています。

新製品はアッテネータとパッシブプリアンプの2種類あります。

両者は混同しそうですが、その違いは、トランスのタップの選択の仕方で、

ゲインを持たせたのがパッシブプリアンプです。
従って、パッシブプリアンプでも、ゲインセレクタをゼロにすればアッテネータになるので、使い勝手からすれば、パッシブプリアンプをお勧めします。

やはり、トランスは増幅するのではなく、エネルギー変換することができるので、パワフルにパワーアンプをドライブできることにそのサウンドの良さが現れるのだと思います。
ジャズファンの方やロックファンの方には特にマッチすると思います。
また、大編成のクラシックや、熱のこもった室内楽の奏者間の意気も感じることもできます。

調整範囲等のカスタムにも対応できますので、どうぞご相談ください。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=138


イシノラボ 好評を継続する MASTERS パッシブ・プリアンプ 2012年10月20日

パッシブプリアンプは、MASTERSのアンプカテゴリーのなかで、発売以来ずっとご好評をいただいております。

最近は、バランス仕様のご注文も多くなってきました。
それも、皆様がバランス伝送の意味を理解されるようになっていただけてきたからのように感じます。つまり、バランス仕様のパッシブ・プリアンプでアンバランス(RCA)入力の場合、その信号をバランス信号の HOT側と理解して、HOT側を音量調整して、アンバランス入力の場合でもバランス仕様でコンパチブルできるということです。そうなると、アンバランス信号をバランス変換する高価なトランスを内蔵しなくても済み、価格セーブにつながります。

最近ご購入いただいたお客様からは、先日購入した MASTERS のトランス式パッシブ・プリアンプを聴いて、“再生帯域の広さ、腰高にならない、低域の伸び、ほれぼれとさせる高域があると思う。”といった感想を頂いております。
このお客様は、なんと、30年間に12台のプリアンプを使ったというベテランであり、音のグルメといえましょう。
“通常の擦動式ボリュームでは「到達できない部分がある」と感じる”という感想も頂きました。

さらに、複数のカスタム仕様でのご注文をいただき、現在設計中です。

本日発送した“MASTERS CA−999S/A CUSTOM”では、入力を1系統のみでシンプルにして、よりピュアサウンドを求める方に向いたカスタム仕様としました。

このパッシブプリアンプを発送前のエージングで聴いていたところ、そのパワフルでのびのびした低域・中低域には、製作者の私ですら、少なからずびっくりしました。決して製作者の自己陶酔ではないと思います。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=367


トランス式パッシブ・プリアンプとバッテリードライブ・パワーアンプの絶妙なコンビネーション 2010年11月27日

マスターズのトランス式パッシブ・プリアンプ(「MASTERS CA−999FBS」,「MASTERS CA−777S」)とバッテリードライブ・パワーアンプ(「BA−225FB/MOSyB」)は皆様に好評です。

電源問題をまったく無くした究極のサウンドが得られます。

最近発表したトランス式パッシブ・プリアンプは、おかげさまでご好評をいただいております。

1.視聴に訪れた方が感じてくれているようです。

イシノラボは千葉市なので、首都圏から離れた方は来訪されるのが大変ですが、最近聴きにこられた方は、皆さん、非常にリアル、違和感が全くない、サウンドが澄み切っている、Dレンジが広く聴こえるというコメントをいただき、ご注文をいただくケースが増えております。

そして、真空管アンプ、通常の100V電源の半導体アンプでも、大変良好なサウンドを聴き取ることが出来ますが、極めつけバッテリードライブ・パワーアンプ(8W+8Wしかないですが、)と組み合わせて、バランス接続で動作させたときです。
さらに低音の重心が下がり、超リアルなサウンドです。
Dレンジが広く感じられるのはパッシブ・プリアンプのノイズがゼロ、バッテリードライブアンプの残留ノイズはわずか30μVと普通のアンプの1/10以下のおかげと思われます。
静寂から立ち上がるFF(フォルテシモ)サウンドは、より衝撃を聴覚に与えるようです。


2.汚れとノイズ発生源のないサウンドをリーゾナブルな費用で楽しんでください。

海外ブランドとか有名ブランドのオーディオ機器は、私から言えば、なんという高価であろうかと思います。
代理店、販売店、それぞれの立場で利益を取らなければ、ビジネスはやっていけないことは分かります。けれども、このようなご時世でオーディオを家計に無理なく楽しむにはあまりにも高価な機器は、私から遠い存在です。

私が思うアンプにかける費用は、¥10万〜20万くらいが無理のないところと思います。

けれども、一生ものでオンリーワンのアンプを作りたい方の気持ちも分かります。
それならば当方で、超良心的な作りで素晴らしいカスタムアンプをお届けする用意もございますし、すでにオンリーワンアンプを楽しんでいる方もおられます。
それにしても、書いている今、究極とも言える組み合わせで聴いています。何という幸福なことかと、自己陶酔を含めてありがたいことだと思っております。

最近では、アナログレコードの情報の多さ、音楽に大切な成分の充実を改めて感じて、 聴く機会が増えてきました。今、ブログを書きながら、カーペンターズやワルターのステレオLPを聴いています。勿論、フォノイコライザーはAPIモジュール回路を採用したものです。

バッテリードライブというと充電作業が必要です。
これらも、やり方等、お知らせしますので、ご安心ください。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=156

トランス式アッテネータ・パッシブプリアンプ 
MASTERS ATT−900シリーズ 2010年7月18日

1か月ほど前に発売しました、トランス式アッテネータ・パッシブプリアンプ“MASTERS ATT−900シリーズ”の話題です。

バランス/ノーマルとコンパチブルに対応できる世界初の製品と自負しております。

【アンバランス入力のバランス変換の要望】

早速2名の方からの具体的な問い合わせをいただきました。それは、“せっかくバランス対応になっているので、アンバランス(RCA)入力のときもバランス変換をして、それをトランス式バランスATTでレベルコントロールできないか?”というご要望でした。

ブロックダイアグラムを眺めていただくと、LINE1のアンバランス入力対応について、そのレベルコントロールはHOT側のみになります。

バランス信号として扱うには、入力回路にバランス変換トランス(10k:10kCT)の搭載が必要になります。カスタムのご要望にお応えできます。トランスはMASTERSが特注する高性能トランス(USAコア採用)を予定しています。


【リーゾナブルな価格に驚く】

アンバランス信号をトランス・抵抗ハイブリッド式で行うATTに PhaseTech(フェーズテック)の CM−1sがあります。

Phase Tech ハイブリッドパッシブアッテネーター CM-1s ¥918,000(税込)
http://www.audiounion.jp/ct/detail/buy/970/


それは、半導体などの増幅素子を一切使わず、高品位音楽再生の理想とされる高入力インピーダンス・低出力インピーダンスを小音量からフルボリュームまで実現した、高次元の音質追求を行ったハイブリッドパッシブアッテネーターです。

サイズは“W310×H86×D245mm”、ウェイトは“3.8kg”、標準価格は“892,500円”となっています。

上記“PhaseTech CM−1s”に比べて、当社のATTは驚異的に安価です。

しかし、安価だからといって手抜きはありません。

メイン部品であるトランス式ATTは23接点のタップを備えた大型コアを橋本電気株式会社様に特注し、4個を専用のシールドケースに絶縁ピッチを充填した高性能品です。絶縁ピッチを充填するには、この炎天下での手作業となります。

ロータリースイッチは上記フェーズテックと同じ、セイデン製です。

XLR端子はノイトリックを採用しています。

これは、小規模で利幅をとらない弊社イシノラボ/マスターズでしか実現できないでしょう!

これは、“この経済不況の折でも、一回きりの人生、何とか皆さんに大いにオーディオを楽しんでいただきたい!”という私の願いを込めています。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=123

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3. 平野紘一さんの真空管アンプ


ハイエンドショウ 2008年05月09日 イシノラボ(平野紘一)

真空管アンプを中心に販売を展開するイシノラボは、1996年の創業以来、外部イベントに出展するのは今回が初めてという。

MASTERSブランドの300Bを採用した真空管プリアンプ「CA-3000」(¥504,000/アンバランスバージョン)
http://www.phileweb.com/news/audio/image.php?id=8000&row=3

パワーアンプ「225FB/MOSy」(¥135,450)
http://www.phileweb.com/news/audio/image.php?id=8000&row=4

などを展示している。
http://www.phileweb.com/news/audio/200805/09/8000.html

フルバランス増幅真空管パワーアンプ 
MASTERS BA−218FB/P ¥250,020(税抜き:¥231,500)

構成 バランス入力,バランス増幅パワーアンプ
最大出力 18W+18W(3極管接続)

使用真空管
EL34 Svetlana(ロシア製) 4本
6SN7GT SOVTEK 2本
5963 RCA 2本
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_p.html

フルバランス増幅真空管パワーアンプ MASTERS BA−218FB/OS【販売終了】 
この製品は2015年 8月14日をもって、販売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_os.html


バランス増幅真空管パワーカスタムアンプ“MASTERS BA−218FB/OS”のカスタム品 2009年8月16日

バランス増幅真空管パワーカスタムアンプ“MASTERS BA−218FB/OS”は、他のアンプに見られないバランスドライブ方式を採用し、スピーカを+,−端子の両方からプッシュプルでドライブする(バランス増幅)することで高音質を実現できたと考えています。
ユーザーの皆様からは高い評価をいただいております。
そのような状況下で、このバランス増幅回路を使って、直熱3極管2A3を採用したカスタムアンプをカスタム製作し、納入致しました。
パワーは12W+12Wと大きくありませんが、ピュアで、情報量がいっぱい、そしてスムーズなサウンドと、ユーザー様に大変喜んでいただきました。
作り手の立場ではこれまでのEL34よりも製作は大変ですが、EL34とは異なった、フレッシュでユニークなサウンドが得られていると感じています。

2A3に限らず、同じ直熱管300Bを採用すると、パワーは20W+20Wにアップします。ご興味ある方はお問い合わせ下さい。大変、入手しやすい価格で1台だけのカスタムアンプができます。

映像は2A3カスタム・バランス増幅・パワーアンプ、“MASTERS BA―212/BAL”です。
このカスタムアンプはリクエストにお応えして、バイアス可変によってプレート電流をピタリとの調整ができるメーターとバイアスボリウムをフロント面に付けてあります。
また、RCA入力で動かす方なので、このアンプには真空管によるバランス変換アンプが“MASTERS BA−218”と同様に内蔵されています。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=57


300Bプッシュプルによるバランス増幅アンプ 2012年5月14日

バランス増幅真空管パワーアンプ“MASTERS BA―218FB/OS”にも、ご好評をいただき、ロングセラーとなっております。

さらに進めて、3極管の王様というべき300Bを採用して、バランス増幅真空管アンプを作ろうと思っておりました。
すでに試作機として作ったアンプは、試聴にいらした方が買って行かれました。聴いて感激!お買い上げになったお客様だけでなく、同席していた私もびっくりで、こんなに感動するサウンドががあるものだろうかと!

内部抵抗が低く、もともとのひずみも少なく、高圧(400V)を掛けられ、パワー20W以上出て、しかもダイレクト感のある直熱管300Bはやはりすばらしいと思います。
マスターズアンプとしては、やや高額の部類に入りますが、優れたパフォーマンスを発揮する日本製300Bも、お客様のリクエストがあれば採用できます。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=324

STAXイヤーSP対応フルバランス増幅真空管パワーアンプ 
MASTERS BA−218C/STAX
¥237,600(税抜き:¥220,000)

構成 バランス入力、バランス増幅パワーアンプ及びSTAXドライブ回路
最大出力 18W+18W(3極管接続)
使用真空管 EL34×4,5965×4
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218c_stax.html


真空管パワーアンプ 6AS7Gppアンプ 2010年7月8日

5月末に、5998ppアンプの注文を受けました。

もうアメリカでも5998はレア真空管となってしまい、当社の在庫もなくなりましたし、他店にも在庫はないと思われます。このため、どうしても5998を採用したい場合はアメリカで探してもらいますが、5998はとても高価になってしまいます。

そこで、5998より増幅率はさがります(μ=5.2→2)が、入手可能な6AS7Gでのppアンプの注文に切り替えていただきました。

増幅回路はウイリアムソンとして、それ程高くない電源電圧でも増幅率を稼げるところにメリットがあります。5963−6AS7GTのドライバ回路です。

6AS7Gは増幅率が小さいので、バイアス回路にも工夫が要ります。単にオートバイアス回路だけでは有効に電源電圧を使いこなすことが出来ませんし、6AS7Gのプレート損失は13Wとそれほど大きくありません。考えた挙句、オート/フィックス・ハイブリッドバイアス回路を採用しました。フィクスバイアスで−60V程度として、残りのバイアス電圧は固定抵抗で行い、プレート損失内で充分なプレート電圧・電流の利用率を確保しました。

出力トランスは、シールドケースを用意して、出力トランスをアメリカ製充填材で充填して(この暑さで大変!)、振動防止とシールドを両立させました。

そのサウンドは、6AS7Gの内部抵抗が280Ωと低いので、充分なる低域再生が確保できました。残留ノイズも1mV以下で、NFBを5dBと軽く掛けたので、0.6mV以下に低下して、極めてローノイズと良好なサウンドをキープできました。

6AS7Gの本来の良さを発揮できるのはSEPP回路ですが、オーソドックスなのppアンプもなかなかです。歯切れのよさを重視する方にはSEPP回路をお勧めしますが、どちらもこの真空管を生かせる真空管アンプです。

いずれも、MASTERSのアンプならば、リーゾナブルな価格でのご提供が可能です。是非お気軽にご相談下さい。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=120


ユニークアンプ Herbシリーズ 【販売終了】 
今人気の真空管採用アンプおよびトランジスタアンプをお求め易い価格でご提供します!!
Herbシリーズは2013年1月26日をもって、完売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/herb/index.html


Audio Spice BA−D205MK 【販売終了】 
米国クエストアメリカ社とマスターズとのコラボレーションによる初の真空管パワーアンプ!
Audio Spiceシリーズは2013年7月7日をもって、完売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/audiospice/ba-d205mk.html


1996年発売 LUXMAN 管球式ステレオパワーアンプ MQ-30S
30W+30W (6オーム) EL34pp 1996年発売 定価¥250,000


イシノラボ店長 平野紘一の連載 第66回
LUXMAN EL34ppパワーアンプ MQ-30S を委託設計する

委託設計の依頼

ロジャース製品、ロジャースジャパンの業務に注力しているとき、自宅にラックスのO.FさんからTELがあったと家族が言う。
翌日、O.FさんにTELすると、以前、設計業務をおこなった EL34ppプリメインアンプの売れ行きが好調であったので、その勢いで、同じケースを使ってパワーアンプを製品化したいと言う。類似性があるので、同じエンジニアに設計を依頼したほうが話が早く、設計期間、設計のレベルもリスクが少ないから、頼みたいと言う。

私は個人(フリーエンジニア)として、ラックスと委託設計契約ができるかどうかが心配であった。その点を伺ってみると、ラックスとしては、個人事業主とは契約できないというラックスの見解であった。
私は“それでは、この話はこれまでにしましょう”と言わざるを得なかった。
O.Fさんは、会社に掛け合ってくれて、契約のかたちとして、設計会社を表向きとして間に立てて、その設計会社の委託というかたちなら、会社は契約できると言ってくれた。また、設計会社も紹介してくれた。

さっそく、紹介された横浜にある設計会社を訪問した。その会社はデジタル関係の設計会社であったが、事情を話すと、その会社の社長は“我々に迷惑が掛かってこなければ、よろしいでしょう”と承諾してくれた。
そこで、設計会社とラックスとの契約書、設計会社と私との“覚書”等の手続きを踏んで、何とか、設計業務を引き受けることになった。

どう進めていったか!

平日は外資系販売代理店の従業員として働きながら、このような設計業務をなぜ引き受けようと思ったのか?
確かに、海外オーディオ製品に係ることは大変興味あることだし、事実、仕事内容には自分なりのやり方をある程度認めてくれた。けれども、オーディオ海外ブランドの日本法人化で継続していくことは、過去の例をみてもやさしくなく、数年で撤退(最近ではマッキントッシュジャパン)した例が多い。また、私として、このままの状態で終わろうとする気もなかったし、生涯現役でいたかった!少なくとも、60才になる前に個人事業主として独立して活動していこうという考えがあった。

このような考えから、無理を承知で、この仕事を引き受けた。約3か月間の業務計画であった。お金よりもむしろ、自分のキャリアアップと人脈もひろげておきたかった。
短期間であるから、平日の夜、土・日をあてるにしても、マンパワーはどう見ても不足し、とても一人でやれそうもないことは自覚していた。そこで、かつて、設計委託業務先の名エンジニア、T.Tさんにヘルプして貰えないかと話してみた。T.Tさんは、設計者を卒業して、関連会社勤務であったので、少しは時間が取れそうだと言ってくれたし、T.Tさんも大のオーディオ好きであったから、話に乗ってくれたのだと思う。

量産設計業務

設計業務と言う仕事は、職場にコンピュータ−が導入される以前は、1年間程度の設計期間がとれていた。なぜなら、プリント基板の設計には、方眼紙に下図を書いたりして、消したりして、試行錯誤ができた。大型コンピューターによるCADシステムが導入されるようになると、下図完成度を上げて、CAD入力者に提出しなければならない。下図を渡せば、直ぐに入力すればすぐにプリント基板図は完成され、写真製版されて、プリント基板屋に回り、試作基板ができ上がってくる。(近年は各人のパソコンにCADが導入され、自分で完成させ、メールでプリント基板屋に情報を送れば、プリント基板が出来上がってくる。)

今回のパワーアンプはSQ38Signatureとパワーアンプ部は同じ回路を採用すると言うので、回路検討期間は省略することができた。
リクエストは1枚のプリント基板に真空管ソケット等を取り付けて、より組立工数を削減して欲しいということだった。
定尺サイズは横幅380mmくらいであったから、その基板に8本の真空管全部、さらに、ブロックケミコンも取り付けるようにした。(写真参照)


スペースはSQ38Signatureと同じサイズであったから充分に取れた。

試作用プリント基板ができ上がってきて、すぐに、用意しておいた部品を取り付けて、とりあえず基板だけで動作させるように作業を進めた。

ラックスにはプリント基板用GTソケットがないので、自前で入手してほしいという。それでは、アメリカサンスイOBのI.Fさんに連絡したら、何とか入手してみるという返事が返ってきた。その情報をラックスに伝えると、ラックスの資材から、何と、量産手配もできないかと言ってきた。少し、驚いたが、I・Fさんは、買い付けられると言ってきた。そのソケットは中国製であった。結局、中国→NY→日本経由でラックスに入ることになった。ここで初めてラックスの資材に、今後、自営業者“マスターズ”の商号で受け付けてくれるかと要請したところOKが出た。

そうこうしているうちに、試作用シャーシケース、電源トランス、出力トランス、電源チョーク、真空管等の部品が送られてきた。

割とスムーズに試作機の組立も進み、動作させて、あとはラックスに送り、土曜・日曜日にラックスに訪問して、動作チェック、安定度試験、測定等をおこなった。

このあたりは割と精神的負担にならなかった。大変なのは量産設計部品表を作成することであった。各メーカーは部品がコード化されているから、コード表を照合しながら、すべて、書き込んでいかなければならない。ラックスはGE方式ということで、その方式の理解もしなければならなかった。特に、途中での部品変更は面倒であった。(どのメーカーでもそうであるが)

ほとんど毎晩、深夜まで作成業務に追われた。量産用の設計回路図は、T.Tさんが自前のパソコンCADで仕上げてくれて、この回路図をCAD業者に送り、ラックスのやり方に沿った回路に仕上げてくれた。

その出来栄えは!

設計事務作業をこなしながら、土・日はラックスでの音質検討作業に入った。ヒアリングスピーカーは例の通り、JBL4343であった。O.Fさんも同席してくれて、一緒の作業となった。初段管は5814A(軍用:SYLVANIA製)、ドライブ管は6FQ7(これもSYLVANIA製)、EL34はSOVTEK製でこれは資材入手の関係でこれしかないと言われ、変更できなかった。抵抗はリケンRM抵抗、ここまでは変更できず、あとはカップリングコンデンサ、動作電流の設定程度しか動かせるところが無かった。
出てくるサウンドはSQ38Signatureと異なり、割とクール、シャープなサウンドであって、どうやっても、この音調を代えることはできなかった。その原因はSOVTEKのEL34にあるように思えた。Golden DragonのEL34に代えてみると、暖かなサウンドになるのは確かめた。けれども、O.Fさんは割と満足していたように思えた。

私は、このパワーアンプは魅力的な価格にしても、真空管アンプとしての評判はどうかな?と心配であった。

一応の設計業務は予定どおり終了して、あとは、プリント基板用GTソケットの注文がマスターズにラックス資材から入ってきた。最初は200台分の800個であった。航空便で送って貰い、納品した。中国製ソケットの品質はイマイチであったが、特にトラブルは起こさなかった。

このアンプはMQ30Sとネーミングされ、それほど注目されなかった。また、トラブルも一切なかった。おそらく、充分なスペースとすでに実績ある回路を採用したこと、SOVTEK EL34の品質が良かったからだと今も思っている。このアンプの生産台数は4桁にはいかなかった。その後、10年以上経った頃、中古販売店で視聴してみたが、それなりに充分なパフォーマンスを感じとることができた。 最近、検索して評判を眺めてみると、“どっしりした、中低域の豊かな、厚みのあるサウンドで満足”とのコメントがあった。

O.Fさんはその後、ラックスを退社・独立。B・Oブランドを立ち上げ、2.5年の歳月を掛けて、独自のハイテクノロジーを発揮して、超高級セパレートアンプを製品化。当初、新規、それも個人マイナーブランドはなかなか国内ファンには認めて貰えず、苦戦していたが、O.Fさんは海外、それもCES(ラスベガス)に出品し、高い評価を得た。以後、海外が主たる販売先のように見受けられる。


A&M / エアータイト
A&M(エアータイト)はラックス株式会社で長年にわたって販売面に携わってきた三浦篤氏と設計部に所属していた石黒正美氏の二人が独立し、1986年 大阪府の高槻市にエイ・アンド・エム株式会社を設立。社名は2人の名前の頭文字から取ったものです。
http://www.airtight-am.net/about.html


2012年には、ボブ・カーバー、ネルソン・パス、ジェフ・ローランドなどと共にアブソリュートサウンド誌ISS223号で、9人のグレイト・デザイナーに選出された。O.Fさんは日本オーディオ界の誇りと私は思う。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_066.html

LUXMAN   MQ−30s

ヨーロッパ管のEL34、日米では6CA7と呼ばれる細身の管を用いて造った、一応パワーアンプだけど、当初よりプリ不要のボリューム回路搭載パワーアンプとして予め入力系統を3つ用意した確信犯的モデル。

何が確信犯かと言いますと、当時メディアや評論家達でさえ、プリアンプ不要論的風潮にかなりのせられてる傾向がとても強い時期で、私自身もプレーヤーの出力をパワーアンプにダイレクトに叩き込んだ音こそ純粋である等ととんでもない思い違いに、ややもすると魅力を感じたりしてる時期があったのを思い出します。

その揺り戻しとして現在はプリアンプの必要性がキチンと語られるようになっては来ていますが、当時はともかくパワーアンプにパッシブアッテネーターこそ最良の様な雰囲気の中、プリアンプでさえトーンコントロールを失っていき、有名な国産ラックスでさえ、彼らにとっての唯一の失敗作じゃないのかと思われるストレートボリュームのプリアンプを出して壮絶にやらかしたりしたのが懐かしく思い出されます。

さてそんな中、丁度変革期にあってお金も使えない中、ともかく市場に何かを出さなければいけない状況のラックスが、手持ちの技術で比較的容易に取り組めたのが同社にとってのお家芸でもある、大型トランスと真空管の組み合わせであった事は容易に想像できる出来事でした。

とてもよく出来た製品だったと思います。
この後、ラックスは息を吹き返して、トランジスタのシリーズを一新したと同時に、真空管のシリーズも常にラインナップするようになりました。
その最初のきっかけだったような気がします。
ただ惜しむらくは、その登場時期が先ほど述べた市場、会社の状況だった時なものですから、最後までこのモデルはそれに見合ったプリアンプ的な物が同社から用意される事は有りませんでした。

時代は代わって、トライオードの様な元気のいい会社からも、積極的にトーンコントロールを積んで価格的にも満足出来るような良い製品が再び手に入るようになりました。
ですから、当時はなかなかその良さを本当の意味で理解して貰えなかったこのアンプにも、漸く真価を発揮する機会が訪れたと思うのです。
私自身も当時このアンプを良く使ったのですが、やはりストレートに接続していて、真空管にしてはなんだか硬い様な気がするな程度の認識だったのですが、後になってキチンとプリアンプで信号を整流した上でこのアンプの音を聴いてみて、当時の自分を非常に恥じた思いが有ります。
http://audios.blog119.fc2.com/blog-entry-58.html

イシノラボ 300Bを4本採用したフルバランス・プリアンプのカスタム製作 2008年9月28日
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=39
おそらく、世界初ではないでしょうか?
マスターズでは300Bによるプリアンプを製品化しましたが(CA―3000)、今度は300Bを使ってバランス回路によるプリアンプを作ってくれないか?とのカスタム注文を3ヶ月前に受けました。

ご存知のように300Bは直熱管ですので、ヒーター回路はDC点火しなければプリアンプにはヒーターハムノイズの点で、実用になりません。
当然、バランス増幅する事になると、300Bは片チャンネルで2本、ステレオトータルで4本必要なことになります。
となると、プリアンプシャーシはとても大型になってしまいます。
しかし、できるだけコンパクトにすべきと考え、シャーシサイズはCA−3000とほぼ同じサイズに収めることにしました。写真でご覧のように、シャーシ内部は、真空管ヒーター点灯用安定化電源回路等で一杯になりました。
また、できるだけ残留ノイズを下げてプリアンプとして高性能で使えるものとしたいところからマスターボリウムは入力、出力で可変できる方法とすることにしました。
そうなると、ボリウムは4連×2=8連が必要になります。8連ボリウムはまず作られていません。
そこで、東京光音電波に海神無線さんを通じて何とか8連ボリウムを作ってもらうことをお願いしました。
8連Aカーブボリウムとなるとそれぞれのボリウムユニットを8個揃えることになり大変です。待つこと2ヶ月以上、でき上がってきました。このボリウム価格はとても高価となってしまったことはいうまでもありません。
このカスタムボリウムのお陰で、マスターボリウムは−120dB以上まで絞り込む(残留ノイズ実質ゼロ)ことができ、実使用状態においても、プリアンプ自体の残留ノイズは極めて少なく押えられます。
ボリウムインピーダンスは10kΩとしたので出力インピーダンスが大きくなることが防げ、パッシィブ・プリアンプと同じインピーダンスに維持できます。

電源部は別シャーシに納めました。内部をご覧下さい。トランス、チョークとそしてコンデンサで一杯です。電源はB電源、300Bヒーター用電源が4回路必要なので、このトランスで2個、さらに前段用DC点灯ヒータートランスが1個、トータル4個の電源トランスが入っています。これらの電源は、5P、6Pのキャノンケーブルによってプリアンプ本体と接続されるので電源トランスによる誘導ハムは全くなくなります。

さてバランスプリアンプの回路はMT管でありながら大電流ヒーターを持つ5687WAをパラレル接続としてこの出力を300Bにとり込む、2段増幅回路です。NFBは14dBと軽くかけ、ひずみは0.05%以下と真空管プリアンプと言えども半導体プリアンプ並みの電気的性能となりました。

この2段増幅回路による仕上りゲインは20dBで、プリアンプとしては4dB程度大きいですが音質の点からこのゲインを最高点と致しました。300Bヒーター回路は安定化電源としたので、規定どおりの5.0Vぴったりとしています。あらためて、300Bは大きい真空管ですが、ヒーター点灯の様子はプレート内に隠れているので外部からは上から眺めないと見えません。4本ともなると、それなりの発熱があります。ともかく壮観です。

大切なことを書き忘れそうでした。バランス構成ですからバランス出力のないCDプレイヤーとかフォノイコライザーを持っていない方にはアンバランス−バランス変換回路を内蔵しています。勿論、真空管回路で構成させています。
さて、肝心なサウンドはどうでしょうか?このプリアンプに対応するアンプはバランスを受け、又はバランス増幅のパワーアンプが必要です。アンバランス(RCAケーブル)出力端子もついていますが、この場合はCA−3000と同じサウンドになるはずです。
音源出版“アナログ”VOL21の記事によれば切れ味がよく明るくパワフルと評価されていました。このバランスプリアンプでは新開発バランス増幅パワーアンプを用意したのでそれでまず聴いてみました。
興味のある方はメール、TEL、FAXにて、問い合わせ下さい。いずれ、製品化する(受注生産)予定ですが、価格は何とか¥30万台に抑えるつもりです。
CA―3000のシャーシに納めることも可能ですが、価格は¥58万程度になります。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=39


イシノラボ 真空管アンプによるフルバランスシステム 試聴報告 2008年10月7日

フル・バランスシステムによるサウンドとは!?

2008年9月28日のブログでご紹介した300Bのバランスプリアンプに、EL34 のバランスパワーアンプを制作し、真空管アンプによるフルバランス・セパレートアンプが遂に完成致しました。
先週末にカスタム注文された方のメインシステムとして収まりました。

写真で示すようにパワーアンプは EL34pp(3結)モノブロックアンプです。回路は当然バランス増幅構成です。

出力トランスは永年優秀な出力トランスとして定評あるタムラ F−683 です。バランス構成ですから各々のアンプのボリュームは2連となります。ここではオーダーされた方のリクエストで東京光音電波のプロ用を採用しています。カップリング・コンデンサはアメリカで最も評価の高い InfiniCap を採用しています。

モノブロックアンプなので作り手としては面倒ですが、L/R 対称として格好良い外観となっています。シャーシは 1.6mm厚の鋼板を採用した強固なもので、そこにブラックの焼付塗装を施しました。焼付塗装とは塗装膜を強固にするために塗装後赤外線ランプで加熱する工程を施すものです。素人がラッカースプレー塗装をやっても何かにぶつけるとすぐはがれてしまうのと比べて、さすがプロの仕事は違います。

このパワーアンプは 16Wの出力で通常のリスニングルームでは充分な出力といえましょう。

さて、これにフル・バランス300プリアンプの出力を接続します。手持ちのCDプレイヤーもバランス出力があるので、CDプレイヤーからパワーアンプまですべてバランス伝送、バランス増幅でスピーカをドライブすることになります。

キャノンケーブルで接続し、スピーカーケーブルをつないで、いよいよ音出しです。

プログラムソースはまずはアイリッシュサウンド、“ケルティック・ウーマン”です。
アイルランド人は音楽的才能に恵まれて、あのジョン・レノンもアイリッシュです。このプログラムソースは音作りセンスが大変素晴しくエフェクティブな音楽が展開します。まず、音の重心の下がった事がはっきりと分かり、低音、中低域のサウンドがズシンと決まります。そしてセンターにフィメールボーカルが心地良いエコーを伴って定位します。

サポートする楽器は多彩で打ち込み系のものもあるようですが、ミクシングセンスが良く素晴しく、眼前に音場、前後、左右に拡がります。通常のアンプシステムですと、素晴しい事には違いないのですがこれ程の迫力、重心の下がったドスの効いたサウンドでありません。

次に聴いたのはクラシック、ゲエルギエフ指揮、マリンスキーによる“春の祭典”です。
この多彩な複雑な技法によって書かれた名曲は、録音が良くないと感激も半減です。幸い、この組み合わせによる演奏は昨年11月に聴いているのでかなり鮮明に覚えています。この曲はストリングスにより、管楽器やパーカッションが活躍します。識者も演奏するオケも気を抜くと間違ってしまう難曲です。CDスタートしてから数分、グランカッサの一撃!このスゴミはこれまで聴いたなかで最もスリリングな体験でした。さらに変拍子による各楽器間の絡み合いともすれば混濁したりしてしまうこの曲が実に鮮明に聴けたのです。
“春の祭典”はコンサートでも真剣に聴くと疲れます。私はこのシステムで聴いて心地良い疲労を覚えました。

最後に、JAZZを聴く事にしました。
最近、亡くなったピーターソントリオによるあの名曲“You Good Look To Me”を選曲しました。冒頭、ベースによる美しいテーマに始まり、軽快なピーターソンのピアノとドラムスが入り込むトリオが一体となります。この曲はもう何百回聴いた事でしょう。

このシステムでひととおりヒアリングを終えたところで、客観的になるために KT−88pp(中国製)のノーマルアンプがあったので、300Bバランスプリアンプはアンバランス出力もあるのでこのアンプに接続し、聴いてみました。
一応、音楽が鳴っているのですが、中域以上だけの音楽が鳴っている感じです。念の為、測定器で周波数特性、ひずみ測定してみると真空管アンプとして水平の出来です。残念ながら欲求不満を覚え、ヒアリングを中断せざるを得ませんでした。どうしてそうなってしまうのかは探っているといろいろあるでしょう。

何と、このアンプ、ものすごく外観がキレイで塗装仕上げなど惚れ惚れします。しかし、音質に関してのノウハウはまだまだ我々ジャパンの方にアドバンテージがあるという感じがしております。でも、真空管アンプの安定性、ゆったり感を味わえる事はできるので売れ行きがよいのは分かります。別に国粋主義者ではありませんが、日本はやはり、まじめさ、緻密さを生かしたモノ作りが向いている民族と言えるでしょう。

そういえば、アメリカ産業が健在な頃、“BY AMERICAN”という、傾向がアメリカ国民にありました。アメリカ製品に誇りを持っていました。ところが、モノ作りを捨てたアメリカの金融産業の破綻は情けないことです。
コツコツとモノ作りをやっていくのが農耕民族出身の我々日本人が生きていく道です。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=42


真空管プリアンプ“MASTERS CA−45S CUSTOM”の嫁入り 2010年12月11日

9月のWRアンプ視聴会に特別参加したビンテージ管 45(直熱3極管)搭載プリアンプ“MASTERS CA−45S CUSTOM”は好評を得て、その後はわたしが楽しませていただいておりましたが、この度、嫁入りとなりました。

特に特殊な組み合わせになりますが、当社のバッテリードライブ・パワーアンプ“MASTERS BA−225FB/MOSyB”との相性が抜群です。
見通しの良いすっきりしたサウンドに、さらにバッテリーアンプのリアルさと低域の再現力が見事にプラスされたせいか、静寂の中から低域がパワフルに、そして透明なサウンドが出てくると、これはたまりません。これまでオーディオをやっていてよかったという心境です。この気持ちは多分、製作者の思い入れが占めるところが多いでしょう。

45という直熱管は増幅特性が優秀で、一番ひずみが少ないとも思われます。
それをプリアンプに軽い負荷で使うのですから、悪いわけがありません。
さらに、残留ノイズのさらなる低減のために、4連ボリウムを採用しているので、小音量で聴いても驚くほどの静寂さで、純粋に音楽信号だけを通す感じがします。

今後、45真空管がまた入手できたら、再製作するつもりです。

同じような回路で 300Bを採用したプリアンプがあります。
これも立派なサウンドです。45より、少し肉食系のサウンドです。
こちらに関心ある方は、委託販売品の真空管カスタムプリアンプ“MASTERS CA−300B”がありますから、どうぞお問い合わせ下さい。
更なるサウンドチューンを施して、お分けできます。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?cat=44


300Bプッシュプルによるバランス増幅アンプの製品開発 2012年5月14日

MASTERS BA−218FB/OS
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_os.html

バランス増幅真空管パワーアンプ“MASTERS BA―218FB/OS”にも、ご好評をいただき、ロングセラーとなっております。

さらに進めて、3極管の王様というべき300Bを採用して、バランス増幅真空管アンプを作ろうと思っておりました。
すでに試作機として作ったアンプは、試聴にいらした方が買って行かれました。
聴いて感激!お買い上げになったお客様だけでなく、同席していた私もびっくりで、こんなに感動するサウンドががあるものだろうかと!
そこでもう一台、製品化を目的として作ってみようと考えております。

内部抵抗が低く、もともとのひずみも少なく、高圧(400V)を掛けられ、パワー20W以上出て、しかもダイレクト感のある直熱管300Bはやはりすばらしいと思います。
マスターズアンプとしては、やや高額の部類に入りますが、優れたパフォーマンスを発揮する日本製300Bも、お客様のリクエストがあれば採用できます。
こ期待下さい!
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=324


イシノラボ 300Bバランス・プッシュプル・パワーアンプ “MASTERS BA−218/OS”の開発検討

EL34によるバランス・プッシュプル・パワーアンプは3年経過のうちに好評に推移して、カスタム化したアンプも数台の製作を致しました。
そこで、今度は 300Bで実現しようと検討を開始し、このほど、やっと形になりかけております。画像に示すように、整流回路に2本も整流管を採用して、他の真空管アンプにはない L/R2電源方式としております。

300B の定評ある良好なサウンドと、整流管整流の整流ノイズや逆流期間のないスムーズな電源で、かなり優れたサウンドが出てくるような期待があります。
但し、パワーは 16W+16W程度に抑え、充分なロングライフが実現できるように致しました。まだ配線中なので、10月になりましたら完成報告出来ると思います。

そして、新開発Zバランス回路の新アンプの試作もシャーシケースが出来上がってきたので、注力しているところです。
とりあえずの試作機は、デザイナーの大友さん(熱心なオーディオファン)に3週間前に送ったところ、益々好ましいパワフルサウンドになってきたとの報告がありました。

それでは、微力ですが、ご期待下さい。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=364

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4. イシノラボ製品の口コミ


イシノラボのパッシブプリアンプ到着 2016-04-30
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1767.html

待ちに待ち、やっと届きました。
部屋が暗くて上手く写りません、チャンネルデバイダーよりは横幅がやや大きいサイズで薄型、格好いいと思います。

パッシブ(受け身)プリアンプで、電源トランスのコアはパッシブプリアンプでは世界初のファインメット、フォノはMCトランスが内蔵されており、そのコアはスーパー・パーマロイです、詳細は分かりませんが、他にこの巻き方のトランスは存在しない特殊なものみたいです。

橋本トランスのMCトランスの製造担当だったOBの方と、長年にわたりノイズ対策を初め、研究しつくされており、どう考えても良さそうです。

ボリュームスイッチは最高水準のセイデンです。

イシノラボの平野さんは、もともと山水のアンプの設計製造者です、しかし山水にいた頃は会社のアンプであり、理想どおりに作れなかった様です。


今は自由に思いっきり作っていらっしゃる、そんな感じです。


実際千葉のIさんと聞きに伺った時も、予約を入れた時「大したことなかったら、大したことことないと正直に言って下さい」とお話になられました。


色々聞かせていただき、セッティングがあれほど酷いのに音の良さに驚き、総て注文することを即決しました。


穏やかで物凄い自信があり、懐の深い方です、会えば誰でもその魅力に引き付けられると思います。


今は基本がしっかりしたウエスタンスピリッツのシステムに、この本物のプリが繋がったらどんなレベルになるでしょうか。


繋いで直ぐは慣らしてないので位相のずれた様な変な音でした、ですがこれは想定内です、やはり七十二時間を経て、二百時間も経て、千時間鳴らさないと真価は分かりません。


ウエスタンスピリッツは鳴らすのを二十四時間止めないので、千時間はすぐにならすことが出来るのです。

ウエスタンスピリッツならば約五週間です。


それにしてもなんという身のつまった広い帯域なんだろうか?
普通のトランジスターアンプでは帯域が広くなると音は薄くなりますが、イシノラボのプリアンプは音が濃厚で、まるで真空管アンプを思わせます。


ならし初めて三時間程で柔らかになって来ました、丸三日間鳴らしたらまた blog にて公開致します。

しかし、良いものは最初から良いですね、音質を劣化させるトーンコントロールやバランスツマミは一切ありません、端子はフォノ以外は総てスイッチクラフトでつけて頂きました。


それにしても、このMCトランスは別格です、ヘッドアンプの様にクリアー且つパワフルで、聞いていて思わずうっとりします。


しかし、歪みや付帯音は一切ありません、やはり今まで使ってきた古い中古のプリアンプは、部品や半田や端子が経年変化で駄目になっていたのです。


イシノラボのパッシブプリアンプは別格です、今まで良いと思っていたパワーアンプがもうついて来れません、後三台のパワーアンプも即注文しました、もう間違いありません。
これから鳴らし込む内に更なる別の顔を見せてくる事でしょう。
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1767.html


イシノラボのパワーアンプ
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1793.html

写真はまだ見積り段階のイシノラボさんのスケッチの状態です、写真の一番上にあるのは、アンプを上から見たスケッチです。


CROWN の D‐45 や D‐70 を思わせる薄型アンプでセンス抜群です、多分、CROWN の様にトランスが唸る事は一切ないと思います。


今までもスケッチと同じものが正確に出来上がって来たので、このデザインに間違いないでしょう、後程ご連絡があり、大きなトランスと大きなケミコンを入れたいとの事で、3p殆ど横巾が大きくなるみたいです。


依頼したのはマルチシステムなので、低音用の 50+50W が一台、後二台は中音用と高音用の 30+30W が二台で、合計三台です、30W 二台は多少横幅が小さい様です、しかしこちらも後程連絡が来て、放熱のキャパを上げたいから、3p程ケースを大きくしますとの事です。


低ノイズ低歪みの高音質設計で、とてもスペックに優れたものです。


今まで依頼したイシノラボさんのサウンドからして、もう答えが出たようなものだと確信致しました。


今の音はどんな感じかと申しますと、極めてロスが少なく、楽器が小さく定位し、雄大なところも兼ね備えており、何時間でも音楽に浸っていられる、録音されたそのものを自然に余すことなく色付けなく再生している、そんな感じです、神秘的で、とてもいかすセンスの良い奥ゆかしい good なサウンドです。


ただ奥行きがあると感じるのでなく、本当に楽器それぞれの音に前後左右上下にしっかりと距離があるのです、立体的なので音が掴める様な錯覚を起こします、特に小音量時の音は素敵です。


そして、音と音の間の空間の表現が素敵です。


この様なプリアンプやチャンネルデバイダーを私は初めて知りました。


日本全国のウエスタン党や、自作真空管アンプマニアも唸る位の音です、アンプはパワーの差ではない質である、本当にそうでした。

特にプリアンプに内蔵のスーパーパーマロイのMCトランスは、ジャズを聴くとパワフルで勢いと繊細さを感じ、クラシックのバロックを聴くと、その弦の音に思わずうっとりします。


本当にオーディオの前から去るのに勇気がいります、でもこれって凄い事です、所詮は再生音ですよ?普通は飽きます。


やはり熟知された方が真剣に作ったならば、この様になるのです、世の中には本当に凄い方がいらしたものです、正にプロ中のプロですね。


回路が素晴らしいだけてはないのです、使う部品やキャパシティーを含めて帯域バランスを理解してないとこうはなりません。


更に素晴らしいのは、トーンコントロールやバランスツマミが存在しないところです、私は特にバランスツマミが大嫌いだったのです、使わない割には接触不良が多いのです。


またバランスツマミは、使っても効果は殆ど期待出来ません。


チャンネルデバイダーのレベル調整もプリアンプのレベル調整も、普通のUカーブのボリュームでなく、最高レベルのセイデンのスイッチです、しかもチャンネルデバイダーに至っては、レベルが 1dBステップです、大体のユニットを、しっかり手を組ませ合わせる事が可能です。


しかもプリアンプに至っては、電源トランスがファインメットコアです、10年位前までは高額で手が出ませんでした。


歪みが少なくクラシックホールの、広さや後ろの壁の材質迄分かりそうな勢いで、広がりや S/N は化け物の様です。


さりげないので、それらもこちらに押し付けてくる様な事は一切ありません、これが本物です。


聞こうと思えばしっかり聞ける、しかし、聞き流そうと思えば、まるでBGMの様に、サラリと聞き流せる、こんな素敵なアンプは他にはありません。


ボリュームを上げてもうるさくならず、ボリュームを最低にしても、音は全く痩せない、理想のアンプなのです。


後見積もりのパワーアンプ 三台が完成したらさぞや素敵な音になるでしょう、後はこちらの技量だと思います。

楽しみです。
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1793.html


イシノラボ 一聴の価値アリ 2014年03月30日
http://blog.goo.ne.jp/mi0318/e/29a6ec7a17a5ac34eb989a1e982d23db

2月1日に注文してたイシノラボの受注生産のプリアンプとパワーアンプが本日届きました。

プリアンプは、

バランス型トランス式パッシブ・プリアンプ MASTERS CA−999FBN/AC
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ca-999fbn_ac.html

という型名のパッシブプリで、パッシブなので、電源はありません。 つまり電源コードやクリーン電源などにこだわる必要はない、ということです。

パワーアンプは SANSUI のアンプにも使われていたMOS-FETを使用した

フルバランス増幅モノラル・パワーアンプ BA−999ZB/M
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-999zb_m.html

というモノラルパワーアンプで、プリパワーともイシノラボのオリジナルブランド製品です。

バランス伝送&増幅にこだわっているところ、パッシブなのにゲイン+6dBなところなど、なにやら良さそうな予感が購入の決め手でした。

まずは、パワーアンプのみプリに C-3800 を使用して PL300 を鳴らしてみましたが、PL300 をしっかり鳴らしきってくれる上に、今まで聴こえなかった音が聴こえるようになりました。中・低域の量感もいい感じで、素性はかなり良いようです。

次に、D/Aコンバータに DAC2 HGC を、プリアンプに CA-999FBN を使用してパワーアンプ含め、クリーン電源に接続して聴いてみました。

ちなみに、D/Aコンバータとパワーアンプ 2台での消費電力はこんな↓ものですが、

パワーアンプや D/Aコンバータの電源ソースも、クリーン電源が効果抜群のようで、一聴の価値アリといえるハイレベルな音質でした。

(5/26追記)
パワーアンプ BA-999ZB/M で、PL300 クラスの中型ウーファーは楽に駆動できたので、今度は大きめのウーファーを装備したスピーカーを鳴らせるか、試してしてみました。

なお、差向いに置いているのは、細いスピーカーケーブルは 1mのものしか手元になくてスピーカーまで届かなかったからで、他意はありません。


スピーカーは、

左:Trio LS-400(30cmウーファー)
手前:Victor SX-521(31.5cmウーファー)
奥:DIATONE DS-205(20cmウーファー)

で試してみましたが、(↓(Technics A3)には敵わないものの)楽々と駆動できるようで、特にSX-521とのマッチングは抜群でした。

組み合わせたプリアンプのゲインが高め(18dB)なのも駆動力 UP に一役買っているようですが、相性としては PL300 や DS-205 とは(中域の量感がもう一つで)合わないように思います。
http://blog.goo.ne.jp/mi0318/e/29a6ec7a17a5ac34eb989a1e982d23db


山水のアンプと云うと、名門と呼ばれブランドが神格化されて一人歩きを続け、日本のオーディオ界隈では殆ど「神」の如き扱いなのですけれども、山水って戦車のような物量級、超弩級アンプという、いわば(小型薄型シンプルおしゃれ指向・・・という)私の感性とは、ある意味で対極にある日本的思想のど真ん中にあるアンプと言って良いかも知れません。

似たような高級アンプメーカーの Accuphase、LUXMAN なんかは今でもその道をひたすらブレずに歩んでますよね。アンチ戦車と云いつつ、それぞれの音には魅力があって好きなのです(笑)・・・ぶれないは正義!

サンスイって、良くも悪くも80年代の日本人の、物量投入と職人芸的、技術的な価値観が際立っていたアンプメーカーだなぁと。

そういや昔、ピアノの先生の所に高級プリメインアンプの AU-α907 がありまして、私はどうにもその音が気に入らなくて、QUAD66 やオーラデザインなどのイギリス製のアンプ(というかシステム一式)をお薦めしていたのですが、所謂ご主人が決めたものなのでリプレイスならず・・・てへぺろヾ(=^▽^=)ノ♪


わっちが思うに、サンスイ(・・・ナカミチも)がオーディオメーカーとして早くに衰退してしまったのは、ブランドイメージと音質とのギャップが少しばかり開きすぎたからなのかな?なんて爆弾発言してみたり。

もちろん、経営が下手くそだったとか、宣伝が下手だったとかはあると思うのですけれども、なんというか、サンスイのアンプは極端に技術系の人に好まれるというか、裏を返すと音楽愛好家の方を向いていないというか、サンスイのアンプが好きな方々って、音楽以前に機械が好きって方が多い印象(ほぼ偏見)。

アンプの回路が魅力的で、物量投入されていて豪華なのにまっとうな価格で、ブランドイメージを過剰演出した、いかがわしい高級感が無い。
そんな日本人気質の質実剛健さが、理系の人々のコアな支持を集めていたのかな〜なんて(^^;

逆に云うと、同じく元がアンプ専業に近いマニアックなラックスやアキュフェーズと比べてしまうと、ブランドの訴求力と音質的な魅力・・・蠱惑感が不足していたように感じます。

コメント

1. フラジール July 21, 2014 00:35
最近僕はサンスイの元アンプ技術者の方が独立して起業したイシノラボさんにアンプを作ってもらいました。(ここは全てのアンプがハンドメイドです)

アンプは神レベルの s/n 比で音楽性はジャズ、ボーカル物が至高です。(ここの入門アンプでも)

ロジャースあたりの裏話もあるので、サイト覗くのも面白いですよ!

3. pastel_piano@管理人療養中♪ July 25, 2014 17:52
フラジールさんってたしかAH!を使われてましたですよね?
あらためてイシノラボさんの御紹介ありがとうございます(*^▽^*)。
サンスイのアンプ修理もしてくれるのですね。
品質の良い小さな製品をハンドメイドしてくれるガレージメーカーは、個人的にも応援したいです。まだ一部しか読んでおりませんが、サイトを拝見していて欲しくなりました(笑)
音質は所謂サンスイをどこか彷彿とさせる音なんでしょうか?
ハイクオリティパーツを厳選していて、もっとシンプルストレート思想の製品に見受けられますけれども。


4. フラジール August 05, 2014 01:03
私は

「プリメインアンプ MASTERS AU−900L/HP」
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-900l.html
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?cat=58

を購入しました。音質ですが、なんとなくクラシックには厳しいかも?

でも、他の大手日本メーカー製より全然聴けます。私はジャズに興味があまりなかったのですが、ユーチューブ音源のジャズを良く聴くようになりました。
フェラーリの排気音のようなスコーーンと抜ける高音が最高です。金管楽器やボーカルが気持ち良く聴けます。邦楽で歌唱力のある人の声が良く通ります。
基本リアルサウンド指向ですから、邦楽(主にアニソン!)・ジャズ・PCゲーム・映画鑑賞用になっていますね。でもアナログレコードのクラシックはいい音なんですよね(謎

AH! は、
ミィステルIA11
http://audiolab.co.jp/bachkogei/tubeamp/ia11.html

を買いました。案の定輸入取り扱いをやめましたね(泣)
音質・デザインは気に入っています。ただ最近トーンコントロールのついた真空管アンプがこの記事を読んで欲しくなりました。
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/52097358.html

ここに、オーディオマニアが音楽ソースで機器に不満が出る答えがある気がします。


5. pastel_piano@管理人療養中 August 07, 2014 05:23

>フェラーリの排気音のようなスコーーンと抜ける高音が最高です。

これイイですね!
(*^▽^*)ストレートでタイムアライメントにズレの無い音って感じでしょうか。
日本の大手メーカーに限らず録音ソースの持ち味をなるべく味付けせずにストレートに伝えてくれるアンプってなかなか存在しませんので。

AH! は取扱終了ですか〜。
何かもうそろそろ代理店のサポートの在り方が変わって、国際的にメーカーとユーザーが直接製品を取引したり保守サポートするような時代になっても良い気がします。

トーンコントロールは・・・うちは CREEK のアンプに付いてますけれど、マスタリングが極端におかしい CDで仕方なく使う感じです。音の純度が落ちなければ常用しても良いのでしょうが、そこまで質の良いアンプはなかなか無いですからね〜。
最近はスマホのサウンドプレーヤーや DAPデジタル段でいくらでもバランスを弄れますので、むしろそちらを重宝しています。


6. フラジール October 25, 2015 01:38
私のイシノラボのアンプは電源コードを変えたからか、エージングが進んだからかわかりませんがクラシックも含めオールジャンルすっごく音が良くなりました。
本当にクラシックコンサートに行くのと遜色ないです。
チケット買うのを迷うようになりました。

7. pastel_piano@管理人 October 25, 2015 13:05

電源コード・・・ちなみにどんなやつに換装されたのでしょうか?

>クラシックコンサートに行くのと遜色ないです。チケット買うのを迷うようになりました。

これは羨ましい。。。うちは・・・コンサートから帰って直ぐに同じ演奏家の演奏を再生すると・・・やっぱり色々嘘くさくて少々悲しくなるかも。ヴァイオリンの倍音とかも足りてないですし、ピアノも根本的に低域が足てりないんですよね。足りたら足りたで家庭内で使うには厳しくなってはましいますけれども。。。


8. フラジール October 26, 2015 18:08

電源コードは Ortofon PSC-3500XG Silver と AH! AC Direkt KB10 です。
イシノラボのアンプには Ortofon の方がマッチしていました。

さすがにコンサートに行くのと遜色ないとは言い過ぎでしたが、臨場感はかなり近いです。
個人的に

AH!ミィステルシリーズ
http://audiolab.co.jp/bachkogei/tubeamp/

の音楽性とイシノラボのアンプの駆動力があるアンプが欲しいです。
FM ACOUSTICS とか買えればな〜なんて思ったりしますが実際の音質はどうなんですかね?一回試聴だけでもしてみたいです。


10. okayamada November 17, 2015 03:02
はじめまして、横から失礼します。私もイシノラボのmastersを愛用しています。
他のアンプは知らないので、比較はできませんが、s/n レベルは良く、音量を絞っても音楽の細部がよく伝わってくるように思います。
私の構成は、イシノラボのトランス式パッシブプリ に、同工房のAU-900X(ボリュームレスにカスタマイズ)を組み合わせています。自己責任になりますが、鉛蓄電池も試せるようにカスタマイズを依頼しました。
http://www.audiostyle.net/archives/52042989.html

アンプは電源。を再確認
スムーズにもほどがある。 2012年12月8日
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2012/12/8_sumuzunimohodogaaru.html

私がオーディオに興味を持ち、最初の仕事にしたきっかけは、友人宅にあったオーディオセット。

これはその中の一つ、Sansui AU-D707

個人的には後継の「F」が欲しかったけど結局手に入れる事はかなわず。。

去年の今頃に再燃したオーディオ熱ですが、冷める事も無く、エスカレートの一途をたどっています。


しかしながら、しがないリーマンの身。


予算も時間もそうそう割ける訳でもなく、プア・オーディオライフをチマチマと楽しんでた訳ですが、松本の友人とのやり取りの中で、あるアンプ屋さんのブログの記事が話題になりました。

オーディオのイシノラボどっとこむ - 店長のブログ
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/

ん?元SANSUIの方?
ん?うちのすぐ近く?

こ。。。これは。。。

という事で、予算の工面をしながら待って待ってまって、本日工房にお邪魔して参りました。

(どんだけ気合い入れてるんだか。。)

実のところバランスアンプ

フルバランス・プリメインアンプ MASTERS AU−999ZB
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-999zb.html

にめちゃくちゃ興味があったんですけど、完全に予算オーバーなので、シングルアンプを聴かせていただきました。

プリメインアンプ MASTERS AU−890L
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-890l.html

うちとはスピーカーがまるで違う(工房ではタンノイのモニターで聴かせていただきました。)ので、しばらく脳内補正全開。w

いやはや。ハイエンド機器にありがちな気難しさも無く、繊細さも優しさもパワフルさもあるし、ジャンルは選ばないし、流石の一言しか浮かんできません。


いくら出力を欲張らないと言っても、残留ノイズ 0.1mVを切る技術と併せて、社長の経験と人柄が現れているようです。


とにかく聴いてて楽しい。

社長と色々お話ししながら持っていった CD 一通り聴かせていたところで、余興にどう?と聴かせていただいたのがバッテリードライブアンプ。

コンパチブル・プリメインアンプ MASTERS AU−700BD
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-700bd.html

。。。。。。。。。。

言葉なくなっちゃいました。
「何が違うんでしょう?」というのがやっと。

いや。私とて技術屋の端くれ。電源がきれいな(ノイズが極端に小さい)のはわかりますし、鉛バッテリーの強力さも知ってますし、現役時代から「アンプは電源」と言って憚らない人でした。


今、この文章書きながら聴いてるおまけアンプもバッテリー駆動です。


だけど、電源回路含めてあれだけ丁寧に作られたアンプでさえ、遥か彼方に置き去って来たような感覚。。


とにかくスムーズ、無理が無い、楽しい。


ACでは越えられない壁を見ちゃった?


アンプ側の回路が素直なので電源の違いを反映しやすいのかもしれません。
こういう高品質な回路使うとスイッチング電源とか目の敵にされるよなぁ。と思ってもみたり。

890Lの音はある意味「想定内」でしたが、バッテリードライブの方は完全に想定外でした。
帰りに郵便局に寄って郵便物受け取ってくる予定をすっかり忘れて帰ってきました。
発注する仕様とバッテリーをどうするか悩んでます。w
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2012/12/8_sumuzunimohodogaaru.html


祝! イシノラボ特注アンプ完成
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2013/2/12_entori_1.html

ウルトラローノイズアンプをバッテリードライブ 2013年2月12日
1月に入り、イシノラボに注文していた MASTERS アンプが仕上がったとの連絡を貰い、1月12日(土)に引き取りに行ってきました。

購入したのは、AU-890L/BTcustom という特注アンプです。
内容的には、

プリメインアンプ MASTERS AU−890L/T
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-890l_t.html

から AC電源を外して、バッテリードライブ用にDC入力にしたものです。

出力 8W+8W(8Ω)
サイズも出力もかわいいですが残留ノイズ20μVと、とんでもなく小さく、更にマッチングトランス内蔵で、歪率、ノイズ共に測定限界以下になります。
しかも、バッテリードライブ。
レバースイッチと木製のノブがいい味出しています。

バッテリードライブなので電源電圧が+ー12Vになり、最大出力がノーマル AU-890Lの 12W+12W から 8W+8W に下がります。


これでも 86dB/Wm のフルレンジでも、曲によっては床と壁がビビりまくる程の音圧が出ます。


また、 インピーダンス比 10:1 のマッチングトランスも付いていて、マッチングトランス使用時は最大 0.8W+0.8W ですが、 普段遣いには全く問題ありません。


(ちなみに、私は、90dB/Wm 以上のスピーカーにトータル 3kW以上入れても音圧足りねぇ。。なんていうライブイベントの SRオペレーションもしています。モノは適材適所ということです。)


MASTERS アンプの特徴の一つは、とにかくノイズが小さいことです。


我が家のスピーカーでは、耳を近づけてもノイズが聞こえません。w


フルボリュームにしてやっと中華 DACのノイズが聞こえる程度です。

AC電源ではなく、鉛バッテリー(2個)での動作です。

音は、以前書いた通りですが、工房でバッテリードライブに切り替えたときの驚きに加え、わが家で聴いたときに感じたのは、静寂の中から立ち上がってくる音、静寂に溶け込んで消えていく音が澄んでいて気持ちがいいことや、一つ一つの音が明瞭で、このCDにこんな音が入っていたのか?と改めて曲を何度も聴き直してしまうほどです。

今回私が使ったバッテリーは、激安中華シールドバッテリー(12V8Ah)です。
カタログデータでは内部インピーダンスが 19mΩ(1kHz)とあります。
1.25SQ(16AWG相当)の電線の抵抗が 15mΩ/1m程度ですから、電線 1m+スイッチ程度の抵抗(インピーダンス)しかありません。

一般的なトランス電源の場合、数100m〜数Ωあり、大容量のブロックケミコン(デカップリングコンデンサ、キャパシタ)に一時蓄電することで見かけ上のインピーダンスを下げています。
また、トランスを通して、電源ラインのノイズも流れ込んできます。
これは高性能(大容量)なトランスであればあるほど(電源ラインのインピーダンスが下がり)流れ込むノイズの電流も大きくなります。
しかし、バッテリーは、もともとノイズとは無縁であり、低い内部抵抗とあいまって、充放電電圧が消費電流によらずほぼ一定を保てることから、充電しながらでも電源ラインのノイズの混入が極小に抑えられることと、大電流を安定して供給することが可能です。

特にコンデンサのように一時的ではなく、連続して電源インピーダンスが低く保たれることが効果的な様子で、(私は情緒的な表現はあまり好きではないのですが)どんな低インピーダンスのコンデンサを使ったとしても敵わない、生き生きとしたサウンドになります。
こうなったらソースもDC化したい。
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2013/2/12_entori_1.html


「I」さんはこのほど「イシノラボ・チャンデバ」を導入されたそうで、その試聴結果が届いた。


イシノラボ・チャンデバ導入し約2週間経ちました。その試聴状況です。

             

CDP    DENON DCDー1650SE
プリアンプ   DENON PMA−2000AE(プリメインアンプ)のプリ部
チャンネルデバイダ   イシノラボ   MASTERS CD−300M(12㏈/oct固定)
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/cd-300m.html

SPユニット・パワーアンプ・クロスオーバー周波数
  低域 130A用  ラックス MQ68C ハイカット 700Hz
  中域 LE85用  ヤマハ MX−1   ロウカット 800Hz  ハイカット 10KHz
  高域 2405用  ヤマハ MX−1   ロウカット 8kHz

クロスオーバー周波数は、以前のベリンガーでは800Hzと8kHzでしたが、今回は低中を少し離し、中高を少し重ねるように調整しました。

その結果は・・・いいです。「音が」ではなく「音楽」がとてもいいです。

ベリンガーでも大きな不満はありませんでした。ただ、なんとなく静的に過ぎる。換言すると、「音場再現性はあるが音像がやや平面的になる」ところが気にはなっていました。

イシノラボに入れ替えて、その部分が改善されました。結構大きな変化です。

今は時間があれば、ジャズとクラシックのCDを交互に聴いています。

普段敬遠気味のベートーベンも抵抗なく聴けました。クロイツェルソナタ(パールマン・アルゲリッチ)、ピアノソナタ30番から32番(バックハウス)です。素晴らしい。

今はオーディオ的な聴き方を意識しないで音楽を楽しく聴くことができます。このような状況はあまりやってこないでしょうから、しばらく、この感覚のまま行こうと思っています。

以上のとおりだが、このイシノラボ・チャンデバのお値段を伺ってみると、何と87、480円(モノ×2台分)で超安いッ。昔のJBL愛好時代の自分なら即座に飛び付くのだが・・・。

ところで、この良心的なイシノラボ代表の平野さんという方はタムラ製作所やサンスイなどに勤務されオーディオ全盛時代の貴重な思い出を「日本オーディオ史」としてネットに投稿されている。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/cd06b3fd1eb8c22626d8823bc61c45d2


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5. 平野紘一さんとウエストリバーアンプ


WestRiver ウエストリバー アンプ (クラシック向きで JBL には合わない様です)

プリアンプ(高帰還アンバランス型)
EC-1H
EC-2HNEW

パワーアンプ(高帰還コレクタホロワ型)
E-5H
E-10H
E-30H
E-50H

・ヘッドホンアンプ
https://west.wramp.jp/


ウエストリバーアンプ 2ch.net
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1436608366/

ウエストリバーのアンプについて語ろう
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1098454830/

WEST RIVER〜ウエストリバー〜その1
http://hifi.denpark.net/1138024363.html

1644 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Fri Jan 1 00:00:00 JST 2016

謹賀新年 2016

 皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年はハイブリッド化および高スルーレート化のアップグレードを実施し、多くの方にご好評を頂きまして「新しいWRアンプは革命的である!」
と言う名誉あるお言葉まで頂戴する事ができました。

 長年の懸案事項でありましたピアノの異常音は殆ど姿を消し、ほぼ完璧にピアノ再生ができるようになりました。再生の一番難しい楽器はピアノである言っても過言ではないと思いますので、他の楽器の再生も全く問題なく再生できるようになったはずです。WRアンプはほぼ完遂されたと言っても過言ではないかも知れません。

 基礎的研究は半世紀も前にスタートしておりましたが、WR アンプと言う商品を初めて開発したのは多分1997年頃だと思います。
大学時代の友人であった平野紘一氏に頼んだのがその切っ掛けでした。
私は大学に残って学問的にオーディオを研究し、彼は一流のオーディオ会社に就職して実践的にオーディオを研究したのです。その間は、浅からず深からずと言うお付き合いを続けていました。

 1998年にベンチャー甲子園に出場した時にも彼のサポートのお陰で優勝でき、WRアンプが世に出る第一歩になりました。その後、WRアンプはラジオ技術の編集部の扱いで細々とご希望の方に頒布させて頂いておりましたが、彼がマスターズとして独立してアンプ製作を行うようになってからは、マスターズを通じて WR アンプは皆様の手に亘る事になったのです。

 一時は基板製作から出荷まで、全てをマスターズに託していた時期もありましたが、私が定年になりなるべく私自身が製作に関与すべきだと考えて、手始めに基板製作を私が行うようになりました。この期間が一番長く続き、つい最近までこのスタイルで WR アンプは運営されて来ました。

 しかし、何事にも始めと終わりがあるように、2016年から殆ど全てを私が行う事となりました。
デザインシャーシの供給だけは従来通り行われますので、お振込み口座を除いて皆様には特段の変化はありませんので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
従いまして WR アンプに関する事は修理を含めてまして全ての窓口がウエストリバーになりますので、ご承知置き下さいますようにお願い致します。

 お互いそれ相応の歳になり、他人の事に気を遣いまた責任を負うのが辛くなってきたと言うのが正直なところだと思います。今後ともウエストリバー、マスターズを共にお引き立て頂きますように、心よりよろしくお願い申し上げます。
http://west.wramp.jp/datawr35.html


1646 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Mon Jan 11 11:00:00 JST 2016

WRアンプをお使いのユーザーのみなさまへ

 新春独立製作第1弾は WR アンプとして初めて Ε-5H をお求めになる方で、目出度く9日に納入されました。
その際、お買い上げの御礼を兼ねて、以下のような WR アンプを使うに当たって目を通して頂きたい事をまとめた文書を添付させて頂きましたので、既知の事ばかりですがユーザーの皆様にも一応ご披露しようと思います。今更ですが、ユーザーの皆様に置かれましてもどうか初心に帰ってお読み頂ければ幸いです。


WRアンプをお使いになる前に

  この度は WR アンプをお買い上げ頂き大変ありがとうございました。
WRアンプを有意義にお使い頂く為に、以下の事に目を通りして頂き、なるべく励行して頂ければと思います。

 1.付属の WR 推奨の電源ケーブルのプラグの極性は、確定していないようなので、こちらで1本1本テスターで調べてアース側に青のマーカー線を入れてありますので、これを壁コンセントの長い切れ目(地中アース側)に入れてお使い下さい。

 2.アナログ系とデジタル系は、なるべく別のコンセントから取るようにして下さい。
 テーブルタップを使う場合は、プラグとタップはパナソニック電工製が無難です。
 電源ケーブルには、MITSUBOSHIスターソフトかM-ONAMBAソフトをお使い下さい。
 決してOFC 系のケーブルやタップなどを使わないようにして下さい。

 3.電源電圧は東京電力の誤差範囲内(95V〜107V)であれば問題はありませんが、絶縁トランスなどをお使いの場合は、それを逸脱する可能性がありますので十分にご注意下さい。適正電圧を越えた使用による故障は保証対象外になる事があります。

 4.信号用ケーブルにはOFC 系でない極普通のものを使うようにして下さい。
 またRCA ピンプラグの内部構造にも注意して下さい。ピンの先(上方)から内部を覗き込んだ時に見える、外側(アース側)とピンの間の誘電体が丸々見えるものが良いようです。
 外側の金属がピンの方の張り出しているものは、プラグのインピーダンスが低くなりミスマッチングを起こす度合いが大きくなると考えられます。

 5.WR パワーアンプは原則的に WR プリアンプとセットでお使い下さい。
他社製のプリ又はパワーアンプと組合わせた場合は、最高のパフォーマンスは望めませんので、WR アンプ入門時点では仕方ないですが、将来的にはなるべく揃えるようにお願い致します。
 パワーアンプのボリウムは全開とし、プリのマスターボリウムで音量を調節するようにお願いします。マルチの場合はこの限りではありません。

 6.スピーカーケーブルにもマッチング抵抗付きのWR推奨のケーブル(作り方はHP参照)を使うようにし、OFC系のものは絶対に使わないようにして下さい。パワーアンプのスピーカー端子にもマッチング抵抗は付けてありますが、アンプ側とスピーカー側の両端でマッチングを取るとより効果的です。
                                     以上


 1については、過去に掲示板でもお知らせしてありますが、WR推奨のSHINAGAWA のケーブルはプラグの向きが一定ではありません。その為、極性が逆になる事も考えられますので、アース側に青ペンで印を付けて発送するようにしました。過去に受け取った方は、テスターで確かめるか検電器で調べて、プラグを正しい向きにコンセントに差すようにして下さい。

 2につてはオーディオの基本だと思いますが、アナログ機器もデジタル機器も同じコンセントから取ると、電源を介してデジタル機器のノイズがアナログ機器に混入し易くなります。ご注意頂きたくお願いします。テーブルタップは自作に限ります。MITSUBOSHI か M-ONANBA のケーブルとパナソニック電工の普通のテーブルタップでお作りになると良いと思います。PC用は使わない方が無難です。

 3については、これまで殆ど言及して来ませんでしたが、絶縁トランスなどの中には出力電圧に無頓着なものが存在しています。パワーが出るとか迫力が増すとか、そんな理由で出力電圧を上げてお使いになるのは絶対にお止め下さい。WR アンプは例外(ΕC-1H等)を除いて安定化電源で供給されていますから、出力電圧を上げてもパワーアップにはなりません。安定化電源に余計なストレスが掛かるだけです。

 我が家の商用電源電圧を測って見ると、かなり 100Vに近い事が多いです。低くても 98V 以上はありますし、高くなっても 102Vを越える事は滅多にありません。一度、ご自分の家の電圧を測定して置くのも悪くないと思います。一般のテスターはデジタルテスターを含めてもそう高額ではありませんし、オーディオをやる以上1台くらい持っていたいものです。

 もう一つ、危険防止と言う観点から申し添えたい事があります。それは夏季の室温です。概略 28℃以下で快適に音楽をお楽しみ頂ければと幸いです。WRアンプは安定化電源を積んでいる関係で、非安定化電源式のアンプに比べて平均で 1.5倍以上の発熱がありますので、なるべく涼しい環境でお使い頂きたくお願い申し上げます。

 4については、これまで口を酸っぱくして申し上げて来た事ですが、音を整える為のOFC 系のケーブルは必要がないばかりか、折角の生きた音を殺す事になり兼ねません。使用を控えて頂きたくお願いします。また RCA ピンケーブルも音を弄ったものが多いようですので、十分にご注意下さい。それだったら、寧ろ安価な赤白ケーブルの方がまだマシです。

 ピンプラグの内部形状ですが、WRアンプの入出力インピーダンスは高周波で75Ωに近付くようになっています。アース側の金属がピンの方に張り出しているものはプラグのインピーダンスが75Ωより低くなる可能性が高く、大きなミスマッチングを起こす可能性があります。ケーブルの理屈は、先ず伝送線路理論に依るべきであると私は考えています。75Ω同軸ケーブルは何処でも容易に入手可能です。

 5については掲示板でも「プリ効果」と言う事で何回も言及してきました。特に最新の ΕC-1H はその効果が高く、百万円オーダーもする著名なプリよりも、良い音になると言う評価を頂いております。
高々 12,3万円程度のプリだと見くびらないで頂ければ幸いです。
そこまでは出せないと言う方には WRP-α9 があります。

 6については、RCA ピンケーブルと共通した問題があります。MITSUBOSHI などの特性インピーダンスをほぼ120Ω として、WR アンプはスタート時点から出力端子に120Ω を付けて来ましたが、コストダウンした新型アンプからは省略していました。しかし高スルーレート化アップグレード作業にこの点検を含め、無いものには必ず付加しています。勿論、新規アンプにも付けるようにしています。ご心配の方は高スルーレート化アップグレード作業を受けて頂ければと思います。

 以上、WR アンプを使うに当たっての肝の部分を改めて書き記して見ました。
今一度、点検して頂ければ幸いです。
http://west.wramp.jp/datawr35.html

イシノラボどっとこむでも販売していた West−River ブランドのホームページです。
http://west.wramp.jp/

イシノラボ/マスターズは、製品企画・製作で全面的に技術協力していました。

イシノラボ/マスターズの工房では WRアンプ は、WRC−α1MKU,α3FBのプリアンプ,WRP−α1MKUを常設してあります。
PR 中の MOSFET 搭載の γシリーズアンプもリクエストくだされば視聴できます。

WR アンプに関しては、じっくりとお聴きになりたい方は主宰者の川西さん宅で視聴なさるとよろしいと思います。京王線沿線の八王子市ですから、こちらより便利なところです。

2つの特許からなる NRL Circuit Technology により、理論的な解析による高周波(デジタルノイズ)対策が可能となりました。デジタル機器の普及に伴い電磁環境が悪化した現代にこそ、真価が見直されているアンプです。
http://www.ishinolab.com/modules/weblinks/singlelink.php?lid=6

2015年 01月 04日
ウエストリバー・アンプの設計者は元電気通信大で教鞭をとっていた、川西哲夫 先生で基本設計と基板の製作を行います。
その後 かつて川西氏と電気通信大で同期だったサンスイで幾多の機器の設計製作に関わった現イシノラボの平野紘一氏が全体の製作と調整を行う、分業体制をとっています。
重要なのはこの設計者(川西氏)が完璧なオーディオマニア(良い意味での)でなお且つ尋常では無い程の音楽マニアと言う事です。

そしてWEST RIVER のアンプが いかにしてリアリティーを持ちつつ音楽を楽しく聴けるかに重点を置き、設計しているという点にあります。
まさに「音楽的快楽とオーディオ的悦楽の融合」を目指して設計されたアンプなのです。
http://flashdaiyo.exblog.jp/23513802/

536 平野紘一さん(マスターズ代表) Wed Nov 22 13:56:48 JST 2006

 川西さんとは大学1年からのお付き合いで、私は

タムラ〜学校戻り〜山水入社〜会社設立〜・・・

と言った人生をたどっておりますが、川西さんは会社勤めは経験していないはずです。
川西さんとの連携は1990年以降、川西さんが何とかWRアンプを世に出して問いたい!、製品のかたちにしたい!と考えていた頃からです。

 サンスイはご存知のように、日本マーケットでは製品の供給がない、悲しい状況が続いております。サンスイアンプの最後の部分では短期間お手伝いをしたのですが、既に日本資本ではなく、現状に至っております。
 
 サンスイのサウンドポリシーはサンスイからこのようにしたいと言って、出来たものではなく、AU−9500で、結果的にそうなったからだと思います。
一時、タンノイのSPをモニターにして、主としてクラシックソースで、サウンドチューンをしていた時期があり、この時期のアンプ売上は落ちました。特に評論家の皆様の支持が得られませんでした。
私が4chとか新型SPの開発をやっていた1975〜76年頃の昔の話です。

 AU−607/707から、ガッツ路線に変えようと努力しましたが、今から思うと、やや不充分だったと思います。しかし、現在、聴いてみると、瑞々しいサウンドで悪くはなかったと思っております。
ダイアモンド差動回路のシリーズから、かなりガッツ路線が明確になりましたが、クラシックに向かないとの評価は当らないと思います。

 今後のオーディ史で触れますが、クラシック音源での評価に厳しいアドバイザーの方がいて、必ず、最終チェックで修正しつつ、ガッツなサウンドにしたつもりです。
私見ですが、今度のバランス入力対応の新型WRパワーアンプはサンスイの明るい、切れ味のあるサウンドに一脈通じるところがあると感じています。
 
 私のつたない掲示板はこれから、スーパーフィードフォワード、Xバランス回路と進んでいきますが、最終的に1982年頃に開発したXバランス回路が改良されながらサンスイアンプの最後を飾ったことは感慨深いです。

 WRアンプはバランス対応が整いつつあります。是非期待して欲しいです。バランス対応は、従来の負性抵抗キャンセル効果だけでなく、バランス増幅にその真髄があります。アキュフェーズさんはじめ、メーカーの皆さん、その効果にそれ程、気がついていないようですが、WRアンプをバランス方式にして聴くと、そのメリットがよく分かります。

 WRアンプでは今後、そのあたりを充分、理論で、サウンドで、発揮していきたいと思います。バランスアンプ方式は従来のWRアンプをアップグレードすることによって実現出来ますので、WRアンプユーザーの方を困らせたり、裏切ることは絶対ありません。
http://west.wramp.jp/datawr13.html


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West−River AMP WRP−α1MKU

音が生きている!これが WRアンプです!
基本から考え直した音楽のためのパワーアンプ誕生。
デジタル時代に最適な1台。

”WRP−α1”は AudioSpice ブランドでお馴染みのクエスト・アメリカ社とのコラボレーションによって、なお、一層すばらしい音質となりました!(2004.01改良型)

WRP−α1MKU(2004.01改良型)
《価格(税込み)》
  完成品(ボンネットなし):  ¥231,000(税抜き:¥220,000)
  完成品(ボンネット付):  ¥252,000(税抜き:¥240,000)

これ聴いた
相当よかった。
クラフトメードらしい音。疲れない、の一言に尽きる。
数ワットしか入力できないスピーカーをはじめ繋いだ。
2Wでけっこうでかい音量になる。そのスピーカーは弱いところがあって音もビンテージな鳴り方するけど聴きやすかった。
僕が使ってるのがウイアコS-1 なので 2WAY をつないでくれた。

ロジャーズ LS5/9classic(定価50万円⇒中古25万円)
これはスペンドールと区別つきにくかった。あのように、メリハリのない自然な弦楽の存在感、雰囲気をもっているタイプ。ブリティッシュスピーカー。ウイーンアコースティックは甘い音色で、輪郭をまとめたい意識があるような現代SPなのでタイプが違う。このLS5/9には、東京文化会館に前々日に行っていたというのもあるけどホールがスピーカーにフラクタルになって出てくるような心地を受けた。雲全体は大きいけど一部をもぎ取ってきても雲の形をしている。
今やBBCモニターシリーズの貴重な遺産だろう。というかこれを店の人は聞かせたかったんだろう。

次はVictorのSX-WD8(定価10万円)[URL]
木の振動板で響きに温かみはあるけどウエストリバーがもともとふんわかしているのでスケールダウンしただけのように感じた。解像度はそれほどでもない感じ。ウエストリバーはメタルコーンより、顕微鏡でみたらニューロンの繋がりみたいなパルプコーンとか、繊細で暖かい音をかもすユニットのほうがいいかもね。

WRP-α1MkII は目を引くところがないけどとてもそのままというか、狙いがないというか、素な音だった。ずっと聴いていて疲れない。粒子は細やかではなく滑らかではなく画素数でいったら131万画素ぐらい。でもそれぞれの画素が自然精神で生きている。
パーツは最高にいいものを使っているらしく外装にはお金をかけてないけど質がいい。
およそ個性というものがないけど。プリなしで鳴らせるというのもすごかった。
プリ使えばもっと色気出せるね。
値引きはしない。
高い定価で安くするのではなくこれがもとの値段なので引かれないとのこと。
注文を受けてから2週間から一カ月ぐらいで手元に届く。出荷数は少ないみたい。プリメインの WRI-β3 はわりと出るけど月に一桁のよう。

WRP-α1 パワーアンプは 25万だけど、これもいい。
グリーグのピアノ協奏曲を最後まで聴き終えたのだけどホールで演奏し終えたあとみたいな感覚でいた。ノニジュースやヤシの実ジュースを飲んだあとのように、自然に体があったまっていた。
LS5/9 と同様、生々しいというわけでなく、ホールのフラクタルとしてのものだった。
ROTEL は最高にうまくチューニングした感性に効く音だけど、ウエストリバーは企業的ではなくクラフトメードで、作られていない感が自然にある。素材で出してる。

帰りの電車でも響いていた自然な音。機械離れした音。
言葉はいつでもあからさますぎて、大切な光をすべて消してしまう。言葉にならないものは、「言葉にならないもの」と書くだけで言葉になってしまう気がする・・


それは本当にやりたいことか
それが本当に欲しいのか
本当にそれでなければだめなのか。

本当にそれを聴きたいのか
それを本当に撮りたいのか
本当にそれを食べたいのか
本当に吸いたいのか。

本当にそれが言いたいことなのか
本当に好きなのか、それは本当に忌むべきことなのか。

そう自問自答するとなにもなくなっていくときがある。

ROTEL はそんな哲学を感じさせる側で、実際なにも残ってないのはウエストリバーだった。
ROTEL はオーディオとしての本質を穿つサウンド。全体的に理念的で、徹底したシンプルな回路でピュア。ミッドファイながら解像は比較的しっかりしている。
ウエストリバーはここの部分をはっきりと聞き取りたいという種類の欲求には多くは応えないが、どんなスピーカーでも同じように体裁ない音で鳴る。地味に鳴る。
本当に魅了させるものがない。音場が広いわけでもないし値段の割に解像度も低いかな。
解像度とは原音をインフィニティとした場合のゲージ(目やす)だけど。
ウエストリバーはインフィニティをフラクタルとしている音なので、解像度というものは(低いが)気にする問題ではなくなる。
プレーヤーは Accuphase の DP67 か何かだった。自分は長時間リスニングで疲れるんだけど、デジタルの再生機だからというわけではなく、アンプのほうが原因の多くを占めるのかなと聞いたら「たぶんそう」だと答えた。
ウエストリバーは解像度は高くない(感じない)けど現代のハイレゾアンプのようにハイあがりなところもない。自分の使ってるものは AU-α907XR でそれは反対に海洋深層水のような自分好みの音色なんだけど疲れる音なんだ。
プリメイン WRP-β3 のほうはほどよい減り張りがあって音の輪郭もつややかだった。
やや結晶的サウンドで中低域などスカスカした感はあるが企業のプリメインのような楽しさがある。低域などにおけるふんわりしたものの厚みは WRP-α1 のほうがかなりある。ウエストリバーらしさがあると思う。
http://www.hikinik.net/camera/MINOLTA_DiMAGEX31_sampleimg3.htm


193 北条さん(会社経営) Thu Dec 30 20:28:58 JST 2004
確かに、ゼロ(WR)はクラシックというか生演奏に適性があるようです。
雅楽、和太鼓等も同様でした。
アルファ1 もそうでしたが、ゼロに比べるとリアルさに欠けます。

195 ミラージュさん(プログラマー・作曲家) Sat Jan 1 13:51:36 JST 2005
 同じ趣味を持つ友人何人かに聞き比べをしてもらいましたが、全く先入観無しで聞かせてみると、例外なく

刺激あるいは挑発する感じが少なくなった

という感想を口にします。 それと、

このアンプなら JBL よりタンノイの方が相性が良い筈だ、

という感想を別々の2人に言われたので、それがちょっと気になってます。


196 北条さん(会社経営) Sat Jan 1 18:49:58 JST 2005
仰るとおり、クラシック向きですから、JBL では合わないと思います。
使用しているスピーカーで、ユーザーの大体の趣向がわかるものです。
ジャズは JBL、クラシックはタンノイ、B&W でホールオンリーならタンノイ愛好者が多いですね。(事実、そのような傾向の音です)

なんでも聴く場合は、ヤマハの1000Mの使用者が多いです(私もそうです)。
アンプでモチーフとなる音は決まっているのですが、SP が変わると、その背景というか環境が変わりますので、モチーフ自体の印象もかなり異なってきます。
映像にたとえると被写体は同じでも、昼か夜か、晴天か雨天か曇天か霧がかかっているのか雪が降っているのかによってのようなもので、そのよさが最大限引き出せるものがベストと思います。

アンプの音を人と考えたら、SP の音は服のようなものでして、それぞれ似合うものか TPO を考慮したものを選ばなければいけないということでしょう。

その意味からみて、私もタンノイがよいと思います。
http://west.wramp.jp/datawr6.html


1666 O.M.さん(アマチュアコントラバス奏者) Thu Apr 7 04:07:48 JST 2016

▪ 古典的なユニットは、WRアンプとは合わない

WRアンプと組み合わせるスピーカーについて当方が経験したことを投稿いたします。

当方は後述のように川西先生がリファレンスにしておられる B&W 805 MATRIX を導入し、JBL D130、LE175を処分することを決断しました。

当方はオーケストラ等でコントラバスを弾いいておりまして、JBL D130、LE175は「コントラバスの音を再現するのに此れに勝るユニットはない」というオーディオとコントラバスの大先輩の主張を受け入れて揃えたものでありました。

導入直後は確かに、分厚い中低音に、ホーンの厚い中高音にしびれました。

しかしすぐにどうしても「耳につく不快な音」に気がつき悩むことになります。

またヴィオラやピアノの左手がどうも落ち込んでいます。

サイン波を入れても音圧がガタガタで特に 1,000Hz〜2,000Hzに凹みがあります。

結果的にこれは過制動による歪んだ音だとわかりましたが、それがわかるまでに数カ月かかりました。

過制動だと判明するまでの道のりが本当に長く苦しかったです。

ネットワークが悪いかと思って高価な素子を買い求めたり、ホーンドライバを買い換えようか、高域用のツイータを導入しようかと悩んだりと落ち着かない日々でした。

川西先生に相談しようにも何が不満なのかうまく表現できません。

とうとう当方のイライラが爆発してWRアンプが悪い!と川西先生に怒りをぶち撒けました。

しかし、このことで結果的に正しい解決の道が開けました。


川西先生より3台のアンプを送って頂きまして解決策を探っていきました。

比較試聴していきますと、JBL は高出力になるにつれて解像度が上がるのですが歪みは決して消えません。

その後一般的な管球アンプを入手してみると、あんなに悩んでいた歪みはすっと消え去り素直な鳴り方です。

しかし音の粒が大雑把です。

なんというか「古い音」とでもいうのでしょうか、
これがスタンダードなJBLの音なんだと納得いたしました。

これらのいわゆる古典的なユニットは管球アンプの特性に合わせた設計である、
という結論に達しました。

録音されたものを適切に再生させようと思うならば現代的な設計のスピーカーを用いて WRアンプで鳴らすのが最善であると分かりました。


▪805matrixと WRアンプはやはり最高であった!

そうなるとしても、当方はしっかりした低音が欲しい。
大型のスピーカーが必要ではないかと考えました。

川西先生がリファレンスとされているスピーカーはブックシェルフ型です。

いくらこのスピーカーで低音も十分出ていると言われてもにわかには信じられません。

しかし B&W の MATRIX で 805 より大型の 802、801 という選択肢も難しい。

802 は川西先生もおっしゃるように中途半端な感がします。

801 は巨大過ぎて躊躇します。
丁度良品が市場に出ていたので思い切って 805 MATRIX を導入することといたしました。

80 5MATRIX 導入当初はウーハーが熟れていないのか低音がすかすかでこれは大失敗だったかと思ったものの、急速に音が変わっていきました。

数日鳴らし込んだ 805MATRIX の音は、当方が今まで聴いてきたブックシェルフ型スピーカーのイメージを覆します。

和音の響きという縦のラインと、音と音の繋がり、進行感という横のラインがこれまで聞いたことがないくらいに自然です。

フルオーケストラの5弦コントラバスの響きさえも十分再現されています。
この低音の再現性の高さは正に川西先生が掲示板で何度も書いておられることです、やはり川西先生は正しかったのです!

クラシック、ジャズ、タンゴ、ロック、ポップス等々全てにおいてコントラバス、
エレキベースの音がくっきり聞こえ全く問題を感じません。

ピアノの低い音の金属巻きの弦を叩いたズンとした響きもあります。
グランドハープも所有しておりますが、その生音と比べても遜色ありません。
目の前で吉野直子さんが演奏している感じです。

ホーンじゃないと分厚い中高音は得られないと思っていましたが全くホーン以上です。
歪みなく繊細でしっかりとした音圧です。
バイアンプで駆動しツイータの音量を相対的に大きくするとJBL のホーンで頑張って出そうともがいていた音が出てきました。奏者の息遣い、細やかな指の動きがはっきり見えます。

定位感もびっくりします。スピーカーがすっかり消えています。

実際のところ JBL も B&W も音の方向性は違いがありません。

世の中では前者は音が前に出る、ジャズ向きだ、後者は音が後ろに広がる、クラシック向きだなどと言われたりしており当方もそう思い込んでいました。

実際に使ってみると当方が JBL のユニットを使って鳴らした音の延長上に B&W の音がありました。JBL も B&W も当時の技術の制約の中で生の音を再現するために
ユニットを開発していたわけで、JBL も真空管アンプを使えば B&W と音のベクトルは全く同一です。


またタンノイのスターリング(TW)も試しましたが、スピーカーの癖のようなものは感じますが、特にクラシック向きという印象はありませんでした。

ただ WR アンプでは 805 程には上手く鳴っている感じは致しません。

JBL のように何か鳴らしにくい要素があるのかもしれません。


805 MATRIX ですと、出力の違う WRアンプで聞いても音は全く同じです(もちろん個体差による極僅かな音の違いはあるような気がしますが誤差の範囲内でしょう)。

5W でも 100W でも再生された音のクオリティは同じく高いです。

JBL の古典ユニットのように W数で解像度が変化するということはありません。

最も安価な E-5H でも何ら問題ないわけです。

どんなジャンルの音楽を聴こうとも、アンプもスピーカーも正しい方向に向かって適切に作られたものを選べば良いだけであって、その一つの方向が WRアンプであり、B&W MATRIX シリーズであるということでしょう。

ジャズ向きだとか、オーケストラ向き、室内楽向きなどというスピーカーはなく、またスピーカーのグレードアップなどというのもなく、WR アンプを基軸におけば、あとはつないだスピーカーの音が生と比べて適切かどうかを基準にすれば良いのではないでしょうか。

川西先生は出力の違うアンプを貸し出してくださいます。

もし比較試聴して音が違った場合はスピーカーに問題があるのかもしれません。

805MATRIX にサイン波を入れてみて驚きました。なんと50Hzまでも音圧が落ちずに
出ているではないですか! サイン波で性能が図れる訳ではありませんがこの数値だけでも805MATRIX は少なくともコントラバスの再生には問題がないように思われます。

そもそもコントラバスは低音楽器というよりは倍音楽器と認識したほうが
しっくりくるかもしれません。弦の振動で震えた駒が表板を叩くことで発生する
豊かな倍音が重要です。基音の周波数を基準に考える必要はないかもしれません。

この小さな805MATRIX でここまで再現されるのであれば、ウーハーの追加された801、802 もどれだけの再現性があるのか興味があるところです。

しかし、これらはユニット数が増えるのでどうしてもチェロが下に、ヴァイオリンが上にくるような定位における違和感が生じるだろうと想像出来てしまいます。

店頭で聞いた最新の B&W の大型スピーカーをそこにあるメーカーのアンプで鳴らしたのを聞いた時にはそういう違和感が大きかったのです。

805 は 805 なりに大変バランスのよい完成されたスピーカーだと思います。

805 MATRIX と WRアンプを組み合わせて音楽を楽しんでいると、スピーカーの B&W の開発者とアンプの川西先生の、生の音を再現したいという熱い思い、熱い執念が出会って見事に実を結んでいるのだと深く実感いたします。

オーディオで求めるものは人それぞれですが、もし生を基準にした再生音を求めるならば、第一候補は川西先生がリファレンスに用いている 805 MATRIX が最良の選択であり、さもなくば現代において素直に設計されたスピーカーを使用するのが良いだろうと思われます。

オーディオ装置などは単なる道具ですので、当方の経験したように懐古的なものや
根拠がはっきりしないのに高額なものなどに惑わされないようにして正しい方向のものを選べば良いでしょう。WRアンプは間違いなくそういうものです。


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1669川西 哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu Apr 14 2016

O.M.さん、詳細で単刀直入なご投稿ありがとうございます。

 O.M.さんが使用されていたスピーカーは、ずっと B&W の CDM1 だとばかり思っていました。そして暫く音信が途絶えておりました。

 去年の文化の日の頃でしたか、久し振りにお便りがありました。それは、お持ちの ΕC-1 と Ε-10 のアップグレードのお話でした。2年ほど前にΕ-10 のプロトタイプをお貸し出しし、WR アンプを気に入って頂きご購入頂いたのを思い出しました。

 しかしよくお話を伺うとどうもチャンデバを使ってマルチ駆動をされているようで、ローチャンに Ε-10、ハイチャンにはもっと以前にご購入頂いた WRP-α9/A をお使いになっている事が分かり、結局、WRP-α9/A の安定化電源化も含めてアップグレードをして頂く事になったのでした。

 ところが「どうせアップグレードするならΕC-1 に EQ 基板を載せて LP も聴けるようにしたい」とご希望が脹らみ、結果的に大手術となりました。そのご報告はWR掲示板の 163 6と 1642 に詳述されていますので、改めてお読み頂ければ幸いです。

この時に「WRアンプの音は革命的だ!」と言う名誉あるご感想を頂いたのです。


 実はこの頃に既にヘッドアンプのご注文も賜っており、それは年末ギリギリに納入させて頂いたのでした。この絡みで純粋MCカートリッジが見直されています。また、MMの再生音にも劣るCDの音を改善すべく、プレーヤーも32bitDACを積んだものに買い換えられています。

 このように短期間で O.M.さんは急速な坂道を登られたのです。それが何処かに歪となって皺寄せが来るとは夢にも思っていませんでした。詰まり音が良くなったら、又それだけ粗が目立って来る事になり易いのだと思います。今まで隠れていた欠点が表に出てくる可能性があるのです。

 11月の末頃には、ローチャンとハイチャンの繋がりが悪い、と言うようなお話をチラホラされています。この時に初めて私は O.M.さんが D130+LE175+D91 をお使いになっていると認識したのです。

12月に入ってからこの問題が大きくクローズアップされて来ています。

既に、チャンデバは止めて LE175 の方をコンデンサーでカットする方法に変わっていましたが、そのコンデンサーの質で音がコロコロ変ると仰っています。そこで、私が ASC を推奨して


> ツイータのハイパスのコンデンサーですが、川西先生ご推奨の ASC がやっと届きまして、
> この違和感がすっきりと解決できました!

と一度は満足されています。

 この後、ヘッドアンプ導入によるMCカートリッジの音について色々感想を寄せて頂いたのですが鉄心入り MCカートリッジの音が

> ジャズベースが鉄芯だと一旦PAを通した音に聞こえてきました。

と仰っていたので、最初は誇張かと思っていたのですが、今思えばスピーカーの問題が顔を出していたのかも知れません。

確かに、鉄心入りMCは純粋 MC に比べてそう言う傾向が多少はあるのですが、その時「PAを通した音」と言う表現に多少違和感はありました。

 2月に入ってハイパスのコンデンサーで随分悩まれたようです。エージングの問題、耐圧の問題等で音がかなり変ると言うのがご不満のようでした。今思えばそう言う事で音に大きな変化がある場合は、別に本質的な問題が隠されている事が多いのです。

 中高域に違和感があるとカットオフ周波数を下げたくなるものです。その為にはコンデンサーの容量を増やさなくてなりませんが、そうそう思い通りの容量のコンデンサーが手に入る訳ではありません。勢い、コンデンサーの並列接続になります。

 コンデンサーはそれぞれ直列にインダクタンス分を持っていますので、不用意に並列接続すると高周波領域に共振峰ができ、システムに何らかの問題があると、それが音質に微妙に影響してくるのです。WR アンプのパスコンにも昔から1Ωの抵抗を直列に入れています。

 O.M.さんもこれで暫く悩まれたようですが、並列にされた2つのコンデンサーそれぞれに直列に0.5Ωから2Ω位を入れるようにアドバイスさせて頂いたのです。その結果、

> この音を聞けば、昨日までの音は奇妙奇天烈であったのは一目瞭然です。
> バイオリンのパワーに負けず、ビオラやチェロの粘っこい音が難なく聞き取れます。
> 当然ピアノの左手もしっかりしており、低音の太い金属弦の粘っこい感じ、
> 高音はキンキンせずにカンカンなる感じが出ています!
> これはすごい。正にこの方向の音が欲しくて右往左往しておったのです。

と言うレポートを頂き私は一安心したのです。それから3月の半ば頃までは便りがなく満足されているのかなと思っていたのですが、また問題が発覚したようでした。

それはウーハーとツイターを別々のアンプで鳴らすと、本来はもっと良くなるはずなのに耳に着く違和感があって改悪になると言う問題でした。

音楽がちぐはぐに聴こえると言う事でした。

 ウーハーを鳴らしている Ε-10H の音と、ツイターを鳴らしている WRP-α9/A (Ε-5H 相当)の音がかなり違うと言うご不満でした。

WRP-α9/A の方が膜が掛かったようになると言う事でした。

私は5W以下で鳴らすなら、Ε-5H とΕ-50H の音はそんなに変わらないと常々申し上げていますし、今回のアップグレードの時もそれを確認して発送していますから、これは何かあるなと薄々思い始めていました。しかし、未だスピーカーのダンピングの問題だとは気付いていませんでした。


 それ以降、こちらのΕ-10Hプロト、WRP-ΔZERO(Ε-50H相当)、100W機(Ε-100H相当)を次から次とお貸し出しし様子を見させて頂きました。

それに依ると、Ε-10HよりΔZERO、ΔZEROより 100機とドンドン分解能が上がると言う事でした。

この時に、音の表現を形容詞などで表現すると誤解の元になると痛感し、なるべく具体的に表現するように努めるべきであると悟ったのです。こちらで鳴っている音と余りに違うレポートを頂くと、何を頼りにそれを判断すれば良いか分からなくなるのです。

 この頃に頂いたご感想の一片を記しますと


> 届いたアンプでは、音の次元が違います。これはすごい。
> 当方のアンプもつなぐスピーカーが805matrix だとこのような素晴らしい音で鳴るのでしょうか。
> まったく信じられません!


と言うように、ハイパワーアンプなら結構良く鳴るものの、ご所有の α9/A やΕ-10H では、とても上手く鳴らせないと言う内容です。

この頃は他に何かあると思いつつも、まだネットワークの問題も気になっていて、スピーカーのインピーダンス上昇の問題も考慮し、打ち消しの為の直列素子を入れるように進言したりしましたが、少し効果はあったものの本質的な解決には至りませんでした。

 この頃になると O.M.さんもアンプの問題もさる事ながら、真空管時代に開発された JBL の問題点に気付き始めて居られたのでしょう。

真空管アンプと高帰還アンプ、又大きな箱に入れないと低音が出ない昔のスピーカーと小型エンクロージャーに入れてハイパワーで鳴らす現代のスピーカーの違い等々について、色々調査されたようです。

 D130+LE175 を聴いて衝撃を受けた時、鳴らしていたのは真空管アンプだった事も思い出されたのでしょう。

一度は真空管アンプで鳴らす必要性と、既に JBL を諦めて 805 MATRIX を探す気にもなられていたのだと思います。それから5日程音信が途絶えていました。

 真空管アンプを入手し、805 MATRIX も注文したと言うメールが突然ありました。

真空管アンプは3結シングルのミニパワーアンプでしたが、次のようなレポートが添えられていました。


> JBL とWRアンプでは高出力に比例して解像度は上がります。100Wの解像度はαZEROをはるかに
> 凌ぎます。しかし、しぶとく残り続ける「うまく鳴っていない感じ」があります。

 しかし、3結で鳴らすと

> これが管球アンプだとこの鳴らない感じがすっと消えているのです。
> 解像度は一気に落ちているのに、耳触りはとても自然です。

と言う風に仰っています。

真空管アンプだとずっと付き纏っていた違和感がスッと消えるようです。

どうも、WRアンプだと無理に JBL の穴を叩いているようです。しかし、次のようにも仰っています。

> 管球アンプの解像度はMMとMCのような違いがあります。いや、もっとあるかもしれません。
> WRアンプの解像度を聞いてしまうと全く笑ってしまう大雑把さなんです。
> しかし管球アンプですとユニットの発音の様子が全く異なり、総体的にこれが
> 当時のスタンダードな再生音であると納得できるような質感です。

 生の音を求めて近代的なスピーカーを高帰還アンプで鳴らすのと、昔ながらのゆったりした音を楽しむのと両極端を経験された事になります。

この音の違いの要因はアンプの出力インピーダンスの違いだと思います。

昔ながらのスピーカーはやはり当時想定された目的で使うべきなのでしょう。

無理に定電圧駆動するとコーン紙の振動が制動され過ぎてしまう為に、一部に耳障りな音が残ると考えられます。

D130 がアルニコを使っているのも裏目に出た感じです。

察するに昔の真空管アンプでも、それなりにダンピングが効いた音が出るように図られていたのだと思います。

 振動学的には、臨界粘性減衰係数に、系の粘性減衰係数が近付くと減衰振動は振動的でなくなり、単調減衰になってしまいますが、このような系は反応が鈍くなりますので、切れのある軽い音にはならないのです。

電気振動でも言えて、方形波特性を余り鈍らせるとアンプの音は硬直して来ます。
制動不足でリンキング状態になると音は荒れますが、少しアンダー気味で低い山が1つ見える程度が良いとされています。

 しかし、805 MATRIX が到着すると、

> 805MATRIX 届きまして、衝撃です!
> JBL と合わせて、もう必要のないものとなりました。

O.M.さんは生楽器の音を再現する為のオーディオを目指して居られますので、当然の結果となったのです。どのように衝撃だったかは次に示す文章から見て取れます。

> E-10H で駆動していますが、805 を慣らしきってやろうという先生の熱い思いがビシビシと
> 伝わってきます!第一印象だと低音が薄いかな?と思いやはり失敗だったかなあと思ったものの、
> しばらく聞いていると音がこなれてきたのか、バランスがよく感じてきました。

 ハイパワーアンプに比べてご自分のものは大きく見劣りがするとお感じになっていたはずですが、805 MATRIX ならものの見事に鳴ったようです。

音のバランスが聴くうちに良くなったのは、やはり長い間眠っていたスピーカーのエージングが進んだ為ですが、耳が小型スピーカーに慣れたこともあると思います。さらに、

> この小さな筐体SPでピアノがこんなに満遍なく聞こえるのは奇跡ですね!
> 掲示板や先生のメールに書いてある左手の最低音が聞こえるという記述はさすがに
> 言い過ぎだろう、聞こえていても蚊の泣くような微かな響きでしょうと思っていたのですが、
> まさかまさかこんなに聞こえるとは!


と仰っていて、私が Feastrex で体感した時と似たような衝撃を受けられたようです。この音が認識できると本当に幸せな気分になるから不思議です。

そして、やっとO.M.さんは納得の行く音を手に入れられたのです。

> 全体の音楽性は明らかに805 です。時間軸に沿って響きが繋がっていく感じに破綻がありません。
> 定位感もすごいです。よそ様のところでのJBL で相当大音量で試聴距離も離れて聞いた時にSPが
> 消えている感覚がありましたが、自宅では近接で歪みが多く耳につくのかいまいちです。
> それに比べればこの805はとても素晴らしい!スピーカーを意識することが全くない!
> やっと色々な呪縛から解放されました。

 この成功は B&W805 MATRIX でなければ得られないのではありません。

又 B&W805 MATRIX に WR アンプを無理に合わせている訳でもありません。

その証拠にサトウさんの追試でもっと小型で安価な DENON の USC-M3E を繋いでも「これだけでも十分立派な鳴りです。」と仰っています。

D130では過制動になり違和感が残りましたがその理由ははっきりしています。

現代のスピーカー、特にヨーロッパ系のものなら全く問題はないと思います。
どうぞ安心して、WRアンプをお求めになって下さい。
http://west.wramp.jp/datawr35.html

2ちゃんねる ウエストリバーアンプ

49 : 名無しさん@お腹いっぱい。2015/10/18(日) 20:38:35.07 ID:iTYpjxTB

川西という元サンスイの技術者で大学教授が設計しているね。


50 : 名無しさん@お腹いっぱい。2015/10/18(日) 21:08:54.87 ID:EZAHLq9m
?????
専門は電気じゃなくて機械系なんですのん。
でもって色々微妙に違うのだが ま、いいか。UEC。


70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/12/07(月) 17:45:26.99 ID:cuJxFQrl.net

イシノラボとどっちがいいの?

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/06(土) 20:25:34.70 ID:E7h/HSgc.net
>>70
作ってる人はどっちもイシノ爺ちゃんだけど、電源周りに気合入れてるウエストリバーの方が音いい事が多い
爺ちゃんがたまに作る電源別仕様とかバッテリー仕様だとウエストリバーより大抵音いいと WRP−α4MOS (赤ツマミのテスト機の石を日立製 MOS に交換した物) を持っている俺が言ってみる


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/29(月) 07:49:22.42 ID:1fA150G3.net
>>77
ウエストリバーは、現在はイシノラボ製ではないと思うけど。
開発者が直接作っているばず。

イシノラボの別電源仕様とかもイシノラボの音であって、ウエストリバーより良い訳ではないよ。

イシノラボ爺は単にアンプ作りが好きな人で、ウエストリバーは生音の再現に執念を燃やしている人だから、ものづくりの方向性が違うよ。

ボリューム、低音ブースト、電源フィルターとかまとめて全部やったけど、凄いよ。

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/08(月) 22:51:20.34 ID:z76HMGFV.net

両方持ってるが甲乙付難い
どっちも大手からみたら破格の高音質

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/16(火) 00:00:52.60 ID:t8FEF5eM.net

ここのアンプはボリュームのパーツが悪すぎなんだよなー
摺動式の安価なので全体が歪みっぽい音になる。高音にいたっては細かな音が消える。
お金貯めてマランツとか選んだほうがいいよ。
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1436608366/
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/pav/1436608366/

2ちゃんねる 単独スレは難しいアンプについて語ろう

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/25 13:08 ID:ZwSCUH5E

Westriver の名が一度だけここにでてきたみたいですが、買っちゃいました。
Westriver のアンプ先月視聴なしで注文しました。
一ヵ月半待ってようやく火曜か水曜に届くはず。
年末製作会社(といっても幕張のマンションの一室でしたが)で売価14万円の安いほうを視聴しました。
今まで Ayre AX-7 を使っていましたが、とんでもない実力を見せ付けられた。
再生空間が桁違いに広く、音色の自然さでいったら過去視聴した中で最強でした。
アンプの値段について大いに考えさせられたひと時でした。
100万のアンプ持ってきてもかなわないでしょう。
あくまで主観ですが。意匠がいまいちなのがちょっと所有欲を満たすまでにはいきませんが、まあ架体にかねかけると販価があがるのそこまでやりたくないというのが、 開発者の回答でした。


324 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/18 04:38:14 ID:VBmnUj/9
>> 271
14万円の WRアンプ(Westriverアンプ)というと「WRP-α3」のことでしょうかね。
このアンプずっと気になっていたのですが、評価らしい評価を初めて眼にしました。
お尻を押してもらった気分です。さらに欲しくなりました。
新しく発売された約13万円の「WRI-β2」も気になります。

ところで、川西さんの“音・耳の良さ”は信頼してよいものでしょうか。
WRケーブルはもひとつとのことですが…。

同価格帯で評価の高いドットラボの「PrimaLuna プロローグ・ワン」を加えた上記三機種のアンプからどれを選んだものか迷っております。
いずれも自宅試聴はできないアンプなので賭けになりますが、音を知っている方がいらっしゃればアドバイスなどよろしくお願いします。


331 :272:04/09/22 19:50:13 ID:pehxvbLp
>>324
漏れの書いたインプレは低下20マソ程度の初期モデルの奴な。
14マソのアンプの音は知らんのよ。
で、20マソアンプの音は普通?のアンプの音とはチョトタイプが異なる。
まず一聴して高域があまり出てないのが分かり、更に音に潤いというかエコー成分が少ない感じで、コレが乾燥気味の音という印象に繋がる。
オーディオ的演出がほとんど無い音ってかんじ。
音の表現力も単調ぎみに聞こえるかも。
乾燥肌な感じが、漏れが所有する エレクトロコンパニエのアンプとは対照的だとオモタ。

一般的なオーディオで再生される音が、生の音に比べて妙に透明だと気が付いているなら WRアンプに価値を見いだせる鴨ね。
「音色の自然さ」とかいうのが、自分にとってはどういうものかと言うところが評価の分かれ目かな?


272 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/26 00:52 ID:iotk1NHd
>>271
オーディオ的には ツマラナイ音だった記憶がある。
華が無いって言うか、高域が大人しい感じ。
漏れ聞いたのは SP に B&W M805 を使ったデモだったが、乾燥系な音がしてあまりパッとしなかったような。

>音色の自然さでいったら過去視聴した中で最強

自然な音って、第一印象が大人しいモンだから、自分が実際使用する場合果たしてこれで満足できるのかな?
なーんていうふうに思っちゃうんだよね。オーディオテクネの音もそうだった。
広めの部屋でデモしたところで、死んだ音にしか聞こえないからね、こういう音は。

でも、自分の部屋で聞いたらどんな印象なんだろう?

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/26 01:02 ID:iotk1NH

川西さんは、WR アンプは全くの無個性だから SP の特徴を引き出すだけだとかなんとか言ってたけど、そりゃ違う。
SP を変えても、ドライで高域が萎んだ音は変わらず出てた。
この音の特徴は聞いてすぐに分かるようなハッキリしたものだったよ。

気に入った人にはいい音なんだろうな。漏れも気に入るアンプがほしいよ。

332 :324:04/09/23 20:38:02 ID:EQX7v8O5
>>272
それは「WRP-α1」ですね。
そのような方向性は正に私が目指しているものです。
オーディオの音を、自然音のリアルさに近づけていくこと。

これは「WRP-α3」や「WRI-β2」を聴いた人の意見が聞いてみたいですね。

奇遇ながら私もエレクトロコンパニエの「ECI-1」持ってました。
ウェットで叙情的でありながらスピードの速い音を聴かせる素晴らしいアンプでしたね。
電源部が超強力で、うちの低能率スピーカーをちゃんと手なずけてくれてました。

WRアンプも電源部には相当こだわっているようですね。


335 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/27 22:34:17 ID:QpYgcDEf
>>272,>>273
>>ドライで高域が萎んだ音は変わらず出てた。

それってオーディオテクネも一緒ですか?
オーディオ的にはツマラナイ音、という意味でオーディオテクネと似ているのか、
出ている音そのものがオーディオテクネと似ているのか?
その辺が詳しく知りたいです。

336 :272=攻撃的人格者:04/10/27 23:17:22 ID:xQ5VQD4A>>335

あー、もう記憶が薄れてるよ(ワラ
記憶にある限りのことを書くと、

聴感上の高域をロールオフさせてるのはどちらも同じ。
低域もガッツがない。っていうかマッキンとか山水のパワーみたいな音とは逆方向。
ツマンネって意味で同じ。音的にはね。躍動しないしハッタリが全くないし。
心臓の弱いジジイ向けだな(ワラ
音が向こうからやってくるってより、自分から聞き込みに逝って初めて良さが分るタイプかな。

つーか、WR は広い部屋でのデモだから、エネルギーバランスとか基本的な音調しかつかめんかった。
普通の部屋で聴くなら空間表現なんかもよく分るだろうが。
でも、あの高域萎んだ音はいただけんなって思った。
音楽の表現力をどう感じるかは個人差が激しすぎるからノーコメント。

あ、これだ。思い出した。SPの飲酒にカーボン製の使ってみ。
この方向の音の変化は音がスッキリした感じがするが・・・似てる方向性の音かなぁ?
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/pav/1055167476/


9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/24(火) 16:42:30 ID:YyzsVzlF

WRP-α1 Mark2(プリ&パワー)の保有者の私がやってきましたよ。
なんか質問あります?


15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/24(火) 23:30:27 ID:u+88x3J6
>>9
何のスピーカー使ってる?
30Wのアンプで力不足にならない?
プリは必要?


21 名前:9 :2006/01/25(水) 10:40:56 ID:9sfnKQJ1
>>15
スピーカーはマラプロの NM-01 とパストラルシンフォニーのAP103です。
何れも能率的には慣らしやすいスピーカーなので 30w でもパワー不足を感じたことはありません。

プリが必要かの件ですが、WR パワーアンプ単体でもノイズが少ないウェストリバーアンプの音は楽しめると思いますが、WR プリを導入すればノイズ感がさらに激減して音に深みが出るので、間違いなく導入するべきですね。
プリ無しでは多少つまらない音に聞こえると思います。


22 名前:14 :2006/01/25(水) 11:12:56 ID:EL0Mnaix
>WRパワーアンプ単体でもノイズが少ない・・・
とありますが、プリメインとしても使えるのですか?


23 名前:9 :2006/01/25(水) 15:34:05 ID:9sfnKQJ1
>>22
ボリュームもあるのでプリメインとしても使用は可能です。
確か RCA 入力が3系統だったかな?
入力がセレクタで切り替え可能ですので、最初にパワーアンプだけ購入してのちにプリを買うのが良いと思いますが、パワーアンプのみだと実力の半分程度しかWRアンプの良さが出ないと思います。
予算が少ないなら WRプリメインも選択枝に入れてみてはどうでしょう?

35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/10(金) 14:32:57 ID:AzW+qnQ4

山水アンプが正常進化した音がウェストリバー。
そんな感じの音です。

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/11(土) 12:06:13 ID:2WVc7ZyZ
>>35
おいおい、スゲー耳してるな?オーディオ止めたら?
ちなみに漏れは山水のパワーと直截聞き比べた事がある。
山水は川西に比べ作為的な音作り(特に低域)をしていて音色が濃い。
そして音に躍動感がある。作られた音だという事が分かっても漏れは山水を取る。
聞いていて楽しいのは山水だったからね。踊らない音は川西。
http://hifi.denpark.net/1138024363.html

530 平野紘一さん(マスターズ代表) Thu Nov 16 11:38:27 JST 2006

エンジョイオーディオ!その行く道は!?

 WRアンプの製作・販売を始めて、数年経った。
おかげ様でその製作台数は3桁になっている。
わたしのようにオーディオ黎明期から、繁忙期にオーディオで飯を食ってきた者には現状及び近未来が楽しみであり、心配である。

 長年、オーディオ業界にいるので(1965年から)、内外からいろいろ情報が入ってくる。 
皆さんの参考になるかどうか分からないが、ここに書いてみることにする。 

 まず、アメリカではオーディオ、とりわけ、ハイエンド・オーディオは非常にシュリンクしてしまっている。
振りかぶって言うと、共和党の金持ち優遇によって、金持ちしか、ハイエンド・オーディオを買えなくなったからである。
従って、アメリカのハイエンド・コンポは非常に高額である。
また、アメリカのオーディオメーカーの設立・廃業・転売が著しい。

 あの、有名なオーディオ誌”ステレオファイル”もあまり、みるべきものが無くなってきた。
マッキントッシュはクラリオンに支えられてきたのは故存知の方も多いと思うが、クラリオンが傾いてきて、マッキントッシュはリップルウッドの傘下に入ることになった。今後、どのような方向になるのか?

今年、創業60年になるJBLの新商品開発のエネルギーは素晴らしい。
 アメリカの友人に聞くと、JBLをアメリカの東海岸ではあまり見かけないと言う。
JBLを率いるハーマンさんはユダヤ人だけにクレバーであるから、JBLをうまく導いていくと思う。そうなると、JBLの商売はアジア、それも、日本、中国、台湾、それに韓国あたりのオーディオファイルの方々が買うのではなかろうか?
特に、最近の中国の富裕層の購買意欲がすごいらしい。
 金持ちではないオーディオ好きのアメリカ人は AVレシーバーを買って、スピーカーを自分できれいにセットして、SPケーブルは壁に入れてきれいに処理するらしい。
重点はやはりVであり、それからがAであると言う。
AVレシーバーは日本勢(DENON、パイオニア、ケンウッド、ヤマハなどなど)が強いと言う。
 ハイエンドオーディオではなかなか日本勢はむずかしそうである。
まず、スピーカーではサウンドバランスの点で、イエローがやったのは認めたがらないようだ。
スピーカーユニットでは日本の技術は世界一であったのだから、サウンドバランスは早く、彼等に任せれば良かったのだ。近年、パイオニアがそのようなシステムを取り入れて、かなり良いサウンドバランスになったと言う。
(つい、最近、CEATECでパイオニアのこの種のSPシステムは聴いた。かなり、聴かせる!)

 アンプでは、近年デジタルアンプが登場しているが、高周波を取り扱うので、もう、普通のオーディオメーカーでは他におえないところまできている。
すなわち、デバイスはIC製造ノウハウが必要だし、プリント基板は多層構造が必要である。こうなると、初期投資が大変で数が出る平面TV、5.1chサラウンド、カーオーディオ用アンプ、それこそipodのようなアイテムにデジタルアンプは皆さんの気がつかない分野にどんどん採用されている。
最近のTV、音質が違うとは、皆さん気がつかないかな?

 アメリカのハイエンド・オーディオは一握りのお金持ちが買えるものになってしまったから、日本での価格は¥100万を超えるものが多くなったのはそのせいでもある。
 それでは、ヨーロッパはどうかと言うと、まだ、かなり、健全である。
まだまだ、SACDはこれからだし、アナログレコードも健在で、アナログレコードプレーヤー、フォノアンプ、カートリッジなどもある。スピーカーが苦手だったドイツからエラックのような小型でありながら、優れた音質のSPが出てきたし、B&Wに至っては技術的にも、サウンドバランス的にも非常に評価が高い。アメリカでもB&Wはアメリカ勢を圧倒していると言う。
 価格も特に金持ちでなくとも、買えるようなリーゾナブルな製品が多い。
残念なのは、BBC出身のSPブランドに元気がややないことだ。BBC出身のエンジニアから、後継者への橋渡しが難しいのかも知れない。

 さて、日本の現状はどう見たらよいであろうか?
特にアンプに絞ると、アキュフェーズ、DENON、マランツ、LUXとブランドも限られてきた。そして、真空管アンプは中国製も多くなってきた。
そして、オークションを眺めると、懐かしいアンプが沢山、売りに出ている。
どう、考えたらよいのだろうか?
 
 医学的には聴覚・味覚は発生学的に皮膚感覚の一部である。そして、オーディオはエンジョイするものである。そこから、WRアンプのような、NFBアンプの問題点を解決したアンプもあるし、ノンNFB真空管アンプもあるし、小型・高効率(言わばオーディオのファーストフード)のデジタルアンプもある。
それぞれの主張があり、これぞオーディオは面白いと思う。

 最後に話が少しそれるが、NFBの発明者ハロルド・ステファン・ブラック氏に生前お会いしたS社のTS氏の話によると、NFBはMASTER &SLAVE システムであると言う。誤解されそうであるが、悪い意味ではないことを次回書かせていただこうと思っている。
 
 ”皆さん、一度きりの人生!楽しんでください。それには、広告も充分ではなく、地道にやっているところも尋ねてみると、新しい発見、喜びを得ることありますよ!”
http://west.wramp.jp/datawr13.html


528 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Sun Nov 12 15:23:58 JST 2006

最近考えていること−WR アンプのキットは如何?

 真空管の根強い人気とクラフトの面白さからか、真空管アンプキットが流行っていると言う。
真空管の魅力は、ヒーターやフィラメントが赤く灯りムードがある事、そこそこの音が出る事、そして作り易い事などが挙げられる。

 日本のメーカーが真空管の製造を止めて久しいが、上記の理由からか未だに真空管の人気は衰えていないし、寧ろ拡大する気配さえ感じられる。私は日本のメーカーが真空管から撤退し始めた頃に、将来性を考え思い切って見切りをつけたので、もう真空管には微塵の未練もないが、一時は真空管のアンプで真剣にいい音を求めていた。

 最近、WR アンプがほぼ完成の領域に入って、自分の決断が間違っていなかったと思うし、真空管に拘っていたら、今現在得られている音質のグレードには、到底到達出来なかったと思う。
真空管とトランジスタの違いは煎じ詰めれば、後者の方にのみコンプリメンタリー素子があると言えるのではないかと思う。

 例えば、プッシュプルを構成する場合の事を考えてみると、真空管の場合は必ず位相反転回路が必要になるのに対して、コンプリメンタリー素子が使えるトランジスタでは、その基本性質から、位相反転回路を使わないでプッシュプルが構成できる。勿論、純コンはその代表的なものであるが、準コンもその恩恵に浴している。

 この事は真空管がどんなに逆立ちしても真似のできない技術的優位性である。
最近、銅シャーシの準コンアンプを発売してご好評を頂いたが、真空管でこれと似た様な事をしようとすると、多くの低内部抵抗の真空管を並列に接続した OTL アンプになるが、それでも、位相反転回路とそのドライブに関する大きな技術的問題を抱え、今回得られた音のレベルにすら到達できない場合が多いのである。

 これは一例であるが、真空管とトランジスタの違いを如実に示す縮図である。従って、真空管の場合は余り欲張らずにほどほどにして置くのが正解であろう。
即ち、裸の特性が良いと言う、逆にトランジスタには無い特長を生かした、シンプルな構成のアンプが生きる道であろう。
だから、クラフトに向いているし、アマチュアでもそこそこの物が出来上がる。

 ラジオ技術、MJ誌などの製作記事が殆ど真空管になってしまったのも、頷けることではあるのだが、それは裏を返せばやさしいトランジスタアンプの製作記事を書くライターが居なくなったと言う事でもあるのだ。

 トランジスタの欠点は素子の直線性が悪い事であるが、それ故に真空管のような無帰還シングルアンプは最も不得意とする分野である。音は出てもトランジスタラジオ並である。到底ハイエンドに耐える音は出ないだろう。トランジスタの直線性の悪さを補正するには、どうしても大掛かりな帰還技術が必要になる。

 しかし、これまでの帰還技術は少なくてもハイエンドオーディオでは本領を発揮できなかったと言ってもよいだろう。それは、真空管が第一線を退いてから、数え切れない程のソリッドステート式アンプがメーカー各社から発売されたが、その殆どは短い生命で終わってしまったし、それが原因となって多くのメーカーがオーディオからの撤退を余儀なくされた事は周知の事実である。

 それは帰還技術を 100%信じて真っ向勝負したメーカーの責任であり、もう少しハイエンドオーディオの観点に立って考えるべきであったろう。我田引水で申し訳ないが、私は帰還技術をオーディオにアプライする場合のマナーを心得ていたので、100%は信用していなかったのである。元来、帰還技術はハイエンドオーディオ用に考えられたものではないからである。

 帰還技術をハイエンドオーディオにアプライする適当な方法を独自に見つける事ができた私はラッキーだったと思う。それには普段からの幅広い経験が役に立ったと思う。オーディオが好きな割りには、アマチュア無線のような無線通信にも非常に興味を持ち、短波送信機も自作した事があるので、自然に高周波的センスが身に付いていたのである。

 それでオーディオを高周波的な見地から見直したのであるが、当時は誰も私の言う事を信用しなかったのである。しかし、それが功を奏して高帰還アンプに内包される負性抵抗の存在に気が付き、長い年月をかけて2つの特許NRL 回路に行き着いたのである。誰も信用しようとしなかった技術が今WRアンプとして花を咲かせ、WRアンプユーザーの方達に、それが正しかったと言う事を証明して頂いていると思っている。

 しかし、WR アンプは高価であり、誰にでもお求め頂ける価格ではない事も事実である。もう少し裾野を広げて、なるべく多くの方に気楽に WR アンプの音を楽しんで頂きたいと思うのだが、音を良くしたいと言う欲求と、価格を下げると言う事は相反するのでなかなか難しい。

 そこで製作を担当して頂いている平野紘一氏とも相談し、一つの方法としてクラフトブームでもあるので、WR アンプのキットを売り出したら良いのではないかと言う事になったのである。
平野氏の調査によれば、現在の日本には本格的なトランジスタアンプのキットは無いと言う事だし、オンリーワンを目指して是非実現したいと構想を練っている。

 何故、今現在トランジスタアンプのキットが無いかと言えば、技術的に面倒な事が多く、キットにし難い事と、上述の理由で簡単にいい音のアンプが出来ないからであろう。幸い WR アンプの NRL 回路を用いた高域補償は非常に安定なので、細かな調整が不要であるし、音質は太鼓判が押されている。キットの条件は満たしているのである。

 勿論、価格は少なくても銅シャーシ準コンアンプ並にして、普通の人が手の届く範囲に設定し、誰が作っても失敗の無いアンプにしたいと思っている。その為には基板は調整済みにして、機構部品をねじ止めし、必要な線材を半田付けすれば完成できるように考えている。間違いなく完成できれば、高音質の WR サウンドが聴けると言う寸法である。自分で作れば尚一層いい音に聴こえるだろう。

 日頃買いたいと思うけど手が出ないと諦めて居られる方は、是非 WR アンプのキットに期待して頂きたいと思う。準備万端整えて、来年の初めには何とか発売に漕ぎ着けたいと考えている。
クラフトに趣味のある方は勿論の事、少し半田付けくらいは出来ると言う方でも完成できるように、キットの構成をなるべくシンプルにしたいと計画している。WR アンプユーザーの方にも面白い遊びとして受け入れられたら最高である。

 真空管アンプキットは山ほど在るが、トランジスタアンプキットは希少価値だし、出来上がりの音はメーカー製高級アンプに引けを取らない自信がある。安易に真空管アンプに決めないで、是非、WRアンプのキット発売を待って欲しい。
http://west.wramp.jp/datawr13.html

529 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Wed Nov 15 18:52:00 JST 2006

ものの考え方−オーディオに対する考え方

 私はかなり純粋な理工系人間である。「正しいか正しくないか」を何時も考える。
生まれ付き親から受け継いだDNA のせいもあるし、若い頃経験した勉強のせいでもあるだろう。兎に角何かにぶつかった時は常に、それが優先されて頭に浮かぶ。

 難関な理工系大学を突破するには、その位の徹底した考えをもたないと、到底あの難しい数学の問題は解けないだろう。特に私のように能力に余裕の無いものはそうだ。冗長な考え方をしていれば、時間内に難問を解く事はできない。それを高校3年間と浪人生活で徹底的に鍛えられた。

 だから今の自分があるのだし、それを今更後悔もしていないが、明らかにその延長線上に私の人格が形成された事は確かだ。良く言えば常に正しい路を選ぼうとする善良な人間だし、悪く言えば融通の利かない堅物に映る。

 WR アンプもそうした「正しいか、間違っているか」と言う、長来にわたる自問自答の末に到達した結果であるので、それを大事にして得られた結果もそれを基盤に考えるようになる。

しかし、大学以来長い間の付き合いである平野紘一氏は私とは若干考え方が違う。

 勿論、彼も基本的には理工系人間であるが、彼はオーディオは食事と同じで味覚に通じるものがあると捉え「正しいか、正しくないか」より「美味いか、美味くないか」なのだと言う。だから、オーディオアンプに対する考え方も微妙に違う。

 私は WRアンプ一筋であるが、彼はもっとフレキシブルであり、真空管アンプもデジタルアンプも手がけていて、彼の頭の中でそれらは決して矛盾しない。
私にそれが出来ないのは、一つの原理に忠実であろうとする為に、それと融合しない理屈を受け入れられないからである。

 誤解を避ける為に言って置きたいが、私と平野氏の生き方がどちらが正しいか、等と言う低次元の比較をしているのでは決してないので、興味本位で読まないで欲しい。あくまで、事例として身近に居る平野氏の事を書かせて貰ったに過ぎない。

 だから、これは平野氏の悪口では決してなく、世の中にはいろいろな考え方がある、と言う事を示したかっただけである。このように、人間の考え方は人それぞれで、右から左までいろいろな考え方がある。その意味に置いて、私は最右翼かも知れない。少なくてもオーディオに関してはハト派ではないだろう。

 具体的な例を挙げよう。

私の研究に依れば、高帰還アンプの安定度を自動制御理論で決定してきた従来の設計法では、十分な安定度が確保できない為、音質に何らかの問題が出る可能性が大きいと私は考えている。

その根拠は、特許NRL 回路によって負性抵抗が無くなるまで補償を行うと、自動制御理論でよく使われる安定度の指標である位相余裕が、設計目標とされる値より遥かに大きくなるからである。
 こういう場合、従来の設計法による帰還アンプは理論的に不備があるから、得られた音は評価できないと私は考える。

一方で理屈は兎も角、出てきた音がその人にとって好ましい音だと感じれば、それはそれで良いとする考え方が明らかに存在する。どちらにもそれなりの言い分がある。

 私は帰還アンプが不安定になった場合に発生する音を極端に嫌うので、出来れば皆さんにもその音の洗礼を受けて欲しくないと考えている。

しかし、仮に不安定な音だとしても、それで低音が出ていると感じるなら、あるいはそれで歯切れが良いと思うなら、それも価値はあると考える人もいる。
 それがずっと続けば良いが、私はその錯覚は長くは続かないと思うし、人は必ず何時かは気が付くものであり、その時又新しい別の物を求めようとする。そして、また伝統的な帰還アンプか気分を変えて真空管アンプを新しく求めても、結局は同じ事の繰り返しになり、何時かは諦めて、オーディオを趣味から外す人が出てくる事になる。それが、過去の日本のオーディオの歴史ではなかったか。

 確かに、アンプの買い替えがあれば、アンプの売れ行きを確保できるメリットはあるが、それは製造側の言い分であって、買う側の論理ではない。
先日も書いたが、数年以上も前に WR アンプを買って頂いた方が未だに愛用されている現状は、ビジネス的には失敗かも知れないが、私はそれを間違っているとは考えない。ビジネスチャンスは買い替え需要に頼るのではなく、新規に開拓すべきだろう。WR アンプのキットはそれを目指している。

 このように歯に衣着せぬ発言も私の性格から来るもので、最近はこのような発言をする人は少なくなっている。それは社会から嫌われるからであろう。今の社会は目立つ者を許容しない。皆等しく幸せを望む。それが日本の民主主義なのだろう。そして誰も本心を言わなくなる。評論家もズバリ本音を言わなくなる。それが住み易い社会を造ったのだろうか。

 最近の虐め及び自殺、幼児虐待及び殺人、談合汚職、酒酔い運転などなどニュースで報じられる事は嫌な事ばかりである。しかし、これが日本の民主主義の現実だ。私は、もう少し識者がその専門の立場を生かした、攻撃を恐れない、自分の信じる本当の事を言うべきだと思うし、周りもそれを謙虚に聞くべきだと思う。皆一人前面して、人の話しに敬意を払わないのも最近の傾向だ。

 結局は、社会にしろオーディオにしろ、国民または消費者が何が正しいかを識別する目を養う事、そして言うべき時は正々堂々と発言するべきだと思う。そうでないと世の中は一向に良くならないだろう。

やはり、私には「正しいか、正しくないか」が人間の基本にあるべき事だと思えてならないのである。
http://west.wramp.jp/datawr13.html

43 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu May 13 17:59:03 JST 2004

私のアンプ理論は、最終的な結論まで学会で認められたわけではなく、寧ろ世の中からは冷たい目で見られて来ました。

 「オーディオアンプは可聴帯域を扱うのだから、高周波領域の問題が関与するわけがない」
というのが、当初の世の中の反応でした。
そして帰還アンプの設計と言えば、自動制御論が唯一の理論的よりどころだったのです。
そして、大メーカーを含む各アンプメーカーはそれをよりどころに、一体何種類の帰還アンプを発売してきたでしょうか?

 そこへ、

「制御理論だけでは不足であり、帰還アンプが必然的に内包する負性抵抗を考慮しなければ、正しく動作する帰還アンプは作り得ない」

と唱えたわけですから、社会の力関係から言っても、それが素直に認められるわけがなかったのです。

 それ以来、大学に席を置く研究者でありながら、学会での活動を打ち切り、特許取得に力を注ぎました。審査に異例の時間が掛かったりはしましたが、2つの特許が取得でき、小生の考えがお国から認められたのです。

 それに勇気付けられて、
「実際にアンプを作って第3者に聴いてもらう」、
「そして実際に聴いてくれた人の評価で自分の考えが正しいかどうかを判断しよう」
と思い、大学時代の友人、平野紘一氏にアンプの製造を依頼したのです。

 それが1998年の夏頃でした。
当初はα1のみの販売で、公的機関で唯一の理解者だったラジオ技術のサービス部を通じて販売を始めました。以来、少しづつですが WRアンプを理解してくれる方が増えてきたのです。

 正直言って、アンプの利益率は極小であり、特許料や無くなりつつあるトランジスタの購入費を考えると、決して楽な道ではありません。会社組織ならとっくに倒産しているでしょう。

人件費ゼロ、平野さんには手弁当、というような事で切り抜けています。

 それでも、これが自分の使命だと考えて、命ある限り頑張って行こうと思います。そして「WRアンプを買って良かった!」という人が1人でも多くなるように努力を重ねて行こうと考えています。

 どうか、アンプに疑問を感じた方は是非 WRアンプを試してみて下さい。
WRアンプはそういうあなたを決して裏切らないでしょう。
http://west.wramp.jp/datawr4.html


803 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Tue Dec 4 17:23:00 JST 2007
Tomさん、WRP-α100のお買い上げと試聴レポートありがとうございます。

 WRアンプが曲がりなりにも製品化されたのは1998年の秋でした。
折りしも三多摩の有力大学によって組織された、多摩起業家育成フォーラムが主催する「ベンチャー甲子園大会」が電通大で開催され、恩師の勧めもあって「WRアンプ」を引っ提げてエントリーしました。

 私が「NRL 回路」の理論的な発表を行い、別会場では平野紘一氏によって製作されたWRアンプ第1号が、ワーグナーの「タンホイザー序曲」などを奏でてデモを行っていました。

既に特許が成立していた事とその理論が実用化されていた強みから、幸いにも「大賞」を受賞する事ができ、楯と賞状を頂きました。

 その模様は読売新聞やテレビ朝日によって取材されていました。新聞にはその模様が写真入りで報道され、テレビでは翌年の1月30日に「ザ・スクープ」という鳥越俊太郎氏が司会する番組の中で「ベンチャーに賭ける男たち」と題して放映されました。新聞やテレビの影響力は凄いもので、全国から問い合わせが殺到しましたが、残念ながらまだビジネスに対する準備が全くなく、具体的な進展はありませんでした。

 最初にビジネスらしい事が始まったのは、私がよく執筆していた「ラジオ技術」の編集部とのタイアップで、現在の WRP-α1MK2 に相当するアンプを半完成キットとして、売り出した時に遡ります。

当時 18万円でした。機種はそのパワーアンプ1台のみで、今から考えるとWRアンプの本領は本当の意味では発揮されないスタートとなりました。

 当時は 30W もあれば十分だと考えていましたし、事実当時の8Ωスピーカーなら何とか鳴らす事ができていました。その後プリアンプWRC-α1 が開発され、次第にネット販売に移行して行きました。30W の時代はかなり長い間続いたと思います。世の中は次第にコーン紙を重くし、強力なマグネットを搭載したスピーカーが開発されて、小さなエンクロージャでも十分な低音が得られるようになって来ました。その結果スピーカーの能率は低くなり、アンプには高出力が求められてきたのです。

 そこで、WRP-αZERO なる 50W アンプが開発されたのです。
50W という値は近代的スピーカーを駆動する最低ラインのようで、私が使用している B&W の MATRIXシリーズは確か 50W 以上のアンプを使うように指定されていたと思います。WRアンプの50W は全段安定化電源駆動である為、普通の 50W アンプより駆動能力は高く、これで大方のスピーカーに対応できると思っていました。

 しかし、Tom さんが所有されているディナウディオを始めとした、ローインピーダンス化されたスピーカーが開発され始め、8Ω以下でのアンプ駆動問題が浮上してきました。実はこの話は今に始まった事ではなく、インフィニティの2Ω問題は既に存在していて、メーカーはその対処を済ませていたのですが、その解決に不可欠なパワートランジスタの並列接続による音の濁りを嫌って、WRではインフィニティは例外問題として考えていたのです。

 そんな折、Tom さんが昔憧れた YAMAHAの旧型スピーカーからディナウディオに乗り換えられたのです。そして、偶々Tom さん宅に納められたWRP-αZEROのプロテクションが、過敏に動作する問題にぶつかったのです。
これは後から分った事ですが、まさか個体問題であるとは夢にも思わなかったので、新たな高出力アンプが必要ではないかと思ってしまったのです。

 そんな折、Tom さんが1年前の秋の試聴会でお披露目した X-100(100Wアンプ)に注目されて、これを何とか都合つけて貰えないだろうか、と言われたのです。このアンプは確かに8Ωで 100W出るようにはなっていましたが、私の悪い癖でローインピーダンススピーカーへの対応は面倒な事もあって考えておりませんでしたので、パワートランジスタの並列接続もしていませんでした。

 即ち、ローインピーダンス(4Ω)スピーカーを接続すると、単純に考えて電流が2倍流れる事になります。この事はアンプ部分のパワートランジスタは勿論の事、安定化電源のパワートランジスタにも摘要される話です。
極端な場合はパワートランジスタがぶっ飛びます。
それが原因でスピーカーを破壊する事も考えられます。
非常にアンプ製作側からは厳しい条件になるのです。

 従って、このままX-100 をお渡しする事はできません。それから急遽、背に腹は代えられないので、パワートランジスタの並列接続工事を行い、業界で行われる厳しい4Ω連続負荷テストや激しい音楽をフルボリュームで再生して、放熱器の温度上昇が限度内に納まるかどうか等、種々の過酷なテストを繰り返し、これならばディナウディオに接続しても安全である、と評価できるように改造したのです。

 こうして完成した新生 X-100 と代替えの αZERO をもって、平野氏と共にTom さん邸を訪れた事は既にご報告した通りです。
今回もある意味厳しいTom さんのご要望があったからこそ、ローインピーダンス・スピーカーを駆動できる、WRアンプが完成できたのだと思っております。


 我が家のX-100 も、α100 がドック入りしている最中に、α100 の良さをフィードバックして出来る得る限り同じように改造しました。
かなり音質は近づいたと思っています。
B&W 805 MATRIX と組み合わせて聴いても、その改造の利点がよく分ります。
並列接続による音の濁りも殆ど気になりません。メーカー製によくあるパワー感はあるけど大味だ、という印象も全くありません。

 ゴールドムント等の海外製高級アンプもお聴きになっている Tom さんが α100 の良さを色々と書いて下さいました。
価格差から考えても、α100 は凄いハイC/P パワーアンプです。
そろそろ外国崇拝から脱却して、実質的にはより優れている α100 をお使いになって見ては如何でしょうか。
大切なのは、他人に対する見栄ではなく、自分自身が如何に満足して音楽を楽しむかどうかだと思うのですが。

 このように自信をもってお勧めできるのは、帰還アンプに不可避的に発生する負性抵抗を特許 NRL 回路で消失させているのは、世界広しと言えども多分 WRアンプだけだからです。
負性抵抗がアンプ内に包含されている限り、どんな超高額・高級アンプと言えども絶対いい音のアンプにはならない、

これが私のオーディオ上の信念であり、根拠もなくお勧めしている訳では決してないのです。
http://west.wramp.jp/datawr17.html


804 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu Dec 6 18:38:59 JST 2007

ベストバイ・プリアンプのブロックダイアグラムについて

 先日HPにアップした、ベストバイ・プリアンプのブロック図について補足説明させて頂きます。
このブロックダイアグラムの特徴は

1.バランス入力された4つの独立した信号は、完全バランス増幅器及び4連音量調節VRを使って独立に処理されている事。

2.A1及びA2はオペアンプを使わずに、特許NRL回路を生かしたディスクリート回路で構成されている事。

3.アンバランス信号は、−6dBのA1増幅器でホット・コールドの両信号を可能な限り均質にバランス信号に変換している事。

4.A1とA2のゲイン配分を適当に設定し、バランスプリとしては10dB、
  アンバランスプリとしては4dBのゲインが得られるようにして、両立を図っている事。

5.RCAピン端子のバランス出力を利用して、2台のパワーアンプをブリッジ接続したりバイアンプ駆動したりできる事。

6.イコライザーをオプションする事により、LPの信号もバランス化する事が可能になり、アナログレコードをこれまでにないパフォーマンスで再生できる事。

7.100V用トランスを2つ直列に接続して使用する事により、電源部がセパレート型で安定化電源を採用しているフラグシップ機と、同等の高S/N比を得ている事。

以上のようになっています。項番毎に解説を加えさせて頂きます。

 1に関して: 昔のトランス結合のように一度アンバランス信号に変換し内部でアンバランス増幅してから、最後にバランス変換して出力すれば増幅器の数が半分で済むとか4連VRの必要がないなどのメリットがありますが、その変換の際に音質を損なう可能性があり、WR では完全バランス増幅方式を採用しています。

 2に関して: 増幅器に LF357 のようなICオペアンプを使って構成すれば、比較的簡単にこのブロック図を実現できますが、音質は月と鼈くらい違う結果になるでしょう。特に-6dBのゲインに設定するには、過度な帰還が必要になりオペアンプの動作上に大きな問題が生じてくることが考えられます。-6dBという特殊なゲインでも、何ら音質に問題を起こす事なく信号を増幅できるのは、特許 NRL 回路の大きな特長です。

 3に関して: 簡易にバランス信号化する事は可能でもホットとコールドの信号が均質でない場合には、真の意味でバランス信号にはならないので、バランス伝送の音質上のメリットは余りなく、最悪の場合は、余計なひずみ感が生じてくる危険性があります。A1は高域補償の問題も含めて、かなり神経を使って均質性を保つように設計・製作されています。

 その結果バランス出力を有するCDプレーヤーなどは必須ではなくなり、アンバランス出力しかないプレーヤーでも、バランス伝送の効果を大いに享受する事が可能です。私はこれまでアキュフェーズの高級 DAC(DC-91)を原則的に使って来ましたが、WRのアンバランス−バランス変換回路が完成してからは、TEAC DV-15でも十分なパフォーマンスが得られており、最近は、殆どアキュフェーズを使わなくなりました。

 この事をもう少し言えば、プレーヤーやDAC に入っているバランス増幅器の性能が完璧でない可能性もあり、場合によってはWRプリのアンバランス−バランス変換回路を使った方が結果的に音が良い場合が有り得る事になります。バランスとアンバランス両方の出力端子を有した機器の場合は、両者をWRプリの隣り合わせの入力端子に同時に接続して、瞬時切替によって音質の違いを見極める事も必要になると思います。

 4に関して: まだまだ世の中の趨勢はアンバランス伝送なので、アンバランスプリとしても使用可能なように、ゲイン配分を考えてあります。私の経験ではWRパワーアンプのゲインは 26dBと高いので、0dB のプリでもVRの位置を右に大きく回せば実用上使えない事はなく、事実かなり長い間0dB プリを愛用していた事があります。従って普段余り大きな音で聴く事がない方は 4dBのゲインが有れば、十分使えるものと思います。

 5に関して: ブリッジ接続には逆相の、バイアンプには同相の2つの信号が必要ですがこの為にバランス出力端子を使う事ができます。普通のパワーアンプの、左右の入力端子はRCA 端子ですからRCA ピン接続ケーブルを用いる必要がありますが、仮にパワーアンプの左右の入力端子がキャノンコネクタの2、3番に用意されているならば、バランス接続用のキャノンケーブルを用いてブリッジ接続が可能です。一部のWRバランス入力対応パワーアンプはそのように加工されています。
尚、バイアンプに使う場合は2つのアンプの位相が逆になりますから、どちらかのSP端子の極性を変えて位相を揃える必要があります。

 6に関して: WRのイコライザーはオーディオ誌の評価も高く定評がありますが、これをバランス化して、さらに高品質な音でアナログディスクを楽しむ事ができるようになります。

9月の試聴会で平野紘一氏がデモった音に多くの方が度肝を抜かれたのではないでしょうか。
アナログディスクからあのような凄いピアノの音が出るなんて、昔では考えられなかったでしょう。我々の常識を完全に覆したあの音は、昔作られたレコード盤から再生されたのです。カートリッジの性能もそんなに変っていないのですから、これはイコライザーを含む WRアンプの勝利だと言っても良いでしょう。LP再生に今後の楽しみを託す方には特にお勧めです。

 7に関して: 電磁及び静電シールドの施されていないトランスの漏洩磁束は、プリアンプに使うには余りに多く不用意に電源トランス内蔵型に使うとS/N 比が悪化し、音質を大きく損なう事があります。従って、WRのフラグシップ機は、安全を見込んでシールドを施した上に別筐体に収納しています。しかし、これはコスト高になる事は自明であり、ベストバイプリに採用する事はできませんでした。
そこでトランスの設計経験のある平野氏のアイデアで、100V 用トランスを 50V で使う事にしたのです。

 即ち、2個直列にして使うとトランスの漏洩磁束および唸りは激減するので、トランス内蔵型プリに使っても何ら問題がなくなるのです。

こうして、上記特長を生かしたプリアンプの製作に成功したのです。
平野氏の実測によれば、WRプリの残留ノイズはフラグシップ機で平均10μV であり、ベストバイプリでは平均15μV であったと報告されています。

 このように、WRのベストバイプリアンプは優れた回路構成と、スチコン、MALLORY のフィルムコン、ニッケミSME コンなどの優良部品を使用して、非常にハイ C/Pのプリに仕上がっています。
東山さんが掲示板で仰っているWRプリの効果を、気楽にお試し頂きたいと思います。10万円位でこれだけの機能及び性能を満載したプリは他にないでしょう。メーカー製パワーアンプ等と組み合わせても、それなりの効果があると言うご報告を別のユーザーの方から頂いています。

 今回掲載したブロック図はベストバイ型でしたが、フラグシップ機も電源部を除いて同じ構成になっています。αZERO などには当然フラグシップ機が良い訳ですが、ベストバイ型プリアンプと組み合わせてもランク違いで聴けないと言う事はなく、それなりに聴けることを確認してあります。

注) フラグシップ機のA2ゲインは6dBですが、ご希望により10dBに設定する事は可能です。
http://west.wramp.jp/datawr17.html


ウエストリバーのアンプを聞く 2014年12月28日

だいぶ昔余所で聞いたことがあるのだがよい印象を持っていたので借りてみた。
パワーは WRP-ΔZERO(50W)、プリは WRC-α1/FBAL である。
推奨バランスケーブル、スピーカーケーブルも付けて頂いた。
結論から言えば 802SD を駆動できなかった。
低域の量が少なく抑えた表現になっていた。伸びやかさが不足している。

中高域が立った音が好きな人からすればナローに聞こえるだろう。
しかし、音の動きは良くわかるし、奥にきれいに広がる。定位も安定している。
音が整理された感じだ。この中高域で好き嫌いが分かれると思う。
ちょっとゴソゴソした雰囲気があり、S/N が悪い感じはある。
適切なスピーカーを用いて試聴すればだいぶ印象も変わるでしょう。
うちはパワーがある意味ちょんまげ純正のクラッセだったから相手が悪かったかもしれない。
余所で聞いて印象が良くても自宅に入れると印象が変わるところが難しい。
http://otogawarui.seesaa.net/article/411354745.html

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c23

[リバイバル3] 中川隆 _ オーディオ関係投稿リンク 中川隆
93. 中川隆[5180] koaQ7Jey 2016年11月28日 17:38:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5614]

オーディオ地獄(2) プリメインアンプ編 _ 超お買い得アンプ イシノラボ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c23

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/451.html#c93
[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
42. 中川隆[5181] koaQ7Jey 2016年11月28日 19:48:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5615]
2016年11月28日
どうして朴大統領の不祥事が漏れたのでしょうか?
http://goldbook.ashita-sanuki.jp/e977827.html

朴大統領の母親が射殺された事件

朴大統領の母親が射殺された事件ですが・・・当時の新聞を検索してみますと・・・・前から撃たれたのではなく、後ろから撃たれたとありました。つまり、在日の青年が撃った弾ではなくて・・・大統領の関係者が撃った風にもとれますが・・・

その母親の霊が見えるということで近づいた牧師が・・・・統一教会のひとでした。

ということは、朴大統領の母親を撃ったのも、統一教会の人だったと推測できます。(日本も同じように統一教会に指示されております。)


朴槿恵の機密情報はなぜばれた?きっかけは?
http://light-shade.net/post-1443

では、そもそも朴槿恵の機密情報はなぜばれたのか。このような大騒動にきっかけは、JTBCという韓国のテレビ局が崔順実氏のパソコンのファイルを独自に入手したことでした。とある在韓ジャーナリストは以下のように話しています。

「JTBCの記者が崔氏事務所を取材で訪れたところ、偶然にもタブレット型のパソコンを入手したとされています。ただ、当初は事務所の外に置いてあったパソコンとの説明だったものが、二転三転。いまだ入手経路については不可解な点もあります。ファイルは約二百点あり、演説草稿が事前に送られていただけでなく、演説文に赤字で訂正を加えた痕跡もあったようです。日韓会談の想定問答なども残っており、竹島(独島)について聞かれたら『詳しく答えず、笑って、微笑みを見せる』といった趣旨の方針も示されていたそうです」
(引用元:週刊文春 2016年11月10日号)

JTBCという韓国のテレビ局が崔順実氏のパソコンを手に入れたようですが・・・盗む以外に入手は困難だと思います。つまり、そのパソコンなりタブレットに、秘密の情報があることをしつていた可能性があります。その情報元は・・・CIAか中国か北朝鮮か、朴大統領の母親を殺した人たちかもしれませんネ!(笑)

「朴大統領は洗脳されていたかも?」

崔順実と朴槿恵との関係には父が影響していた

「崔順実氏は’94年に死去した宗教家、崔太敏(チェ・テミン)牧師の5女です。崔牧師は様々な宗教団体を転々とした末にカルト的な宗教と立ち上げた曰くつきの人物で、詐欺の犯罪歴も数十件あったとされています。彼が40歳年下の朴槿恵氏にアプローチしたのは、’74年に彼女の母、陸英修(ユク・ヨンス)氏が射殺された後のことです。朴槿恵氏が失意のなか、大統領府で、父親の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領のファーストレディーの役割を担っていた際、三回にわたって慰めの手紙を送っています。実際に面会を果たすと、彼は朴槿恵氏に『自分は陸英修女子の夢をみた』『私の霊的能力を通じて陸女史に会うことができる』などと語り、彼女の心の隙間に入り込んでいったのです」
(引用元:週刊文春 2016年11月10日号)

つまり、朴大統領(父親)は北朝鮮の金日成を尊敬していた。その関係を奥さんが知っていたので射殺した。そのすぐ後に、崔牧師が来て、朴大統領(娘)を洗脳してしまった。(韓国では朴大統領だけですが・・・日本では78%の国民が洗脳されてります。)セオル号の件でも、朝鮮戦争も同じですが・・・誰がお金儲けのために企画したのかは想像できますよね。

「朴大統領を陥れた人間は・・・」

疑惑の鍵を握るのが崔順実氏の最側近と言われている「コ・ヨンテ」という40歳の謎のホストです。この人物、実はフェンシングの元韓国代表でアジア大会で金メダルを獲得したことがあるそうです。現役を退いた後は釜山の海雲台やソウルの江南地区でホストとして働き、その時崔順実氏と知り合っています。その後ビジネスに誘われ、財団の関連会社の取締役を務めていました。

「一説には、崔氏の詳細を知る彼が、パソコンをマスコミに提供したのではないかとも言われていました。」

そして注目の崔順実氏は10月30日に韓国に帰国し、二百人以上の報道陣に囲まれ、もみくちゃになりながら『死んで償うほどの罪を犯しました』と涙ながらに謝罪したのでした…。

『死んで償うほどの罪を犯しました』(セオル号の高校生を見殺しにしたのは・・・)

「わらし仙人は、死んで償うほどの罪と言えば・・・朴大統領の父親と母親が暗殺された事件と関係あると思うんです。戦争屋が統一教会を使って、北朝鮮と韓国と日本を植民地化しております。冷静に考えれば・・・南北朝鮮戦争を引き起こしたのも、このグループだと推測できます。それに、北朝鮮の金正恩が静かになったのも気になります。『死んで償うほどの罪を犯しました』というのは、韓国を北朝鮮に売ったということではないですか?」(笑)

「朴大統領は・・・被害者だと思うんですが・・・」
http://goldbook.ashita-sanuki.jp/e977827.html

http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c42

[リバイバル3] 熱海青翠 _ 中国人に乗っ取られた訳有り(?)高級リゾートマンション 中川隆
20. 中川隆[5182] koaQ7Jey 2016年11月28日 23:10:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5616]

使用済みおむつや避妊具が降ってくる!マンション高層階からのごみ投棄が問題に―重慶市 2016年11月28日(月) 15時30分
http://www.recordchina.co.jp/a156199.html
http://www.asyura2.com/16/china10/msg/377.html
 


28日、中国重慶市にある25階建てのマンションで、上層階の住民によるごみの投げ捨てが問題となっている。写真は重慶のマンション。


2016年11月28日、中国重慶市にある25階建てのマンションで、上層階の住民によるごみの投げ捨てが問題となっている。未来網が伝えた。

この問題を訴えた市民の話によると、マンション低層階に住む73歳の女性のベランダには毎日のようにたばこの吸い殻やちり紙、使用済みの避妊具やおむつなどさまざまなごみが落ちてくるという。女性は今年5月、落ちてきた残飯の片付けの最中に転倒して入院し、治療のために2万元(約32万円)余りを支払ったこともあった。今月は17日、21日と立て続けに大きなごみ袋が落ちてきたため女性の親族らがごみを手掛かりに1軒1軒調査。最終的に今月の2件に関しては17階に住む9歳の女の子が落としていたことが判明したが、保護者は以前の投棄については「わが家ではない」と否定している。

このマンションと同じ敷地にある別の棟でも上層階からのごみ投棄は問題となっており、管理会社担当者は「どの棟でも同じ現象が起きている」とコメント。注意喚起のための貼り紙や各階にごみ箱を設置するといった対策の効果も上がっておらず、同担当者は「ごみ投棄がなくなるかどうかは住民のマナー意識にかかっている」と指摘する。

同市では2015年、マンション敷地内にいた1歳2カ月の女の子の頭部に上空から落ちてきたれんがが当たるという事故が起きている。(翻訳・編集/野谷)

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/571.html#c20

[日本の事件31] 綾瀬コンクリート事件の真実「闇の組織」について 佐伯まお
176. 中川隆[5183] koaQ7Jey 2016年11月29日 08:32:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5617]
佐伯まお は典型的な統合失調症だね

妄想を事実だと自分で信じ込んでしまうんだ
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/520.html#c176

[日本の事件31] 不正選挙裁判の虚偽について 佐伯まお
534. 中川隆[5184] koaQ7Jey 2016年11月29日 08:41:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5618]
佐伯まお は典型的な統合失調症だね
妄想を事実だと自分で信じ込んでしまうんだ

http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/540.html#c534
[日本の事件31] 綾瀬コンクリート事件の真実「闇の組織」について 佐伯まお
177. 中川隆[5185] koaQ7Jey 2016年11月29日 08:44:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5619]
綾瀬コンクリート事件は創価学会ともCIAとも何の関係もない

事件の黒幕も関係者がはっきりと言わないだけで、大体わかっているよ。

詳細は

女子高生コンクリート詰め殺人事件
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/458.html



http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/520.html#c177

[経世済民116] 誰が日本を壊したか?「バブル」を検証することが今こそ必要な理由 歴史を学ばずして未来はない(現代ビジネス) 赤かぶ
1. 中川隆[5186] koaQ7Jey 2016年11月29日 09:17:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5620]
一番重要な事を意図的に隠してるのが何かな-

バブルはアメリカの指示で作らされたんだよ:


『1980年代から1990年代にアメリカは、日本に対しすさまじいばかりの金額の内需拡大要求をしています。その要求を丸呑みした小沢一郎は、元祖媚米派というべき存在です。  

アメリカは、80年代から90年代にかけては、アメリカ企業の需要拡大のために「内需拡大」を唱えていたものの、アメリカ企業の体たらくに匙を投げて、今度は日本企業そのものをアメリカ資本のものにしようという作戦に転じたのかもしれません。  

アメリカ大好きの自称保守は、80年代から90年代にかけてのアメリカの理不尽とも思える「内需拡大要求」についてはどう弁明するつもりでしょうか。 』


上のアメリカが小沢・金丸に八年間で四百三十兆円も公共事業に使わせた理由の推測は完全に間違っていますね。

真実は、純真な小沢信者さんが信じているより遥かに恐ろしかったのです:


その昔、日本は国民総ででバブルに踊った時代がありますたね。バブルを起こして潰す。奴ら(中川注 ロックフェラーとロスチャイルドの事)の詐欺手口の最たるものですた。 バブルがはじけて今では失われた10年と言われていますが、今だに日本経済はその後遺症を引きずっています。自殺者はバブル崩壊から毎年3万人。今だにその数は変わっていません。

その手口を見れば分かるのですがいつもワンパターンです。

最初は甘い話でカモを釣る。こうやれば儲かりますよ。おいしい話でカモを誘います。
そしてころ合いを見計らって真っ逆さまに突き落とす。詐欺師の典型的なパターンです。

最初に奴らはバカスカ札束を刷って、バブルを引き起こす。銀行は貸して貸して貸しまくる。株に投資すれば儲かるよ。土地を買えば儲かるよ。そしてカモが罠にかかったころ合いで急に蛇口を閉める。貸し渋りをやるわけです。これをやられたら投資家はいきなり資金難に陥ります。そして、資金難に陥ったカモ達から担保として株、土地、あらゆる資産を奪い取るのです。昔からやっていることは同じです。

いい加減気付いたらどうかと思うのですが、今だに引っ掛かっている人がいます。

その当時の日銀総裁であった澄田智(すみださとし)と言う方をご存じでしょうか。日銀退官後は日本ユニセフ協会の会長などをやっていた方です。

澄田さんがバブル潰しの張本人と言われています。

プラザ合意以降、5%だった金利を2.5%に下げ、銀行は貸して貸して貸しまくった。その当時は、黙ってても銀行が頭を下げて貸しに来たという話は誰でも覚えているはずです。そういうジャブジャブ溢れた資金が株や不動産に流れ込んだ。借金しても金利は安いし土地や株を買えば値上がりするしで猛烈なバブルが起きたのですた。

そしてバブルが膨らみきったころ合いを図って、澄田さんはいきなり公定歩合を8%、長期金利は 10%まで引き揚げた。蛇口を閉めたのですた。借金すると金利が高い。値下がりリスクのある株や不動産よりも安全な銀行預金の方が良いということで投資家は一斉に株と不動産から資金を引き上げた。土地や株は一気に値下がり=バブル崩壊と言われています。

バカスカ金を貸し出して狂乱状態を作ってからブルを破裂させる。

その後には膨大な焼け野原、不良債権の山だけが残る。

それを二束三文で奴らが買い叩く。

昔からの手口。ばればれの三文シナリオだったのですた。

さて、それにしても、そのバブル潰しの張本人澄田さんはどのような経歴の持ち主だったのでしょうか。

澄田さんと言えばフランスに留学した留学組で、その後ベルギー大使館、フランス大使館の一等書記官からキャリアをスタートしたエリート官僚ですた。

そしてその後は、順調に大蔵省で出世して日銀総裁になっています。

澄田さんとフランス財界のつながりはお父様の代から囁かれていますた。

澄田智さんは、日銀総裁を辞めた後、ロス茶イルドフランスの旗艦、投資銀行ラザール・不レールに最高顧問として天下りしています。

ちっとはカモフラージュでもして隠せと思うのですが、親子二代に渡って奴らの充実な部下だったという、そのまんまの経歴の持ち主ですた。
http://goldentamatama.blog84.fc2.com/

1929年10月24日、ニューヨーク・ウォール街では、世界大恐慌の引き金となって、株式大暴落が起こりました。そして、あれから60年後、今度は日本を叩き潰す為に、1990年2月、巨大な経済の逆回転が始まり、平成バブル経済が崩壊しました。

 平成バブルが崩壊するバブル・ピーク時、CIA(Central Intelligence Agency/アメリカ大統領直属の中央情報局)は、ベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦後の次の敵は、日本だと考え始めていました。

事実、1989年秋から始まった、アメリカ系証券会社の株価動向は不気味な動きをし始めました。バブルと、その崩壊に携わったのは、ユダヤ系の金融機関であるソロモン・ブラザーズという証券会社でした。

 ソロモン・ブラザーズは資本主義の歴史に詳しく、また日本の昭和初期の経済にも精通していて、1989年11月、ニューヨークで「日経平均株価が大暴落したら大儲け」という『プット・ワラント』のデリバティブ商品を機関投資家や大口投資家に大量に売り始めたのでした。それ以来、ソロモン・ブラザーズが中心になって、債券、為替、株価のトリプル安が始まります。これがバブル崩壊の裏側に隠れたメカニズムだったのです。

 バブル崩壊のシナリオは、どのようにして仕組まれたのか、その筋書きを追ってみましましょう。

 バブル絶頂期は、1989年にそのピークを迎え、株価は天井でした。この時、多くの日本人は、株価の高騰並びに地下の高騰に、湧きに湧き、怕(こわ)いもの知らずで、日本の投機家達は今迄になく傲慢になっていました。そしてこの頃、事実CIAは、アメリカの敵は日本であると考え始めていました。

 CIA経済部門のスペシャリスト達は、アメリカ系証券会社のソロモン・ブラザーズと手を組み、日本経済の崩壊作戦に向けて本格的に動き出しました。これが今日の不況を長引かせる要因を作ったのです。これが日本株式市場に於ける下落のシナリオ「バブル崩壊作戦」でした。

ソロモン・ブラザーズは、1989年当時の沸き立つような好景気も、60年前のアメリカ・ニューヨーク.ウォール街での大恐慌と同一のものであると、そのバブル崩壊を予測したのです。

 かつて、国際金融資本の総帥・ロスチャイルドの配下であったロックフェラーやデュポン(世界最大の化学メーカー)らは、この大恐慌を利用して天文学的な巨富を手にしていました。ソロモン・ブラザーズはこれに因み、バブル崩壊を企てる研究に取りかかったのです。

 「どうしたら一儲けできるか」からはじまり、「どうしたら日本経済を徹底的に叩く事が出来るか」という結論を導き出し、日本経済崩壊に向けて模索し始めたのです。
 60年前のウォール街での「暗黒の木曜日」の立役者は、国際金融資本の総帥・ロスチャイルドの息の掛かる東部のエスタブリュシュメント達(ロックフェラーを筆頭に、デュポン、ケネディ、オナシス、アスター、バンディ、コリンズ、フリーマン、ラッセル、ファンダイン、リー・クアンシューの超大富豪十二家)でした。

 この者達は手持ち株を売り捲り、その結果、下落に下落を重ね、二束三文になった株式を買い叩いたのです。それで巨万の富を手にしたのですが、今日とは情況が違うことに気付きます。この難題に、しばらく苦慮しますが、ついに糸口を掴んだのです。

 その糸口とは、「何が株価を暴落させる要因になるか」と言うものでした。つまり株価が暴落する切っ掛けを作ればよいのです。そして、「下落によって、下がった株で大儲けできる商品を持っていればよい」ということに行き当たったのです。それが「デリバティブ」でした。

 デリバティブとは、金融派生商品(通貨・金利・債券・株式・株価指数などの金融商品を対象とした先物取引)のことで、「先物取引」という意味合いを持っています。
次の研究課題は「どうやったら大暴落を人工的に作り出し、然も、そのタイミングに合わせて、自分達の狙うポイントに、総てを集約することが出来るか」という研究に取りかかったのです。

 人工的に大暴落を作り出す場合、60年前の大恐慌では、アメリカの大富豪達による「大量売浴せ」という手法が使われました。

 大量売浴せとは、売方が買方の買数量より、多量の売物を出して買方を圧倒し、相場を押し下げようとすることで、「売り崩し」とも言われます。

 しかし、それでは巨額な資金が必要であり、当時と違って、それほど経済構造は単純なものではなくなっていました。研究に研究を重ねた結果、巧妙な手口を考え出します。

 それは、「膨らんだ風船を、更に膨らませる手口」だったのです。
 風船は、空気を送り込んで膨らませれば、それだけ膨らみますが、その実体は「バブル」です。膨らむものは、いつか破裂して、大爆発を起こす物理的法則に制約されます。経済とて、この法則下に制約されているのです。彼等はこれに気付いたのでした。

 彼等はそのシナリオを、綿密なストーリーで組み立てました。徐々に膨らみを見せる風船に、意図的に、頃合いを見計らって、更に膨らませ、次に急激に膨らませるという巧妙なストーリーを演出したのです。風船は、今まで徐々に、周囲の状態に馴染みながら膨らんでいたのですが、これに急激な吹圧を掛け、パンパンの膨張状態を作っておいて、一挙に破裂させるという巧妙な演出を画策したのでした。

 彼等は、この原理を東京株式市場に応用して、バブル崩壊を目論んだのです。

 そして彼等は「デリバティブ」という、風船を一突きにする「針」を手に入れ、膨張し過ぎて破裂状態になったところで、一突きにする演出を手がけたのでした。

1989年当時、日本人エコノミスト達は「デリバティブ」という「先物」の実体を知りませんでした。経済や金融の専門家でも、この実体が何なのか、未だに分からず仕舞いでした。またこの事が、バブル崩壊の悲劇を大きくし、当時の日本経済界は全く無防備であったと言えます。

ソロモン・ブラザーズは裁定取引を使って、意図的に、無防備な日本経済に先制攻撃を仕掛けたのです。

「梃子の原理」(レバレッジ)を利用して、なるべく少ない資金で、効果的にバブル崩壊に導く人工爆発の状態を作り上げる研究をしたのです。

次に、バブル崩壊に導く為に、彼等は日経平均の株価操作の研究に没頭しました。

 彼等は、この二つの研究から面白い現象に気付きます。それは日経平均株価が単純平均で作られた「指数」から出来ている事と、もう一つはこれらの指数の分析から、品薄な銘柄を意図的に買うと、少ない資金で日経平均株価を持ち上げることができるという経済現象に気付いたのです。

 こうして研究の成果を、実行に移した時期が1989年の秋から冬に掛けての事でした。日経平均株価は瞬く間に膨らみ、バブルは天井へと向かっていました。

 その頃、日本の話題はベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦構造が終焉を迎えれば、世界市場に進出できる等と、日本人経営者の多くが高を括っていた頃で、日本人の思い上がりの裏側では、こうした巧妙な仕掛けが、水面下で仕掛けられていたのです。
 大蔵官僚も、エコノミストも、この仕掛けには全く気付いていなかったのです。

ソロモン・ブラザーズの真の狙い

 当時の多くの日本人投資家は、「日経平均株価は10万円に到達する」と信じて疑わない人が多くいました。誰もが強気で、今こそ、この好景気に乗って、買いに転じる時機だと確信していたのです。その結果、バブルは急速な加速度をつけて、瞬く間に膨らみ始めました。

 この時、ソロモン・ブラザーズは信じられない事をニューヨーク・ウォール街で展開していました。

 1989年11月、彼等は「東京株式大暴落の図式」に則り、『プット・ワラント』という金融派生商品を売り始めていたのです。

 『プット・ワラント』とは、「日経平均株価が大暴落したら大儲け」という新商品であり、この商品をアメリカの大口機関投資家に大量売り込みを図っていたのです。また、これには大口投資家も飛びついたのです。

 彼等の新商品に対するキャッチ・フレーズは

「年末から年始に掛けて、日本の株式は大暴落するから、60年前の《1929年10月24日の暗黒の木曜日》の時と同じくらいの大儲けが出来ますよ」

でした。 1990年1月2日、ニューヨーク・ウォール街では、日本とは逆に、信じられない現象が起こっていました。突然、為替が円安へと向かったのです。この円安はソロモン・ブラザーズが『プット・ワラント』販売に因み、債券や為替や株価の「トリプル安」を企てたものでした。

 そして1月が過ぎ、2月に入り、その月は既に中旬に入っていました。この頃、日経株価はジリ安でしたが、大暴落の兆しは現われていませんでした。

 日本人はまだ、この時にも何も気付いていなかったのです。そして日本経済が、瀕死の重傷に陥っている自覚症状すら、エコノミスト達は感じ取ることが出来なかったのです。

 当時の政治背景としては、自民党の政治家は2月中旬の衆議院選挙で大勝したことに祝杯を上げていた頃で、政界も財界も危機管理意識はなく、全く無防備でした。  日本人は、まさに「ライオンに、餌を差し出す為に手を伸す呑気な兎」でした。腕ごと食いちぎられるか、体ごと丸呑みされるかの、こうした危険すら感じる事もなく、呑気な行動をとっていたのです。

 日本人投資家が、株を買いに奔走している頃、アメリカの金融の裏側ではソロモン・ブラザーズの売り攻勢が激化を極め、これまでジリ安で状態であった株価は、一挙に大暴落へと転じました。バブル崩壊の引き金はこの時に引かれたのです。

ついに1990年2月末には、膨らむだけ膨らんだバブルは、日経平均15,000円台を大幅に割れ込みました。一挙に大暴落が起こったのです。

 ソロモン・ブラザーズの秘密兵器はデリバティブでした。

 デリバティブは現物と先物との価格差を狙った「サヤ取り」であり、「裁定取引」と「オプション」で、日本の株価は下落したら大儲けという派生商品です。この派生商品を、至る処に仕掛けておいて、株価を自由に操ったのです。バブル崩壊の大暴落は証券会社のみならず、大蔵省までを翻弄の渦に巻き込んだのです。

 この巧妙な仕掛けでソロモン・ブラザーズは、僅か三年の研究とその実行で、一兆円にも昇る莫大な利益を手にしたのです。

 そしてこの後、日本では更に悲惨な状態が続くことになります。

 日経平均株価の大暴落は、株式市場の株価下落だけに止まらず、不動産の分野にも悪影響が及びます。この悪影響は、政府が不動産融資へのマネー供給を停止するという事から始まり、今まで高騰を見せていた大都市の不動産の資産価値が急速に下落したことでした。

 この現象は大都会だけに止まらず、地方にまで波及していきます。不動産の資産価値が下落するとは、それを担保にしていた金融機関の担保価値も大幅に減少したということになります。こうして不良債権の波及が表面化するのです。

 これに対して政府の後手政策は、次から次へと傷口を広げ、日本の資産とマネーの急速な収縮は、今日に見る不景気と連動し始めることになります。

 昇り詰めたものは、いずれ落ちる。これは物事の道理です。この道理に随い、ソロモン・ブラザーズは、次のプロセスへと準備にかかります。 ソロモン・ブラザーズの真の目的は、ただ単に、日経平均株価を下落させて大儲けすることだけではなかったのです。

彼等の真の目的は、日本人の個人金融資産の1300兆円にも上る郵貯(郵便局で取り扱う国営の貯金事業で、元金・利子の支払いは国によって保証される)の食い潰しでした。日本のエコノミスト達は、この事すらも見抜けなかったのです。

 ソロモン・ブラザーズが研究の末に計画した事は、こうした下落が生じた時、政治家はもとより、財界人を始めとして、証券会社等が「これを何とかしろ」と、政府に詰め寄り、殺到することを計算に入れていたのでした。これこそ彼等の真の目的であり、ここに「日本発世界大恐慌」を画策した真の狙いが、ここにあったのです。
http://www3.ocn.ne.jp/~saigouha/paper03/kinyukeizainobokkou02.html


http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/250.html#c1

[] 「覚醒剤」
58. 中川隆[5187] koaQ7Jey 2016年11月29日 12:38:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5621]

2016-11-29
 ドラッグ依存の人生は周囲を裏切り続ける人生ということ

2016年11月28日、ASKAこと宮崎重明という名前の58歳の男が、覚醒剤取締法違反の疑いで再び警視庁に身柄を拘束されるという事態に追い込まれている。

この男は2014年に覚醒剤とエクスタシーを使用したとして、愛人と一緒に逮捕されており、懲役3年、執行猶予4年の判決を受けた身であった。

執行猶予期間は施設で薬物依存を断ち切る治療を受けていたということだが、うまくいかなかったようだ。

この男は半年前から正常ではない状況であったのではないかと言われていた。

(覚醒剤が引き起こす「見張られている」という不安感の果て)
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20160523T0319560900.html

深いドラッグ依存に堕ちた人間は、しばしば「見張られてる、盗撮されている、盗聴されている」と激しい妄想状態に陥ってパニックになる。

今回の逮捕も宮崎重明は「見張られている」という妄想を発症して、自ら警察を呼んで覚醒剤の使用が発覚した。社会復帰を急いでいたが、いったん堕ちたドラッグ依存からは抜けられなかったことが分かる。

この男の社会復帰を願う声や声援や支援は多くあった。しかし、それでもこの男は立ち直れなかった。珍しいことではない。

ドラッグ依存の人生は周囲を裏切り続ける人生になる。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20161129T0031390900.html
http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c58

[経世済民116] 農業改革 急進案は骨抜き…JAの“自主性”任せ 抜本改革の進展に疑問符(SankeiBiz) 赤かぶ
1. 中川隆[5188] koaQ7Jey 2016年11月29日 14:05:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5622]
構造改革とは、各種の規制を緩和、撤廃し、法律改定により特定のグローバル企業、グローバル投資家の「利益最大化」を実現するレント・シーキングの一手法です。

とはいえ、レント・シーキングを狙う構造改革派は、
「目的は、自分の利益最大化です」
と、説明することはできません。

といわけで、何となく「それっぽい理由」を持ち出し、規制の管理下にある業界を「悪者」とすることで、構造改革を進めようとしています。

全農解体でいえば「「攻めの農業」の実現に向けた農協改革」と、実に「それっぽい」タイトルで進められています。

成熟し多様化する国内市場、大きく拡大する世界市場に、魅力あふれる日本の農産物の真の価値を伝え、日本の農業を大きく飛躍させる重要な鍵を、農協組織が握っているのです。とりわけ、農業者や農業生産資材業界、流通加工業界と密度の濃い接点を有する全農が、その潜在力を大きく開花させ、農業者の協同組織という原点に立ち返り、農業者の立場であることを明確にして「攻めの農業」の実現をリードする組織へと生まれ変わることを期待して、その目指すべき改革の方向を提言します。

と、冗談でも何でもなく規制改革推進会議の提言の冒頭に書いてあるのです。

どうですか? この美辞麗句。中身のない、抽象用語の羅列。それでも何となく「それっぽい」ために、提言を読む人は、あたかも規制改革推進会議が真剣に日本の農業や農協について考えているかのごとき錯覚を覚えてしまいます。

とはいえ、実際の提言の中身は、
「全農の生産資材に関する商社ビジネスを禁止する」
「全農は農家から農産物を全量買い取れ」
と、民間組織である全農に対する不当介入です。一体全体、何の権利に基づき、政府の諮問機関に過ぎない規制改革推進会議が、全農を「破綻」させるための提言ができるのか、今でも分かりません。

とはいえ、理由は分かっています。全農を経営破綻に追い込むことで、日本の食糧安全保障の「盾」である全農グレインを売却に追い込みたいのです。全農グレインが売りに出されれば、その日のうちに世界最大の穀物メジャーであるカーギルが買うことになります。

全農グレインさえ消えれば、カーギルはIPハンドリングに余計なコストを費やす必要がなくなり、さらに利益を厚くすることで、「自己利益最大化」を達成できます。

我が国は、もはや遺伝子組み換え作物の流入を食い止める術を失い、国民は、
「遺伝子組み換え作物を食する多数派の国民」
と、
「自分と家族のために安全な食物を入手売るルートを確立する少数派のお金持ち」
に二分化されていくことになります。

中国では、共産党官僚が「中国共産党ご用達の農場」から安全な農産物を手に入れていますが、同じ構造になるわけですね。
ちなみに、カーギルは別に「日本の食糧安全保障を崩壊させてやる!」などと、厨二病的な発想で全農グレインを欲しているわけではありません。単に、自分たちの利益を最大化したいに過ぎないのです。
全ては、利益のため。

現在の世界は、「自己利益最大化を求めるグローバル投資家 対 各国の一般国民」の対立構造で動いているのです。国民の多くがこの本質を理解しない限り、我が国の安全保障は弱体化し、各種の構造改革求められず、最終的には亡国に至ることになるでしょう。

http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/258.html#c1

[経世済民116] やり尽くされた金融政策の果ての、奇策(ニュースソクラ) 赤かぶ
1. 中川隆[5189] koaQ7Jey 2016年11月29日 16:47:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5623]
日本の借金は既に430兆円も減って財政は先進国で一番健全になったんだから財政出動できるよ
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/266.html#c1
[] 「覚醒剤」
59. 中川隆[5190] koaQ7Jey 2016年11月29日 17:05:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5624]

2016年11月29日
ASKA容疑者は「盗聴」の本を出す予定だった!
http://goldbook.ashita-sanuki.jp/e978025.html

【お蔵入り?】ASKA容疑者、著書執筆中だった…テーマは「盗聴国家・日本」
http://news.livedoor.com/article/detail/12345150/

盗聴・盗撮被害を告白し、半生も綴った内容だったという。年明けに出版予定で、執筆作業は大詰めを迎えていた。

警視庁科学捜査研究所

ラボ分析においては,現場試料や被害者生体試料のスクリーニング的予試験,前処理,ガスクロマトグラフィー質量分析(GCーMS)を中心とした機器分析による原因物質の迅速な検知・特定が なされる.

2013年8月21日シリアで本物のサリンが撒かれたからね。 腐食性がないビニールに入れて持ち運べるサリンなどどう考えてもおかしい。それからずっと警視庁科捜研は尻尾つかまれて奴隷にされてるのさ。これが2014年6月のイスラム国™勃発につながっていったのか。 このサリン事件で有名になったのが・・・警視庁科学捜査研究所だそうです。(笑)

「サリンは普通のビニール袋でも持ち運べるんでしたよね!」(妄想ですが・・・)


28日午後4時ごろASKAの「ろれつ」は回っていたw
【今月25日の午後7時ごろ、東京・目黒区の自宅からみずから110番通報して、駆けつけた警察官に対し、ろれつが回らないうえ、「盗撮や盗聴されている」などと意味のわからない話を繰り返していた】

【警視庁によりますと、今月25日にASKA容疑者から尿の提出を受け、科学捜査研究所で鑑定したところ】
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/aska-arrest-again

25日午後7時にろれつが回らなくなるほどシャブやってたんなら 25日の尿から検出されるシャブが微量てことはありえないんじゃね?

「直前まで覚せい剤を使用してたのに居間で注射器見つからずw」

わらし仙人は、ろれつが回らなかったASKA容疑者に注射器が見つからなかった!(笑)

共同通信公式 ✔ ‎@kyodo_official
居間で注射器見つからず − ASKA容疑者が通報時
http://this.kiji.is/176069676232015875?c=39550187727945729
2016年11月29日 05:40


NHKニュース ✔ ‎@nhk_news
「ASKA」の名前のブログ 覚醒剤使用を否定 #nhk_news http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161128/k10010786961000.html
2016年11月28日 16:41


ニュース速報Japan ‎@breakingnews_jp
【 号外 - ASKAがブログ更新 】
ASKAが11月28日午後3時前後にブログを更新。「覚せい剤で逮捕」というニュースはデマであると主張http://breaking-news.jp/2016/11/28/028876


共同通信公式 ✔ ‎@kyodo_official
ASKA容疑者を逮捕 覚醒剤使用疑い、警視庁 ほか − 0時トップ5ニュースhttp://this.kiji.is/175988573596616186?c=39550187727945729
2016年11月29日 00:16

ASKA容疑者は25日午後7時ごろ、「盗撮されているから確認してほしい」などと自ら110番。駆け付けた警察官が任意の尿検査を要請すると陽性反応が出た。当時は妻と2人で自宅にいたという。


litera ‎@litera_web
ASKA逮捕を事前予告して“見せ物”に! 清原逮捕に続く警視庁組対5課の情報操作とそれに乗っかるマスコミの手口 http://ift.tt/2gykNv0
2016年11月28日 23:46

〈「人が、信じられなくなっている」なんて電話はしてませんよ。Appleのアカウントを週に2回も乗っ取られ、インターネット、メールも一切出来なくなってしまいました。相手も特定できていたんで、直ぐに警察に電話もしました。「サイバーを紹介して下さい」と。それだけです。幻覚、幻聴など、まったくありません。〉

わらし仙人も、このブログを書くときに、週2回は、ブログが赤く光って、点滅します。この前の、安倍首相とトランプ氏の記事を書いたときも酷かったデッス。先月から、記事が書けなくなって困っておりました。そういうことで、今回のASKA容疑者の主張は正しいと思いました。
http://goldbook.ashita-sanuki.jp/e978025.html
http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c59

[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
43. 中川隆[5191] koaQ7Jey 2016年11月29日 20:01:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5625]

2016-11-29
朴槿恵はもう死んだも同然だ。日本は絶対に韓国と関わるな

2016年11月29日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)は3回目の国民向け談話を発表し、そこでこのように伝えている。

「私は大統領職任期の短縮を含む進退問題を国会の決定に委ねます。与野党が論議し国政の混乱と空白を最小化し、安定して政権を移譲できる方案を作って下されば、その日程と法手続きに従い大統領職を退きます」

これは、事実上の早期退陣の表明であるのは間違いない。すでに朴槿恵は支持率は4%台である。国民の信頼はゼロに近い。指導者としての資格を著しく欠いており、これ以上政権にしがみついても打つ手など何一つない。

朴槿恵は、大統領に就任してからこれまでの間「無能すぎる」「愚か過ぎる」と言われ続けてきた。

それもそうだ。この愚かな大統領は、日本の経済的援助がないと成り立たない国で「1000年恨む」と得意げになって反日を加速させていった。

また、この愚かな大統領は、アメリカの安全保障がないと成り立たない国で離米媚中を加速させていった。

この愚かな大統領は韓国が財閥主導になっているのを是正すると言って当選しておきながら実際にはまったく何もせず、韓国経済を崩壊の淵に追いやった。

無能がトップに立つと、最悪の結果になる見本

さらに朴槿恵は、「国民が楽しく暮らせる国にする」と言っておきながら、たかが2014年には旅客船がひっくり返っただけでも何ら有効な指揮ができず、300人以上が死亡するような大惨事をもたらした。

旅客船がひっくり返っても何もできないのだから、国がひっくり返って有効な手を打てるはずもない。このセウォル号事件の時に、「もしかしてこの大統領は馬鹿なのではないか」と多くの国民が気付いてしまったのだ。

いや、その前に朴槿恵は、就任してから半年経っただけでその無能さが露わになっており、「5年持たない大統領になるのではないか」と嘲笑されていた。

(韓国の朴槿恵(パク・クネ)は、5年持たない大統領になる?)
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20130717T1515000900

無能がトップに立つと、不測の事態が起きたときに最悪の結果になる。

日本も民主党の菅直人政権のときにそれを経験した。鳩山由紀夫と並んで、日本史でも歴史に残るほど無能だった菅直人は、2010年には尖閣諸島沖漁船の問題で中国に弱腰対応して国民を呆れさせた。

そして、翌年の2011年3月11日の東日本大震災では、パフォーマンス優先の政治を行って原発を大爆発させた。その後も判断ミスの連続で国民を危機に陥れて、結局それが元で退陣に追い込まれていった。

韓国の朴槿恵も、その無能ぶりは菅直人と良い勝負だ。それが一気に露呈したのが、2014年の沈没事故である。

船がひっくり返って一刻も争う人命救助の最中に、現場にのこのこやって来て政治的パフォーマンスを優先するところは、菅直人とそっくりだ。

結局、関係者に「こんなところに来る暇があったら、事故対応を徹底しろ」と罵られてパフォーマンスは失敗に終わった。

さらに、その後も適切な事故対応がまったくできず、4月29日には、「多くの貴重な生命を失い、国民に申し訳ない」と謝罪に追い込まれていった。

本来であれば、朴槿恵はここで辞めなければならなかったのである。


2016年7月8日に、朴槿恵政権は終わると確定した

この朴槿恵の愚かさは外交政策でも遺憾なく発揮された。この大統領は就任早々、アメリカと中国の間で二股外交を公然と行ってアメリカを苛立たせた。

2013年12月6日には、アメリカのバイデン副大統領から「アメリカの反対側に付くな」とあからさまに指摘されて二股外交を批判されていたのだ。その席で、日米と軍事協力を強化するようにも要請されている。

ところがこの無能大統領は「日本が慰安婦問題で誠意を見せない」と言ってそれを拒絶した。

その後もアメリカを嘲笑うように中国との二股外交を加速させ、挙げ句の果てに2015年9月3日には中国の「抗日戦勝70周年記念式典」に出席してアメリカを裏切った。

朴槿恵はあからさまにアメリカを見下して、中国に媚びて取り込まれた。

ところがコウモリ外交の朴槿恵は、2016年7月8日には高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD」(サード)を配備することにして中国を激怒させた。

これによって中国は朴槿恵を「制裁」することに決めた。

中国は北朝鮮と結託し、北朝鮮が韓国国内にくまなく張り巡らせた工作員を使って朴槿恵のスキャンダルである崔順実(チェ・スンシル)問題を暴露、いっせいに抗議デモを画策して朴槿恵の追い落としに動いた。

朴槿恵は、アメリカにも、中国にも、北朝鮮にも、そして日本にも信頼されていない四面楚歌の大統領である。こんな無能を擁護する人間も組織も国もどこにもいない。

その結果、北朝鮮工作員が行った抗議デモは韓国全土に拡散し、100万人とも200万人とも言われる人々が反朴槿恵で結集して朴槿恵の政治生命は事実上、終わった。

朴槿恵がサード配備を決めた2016年7月8日で、朴槿恵の運命はこうなることは決まったと言える。


朴槿恵はもう死んだも同然。今後は悲惨な運命に

中国は韓国を属国だと思っている。属国の指導者が自分たちを裏切るのであれば、そんな指導者には用がない。つまり、中国は朴槿恵にはもう用がなくなった。

朴槿恵が、2016年7月8日にサードを配備することに決定した瞬間、朴槿恵は「中国の敵」と化して、打倒すべき標的であると認識されたのだ。

朴槿恵は2015年9月3日に中国の「抗日戦勝70周年記念式典」に出席してアメリカに裏切り者と認識され、2016年7月8日にサードを配備することに決定して中国に裏切り者と認識され、どちらにも信頼されなくなったということだ。

アメリカも中国も、同盟国の裏切りを優しく見守るような国ではない。ありとあらゆる謀略と手段を持って裏切り者を制裁するような凶暴な一面を持った国だ。

「バランス外交」と自画自賛して、そのどちらからも裏切り者だと思われるのだからまさに無能の極みだ。結局、朴槿恵が無能であるが故に「5年持たない大統領になる」というのは、紆余曲折を経て成就しようとしている。

朴槿恵は、もう死んだも同然だ。今後は悲惨な運命が待っているのは間違いない。

父親、朴正煕のように頭を撃たれて死ぬのか。
崔圭夏のようにクーデターで辞任するのか。
全斗煥のように投獄されて死刑判決を受けるのか。
盧泰愚や金泳三や金大中のように逮捕されるのか。
盧武鉉のように山から飛び降りて死ぬのか。

朴槿恵がどんな末路を辿るのかは知らない。朴槿恵はどれでも好きな末路を選べばいい。

もちろん、この愚かな大統領の末路がどうなろうと、私たち日本人は何の関係もない。日本にとって韓国はただの反日国家だ。韓国がどうなろうと、朴槿恵がどうなろうと関係がない。

しかし、日本は巻き込まれないように、距離を置いておく必要がある。

なぜなら、朴槿恵が終わってもその次はもっとひどい反日の人間が登場するからだ。

韓国はすでにカルト的な反日国家なのである。反日路線だけは変わらない。とすれば、非韓三原則で日本を守るのが正しい判断である。

(非韓三原則。日本を罵りながら金を毟り取る韓国を突き放せ)
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20161025T1712070900

朴槿恵。「バランス外交」と自画自賛して、そのどちらからも裏切り者だと思われるのだからまさに無能の極みだった。この指導者は、もう死んだも同然だ。今後は悲惨な運命が待っているのは間違いない。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20161129T1619100900
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c43

[日本の事件31] (阿修羅総括)数ある冤罪事件は国家の犯罪 志井 相栄
6. 中川隆[5192] koaQ7Jey 2016年11月29日 20:49:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5626]
阿修羅は統合失調症の人が多いから、スレに書いてある事を本当だと思わない方がいいよ

上に引用されているのもすべて証拠ゼロ、何一つ証明されてないよね

妄想を何回も繰り返していると事実みたいな気がしてくるだけさ

http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/873.html#c6

[リバイバル3] 恐怖の玉川温泉 _ 本当に怖いのは強酸性のお湯ではなく玉川温泉信仰 中川隆
15. 中川隆[5193] koaQ7Jey 2016年11月29日 22:14:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5627]

We Will Rise
秋田・青森旅 <紅葉のアラハバキ>1 - 2016年ツーリング・旅 
November 29, 2016 18:41
http://onelastwish.blog.fc2.com/blog-entry-1270.html

恒例の紅葉旅。
もはや、玉川温泉は必須。
なぜに気に入ったのか。
昔は後生掛温泉がお気に入りだった。
(オンドル小屋に泊まれるのがいい)
身体壊したときも、そこで奇跡的に治ったんだけど、
2年ぐらい前?にお風呂だけ入ったら、お湯に新鮮さが欠けていて。
それ以来、玉川温泉の岩盤浴とお湯の方に魅力が移ったという。

何せ、世界にここと台湾だけという、
奇跡の「北投石」だし。
ラジウム好きとしてはたまらない。

去年は、余裕で出発して16時半ぐらいに着いたので、
今年はもっと早く出て、15時頃には着いて、
岩盤浴をしまくろうと言ってたのに。

夜型生活の癖が抜けず、
前日の夜はだいたい私、スタジオだったし、
早く寝るどころか、就寝は2時半過ぎ。
支度(だけ)はやる、と言うMに準備は任せる。

10時には出発したいと言ってたが、
やはり何だかんだで、せめて11時には出ようという。
チェーンにサビが出ていて、そーいやオイルも塗らなきゃと…

ここで恐ろしい事件が発生する。
Mが何かを取りに部屋に戻ったとき、ふと見たら、
Mは、ブレーキディスクローターにチェーンオイルを塗っていたのだ。
私はそのとき別の何かをしていて、
Mがオイルを吹き付けてたことに気づかなかった。

血の気が引いた。
すでに、フロントディスクにもオイルを塗っていた。
かろうじて左側にはまだ塗ってなかったけど、
戻ってきたMに、何てことしたんだと怒鳴ってしまった。

ディスクブレーキって、ディスクを押さえて止めるの、分かる?!
止まるとき、このディスクをブレーキパッドで押さえて止まるの!!
そのディスクに油塗ったら、
ブレーキかけても止まらないでしょー!!
コロス気か?!

いつものよーにチェーンに塗るだけなのに、
しかもチェーンオイルなのに、何でディスクに塗ったのか。
ただでさえ出発が遅れていたのに、
でも出発が遅れるだけならまだしも、
この旅、中止じゃないかと思った。
本当に血の気が引いた。
旅どころか、バイクに乗るのがヤバい。
ブレーキが利かなかったら、普通に乗れないっての。
リアブレーキの方はたっぷり塗ってて、
ブレーキパッドの方まで染み込んでるよーに見える。

Mは、大人しく聞いてるなと思ったら、
責任取るから、と、タオルと石鹸水を持ってきて、オイルを拭き取ってた。

「知らないってこういうことだね」
「サビてる、と思って子供がやった」と言ってたが、
夏の旅の前に、Mに簡単に話したはずで…
「ここサビてるけど、ブレーキだからオイルは塗れないよ」と。
忘れてたんだろ、また。
ブレーキディスクは高温になるからサビ発生しやすいけど、と。

しばらく洗ってたが、ちょっと走って来てみて、
とMに言われたので、走ってみる。
後ろはやはり滑ってる様子。
前は2枚とも塗らなかったのが良かったのもあるだろうし、
ブレーキが全く効かないことはない。
60km/hぐらいで走ってみた分には。
タンデムで高速も走るというのを考えても、
注意すれば大丈夫かなという感じ。

予想外の展開に、遅れに遅れたが出発した。
「何とか12時前には出れたよ」とMは言ってたが。

やはりリアブレーキの効きが悪いっぽいけど、
多少削れてはいたし、もしダメなら車検時に交換だなぁ…と思いつつ。
うちから一番近いPAのスマートインターから高速へ。
ガーッと盛岡ICまで。
盛岡ICを降りてすぐ、ガソリン給油。
夏は250kmは走ったけど、今回はどうだろか。
ちょい寒くなったから。

そしていつもの「道の駅雫石あねっこ」に寄る。
平日だということを忘れてた。
去年までは三連休などを利用してたので、土曜に当たり、
果物野菜などの出店が駐車場んとこにあったんだけど、
今回はやってなかった。
ちょっとショック。
そこで、幻の果物「ポーポー」を買おうと思ってたから。

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毎年のお約束になりかけてた。
仕方ないから、帰ったら通販でもしようかな、と。

平日だからか、道の駅の活気も去年よりなく、
品数も少なめだった。
まあ、玉川温泉では夕食付きにしたから買ってかなくてもいいんだけど。
Mは玉川温泉の夕食を気に入ってる。

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外に出ると雨が降っていた。
天気予報を見ると、16〜18時の間、ここらは降ることになってる。
道の駅雫石に着いたのは14時頃。
2時間ぐらい早まったのだろうか。

Mはオニギリを作って持ってきて食べてたのに、
この「香茸おこわ」(=バクロウというらしい)を買ってた。
こーゆーのに目がないM。
夕食付きにしたのに。何回ご飯食べるのか。
私も引きずられて食べてしまうから。

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最近、旅で雨に当たることはなく、
ついに当たるかなと、覚悟して出発したが、晴れた。
どちらにしろ一時的な雨で、だが、夕方から2時間ぐらい降る感じだった雨、
2時間早まったのと、1時間ぐらいで雨が収まってくれたことで、
私らが休憩中に降ってくれて、ほとんど雨に当たることなく走れた、
ということは、なんてラッキーなんだろう、と思った。
ひと昔前は雨にばかり当たってたのに、
本当に最近の旅はうまく晴れてくれてラッキーなのだった。

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去年はここら辺まで来ると紅葉はしてたのに、
今年はあまり紅葉してない。
遅いのかな。
暑かったからな。
自宅にいても、10月始めまで半袖着てたりとか、
例年じゃあり得なかったし。

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田沢湖周辺も。

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あまり紅葉していなかったが、

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雨上がりで少し幻想的だった。

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田沢湖〜八幡平。

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はちみつ。
こういう所で買いたいといつも思うが。

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雨上がりの山霧がねぇ。

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ダム湖方面。

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綺麗な山。

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淡い紅葉だなと思った。

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淡く色づいてる。

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しかしここらは気持ちいい。

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八幡平に向かって少し高度が上がってく。

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工事してるようだ。

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工事中。

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あちらの河原でも遊んでみたい。

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やっと紅葉がはっきりしてきた。

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工事が多い。

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秋はいい。やはり。

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天然パワースポット八幡平。

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そろそろ焼山(玉川温泉と後生掛温泉を結ぶ登山道がある)
見えて来るかと思ったが雲で…

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また工事。

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玉川温泉近くになると、格段に紅葉が綺麗になる。

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八幡平は相当綺麗だ。

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今回も岩手側に出ないから、
八幡平頂上を通るアスピーテラインは通らないけど、
あそこはかなりな絶景ルート。
私は定番のルートをいいと思うことはあまりないんだけど。

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玉川温泉へあと少し。

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玉川温泉への分岐道。

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見えてくる噴煙。

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やはり今日は雲で「焼山」が見えない。

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焼山を挟んで後生掛温泉と玉川温泉があり、
後生掛側には紺屋地獄、オナメ・モトメという湯元、
大湯沼と泥火山があり、玉川方面は「北投石」なわけで、
山自体にもあちこち野湯も噴き出してるんで、相当なパワーだと思う。
そんな焼山の温泉に呼ばれ、一昨年前、
ガスマスクして頂上の火口の野湯に入ったんだし。
(そしてゴロゴロ落ちてたサルファーを持ち帰って来た)

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それにしても、いつもの良い景色だ。

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バイクは下まで行ける。

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噴煙に心躍る。

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着。

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受付をサッサと済ませ、
Mが「閉まるから」と入った玉川温泉売店。
湯治部あるゆえ、自炊用の野菜なども売ってて、
何気にここも楽しいのだ。
デカイ栗。

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どのぐらいのデカさか、写真だと分かりにくいが、
現物はかなりデカイ。初めて見たデカさ。

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今日は夕食付きだというのに。

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自炊部へ。

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部屋。

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そして岩盤浴へ。

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今回は15時には着いて、ゆっくり岩盤浴しようねと言ってたのだが…
まあ夕食まで2時間ぐらいは出来るでしょ。

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岩盤浴への道に入っただけで、
身体が軽くなったのは気のせいだろうか?

玉川温泉神社。

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実はここらが一番、放射線値が高いという。
おじいさんが1人、ガイガーカウンター?持って測りながら?
座ってた。
去年まで知らなかったのだが、
玉川温泉名物の小屋の立ってるとこの岩盤付近では、
放射能はあまり出てないとも言う。
だからそちらは北投石によるラジウム効果というより、
温熱効果の方なのだろうかと。
北投石によるラジウム岩盤浴は、旅館内部にもあるのだが、
なぜかそこで岩盤浴する気にはなれず、
(こもってる気がして)
後から神社の前でたむろしてみることにした。

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鳥居の外から挨拶だけ。
とりあえず岩盤浴へ。
Mは、混んでしまうから、と場所取りへ急いで行った。

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相変わらず凄まじい玉川毒水。

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玉川独特の硫黄臭が、今回ものすごく香ばしく感じたのはなぜか。

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もう「何ていい匂い!」って感じで。
この光景と匂いとエネルギー?で、身体が凄く軽い。ヤバイ。

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相変わらず迫力の大噴。

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ここも本当にヤバイとしか言えない。
この温泉に浸かれるかと思うと…
心が躍って仕方ない。

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私は基本的に自然大好き人間だと心から思う。

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宇宙人は地球に馴染めず帰りたい人が多いとか言うが、
目が節穴なんじゃないか。
地球ってこんなに美しいし、素晴らしいのに。

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ちなみにこの「大噴」の前で寒いのに寝てる人も多いが、
どうやらこの大噴からは「トロン」が出てるらしい。

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あの貴重なトロンですよ!
鳥取の「三朝温泉」のお宿で世界でも珍しいトロン泉風呂があったが、
とにかく貴重ならしいので、
ここで貴重なトロンを吸引しよう。

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岩盤浴小屋へ到着。

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実は何年か前に、冬の雪崩で死者も出てるらしいが、それはそれ。
(以来、冬はここ禁止になったかもしれない)
昔はここに露天風呂があったと思うが、今はナシ↓

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温熱岩盤浴で大地のパワーを実感出来る。

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夕食最低19時には来て下さいって言われたみたいだから、
2時間ばかし寝る。

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岩盤は凄く熱い。
悪いとこが熱くてたまらないという。
激熱の温泉に入ったときもそうだが、悪い箇所ってのは血行が悪いらしく、
熱くて熱くて。

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岩盤浴では、お尻とふくらはぎ、かかとが熱くて耐えられない。
私はリンパや血流の流れが鈍く、下半身は特に詰まりやすいのだ。
Mはかかとだと言う。

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夕食見本。
これが「基本量」です。なのに…

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地酒。

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玉川温泉では、一応健康に配慮したメニューで、
オカズを小鉢に自分で取れるので、量を自分で調整出来るシステム。
しかし、そのシステムが仇となり、
私らはいつも「食べ過ぎ」てしまうという、自制心のなさ。

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メインは肉・魚・野菜料理から選べる。
もちろん野菜で、豆腐ステーキ。
添加物は使ってると思う。
ブロッコリーに明太子和えてたし、
漬物は確実に売ってる系の味だし。
それでも、普通の温泉旅館に比べたらなかなかで、
野菜も美味しいし、
M的には雰囲気共々、たまらないんだと言う。
ご飯茶碗の模様はわざわざ、量を測れるようになっていて、

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↑下の緑のラインが100gだったか。
いくら少なく盛ったからって他食べ過ぎじゃ…

玉川温泉の食堂には酒カウンターもあり、
館主の隠し酒なんかもあったけど、
「新政No.6」を頼んでみる。
(『あらまさ』と言ったら『しんまさ』だった)

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これがかなり美味かった。
濃くて私好み。
Mも美味しいともう半合頼み。
この旅の間、SxE解禁したけど、帰ってきたら、
『禁酒』のカードが出たので、また止めます。

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満月に近い。

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iPhoneカメラでの限界。

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しかし凄く綺麗な夜景だった。

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岩盤浴は21時までなので、食べてすぐまた岩盤へ。

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向かう道の月明かりが。

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噴煙に明るく反射して綺麗過ぎて。

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熱気。

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45分ぐらいしか寝てられないけど。
21時過ぎに見回り来るから。
それにしても誰も寝てなかった。
去年はずっと混んでたのに。
やはり平日だからかな。

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帰りに、一番数値の高いと言われる神社付近で少し佇む。
明日の朝、ここで寝てみようと。

さてお風呂へ。
大噴からドバドバ湧き出してる源泉。

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ここもサウナからまんじゅう蒸し、寝湯、

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浸頭湯など色々あって楽しいのだ。
後生掛温泉と似た作りになってる。

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強酸性泉ゆえ、50%と100%源泉風呂があり。

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Mは去年まで、100%には痛くて入れなかったという。
糸版で包丁が溶けると言われる酸性泉。

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一昨年、湿疹が酷かったらしく、去年まで引きずってたとか。
今年は全然痛くない、そうだ。

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50%に薄めた源泉を、
さらに何倍かに希釈して飲む飲泉場所も風呂場にはある。

食べ過ぎが効いた。
http://onelastwish.blog.fc2.com/blog-entry-1270.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/308.html#c15

[近代史02] 命を賭して悪の帝国と闘ったサダム・フセイン (小沢先生もこれ位カッコ良ければなあ) 中川隆
39. 中川隆[5194] koaQ7Jey 2016年11月30日 05:35:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5628]

2016.11.30
シリア侵略計画が失敗に終わりそうで、戦争犯罪的な行為はサウジに責任が押しつけられる可能性


 シリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すという計画は風前の灯火だと言えるだろう。シリア侵略勢力に属していた国々のうちイスラエルやトルコはすでにロシアへ接近、アメリカではロシアと手を組むべきだと主張するドナルド・トランプが次期大統領に選ばれている。バラク・オバマ米大統領やヒラリー・クリントンの周辺、あるいはサウジアラビアやカタールなどは窮地に陥った。中でもペルシャ湾岸の産油国は難しい局面に立たされたと言えるだろう。トランプの言動を考えると、サウジアラビアは2001年9月11日に実行された攻撃の責任が問われることも考えられる。

 シリア侵攻の背後にはアメリカ、イギリス、フランス、サウジアラビア、カタール、トルコ、イスラエルなどの国々が存在、アル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)が手先として戦ってきた。こうした武装勢力の主力はサラフ主義者(ワッハーブ派)やムスリム同胞団だ。

 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官によると、ネオコンのポール・ウォルフォウィッツがイラク、シリア、イランを殲滅すると口にしたのは1991年のこと。この年の1月16日にアメリカが主導する連合軍はイラクへ軍事侵攻、2月末に停戦するが、国防次官だったウォルフォウィッツはそれが気に入らなかった。

 ウォルフォウィッツたちネオコン/シオニストは1980年代からサダム・フセインを排除したがっていたのだが、ジョージ・H・W・ブッシュ政権はフセインを排除せずに戦闘を終結させてしまい、ネオコンを激怒させたのである。そしてウォルフォウィッツの発言につながった。

 1991年はソ連が消滅した年でもある。7月にイギリスのロンドンで開かれたG7の首脳会談で西側の首脳はソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領に対して新自由主義経済、いわゆる「ピノチェト・オプション」の実施を要求、それに難色を示したゴルバチョフは排除されることになる。

 言うまでもなく、ピノチェトとは1973年9月11日にチリで民主的政権をクーデターで倒したオーグスト・ピノチェトを指している。その軍事クーデターを操っていたのはヘンリー・キッシンジャーだ。

 クーデター後、ピノチェトはシカゴ大学のミルトン・フリードマン教授の「マネタリズム」に基づく政策を導入、大企業/富裕層を優遇する政策を実施した。その政策を実際に実行したのがシカゴ大学のフリードマン教授やアーノルド・ハーバーガー教授といった経済学者の弟子たち、いわゆる「シカゴ・ボーイズ」である。

 具体的な政策としては、賃金は引き下げ、労働者を保護する法律を廃止、労働組合を禁止、つまり労働環境を劣悪化、1979年には健康管理から年金、教育まで、全てを私有化しようと試みている。国有企業の私有化とは国民の資産を略奪することにほかならず、安倍晋三政権が執着しているTPP(環太平洋連携協定)と基本的に同じ。実際、安倍政権はその方向へ向かっている。

 西側支配層はゴルバチョフに替わる選択肢を持っていた。ボリス・エリツィンだ。1991年7月に彼はロシアの大統領に就任する。

 その一方、ゴルバチョフの政策をソ連解体の策謀と考えるグループは「国家非常事態委員会」を組織、8月に権力の奪還を狙うものの、失敗する。その目論見を利用して主導権をを奪うことに成功したのがエリツィン。1991年12月8日に彼はベラルーシにあるベロベーシの森で秘密会議を開き、国民に諮ることなくソ連からの離脱を決めた。いわゆる「ベロベーシ合意」だ。12月21日にはCIS(独立国家共同体)が発足、ソ連は消滅するのだが、この過程に国民の意思は反映されていない。

 会議に出席したのはロシアからエリツィン大統領とゲンナジー・ブルブリス国務大臣、ウクライナからレオニード・クラフチュク大統領とビトルド・フォキン首相、ベラルーシのソビエト最高会議で議長を務めていたスタニスラフ・シュシケビッチとバツァスラフ・ケビッチ首相。会議を主導したのはロシアのブルブリスだと言われている。

 ソ連の消滅によってアメリカの支配層はアメリカが唯一の超大国になり、その超大国を支配している自分たちが世界を支配するというストーリーを考える。そこで1992年2月に国防総省のDPGとして世界制覇プロジェクトを作成する。いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンで、旧ソ連圏だけでなく、西ヨーロッパ、東アジアなどの潜在的なライバルを潰し、膨大な資源を抱える西南アジアを支配しようと計画している。

 こうした計画はビル・クリントン政権で塩漬けになるが、本ブログで何度も書いているように、ヒラリー・クリントンが政権の内部に引き込んだマデリーン・オルブライトやビクトリア・ヌランドが軌道修正、つまり戦争へと導いていく。オルブライトはズビグネフ・ブレジンスキーの教え子であり、ヌランドはネオコンだ。

 ビル・クリントン政権が侵略戦争へ進み始めるのはオルブライトが国連大使から国務長官に異動した1997年1月が大きな節目だった。なお、ヌランドは国務副長官の首席補佐官を務めていた。

 2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンにある国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されると、ホワイトハウスでネオコンなど好戦派が主導権を握る。攻撃の10日後、ドナルド・ラムズフェルド国防長官の周辺では攻撃予定国リストが作成され、そこにはイラク、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、そしてイランが載っていたとクラーク元欧州連合軍は語っている。

 調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュが2007年3月5日付けのニューヨーカー誌に書いたレポートによると、アメリカ/NATO、ペルシャ湾岸産油国(サウジアラビアやカタール)、イスラエルは遅くとも2007年にシリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラをターゲットにした秘密工作を始めていた。その手先はサラフ主義者(ワッハーブ派)やムスリム同胞団だ。

 アル・カイダ系武装集団やダーイッシュが「独裁者に虐げられた人民」でないことはアメリカ支配層に属す人びとも認めている。例えば、2014年9月に空軍のトーマス・マッキナニー中将はアメリカがダーイッシュを作る手助けしたとテレビで発言、マーティン・デンプシー統合参謀本部議長(当時)はアラブの主要同盟国がダーイッシュに資金を提供していると議会で発言、同年10月にはジョー・バイデン米副大統領がハーバーバード大学で中東におけるアメリカの主要な同盟国がダーイッシュの背後にいると語り、2015年にはクラーク元欧州連合軍最高司令官もアメリカの友好国と同盟国がダーイッシュを作り上げたと述べている。

 そして2015年8月、マイケル・フリン元DIA局長はアル・ジャジーラの番組へ出演した際、ダーイッシュが勢力を拡大できたのはバラク・オバマ政権の政策があったからだと指摘している。言うまでもなく、フリンはドナルド・トランプ大統領の安全保障担当補佐官に内定している。オバマ大統領、そしてオバマ政権で国務長官を務めたヒラリー・クリントンにとって嫌な人事だろう。

 そうした中、サウジアラビアの責任を問う話が流された。例えば、今年1月には侵略戦争の旗振り役を演じてきたニューヨーク・タイムズ紙もサウジアラビアがシリアの反政府軍の資金源だとする記事を掲載した。9/11にサウジアラビアが関与しているという話も流れている。

 アメリカの支配層がイスラエルの責任を問うとは考え難く、サウジアラビアは全ての責任を押しつけられる可能性もある。が、そうなると世界有数の油田国が不安定化してしまう。目先の個人的な利益を優先、アメリカの好戦派に従ってきた日本の支配層は日本を東アジアで孤立させ、破滅の瀬戸際に立たせた。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611300000/

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/298.html#c39

[近代史02] プーチン大統領は神の申し子_____小沢一郎先生はこういう人になって欲しかった 中川隆
25. 中川隆[5195] koaQ7Jey 2016年11月30日 06:17:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5629]

1991年はソ連が消滅した年でもある。7月にイギリスのロンドンで開かれたG7の首脳会談で西側の首脳はソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領に対して新自由主義経済、いわゆる「ピノチェト・オプション」の実施を要求、それに難色を示したゴルバチョフは排除されることになる。

 言うまでもなく、ピノチェトとは1973年9月11日にチリで民主的政権をクーデターで倒したオーグスト・ピノチェトを指している。その軍事クーデターを操っていたのはヘンリー・キッシンジャーだ。

 クーデター後、ピノチェトはシカゴ大学のミルトン・フリードマン教授の「マネタリズム」に基づく政策を導入、大企業/富裕層を優遇する政策を実施した。その政策を実際に実行したのがシカゴ大学のフリードマン教授やアーノルド・ハーバーガー教授といった経済学者の弟子たち、いわゆる「シカゴ・ボーイズ」である。

 具体的な政策としては、賃金は引き下げ、労働者を保護する法律を廃止、労働組合を禁止、つまり労働環境を劣悪化、1979年には健康管理から年金、教育まで、全てを私有化しようと試みている。国有企業の私有化とは国民の資産を略奪することにほかならず、安倍晋三政権が執着しているTPP(環太平洋連携協定)と基本的に同じ。実際、安倍政権はその方向へ向かっている。

 西側支配層はゴルバチョフに替わる選択肢を持っていた。ボリス・エリツィンだ。1991年7月に彼はロシアの大統領に就任する。

 その一方、ゴルバチョフの政策をソ連解体の策謀と考えるグループは「国家非常事態委員会」を組織、8月に権力の奪還を狙うものの、失敗する。その目論見を利用して主導権をを奪うことに成功したのがエリツィン。1991年12月8日に彼はベラルーシにあるベロベーシの森で秘密会議を開き、国民に諮ることなくソ連からの離脱を決めた。いわゆる「ベロベーシ合意」だ。12月21日にはCIS(独立国家共同体)が発足、ソ連は消滅するのだが、この過程に国民の意思は反映されていない。

 会議に出席したのはロシアからエリツィン大統領とゲンナジー・ブルブリス国務大臣、ウクライナからレオニード・クラフチュク大統領とビトルド・フォキン首相、ベラルーシのソビエト最高会議で議長を務めていたスタニスラフ・シュシケビッチとバツァスラフ・ケビッチ首相。会議を主導したのはロシアのブルブリスだと言われている。

 ソ連の消滅によってアメリカの支配層はアメリカが唯一の超大国になり、その超大国を支配している自分たちが世界を支配するというストーリーを考える。そこで1992年2月に国防総省のDPGとして世界制覇プロジェクトを作成する。いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンで、旧ソ連圏だけでなく、西ヨーロッパ、東アジアなどの潜在的なライバルを潰し、膨大な資源を抱える西南アジアを支配しようと計画している。

 こうした計画はビル・クリントン政権で塩漬けになるが、本ブログで何度も書いているように、ヒラリー・クリントンが政権の内部に引き込んだマデリーン・オルブライトやビクトリア・ヌランドが軌道修正、つまり戦争へと導いていく。オルブライトはズビグネフ・ブレジンスキーの教え子であり、ヌランドはネオコンだ。

 ビル・クリントン政権が侵略戦争へ進み始めるのはオルブライトが国連大使から国務長官に異動した1997年1月が大きな節目だった。なお、ヌランドは国務副長官の首席補佐官を務めていた。

 2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンにある国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されると、ホワイトハウスでネオコンなど好戦派が主導権を握る。攻撃の10日後、ドナルド・ラムズフェルド国防長官の周辺では攻撃予定国リストが作成され、そこにはイラク、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、そしてイランが載っていたとクラーク元欧州連合軍は語っている。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611300000/

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html#c25

[政治・選挙・NHK216] 太郎や小沢、志位の苦労がよく分かる!!  赤かぶ
3. 中川隆[5196] koaQ7Jey 2016年11月30日 06:24:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5630]
日本共産党以外にまともな保守政党は一つもないのに、日本の貧困層はみんな左翼が嫌いだからこういう結果になってるんだよ

山崎行太郎みたいなアホ右翼が必死で反共活動やってるからね
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/727.html#c3

[リバイバル3] 「住宅は資産」という幻想で誰があなたをカモにするのか? 中川隆
48. 中川隆[5197] koaQ7Jey 2016年11月30日 09:30:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5631]

「住宅過剰社会」の末路 〜不動産業界の不都合な真実を明かす 15年後には空き家2100万戸!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50276
2016.11.30 野澤 千絵 東洋大学理工学部建築学科教授 現代ビジネス


最近、なんだか自分の「まち」が住みにくくなったと感じることはないだろうか? その原因は、人口が減少し、空き家が増加するなかでなお過剰につくられる住宅そのものにあるのかもしれない――。

そんな不動産業界の「不都合な真実」を明かした一冊

『老いる家 崩れる街』
https://www.amazon.co.jp/%E8%80%81%E3%81%84%E3%82%8B%E5%AE%B6-%E5%B4%A9%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%A1%97-%E4%BD%8F%E5%AE%85%E9%81%8E%E5%89%B0%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E6%9C%AB%E8%B7%AF-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%87%8E%E6%BE%A4/dp/406288397X


が話題を呼んでいる。発売1週間を待たずしてたちまち重版が決まった本作の著者・野澤千絵氏が、タワーマンション・戸建て住宅が、無計画かつ無秩序に建ち続ける日本社会の末路を憂う。


■東京五輪に沸く湾岸エリアの「リスク」

「湾岸エリアはタワーマンションを建て過ぎですよ……。これからさらに建てられたら、自分たちの住宅の資産価値が低下してしまう」

「自治体は、今建っているマンションの資産価値を守ろうという意識はないのか……」

これは、東京湾岸エリアのタワーマンション所有者から、実際に聞かれた嘆きである。

湾岸エリアは、右を見ても左を見てもタワーマンションというまちへと急激に変貌している。2020年東京オリンピックの選手村や競技会場の整備計画に豊洲新市場への移転問題なども重なって、注目度は一気に上がっている。

中央区・江東区の湾岸エリアの人口は、2014年末で約8.6万人だが、東京オリンピック後には約14.7万人、将来的には約19.0万人になると予測されており、いわば、東京23区が24区になるといっても過言ではないような人口増加が見込まれている(既に検討されている開発事業等をもとに算出した東京都のデータ(注1)による)。

湾岸エリアは、タワーマンションが林立し、人口が過密化している割には、生活インフラが貧弱な側面があり、何をするにも人であふれかえる過密な住環境だ。

個人的には、住宅単体としては現時点で住みやすいかもしれないが、次世代も安心して暮らせる魅力的な「まち」として引き継げるのか? 将来もそれなりの資産価値を維持できるのか? と、疑問に感じるエリアもある。

特に、分譲のタワーマンションについては、火災・災害時のリスク、多様な所得階層・多国籍の所有者同士の合意形成、高額な維持管理費、大規模修繕や将来の老朽化対応など、一般的な分譲マンションに比べて様々なリスクを抱えた不安定な仕組みで成り立っていることから、将来、「不良ストック化」するリスクがあると、様々な専門家から警鐘が鳴らされているのだ。

こうした問題は、住宅・建設業界も国も十分に認識しているはずである。しかし、見て見ぬふりを決め込んでいるのか、所有者に多大なリスクを負わせ、根本的な解決方策を講じることなく、今もタワーマンションはつくり続けられている。


■タワーマンション林立のカラクリ

さて、都市計画や建築の規制によれば、高さが200m近いタワーマンションが建てられない区域ではあるにもかかわらず、湾岸エリアではなぜそれが可能になっているのだろうか。

それは、国や自治体が、(経済対策という意味合いもあるが)「都心居住の推進」や「市街地の再開発」のためということで、特定の区域だけ容積率等の都市計画や建築の規制を大幅に緩和している場合が多いからである。

自治体の中には、タワーマンションの建設を伴う市街地再開発事業に対して、容積率等の大幅な規制緩和に加えて、1地区で数十億円もの補助金を出している場合もある。そして、これら補助金の半分は、私たち国民の税金から出されているのだから、看過しがたい。

この背景には、かつてオフィス開発ブームや地価高騰で都心部の夜間人口が極端に減少するという都市問題が深刻化し、「都心居住の推進」が自治体の悲願だったことがある。

特に、湾岸エリアは、倉庫や工場跡地、埋立地などの低・未利用地が多く、地権者の多くが企業等で、既成市街地に比べて比較的、再開発に取り組みやすいという側面もある。

しかし、問題なのは、「都心居住の推進」として必要な住戸タイプや住戸数の将来目標量を設定したうえで、その目標量をエリアごとに割り当て、都市計画規制の緩和を行っているというわけではないことにある。

つまり、個々のプロジェクトごとに、国や自治体が容積率等の規制緩和を行うだけで、都市計画や住宅政策として、全体として積み上がっていく住宅総量をコントロールする仕組みがないまま、タワーマンションがつくり続けられているのだ。


■物件価格の下落は連鎖する

「湾岸エリア全体では更なる大量供給が控えていることから、今後は価格調整局面を迎えることが予想される」「新築、中古マンションの取引共に陰りが見え始めている」

これは、国土交通省『高度利用地地価動向報告』(注2)(平成28年4月1日〜7月1日の動向)の地価動向・将来地価動向に関する鑑定評価員のコメントである。

一般に、新築マンションは、値崩れしないように、デベロッパーが各時期で供給戸数を調整できるが、中古マンションは、各所有者の事情や意向などで市場に出るため、供給戸数は調整できない。

中古マンションは、基本的に需要と供給のバランスで成り立っており、同じエリア内に同じような物件が市場にあふれる場合、立地にもよるが、実勢価格は下落する危険性がある。

こうした物件価格の下落が起きると、長期的には、これまでそのエリアの物件には価格面で手が出なかった購入者が増えることで、他のエリアにも物件価格の下落が連鎖する可能性がある。つまり、住宅の資産価値の低下がそのまちだけにとどまらず、他のまちへも飛び火していくというリスクもある。

確かに、都心に近い湾岸エリアで、民間活力を導入して、多くの人が職住近接の暮らしができる住宅の開発を行うことは、都心居住の重要な柱の一つであり、バブル崩壊やリーマン・ショックからの経済対策として取り組まざるを得ない面もあったと考えられる。

自治体も、開発プロジェクトが随時、随所に多発して、たとえ小学校の教室が足りなくなることが明白でも、事前に公表している基準やガイドラインに適合していないと判断できる場合以外は、容積率等の規制緩和を許容せざるを得なかったと考えられる。

しかし、そんな様々な事情はあるとはいえ、2025年頃には東京都でも世帯数の減少に転じると予測されている(注3)中にあって、住宅総量を無計画に増大させる規制緩和を止めるきっかけも明確なゴールもない。

「やめられない・止まらない」という状況から転換することを、本格的に検討すべき時期に突入しているのではないだろうか。


 農地エリアで続く賃貸アパート建設(著者撮影


■農地の合間に戸建て住宅が

「優良な農地がまとまった農地エリアにまで、虫食い状に宅地開発を許してしまっている。行政として、本当にこれで良いのか?」

一方でこれは、大都市郊外で宅地開発を手掛ける開発業者から行政に寄せられた実際の声である。

通常、可能な限り開発を規制してほしくないという立場の開発業者ですら、優良な農村地帯にまで宅地化が無秩序に進んでしまった事態を心配するほど、農地エリアでの戸建て住宅ラッシュが起きた。

大都市郊外や地方都市では、市街地や農村集落から少し離れたエリアで、戸建て住宅が農地の合間に入り組みながら開発されている光景を目にすることが多い。

郊外の農地エリアでの新築住宅を購入するのは若い世帯が多いため、車があれば生活に困らず、ネット通販も利用できるので、立地よりも物件価格の安さを重視して、戸建て住宅を購入するケースが多いのも事実である。

ところで、都市計画法では、無秩序な市街化を防止し優れた自然環境等を守るために、郊外に広がる農地が多いエリアでは開発規制が定められている。にもかかわらず、なぜ、農地エリアで宅地開発が可能になっているのだろうか?

実は、そのカラクリにも都市計画の規制緩和が関係している。

2000年の都市計画法改正で、開発許可権限のある自治体が、開発許可基準に関する規制緩和の条例(都市計画法第34条11号等)を定めれば、市街化調整区域でも宅地開発が可能とされたのである。

こうした開発許可の規制緩和は、開発許可権限を持つ自治体全体の約3割で行われているが、自治体はとにかく人口を増やしたいがために、農地関係等の他の法令が許せば、「ほぼどこでも開発可能」という過度な規制緩和を行っている場合も多い。

その結果、本来、郊外の農地エリアで、活発にかつ虫食い状に宅地開発が行われ、営農環境へ悪影響を及ぼしている。

加えて、小学校の増築といった公共投資が後から必要になっただけでなく、これまで公共投資で整備をしてきた既成市街地よりも農地エリアの方に宅地開発の意欲がシフトしてしまい、既成市街地の空洞化を加速させたケースも見られるのだ。

そして残念なことに、ほとんどの大都市郊外や地方都市では、農地をつぶしながら、単に市内や狭い圏域で人口を奪い合っているだけで、新規の転入者が増加するようなプラス効果は限定的にとどまっているのである。まさに「焼畑的都市計画」が続いていると言える。


■まちはどんどん住みにくくなる

今後、既成市街地や農村集落は、空き家化・空き地化・放置化された土地がまだら状に点在しながら、まちはスカスカしていき、人口密度はますます低下していくことになる。これに加えて、農地エリアでの過度な規制緩和によって、人口は減少するにもかかわらず、住宅と居住地の総量を増大させている。 

全体的に人口密度が低下していくと、将来的に行政サービスの効率の悪化や行政コストの増加を招くだけでなく、私たちの暮らしやすさにも影響しかねない。

行政のサービスである救急医療、警察の緊急対応、水道の提供、道路の維持管理・清掃、ゴミ回収、はたまた、民間サービスである宅配、訪問介護、在宅医療などの生活の提供が、これまで同様とはいかなくなる危険性があるのだ。

更に人口の低密化が進行すると、これまであった大型ショッピングセンターやチェーン店、ガソリンスタンドなどは採算が合わずに統廃合や撤退が増え、公共施設・教育・医療・福祉系施設などの施設も財政難で再編・統廃合され、今までより遠いところにいかなければ暮らしが成り立たなくなる危険性がある。

鉄道やバスについても、路線を縮小・廃止せざるを得なくなると、高校生以下の子供たちの通学に支障をきたし、自動車に乗れなくなった高齢者は一気に暮らしにくくなる。

では、こうなる前に家やまちを住み替えたらよいのでは? と考えるかもしれない。

だが、将来、売却しようとしても買い手が見つからない可能性は当然のように高まり、住み替え自体が難しい時代に突入する。

既に、大都市の超郊外や地方都市の一部では、人口密度の低下によって、様々な問題がじわりじわりと押し寄せ始めている。将来、低密にかつ野放図に拡大したまちは、住宅単体としての話はさておき、周辺のまちを含めた住環境として見た場合に、今と同じように暮らしやすいまま存続できるのだろうか?


■3戸に1戸が空き家に!

住宅のストック数(約6063万戸)は、世帯数(約5245万世帯)に対して16%も多く(注4)、数の上では、住宅の量はすでに十分足りている状況にある。

しかし、新築住宅の着工戸数は、高度経済成長期に比べて減少しているものの、2013年には99万戸の新築住宅が供給されており、人口千人あたりの新築住宅着工戸数(注5)は、ここ20年間、日本はイギリス・アメリカ・フランスの中で常にトップレベルである。

一方、空き家総数(2013年度住宅・土地統計調査)は約820万戸にものぼっており、この20年で1.8倍と、右肩上がりに増加し続けている。

野村総合研究所(注6)によると、空き家になった住宅の除却や住宅用途以外への有効活用がこのまま進まなければ、2013年に約820万戸の空き家が、その10年後(2023年)には約1400万戸、空き家率は21.0%に、20年後(2033年)には約2150万戸、空き家率は30.2%になると予測されており、3戸に1戸が空き家という将来が待っている。


 使い捨てされる空き家(著者撮影)


■不動産が「負動産」になる

住宅政策として重要な指標となる世帯数も、全国では2019年をピークに減少に転じ、都道府県別に見ると、東京都・神奈川県・愛知県などの大都市でも、2025年頃には世帯数が減少に転じると予測(注3)されている。

こうした現状と将来予測から私たちが学ぶべきことは、購入当時、夢のマイホームだった住宅でも、(立地にもよるが)ローンを支払い終わった時点には、もはや財産ではなくなるリスクがあることだ。

例えば、都心から50km圏内のニュータウン(埼玉県)の中には、まだ新築して13年しかたっていない中古住宅(土地55坪・建物33坪)ですら、実勢価格が500万を切る物件も出ている。

つまり、将来、分譲マンションも戸建て住宅も、立地や建物の維持管理状況によっては、売りたくても買い手がつかない、貸したくても借り手が見つからない、固定資産税や管理費・修繕積立金を支払うだけの「負債=負動産」(注7)になりかねない事態が訪れるということである。

特に、購入した世代はさておき、購入した世代の寿命が尽きた後、こうした負動産を相続せざるを得ない次世代や親族が多大な迷惑を被ってしまう。

貸したり売ったりできなければ、そこに待ち受けるのは、最終的に空き家の維持管理費や解体費用を負担する人を決める「ババ抜き」が始まるという悲しい現実である。

埼玉県内のある不動産屋に話を聞くと、以前に売却の仲介をしたことがある賃貸アパート(ババ?)が、他の買主を経て、またしても、新たに所有者になってくれる売却先を探してほしいという依頼が回ってきたことがあるそうだ。まさに供給過剰による不動産の「ババ抜き」が始まっていると言える。

要するに、住宅の資産としての有用性が根本から揺らぎ始めているという事実を直視すべき時代に突入しているのだ。


■住宅の資産価値を守るために

筆者は、都市計画の研究者として、こうした住宅過剰社会というリスクについて、ひとりでも多くの方と共有できればと思い、住宅の「量」、住宅や住環境の「質(老い)」、住宅の「立地」という三つの次元から、住宅過剰社会が抱える深刻な実態や課題を明らかにし、具体的な解決方策も提案した。それがこのたび上梓した『老いる家 崩れる家』だ。


              


本書では、住宅過剰社会とは、「世帯数を大幅に超えた住宅がすでにあり、空き家が右肩上がりに増えているにもかかわらず、将来世代への深刻な影響を見過ごし、居住地を焼畑的に広げながら、住宅を大量につくり続ける社会」と定義している。

このまま住宅過剰社会を助長すれば、日本は、将来、個々の住宅の資産価値の低下といった問題をはるかに超え、その住宅やまちでの暮らしが成り立たなくなるというリスクを抱えている。

ただし、ここで最後に強調しておきたいが、住宅過剰社会だからといって、新築住宅をつくること、購入すること自体が悪いわけではない。新築住宅は、たとえ人口減少社会でも、空き家増加社会でも、住宅を新たに購入したい人、住み替えたい人、古くなった住宅を建て替えたい人などのために、これからも必要不可欠である。

ひとえに問題なのは、都市計画も住宅政策も、むやみに居住地の拡大を続けるだけで、長期的な視点から、住宅を新規に建てる「立地」や「量」をきちんと誘導できていない現状である。

今、私たちがつくろうとしている住宅や様々な施設は、技術的な進歩もあり、今後100年近くは、この世に存在し続けることになる。約100年後(2110年)の総人口は、現状が継続することを前提とした場合、5000万人弱まで減少し、人口が減少に転じた2010年の4割弱になると推計(注8)されている。

私たちは、現時点で投票権を持たない次世代の様々な負担を決定づけていることを意識し、自分たちの住宅の資産価値を守るために、「もう一歩先の将来リスク」を見据えながら、住宅過剰社会を助長しかねない住宅政策や都市計画の動向にも、もっと目を向けるべきなのである。

(注1)東京都都市整備局「都心と臨海副都心とを結ぶBRTに関する基本計画」(2015年4月)
(注2)国土交通省土地・建設産業局地価調査課「主要都市の高度利用地地価動向報告〜地価LOOKレポート」、第35回平成28年第2四半期(平成28年4月1日〜平成28年7月1日)の動向
(注3)国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計) 2010年〜2035年」、2013(平成25)年1月推計,及び「日本の世帯数の将来推計(都道府県推計)、2014(平成26)年4月推計
(注4)国土交通省社会資本整備審議会第36回住宅宅地部会資料(2015年4月21日)
(注5)住宅経済研究会編著「2015年度版住宅経済データ集」
(注6)野村総合研究所NewsRelease,2015年6月22日
(注7)吉田太一『あなたの不動産が「負動産」になる』、ポプラ新書、2015年8月
(注8)国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(2012年1月推計)
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/283.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c48

[リバイバル3] 高層マンションには住んではいけない 中川隆
8. 中川隆[5198] koaQ7Jey 2016年11月30日 09:32:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5632]

最近、なんだか自分の「まち」が住みにくくなったと感じることはないだろうか? 
その原因は、人口が減少し、空き家が増加するなかでなお過剰につくられる住宅そのものにあるのかもしれない――。


そんな不動産業界の「不都合な真実」を明かした一冊

『老いる家 崩れる街』
https://www.amazon.co.jp/%E8%80%81%E3%81%84%E3%82%8B%E5%AE%B6-%E5%B4%A9%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%A1%97-%E4%BD%8F%E5%AE%85%E9%81%8E%E5%89%B0%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E6%9C%AB%E8%B7%AF-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%87%8E%E6%BE%A4/dp/406288397X


が話題を呼んでいる。発売1週間を待たずしてたちまち重版が決まった本作の著者・野澤千絵氏が、タワーマンション・戸建て住宅が、無計画かつ無秩序に建ち続ける日本社会の末路を憂う。


■東京五輪に沸く湾岸エリアの「リスク」

「湾岸エリアはタワーマンションを建て過ぎですよ……。これからさらに建てられたら、自分たちの住宅の資産価値が低下してしまう」

「自治体は、今建っているマンションの資産価値を守ろうという意識はないのか……」

これは、東京湾岸エリアのタワーマンション所有者から、実際に聞かれた嘆きである。

湾岸エリアは、右を見ても左を見てもタワーマンションというまちへと急激に変貌している。2020年東京オリンピックの選手村や競技会場の整備計画に豊洲新市場への移転問題なども重なって、注目度は一気に上がっている。

中央区・江東区の湾岸エリアの人口は、2014年末で約8.6万人だが、東京オリンピック後には約14.7万人、将来的には約19.0万人になると予測されており、いわば、東京23区が24区になるといっても過言ではないような人口増加が見込まれている(既に検討されている開発事業等をもとに算出した東京都のデータ(注1)による)。

湾岸エリアは、タワーマンションが林立し、人口が過密化している割には、生活インフラが貧弱な側面があり、何をするにも人であふれかえる過密な住環境だ。

個人的には、住宅単体としては現時点で住みやすいかもしれないが、次世代も安心して暮らせる魅力的な「まち」として引き継げるのか? 将来もそれなりの資産価値を維持できるのか? と、疑問に感じるエリアもある。

特に、分譲のタワーマンションについては、火災・災害時のリスク、多様な所得階層・多国籍の所有者同士の合意形成、高額な維持管理費、大規模修繕や将来の老朽化対応など、一般的な分譲マンションに比べて様々なリスクを抱えた不安定な仕組みで成り立っていることから、将来、「不良ストック化」するリスクがあると、様々な専門家から警鐘が鳴らされているのだ。

こうした問題は、住宅・建設業界も国も十分に認識しているはずである。しかし、見て見ぬふりを決め込んでいるのか、所有者に多大なリスクを負わせ、根本的な解決方策を講じることなく、今もタワーマンションはつくり続けられている。


■タワーマンション林立のカラクリ

さて、都市計画や建築の規制によれば、高さが200m近いタワーマンションが建てられない区域ではあるにもかかわらず、湾岸エリアではなぜそれが可能になっているのだろうか。

それは、国や自治体が、(経済対策という意味合いもあるが)「都心居住の推進」や「市街地の再開発」のためということで、特定の区域だけ容積率等の都市計画や建築の規制を大幅に緩和している場合が多いからである。

自治体の中には、タワーマンションの建設を伴う市街地再開発事業に対して、容積率等の大幅な規制緩和に加えて、1地区で数十億円もの補助金を出している場合もある。そして、これら補助金の半分は、私たち国民の税金から出されているのだから、看過しがたい。

この背景には、かつてオフィス開発ブームや地価高騰で都心部の夜間人口が極端に減少するという都市問題が深刻化し、「都心居住の推進」が自治体の悲願だったことがある。

特に、湾岸エリアは、倉庫や工場跡地、埋立地などの低・未利用地が多く、地権者の多くが企業等で、既成市街地に比べて比較的、再開発に取り組みやすいという側面もある。

しかし、問題なのは、「都心居住の推進」として必要な住戸タイプや住戸数の将来目標量を設定したうえで、その目標量をエリアごとに割り当て、都市計画規制の緩和を行っているというわけではないことにある。

つまり、個々のプロジェクトごとに、国や自治体が容積率等の規制緩和を行うだけで、都市計画や住宅政策として、全体として積み上がっていく住宅総量をコントロールする仕組みがないまま、タワーマンションがつくり続けられているのだ。


■物件価格の下落は連鎖する

「湾岸エリア全体では更なる大量供給が控えていることから、今後は価格調整局面を迎えることが予想される」「新築、中古マンションの取引共に陰りが見え始めている」

これは、国土交通省『高度利用地地価動向報告』(注2)(平成28年4月1日〜7月1日の動向)の地価動向・将来地価動向に関する鑑定評価員のコメントである。

一般に、新築マンションは、値崩れしないように、デベロッパーが各時期で供給戸数を調整できるが、中古マンションは、各所有者の事情や意向などで市場に出るため、供給戸数は調整できない。

中古マンションは、基本的に需要と供給のバランスで成り立っており、同じエリア内に同じような物件が市場にあふれる場合、立地にもよるが、実勢価格は下落する危険性がある。

こうした物件価格の下落が起きると、長期的には、これまでそのエリアの物件には価格面で手が出なかった購入者が増えることで、他のエリアにも物件価格の下落が連鎖する可能性がある。つまり、住宅の資産価値の低下がそのまちだけにとどまらず、他のまちへも飛び火していくというリスクもある。

確かに、都心に近い湾岸エリアで、民間活力を導入して、多くの人が職住近接の暮らしができる住宅の開発を行うことは、都心居住の重要な柱の一つであり、バブル崩壊やリーマン・ショックからの経済対策として取り組まざるを得ない面もあったと考えられる。

自治体も、開発プロジェクトが随時、随所に多発して、たとえ小学校の教室が足りなくなることが明白でも、事前に公表している基準やガイドラインに適合していないと判断できる場合以外は、容積率等の規制緩和を許容せざるを得なかったと考えられる。

しかし、そんな様々な事情はあるとはいえ、2025年頃には東京都でも世帯数の減少に転じると予測されている(注3)中にあって、住宅総量を無計画に増大させる規制緩和を止めるきっかけも明確なゴールもない。

「やめられない・止まらない」という状況から転換することを、本格的に検討すべき時期に突入しているのではないだろうか。
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/283.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/654.html#c8

[政治・選挙・NHK216] 明仁氏は、自身の祖先を朝鮮人とした学者こそ重用した。 たかひら正明
4. 中川隆[5199] koaQ7Jey 2016年11月30日 10:01:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5633]
>>1
天皇一族の先生は福沢諭吉

福沢諭吉は人種差別、アジア蔑視の思想を天皇一族に教えた:


私(福沢諭吉)は、「暗に政府のお師匠様」であった

1897年8月22日「時事新報」(社主・福沢諭吉)から 


「王政維新の前後に日本国中の人が専ら老生の著訳書ばかり読んで文明の新知識を得たるは紛れもなき事実にして、或いは維新政府の新施設も拙著の書を根拠にして発表したるもの多く、暗に政府のお師匠様たりしことは、故老の忘れざるところなり」
(福沢諭吉全集第20巻)

昭和天皇は、皇太子(2009年3月現在の天皇)の教育に小泉信三をあてました(1946年4月〜1958年).

小泉信三は、福沢諭吉の「帝室論」を教材に、青年時代の現天皇の教育をおこないました(小泉信三「ジョオジ五世伝と帝室論」).


皇太子の家庭教師役を任命されたとき、小泉信三は慶応義塾の塾長(1933年〜1947年)でした. 彼の父親も、慶應義塾の第二代の塾長(1887年〜1890年)でした.慶応義塾は、諭吉が創設し、第1代塾長は諭吉でした.
彼は、「政府の影のお師匠様」(注)であり、天皇家の先生でもあったのです.


(注)「福沢諭吉全集」(第20巻414頁)


「立君の政治」は「人主が愚民を篭絡するの一欺術」

(天皇制は「支配者が、バカな国民をだますための一つの詐欺的な手法である」)

(1881年「帝室論」福沢諭吉全集第5巻271頁)


小泉信三は、「そう指摘されたら、どう答えるか」を若き現天皇に教えていたのです.(注)

現天皇は、皇太子に何を教えたのでしょうか?


(注)

「福沢諭吉の『帝室論』を読むために、殿下も私も、それぞれ福沢全集の一冊をこの一隅に持ち込んだこともある」
 
「部屋の大きさは二十畳ぐらい」

「両陛下がお出ましになったときにもここへお通りになる」

「壁に寄せて直立ピアノが置いてある」

「皇太子殿下は主にその二階にお住居になっている」

(小泉信三「ジョオジ五世と帝室論」)
http://hibari-yukichi.blogspot.com/2009/03/blog-post.html


福沢諭吉の実像は、日本の民主化への貢献というよりは、軍国主義を煽ったことの方にありました。


「時事小言」の社説で、


「印度・支那の御(ぎょ)し方を英人に見習うのみならず、その英人をも苦しめて、東洋の権柄を我が一手に握るべし」


とか


「滅亡こそ朝鮮人民の幸福」


などという非常識で勇ましい文章を書きなぐっていました。(このことは安川寿之輔氏の研究に詳しく書いてあります。)


この福沢の実態の見落としは、単なる軽率と済ませられるものではなく、丸山思想の根本的欠陥と見るべきと考えます。


福沢諭吉が日本の侵略主義を煽ったのは、自分の国は自分で守る気概を持った国民を作ること、つまり国民国家を作るためでした。こういう「国民」を作り出すためには、民族の一員としての平等感と国政への参加意識を持たせる必要がある、と考えました。

これが人民主権(民主主義)の思想の役割でした。

福沢にとって独立日本国を作ることが第一義で、民主化はそのための方便という二義的な意味しか持っていませんでした。


ところが丸山は「国民国家を作るための民主主義」という思想構造を理解できなかったために、福沢の民主主義の部分だけしか見えず、一方では福沢が重視した侵略思想の方を見落としたものです。


しかしながら福沢のこの思想は、福沢の性格のゆがみとか間違いというような個人的なものではなくて、明治期の時代の空気であったことに留意する必要があります。


この侵略思想は、自由民権運動の中にも顕著に現れていることは、板垣退助、大井憲太郎などの過激な侵略思想を見れば明らかです。福沢や民権派の運動の効果もあって、この思想が順次政府によって実行されて、挙句の果てに昭和の戦争を招いたものであり、長い眼で見れば、彼らは昭和軍国主義の先駆者ということが出来ます。


しかし福沢や民権派の人々が、この日本近代の侵略主義を作りだしたと言ってしまっては、彼らの力の過大評価になります。

彼等はこういう日本の近代化の時代の空気を代表して表現しているに過ぎません。
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-79b8.html

英国もフランスも、人の土地を奪っている! 
(対中侵略15年戦争の諭吉の布石)


「今は英国もフランスも、競争して人の土地を奪っている」

「今は競争世界で、英国なり、仏国なり、・・・

皆吾れ負けじと、人の隙に付け入らんとするの時節なれば、理非にも何も構ふことはない、

少しでも土地を奪へば、暖まりこそすれ・・・遠慮に及ばぬ、「さっさ」ととりて暖まるがよい」

(1881年「宗教の説」福沢諭吉全集第19巻711頁 「福沢諭吉のアジア認識」299頁)

「支那と戦に及ぶこともあらば、・・・真一文字に進て其喉笛に喰付くこと緊要・・・北京、是なり」

(1882年 「喉笛に喰付け」全集第8巻260頁)


「支那国果たして自立を得ずして諸外国人の手に落ちることならば、我日本人にして袖手傍観するの理なし. 我も亦奮起して共に中原に鹿を逐わんのみ」

(1882年 全集第5巻313頁)


「朝鮮は固より論ずるに足らず、我目ざす当の敵は支那なるが故に、先ず一隊の兵を派して朝鮮京城の支那兵を塵(みなごろし)にし、・・・. ・・・両国の戦争となることあらば、・・・日本の勝利必然なり」

(1884年 「戦争となれば必勝の算あり」(全集第10巻159〜)


「目につくものは分捕品の外なし.

何卒今度は北京中の金銀財宝を掻き浚えて、彼の官民の別なく、余さず漏らさず嵩張らぬものなればチャンチャンの着替えまでも引つ剥で持帰ることこそ願はしけれ. 

其中には有名なる古書画、骨董、珠玉、珍器等も多からんなれば、・・・ 一儲け ・・・. 


・・・其老将等が、生擒の仲間で幸にまだ存命にてあらんには、・・・

之を浅草公園に持出して木戸を張り、・・・之に阿片煙を一服させると忽ち元気を吹返しましてにこにこ笑ひ出します、・・・御慰み」

(1894年 「漫言」全集第14巻570頁)

この諭吉の教えにしたがって、日露戦争(1904〜1905)年の後、旧日本軍が「対中継続的侵略の決意」として、大連近郊より持ち帰った唐時代の文化遺産「鴻臚井(こうろせい)の碑」があります.


それは、1300年ほど前に作られた石碑で、その時代のその地方の唐の統治を示す歴史的な記念碑です(朝日新聞 2006年5月28日). おそらく、旧日本軍は、中国の統治を日本が奪うという意思の確認のために、略奪して日本に持ち帰ったものと考えられます.

この碑は、明治天皇に献上され、21世紀の現在でもひそかに他の略奪物と共に、宮中に保管されています.

日本政府あるいは天皇家は、これらの文化財を含む略奪品を中国へ返還する意思を表明していません. まさか、永久に返還する意思はないということではないとは思いますが.
http://hibari-yukichi.blogspot.com/2009/03/1881711299.html


福沢のアジア侵略思想の歩み


 1880年代前半に福沢が『時事小言』、「東洋の政略果たして如何せん」などにおいてすでにアジア侵略の強兵富国  政策を提起していたが、日清戦争が近づいた1894年に書いた論説「日本臣民の覚悟」では、


「我国四千万の者は同心協力してあらん限りの忠義を尽くし、・・・・事切迫に至れば財産を挙げて之を擲つは勿論、老若の別なく切死して人の種の尽きるまで戦ふの覚悟」


を呼びかけた。ここに至って、福沢のかつての一身独立論は国家への滅私奉公の前に完全に呑み込まれ、跡形なく消失したといえる。


 また、これに続けて福沢は、


「戦争に勝利を得て・・・・吾々同胞日本国人が世界に対して肩身を広くするの愉快さえあれば、内に如何なる不平等条理あるも之を論ずるに遑あらず」


と公言して憚らなかった。


 さらに、福沢は旅順の占領も終わり、日清戦争の勝利が見えてきた1895年1月に書いた論説(「朝鮮の改革・・・・」)において、


「主権云々は純然たる独立国に対する議論にして、朝鮮の如き場合には適用す可らず。・・・・今、日本の国力を以てすれば朝鮮を併呑するが如きは甚だ容易にして、・・・・・」


と記し、その後の韓国併合の可能性を予見するかのような主張をしていたことに安川さんは注目を喚起された。


 こうした福沢の言動は安川さんも指摘されたように、『坂の上の雲』において司馬が日本にによる朝鮮出兵を「多分に受け身であった」と記しているのがいかに史実に悖る虚言かを、同時代人の言説を通して物語るものといえる。 

また、NHKは『坂の上の雲』の第一部で毎回、冒頭に「まことに小さな国日本が」というフレーズを流したが、上の福沢の言説は当時の日本が少なくとも対朝鮮との関係では「小国」どころか、何時でも朝鮮を呑みこめる国力を持った強兵富国の大国であったことを意味している。

植民地として統治された相手国の認識を等閑に付して、武力で近隣国を占有した自国を「小さな国」などと呼号するのは、過去に自国が犯した罪に対していかに無邪気かを物語っている。



http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/729.html#c4

[政治・選挙・NHK216] 明仁氏は、自身の祖先を朝鮮人とした学者こそ重用した。 たかひら正明
5. 中川隆[5200] koaQ7Jey 2016年11月30日 10:12:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5634]
>>3
>DNAを調べれば 一発でわかるんだけどな〜〜〜


日本人にはユダヤ人の遺伝子は全く入って居ない事は周知の事実だよ
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/729.html#c5

[外国人参政権・外国人住民基本法01] トヨタの為に毒塗オレンジを食べさせられている日本人 _ 日本を農業の無い国にして良いのか? 中川隆
64. 中川隆[5201] koaQ7Jey 2016年11月30日 10:26:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5635]

続 亡国の全農解体を阻止せよ! 2016-11-30

『首相「全農刷新を断行」 政府、農業改革方針を決定

 政府は29日午前、農林水産業・地域の活力創造本部を首相官邸で開き、全国農業協同組合連合会(JA全農)の組織刷新などを盛り込んだ農業改革方針を決めた。全農に改革の自主計画を作ることを求め、国が進捗状況を確認する。安倍晋三首相は「全農は新たな組織に生まれ変わるつもりで、抜本的な改革を断行していただきたい」と語り、来年の通常国会に関連法案を提出する方針を示した。

 改革案は、肥料や農薬をメーカーから仕入れて農家に販売する全農の購買部門の縮小を提言。農産品を買い取って消費者に売る販売部門の機能を強化し、農家の手取り増につながる事業への見直しを促す。強制力はないが、全農自ら数値目標を入れた改革の年次計画を作り、国が進行度合いを確認することで実効性を担保する。(後略)』


 最終的な規制改革推進会議の提言は、以下になります。


【第6回規制改革推進会議  農協改革に関する意見 】
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/committee/20161128/agenda.html


 生産資材について、元々の提言は、

「全農は、仕入れ販売契約の当事者にならない。また、全農は、農業者に対し、情報・ノウハウ提供に要する実費のみを請求することとする。」

 と、民間事業者に商社ビジネスを禁止するという、信じがたい行政介入(しかも、規制改革推進会議には何の権限もないにも関わらず)が書かれていたのですが、今回は、

「全農は、農業者・農協の代理人として共同購入の機能を十分に発揮する。また、全農は、農業者・農協に対し、価格と諸経費を区別して請求する」

 という表現に改められていました。


 また、農産物販売については、

「1年以内に、委託販売を廃止し、全量を買取販売に転換すべきである」

 と、これまた極めて乱暴な介入になっていたのが、、

「全農は、農業者のために、自らリスクを取って農産物販売に真剣に取り組むことを明確にするため、農協改革集中推進期間内に十分な成果がでるように年次計画を立てて、安定的な取引先の確保を通じた委託販売から買取販売への転換に取り組むべきである」

 となりました。


 骨抜きと言えば、そう表現できないこともないのですが、そもそも論として、

「なぜ、農協が組合員であり、組合員の総会が【意思決定機関】であるはずの全国農業協同組合連合会(全農)のビジネスに、政府がくちばしを挟んでいるのか?」

 という、根本的な疑念をぬぐい去ることはできません。しかも、国会議員ですらない、規制改革推進会議が、なぜ全農を潰そうとするのか。


 日本の食料安全保障の根幹を担う全農グレインを、カーギル(様)に献上するため、以外に説得力がある理由を聞いたことがありません。


 全農は子会社の全農グレインから、配合飼料の原料となる穀物(とうもろこし、大豆、こうりゃん、小麦など)を数百万トン輸入しています。しかも、コスト高になるIPハンドリングを継続しつつ。


 全農や全農グレインが外資系穀物メジャーの手に落ちると、我が国は最終的に「遺伝子組み換え作物の巨大市場」と化してしまうでしょう。日本の消費者は「食の安全」について選択肢を奪われるのです。


 嫌な話ですが、日本国民のほとんどが遺伝子組み換え作物を(事実上)強制されたとしても、お金持ち層は「自分及び家族」のために、安全で健康的な食料を手に入れるルートを確保します。といいますか、お金持ち層向けに、非・遺伝子組み換え作物を提供する「ビジネス」が生まれるわけです。


 こうして、我が国は遺伝子組み換え作物を食べないお金持ち層と、「食べないという選択肢」を持たないマジョリティの国民に二分化されていくことになります。


 ちなみに、中国には「中国共産党官僚ご用達」の農場があり、美味しく、安全な農産物が「共産党官僚」には提供される仕組みになっています。


 我が国は、世界屈指の自然災害大国です。大地震が頻発する日本国において、国民を「少数の上位階層」と「多数の下位階層」に分けることが、どれほど危険か。少しでも想像力を持っているならば、理解できるはずです。


 日本国が「日本国民のための日本国」であるためにも、全農解体に代表される、安倍政権の「日本の安全保障を壊す構造改革」に反対しなければならないのです。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12224233488.html
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/518.html#c64

[リバイバル3] 中川隆 _ 欧米文化関係投稿リンク 中川隆
12. 2016年11月30日 11:05:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5636]

NATOがウクライナ介入拒否、豪もアジア銀行参加、ドル詐欺陣営は、ハザールだけ取り残される展開です。_ ユダヤ人のY-DNA
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/374.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/464.html#c12
[政治・選挙・NHK216] 明仁氏は、自身の祖先を朝鮮人とした学者こそ重用した。 たかひら正明
8. 中川隆[5202] koaQ7Jey 2016年11月30日 11:08:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5637]
>>5 の続き


天皇一族のY-DNAは:

華北漢民族系: Y染色体O2系統(旧 O3系統)
長江稲作民系: Y染色体O1b系統(旧 O2系統)

のどちらかだからユダヤ人とは全然違う:

ユダヤ人のY-DNA遺伝子 
http://www1.parkcity.ne.jp/garapagos/

  10月8日付けのNature Communicationsに

「アシュケナージ系ユダヤ人の母方の系統の起源はヨーロッパ」

という内容の論文がでました。

一般常識ではユダヤ人は中東のセム族出身の民族です。

ユダヤ教から分かれたキリスト教もイスラム教も含めセム族が世界の宗教の発信者だと言うことは驚くべきことです。 過酷な中東の砂漠環境で部族をまとめるために「神」が必要だったらしいのです。


  するとアシュケナージの人々は中東からヨーロッパに離散した際にヨーロッパ大陸の先住民を現地信仰から大量にユダヤ教に改宗・入信させたということになります。

ユダヤ教のどこが改宗・入信するほど魅力的なのか、もしくは精神的な抵抗がないよう現地信仰をうまく取り込んだのか(たとえば日本では仏教が「お盆」など当時の日本列島の縄文-弥生系の先住民の祖先信仰・習慣を大量に取り込みやっと民衆に受け入れられたように)は門外漢にはわかりませんが、短絡的に考えると

離散したユダヤ人は男性がほとんどで、まだ生活が不安定だった数千年前のヨーロッパの先住民の女性と交配し部族集団(むしろ宗教集団か?)に取り込み民族化していったと推測することも出来ます。

  mtDNAのハプロタイプの頻度分布は次のようにヨーロッパ大陸(つまり欧州白人)起源が81%も占めており、ユダヤ人本来の出自の中東系はわづか 8%に過ぎなかった。つまりアシュケナージ系ユダヤ人とはユダヤ教という宗教でまとまった珍しい宗教民族集団だと言えるのでしょう。

  興味のある方は是非、下記原著をお読みください。

A substantial prehistoric European ancestry amongst Ashkenazi maternal lineages

Marta D. Costa, Joana B. Pereira, Maria Pala, Verónica Fernandes, Anna Olivieri, Alessandro Achilli, Ugo A. Perego, Sergei Rychkov, Oksana Naumova, Jiři Hatina, Scott R. Woodward, Ken Khong Eng, Vincent Macaulay, Martin Carr, Pedro Soares, Luísa Pereira & Martin B. Richards

Nature Communications Volume: 4, 2543, Published 8-Oct-13


  ただし、図中の最大の頻度を持つハプロタイプmtDNA「K」は西ユーラシア系ではあるのですが中東でもかなりの頻度を持つので必ずしもヨーロッパ起源とは言えません。

メソポタミア農耕文明を興したのはY-DNA「J」系の「J2」ですが、農耕がヨーロッパに浸透する際にY-DNA「J2」のパートナーのmtDNA「K」も一緒に移動したと考えると「K」は中東起源とも言えるのです。

  欧米人はどうも敵対するイスラム文明の担い手であるY-DNA「J」が自分たちの出自に直接関与していることを認めたくないのでしょう。

もしAshkenajiのmtDNA「K」32%を中東起源とすると、ヨーロッパ起源は 49%、中東起源は40%となり拮抗するのです。欧米白人にとってはおぞましいことなのでしょうね!!

  ちなみに図中の最大の頻度を持つハプロタイプmtDNA「K」はアルプスで凍ったまま発見された約5300年前のアイスマンのmtDNAハプロタイプでもあります。ただしアイスマンのハプロタイプ「K」の子亜型「K1ö」は現代では既に失われ母親の女系は断絶したことが知られています。

一方、アイスマンのY-DNAの子亜型は「G2a」になりスターリンと同じコーカサス系となります。   

アイスマンの時代にコーカサスから既にアルプスまでコーカサス人は移動をしていたことが良くわかります。アイスマンの父親はヨーロッパに入った後先住民の女性と交配したと考えられますが、中東経由で母系と一緒に移動してきた可能性もあるのです。


  更に言えば図中の mtDNA「M1」は「M」系列の中で後述の「M*」の次に古い子亜型です。中東から西に出戻りしマダガスカル島の「M23」と共にアフリカ唯2の「M」系です。

これもヨーロッパ系ではありません。中東系(あえて言えばアフリカ系)なのは明らかです。

この論文の著者の分類は若干恣意的です、

西欧系mtDNA「N」系が最も多いのはその通りですが、アシュケナージの母方がヨーロッパ系と言いきるのは正しくはないですね。ヨーロッパ系と中東系の混合というのが正しいです。


  ヨーロッパで最大の頻度を誇るmtDNAハプロタイプは図のmtDNA「H」になりヨーロッパ人の40〜50%を占めています。


  では、Y-DNAから見たユダヤ人はどんな集団なのか?

一体何故、欧米人はユダヤ人のことを謎解き扱いするのだろうかY-DNAの頻度分布から調べて見ました。


  この分野の重鎮中の重鎮のHammerが2009年に子亜型・孫亜型までしっかりと調査した論文がありました。しかもこの論文の共著者にはこの分野の創始者のひとりのKarafetも、ユダヤ遺伝子研究専門のBeharも名を連ねているそうそうたるメンバーの報告になっています。研究者にはユダヤ人が謎の存在として調査せずにはいられないようです。

     
また調査中にわかったことは、欧米人が話題にするユダヤ人とはほとんどアシュケナージのことであってセファルディではないことも面白い一面です。

それほどアシュケナージが欧州ユダヤ人の中核で欧米の政治経済を動かす存在なのでしょう。


  調査では、海外の研究者はユダヤ人集団をひとくくりではなく「Cohen」、「Israelite」と「Levite」の3種類に分けて調査していました。

    また当方には良くわからないのですが、要するにユダヤ教を信奉する人は全てユダヤ人らしい。エチオピアのユダヤ人=Beta・IsraelのようなY-DNA「A」の黒人もユダヤ教信者なのでユダヤ人になるのだそうです。


・Cohen(Kohen)は世襲の司祭者の末裔らしく、アロンの男系子孫と考えられているらしい。アロンはモーセの兄なので当然Levite出身であることは言うまでもないのですが、何故モーセの子孫がいないのか?は、これから調べてみます。

・Israeliteは俗人、要するに一般大衆のことらしい、勿論、政治家も首相も宗教従事者以外は皆ここに属するようです。

・Liviteは「主みずからが嗣業」だそうで、あのモーセの出身部族だそうです。Cohenの男系先祖はモーセの兄のアロンと考えられているらしい。ということはCohenも本来はLeviteの一部のはずなのですが違うらしい。


  また研究者はAshkenazi(アシュケナージ)とSephardi(セファルディ)に分けても調査しています。


・Ashkenazi(アシュケナージ)は、ディアスポラ(離散)後にドイツ語圏や東欧圏に定住したユダヤ人を言うそうで、大雑把にヨーロッパ系ユダヤ人と言われているそうです。

・Sephardiはアシュケナージ以外の中東系ユダヤ人のことらしいが、それなら本家ユダヤ人ではないかと思われるのだがどうだろうか?


ともかくこの分野の重鎮中の重鎮の Hammaer と Krafet の二人が加わって研究・調査しているくらいなので、ユダヤ人の起源は欧米人にとって、我々が想像できないほど重大な?魅力的な?題材のようです。


以上の前提でY-DNAの頻度分布を見ると

● CohenのY-DNA頻度分布はAshkenaziでもSephardisでもセム系のY-DNAであるY-DNA「J」が80%近くを占めており、ユダヤ人本来のセム系の遺伝子を維持しているオリジナルJewであることが見て取れます。

  いわゆる純系のレヴィ部族に近いと言え、由緒正しいユダヤ教徒=ユダヤ人のようです。「司祭」なので厳しく男系部族遺伝子を守ってきたのでしょう。


● LeviteはSephardiとAshkenaziでかなり異なる様子です。

  Ashkenajiではスラブ系Y-DNA「R1a」が52%も占め、10%のセム系「J」からスラブ人がレヴィ族を乗っ取った様子が見て取れます。   

「主嗣系」にもかかわらずです。過去に何か入れ替わる歴史があったはずですが、一体何が起きたのだろう?   

Ashkenaziを にせユダヤ人と呼ぶ人もいますが、この遺伝子頻度を見るとAshkenajiの Leviteに関しては充分納得出来ます。

  一方、Sephardiではスラブ系「R1a」は4%しかないのですが、代わりにインド亜大陸発の移行期のY-DNA「K」が23%も占めており、バルカン系と思われるY-DNA「I」も20%を占めています。40%以上が他遺伝子に置き換わっているのです。

  不思議な頻度分布です。主嗣系にもかかわらず、他の遺伝子の混入が激しい。一体どこで交配したのだろう? これではSephardiを中東系と定義するのは非常に無理があります。

  ともかくLeviteと呼ばれる集団は、本来のセム系ではなくすっかり他の遺伝子集団に変貌している。ユダヤ教にとってはLeviteという存在はどうでも良い包末集団なのかもしれない。

いや、それも変です。Leviteを調べると包末どころか、他の Cohen や Israeliteのように相続できる土地や財産を持たない代わりに、彼らから寄付・寄進を受ける神聖な立場のようです。   

何しろモーセの出身家系の子孫のはずなのですから。その神聖な存在のはずにも関わらず、ある時 Y-DNA「R1a」,「I」や「K」等の異遺伝子集団にごっそりと乗っ取られたのだと思われます。

そうして AshukenaziとSephardi は確立し、現代まで存続してきたようです。   


● Israeliteは俗人=一般ユダヤ人なので現代イスラエル人の標準的はY-DNA頻度と考えても差し支えなさそうです。

36%程度が本来の中東セム系Y-DNA「J」であるが、ラテン(地中海)系Y-DNA「E1b1b」も20%程度あり、   ゲルマン系のY-DNA「R1b」も13%もあり、パキスタン系のY-DNA「R2」もあるなどCohenやLeviteとも異なる頻度分布を示しています。一体どんなキッカケでユダヤ人に紛れ込んできたのだろう?不思議です。

  ユダヤ人が布教活動でいかに多くの信者を取り込み、ユダヤ教徒=ユダヤ人という宗徒=民族を実践してきた特異な「宗教民族」であることを如実に表しているようです。

  余談ですが、あのヒトラーの父親はユダヤ人だったとの説が根強くありますが、ヒトラーのY-DNAはユダヤ人 Israeliteの重要な構成成分の「E1b1b」なので間違いなさそうです。


● ユダヤ人全体としては、セム系Y-DNA「J」が約43%なので今でも中東系と言っても差し支えなさそうですが、次が約17%の地中海(ラテン)系、11%のゲルマン系Y-DNA「R1b」と続きます。

  いかにAshkenaziやSephardiのLeviteが異様で特徴的な特異なY-DNA頻度分布を持つかが改めて良くわかります。   

とにかく「主嗣系」のLeviteが何のためにセム系以外の他 Y-DNA遺伝子を Ashkenajiでは71%も取り込んできたか、非常に興味深いのです。

当然そうしなければユダヤ教は消滅する危険性があったからには間違いなかったのでしょうが、どんなことが起きたのか?ディアスポラなのか?  

Leviteがヨーロッパ系Y-DNA遺伝子「E1b1b」,「I」,「R1a」と「R1b」を71%も取り込む過程で、現地の先住ヨーロッパ女性と交配を強力に進めた結果、mtDNAの約80%もがヨーロッパ系に変貌したものと考えられます。   

アシュケナージやセファルディはユダヤ人が中東をでてヨーロッパ大陸に新天地を求めて移動したときに現地ヨーロッパの先住女性と交配しながら新しいユダヤ教徒=ユダヤ民族を形成していったものと思われます。   

その間に現地改宗男性も教徒に加わり、アシュケナージはセム系からヨーロッパ的に大きく変貌していったと思われます。
http://www1.parkcity.ne.jp/garapagos/

http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/729.html#c8

[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
44. 中川隆[5203] koaQ7Jey 2016年11月30日 13:04:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5638]

2016/11/29 16:45:59
「朴槿恵大統領は過去に2回の中絶経験」があると暴露 「セックス映像も出てくるだろう」

【簡単に説明すると】

・朴槿恵大統領の暴露が行われる
・過去に2回の中絶経験がある?
・相手はチェ・スンシルの旦那

韓国の朴槿恵大統領は29日、3回目の国民向け談話を行い任期満了前に辞任をすると発言した。そんな朴大統領の過去について、韓国メディア「時事IN」のチュ・ジンウ記者が25日に早稲田大学のトークコンサートで発言し、韓国のネット上で大きな話題を集めている。

チュ記者は「大統領府でバイアグラが出てきた。その次に麻薬成分を含んだ医薬品が出てきた。今後はセックスに関する動画が出て、その後は麻薬事件が出るだろう。みなさんが知る人物と関連している」「不正入学が発覚した。次は兵役の不正がでるだろう。そして、開発事業も。チェ・スンシルや朴槿恵大統領と関連するものだ。大規模な国防不正が出るだろう。みなさんは現時点でチェ・スンシル、朴槿恵大統領問題の10分の1しか見ていない」と話した。

これを受けて、過去にジョウン牧師がアフリカTVで行った発言も、再度ネットユーザーの間で注目を浴びている。ジョウン牧師は2013年、朴大統領のスキャンダルを暴露し、朴大統領に対する名誉毀損で懲役1年6ヶ月を受けている。

ジョウン牧師はアフリカTVで次のように暴露した。

「15年間、朴槿恵はチェ・テミン(チェ・スンシルの父親)と不倫を犯した。チェ・テミンの死後、チェスンシルの夫であるチョン・ユンフェと16年間不倫関係にあった。朴槿恵は関係の末に妊娠し2回の中絶、朴槿恵は長い間薬を使った。北朝鮮に行って朴槿恵が金正日に500億ウォン(50億円)を与えた。朴槿恵と金正日は関係を持った」

だが、当時のネットユーザーたちは、ジョウン牧師の暴露内容が信じられず、単に朴槿恵大統領を誹謗中傷するための作り話だと思っていた。

ところがチェ・スンシル騒動後に薬の問題が発覚したことから、ジョウン牧師の暴露も信憑性が高まってきている。特に、薬を使っていたという部分が合致していることから、中絶や不倫といった部分も正しいのではないかと見ている人もいる。

朴大統領とチェ・テミンとの関係は、既に韓国の大手メディアが報じている。一部メディアは、朴大統領とチェ・テミンとの間には子供がおり、現在は40歳前後で日本に住んで政治関係の仕事をしていると伝えているが、真偽不明だ。
http://gogotsu.com/archives/24073

朴槿恵大統領に隠し子疑惑が急浮上 相手はチェ・スンシルの父親 息子は40歳で日本の政治家?


【簡単に説明すると】

・朴槿恵大統領に隠し子疑惑が浮上
・相手はチェ・スンシルの父親
・息子は40歳で日本の政治家?

今韓国で渦中の人物、朴槿恵大統領に更なる疑惑が浮上している。それは朴槿恵大統領に隠し子がいるというのだ。誠に信じがたいこの噂だが、既に何年も前に韓国では噂になっており、それが掘り返されている。しかも相手は朴槿恵大統領の知人であるチェ・スンシルの父親、チェ・テミンだというのだ。

過去2007年に「子供がいる」という疑惑が浮上した際に朴槿恵大統領は「私に子がいるという言葉が飛び交っているが、DNA検査を受けてもいい。それでこそその方の両親のための道」としていた。

朴槿恵大統領(当時は委員長)が産んだ子供が当時30才程度(現在は40歳近い)あり日本に住んで、野党に接触し政治活動をしているという説明までされている。朴槿恵大統領は1975年から朴委員長として活動しファーストレディとして、子供を身ごもったとしたらその活動を休止しなければいけなかった。しかし朴槿恵大統領は当時そのような休止活動は無かった。

またこれらの疑惑に11月14日、金鍾泌(キム・ジョンピル)元首相が、「自分が朴槿恵大統領とチェ・テミンの間に私生児疑惑を提起したのは、全く事実ではない」と反論した。過去に金鍾泌は朴槿恵大統領に対してDNA検査をするのかと要求していたことがある。しかしそれらの発言を自ら否定した。

疑惑はこれだけでなく、Googleのサジェスト機能にも反映されており、「朴槿恵」と検索すると「息子」や「チェ・テミンの息子」「私生児」などと言った言葉が関連キーワードに出てくる。
http://gogotsu.com/archives/23939


http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c44

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
20. 中川隆[5204] koaQ7Jey 2016年11月30日 13:30:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5639]

2016年11月30日
トランプ氏になっても変わらない!

 今回トランプ氏が大統領戦に勝利した理由の一つには、Change とYes, we can と連呼したオバマ大統領に期待したものの、何も変わらなかったことがあると言われています。

 というよりも、海外からの安い製品の流入によって益々米国の労働者は職を奪われている、と。

 そこで何も変わらないなら本気で変えなければいけないとばかりに、トランプ氏が登場し、中国製品やメキシコ製品に高い関税をかけ米国への流入をストップさせると言っているのです。

 では、このトランプ氏の貿易政策は適切なものと言えるのでしょうか、そしてまた、本当に実施されることになるのでしょうか?

 しかし、それは適切とも言えないし、実施するのも無理だと思うのです。というのも、水は高いところから低いところへ流れるが如く、同じ性能の品物があった場合、通常は誰でも安いものを買うのが当たり前だからです。

 要するに、米国市場に安い中国製品やメキシコ製品が流入してきているのは、米国の消費者がそう望んだ結果であり、米国の消費者が誰からか強要された訳ではないのです。

 それと同じように、米国の労働者の賃金とメキシコの労働者の賃金に相当の差が生じているのであれば、どんな経営者でも賃金の安いメキシコに工場を移すことを考えたっておかしくないのです。

 日本で空洞化が発生したのも同じ理由からです。

 仮に、日本で国内の労働者を守るために、日本企業は海外に工場を移転してはいけないという法律が成立したとして、それが効果を生むと期待できるでしょうか?

 というか、経済界がそのような法律を絶対に成立させないと思います。そして、仮にそのような法律ができたとしても、それが効果を生むとは到底期待できません。

 どんなに規制をかけても、お金(資本)はより利益を生むところへ移動するものだからなのです。

 それに、トランプ氏の意見には、人種差別的な考え方が見え隠れしていることも大変気にかかるところです。

 トランプ氏が、主に批判するのは中国とメキシコですが、何故白人の労働者が中国人やメキシコ人の犠牲にならなければいけないのか、と。

 職を奪われた先が、英国だとかフランスだとかというのであれば、もう少し違った反応になるのではないかと思うのです。

 自分たちは、アンフェアなやり方で中国やメキシコから職を奪われたので、それを取り戻すべきだ、と。そして、余りにも単純にユーエスエー、ユーエスエーなんて連呼しているのです。

 トランプ氏や彼を支持する労働者たちに聞いてみたいものなのです。

 あなた方は似たような品質の家電製品や車があった場合、安い方を選ばずに高い方を選ぶのか、と。

 普通なら、誰だって安い方を買うはずです。

 労働者を採用するにしても、安い賃金で喜んで働いてくれる国があれば、そっちに工場を作った方が都合がいいことくらいすぐ分かる筈なのです。

 つまり、米国の労働者が中国やメキシコから仕事を取り戻したいと思うのであれば、その方法はただ一つ。

 つまり、彼らが得ているのと同じ水準の賃金で我慢するか、彼ら以上に効率よく働くことができるか、というだけなのです。

 しかし、トランプ氏がやろうとしていることは、無理やり米国企業のメキシコ移転を阻止したり、或いはメキシコ製品に高い関税をかけるというようなことですから、これは市場経済の原理を無視した暴挙と言う他ありません。

 それに、米国経済とメキシコ経済は、既に複雑に絡み合っているというか、相互依存体制が出来上がっているので、例えば、メキシコからの部品の輸入が禁止されてしまうと、米国内での生産活動に支障が生じてしまうのです。

 結局、そういった現実が全く分かっていないか、分かっていながらも労働者たちの不満を和らげるためにトランプ氏が一芝居打っただけかもしれないのです。

 トランプ氏が公約通りのことをやろうとすれば、経済は大混乱を来すだけではなく、経済界からも総スカンを食らうでしょうし、逆に、公約が実現できないとなれば、労働者たちの失望を招き、支持率の急落を招くことは必至でしょう。

 いずれにしても、このトランプ氏の下で米国経済が着実に発展するなんてとても思えません。

 そんな次期大統領のところに54万円のゴルフクラブを持参してご機嫌伺いに行った安倍総理は、本当に経済が分かっているのかと疑問に思ってしまいます。


 トランプ氏の言っていることも無茶苦茶だが、そのトランプ氏のところに早速、機嫌を伺いに行った安倍総理もねえ
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51695244.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c20

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
284. 中川隆[5205] koaQ7Jey 2016年11月30日 14:28:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5640]


ミセスワタナベがショートに! 2016-11-30


本日の日経新聞に「個人、逆張り姿勢鮮明」という記事が出ていた。

株価が急騰したので、信用売りがが膨らんでいるという話。

「ど〜して?」

トランプ次期大統領への期待感でドル円も、株価も上昇して来ているというのが定説だが、「速過ぎる!」

っていうのも根拠の一つだろうと思われる。

外国人に比べ、一般的に日本人は逆張りが好きで、かつ損切りしない、ということで有名だ。

このまま株価が下がらないと、個人投資家のカラ売りは逆日歩との戦いになってきそうだ。空売りの場合、株をどこかから借りてくるしかないので、コスト(逆日歩)がかかってくる。

トランプラリーはいったん止まったように見えるが、ここで調整幅(20%?)を越えるような下げが来ない場合、結局そういう個人のカラ売り投資家のショートカバーでまだ上がるということも考えられる。

ところで、FXに話を移すと、日本の個人のFX投資家はミセスワタナベという名前で世界的に知れ渡っている。

基本的にミセスワタナベはクロス円のロングが通常で、昔はスワップ金利狙いが主流だった。

そのため、ドル円が急落すると損失が出てしまうことになり、それで結構損をしたという経験が豊富。いい加減学んだのかもしれない。

先週ついにミセスワタナベがショートになったという話が聞こえて来た。

これは実に貴重な情報だ!

トランプラリーでドル円が13日間で12.75円もの急上昇。
一日当たり1円に相当する。

「速過ぎる!」

マスコミでは、これはトランプさんの財政出動、減税政策期待でドル高になっているので、蓋を開けたら議会に邪魔され、思う通りにならない可能性もあることから、「今の円安は行き過ぎだ〜」

という意見も出てきている。

ミセスワタナベは初めてクロス円ショートになったということらしい。

問題はどの辺からショートし始めたのか?

これはFXの証券会社にでも聞かない限りわからないので、憶測の域を出ないが、105円くらいじゃないかと思う。
(←まったくの憶測)

だとすると最近8円も踏まれてしまっているということ。

「下がってくれないかな〜」
と願っているミセスワタナベの悲鳴が聞こえそうだが...。

今年の冬は暑そうだー!!
http://ameblo.jp/win-sugita/entry-12224271427.html


私が今見ているのは、これだけの上昇相場において何時踏まれるかも分らないドロドロの空売り作戦を続行している個人投資家です。

はっきり申し上げておきますが、外資がどんどん買ってきている状態に個人が売り向かって勝てる事はまずありません。

外資もいずれ売りに転じるし、売り仕掛けもしてくると思いますが、その時は未だ先だと考えた方が無難です。

現状は、未だにトランプ大統領の政策に懐疑的な個人投資家が、先行きは暗いと判断して売っている状態で、堪えていれば下落は来るし、そこで儲かると考えている状態です。

ただ、この考えは甘いでしょう。

こんな美味しい状況を外資が見逃すはずがないのです。

下落が出る条件は単に割高だとか、将来不安だとかだけではないのです。

全く逆の現象でありますが、完全に割安なのに、一体どこまで売るんだ!?という悲惨な売り相場もあります。

そろそろ?と思いつつも、どこまでもどこまでも売ってくるのです。

そして、もういいだろう!と思ったところで更なる大幅安。

原因はいつも外資の売り仕掛けでありますが、こうした売り仕掛けの時の状態は絶対に忘れてはいけないのです。

私はいつも、そうした相場でも買い場を見つけて行きますし、特に225の買いは今年に入ってからは未だ全勝を続けております。

まあ、チャンスにしか動かないので、連日連勝という事ではないのですが、この成績の良さは先物を売買している方にはよくわかる事かと思います。

そんな私が今思っているのが、個人は外資に無謀な戦いを仕掛けている悲しさです。

外資も日銀も買っているのに、どうして売りなのか?

国と外人に逆らってこの世界で生きて行こうなんて、思い上がりにも程がありますが、この簡単な事も経験しなければ分らない事です。

ただ、本当に残念なのは、今回の相場で売りで負けたとするならば、多くはメディアの被害者という事になるのだと思いますが、その事実にすら気付くことなく敗退して行く投資家が多いのではないかとも思っているところです。

さて、基本強気で上げ賛成の私は、今月も買いをお勧めし続けております。

今週か来週前半までには新規銘柄を発表できると思いますし、まだまだお楽しみは継続すると考えて居ります。

まあ、強気ですし、上げ賛成ですが、相場はある日突然に変わる可能性もありますので、完全なるお約束はできないのですが、大事なことは強気で上げ賛成でも、上げに固執している訳ではない点です。

これはもう下がるなと判断すれば、私も売りをお勧めするし、売りでも取らせていただく所存であります。

ただ、今は売る時ではないと判断しておりますし、売って恨めしく上昇を見るぐらいなら、買ってドキドキしている方が良いだろうと思っているところです。

相場は、誰が買って、誰が売っているのか?これをしっかり把握しないと勝てないのです。

もちろんほかの要素もありますし、私が見ているのはこれだけではありませんが、一番間違いやすいのが割安割高とチャートを見ての投資判断です。

まあ、明日には大幅下落で売り方が勝利しているかも知れませんけどね・・・。
http://ssoubakan.com/blog-entry-2432.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c284

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
285. 中川隆[5206] koaQ7Jey 2016年11月30日 16:06:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5641]

480 : 山師さん 2016/11/30(水) 15:52:32.57 ID:vNh1zW5X

無駄な労力使って大損ぶっこいた

家のお爺さん、買ったら何にもしないで持ち続けてる
トヨタや商社、一流企業ばかり20年30年も

「持ってりゃいい」
「ニュースなんか気にしなくていい」
「株価なんか見なくていい」

が口癖

何が起きてもヘッチャラ

お爺さんの方が自分より儲けてるwwwwwww
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c285

[近代史02] 中国人のこういう所が大好き 中川隆
65. 中川隆[5207] koaQ7Jey 2016年11月30日 18:26:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5642]

2016年11月30日
中国ソニー工場売却で従業員が工場封鎖騒動


突然閉鎖されたシチズンの工場(2015年)
引用:http://www.zenshin-s.org/zenshin-s/sokuhou/2014/photo/20150210a-2.jpg


ソニー工場売却を巡って労働争議

11月7日、ソニーが中国の製造子会社である索尼電子華南を、深圳欧菲光科技(オーフィルム)に売却したと発表しました。

ソニーのカメラモジュールを製造していたが99億円で譲渡され、工場はオーフィルムに引き継がれると発表されました。

スマホ用カメラやデジカメの市場縮小でソニーはカメラモジュール部門縮小を進めていて、市場では好感されソニーの株価は上昇しました。



カメラモジュール部門は2016年1月から6月までの半年間で、約800億円の損失を計上していて、会社のお荷物になっていた。

ところが発表直後から売却に反対する従業員が工場で抗議を始め、11月10日には操業できなくなり、20日ごろからストライキに発展しています。

10日ごろから従業員は建物を封鎖してバリケードなどを作り、15日には警察が出動したが、事態は収束しませんでした。


従業員は「売却を許さない。売却するなら補償金を払え」などと訴え、ソニーに要求を呑むよう求めていました。

ソニー側は「誠意を持って対応したい」と話し合いを持ち、24日になって突然工場は稼動を再開した。

ソニーは従業員側が求めた金銭補償には「一切応じなかった」と説明したが、扇動者らに裏金を渡したのは確実と思われています。


広東省広州市のカメラモジュール工場では4000人の雇用が維持され、中国企業に引き継がれるので、問題は起きないとソニーは考えていたようです。

ソニーの平井社長は帰国子女で、アメリカでのビジネス経験が豊富なため、中国の事情などを良く知らなかったようで、アメリカと同じように考えたのかも知れない。

こうした閉鎖や売却にまつわる暴動はソニーが初めてではなく、他の多くの中国工場でも過去に発生していました。

正しい閉鎖方法は夜逃げ

事前に工場閉鎖や解雇を発表すると従業員は暴動を起こして会社に損害を与えて、交渉に応じさせようとするので、中国では上手い撤退方法が考案されていました。

それは「休暇型失業」「休暇型倒産」というもので連休が明けて従業員が工場に出社してみると、ゲートには「会社は倒産しました」という1枚の紙切れが貼ってあります。

工場の機材や資源は連休の間に運び出されてもぬけの殻、工場長や経営陣も雲隠れして探しようが無いという具合です。


日本企業で上手かったのはシチズンで2015年2月5日、昼休みの放送で突然会社の解散を宣言し、即時閉鎖されて夜逃げならぬ白昼堂々と中国から逃げ出しました。

シチズンは中国に投資した全てを放棄し、中国の役人と会社役員に多額の賄賂まで支払って、撤退を急いだようです。

中国で会社を解散させたり、売却、工場閉鎖をするには共産党や政府の許可、中国人役員の賛成などが必要で、原則として撤退は不可能になっています。


不可能な事もお金を払えば可能になるのが中国の資本主義で、工場など資産一切を放棄して、合弁会社そのものも中国に差し上げ、役人に賄賂を払えば許可されます。

中国は「計画経済」なので生産を増やすのは勝手に出来るが、政府の許可を得ずに生産を減らすのは反社会主義の犯罪であり、経営者は逮捕されます。

ソニーの何が不味かったかは、まず工場を売却して実際に引き渡してから発表するべきで、事前に公表するべきではなかった。


やはり連休明けがベストで、従業員が田舎に帰って出社したら看板がソニーから中国企業に変わっていた、というのが最良でした。

次にシチズンは会社を解散させて資産放棄したが、ソニーは99億円で譲渡していて、この資産を残しておきたかったようです。

言ってはなんだが100億円弱の為に暴動を起こす従業員を抱え込むよりは、解散させたほうが後腐れがなかった気もします。

サムスンの場合は

『韓国のソニー』がキャッチコピーだったサムスン電子の場合はソニーより酷く、2015年7月20日に傘下の蘇州普光が倒産しました。

同社はサムスン製スマホ用電子部品を製造していたが、中国でサムスンスマホのシェアが低下して、現地下請け企業が連鎖倒産しました。

サムスン下請けの蘇州普光は韓国の財閥、普光グループが経営していたが、2015年6月に韓国人の工場責任者が突然いなくなり、韓国に帰国してしまった。


7月1日からは操業が停止し、7月20日に倒産が報道されたが、暴動に巻き込まれたり当局に拘束されるのを恐れて夜逃げしたようです。

責任者がいなくなった工場は銀行に差し押さえられて、従業員3000人は放置され、その後工場は清算整理されました。

中国は外資の撤退を歓迎しないため、中国での工場閉鎖や所有権移転は、ある意味こうなるしかないのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/67661062.html

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/289.html#c65

[政治・選挙・NHK216] 日本病とは、—―  赤かぶ
2. 中川隆[5208] koaQ7Jey 2016年11月30日 21:21:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5643]
違うよ

日本はカースト制の多民族国家だから下のカーストの人間は昔から お上には絶対に逆らえないんだ:


現代日本人は

縄文人の末裔
弥生人の末裔
朝鮮から渡来した漢民族
アイヌ人
在日朝鮮人

から構成される


日本を支配していた天皇家や武家は朝鮮から渡来した漢民族(Y染色体O2系統)で、
縄文人・弥生人系の日本の一般民とは殆ど混血していない。

現代の日本の政治家や資産家は殆どが渡来漢民族:Y染色体O2系統(旧 O3系統)
地主や自作農は 弥生系: Y染色体O1b系統(旧 O2系統)
貧農や小作人や部落民は 縄文系「D2」

太平洋戦争で最前線に送られて死んだのは縄文人・弥生人系の日本人だけ
これから中国人移民と競争させられて搾取され食っていけなくなるのも縄文人・弥生人系の日本人だけなんだな

縄文人・弥生人系の日本人の問題は羊より従順でかつ自分が搾取されて滅ぼされる劣等民族だという自覚が無い事だな
お上には絶対に逆らわないもんな


http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/752.html#c2

[政治・選挙・NHK216] 日本病とは、—―  赤かぶ
8. 中川隆[5209] koaQ7Jey 2016年12月01日 10:39:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5644]
>>6
>太閤にまで上り詰めた豊臣秀吉も当然「朝鮮から渡来した漢民族」の区分に当てはまりますね


豊臣秀吉は名主・豪農のクラスの農家の出身だから

地主や自作農は 弥生系: Y染色体O1b系統(旧 O2系統)

に該当するよ



http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/752.html#c8

[政治・選挙・NHK216] 日本病とは、—―  赤かぶ
9. 中川隆[5210] koaQ7Jey 2016年12月01日 10:41:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5645]
>当時の軍部はどうやって縄文人・弥生人系の日本人を選別煤ことができたのでしょうか


日本の支配階級や資産家は殆どが渡来漢民族:Y染色体O2系統(旧 O3系統)

軍隊でも士官クラスだから最前線に行ったり餓死する事は無いよ
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/752.html#c9

[リバイバル3] 「住宅は資産」という幻想で誰があなたをカモにするのか? 中川隆
49. 中川隆[5211] koaQ7Jey 2016年12月01日 11:26:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5646]

人口減なのに増えるアパート、空室率3割超−低金利でにわか大家 2016年11月30日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-11-29/OF8GR66TTDSK01
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/307.html


▶大家数は3年連続増の326万人、23区の空室率は過去最高の35%
▶アパマン融資は過去最高、「貸し出し難の地銀が活路」との見方

以前は畑だらけだった東京郊外・多摩地域のある町は、今やアパートが道路を挟んで建ち並んでいる。「空室」や「募集中」の看板、雨戸が閉め切りになった部屋もある。この地域で20年ほど前から賃貸アパート12棟を夫婦で保有・経営する50代の女性は、周りではどんどん新しい物件が建っていると、競争相手の増加に顔を曇らす。

  10月に入り一括借り上げをしている管理会社から、1棟(2戸)の月額約20万円の賃料を6.5%引き下げるとの提案があった。女性は、入居がなかなか決まらないところも出てくるから、家賃を下げるのは当然だと話す。

  人口減少が進む日本で、アパートやマンションの大家が急増するという不思議な現象が起きている。昨年の相続税改正で節税目的の建築が増えているのに加え、貸出難の地方銀行がアパマン融資に力を入れていることが背景にある。多額の資金を投じて建てたものの、供給過剰で空室が増え、家賃引き下げに頭を抱える大家も少なくない。

  国土交通省によると、住宅着工戸数は貸家が9月まで11カ月連続で増加。前年同月比の伸び率は12.6%と、持ち家(1.4%)を上回った。調査会社タスによると、アパートの空室率は少なくとも13年以降は30%前後で推移していたが、昨夏から悪化し始め、今年9月時点では神奈川県37%、東京23区と千葉県が35%に達している。

  タスの新事業開発部長、藤井和之氏は「相続税対策目的のアパート新築が影響している可能性がある」と述べた。資産を現金で保有するよりも、土地・建物の方が相続税の課税評価額が低く、アパート経営には節税効果がある。15年の税改正で課税対象者が広がったり、税額も増えたことで、アパート経営やマンション購入の動きに拍車が掛かった。国税庁の発表では、15年の大家の数(不動産所得申告者数)は3年連続増加の326万人。3年間で約3万7000人増えた。

低い融資のハードル

  不動産コンサルティングを手掛ける青山財産ネットワークスの高田吉孝執行役員は、「今年に入り賃貸アパートの空室や賃料の下落について、オーナーからの相談が増えている」と語った。アパート乱立を引き起こした不動産投資ブームは、日本銀行の超金融緩和を背景としたカネあまりや金融機関の融資姿勢とも関係がある。

  「年収の割に認められた融資額が多く、審査期間も1カ月弱と短かった。予想以上に融資のハードルは低かった」。都内や北海道などの物件で累計3億円以上の不動産投資を行ってきた会社員の田村惟人氏(32)は、ある地銀の名前を挙げて、昨年購入した物件では簡単に資金を借りられたと話す。金利は4%台だったが、今年に入り別の銀行から1%台で借り換えないかと提案を受けたという。

  タスの藤井氏は、「地銀を中心に金融機関はマイナス金利で利ざやが縮小し、さらに新たな貸出先の確保も難しい状況だ」と述べ、アパマン建設需要に活路を見出しているとの見方を示す。日銀によると、今年7−9月の国内銀行の「個人による貸家業」への新規貸出額は1兆692億円に達し、開示が始まった09年4−6月以来、最高。地域銀行の貸し出しに占める貸家業向け(15年3月末)の比率は9.4%、信用金庫は15.8%だった。

 地銀が不動産会社と組んで地主対象にアパート建設のセミナーを開くなどの動きも活発化している。日銀は3月のリポートで、世帯数減少で賃貸住宅の入居戸数は2025年ごろから減少に転じていくと分析。需給ギャップはますます拡大しかねず、金融機関が融資の実行に際して賃料収入の今後の変更を見込んでいないケースがあるとして、収支見通しの検証が必要と指摘している。

  2015年国勢調査(10月1日時点)によると、日本の人口は前回(10年)比で約96万人減の約1億2709万人。1920年の調査開始以来、初めて減少した。

トラブル

  こうした中、ハウスメーカーは賃貸住宅事業に力を入れている。住友林業は東京、横浜、大阪、名古屋の主要都市に賃貸住宅を専門に販売する専任部隊を置く。同社施工の物件は空室率が4%前後にとどまっており、コーポレート・コミュニケーション室は「入居者目線の考え方を商品仕様に反映し、綿密な市場調査による需要予測の下で、付加価値を高める要素を増やすよう努めている」と電子メールで説明した。

  大和ハウス工業の広報担当の海宝昇氏は、賃貸住宅について「都心への人口流入や単身世帯数の増加などで今後8年から10年程度は需要の伸びが予想される」と述べた。立地条件や採算性を考慮しながらオーナーと相談を進めているという。賃貸住宅事業の売上高は15年度は8801億円で、18年度は1兆600億円を目指している。

  一方、一部の業者による強引な勧誘やリスクの説明不足などでトラブルに発展するケースも目立ち始めた。不動産兼建設業者が地主にアパートを建築させ、一括借り上げして大家に賃料を支払うサブリースと呼ばれる事業形態をめぐり、国民生活センターには苦情が寄せられている。同センター相談情報部の保足和之氏によると、業者は家賃収入が保証されると説明していたのに、実際には家賃をどんどん引き下げ、大家がローン支払いを賄えず赤字に陥るケースもある。

  サブリース問題に詳しい三浦直樹弁護士は、業者は工事を受注すれば売り上げが立つので、「需給を気にかけず、空き地があれば焼き畑農業的に営業をかけてしまう」と指摘。「通帳を眺めているだけでいいんです」などとセールストークでアパートを建てさせ、その後の経営リスクを大家に転嫁する構図があると話す。

不良債権化?

  タスによると、今年第2四半期の東京市部のワンルーム賃料は04年と比べると1割弱下落。23区でもワンルーム、1Kといった単身者向けが下落しており、藤井氏は「アパートは供給過剰でバランスが崩れ始めている」と分析する。それでも金融機関の間では「オーナーにはアパート以外の資産があるので、ローンは破綻しないと危機感が少ない」という。

  第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏は、アパマン融資への傾斜について「知見がない人までアパートに投資していて、リスクコントロールがうまく行かない。集計値として金融機関のダメージになる」と指摘。「このまま低金利が続くとリスクが蓄積する可能性は否定できない」と注意を促す。

  郊外にまで広がるアパート建設の動きを熊野氏は、こう警告する。「少子高齢化の中で郊外に住宅地をつくって、道路を建設することが日本の将来像からみて正しいのか。低金利の後押しが無秩序を生み出し、社会システムが非効率になるのではないか」。
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/307.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c49

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
286. 中川隆[5212] koaQ7Jey 2016年12月01日 13:23:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5647]

2016年11月30日
今の株式、為替、債券市場もまさに博打の状況です。

重要イベントを控え、株は小休止していますが、トランプ氏の大統領選勝利以来、落ち着きの無い展開がつづいています。

まず株式で不可解なのは、日本株までトランプ相場で注目される業種が上がっている点です。

日本は日銀が金利を抑えているため、金融機関の収益の伸び代はない。みずほは住宅ローンの固定金利を引き上げていますが、他行が追随しないことからも顧客流出が懸念されます。そんな日本の金融株が上昇してしまう。

これはグローバル投資をする主体がコスト削減により、各国の個別の事情を加味することなく投資行動をとるために起こるのでしょう。

その結果、収益性を無視した水準まで金融株は上昇しています。

これは日本に限った話ではなく、米国では「予想より悪くない」として減益決算にも関わらず株価が上昇してきたため、今では PER が 18倍を大きく越えており、割高水準です。そこにトランプ相場が勃発、さらに企業価値との乖離が広がるよう上昇しており、もし仮に米国が 3%成長をつづけても、現在の水準を正当化できるようになるまで、後何年かかるか分かりません。

しかもトランプ相場で金利が上昇すれば、バブル懸念もある米不動産市場がどうなるか? 
また自動車サブプライムローンが弾けると、金融業界には打撃となります。

これまで好調だっただけに、この二つが翳ると米景気にも悪影響がでてきます。

さらに問題は、トランプ相場で語られる財政出動、完全雇用の状態では効果がほとんどない、とみられる点です。つまり設備投資や公共工事をするインセンティブが増えなければ、資金需要も限られる。そうなると金利が上昇したとて、金融機関の収益機会は限られることになるのです。そうなると、今の金融業界の株価上昇が正当化できる見込みもなくなります。

為替も、今の水準が妥当か? 
正直疑問を抱きながら円安になっている状態です。

欧米で高まるインフレ期待を理由としますが、需要がないのに本当にインフレに向かうのか? 

米国では消費が堅調といいますが、もう車も大型家電も、家具もほとんど手にしている状態であり、これから一段と買う、という期待はほとんどもてません。さらにトランプ政権の誕生で国外移住が増えたり、移民流入が止まってしまえば、それも消費拡大にはつながらない。

国債とて、もしそのままトランプ氏の財政出動、減税を採用したら、米財政赤字は 5兆$を越す、との試算もあります。そんなことになったら米の財政破綻すら意識されかねなくなるのでしょう。

今の市場は、本来は深読みすべきもっと奥、その波及的なマイナス効果をすべて無視する形で、上昇相場についた、ともいえるのでしょう。

恐らくそれを促す要因は、株式アドバイザーの寡占化、つまり有力な投資助言会社が確立され、多くの機関投資家などがそのアドバイスに従って行動するようになり、極めて画一的な、白となったら白にしか投資しない、という主体だらけになったことが、こうした相場を生み出しています。

しかし結果として、とても分かり易い、受け入れ易い材料で上げるようにはなったものの、そのマイナス効果についてはすべて無視してしまう、という流れも起こり易くなっているのでしょう。

そして水準感も分からず、ただ方向性だけにつく。

誰かがその嘘、実体と乖離した虚構であると気づき、相場が下落しはじめていくと、今度は下方向に大きな動きを招いてしまう、ということも起こり易い。

言葉は悪いですが、とても頭の悪い相場になってしまっているのでしょう。

このみんなが下りるまでは上昇相場につく、というのはまさにギャンブル相場ともいえる状況です。カジノなど作らずとも、このギャンブル相場に賭けたい人はそうすれば良いでしょうし、そんなリスクをとりたくない、というなら近づかないに限る。
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c286

[政治・選挙・NHK216] 日本病とは、—―  赤かぶ
11. 中川隆[5213] koaQ7Jey 2016年12月01日 14:11:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5648]

そもそも中曽根康弘の実家は部落民か弥生人系だよ:


中曽根康弘の父親は関東有数の材木問屋「古久松」を営んだ。

敷地は3ヘクタール(3万平方メートル)もあって、中曽根康弘の学生時代には、働いている職人150人、住み込みの女中が20人ぐらいは常時いたという[2]。
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/752.html#c11

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
287. 中川隆[5214] koaQ7Jey 2016年12月01日 17:05:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5649]

北米地域半導体製造装置BBレシオ
http://www.traders.co.jp/economic_data/kaigai_e_index/kaigai_e_index_top.asp?ID=021401
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0783&asi=3&yy=1

半導体製造装置(日本製)BBレシオ(Book-to-Bill)速報値(3ヶ月平均)
http://www.seaj.or.jp/statistics/page.php?CMD=0

BBレシオとは
http://e-words.jp/w/BB%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%82%AA.html

北米地域半導体製造装置BBレシオ

10月 0.91


データ (単位:倍)
2016年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
1.07 1.05 1.15 1.09 1.09 1 1.05 1.03 1.05 0.91

・ 北米に本社を置く半導体製造装置メーカーのB/Bレシオ(出荷受注比率)。
・ 変動を自然なかたちにするため、3ヵ月移動平均のみの発表。


ソース:国際半導体製造装置材料会(SEMI)「Book-to-Billレポート」
発表時期:毎月末から約3週間後

半導体製造装置のBBレシオは業界団体などが発表しており、業界全体の3カ月平均の受注額を、同期間の出荷額で割って求める。たとえば、BBレシオが0.8の場合、その期間の出荷額100に対して新規受注額が80あったことになり、業界の「景気」は下降局面であるとみなされる。


これは2012年11月以来の低い数字。

びっくりするほどの久しぶりな悪い数字なのに、どこも報道しないですね。

1を超える時は堅調!バブルが来る!とすぐに反応するが、アメリカは数字発表の後に休暇、日本もこれに倣えでダンマリなのでしょう。

アメリカがダメでも中国があるさ? 本当かな? ウェハ製造ができるのは なにも専業メーカーだけじゃありません。中国大手ファウンドリでも製造工場を増強してきてるところもあるから、調子にのって大幅値上げをしようとすると、そういう所は技術も資金もあるのですぐに新たな工場建設に踏み切るのがオチではないかとSUMCOの会長が心配しているのでしょう。

まあ、北米のBBレシオなんて関係ない〜と騙しあげが続く可能性はありますね。
あとは 次の日本のBBレシオが良ければ それっとばかりに↑へ!

反対に悪ければその時は、ダンマリ…あるいは小声かと(笑)
http://textream.yahoo.co.jp/message/1003436/3436/15/501


半導体関連銘柄を動かすBBレシオとは?その活用法
https://allabout.co.jp/gm/gc/400462/


半導体関連銘柄の株価動向は、日経平均株価の動きに影響を及ぼします。
そのため、半導体関連銘柄の動向に注目している人も多いことでしょう。

その半導体関連銘柄に影響を及ぼす代表的な指標には、BBレシオがあります。
そこで、BBレシオの基本からその活用法までを、東京エレクトロンの株価チャートを利用しながら解説します。

BBレシオとは

半導体関連銘柄は日経平均株価に与える影響も大きいため、その株価動向に注目している投資家も多いかもしれません。主な半導体関連の銘柄として、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、大日本スクリーン製造(7735)等が挙げられます。

半導体関連銘柄の株価動向に影響を及ぼす代表的な指標の一つに、北米半導体製造装置BBレシオがあります。

BBレシオは、業界全体の3カ月平均の受注額(booking)を、同期間の出荷額(billing)で割って求められます。半導体業界の需給関係を示す指標として注目されていてます。

国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が9月20日に発表した8月の北米地域の半導体製造装置のBBレシオは0.84倍と、9カ月ぶりの低水準になりました。

BBレシオの活用法

一般的に、BBレシオの数値が1を割り込と、業界全体の市況は低迷していると考えられます。例えば、BBレシオが0.9の場合は、出荷が100に対して新規受注が90あったということです。受注が下回っているため、業界としては下降局面にあるという風に考えられます。

では、半導体製造装置のBBレシオの数値を見てみましょう。(SEMI Book-to-Billレシオより)2012年3月の1.12が天井となり、その後数値が減少していることがわかりますね。

•2012年1月 0.96
•2012年2月 1.01
•2012年3月 1.12
•2012年4月 1.10
•2012年5月 1.05
•2012年6月 0.93
•2012年7月 0.87
•2012年8月 0.84


東京エレクトロンの株価動向は?

次に、東京エレクトロンの株価チャートを見てみましょう。

東京エレクトロンチャート。Yahoo!ファイナンスより。拡大画像あり
https://allabout.co.jp/gm/gc/400462/
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=8035


株価は2012年3〜4月に天井を打ち、その後は下落に転じていることがわかります。丸印をつけました。

上記のBBレシオの動きと株価の中長期的なトレンドを比較して考えた場合、BBレシオの動きとほぼ一致していることがわかりますね。

ところで、半導体は製品を作る早い段階で利用されることから、半導体関連銘柄は景気の先行指標ともされています。ですから、今後の株価動向を考える際には、BBレシオを利用してみるのもよいかもしれませんね。
https://allabout.co.jp/gm/gc/400462/


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c287

[近代史02] 白人はなぜ白人か _ 白人が人間性を失っていった過程 中川隆
89. 中川隆[5215] koaQ7Jey 2016年12月01日 17:08:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5650]

2016年11月29日
野沢直子の態度豹変で分かった米国の株高の原因

 野沢直子というタレントをご存知でしょうか?

 以前は、いいともとかによく出演していましたが、最近はサンフランシスコに住んでいるのだとか。

 その彼女、最近ではトランプ氏に対する発言で注目を浴びていました。


“ 「トランプ大統領になったらブラジルに引っ越す」「髪型が嫌い」「アメリカ人はバカなのかと思う」


 その彼女が、急に態度を変えて次のように言っているのです。


“ 「今はもう、手のひらを返したように支持しています!」「「ウチの旦那も同じ髪型にしました。息子もトランプ大学に行くことにしました」


 自分で言っているように、まさに手のひら返しと言っていいでしょう。

 しかし、手のひら返しは野沢直子だけではないのです。米国人のセレブと言われる人たちで、あんなのクリントン氏を支持していたのに…そして、トランプ氏が勝ったら海外に移住するとまで明言していたのに、同様にやっぱり米国に留まると言っている人のなんと多いことか!

 一体なんなのでしょうね、この現象。

 私、思うのですが、結果で出てしまった以上…つまりトランプ氏が大統領になることが決まった以上、トランプ氏のことを今までのように批判していたら自分たちにとって不利益なことが起きるのではないかと恐れ、だから態度を変えたのではないかと思うのです。

 勝ち馬に乗る 勝てば官軍 寄らば大樹の陰 長いものには巻かれろ 

 英語では次のような言い方があると言います。

 Jump on the band wagon. 

 If you can't beat them, join them.

Better bend than break.

Don't kick against the pricks.


要するに、権力者に楯突くとろくなことがないということでしょうか。

 でも、だとしたら今韓国で起きている大統領を巡るスキャンダルについて、誰も笑うことができませんよね。

 大統領から無理難題を突き付けられても逆らうことができない韓国の大企業のトップたち。

 日本のマスコミの状況も似たようなものでしょう。

 今は、安倍政権を批判するときではない、と。
 
 ということで、マーケット関係者も、この際、トランプ氏の考え方に立ってご祝儀相場を演じているということなのでしょうか。

 欧米人は、普段は自由だとか人権の尊重だとかを口にしているけど、本当は儲けることをより重視している計算高い人間
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51695092.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/390.html#c89

[近代史02] 白人はなぜ白人か _ 白人が人間性を失っていった過程 中川隆
90. 中川隆[5216] koaQ7Jey 2016年12月01日 17:15:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5651]

アメリカの経済力が弱くなってきたので、その……アメリカの企業が、競争すると日本とか他の企業に負けるっていう事態が、生じるようになってきました。

従ってですね、もう関税を引き下げて自由貿易をやるっていう話じゃ、だんだんなくなってくる。アメリカにもそんな余裕がなくなってくる。それで70年代から80年代、90年代と、次第に貿易交渉の中身が変わってきます。

何に変わっているかというと、お互いに関税を引き下げて公平に経済競争しましょう、じゃなくなってくるんですね。なにかっていうと、今度は非関税障壁と言われるものにシフトしていきます。

それはですね、えー要は、相手の国の制度やルール、法律を自国の企業に有利なように変えさせる交渉に変わったんですね。で制度が同じだったら、市場が制度が2国で違う場合は分断されますが、市場で制度が一緒だったら、市場が大きくなると、こういう理論なんですが。どっちの国の制度に合わせるか、これ、政治力で決まります。

つまりアメリカはもうフェアな市場競争では他の国、特に日本企業には勝てなくなったのでルールを変えさせることで自国に有利にするという戦略をとり始めたのが、大体70年代80年代ぐらいで、もう大分経って、世界ってそういう状況になってるんですね。

で、そうするともう、関税がかかる物品だけじゃなくて、サービスとかもう色んな領域に……金融とか投資とか政府調達とか、色んな領域に範囲が広がったのも大体70年代80年代ぐらいからということになります。

さて、制度をどう変えるかっていう交渉は、これは政治力が大きいですね。したがってアメリカは経済力が落ちてきても政治力は強い、軍事力も強いので、こちらで勝負をしてしまえば勝ちになると、こういう戦略に、ずうっと来てるんです。で特に90年代以降……80年代後半から90年代以降は日本はその戦略にやられっぱなし、と。したがって90年代以降日本はもう、いつもやられると。経済も停滞すると。いう事になったわけです。

例えるならばですね。例えば、えー……オリンピックで……ちょっと話が古いですけれども。鈴木大地選手が金メダルをとったことはありました。バサロスタートで金メダルを取りました。しばらくするとバサロが禁止になると。つまりルールが変更されるんですね。おそらく浅田真央ちゃんも、そうやって苦しんでると思いますが。日本選手が血のにじむような努力をやって優位に立つと、ルールを変更してその技を出来なくする、ということがよくあります。

経済も同じなんですね。ルール……あの日本企業がどんなに頑張ってもルールを変更してしまえば、えー無意味になると。実は外国為替相場、通貨もそうですね。えーいきなり1985年にプラザ合意で円高にさせられてしまったので、これまでの努力が水の泡。これはもう通貨の交換のルールを変えてしまう。それは政治力が効いてくる、というようなことになります。

で日本は企業は国際戦略とか持ってますけど、政府が戦略、全然ありませんから。政府の勝負にやればもうアメリカの勝ち。実はこれが自由貿易協定、自由貿易交渉の今の実態なんですね。

で、ついでに日本の政府とか外交の担当者がアメリカに留学して、アメリカに都合のいい考え方、これがグローバルなんだ、自由貿易が正しんだって考え方を摺りこんで、日本に送り戻せばこれでもう完全にアメリカの意のままに動く。下手するとアメリカが要求しなくたって日本が勝手にアメリカに有利なルールづくりを変える。それが構造改革、いわゆる関岡英之氏が明らかにした年次改革要望書なんかはその典型ですし。80年代の日米構造協議もそうですし。全部そうなんですね
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65772646.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/390.html#c90

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
21. 中川隆[5217] koaQ7Jey 2016年12月01日 17:37:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5652]

主義主張や立場の違う人々が互いに殺し合う時代がやってくる


インターネットとグローバル化が生み出したもの。それは、社会に対する強烈な対立と不満と憎悪だった。

グローバル化を推進し、インターネットを生み出し、テクノロジーを進化させていくのはエリートとエスタブリッシュメントである。彼らはそこから莫大な儲けを手にする。そのため、グローバリズムを心から愛している。

しかし、こうしたエリート&エスタブリッシュメントは、人口から見るとほんの1%に過ぎない。残りは非エリートであり、グローバル化した社会の中で支配される側の階級だ。

その支配される側の人々は、別に今の社会を心から愛しているわけでもない。グローバル化によって恩恵を受けているわけはない。

むしろ彼らは社会の底辺に押し込まれ、エリートに歯車扱いや使い捨てにされて怨嗟を抱き、ブラックな仕事を強制されて不満が鬱積し、低賃金で怒りが爆発しそうになっている。

エスタブリッシュメントにとっては企業を成長させ、利益を生み出すためにグローバル化は非常に大切な動きだが、労働者にとってはそんなものはどうでもいい。

むしろ、グローバル化は支配される側の労働者にとっては敵である。なぜか。

それを破壊したいという意識的・無意識的な感情

グローバル化することによって、企業は新興国との激しい価格競争に巻き込まれる。その結果、コストの削減が必要になっていく。コストの大半は賃金なので、賃金は下げられていく。

あるいは合理化が徹底的に追求されて労働者は削減されていく。さらに激甚化していく競争に企業が敗れたら、一気にリストラされてしまう。

グローバル化は労働者にとっては、賃金引き下げと身分不安定を生み出すものだったのだ。

当初、労働者はグローバル化が何をもたらすのか分からなかった。だから、企業やマスメディアがそれを推進しても労働者は「自分たちには関係ない」と考えただけだった。

そして、それが自分たちの仕事や賃金を破壊するものであることに気付いた時は、もうすっかりグローバル化は突き進んで後戻りできない状況と化していたのである。

さらにグローバル化によって移民や難民が大量にやってくるようになると、欧米先進国の労働環境はもっと悪化していった。

外国からやってきた人々が低賃金で働くので、自分たちの仕事が奪われていったのだ。しかも彼らは福祉にただ乗りした。その上、自国の文化に馴染まないので社会の底辺での軋轢は非常に増えていった。

それが欧米先進国に起きたことだった。

グローバル化はやることなすことすべてが、労働者を犠牲にしてしまう。

その結果、労働者の多くはグローバル化に激しい憎悪を抱くようになり、それを推進するエリートやエスタブリッシュメントにも激しい怒りを感じるようになっていった。

2016年はこうした社会の底辺にマグマのように溜まっていた怒りのエネルギーが爆発した年でもある。

欧米では反移民・難民の政党が躍進し、アメリカでは反グローバリズム、反エスタブリッシュメントのアウトサイダー、ドナルド・トランプが登場したのはそんな背景があった。


隠そうと思っても隠せない負のエネルギーが噴出

怒り、恨み、憎悪……。それがグローバル化した社会の底辺で生まれ育っていた感情である。

マスメディアは「暴力の感情」がグローバル化によって膨れ上がっていることに気付かなかった。しかし、それは今やマスメディアが隠そうと思っても隠せない負のエネルギーとして表側に噴出している。

グローバル化によって生み出された歪みに、人々は耐えられなくなってきている。そして、「暴力の感情」はどんどん膨れ上がり、次第にその言動が無視できないものとなっていったのである。

「なぜエリートどもが信じられないほど儲けて、我々が貧困に堕ちないといけないのか?」

「なぜ外国から知らない人間どもがやってきて我々の国に住み着いて大きな顔をしているのか?」

「なぜ政治家は貧困に喘いでいる自国民を放置して、外国の方ばかりを優遇するのか?」

グローバル社会など普通の人は求めていない。にも関わらず、グローバル化はどんどん推進されていく。

既存の政治家はみんな大企業から献金を受けてグローバル化推進主義になっており、誰も自分たちの不満を代弁してくれない。完全に無視されてしまっている。

そんなグローバル化第一の風潮に人々は不満を隠せなくなり、爆発的で危機的な怒りを感じている。こんな社会を破壊したいという意識的・無意識的な感情が渦巻いていく。

そんな中で、インターネットが、多数派の層に開放されて、誰もがSNSで発言し、思いをぶちまけるようになっていったのである。

そうなれば、今の社会に対する強烈な罵詈雑言と憎悪と対立がそこに発生しても何ら驚くに当たらない。


最後は、リアルな世界で物理的な暴力を生み出す

誰もが、突き進んでいくグローバル化に対して激しいストレスを抱えている。どんなに真面目に働いても、どんどん合理化や賃金削減やリストラによって犠牲にされてしまう。

そんな時代に生きているのだから、そのストレスは既存のエスタブリッシュメントに向けられていく。今や、エスタブリッシュメントは労働者の敵になったのだ。

だからグローバル企業は攻撃され、傲慢な経営者が攻撃され、忌々しいセレブが攻撃され、金持ちの味方でありグローバル化を賞賛するマスコミが攻撃される。

さらに、グローバル化によって自国に入り込んで来た、自分たちとは価値感の違う人種、宗教、文化、哲学を持った人間との激しく実りのない攻防も生まれる。

外からやってきて好き勝手に振る舞って権利だけを主張する人間と、今まで大切に自国文化を守って来た人間とがうまくいくはずがない。価値感があまりにも違い過ぎるからだ。

だからインターネットでも、こうした人々はみんな相互憎悪で対立する。それは無限の罵詈雑言と中傷となって吹き荒れていき、暴力の言葉が積み上がっていく。

理解も和解もない。どちらも激しい言葉には激しい言葉で返すようになり、罵詈雑言と中傷と差別の応酬と化してインターネットはどんどん荒廃していくのが現実なのだ。

インターネットは怨念と怨恨で荒廃し、ヘイトの温床になっていく。これから起きるのは社会の果てしない荒廃であるのは約束された未来だ。

それは止めることができない。なぜなら、すでにグローバル化というバスは暴走しており、それは行き着くところまで行くしかないのである。グローバル化は止まらないし人間の本性も変わらない。最後まで暴走する。

では、どこに行き着くのか。

もちろん、インターネットで噴き出して止まらない言葉の暴力は、リアルな世界で物理的な暴力を生み出す。これで、名実ともに「暴力の時代」に入る。主義主張や立場や人種や宗教の違う人々が、互いに殺し合う時代がやってくる。


対立をどんどん煽っていったドナルド・トランプ。それによって生まれた社会の分断と吹き荒れる憎悪は、今後アメリカのみならず世界に深刻な影響を与える可能性がある。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20161130T1854080900
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c21

[近代史02] プーチン大統領は神の申し子_____小沢一郎先生はこういう人になって欲しかった 中川隆
26. 中川隆[5218] koaQ7Jey 2016年12月01日 17:52:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5653]

安倍晋三首相を操っているのはネオコンの中心グループに属している I・ルイス・リビーだと言われている。このリビーをエール大学で教えていたのが1992年に世界制覇プランを描き上げたポール・ウォルフォウィッツであり、安倍がそのプランに荷担するのは必然だった。そのネオコンを中心とする好戦派の力が衰えた現在、安倍政権は暴走の度合いを強めている。

 ウォルフォウィッツはシカゴ大学で博士号を取得しているが、その担当教授だったレオ・ストラウスはネオコンの思想的な支柱だと言われている。この大学は新自由主義経済の教祖的な存在であるミルトン・フリードマンの拠点でもある。

 軍事的な侵略と新自由主義が連携させた最初の人物は、1973年9月11日にCIAを後ろ盾とする軍事クーデターでチリに独裁体制を築いたオーグスト・ピノチェトだろう。このクーデターで倒されたサルバドール・アジェンデ政権は選挙で選ばれたのであり、アメリカが「民主主義を輸出」したとは言えない。

 ピノチェト政権は2000名とも2万名とも言われる人びとを虐殺したが、そのターゲットは巨大資本がカネ儲けする上で邪魔になると判断された人びとだ。そうした虐殺の後、フリードマン教授やアーノルド・ハーバーガー教授の「マネタリズム」に基づき、大企業/富裕層を優遇する政策が打ち出されていく。実際に現地で動いていたのは両教授の弟子たち、いわゆるシカゴ・ボーイズだ。

 そ賃金の引き下げ、労働者を保護する法律の廃止、労働組合の禁止などで労働環境は劣悪化、1979年には健康管理から年金、教育まで、全てを私有化しようという試みもなされた。

 1991年7月にロンドンで開かれたG7の首脳会談でソ連のミハイル・ゴルバチョフはこの政策を導入するように西側の首脳から強要されたが、難色を示した。ゴルバチョフが失脚し、ボリス・エリツィンが台頭する一因はここにある。

 1991年12月にソ連が消滅、エリツィン政権の下で新自由主義的な政策が推進されると腐敗勢力が国の資産を略奪して富豪になり、大多数の人びとは貧困化した。同じことを安倍政権も推進、その総仕上げとしてTPP(環太平洋連携協定)、TTIP(環大西洋貿易投資協定)、さらにTiSA(新サービス貿易協定)が計画された。言うまでもなく、この3協定は巨大資本が国を支配する仕組みを作り上げるものだ。

 ところが、安倍が頼ってきたアメリカの勢力が権力抗争で劣勢になり、言論統制の強化を図っている。アメリカの有力メディアが手先になっているほか、11月23日にはEU議会が「ロシアやイスラム系テロリスト・グループからの反EUプロパガンダ」に警鐘を鳴らす決議を採択した。同じ日にドイツのアンゲラ・メルケル首相はインターネット上で流れている「偽情報」によって人びとの意見が操作されていると発言、そうした情報を規制する必要性を訴えたと伝えられている。力が急速に衰えている彼らは社会に残っている民主主義的な要素を破壊、支配システムを維持しようと必死だ。

 力が急速に衰えているアメリカの好戦派は社会に残っている民主主義的な要素を壊しにかかっている。第2次世界大戦が終わった直後から情報操作の体制を整え、1970年代から通信傍受の能力や監視体制を強化してきた。

 ソ連消滅後は露骨な軍事侵略をアメリカ支配層は開始、イラクでの戦争が泥沼化した後は1970年代から80年代と同じようにサラフ主義者(ワッハーブ派)やムスリム同胞団を中心とする傭兵集団を使うようになり、それも破綻している。

 2014年11月、コンドリーサ・ライス元国務長官はFOXニュースのインタビューで、控えめで穏やかに話すアメリカの言うことを聞く人はいないと語っていた。何をしでかすかわからないという恐怖心からアメリカに従っている人は少なくないだろう。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611300000/

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html#c26

[] 「覚醒剤」
60. 中川隆[5219] koaQ7Jey 2016年12月01日 18:24:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5654]

2016年11月30日
石原真理さんがSMAPのキムタクの薬物使用を匂わす記事を書いた!& 木村拓哉は逮捕されるのか?&ニンニク注射の罠?
http://goldbook.ashita-sanuki.jp/e978297.html


石原真理さんがSMAPのキムタクの薬物使用を匂わす記事を書いた!

石原真理が木村拓哉の薬物使用を匂わす!ついでに元カレ・玉置浩二についても 2016年11月29日 21:04 | ジャニーズ
http://www.imashun-navi.com/article/444452430.html

石原真理さんがブログでASKAさんの覚醒剤逮捕について言及する際、木村拓哉さんと玉置浩二さんについても薬物使用の疑惑を彷彿させる一文を投稿し話題になっています。

「木村拓哉は逮捕されるのか?」
Smapの木村君もね。

[以下引用]
大変です、よって阿片や大麻、蔓延させてきた裏社会の沫殺を願います。ーーところであのクリ二ックの平石元医師なる人物はどうされました?玉置は行っていましたよ。Smapの木村君もね。ーー 一応事実まで。
[石原真理さんのブログ]


この平石元医師というのは、覚醒剤で逮捕されたASKAさんの元主治医であり、ASKAさんのシャブ抜きを手伝ったと週刊文春が報じたこともある人です。ASKAの元主治医・平石貴久氏が10億円の負債を抱えて自己破産したのは、芸能界薬物ルートの追求逃れが目的だった? そして、ASKAさんにアンナカを処方した人物であり、ASKAさんによると平石さんもアンナカを使用していたとのこと。

ちなみにアンナカとは馬の興奮剤としても知られる中枢興奮・鎮痛剤のことで、薬事法により「販売・或いは授与の目的での貯蔵・陳列」が禁止されている劇薬です。 ASKAが薬物中毒疑惑の真相を激白!「使用したのは覚せい剤ではなくアンナカ。暴力団組員とは知らずに交際」

NHKの紅白歌合戦の楽屋に平石先生の特設クリニックができ、芸能人が代わる代わるニンニク注射を打ちに来るという時期もあったとのこと。
ニンニク注射と麻薬
つまり、ニンニク注射というのがヤクザの使う麻薬であり、アンナカというものだそうです。ということは、NHKの紅白に出た歌手のほとんどが、ASKAと同じアンナカを打っていたことになります。ASKAを逮捕するのであれば・・・・紅白でニンニク注射を打った歌手も逮捕しないといけませんネ!(笑)

(顧客にはプロ野球の桑田真澄さんや松坂大輔さん、サッカーの三浦知良さんや中田英寿さん、大相撲の朝青龍、タレントのコロッケさん、ミュージシャンではX JAPANやTUBE、GLAYなど)

「ASKAが打ったニンニク注射は・・・薬物検査に引っかからないようにできているかも?」

ASKAさんが逮捕されたとき、業界では「ニンニク注射の中身にはいったい何が入ってたのか」と話題になったといいますが、少なくとも五輪に帯同したときに「何か」混ぜていたんだとしたら薬物検査でひっかかり問題になったでしょうから、それはないんでしょうね。

つまり、ニンニクの中に、微量の麻薬が含まれていて・・・検査をしても、引っかからないという事です。警察は、誰がニンニク注射をしたのかを調べるべきですよね。ASKAさんの元主治医はどこにいたんですかね?(関係ないとは思いますが・・・)
http://goldbook.ashita-sanuki.jp/e978297.html

http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c60

[リバイバル3] 『君の名は』 東宝 2016年 中川隆
8. 中川隆[5220] koaQ7Jey 2016年12月01日 19:14:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5655]

2016年11月30日
切断と結合の物語〜【考察】「君の名は。」


映画「君の名は。」については語り尽くした感があり、いくらなんでももう何も残っていないだろうと考えていた。ところが、新海誠監督が RADWIMPS の新譜「人間開花」(初回限定盤)に付属するDVDのために再編集した「スパークル (original ver.)」のMVを観て、新たな発見があった。なおMVには新規カットが幾つかあり、しかも(静止画ではなく)動いたので甚く感動した。作画監督を務めたのはキャラクターデザインの田中将賀。画質もBlu-ray並に綺麗だし、これは必見!

「スパークル (original ver.)」MVで新海監督は【彗星の分裂 → 三葉誕生時にへその緒を切断 → 髪を切る】というカットを繋いでいる(こちらの動画でも確認出来る)。僕は、はたと思い当たった。そうか、切断と結合は「君の名は。」の重要なモチーフだったのだと。彗星の分裂=切断であり、直後にその片割れは糸守町に衝突=結合している。これは1,200年周期で起こっており、スケールを拡大した織姫と彦星(七夕)の物語であるとも言えるだろう。

•【考察】「君の名は。」もうひとつの解釈〜両性具有という見地から
http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-5f42.html


僕は上記事で、三葉と瀧の前前前世は結合(シャム)双生児のような両性具有の単一体だったのではないか?と仮説を立てた。そしてシャム双生児にも切断=分離というテーマが生じて来る。

三葉のおばぁちゃん(一葉)が語るところのムスビとは結合であり、映画のラストシーンが三葉と瀧の再会=男女の結合を意味していることは言うまでもない。

切断と結合は「死と再生」と言い換えることも出来る。僕は今までに4回「君の名は。」を観たが、どうして三葉があのタイミングで髪を切るのか、納得がいく解釈が出来なかった。中学生の瀧に会って自分を認識してもらえず、失恋したと感じたから?いやいや、動機として弱すぎる。しかし上京したことを切っ掛けに彼女は生まれ変わろうと決意したのだと考えれば頷ける。実際にその翌日、三葉は死と再生という経験をすることになるのだから。

本編中に繰り返されるドアが開くショットは、2つに区切られた空間の結合であり、逆にドアが閉まるのは切断を意味している。

イギリスBBCラジオで映画評論家のMark Kermodeは「君の名は。」をterrific(素晴らしい)、sparkling(きらめくような)、wonderfulと絶賛した→こちらに動画あり。

彼は本作において「男と女、都会と田舎、古代と現代、科学と魔法、記憶と忘却といった相反する事物が、かたわれ時(strange twilight world)に出会うのだ」と表現している。

どうしてかたわれ時なのだろう?僕は考えた。そうだ!twilightとは昼と夜(day and night)、光と闇(light and darkness)との接点なのだ。つまりここにも結合のテーマが現れているのである。

「君の名は。」は深い。底なしの奥行きを持つ、途方もない作品である。
http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-7de7.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/663.html#c8

[リバイバル3] スピーカの最高峰 B&W Original Nautilus _ 音響は完璧でも… 中川隆
39. 中川隆[5221] koaQ7Jey 2016年12月02日 10:25:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5656]

禁断のKRELL 古典か、それとも現代か

古典的なスピーカーが現代的な表現力を持つスピーカーとなる進化の嚆矢となったのは、1950年代から登場したエレクトロスタティック型(平面型)スピーカーがもたらしたものだ。

平面型スピーカーがダイナミック型(ドームやコーンユニットを持つ)スピーカーと一線を隔したのは、ボックス型のエンクロージュアを持たないので不要共振や音の回折がきわめて少ない。その為非常に精密なステレオ・イメージが獲得できる。

しかしながら平面型は音圧を得られにくい、過大な負荷を要求しアンプが巨大化、複雑化、高額化する。メンテナンス(点検)の頻度が高くなり、リペア(修理)も難しいなどの理由でいまひとつメインストリームとなり切れなかった。

平面型ととって代わるように台頭してきたのが、通常のダイナミック型でありながらコンデンサー型やプレーナー型といった平面型スピーカーと同等の精密な音場感を得られる新世代のモデルであった。

この新しい世代のモデルはいくつかの方法によりエンクロージュアの不用な共振を抑え込み、特徴的なデザインで音の回折を抑制して進化したユニットを小口径化かつ複数配列することでバッフル面の面積を極小化して点音源化、また各帯域のユニットのタイムアライメントは厳格に管理されており、左右の個体の周波数特性や音色は顕微鏡的な入念さでマッチングを取られているので精密なサウンドとステレオフォニックな音場感を飛躍的に向上させている。

これが B&W、Magico、AVALON、YG、WILSON といった現代のハイエンド・スピーカーだ。

古典か、それとも現代か、異論はあるだろうが、「原音再生」を理想に掲げる場合、現代のハイエンドスピーカーがもっとも生演奏に近い。また共振のような付帯音が少ない事から、ソリストやオーケストラによる個性の違いも現代のハイエンド型がもっとも上手く表現できると思う。
http://ameblo.jp/507576/entry-12224880357.html


欧州最大のスピーカーメーカーはイギリスのB&W、
同社は現代のハイエンドを志向した音作りで、ハイフィディリティ(高忠実度)な音質。反面、芸術性にはやや欠ける。

モニター調でニュートラルな音質。

B&W は 2way に圧倒的に定評があるメーカーで開発専任の研究職だけで三十人あまり、工場の規模が大きいので量産効果が高く、価格対性能のよさでは他の追随を許さないが・・・・・・

高域がカンカンとキツく非常に硬い音で聴くに堪えない。

音がほぐれてくるまで二年はかかってしまうなど問題点もある。

普段使っているJBL K2も硬質、寒色の音色でスピーカー自体に芸術性のようなものはない。音色の良さはアンプ・DAC・ケーブルの力に頼ることになる。

JBL K2はダイナミクス、躍動感、JAZZのバイタリティやボーカルの再現性に優れている。

だがJBLだけを聴いていると飽きてしまう。人間は同じ刺激を受け続けていると慣れてしまうのだ。
http://ameblo.jp/507576/entry-12221887808.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/202.html#c39

[不安と不健康18] 30〜40代女性に薄毛の悩み急増…男性とは違う特徴とは?〈週刊朝日〉 赤かぶ
1. 中川隆[5222] koaQ7Jey 2016年12月02日 14:28:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5657]
絶対に食べてはいけない 小麦と植物油を使った食品すべて

高脂血症や髪が禿げる原因は小麦のグルテン


・グルテン入り小麦を大量に使った食品:

ラーメン、うどん、そば

食パン、ホットケーキ、ピザ、ケーキ、クッキー、スパゲティ、パスタ

ビール

天ぷら・コロッケ・フライの衣、カレー・シチュー


は絶対に食べちゃダメ


薄毛が気になったら小麦をやめるといいかも - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2146777359462864001

【驚愕】小麦を食べ過ぎると「ハゲ」になる!?パンや麺類を止めたら髪がフサフサに!円形脱毛症や炎症の恐れも
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-12372.html

グルテンフリー生活で食べられない食事をまとめてみた
http://mrgreen.hateblo.jp/entry/2015/06/17/133345

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/214.html#c1

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
288. 中川隆[5223] koaQ7Jey 2016年12月02日 21:15:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5658]

10月の北米地域BBレシオが 2012年11月以来の低い数字 0.91 を付けた後の半導体関連銘柄の暴落状況


北米地域半導体製造装置BBレシオ 11月24日発表

データ (単位:倍) 2016年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
1.07 1.05 1.15 1.09 1.09 1 1.05 1.03 1.05 0.91


2016/12/2 半導体関連株が軒並み安。

東エレクが4%安 米半導体指数の下落で(9時50分、コード8035など)5営業日ぶりに反落している。一時前日比455円(4.3%)安の1万30円まで下落した。

1日の米国株式市場でフィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)が5%安に迫る大幅安となり、日本の半導体関連銘柄にも売りが波及した。

スクリン(7735)も6.8%安、日立国際(6756)も4.6%安と半導体製造装置関連が軒並み安い。

SOXは1日、前日比4.8%安まで下落し、11月14日以来の水準を付けた。

米アプライド・マテリアルズやインテルといった半導体関連株が売られた。

台湾のデジタイムズが1日、「アップルがiPhone7の注文を減らしている」と報じたことから、アップル関連の需要減への警戒感が浮上。米ハイテク株が大幅安につながった。

半導体関連は景気に左右されやすく、トランプ次期大統領の財政拡張に伴う設備投資の増加期待を背景に上昇していた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕


北米地域半導体製造装置BBレシオ
http://www.traders.co.jp/economic_data/kaigai_e_index/kaigai_e_index_top.asp?ID=021401
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0783&asi=3&yy=1


PHLX Semiconductor (^SOX) チャート
http://finance.yahoo.com/chart/%5ESOX?ltr=1#eyJzaG93QXJlYSI6ZmFsc2UsInNob3dMaW5lIjpmYWxzZSwibXVsdGlDb2xvckxpbmUiOmZhbHNlLCJzaG93Q2FuZGxlIjp0cnVlLCJib2xsaW5nZXJVcHBlckNvbG9yIjoiI2UyMDA4MSIsImJvbGxpbmdlckxvd2VyQ29sb3IiOiIjOTU1MmZmIiwibWZpTGluZUNvbG9yIjoiIzQ1ZTNmZiIsIm1hY2REaXZlcmdlbmNlQ29sb3IiOiIjZmY3YjEyIiwibWFjZE1hY2RDb2xvciI6IiM3ODdkODIiLCJtYWNkU2lnbmFsQ29sb3IiOiIjMDAwMDAwIiwicnNpTGluZUNvbG9yIjoiI2ZmYjcwMCIsInN0b2NoS0xpbmVDb2xvciI6IiNmZmI3MDAiLCJzdG9jaERMaW5lQ29sb3IiOiIjNDVlM2ZmIiwibGluZVR5cGUiOiJjYW5kbGUiLCJyYW5nZSI6IjJ5IiwiYWxsb3dDaGFydFN0YWNraW5nIjp0cnVlfQ%3D%3D


Applied Materials, Inc. (AMAT) チャート
http://finance.yahoo.com/chart/AMAT#eyJzaG93QXJlYSI6ZmFsc2UsInNob3dMaW5lIjpmYWxzZSwibXVsdGlDb2xvckxpbmUiOmZhbHNlLCJzaG93Q2FuZGxlIjp0cnVlLCJib2xsaW5nZXJVcHBlckNvbG9yIjoiI2UyMDA4MSIsImJvbGxpbmdlckxvd2VyQ29sb3IiOiIjOTU1MmZmIiwibWZpTGluZUNvbG9yIjoiIzQ1ZTNmZiIsIm1hY2REaXZlcmdlbmNlQ29sb3IiOiIjZmY3YjEyIiwibWFjZE1hY2RDb2xvciI6IiM3ODdkODIiLCJtYWNkU2lnbmFsQ29sb3IiOiIjMDAwMDAwIiwicnNpTGluZUNvbG9yIjoiI2ZmYjcwMCIsInN0b2NoS0xpbmVDb2xvciI6IiNmZmI3MDAiLCJzdG9jaERMaW5lQ29sb3IiOiIjNDVlM2ZmIiwibGluZVR5cGUiOiJjYW5kbGUiLCJyYW5nZSI6IjJ5IiwiYWxsb3dDaGFydFN0YWNraW5nIjp0cnVlfQ%3D%3D


東京エレクトロン チャート
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=8035


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c288

[経世済民116] 金融市場はこれから不安定化する危険がある マーケットは「FRBの役割」を忘れていないか(東洋経済) 赤かぶ
3. 中川隆[5224] koaQ7Jey 2016年12月02日 21:18:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5659]
2016年11月29日
野沢直子の態度豹変で分かった米国の株高の原因


 野沢直子というタレントをご存知でしょうか?

 以前は、いいともとかによく出演していましたが、最近はサンフランシスコに住んでいるのだとか。

 その彼女、最近ではトランプ氏に対する発言で注目を浴びていました。


“ 「トランプ大統領になったらブラジルに引っ越す」「髪型が嫌い」「アメリカ人はバカなのかと思う」


 その彼女が、急に態度を変えて次のように言っているのです。


“ 「今はもう、手のひらを返したように支持しています!」「「ウチの旦那も同じ髪型にしました。息子もトランプ大学に行くことにしました」


 自分で言っているように、まさに手のひら返しと言っていいでしょう。

 しかし、手のひら返しは野沢直子だけではないのです。米国人のセレブと言われる人たちで、あんなのクリントン氏を支持していたのに…そして、トランプ氏が勝ったら海外に移住するとまで明言していたのに、同様にやっぱり米国に留まると言っている人のなんと多いことか!

 一体なんなのでしょうね、この現象。

 私、思うのですが、結果で出てしまった以上…つまりトランプ氏が大統領になることが決まった以上、トランプ氏のことを今までのように批判していたら自分たちにとって不利益なことが起きるのではないかと恐れ、だから態度を変えたのではないかと思うのです。

 勝ち馬に乗る 勝てば官軍 寄らば大樹の陰 長いものには巻かれろ 

 英語では次のような言い方があると言います。

 Jump on the band wagon. 

 If you can't beat them, join them.

Better bend than break.

Don't kick against the pricks.


要するに、権力者に楯突くとろくなことがないということでしょうか。

 でも、だとしたら今韓国で起きている大統領を巡るスキャンダルについて、誰も笑うことができませんよね。

 大統領から無理難題を突き付けられても逆らうことができない韓国の大企業のトップたち。

 日本のマスコミの状況も似たようなものでしょう。

 今は、安倍政権を批判するときではない、と。
 
 ということで、マーケット関係者も、この際、トランプ氏の考え方に立ってご祝儀相場を演じているということなのでしょうか。


 欧米人は、普段は自由だとか人権の尊重だとかを口にしているけど、本当は儲けることをより重視している計算高い人間
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51695092.html

http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/353.html#c3

[日本の事件31] (阿修羅総括)数ある冤罪事件は国家の犯罪 志井 相栄
16. 中川隆[5225] koaQ7Jey 2016年12月02日 21:27:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5660]

このスレに書かれているのはすべてデマだから騙されないでね:

偽情報が渦巻く中で、正しい情報を見抜く力を会得する方法


日本とアメリカで、奇しくも同時並行的に「検索」で得られる情報に不信を抱かせる事件が相次いでいる。検索して出てくる情報がディスインフォメーション(捏造記事)である例が相次いだのである。

どういうことか。

リアルな社会では、朝日新聞が捏造記事を垂れ流していることで有名だが、インターネットでもいよいよ捏造やプロパガンダを含んだ記事が組織的に生み出され、それが検索上位を占めるようになって人々を攪乱するようになってきたのだ。

アメリカでは折しも2016年はドナルド・トランプとヒラリー・クリントンが互いに激しく相手を中傷しながらの大統領選挙となった。そんな中で、ロシア圏からヒラリー・クリントンに不利な情報が大量に流されて世論に影響を与えていた。

それも、1つ2つのサイトではない。数百のサイトがいっせいに捏造記事を配信するようになっていたのである。

こうなると、何が真実で何が捏造なのか見破ることすらもできなくなってしまう。

いつしか捏造記事がフェイスブック等のSNSで共有され、拡散され、多くの人々が信じるようになり、捏造がひとり歩きして大統領選挙に大きな影響を与えた。

大量の情報を集めれば集めるほど振り回される

ワシントンポストが、こうした嘘を拡散するニュースサイトをブラックリスト化したら、そのリストは200に及んだという。

一方で日本ではディー・エヌ・エー(DeNA)という会社が運営している「ウェルク(WELQ)」という医療提供サイトが、あちこちから記事をパクリ、真実ではない医療情報をいかにも真実のように書き散らかしていた。

この会社はこれらの記事に対して検索上位になるためのあらゆる手法を駆使しており、結果的には偽の医療情報が検索上位を占めて問題になった。

これらの医療情報の記事には広告が掲載されており、DeNAはそこから莫大な収益を上げていた。

つまり、アフィリエイトで儲けるために、大量の根拠のない医療記事をライターに書かせてアコギに儲けていたのである。アップされていた記事は、一日100本以上になっていたという。

これが大批判されて、この企業はこのサイトだけでなく、他のジャンルのサイトも含めて記事の非公開に追い込まれるという事態と化した。

つまり、最近は企業や組織が金儲けやプロパガンダのために自分たちの記事を検索エンジンの特性や弱点を狡猾に突いて上位に押し上げているという動きが活発化しているのだ。

これによって、検索上位に上がってくるのは、捏造記事のオンパレードと化してしまった。

もちろん、検索エンジンもこうした問題に対処するために日々、進化しているのだが、現状はイタチごっこであり、完全に捏造情報を防止することは不可能に近い。

検索で得られる「大量の情報」は真実を見通すことも、将来を見通すこともできないのだが、今後は大量の情報を集めれば集めるほど捏造に振り回される人間と化す可能性が高まる。


どれが真実なのか分からなくなってしまった

もう、「大量の情報」を集めても有利にならない。

インターネットで拡散されている情報が玉石混交だからというのもあるが、それ以上に「意図的に偽情報が大量に流されるから」だ。

ワクチンひとつに取っても、予防のために打つべきだという意見と、ワクチンそのものが副作用で問題を引き起こすので「絶対」に打たない方がいいという意見がある。

中には、インフルエンザや病原菌の蔓延そのものが人工的にばらまかれたもので、それは製薬会社がワクチンを売るための陰謀なのだという説もある。

あるいは、子宮頸癌ワクチンにしても、予防のために定期予防接種は重要だと言われる裏で、大して効果がない割りには一定数で不妊になるので打つべきではないという意見もある。

ワクチンは打っていいのかどうか。結論が180度違う情報がそれぞれ大量にある。しかも、それぞれ微妙に細部が異なるバージョンの記事がばらまかれる。

そうなると、結局のところ大量の情報を集めれば集めるほど身動きができなくなる。

普通、真実はひとつしかないはずなのだが、インターネットではあまりにも「真実」を称する記事がありすぎて、どれが真実なのか分からなくなってしまうのである。

世の中が大量情報化時代になって、人々はインターネットがなかった時代よりも知的になっているのかと言えば、ほとんどの人は「ノー」と答えるはずだ。

また、たくさんの情報を手に入れられるようになって、物事はシンプルで分かりやすくなったのかと言われれば、これもまたほとんどの人は「ノー」と答えるはずだ。

逆に、あまりの大量情報によって、もはや世の中で何が動いているのか、よけいに理解できなくなってしまった。

そしてどうなったのか。捏造記事でもプロパガンダでも、検索上位に来る記事を人々は信じるようになり、自らもプロパガンダをSNSで拡散するようになっていった。


自分の専門外であっても取捨選択できる能力が必要に

科学も、医学も、社会のありかたも、経済のありかたも、すべてが猛烈に細分化された。もはや人々は、自分の専門以外の部分で何が真実なのかを知ることができなくなってしまった。

ひとりの人間が身の回りで起きているすべてを正確に把握できるほど分かりやすい社会ではなくなっていったのだ。

だから、人々はインターネットに頼り、検索エンジンを駆使するのだが、そこから得られる情報がどんどん捏造記事とプロパガンダに覆われていったらどうだろうか?

大量の情報は大量のゴミと化して、それに触れれば触れるほど混乱していくことになる。大量の情報は、物事を整理し、解決するためにあるのではなく、むしろ自分の判断を大混乱させるものと化す。

そうなっていくと、情報化社会になって必要なのは、情報に依存して踊ることではないことに気付くはずだ。もっと重要なものが必要になってくる。

大量の情報を前にして重要になってくるのは、それは大量の情報に踊らされたり、捏造やプロパガンダを排除したりする、「取捨選択能力」である。

それも、自分の専門外であっても取捨選択できる能力が必要になってくる。では、この能力を発揮するために必要なものとは何か……。

それは「常識」である。

私たちは大量の情報を前にして取捨選択する時、最も重要な能力である「常識」を働かさなければならないのだ。

世の中には常識外れな出来事が真実であることも往々にしてある。そして、常識がすべてを解決するわけではない。

しかし、きちんとした常識があれば、少なくと捏造とプロパガンダにまみれた情報に接したとき、「これは間違っている」と直感で判断できるようになり、正しい選択ができることの方が多い。

検索エンジンで得られる情報ですらも捏造記事とプロパガンダにまみれていく時代、「常識」はますます重要なものになりつつある。

ちなみに常識を外した生き方で成功するためにも、最初に常識を知った上でそれを外す必要があるのだから、結局は常識が身についていなければならないということだ。

生きにくい時代になればなるほど、常識は役に立つ。あなたはどこまで常識を身につけているだろうか? あなたの身につけた情報は、いずれ役に立つ日が必ずくる。


混乱していく大量情報化社会。この大量の情報を前にして重要になってくるのは、それは大量の情報に踊らされたり、捏造やプロパガンダを排除したりする、「取捨選択能力」である。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20161202T1827470900
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/873.html#c16

[近代史02] 『朝鮮進駐軍』の嘘 _ こんなのに騙されるアホが居るんだ 中川隆
55. 中川隆[5226] koaQ7Jey 2016年12月02日 21:29:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5661]


偽情報が渦巻く中で、正しい情報を見抜く力を会得する方法


日本とアメリカで、奇しくも同時並行的に「検索」で得られる情報に不信を抱かせる事件が相次いでいる。検索して出てくる情報がディスインフォメーション(捏造記事)である例が相次いだのである。

どういうことか。

リアルな社会では、朝日新聞が捏造記事を垂れ流していることで有名だが、インターネットでもいよいよ捏造やプロパガンダを含んだ記事が組織的に生み出され、それが検索上位を占めるようになって人々を攪乱するようになってきたのだ。

アメリカでは折しも2016年はドナルド・トランプとヒラリー・クリントンが互いに激しく相手を中傷しながらの大統領選挙となった。そんな中で、ロシア圏からヒラリー・クリントンに不利な情報が大量に流されて世論に影響を与えていた。

それも、1つ2つのサイトではない。数百のサイトがいっせいに捏造記事を配信するようになっていたのである。

こうなると、何が真実で何が捏造なのか見破ることすらもできなくなってしまう。

いつしか捏造記事がフェイスブック等のSNSで共有され、拡散され、多くの人々が信じるようになり、捏造がひとり歩きして大統領選挙に大きな影響を与えた。


大量の情報を集めれば集めるほど振り回される

ワシントンポストが、こうした嘘を拡散するニュースサイトをブラックリスト化したら、そのリストは200に及んだという。

一方で日本ではディー・エヌ・エー(DeNA)という会社が運営している「ウェルク(WELQ)」という医療提供サイトが、あちこちから記事をパクリ、真実ではない医療情報をいかにも真実のように書き散らかしていた。

この会社はこれらの記事に対して検索上位になるためのあらゆる手法を駆使しており、結果的には偽の医療情報が検索上位を占めて問題になった。

これらの医療情報の記事には広告が掲載されており、DeNAはそこから莫大な収益を上げていた。

つまり、アフィリエイトで儲けるために、大量の根拠のない医療記事をライターに書かせてアコギに儲けていたのである。アップされていた記事は、一日100本以上になっていたという。

これが大批判されて、この企業はこのサイトだけでなく、他のジャンルのサイトも含めて記事の非公開に追い込まれるという事態と化した。

つまり、最近は企業や組織が金儲けやプロパガンダのために自分たちの記事を検索エンジンの特性や弱点を狡猾に突いて上位に押し上げているという動きが活発化しているのだ。

これによって、検索上位に上がってくるのは、捏造記事のオンパレードと化してしまった。

もちろん、検索エンジンもこうした問題に対処するために日々、進化しているのだが、現状はイタチごっこであり、完全に捏造情報を防止することは不可能に近い。

検索で得られる「大量の情報」は真実を見通すことも、将来を見通すこともできないのだが、今後は大量の情報を集めれば集めるほど捏造に振り回される人間と化す可能性が高まる。


どれが真実なのか分からなくなってしまった

もう、「大量の情報」を集めても有利にならない。

インターネットで拡散されている情報が玉石混交だからというのもあるが、それ以上に「意図的に偽情報が大量に流されるから」だ。

ワクチンひとつに取っても、予防のために打つべきだという意見と、ワクチンそのものが副作用で問題を引き起こすので「絶対」に打たない方がいいという意見がある。

中には、インフルエンザや病原菌の蔓延そのものが人工的にばらまかれたもので、それは製薬会社がワクチンを売るための陰謀なのだという説もある。

あるいは、子宮頸癌ワクチンにしても、予防のために定期予防接種は重要だと言われる裏で、大して効果がない割りには一定数で不妊になるので打つべきではないという意見もある。

ワクチンは打っていいのかどうか。結論が180度違う情報がそれぞれ大量にある。しかも、それぞれ微妙に細部が異なるバージョンの記事がばらまかれる。

そうなると、結局のところ大量の情報を集めれば集めるほど身動きができなくなる。

普通、真実はひとつしかないはずなのだが、インターネットではあまりにも「真実」を称する記事がありすぎて、どれが真実なのか分からなくなってしまうのである。

世の中が大量情報化時代になって、人々はインターネットがなかった時代よりも知的になっているのかと言えば、ほとんどの人は「ノー」と答えるはずだ。

また、たくさんの情報を手に入れられるようになって、物事はシンプルで分かりやすくなったのかと言われれば、これもまたほとんどの人は「ノー」と答えるはずだ。

逆に、あまりの大量情報によって、もはや世の中で何が動いているのか、よけいに理解できなくなってしまった。

そしてどうなったのか。捏造記事でもプロパガンダでも、検索上位に来る記事を人々は信じるようになり、自らもプロパガンダをSNSで拡散するようになっていった。


自分の専門外であっても取捨選択できる能力が必要に

科学も、医学も、社会のありかたも、経済のありかたも、すべてが猛烈に細分化された。もはや人々は、自分の専門以外の部分で何が真実なのかを知ることができなくなってしまった。

ひとりの人間が身の回りで起きているすべてを正確に把握できるほど分かりやすい社会ではなくなっていったのだ。

だから、人々はインターネットに頼り、検索エンジンを駆使するのだが、そこから得られる情報がどんどん捏造記事とプロパガンダに覆われていったらどうだろうか?

大量の情報は大量のゴミと化して、それに触れれば触れるほど混乱していくことになる。大量の情報は、物事を整理し、解決するためにあるのではなく、むしろ自分の判断を大混乱させるものと化す。

そうなっていくと、情報化社会になって必要なのは、情報に依存して踊ることではないことに気付くはずだ。もっと重要なものが必要になってくる。

大量の情報を前にして重要になってくるのは、それは大量の情報に踊らされたり、捏造やプロパガンダを排除したりする、「取捨選択能力」である。

それも、自分の専門外であっても取捨選択できる能力が必要になってくる。では、この能力を発揮するために必要なものとは何か……。

それは「常識」である。

私たちは大量の情報を前にして取捨選択する時、最も重要な能力である「常識」を働かさなければならないのだ。

世の中には常識外れな出来事が真実であることも往々にしてある。そして、常識がすべてを解決するわけではない。

しかし、きちんとした常識があれば、少なくと捏造とプロパガンダにまみれた情報に接したとき、「これは間違っている」と直感で判断できるようになり、正しい選択ができることの方が多い。

検索エンジンで得られる情報ですらも捏造記事とプロパガンダにまみれていく時代、「常識」はますます重要なものになりつつある。

ちなみに常識を外した生き方で成功するためにも、最初に常識を知った上でそれを外す必要があるのだから、結局は常識が身についていなければならないということだ。

生きにくい時代になればなるほど、常識は役に立つ。あなたはどこまで常識を身につけているだろうか? あなたの身につけた情報は、いずれ役に立つ日が必ずくる。

混乱していく大量情報化社会。この大量の情報を前にして重要になってくるのは、それは大量の情報に踊らされたり、捏造やプロパガンダを排除したりする、「取捨選択能力」である。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20161202T1827470900

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/535.html#c55

[日本の事件30] コンクリ殺人の犯人が全員出所したらしい(2ch) 木卯正一
1495. 中川隆[5227] koaQ7Jey 2016年12月02日 21:45:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5662]


偽情報が渦巻く中で、正しい情報を見抜く力を会得する方法


日本とアメリカで、奇しくも同時並行的に「検索」で得られる情報に不信を抱かせる事件が相次いでいる。検索して出てくる情報がディスインフォメーション(捏造記事)である例が相次いだのである。

どういうことか。

リアルな社会では、朝日新聞が捏造記事を垂れ流していることで有名だが、インターネットでもいよいよ捏造やプロパガンダを含んだ記事が組織的に生み出され、それが検索上位を占めるようになって人々を攪乱するようになってきたのだ。

アメリカでは折しも2016年はドナルド・トランプとヒラリー・クリントンが互いに激しく相手を中傷しながらの大統領選挙となった。そんな中で、ロシア圏からヒラリー・クリントンに不利な情報が大量に流されて世論に影響を与えていた。

それも、1つ2つのサイトではない。数百のサイトがいっせいに捏造記事を配信するようになっていたのである。

こうなると、何が真実で何が捏造なのか見破ることすらもできなくなってしまう。

いつしか捏造記事がフェイスブック等のSNSで共有され、拡散され、多くの人々が信じるようになり、捏造がひとり歩きして大統領選挙に大きな影響を与えた。


大量の情報を集めれば集めるほど振り回される

ワシントンポストが、こうした嘘を拡散するニュースサイトをブラックリスト化したら、そのリストは200に及んだという。

一方で日本ではディー・エヌ・エー(DeNA)という会社が運営している「ウェルク(WELQ)」という医療提供サイトが、あちこちから記事をパクリ、真実ではない医療情報をいかにも真実のように書き散らかしていた。

この会社はこれらの記事に対して検索上位になるためのあらゆる手法を駆使しており、結果的には偽の医療情報が検索上位を占めて問題になった。

これらの医療情報の記事には広告が掲載されており、DeNAはそこから莫大な収益を上げていた。

つまり、アフィリエイトで儲けるために、大量の根拠のない医療記事をライターに書かせてアコギに儲けていたのである。アップされていた記事は、一日100本以上になっていたという。

これが大批判されて、この企業はこのサイトだけでなく、他のジャンルのサイトも含めて記事の非公開に追い込まれるという事態と化した。

つまり、最近は企業や組織が金儲けやプロパガンダのために自分たちの記事を検索エンジンの特性や弱点を狡猾に突いて上位に押し上げているという動きが活発化しているのだ。

これによって、検索上位に上がってくるのは、捏造記事のオンパレードと化してしまった。

もちろん、検索エンジンもこうした問題に対処するために日々、進化しているのだが、現状はイタチごっこであり、完全に捏造情報を防止することは不可能に近い。

検索で得られる「大量の情報」は真実を見通すことも、将来を見通すこともできないのだが、今後は大量の情報を集めれば集めるほど捏造に振り回される人間と化す可能性が高まる。


どれが真実なのか分からなくなってしまった

もう、「大量の情報」を集めても有利にならない。

インターネットで拡散されている情報が玉石混交だからというのもあるが、それ以上に「意図的に偽情報が大量に流されるから」だ。

ワクチンひとつに取っても、予防のために打つべきだという意見と、ワクチンそのものが副作用で問題を引き起こすので「絶対」に打たない方がいいという意見がある。

中には、インフルエンザや病原菌の蔓延そのものが人工的にばらまかれたもので、それは製薬会社がワクチンを売るための陰謀なのだという説もある。

あるいは、子宮頸癌ワクチンにしても、予防のために定期予防接種は重要だと言われる裏で、大して効果がない割りには一定数で不妊になるので打つべきではないという意見もある。

ワクチンは打っていいのかどうか。結論が180度違う情報がそれぞれ大量にある。しかも、それぞれ微妙に細部が異なるバージョンの記事がばらまかれる。

そうなると、結局のところ大量の情報を集めれば集めるほど身動きができなくなる。

普通、真実はひとつしかないはずなのだが、インターネットではあまりにも「真実」を称する記事がありすぎて、どれが真実なのか分からなくなってしまうのである。

世の中が大量情報化時代になって、人々はインターネットがなかった時代よりも知的になっているのかと言えば、ほとんどの人は「ノー」と答えるはずだ。

また、たくさんの情報を手に入れられるようになって、物事はシンプルで分かりやすくなったのかと言われれば、これもまたほとんどの人は「ノー」と答えるはずだ。

逆に、あまりの大量情報によって、もはや世の中で何が動いているのか、よけいに理解できなくなってしまった。

そしてどうなったのか。捏造記事でもプロパガンダでも、検索上位に来る記事を人々は信じるようになり、自らもプロパガンダをSNSで拡散するようになっていった。


自分の専門外であっても取捨選択できる能力が必要に

科学も、医学も、社会のありかたも、経済のありかたも、すべてが猛烈に細分化された。もはや人々は、自分の専門以外の部分で何が真実なのかを知ることができなくなってしまった。

ひとりの人間が身の回りで起きているすべてを正確に把握できるほど分かりやすい社会ではなくなっていったのだ。

だから、人々はインターネットに頼り、検索エンジンを駆使するのだが、そこから得られる情報がどんどん捏造記事とプロパガンダに覆われていったらどうだろうか?

大量の情報は大量のゴミと化して、それに触れれば触れるほど混乱していくことになる。大量の情報は、物事を整理し、解決するためにあるのではなく、むしろ自分の判断を大混乱させるものと化す。

そうなっていくと、情報化社会になって必要なのは、情報に依存して踊ることではないことに気付くはずだ。もっと重要なものが必要になってくる。

大量の情報を前にして重要になってくるのは、それは大量の情報に踊らされたり、捏造やプロパガンダを排除したりする、「取捨選択能力」である。

それも、自分の専門外であっても取捨選択できる能力が必要になってくる。では、この能力を発揮するために必要なものとは何か……。

それは「常識」である。

私たちは大量の情報を前にして取捨選択する時、最も重要な能力である「常識」を働かさなければならないのだ。

世の中には常識外れな出来事が真実であることも往々にしてある。そして、常識がすべてを解決するわけではない。

しかし、きちんとした常識があれば、少なくと捏造とプロパガンダにまみれた情報に接したとき、「これは間違っている」と直感で判断できるようになり、正しい選択ができることの方が多い。

検索エンジンで得られる情報ですらも捏造記事とプロパガンダにまみれていく時代、「常識」はますます重要なものになりつつある。

ちなみに常識を外した生き方で成功するためにも、最初に常識を知った上でそれを外す必要があるのだから、結局は常識が身についていなければならないということだ。

生きにくい時代になればなるほど、常識は役に立つ。あなたはどこまで常識を身につけているだろうか? あなたの身につけた情報は、いずれ役に立つ日が必ずくる。

混乱していく大量情報化社会。この大量の情報を前にして重要になってくるのは、それは大量の情報に踊らされたり、捏造やプロパガンダを排除したりする、「取捨選択能力」である。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20161202T1827470900

http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/632.html#c1495

[リバイバル3] 自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか 中川隆
42. 中川隆[5228] koaQ7Jey 2016年12月02日 22:12:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5663]

2016.12.02 電通強制捜査に思うこと 恐怖ベース社会の終わり
http://golden-tamatama.com/blog-entry-2588.html


さて、ちょっと前のニュースですが。
皆様も知っての通り最近、あの電通に強制捜査が入りましたね。
以下は週刊現代から


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50245


官邸を怒らせた

「今回の強制捜査は、スピード・規模ともに『異例中の異例』といえます。昨年末に過労自殺した新入社員の高橋まつりさんの母親が記者会見を開いて電通の過重労働問題が取り沙汰されるようになってから、わずか1ヵ月で東京本社と中部、関西、京都支社と大規模な強制捜査が展開されました。ここからは、官庁や官邸が電通を本気で叩くという姿勢がうかがえます」(経済ジャーナリスト・磯山友幸氏)

11月7日午前、厚生労働省は計88人の大所帯で電通本社および3支社の「強制捜査」に入った。

「捜査官が入ってくると知らされたときには愕然としました。我々はなす術なく、表口から列をなして入り、オフィスの資料を片っ端からピックアップしていく彼らの捜査に応じるしかありませんでした。強制捜査に入られることは、本来企業としてはあってはならないことです。クライアントにどう説明するべきか、今はわかりません」(電通幹部)

厚労省が「異例」のスピードと規模で捜査に踏み切った背景と内実について、専門家たちは次のように分析している。

「電通はもともと何度も労働基準監督署から是正勧告を受けていたにもかかわらず、改善は図られず過労死が起きた。そこで10月に一度、労基署はその上部組織の東京労働局と共に電通本社へ『臨検監督』に入ったのですが、ここでは是正を求めるというより、強制捜査に乗り込むために是正されていないことを確認しに行った、というほうが正しいでしょう」(元労働基準監督官・篠原宏治氏)

また、日本労働弁護団常任幹事の渡辺輝人氏は次のように語る。

「『異例』なのは、支社も含め強制捜査を一斉に実施したこと。労働局は都道府県単位で設置されていて、これを一斉に動かすためには、結局本省の労働基準局が動き、各局の連携を取る必要がある。本来であれば労基署の監督官が単独で取り締まりや捜査ができるのに、本省まで関わってきているのです。

厚労省が総出で動いているのには、やはり先の臨検監督で、電通が労働基準法に違反している『証拠』を掴んだからだと思われます。本腰を入れた厚労省は差し押さえ令状が必要な強制捜査に踏み切った。これは彼らが電通を『容疑者』とみなしたということです」

・・略・・

前出・磯山氏は「塩崎恭久大臣は是正勧告に応じなかった電通に激怒している」と明かす。

「電通は’14年には関西支社が、’15年には東京本社が労基署から是正勧告を受けているのにもかかわらずこのような事態を招き、塩崎大臣は厚生労働大臣としてメンツを潰された格好になった。

それに、いま官邸は『働き方改革』を進めていますが、この現場を司る責任官庁は厚労省。このまま企業の過重労働問題を野放しにすれば、安倍総理の不興を買うことにもなりかねない。そこで、塩崎大臣は官庁としての『本気度』を示そうとしているのです」

・・乗り込んだのは「特殊部隊」

これに加えて、今回の捜査が異例のスピードで進んだのは「過重労働撲滅特別対策班」、通称「かとく」の存在が大きい。彼らについて、当の東京労働局監督課「かとく」主査は次のように説明する。

「『かとく』は去年の4月から東京労働局と大阪労働局に配置され、今年の4月からは厚労省本省にも置いています。今回のケースは、東京労働局内では我々が扱っていて、本省の『かとく』とも連携を取って動いています。

我々が扱うのは、一般の労基署の案件よりもより悪質なものや、大企業が組織ぐるみで行っているものです。それらは巧妙にその体質が隠蔽されている場合が多い。これらに対応できる高度な捜査技術を持ったメンバーが集められています」

・・実態はもっとひどい

全国紙の厚労担当は次のように語る。

「『かとく』は今回の捜査で、社員たちの本社への実際の出入り時間のデータと、入力された出退勤の記録を入手したようです。双方を突き合わせるとわかるのは、会社にいた時間と記録された労働時間のギャップ。

たとえば会社にいたのは12時間のはずなのに、なぜか勤務時間は8時間として記録されていた場合、労働時間を何らかの方法で『ごまかし』ているのではないかと、『かとく』は想定しているのです。

また月々の労働時間を見て、たとえば繁忙期なのに他の月と残業時間がほとんど同じ、ということになれば、逆に繁忙期にもかかわらず残業していないのか、と疑いが生じることになる。こうした捜査で労働基準法違反に該当するのかどうかを裏付けていくはずです」

つまり「かとく」が目をつけているのは、長時間労働の実態に加え残業時間の「ごまかし」が行われているかどうか。その上で残業代が未払いだとしたら、電通は労働基準法違反で立件されることになる。

元電通社員でLamir代表の藤沢涼氏は、そのような「ごまかし」は「『暗黙の了解』としてまかり通っている」と明かす。

「自ら命を絶った新入社員の高橋まつりさんに対して、労働基準監督局は月間100時間超の残業があったとして労災認定しましたが、私は彼女がより多くの残業を強いられていたのではないかと思います。

電通の社員、特に新入社員をはじめ若手社員の残業時間は月に200時間はザラ。労働基準法の『36(サブロク)協定』で認められている所定外労働時間は70時間なので、130時間もオーバーしていることになります。ですが70時間を超えた残業時間を申請すると、上司からは『お前の仕事の効率が悪いんじゃないのか』と指導を受けてしまう。

ではどうするかというと、やはりあの手この手で残業時間を『ごまかし』ていくしかありません。こうした行為は、出退勤を管理している上司に『そうしろ』と教えられてやり始め、やがて社内全体の『暗黙の了解』として体質化していくのです」

藤沢氏は、電通社員が実際にどのような方法で「ごまかし」を強いられているかも語る。

「本社の1階のエントランスにはゲートがあり、社員がここを通るときにICチップ内蔵の社員証をかざすと入退館が記録されます。でもこれを普通に通過していると、200時間の残業がそのまま記録されてしまう。

そこで電通の社員は実際よりも早い時間に打刻し、残業を終えた深夜は、このゲートを飛び越えたり、匍匐前進で通過したりとなんとか退勤記録をつけないようにしていました。

また本社ビルの46階にはレストランが入っているのですが、そこを経由して一般向けの出入り口を利用すると、ゲートを通過せずに済みました。残業が多くなった日は多くの社員がここを通って帰っていきました。

さらにこの入退館記録とは別に、勤務管理表を毎日つけなければならなかったのですが、ここで毎日、2〜3時間ずつ勤務時間を削って上司に申告するわけです。

たとえば、備考の欄に『食事に出ていた』『自己啓発のために英語を勉強していた』などなど、適当な理由をつけるのです。これがいま巷で言われている『私事在館』なのですが、このような操作を繰り返すことで、月の残業時間を70時間以内に抑えているのです」

まぁ、この記事は官邸を怒らせたとか乗り込んだのは特殊部隊だったとか色々書いてるのですが。

以下は電通の鬼十則という社内則です。有名ですね。
1544

本当は電通の戦略十訓というのがあるそうです。ネットに載ってました。
images-php
無駄遣いさせろ。流行遅れにさせろ。
マフィア会社電通の体質を良く表してます。

ちなみに以下は電通ビルの内部ですが、なんで床全体に目玉がデザインされてるのでしょうか。
非常に気持ち悪い。
evopm

こりゃあのゲゲゲの鬼太郎に出て来た西洋の悪魔、バックベアードではないですか。


さて、この週刊現代の記事は表面上の理由しか書いてないのですが。

電通強制捜査の本当の意味。

今まで電通=CIAが日本の全てのメディアをコントロールしていました。


本来、強制捜査に入るネタなどいくらでもあったのになぜ今なの?


狡兎死して走狗烹らる
【読み】こうとししてそうくにらる

これは狩りで獲物がいなくなったら、ご主人様は今度は良く働いた猟犬を煮るということわざです。

奴らの中でも上の上。貴族連中はたった今、手下の処分を始めています。

電通はスポーツ、セックス、スクリーン。日本の3S製造担当で三下連中でした。

思いだしてみて下さい。
あなたは学校教育の12年間で立派な奴隷になるように訓練されて来ました。

本来、子供はなぜ、どうして?を連発する。
好奇心旺盛で外を走り回ります。
動物の子供は、好奇心であたりを走り回って知識を得て行くのです。
それが生物学的に当たり前のことでした。

でも、学校教育は真逆をやりました。
お前は黙ってそこに座って話を聞いてろ。
自信をそぎ落とし、自己肯定感をなくさせる。
しまいには順位をつけ1位以外は全員コンプレックスを持つようにしむけました。

あなたは何もできない無能な人です。
そして成長し電通=CIAのニュースを毎日見るような大人になりました。
そこでは毎日恐いニュースが流されていました。

外の世界は怖いよ。
ここが一番安全なんだよ。
あなたは何もできないんだからここで黙って働くしかないんだよ。

そして奴隷のあなたには、ちょっとの余暇に3Sを与えられました。
そうしてそういう生活が続くと何の疑問も感じないようになってしまうのでした。

あなたは言わば監禁されてるようなものです。

逃げるは恥だが役に立つ。
あの過労死した真面目な女の子がもうちょっと早く気づいていれば。

前から言ってるように、この世は、電通=CIAの作った恐怖ベースの社会です。

人の目、人の噂。
そんなものを気にして本当はみんな適応してはいけない場所に適応してしまっているのです。
監禁されてるのに、犯人になぜか共感してしまって惨めな自分を受け入れてしまっている。
いわゆるストックホルム症候群というやつです。


ストックホルム症候群(ストックホルムしょうこうぐん、英語: Stockholm syndrome)とは、精神医学用語の一つで、誘拐事件や監禁事件などの犯罪被害者が、犯人と長時間過ごすことで、犯人に対して過度の同情や好意等を抱くことをいう。

現代人が陥ってる状態がまさにこれです。

トランプ氏が当選した。
山口組が分裂した。
スマップが解散した。

この大元の理由は全部同じです。

本来電通に強制捜査なんて入れないのです。
なぜ入れたの?

そりゃケツもちマフィアが消えたからでしょう。

もう既に今までの仕組みが崩れて来ています。

2016年末。

経済崩壊が来る来るとワタスはしきりに言ってますが、そんなことよりもっと深いところがぶっ壊れ始めている。
これは感覚の鋭い人には分かることでしょう。

それなのに皆さんはまだピラミッドの中に居たいの?
そっちの方がまだ居心地が良いの?

怖い怖い。
まだ恐怖ベースの社会にしがみついてたいの?

未だに人の顔色をうかがえ、まわりのことを考えろ。
常識を考えろ。
こんなことをしちゃダメだ。あんなことをしちゃダメだ。
慎ましやかに真面目に働きましょう。
ひいては人生は楽しんじゃいけないものなんだ。

それはその人の言葉ではなく、単に奴隷管理用のコードです。

あなたにあれこれ言って来た連中の特徴を覚いだしましょう。
たいてい魚の死んだような目になっています。

もう、自由になって良い日が近づいてる。
心のおもむくままに。

以下、昔載せたマーフィーの法則をのっけときます。
これはマーフィーの法則を読んで人生を変えたある新聞配達員さんのお話です。


http://ungayokunaruron.seesaa.net/article/222910733.html より

私もそれまでは、どうしようもないマイナス思考で、まだ起きてもいない悪い出来事を想像しては不安な日々を送っていました。
例えば、セールスに行った客からクレームがくるのではないか・・・キャンセルになるのではないか・・・。
恋人が別の男と知らない間にデートをしているんではないか・・、今日、別れ話を切り出されるんではないか・・・。

と、未来を勝手に悪いほうに考え決め付け、それを逆に願っているかのようでした。

その頃は全て的中とはさすがにいいませんが、ほとんどそのマイナスのイメージ通りにことが進んでしまい、今思うと情けない生活を送っていました。

仕事は新聞配達に新聞のセールス。大変な割には収入は手取りで13万円程度。風呂無しのボロボロのアパートに住み、車も無く休日はパチンコに明け暮れる。

我ながらひどい生活でした。

ところが、このマーフィーさんの書籍と出会い、急激に人生が変わったのです。

「え?願いを何度も唱えるだけでその願いは叶う?」

「こんな簡単なことで?」

正直そう思いましたが、その頃の私は藁にもすがりたい状況でしたので、とにかくマーフィーさんの言葉の通り毎晩、毎朝、お風呂に浸かっている時までこう唱えるようにしました。

「この世界の源は、たった一つであることを私は知っています。
それは、”生命の原理”です。全てのものはそこから流れ出ます。
それは宇宙を創り出し、全てのものはその中に含まれます。この”全能の力”が私に関心を寄せています。
私の心は開かれており、受容的です。

私は、”無限の富”が持つ調和、美、導き、富、豊かさが自由に流れる水路です。
健康、富、成功は内から放たれ、外に表れることを私は知っています。
私は今、内と外の無限の富と調和しています。こうした考えが私の潜在意識に定着し、うちゅうのスクリーンに投影されることを、私は知っています。
すべての 人に恵みがありますように。私は”偉大な力”は持つ富—-情緒的、精神的、物質的富を受け入れます。
それらは雪崩のように豊かに私に流れてきます。」
はじめの内は、いつものマイナス志向が邪魔してきます。

「どうせ、こんなこと唱えたって変わりやしないさ。俺は一生不幸に生まれてきたんだ!」
こんな風に。

でも、負けずに言葉に出したり、頭の中で何度も唱えるのです。
するとどうでしょう。
あくまで私の場合ですが、ほんの数日でマイナス思考なんてものは、どこかに行ってしまいました。
人生に光が指して来たかのように、前向きに人生を考えるようになったのです。
プラス思考に変わってしまったのです。

恐い。怖いではない。
大丈夫。自分にはできる。
今こそ自分の心の力を信じる時。

今こそピラミッドから飛び出す時ではないでしょうか。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-2588.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/564.html#c42

[アジア21] 映画「君の名は。」 アジアでヒット 中国は7000カ所/タイや香港でも上映 あっしら
2. 中川隆[5229] koaQ7Jey 2016年12月02日 22:25:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5664]
『君の名は』 東宝 2016年
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/663.html

http://www.asyura2.com/16/asia21/msg/640.html#c2
[リバイバル3] 熱海青翠 _ 中国人に乗っ取られた訳有り(?)高級リゾートマンション 中川隆
21. 中川隆[5230] koaQ7Jey 2016年12月02日 22:35:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5665]

東京の新宿では、「外国人専門」や「外国人歓迎」などと掲げた不動産会社をよく見かけることができる。中には、中国語や中国のネット用語、方言などが書かれた看板もあり、中国にいるような気分にさせる。


日本で現金一括で家を買う中国人留学生も!不動産めぐる日本の環境は10年前から一変―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/a156564.html
2016年12月2日(金) 9時30分


東京の新宿では、「外国人専門」や「外国人歓迎」などと掲げた不動産会社をよく見かける。中には、中国語や中国のネット用語、方言などが書かれた看板もあり、中国にいるような気分にさせる。環球時報が伝えた。

東京で外国人が最も多く集まる新宿だけでなく、東京の不動産市場全体が中国人をターゲットにする傾向がある。自社サイトに中国語のページを設置し、「必要に応じて、中国語でサービスを提供する」と宣伝している会社も多い。これは、十数年前には想像もつかなかったことだ。

筆者が東京に来たばかりの2004年、家を借りるのもとても大変だった。不動産会社に行くと、スタッフがまず、「外国人には貸せないというのが大家の強い要望」と説明されたものだ。そして、やっと外国人でも借りることのできる家が見つかったかと思うと、大家から、「保証人の詳しい資料を提出するように」と求められた。私は親戚に保証人になってもらおうと思ったものの、不動産会社から、保証人の所得証明を提出するよう求められた。親戚が、「それは個人情報であるため提出したくない」と言ったため、結局その家は借りることができなかった。

今年の夏、ある友人の娘が日本に留学した。東京に到着した後、不動産会社がすぐに家を見られるよう手配してくれ、当日に満足できる家を見つけ、翌日には手付金を払って手続きを行った。そして、3日目にカギをもらった。これほど効率の良いサービスを中国人に提供してくれるというのは、以前なら考えられないことだった。

現在、日本の多くの不動産会社は、外国人スタッフを採用しており、特に中国人が多い。さらに、「中国部門」や「留学生部門」などを設置している不動産会社もある。以前は、外国人が日本で家を借りる際に、保証人が必要で、保証人の資料も徹底的にチェックされた。しかし、現在は、専門の会社が保証人になってくれるため、手続きはとても簡単になった。

裕福な中国人が多くなるにつれ、日本の中国人留学生が住む家にも変化が生じている。例えば、以前ならルームシェアが多かったが、今は一人暮らしが大半を占めている。私の友人も、娘のために新宿の中心にあるワンルームマンションを借りた。家賃は約10万円だという。

中には、日本で家を買ってしまう留学生までいる。ある不動産会社の日本人スタッフは取材に対して、「中国人留学生は本当にお金を持っている。家を現金一括で買う人もいる。日本のサラリーマンはみんな銀行で借りて、返済するのに30年以上もかかるのに」と目を丸める。十数年前なら、帰化人や永住者しか日本で家を購入することはできなかった。しかし、今は日本で1〜2年働いていれば家を購入できる。

現在、東京で注目の不動産が登場すると、必ずと言っていいほど関心を示す中国人が出てくる。「住人のうち外国人の割合が3割を超えてはいけない」という規則がある高級マンションを販売する過程で、不動産会社が、そのマンションに関心を示す中国人が多いことに気付き、結局、買い手の半分以上が中国人になるというケースもよくある。

しかし、ある不動産会社で働いている友人によると、「日本では今でも外国人に偏見を抱いている大家がいる。例えば、外国人に貸す前に実際に会って、もしその人の見た目が悪いと思ったら貸すのを断る大家もいる。見た目というのは、基本的にお金がありそうか、なさそうかということ。現在、日本のベトナム人留学生も増えており、ベトナム人に家を貸す前に、十数年前の中国人留学生に対するのと同じように、厳しい審査をする不動産会社もある」という。(提供/人民網日本語版・編集KN)

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/571.html#c21

[日本の事件31] (阿修羅総括)数ある冤罪事件は国家の犯罪 志井 相栄
18. 中川隆[5231] koaQ7Jey 2016年12月02日 23:08:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5666]
>>17
リンク先の記事がすべて証拠ゼロの妄想だからね

リンクロンダリングという奴さ

何度もコピペされている内に元の記事が捏造だというのがわからなくなるんだ

阿修羅は統合失調症患者の溜まり場だから、キチガイの妄想が多いんだな
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/873.html#c18

[日本の事件31] (阿修羅総括)数ある冤罪事件は国家の犯罪 志井 相栄
19. 中川隆[5232] koaQ7Jey 2016年12月02日 23:17:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5667]

佐伯まお に何度も闇の組織とやらの証拠や論拠を聞いたけど一度も回答がなかった

佐伯まお は完全なキチガイだと思った方がいい
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/873.html#c19

[雑談・Story41] 医療大麻 米過半数の州で合法  〈医療大麻〉米28州で合法に 飛鳥は何でこの国を出ない? Air−Real
3. 中川隆[5233] koaQ7Jey 2016年12月03日 08:08:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5668]

マリファナやると掛け算・割り算ができなくなるのさ。

ムスリムの男達がいつもボケッとして何もしないで一日中座ってるのは大麻を吸ってるからさ。

マリファナやると仕事なんか絶対にできなくなる。


大麻の成分、脳の神経回路を破壊…阪大チームがメカニズム解明

読売新聞(ヨミドクター) 6月30日(木)


 マリフアナ(大麻)の成分に、脳の神経回路を壊す働きがあることをマウスの実験で解明したと、大阪大の木村文隆准教授らのチームが発表した。

 30日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」(電子版)に論文が掲載された。

 「カンナビノイド」と呼ばれる物質で、幻覚や鎮痛の作用がある。日本では大麻取締法で所有、栽培、譲渡などを禁止されている。一方、欧米では医薬品として合法化する動きが広まっており、大麻が脳に悪影響を及ぼすかどうか、詳しいメカニズムは分かっていなかった。

 チームは、マウスにカンナビノイドを注射する実験を実施。その結果、正常なマウスでは、脳の神経細胞から延びた突起が、回路のようにつながっているが、注射したマウスでは突起が減ったり、消えたりすることを確認したという。注射した量が多いほど突起の消える割合が多かった。

 近年、社会問題化する「危険ドラッグ」にも、カンナビノイドの成分とよく似た合成物質を含むものがある。木村准教授は「カンナビノイドは人間の脳でも悪影響が出る恐れがある。安易に手を出すのは絶対にやめるべきだ」と話す。

___

大麻による思考力や記憶力の低下について。

以前大麻をやっていたせいで頭がバカになりました。

22歳から3年間ほどです。日数的には一年の半分くらいは吸っていました。記憶力と理解力が著しく低下して、論理的な考えもできなくなりました。

自業自得とは思いますが、以前のような頭の回転の速さを取り戻したいです。 そこで質問なのですがご自身、もしくは周りに私のように大麻で頭が悪くなってしまったが、それを回復させ、立ち直る事が出来た人がいる方はいらっしゃいますか? その方はどのように克服されたのでしょうか?
私は自分なりの克服方法として、1ヶ月ほど前から脳を活性化させる為に高校受験用の数学問題集、憂鬱な気分を晴らす為に朝のランニングをやっています。

もちろん現在は大麻に手を出したいと思う事も全くありません。

一緒に大麻をしていた昔からの唯一の親友達とも完全に縁を絶ちました。私の知る限りですが大麻の精神的作用は未知で、しかも個人によって大きく変わる為、私のような症状になる人もいれば何年も依存してもさほど生活に影響がでない人もいるようです。ただ長期乱用の場合、以前に比べて純粋さや思いやりを失ったり、イライラした性格になったりという症状は共通していたように思います。私の場合は上記のような症状になった為自己嫌悪感に陥り常にマイナス思考になってしまったので、一度精神科を受診しましたが大麻に関しての症状という事では専門的な答えは頂けませんでした。

大麻に関しては他の薬物などと違って色々と言われていますが、今となっては絶対にお勧めできません。私は酒が飲めなかったり音楽にハマった事が原因で大麻を始めました。最初はこんなに楽しくて体に害もない、素晴らしい物に出会えたという事に感謝の気持ちさえ持ちました。しかし結果的に笑顔や自信、感動する心、大切な友人を失う羽目になりました。仕事の能率が悪くなりクビになった事もあります。親も泣かせてしまいました。個人の元の性格や環境もあり皆がこうなるとは断言しませんが、手を出している方は絶対に辞めた方がいいです。当時は毎日が最高に楽しいと思っていた日常も今では愚かな事をやっていたという単なる過去の後悔になりえると思います。
http://okwave.jp/qa/q7131482.html

マリフアナ使用で記憶力低下 米調査 2016.02.11

マリフアナの使用が記憶力などの低下につながるとの調査結果が出された


(CNN) 10代の時にマリフアナを常習していた人が中年に差しかかると記憶できる単語の数が減るという調査結果が、内科学会誌に発表された。

米国ではマリフアナを使用する若者が増えており、ハイスクールの生徒を対象にした最近の調査では、マリフアナの使用者が喫煙者を上回った。その背景として、マリフアナに害はないという認識が広まっている。

調査では18〜30歳の若者5000人を無作為に抽出し、その後25年間にわたって継続調査した。25年たった時点でも3400人あまりが調査に参加。この層を対象に、言語記憶と情報処理速度、実行能力の3分野について認知機能をテストした。

その結果、現在のマリフアナ使用は暗記力や情報処理速度の低下と関連があり、生涯にわたるマリフアナの使用では全3分野の認知機能低下と関連あることが分かった。過去のマリフアナ使用は暗記力の低下との関連が判明したが、それ以外の認知機能には影響は出ないようだった。

過去のマリフアナ使用では5年ごとに暗記力が低下することも判明。15の単語を記憶するテストでは、参加者の約半数が、暗記できた単語の数が1つ減っていた。

米国ではマリフアナを合法化する動きが広がり、青少年にもマリフアナが入手しやすくなっている。

大麻・マリファナの副作用

マリファナは、大麻草の花、茎、種子、葉などを乾燥させ、切り刻んだ混合物のことで、緑色、灰色や茶色の色をしています。紙で巻いてタバコの様にするか、あるいはパイプに詰めるかして、火を点けて煙を吸うことが多いようです。
 

インド麻は、2000年以上前から中央アジアで品種改良され、一般的な大麻より多くの陶酔成分を含むので一般に嗜好品としての大麻と言えばこのインド麻を指すようです。またインドやジャマイカなどでは神の草と称され、嗜好品としてだけでなく日常的な労働の中でも用いられているそうだ。

 

マリファナなどの大麻の生理作用を示す主な化学物質がTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。脳にはTHCに対するレセプターのある神経細胞が存在します。このレセプターにTHCが結合すると、いわゆる「精神的にhighな状態」を感じると考えられています。

 

THC類似の化学物質は、大麻中に少なくとも60種類も存在しますが、生物学的に作用が認められるのは数種類で、最も強力なのがTHCと考えられています。

 

マリファナは、摂取される量により作用に違いが見られる。例えば、鎮静作用は少ない量で、幻覚作用は多い量で見られると言われている。

 

 

大麻・マリファナの害(副作用)

大麻・マリファナの使用は、身体的にも精神的にも種々の害のあることが知られています。

 

1)発ガン性物質の存在

「495.マリファナが肺ガンの危険因子」でも紹介されているように、マリファナの煙にはベンゾピレンなどの発ガン性物質をタバコの煙より50-70%も多く含んでいるとされています。フィルター付きタバコ1本吸うのと比較すると、マリファナを1本吸った場合には、肺に沈着するタールの量は4倍と言われています。吸う頻度が同じであれば、タバコを吸うよりもマリファナを吸う方が、肺癌などの癌になる危険性は高くなる可能性があるのです。

 

2)脳・神経への害

マリファナを吸うと、煙の中にあるTHCが肺から血液中に入り、血流にのって全身をまわります。血流中のTHCの一部が脳の神経細胞のTHCレセプターと結合し、その神経細胞に影響を与えます。

 

THCレセプターが多く存在する脳の部位は、喜び、記憶、思考、集中、感覚、時間の認知、協調運動などに関係する部位です。マリファナを吸うと急速に異常が見られます。

 

マリファナの使用による短期的影響は、記憶、学習、思考、問題解決などの困難、知覚の変化、緊張の緩和、高揚感、多弁、心拍数の増加、食欲の増強等ですが、不安、パニック、うつ状態、そう状態、攻撃的行動、妄想、幻覚等が見られる場合もあります。

 

3)心臓への害

マリファナの使用は、血液の酸素運搬能力を低めます。マリファナの使用後1時間以内に心臓発作が起こる危険性は4倍以上に上がるとされています。マリファナは、煙が吸い込まれて数分の内に、心拍数を増加させることがある。通常、心拍数は1分間に70−80回ですが、さらに20−50回増加させたり、2倍に増加させたりして心臓に負担をかけることがある。また、眼の血管が拡張し眼が赤く見えることもあります。

 

4)禁断症状

マリファナの長期の使用は、自発性の喪失や無感情、成績の低下等を誘導することもあり、さらにマリファナの依存症となり、禁断症状が現れることがある。マリファナが断たれてから1-2日以内に禁断症状が現われることがあります。マリファナを少量でも5日間繰り返し使用することで禁断症状が見られることがあります。

 

禁断症状は、短気、不安、抑うつ、攻撃的傾向、不眠などの睡眠の異常、食欲不振、体重減少、悪寒、疲労感などです。禁断症状の大部分は、マリファナが断たれてから10日までの期間内で認められるが、28日経過しても症状が残る場合もある。

 

マリファナへの渇望や禁断症状により、マリファナ常習者はマリファナを止めることが難しいのです。大麻・マリファナの使用は、統合失調症やそううつ病を悪化させると考えられている。


 

大相撲間垣部屋に所属するロシア出身の幕内力士、若ノ鵬寿則容疑者(20才)が大麻取締法違反(所持)で逮捕された。力士の逮捕は前代未聞の事件である。大麻・マリファナは、麻薬取締法での取り締まりの対象とはなっていない。

しかし、脳細胞や神経細胞に作用することから、大麻取締法で厳しく規制されている。

この大麻取締法では、大麻の無許可所持または大麻の使用は最高刑が懲役5年の犯罪であり、営利目的の大麻草の栽培は最高刑が懲役10年の犯罪である。「495.マリファナが肺ガンの危険因子」でも紹介したように、大麻・マリファナは肺ガンの危険因子であり、その他、統合失調症やそううつ病を悪化させることが知られている。

大麻を通常のタバコのような嗜好品と勘違いしている若者が多いように見受けられる。しかし、そんな生半可なものではないのだ。大麻・マリファナの常習者は、「マリファナを止めますか、それとも人間を止めますか」の選択を真剣に考える必要がある。
http://www.rikasuki.jp/memorial/aimai/kurashi/fl502.htm

http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/460.html#c3

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
12. 中川隆[5234] koaQ7Jey 2016年12月03日 08:41:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5669]

SPセレクターは使わない - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年12月02日

今でも「音楽部屋」に小型SPを3セット持っているが、「SPセレクター」は一切使わない。使わない理由は「音質劣化」するからだ。以前、旧事務所で38pクラスのSPを3セット、中型SPを4セット置いていた時期もあるが、その時もセレクターは一切使わず、独立したソース・アンプ類を揃えて使っていた。その分大変な出費になるが、「音質」ダウンしたサウンドでは聴く気になれない。

現在「セレクター」の類はDN-H4600NとMD機TASCAMの所で使っている。便利なのは分かるが、「音質ダウン」を覚悟しての事。だから、メインシステムで使っている機器との「音質比較」はしない。

一般に出回っているメーカー製「セレクター」の類は個人的には使い物にならない。なぜ使い物にならないかと云うと「抵抗体」になってしまって、そこで信号が消えてしまうからだ。最初は「便利」だからと使っていたが、音自体がくすんで音数も大きく減少する。そのうち「伝送ロスの極小化」と云うテーマを実践する時、単なるアダプターでも大幅な「伝送ロス」をする事を確認したので、以後は一切使わない様になった。自分で内部配線・接続端子・セレクター等のパーツを選んで作らない限り使えないと思っている。

自分でセレクターを作っても良いと思いパーツ類を集めて持っているが、なかなか良いケースに巡り合えないでそのまま中座している。実際に必要性を感じないので多分作らないだろう。パーツも早いうちに処分した方が良いかも?と思い始めた。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/539fef7455038e498d660998fc56770d


どうしても使うなら せめてこれ位の SPセレクターにした方がいいですね:

ドイツの直熱三極管Bas「プルメリア」 - 真空管アンプ「カトレア」

ヨーロッパの球は音楽性と空気感が違います

是非楽器を演奏する方へ一度聞いて下さい透明度 繊細度 バッファ作り20年間ついに完成しました 自信を持ってお勧めしますこの音楽の脈動感を!!
アンプ3台 スピーカー2組の切り替えが出来ます 入力は5系統
http://www.cattlea.jp/product/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c12

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
13. 中川隆[5235] koaQ7Jey 2016年12月03日 08:50:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5670]

この手の SPセレクターは勿論 NG


F-3G[BTL] (アンプセレクター) 14.800円(税込)
http://www.inter-d.com/F-3G.htm


ラックス スピーカー・セレクター AS-5-3 ¥8,180
1台のアンプから最大4系統のスピーカーを選択。または4系統のアンプを切り換えて1組のスピーカーを聴くなどの使い方ができます。
https://www.google.co.jp/shopping/product/13970698124457342183?q=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97+%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC&sqi=2&bav=on.2,or.r_qf.&biw=1032&bih=919&bvm=pv.xjs.s.en_US.EeLgqkzqnSg.O&tch=1&ech=1&psi=6snKUoKvNoqQlQXH4YCYBQ.1389021875779.3&ei=4MrKUrCaCciulQXrwoGQBw&ved=0CIIBEKYrMAI


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c13

[政治・選挙・NHK216] トランプ次期大統領は就任早々、電撃訪中、朝鮮半島統一を図ろうとしているが、安倍晋三首相は「蚊帳の外」(板垣 英憲) 笑坊
1. 中川隆[5236] koaQ7Jey 2016年12月03日 08:55:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5671]
1972年2月、当時のニクソン米大統領とキッシンジャー補佐官が北京を訪問し、
周恩来首相と会談した時に、日本に対して三つの密約が交わされた。
米中密約の内容

1.日本に核武装そして単独防衛させない
2.これを防ぐために米軍は日本に駐留する(ビンの蓋論)
3.朝鮮半島および台湾問題で日本に発言権を与えない

この密約は、2002年10月、当時の江沢民中国国家主席が、
テキサスの牧場に当時のブッシュ大統領を訪ねたときにも再確認された。


TPPには中国包囲網という側面はほとんどない。
なぜなら、米国は、中国との間でTPPレベルを超える金融サービスなどの投資協定を締結しているからである。

米国支配層が中国に期待するのは、中国市場での金融サービス事業の自由拡大である。

(製品貿易レベルでは、米国が中国に輸出できるのは航空機やハイテク製品そして映画など限られたものであり、貿易赤字の元であるコモディティの中国からの輸入は発注主である米国企業の利益でもある)

 穿った見方を言えば、米国が日本をTPPに引きずり込んだのは、日本が「東アジア共同体」構想を持ちながら、日中FTAを推進していた日本の動きを阻害するためである。

 オバマ政権は、日本をTPPに引き込む一方で、中国とは戦略対話を重ね、抜け駆け的に高度な投資協定を締結したと言えるだろう。
http://www.asyura2.com/16/china10/msg/219.html

http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/857.html#c1

[雑談・Story41] お望みの社会とはいったい何か?カジノ三昧か?薬付けか?横暴で愚劣な国家民主。トランプ景気の影に潜むものは何か? Air−Real
1. 中川隆[5237] koaQ7Jey 2016年12月03日 09:02:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5672]
欧米人も日本人と民度は変わらないよ:


2016年11月29日
野沢直子の態度豹変で分かった米国の株高の原因


 野沢直子というタレントをご存知でしょうか?

 以前は、いいともとかによく出演していましたが、最近はサンフランシスコに住んでいるのだとか。

 その彼女、最近ではトランプ氏に対する発言で注目を浴びていました。


“ 「トランプ大統領になったらブラジルに引っ越す」「髪型が嫌い」「アメリカ人はバカなのかと思う」


 その彼女が、急に態度を変えて次のように言っているのです。


“ 「今はもう、手のひらを返したように支持しています!」「「ウチの旦那も同じ髪型にしました。息子もトランプ大学に行くことにしました」


 自分で言っているように、まさに手のひら返しと言っていいでしょう。

 しかし、手のひら返しは野沢直子だけではないのです。米国人のセレブと言われる人たちで、あんなのクリントン氏を支持していたのに…そして、トランプ氏が勝ったら海外に移住するとまで明言していたのに、同様にやっぱり米国に留まると言っている人のなんと多いことか!

 一体なんなのでしょうね、この現象。

 私、思うのですが、結果で出てしまった以上…つまりトランプ氏が大統領になることが決まった以上、トランプ氏のことを今までのように批判していたら自分たちにとって不利益なことが起きるのではないかと恐れ、だから態度を変えたのではないかと思うのです。

 勝ち馬に乗る 勝てば官軍 寄らば大樹の陰 長いものには巻かれろ 

 英語では次のような言い方があると言います。

 Jump on the band wagon. 

 If you can't beat them, join them.

Better bend than break.

Don't kick against the pricks.


要するに、権力者に楯突くとろくなことがないということでしょうか。

 でも、だとしたら今韓国で起きている大統領を巡るスキャンダルについて、誰も笑うことができませんよね。

 大統領から無理難題を突き付けられても逆らうことができない韓国の大企業のトップたち。

 日本のマスコミの状況も似たようなものでしょう。

 今は、安倍政権を批判するときではない、と。
 
 ということで、マーケット関係者も、この際、トランプ氏の考え方に立ってご祝儀相場を演じているということなのでしょうか。


 欧米人は、普段は自由だとか人権の尊重だとかを口にしているけど、本当は儲けることをより重視している計算高い人間
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51695092.html



http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/461.html#c1

[日本の事件31] (阿修羅総括)数ある冤罪事件は国家の犯罪 志井 相栄
22. 中川隆[5238] koaQ7Jey 2016年12月03日 11:10:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5673]
>>21
そう思うならもう阿修羅には来るなよ

個人情報が阿修羅管理人から CIA に伝わって創価ヤクザに殺されるんだろ
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/873.html#c22

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
14. 中川隆[5239] koaQ7Jey 2016年12月03日 11:21:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5674]


武藤製作所「オーグライン」
http://aug-line.com/products/hjr
http://aug-line.com/

Amazon.co.jp: オーグライン Horusジョイントケーブル RCA 家電・カメラ
http://www.amazon.co.jp/AUG-LINE-Horus-Joint-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-Horus%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB/dp/B00MYS0NXU

オーグラインの通販・ネットショッピング - 価格.com
http://kakaku.com/search_results/%83I%81%5B%83O%83%89%83C%83%93/

オーグライン Horus ジョイントケーブル XLR 2015年02月27日

オーグライン Horus ジョイントケーブル XLR 20cm 日本 ¥65,000 ペア
オーグライン Horus ジョイントケーブル RCA 20cm 日本 ¥65,000 ペア
http://ameblo.jp/507576/image-11995120281-13229245568.html


音場全体に綺麗で上品な"余韻"が乗ってくる。

エレクトリック・イントゥルメントのパーカッションはキラキラした輝きに装飾される。

基本的に銀ベースである事を感じさせる音だが、銀特有の温度感の低さや余韻の豊かさが特徴で、透明感がある。

表現力の問題でパワー感だとか、エネルギッシュという方向性ではないが、楽器音の生々しさ、リアリティーが素晴らしい。高域の繊細さ(精細さ)が凄い、サラサラとどこまでも分解し尽くして聴かせるかのようだ。

オーグラインは夢見心地の雰囲気を創出する演出系のケーブルである。

繋いだ瞬間音が僅かに劣化するのが感じられたが、聴きこむ内に気にならなくなる。音楽性の高さ、性能の高さ、(音楽を大変美しく、心地よく聴かせる) 変化の大きさが顕著で、存在価値は非常に高い。

本当に素晴らしい製品である。エージングも必要なので導入されたら(特に新品)しばらくは我慢して使い込んでほしい。かならずやここに書かれているような音質効果は感じ取れる筈である。

ただ、総人口の約4%の人間は音を聴き分ける能力が無いので万人に評価される製品は残念ながら存在しないし、好みの違いも大きいと注釈はしておく。

クラシック、女性ヴォーカルにお薦めしたい。

Celloにはまさにピッタリで、Counterpoint の製品にも相性が良さそうだ。
一桁ムンドを連想させる音である。
http://ameblo.jp/507576/entry-11995120281.html


オーグライン■武藤製作所■継ぎ足し

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/14(火) 18:15:37 ID:medhGTGv

継ぎ足しケーブルって、どう考えても音悪くなりそうだけど・・・

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 05:00:16 ID:GYsmhzpL

接点は少ない方が良いだろ。

継ぎ足す位ならやらない方がマシ。 じゃなきゃ全部換える。


19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 07:22:39 ID:xP00bnRl
>>18
だからずっと昔からいわれてる事なんだって。継ぎ足し。

誰も理論的な説明は出来ないが、何故か本当に良くなるんだよ。
この板のどこかにもスレたってるだろ。

俺の独自の見解では、劣化する事で特性がフラットになり、飛び出していた部分が引っ込むことで起る現象だと思っている。

つまり高域が消えて中域が鮮明になり、低域のぼわつきやびびりが消える。

元々狭い部屋で聞いてる人間がほとんどだから、今の高性能の機器はそもそもがオーバースペックなんだろう。
ようするにイコラインジングみたいなものじゃないかな?

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 07:40:07 ID:xP00bnRl

ついでに

オーグの使ってる線材のプラチナも、昔から良いという人と駄目だという人の両極だよね。

これも同じ現象だと思う。プラチナは導体効率は悪いし通電すると発熱するぐらいだから線材に向いてる訳ない。

否定派はその部分とプラシーボを絡めて、「高級素材だから良い音だと思い込んでるだけだ」という。 しかし、銅の6Nと7Nの差と違ってプラチナは本当に、音に明確に違いがでるほど抵抗が増す。

この抵抗が、一種のイコライジングになってるんだと思う。

でかいルームチューニングされた部屋でハイエンドをろうろうと聞くんじゃなければ、このやり方はアリだよ。

継ぎ足しと同じ効果を得ようととすれば、イコライザーをいれるか部屋のあちこちに不格好な吸音材をおかなくちゃいけない。

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 10:48:05 ID:dD4XX+7C

プラチナが良質かどうかはさておいて、良質でノイズに強いケーブルを使った場合、ケーブルが長くなればなるほど音が良くなる(静かになり微弱音がよく聞こえる)というのはよく知られてるよね。フィルター効果もあるかも

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 01:28:30 ID:+KfTDdtm

音の純度はそこまで重要じゃない。
ある一定のレベルをクリアしてれば多少純度が低くなっても何ら問題ない。

大切なのはバランスだよ。

今回のステサンに面白い記事が載ってた。
タンノイオートグラフという骨董品とも言えるスピーカーが部屋の特性によって最新機種と同等の再生能力を偶然手に入れたという測定結果の記事だ。

これはオーディオという物が性能ではなくバランスによって成り立っている事を端的に表している。

純度のいい音がいい音だと思っているうちは素人。
ケーブルに純粋性を求めてるうちも素人。

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 10:50:51 ID:ZQiH8bi

Z最初は半信半疑でしたが繋いでビックリ
理屈抜きでいい(・ω・

継ぎ足しがダメなやつらは半田もダメだろ
トランジスタと基盤つなげた時点で継ぎ足しだし
オーディオなんて継ぎ足しの寄せ集めだし

30万円の組み合わせで20センチ6万円出せない奴らには無理だろうが

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/16(土) 16:27:56 ID:xyNdgilK

高音の透明感が増す感じだね。ホルスの継ぎ足し。

プラチナ素材は大体そういう傾向があるけど。

俺は蔵ばっかだけど、弦から弓を外す瞬間のかすかなプンっていう、あのライブでしか聞こえない音まで聞こえるようになったよ。

まあ、この値段でここまで変わればお買い得だよ。
ただ、モンスターケーブルとかみたいな張り出しやパワーを求める人には全く不向き。
音源をやや選ぶと思う。

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 21:56:25 ID:YiUtz1DF

ここの良さが解る奴はケーブル肯定派でもかなりマニアックだと思うよ。
特にホルスの継ぎ足しはね。

まあ、やってみれば誰でも驚くと思うんだけどねえ・・・
かくいう俺も初めはむしろ馬鹿にしてたんだが、試してみて我が耳を疑ったくちだから。

俺はノードストのヴァルハラがメインのケーブルだけど
今はスピーカーケーブルもオーグにしとけばよかったって後悔してるよ。
ヴァルハラの半額だしな。

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 23:25:28 ID:u5Dk7vOj
>>55
何となく言いたい事はわかるかも。

俺もヴァルハラやPADドミナスやら聴いたけど
ヴァルハラは繊細で綺麗何だけどパワー面が不満だった。
打楽器とかキツかったなぁ。

ドミナスはパワー面の心配は無かったんだけど中の液のせいか角が取れすぎた音って感じたわ。

その癖オーグは継ぎ足しの影響なのか楽器の音は生々しくて気持ちがよい。

電気工学上継ぎ足しは悪くなるのは理解出来るが
それと音の良し悪しとは違う次元の話だと思う。

個人的にハイパワーなMITのケーブルも好きだけどもね。


106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/17(日) 01:07:03 ID:mPSe6CKC

常識と違つてケーブルは長くなればなるほど音がいいんだな


148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/07(火) 20:06:26.36 ID:bAiiMvDe

オーグは中高域、+PTは中域〜中低域の質感が変わるね。
ここが気に入る人も多いと思う。

但し、パワー感はあまり感じない。
それから、最低域が弱いので、ズンドコズンドコ鳴らしたい人には、ちょっちゅねー。


173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/18(日) 10:24:06.49 ID:MuM9uDSj

そうか、オーグは低域が弱いのか・・・・
でも、中高域の独特の心地よい甘さが魅力なんだよね

プラチナプラスタイプも低域、弱いの?


174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/18(日) 12:29:22.94 ID:vrW74C8h
>>173
プラチナの方は、中低域が甘めで、ボーカルがいい感じ。
しかし、重低音はでない。


154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/18(土) 11:29:50.87 ID:j6qRK5n/

HORUS Joint をプリ → パワーアンプ側 と DAC → プリ側 に付けてるけど
中低域の音がフワッとなるから個人的には有りだと思う。


178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/26(月) 07:11:15.46 ID:7CS5IyEk

ムンドは回路はいじらずに一本数百円の出力端子でムンドの音を作っていると言われていたが

実際に別売の端子をつけるとどんな安メーカーのアンプもムンドっぽい音になる、らしい。

まあ、アレを思い出したな。


207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/24(月) 03:21:04.53 ID:5qCbqaBQ

ここのケーブルのエージング前の音ほど悲惨な音はない。

「ケーブルにエージングなんて存在するの?」という人に是非オススメしたい。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/24(月) 04:13:54.10 ID:9hYnWtH

yああ、確かに最初は暫く酷い音が出るね


210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/25(火) 22:58:58.00 ID:vVYjZ1b0

酷い状態は2〜3時間程度で脱するがじわじわ変化が続くのは50時間ってところ


211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/27(木) 17:53:28.02 ID:yqVbjpDr

このケーブル面白いね。
聴けば聴くほど音に変化があらわれる。
確かにこれはエージングアンチに聴かせるべきだわ
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1284271514/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c14

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
15. 中川隆[5240] koaQ7Jey 2016年12月03日 11:28:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5675]

インフラノイズ (ブランド名 ORTHO SPECTRUM) HP
http://www.infranoise.net/about-us/
http://www.infranoise.net/products/


山之内 正の週刊 AVラボラトリー
音楽評論家・宇野功芳氏の試聴室再訪 − 音が激変した理由とは?
2013年 07月 17日 (水曜日)
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


先日、音楽評論家 宇野功芳氏の自宅試聴室を再訪した。

宇野氏と私の共著『音楽と音の匠が語る目指せ! 耳の達人 』(音楽之友社刊)の企画で互いの試聴室を訪ねたのは昨年の秋だったと思う。 ところが、

「最近、再生システムの音がガラリと変わったので、山之内さん、ぜひもう一度聴きに来て!」

とレコード芸術最新号の誌面でご指名があった。それを読んだ私がディスクを何枚か持参し、9ヶ月ぶりに訪問したのである。

宇野功芳氏の愛用システムは数十年変わっていないが、今回プレーヤーとプリアンプ間のラインケーブルを交換した宇野氏の再生システムはどの製品も使用歴数十年以上と、年季が入っている。

マランツ#7、Quard II、ワーフェデールという組み合わせはアナログレコード時代から不変で、CD登場後にスチューダーのD730とラックスマンのD7を追加。

ワーフェデール製ユニットを収めたスピーカーは途中でミッドレンジをグッドマンに変えるなど小さな変更はあるが、こちらは半世紀以上愛用しているという。

再生音については前掲の本に詳しいが、全帯域で分解能が高く、音の速さもよく揃っているので、演奏のニュアンスがよく伝わり、低音と高音のバランスも良好。

空間表現は最新のシステムほど得意ではないが、音数や基本的な情報量では遜色がなく、演奏評にはとても適していると思う。

前回の訪問時に唯一気になったのは、D730 では中高域がやや硬めの音色になることで、それが目立ちにくいラックスマンの D7 をメインにすることをお薦めした。

「音がガラリと変わった」という冒頭の感想は、機器を入れ替えたためではない。

D730 と #7 の間のラインケーブルをインフラノイズの LIBERAMENTE に変え、D730につないでいた同社のクロックジェネレーター GPS-777 との配線も LIBERAMENTE のクロックケーブルに入れ替えたら、音が大きく変わったのだという。

D730 にはインフラノイズのクロックジェネレーター GPS-777 がつながっている。

クロック用ケーブルもインフラノイズの LIBERAMENTE に新調


「以前はD730の音を長時間聴いていると疲れやすく、ある種のうるささがありましたが、ケーブルを変えたらそれが気にならなくなりました」

と宇野氏は説明する。また、システム導入以来ずっと #7 のトーンコントロール機能で低音を 1ステップ下げて聴いていたのが、ケーブルを交換した後はノーマルの位置でちょうど良いバランスになったという。これも実に興味深い話だ。

#7 のトーンコントロールが数十年ぶりにノーマル位置に戻った。

これまでは1ステップ絞った位置で聴いていたという実際にケーブル変更後のシステムで CDを再生してみた。

宇野氏が大阪フィルを振った《フィガロの結婚》序曲(EXTON OVCL-107)を聴くと、以前は硬さが気になっていたオーボエが他の楽器と自然に溶け合う音色に変わり、低弦の旋律と内声のリズムは以前よりも明快な音で耳に届き、細部まで動きがクリアだ。

トーンコントロールをノーマルの位置に戻したことで低音の量感は増しているはずなのだが、中低音はこもるどころか、前よりもすっきりとした響きを獲得している。これはたしかに大きな変化である。

佐藤久成のヴァイオリン独奏(『オード・エロティーク』 Years & Years Classics YYC 0004)は、以前聴いたときに感じた余分な圧力が一掃され、本来の自然なアタックが蘇っている。ブレースやフレージングが以前よりなめらかに感じられるのもその影響だろうか。


次に、最近私が試聴会などで使っている優秀録音盤のなかから何枚か試聴。

まずはレーゼルのピアノ独奏によるモーツァルトのピアノ協奏曲(モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番&第27番 KING RECORD KIGC12)を聴いた。ドレスデンのルカ教会で収録された注目の新録音で、上方に抜ける柔らかい残響と、力みのない音色で緊密な響きを作り出すピアノとオケの見事なアンサンブルが聴きどころだ。

演奏の特徴を忠実に引き出すだけでなく、録音会場の広々とした空間など、立体感の表現にも開放的な伸びやかさが感じられる。

同じシステムなのに以前とはかなり印象が変わった。


次に、グールドが演奏する《ゴールドベルク変奏曲》の石英ガラス CD(StereoSound SGCD02)を聴いた。

数え切れないほど聴いた演奏なのに、いま初めて聴くような鮮度の高い音が澄んだ音色で浸透し、グールドのハミングはもちろん、ブレスまでもリアルに再現、スピーカーの奥にグールドが座っているような臨場感がある。宇野氏も

「これまでは彼の声がない方がいいと思っていたけど、これで聴くと嫌じゃないね。演奏のニュアンスもとてもよくわかる」

と感心していた。


そのほか、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルのチャイコフスキー《悲愴》など数枚のディスクを聴き、以前に比べて中高域のきつさが影をひそめる一方、明らかに音色がクリアになっていることを確認した。


「いまのバランスが凄く気に入っている」

という宇野氏の目下の心配事は、「これ以上音が良くなったら困る!」ということ。

なんとも贅沢な悩みだが、その気持ちはよく理解できる。

音の基準が変わったら演奏の評価基準にも影響が及ぶのは避けられないからだ。

しばらくは機材やケーブルを変えず、いまのバランスを維持した方が良いのでは?というのが私のお薦めだ。
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


音楽評論家 宇野功芳が 50年間ずっと使い続けている装置


スピーカー

Wharfedale スーパー3
Wharfedale スーパー15
Goodmans AXIOM80

エンクロージャー : テレビ音響製9立方フィートマルチホール型


プリアンプ : 米マランツ♯7
パワーアンプ : 英クォードU型モノーラル用2台


宇野功芳

上のアンプとスピーカーは いずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。

他のプリアンプと聴き比べたが、マランツ♯7の音は冷たい位の気品が他のプリアンプとはまるで違う。 清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それが正解だった

QUAD II の音質の暖かさと柔らかさは無類である

QUAD II を QUAD のトランジスター・アンプに変えると、最初は楽器の細部のニュアンスが良く聞き取れて愉しめたが、すぐにうるさくなってしまう。 QUAD IIの暗く沈んだ音は何時間聴いても飽きない、疲れない。


青木周三
Marantz とマッキントッシュの真空管式パワーアンプは音が硬くて音楽を聴くのには向かない。メインアンプは QUADII以外には考えられない

Axiom80 は JBL の 30cmウーハーと組み合わせて、大型のエンクロージャーに入れると真価を発揮する。


>宇野功芳のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は
「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。

>分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、


つまり、宇野功芳さんはフルトヴェングラーやブルーノ・ワルターが指揮する19世紀のドイツ音楽にしか合わない装置を特に選んで使っているという事なのですね:


クラシックの核心: バッハからグールドまで 片山 杜秀 (著)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。

フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」


___


『「音楽」と「音」の匠が語る 目指せ!耳の達人』 宇野功芳・山之内正 共著 (2013.6.21)

音楽評論家=宇野功芳さんとオーディオ評論家=山之内正さんの2人が、クラシック音楽をより深く楽しむ、というテーマの対談だ。

宇野さんは音楽評論家として半世紀を超えて活躍してきた。

フルトヴェングラーとかクナッパーツブッシュへの偏愛はご存じの通り。

山之内さんは、雑誌『Stereo』などで活躍している。

お互いのリスニング・ルームを訪問するのも楽屋話的な面白さ。

宇野さんの装置について、山之内さんが「年季の入ったものだが、古びた音ではない」と言うのも、なかなか人柄を感じさせますね。


宇野によれば、演奏の良し悪しは最初の30秒を聞けばわかるという。

鑑定人が陶器をぱっと見たときに価値がわかるという感覚だ。

録音が良いというのと、音楽の本質が伝わるかどうかは、別の話。

音のバランスが良ければ、音楽も演奏も十分伝わる。

演奏家の個性もわかるし、もちろん曲の良さもわかる。

昔の旧式なラジオで聴いても十分満足できて感動できたのだから。


山之内は、録音や再生に共通する目的は、ただの音ではなくて演奏であり、その向こうにある作品を聴くことだと言う。

実際には、録音や再生でゆがめられてしまったり、指揮者や演奏家が前面に出てきて、作品にたどり着けない要素がある。

それらを超えて、本来の作品の姿が聞こえてくるのが理想だと。


オーケストラの響きは耳だけで聴いているわけではない。床や椅子からの振動を骨伝導によって身体全体で音を聴いている。耳では聴こえないような低い音(暗騒音)から空間の大きさや遠近感を無意識に感じ取っているのだ。

音から伝わる情報の量と質は再生装置や環境によって大きく変わる。

音域ごとに音の大きさが揃わないという問題がある。

もうひとつは音色や応答性の問題だ。

音色を忠実に再現できない装置でオーケストラを聴くと、フルートやオーボエなど特定の楽器の音色がきつくなったり、逆に沈みがちになってしまう。

応答性(音の立ち上がりと減衰)に問題があると、消えるはずの音が余分に残ってしまう。


再生装置を評価するとき、山之内はまずバランスを聴くそうだ。

オーケストラでいえば、弦楽器と管・打楽器、弦の中では低弦と高弦のバランスを重視する。

ハーモニーが聞こえて来ないと音楽はわからない。

ひとつひとつの音がすべてクリアに出てくるというのは、コンサートで体験する現実の響きとは違うと。


さらに、空間表現がどれだけリアルかということ。

音像の大きさや距離感などが、コンサートホールで聴いているような感覚になるかどうか。

スピーカーが置いてあっても、もっと奥から音が出て、その存在が感じられないこと。

音の立ち上がりが大事。

周波数的に盛り上がっていても、音の立ち上がりが鈍いと、よく聞こえない。

楽器の音色というのは、音の立ち上がりの部分で判別される。


録音技術は飛躍的に進化したが、特に空間再現という点では、実演と録音の間のギャップはまだまだ大きい。

実際の演奏会場では聴き手の周囲すべての方向から残響が耳に届き、楽器の響きや空間の大きさを感じさせる。

聞き取れるかどうかの限界に近い弱音とかオケのフォルティシモの大音圧、どちらも家庭では再現が難しいものだ。
http://www21.ocn.ne.jp/~smart/Mimi-130621.htm


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c15

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
17. 中川隆[5242] koaQ7Jey 2016年12月03日 11:47:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5677]

ライントランス


CD再生の場合は古いライントランスで微妙な味付け

私の所有しているのは 1950年代の米UTC社の軍用マイク・トランスで、50Hz〜10kHzがフラットというナロウレンジであるが、レンジ感はピタリと納まってビロードのような肌触りがでてくる。

裏技として1920年代の英国製ラジオ用インターステージ・トランスを使ってみると 5kHz以上が丸まって上品なHMVの音に変わる

これもイコライザーでハイ・カットした音とは違う伸びやかさが出るので不思議だ。

こうしたアナログ時代には存在した電気的なトラップを重ねていくことで音の熟成度が増すと思われる
http://quwa.fc2web.com/Audio-105.html#deutche

アナログもデジタルも左右chに各1個の「マランツ ライントランス DLT-1」をパッシブコントローラーの前に使っています。とてもじゃないですけど外す気がしないです。

トランス切替器の自作のため他にドイツ・ベイヤー、アルテック、タムラ、DENON、のマッチングトランスをストックしています。

マッチングトランスは、歪み成分やノイズが取れて倍音成分(響き)が露になります。

※注意するのは、機器に変なキャラや色付けがあるケーブルを使用すると強調されます。PC-OCCや6Nといった音色に色の付くケーブルは禁物です。

※特にパッシブプリとの相性が良く、パッシブ派にとっては必需品です。

まあ Jazzの理想は、帯域の狭い高中低がO型(樽型)分厚い中域が命ですね。

音は足算引算、帯域を広くすれば細ります。いかに中域を膨らませるかに苦心します。

特にCD等のデジタル音源は、倍音や空気感などゴッソリ情報が抜け落ちていますので、それを補う方法として真空管やライントランスは欠かせません。

高域とか低域はケーブルチューニングでどうにでもなりますが中域を厚くすることが難しいのです。OFCのダブルツイスト(ロープ撚り)が一番中域を厚く聞かせます。

ぼったくりのないこのようなOFC標準ケーブルやベルデン、ナノテックなどのスピーカーケーブルのチョイスが有効です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1462765574


マランツ デジタルライントランス DLT-1 [マランツ DLT-1]

こないだ半ば衝動買いでヤフオクでマランツのデジタルライントランスの DLT-1っつー珍品を落札致しまして今日到着したんす。


この商品はCDプレーヤーとアンプの間に接続して使うもので、中には1:1の絶縁トランスが入っていて高周波ノイズの影響を回避するというのが本来の目的のお品物なんですが、CDプレーヤーなどのデジタル臭さや音の硬さを緩和してアナログ的風味を付加してくれる作用もあり

なにやらネットを調べてみると

再生レンジをコンプレッションする代わりに音の厚みが増し、腰の強い筋肉質な音調に大きく変化させます・・・という記述なんかもありついつい飛びついてしまいました。


で、 私のスーパーオーディオシステムに組み込んで色々TRYしていますが

これ面白いね♡


組み合わせの機器によっても相性みたいなのがあるようで

最初LUXMANのDA-200とL-550の間に接続したんですがイマイチ効果が実感できず

アンプをマランツの3600B+LUXMANのM-200にしたら確かに、骨太傾向の音に変わったんです。でも少し地味になっちゃったような・・・


で、色々やっているうちに間違ってプリの3600BとパワーのM-200の間に接続しちゃったんです。

これ本来の使用方法と全く違うんでしょうけどなんか倍音成分が追加された感じで、ボーカルに艶がのって音も濃くなって凄く良くなったんです。

こーれーはー面白い!


ただしこの接続だと無音状態の時によーく聴いてみると
後ろの方にジーとかほんのりノイズが乗っているけど
http://popculture.blog.so-net.ne.jp/2013-10-19

マランツ ライントランス DLT-1を中古で購入しました。本体にアース端子が2個ある..マランツ ライントランス DLT-1を中古で購入しました。本体にアース端子が2個あるのですが、そのアース端子からどこにアースを落としたら良いのか、具体的に教えてください。

CD無再生時のボリュームを上げていくと、ハムらしき雑音がでます。アースをちゃんとすれば、改善されると思いますが、どこにアースを落とせば良いかわからないのです。


ベストアンサーに選ばれた回答 coheeさん
機器の接続をフローティングするトランスですが、昔の機器はデジタル機器との接続するには必要でしたが今は殆ど必要とされないトランスです。

入力と出力は直流的には繋がっていないので入力と出力とそれぞれアースが出ているのでしょう。

地面にアースをとるべき端子ですが一般家庭の場合は殆どまともなアース(洗濯機などのアースを接続する保安用のアースに接続をすると逆にノイズが増える場合が有ります)を取る事は出来ませんので、現状でノイズが出るならば二つのアース端子間を適当なケーブルで接続してみてください。

それでも駄目なら出力側のアースをアンプ側のアースに接続するとか入力側だけ接続するとか両方接続するとかはやってみて下さい。(すでにRCA端子のGNDには接続されているでしょうから意味がないかもしれませんがテスターが有ればどこに接続されているか測ってみて下さい。GND見える所のアースに接続されていなければカットコアーのアースですが、そこをアースに接続しろと言うのは考えにくいですしRCAを使用しているのでセンタータップでも無いと思います)
入出力GND間のフォローティングはされなくなってしまいますが、ノイズが出ているより良いと思います。

なお、トランスがそのまま使われている状態には変わりは有りませんから音質的な変化はまず分からないと思います。


補足
簡単に分かりやすく言うと2つのアース端子をアンプのアナログ端子用のGNDに接続して下さい。

それも駄目ならさらにCDにGND端子が有ればそこも接続して下さい。無ければネジを緩めてそこに接続する方法でも良いです。

あまり沢山書くと分からなくなると思うので、それでノイズが止まったらまた質問して下さい。

質問した人からのお礼
RCA端子のマイナス側に繋いだら、完全にブーンと言うノイズが消えました。御教授ありがとうございました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12109280692


“良い音”とは?〜ライントランスの効能

前に“「音質」とは何だろう?”
http://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-4b67.html

という記事を書いた。(正解は“勘違い”かも知れないが・・・)
自分の好みの音質は、「弦の柔らかな湿った音が好き」。キライな音は「金属のバリがあるような固い音」。そう“思い込んで”から半世紀が経った。

先日、愛用のコンデンサー型高級ヘッドホン(STAXのSR-009)で聴く音が、何故か耳に突いてきた。NHK FMで聞くアナウンサーの“サ行”の摩擦音が妙に気になるのである。

もちろんこれは東京タワーにFMアンテナがあったとき、マルチパスノイズで悩まされた自分のトラウマが大きく影響している。

でも前にはあまり気にならなかった・・・。フト、ヘッドホンかなと思った。STAXに「アナウンサーの“サ行”の摩擦音がどうも気になる。(イヤホン型の)SR-003では気にならないのだが・・・」と聞くと、「(1万円強の)SR-003と(38万円の)SR-009とは特性が違う。まずヘッドホンに問題は無いと思うが、気になるなら確認します」とのこと。

せっかくなので見て貰ったら、案の定問題なし。そして一緒に、「もし気になるようなら、こんなものを入れると緩和される」と、

あるblog
http://nack-audio.com/wordpress/?s=LT-10


のコピーが同封されていた。
読むと、「ライントランス」なる製品が世の中にあり、それをCD出力とパワーアンプの間に入れて音質を改善するのだとか・・・。

なるほど・・・。音は“好き嫌い”だ。よって、トランスの特性(言いようによっては“変化”または“悪化”)を利用して、自分の好みの音質に変える・・・

早速入手して試してみる事にした。製品は「KRIPTON クリプトンのCDライントランス LT-10」という製品。調べてみると、入出力は1:1なのでレベルの変化はない。モデルチェンジされた「LT-10U」は、バランス出力が増えた反面、RCA出力レベルが−6dBなので半分になってしまう。この両者はレベル設定が違い、全くの別物。

入手してヘッドホンアンプの入力や、FMチューナーの出力など、色々つないでみると、なるほど少し高音の角が取れた感じ。しかし自分の耳はいい加減・・・。ほどなくその差が分からなくなってきた・・・。

でもSTAXさんのお陰で「ライントランス」なる存在を知った。それで色々とNetで検索してみた。すると色々分かってきた。CDが発売された当初、技術の未熟さからか、CDの音質はトゲトゲしたものであり、それまでのアナログレコードの音とは大きな差があったという。それで音をアナログ的に変えるため、一時期「ライントランス」が流行ったという。調べてみると

LUXMAN「LT-1000」(定価15万円、1991年8月発売)
http://www.luxman.co.jp/cgi-bin/production/db.cgi?mode=view&no=310

LUXMAN「MAG-1」(定価12万円)

Marantz「DLT-1」(定価45,000円、1991年頃発売)
http://audio-heritage.jp/MARANTZ/etc/dlt-1.html

Marantz「LT-1」(定価85,000円、1993年頃発売)
http://audio-heritage.jp/MARANTZ/etc/lt-1.html


の4機種が見つかった。他にもあっただろうが・・・
台数的にはMarantzの「DLT-1」が一番売れていたらしい。

評判を探ると、LUXMANの製品は、「音がまろやかになる」「高域のシャリシャリ感がなくなって、音がアナログっぽくなる」というコメントに惚れた。音をアナログ的に柔らかく、滑らかにする、というコンセプトはまさに自分向き。それで何とかLUXMANを手に入れる事にした。でも2機種ある。何が違う??

調べてみると、「MAG-1」は「LT-1000」の車載用だという。大きさからも重量からも、内部は同じトランスが付いているように見える。しかし「LT-1000」の特性はNet上にあるが、「MAG-1」の仕様はない。取説にも電気的な仕様は書いていないという。それで直接LUXMANに

「MAG-1とLT-1000のトランス(=電気的仕様)は同じですか?」

と問い合わせてみた。その回答は、

「MAG-1についてお答えします。内部のトランスは同じものです。

インピーダンス比 5.8kΩ:10kΩ
巻線比 1:1.3
最大入力レベル 3.0V

となっております。よろしくお願いします。
ラックスマン株式会社 サービスセンター」

とのこと。

さすがに定価15万円のLT-1000の中古品は今も高価、しかし同じ仕様の、車載用のMAG-1の中古品はヤフオク等で結構安く手に入る。まあ実際に車に装着してあった物だと、程度が悪いが・・・

かくして今回、LUXMANの「MAG-1」の中古を手に入れた。仕様的には、レベルが1.3倍上がる。なぜそうしたか、の理由は分からない。途中に入れるのなら、ゲイン・ゼロが良いのだが、なぜ上げる??


さて、このトランスを入れた効果は??

それはあえて書かない。まあ、じっくりと聞き込もう。でも「アナログ的」という謳い文句のプラシーボ効果もあって、まあ自分にはフィットしそう・・・、とだけ書いておこう。音は“好み”なのである!!

ともあれ、20年も前の製品とは言え、当時の定価が12万円ということは、トランス1個が5万円! たぶんもの凄い性能のトランスなのだろう。

ついでに特性を評価してみた。何のことはない、FMチューナーで、局間ノイズをmp3で10秒ほど録音し、フリーソフト「Audacity」による周波数スペクトラムで比べてみた。

(音源L-02TのΣ出力)(LUXMANのMAG-1)(KRIPTONのLT-10)

(それぞれの写真をダブルクリックして拡大表示し、Alt+Tabで切り替えてみると分かり易い)


オリジナル音源に対して、MAG-1は素直な特性だが高域が上がっている。LT-10は12KHzのあたりにピークがあるらしい。
http://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-2b93.html

オーディオMotegi ライントランス製品

ライントランスには10kΩ前後のハイインピーダンス品をお薦めいたします。
非力なCDプレーヤーの出力に接続しても特性が損なわれません。

多くのCDプレーヤー出力は、プリアンプ入力のようなHiインピーダンスで受けることを前提にしています。そのためOPアンプの出力をそのまま出す等、ドライブ能力に余裕を持たせていない場合がほとんどです。

一方、一般的な600Ωのライントランスは、 低域ではインピーダンスが大きく減少してしまい600Ωになっていません。
このためCDプレーヤー出力でドライブすることは難しく、全く低域が出ないか、或いは信号が大きく歪むといった事態を招いてしまいます。

ハイインピーダンス設計のライントランスであれば全域で楽にドライブ可能で、もちろんプリとパワーの間や600Ωラインでお使い頂いても全く問題ありません。


Sowter3575 \38,000


Sowter社は1941年創業の英国の老舗トランスメーカーです。
欧州系の超高級CDプレーヤー、プリアンプの内蔵トランスに採用されています。

ライントランスとしても、バランス>アンバランス変換アダプターとしても最高の製品です。 変換コネクタや変換ケーブルを用いた場合とは別格のサウンドをお楽しみ頂けます。

変換コネクタ/ケーブルでバランスラインの片方をグランドに落としてしまうと、
コモンモードのノイズ除去ができなくなったり、 予期せぬグランドループが形成されて外来ノイズを拾い易くなったりします。大切な音楽信号をノイズで汚しかねない変換コネクター/ケーブルの使用は、出来れば避けたいものです。
https://sites.google.com/site/audiomotegi/


Sowter トランス 管球アンプ 真空管アンプ マイクプリ
1941年創業の伝統の英国トランスメーカーです。
多くの録音機材に採用されている実績があり、ビンテージ機材のリプレイスメントが豊富です。
在庫限りで終売となります。
https://sites.google.com/site/audiomotegi/
http://www.garrettaudio.com/sowter.html
http://www.sowter.co.uk/pdf/8540.pdf


ライントランスの良いところ
今日、ヤフオクを拝見しておりましたら、ライントランスで名高い?マランツ DLT−1(中古)が割りと高値になってました

2万円前後が多いですが、何故かけっこうお値打ちに落札される時もあり、欲しい方は気長に希望価格を入札して見ると良いと思います

一概には言えませんが、ものとしてはそこそこポコポコでているみたいです(ここ数ヶ月のチェックによる)

で、ライントランスですが、CDプレーヤーなどのデジタルオーディオとアンプの間に入れると不要なノイズを取ってくれるというもの

おそらく、一般的にはこのように言われていると思います


・音の嫌な刺激が無くなる

・デジタルノイズなど不要ノイズが無くなる

(ライントランスを通過する周波数帯は限られる為、異常に高い周波数などは通らないそうです・ノイズフィルター効果)


個人的には

・低域の輪郭が良くなる

・上記をふくめて定位が良くなるように感じる

・音が滑らかになる

・自分の耳では特に音質劣化という感じはしない

・カリカリした音が好みの人には確かに向かないかもしれない

・DLT−1は特に低音がしっかりする気がする

ライントランスの注意点

アースはおそらくプレーヤー、アンプ、ライントランス(DLT−1など)はそれぞれをアースでつないだ方が良いです※

(※筐体にアースターミナルがある場合はそこからアース線を出してつなぐといいです 無い時は適当なネジにアース線をかませると良いでしょう)

もし、ノイズが気になるときは、アーシングを行うことで改善するはずです

この場合、「アースがループする」「アースからノイズが回り込む」という心配をする方もいると思いますが、自分の耳でノイズがするかどうかが問題ですので、気にしないでノイズが減るならアースした方が良いと思います

自分の場合はRCA端子のところにずずめっき線を取り付けて乱暴にアースをつないでいます

それでも、ないよりはずっと静か(というか、ノイズはしません)


取れるノイズはどんどんとりましょう


あ、そうそう、ライントランスの良いところですが、半導体などの電子パーツを使わずに、自然に音を変化させる点がとてもよいのです

イコライザなどで音質変化を行うことは可能ですが、イコライザという機器に発生するノイズがどうしても追加されます

ライントランスには「残留ノイズ」というものは存在しません

電源も無いので、電源ノイズもありません

トランス内部で信号を受け渡しする際に、必要な信号のみを受け取り、送り出す

信号にノイズを付加させたりする事無く、音質に変化を与えてくれると思います

ですから、この音色が好きな方であれば導入に対する不安というものはとても少ないと思います

ライントランスの仕組みですが、コイルを向かい合わせて、反対側のコイルに信号を受け渡すものです

この仮定で、間違いなく、ノイズフィルター効果はありますし、信号も直流成分は100%カットされます

受け渡し損失がまったく無いとはいえませんが、上記の効果は間違いのないものです

しかも、それ自体は増幅器でもなんでもないのでノイズが発生すると言う事も無いです

ちなみに、自分は受け渡し損失を心配したのですが、予想以上にクリアな音に聞こえ感動すらしました

過去の音響機器は入力、出力、信号伝送、それぞれにトランスがついていたようです

真空管アンプの多くは今でもトランス出力ですし、そのトランスが美しい音を出すための大切なパーツとも言われています

そう思うと、性能が高いのは当たり前なのかもしれません

そんなわけで、ライントランスはオーディオ好きなら1度は試してもいいアイテムではないかと思います
http://d.hatena.ne.jp/higurashi0825/20100114/1263470341


ライントランス

昨日伺ったお客様の所から、写真のトランスを受け取ってきました。
今迄使っていたパワーアンプがお蔵入り(僕が作ったんじゃないですよ、笑)。
そのアンプのチューニングで、入力トランスを入れました(其れは僕)。
僕のアンプの入力に活躍しているトランスです。
アンプが寝てしまって、そう成ると入れたトランスが勿体無い。

実はこのトランス。CDプレーヤーとアンプの間に入れてライントランスとして使っても良いのです。
実際に使っている方、多々。

それじゃ、ケースに入れてライントランスにしましょう。
と言う事で預かって来たのです。


内部配線が終った所。

で、気付きました?
ライントランスなのにアース端子が付いているのを。

一般にMCトランスには付いていますが、ライントランスには無いですよね。
でも其れはブッブー。

信号電圧が高いので、目立たないだけ。ハムを拾っています。
トランスの1次側と2次側は別回路。の基本を理解していない証拠。
でも、市販のライントランスにアース端子が付いているの見た事無いなー・・・・・。

実際にメーカー関係の人と話してみても、アースを本当に理解している人・・・・・・・。
製品の内部写真を雑誌に載せて、アースが判っていないのを平気で晒している人多々。
まあ、愚痴を言っても仕方が無いのですが・・。
でも、何も判らないユーザーにそう言うのを渡してお金を取るなんて・・。
http://hayashilab.blog.shinobi.jp/Entry/574/

2013年9月20日をもってISO(タンゴトランス)が廃業するというアナウンスを、春日無線さんのHPで見た。
http://www.e-kasuga.net/diary.asp?id=298

タンゴトランスは、真空管アンプの自作を趣味にしている人は、必ずといって良いほどお世話になったはずだ。

平田電気の時代から今まで、長いことどうも有難うございました、という言葉しか見つからない。私が買った最後のISOのトランスは、EL5/375(4689)QUAD2型アンプに載せた、電源トランスGS-2819 チョーク・コイルTC-60-35だった。

まだしばらくは注文を受け付けるということだから、欲しいものがあったなら、今のうちに注文しておくが吉。ものによっては将来、プレミアム値が付いてしまう可能性もある。

タンゴのトランスは海外でも人気があり、東南アジアでは、日本国内の価格よりも2〜3割高いのにも拘らず、採用するアンプ工房やマニアが居るという。特に、他のメーカーのトランスだと事故があるのに、ケース入りの高級品は機密性が高く、高温多湿な気候であってもレアショートなどの事故がないのだそうだ。

それが、入手できなくなる。誠に残念だ。
http://blogs.yahoo.co.jp/asd2251sxl2001sax2251/32209178.html


タンゴISOが廃業!!

今日のNHK-FMの「東京JAZZ」中継、結構楽しみました。数日前に興味が湧かないとかって言ったはずですが・・・?

さて、ここ半年くらい真空管アンプ自作から離れ、メーカー製の古いトランジスタアンプのメンテナンスを楽しんでいたので全然気づかなかったのですが、何と真空管アンプ用トランスメーカーのタンゴISOが9月20日で廃業するそうです。ビックリ仰天!

数年前から真空管アンプ自作人口の減少は感じていたのですが、まさかこんなオチが来るとは思ってもいませんでした。自作人口の減少もさることながら、自作にお金をかける人が減ったというのが要因でしょうね。秋葉原のヒノオーディオが倒産したり、この業界もキビシィーッ!

タンゴISOは比較的リーズナブルな価格でトランスを提供する良心的なメーカーでした。資材の調達コストはかさんでいたはずなのに。その価格でも今や売れないんでしょうね。最近は円安なんで辛いはずですよ。噂によればタンゴISOも値上げしたとか。同業のタムラトランスなんかは数年前に思いきり値上げしてます。タンゴISOが今の環境下ではもう営業を続けられないという判断に至ったのは十分理解できます。

どうやら6月中旬くらいにラストオーダーを受け付け、その時に凄くたくさんのオーダーがあったらしく、今は生産に追われているらしいです。今後タンゴISOのトランスはプレミアが付いてヤフオクとかで取引されるんでしょうね。そういうのを狙ってラストオーダーしている人もきっといるはず。やだねー。

かつて旧タンゴトランス(平田電機製作所)が廃業し、旧タンゴトランスの有志が集まってタンゴISOを起こし、真空管アンプファンのためにトランスを作ることになった経緯があります。そのタンゴISOがまた廃業です。時代の流れを痛感しますね。

私も去年作った真空管アンプのトランスはタンゴISOをやめ、ノグチトランスや春日無線変圧器のよりリーズナブルなものを購入しました。そういう部分には出来るだけお金をかけずに楽しめば良いと思ったからです。今回の成り行きはよく分かります。凄く寂しい状況だと思います。
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/iso-65de.html

電子バランスの台頭により、重くて手間やコストのかかるトランスの生産は、ほぼ壊滅状態となりましたが、

独HAUFE社は昔ながらの型番のトランスを
http://www.haufe-uebertrager.de/

英SOWTER社はV76やPultec EQP-1A用等のリプレース品を生産しています。
http://www.sowter.co.uk/vintage-audio-transformers.php
http://german-modules.de-blog.jp/blog/2008/05/tab_telefunken_.html

リプレース品もなかなかの音質で、V76用1:30のI/Pトランスやフィルター用のPlate Chokeまであります。

ファントムトラブルで断線した1:30 I/Pトランスをこのリプレース品で修理したV76もかなり多く出回っているようですが、μメタルケースの中に収まっているので比較対象が無い場合は全く気付かないケースもあるようです。

一方HAUFEは型番さえわかれば今でも全く同じ新品の入手が可能ですが、音質は昔のものと比べると少々硬い印象があります。この新品が2〜30年を経た時にどのような音質に変化するかは、その時を待たなければわかりませんが、次世代のための遺産になる事を切に望みます。


デフレの影響か、音楽業界でも徹底的な『無駄』の排除が進んでいます。DAWの台頭で画一的な音楽が氾濫する今、思えば音楽業界の衰退は電子バランスから始まったような気がしてなりません。

極限までの利益と生産性を追求する事が『善』とされ、コストのかかるアナログ録音やスタジオでの現場アレンジはすっかり消滅してしまいましたが、そもそも音楽などと言うものは、その場に人が集まって、それぞれが思いのままに表現した一瞬の響きに触発されて生き物のように姿を変える中の最良の一瞬を捉える事が出来た時の感動だと思います。その感動をレコードやCDでお裾分けしていた訳ですが理想は同じ空間に参加している事です。

全てのセッションで、その感動を味わえる訳ではないのでここにも無駄な時間と費用が加算される訳ですが、運良く、その一瞬を経て人々に伝わった音楽は長きに渡って心に豊かさを与えてくれるような気がします。

一見、贅沢や無駄と思われるような事でも、あえてその一瞬に賭けてみる価値はあるのではないでしょうか?
そんな興味や余裕から生まれてくる音楽に少しでも多く関わりたいと思っています。

トランスバランスと電子バランスについて考えていたつもりが、いつの間にかそれが音楽のあり方と重なってしまったようです。現状はこの所の閉塞感であまり余裕はありませんが、そんな状況でも良いもの(事)は、例え非生産的でも頑に守って行く事が肝要だと感じ、そうする事で生まれてくる音楽がすこしでも閉塞感の打破に役に立てば最高です。

そんな気持ちにさせてくれる古き良き機材達の一つでした。
http://hayashilab.blog.shinobi.jp/Entry/574/


という訳でライントランスは


Sowter3575 \38,000
https://sites.google.com/site/audiomotegi/

を買っておくのが正解かな?

89 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/16 01:21:11  ID:uv5M43z9
最近のCDPにはライントランス不要だな
ただし、PCや一般AV機器とかのデジタル出力にトランスつけるとすこしまともになる


90イケメン2号[sage] 投稿日:2009/09/16 08:08:44  ID:JeRfhc/p

ライントランスを挿入することに依り、電気的接続箇所は増える。信号経路は長く成る。ピンケーブルは1本余計に要る。
挿入損失(db)が発生する。それでもいいの?。

92 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/16 14:55:13  ID:eJJY+/AV
>90
頭で考えるとそうなんだよね。
だから導入には二の足を踏んだんだけど
WEのREP111Cを試しに使ってみると音に躍動感が出るし、ものすごく濃い感じに
なったので、今ではこれ無しでは聴く気に なれないんだよね。
不思議なインターフェイスだと思うよ。


93名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/16 14:57:05  ID:B8clPpAe
>92
ただのイコライザー


94名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/16 16:13:13  ID:+6Msu1As
>93
その通り

ライントランス 120
自分はパッシブプリ+ライントランス+パワーで聴いてる
確かにトランスを外すと線が細く軽くなる。


124名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/08 11:09:52  ID:QQxFf+RN

デジタル音源には良い調味料だと思いますよ
必要ないときにはスルーすれば良いだけだからね

81名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/18 19:02:18  ID:kGfbaiUs

LINNからでるよー
http://www.linn.jp/pdf/PURiFi.pdf

91 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/16 13:23:40  ID:ycqKmAM2

リンのライントランス最高
http://desktop2ch.tv/pav/1240026848/

LINNのマジックアイテム「Purifi」って…?

MAJIK DS,AKURATE DS(旧タイプ)には必須です!!

小さなBOX、ライントランス「LINN Purifi」


DSはご存知の通り、普通のCDプレーヤーなどとは違いLAN経由でNASからデジタル信号が送られてきます。 デジタル信号を伝送する上でLANはスピード・正確性には長けています。

しかしLANは今や生活必需品のPC、BDプレーヤー、TV、チューナー等いたるところで使われているため、DSの様にデーターをLAN伝送すると言う事は、PCなどのノイズを多く発生させる製品ともLANを通して、実は機器のシャーシ間が繋がってしまうのです。

これは、静寂性を重視するオーディオ機器にとって、難敵になると言う事です。

PURIFIはそういった他製品から来るノイズをカットするのが目的で日本の要望で作られた製品です。

DSを聴かれたお客様が口々におっしゃるのは、

「ものすごく静か!!S/Nが素晴らしく良くなる!!」と。

圧倒的な静けさを持つDSには、ノイズ対策が最重要になると言う事です。

現行のDSシリーズでは、KLIMAX DS,AKURATE DS/Kの2機種には既にアウトプットトランスが搭載されており、MAJIK DS、旧型になるAKUREATE DSには、このライントランス“PURIFI”が必須となると言って過言ではありません。

接続方法はDSとプリアンプのラインの間に入れるのが基本ですが、
接続方法は接続するプリアンプによって変わってきます。
これを間違えると折角のDSのクオリティーが100%発揮できません!!!

PURIFIで使用しているトランスはルンダール製。
実はこのトランス、KLIMAX DS、AKURATE DS/Kに搭載されているものと同等です。
簡単にいうと、このトランスを取り出して基盤を付けて、専用シャーシに入れたのが“PURIFI”なのです。

このトランスは音色を変えるのではなく、あくまでもノイズをカットするのが目的です。

PURIFIありなしで音を比較すると、音の鮮度、S/Nのレベルが圧倒的に違います。
MAJIK DS、旧AKURATE DSに接続することで、1ランク上のレベルでの再生が可能になります。

DSの音の解像度の高さ、ナチュラルさ、クリアさ、には類を見ないものがありますが、DSの本領を存分に発揮してくれる製品です。

当店では、「PURIFIのありなし」の試聴を随時行っております。
MAJIK DS,旧AKURATE DSのオーナー、また、これからMAJIK DSのご購入をご検討のお客様、ぜひ一度はお聴きください。


LINN PURIFI
ライントランス
寸法:W192×D205×H53mm
価格:¥157,500(税込)
http://sc1212.blog21.fc2.com/blog-entry-637.html


LINN ライントランス聴く 2009年07月25日


本日、LINN JAPANのK氏が何やら小さな箱を持ってやって来ました。
九州から山口と雨の中の移動で大変だったようです。
お疲れ様でした。

箱の中身は噂に聞いていたライントランス「PURiFi」(プリフィと読みPureとHiFiを合わせた造語だそうです)¥157.500(税込)です。

W190mm/H52mm/D200mm重量294gのコンパクトサイズです。

裏面はバランス、アンバランスの入出力端子とその切り替えスイッチ、アース端子があり、パッシブですので電源も必要ありません。

CDプレーヤーとアンプの間に接続するのが一般的だと思いますが、プリアンプ→パワーアンプの間、フォノEQ→アンプの間などでも効果があるそうです。

ちなみに、今のところ日本のみの販売だそうです。

早速、ESOTERIC「P-05、D-05」とAccuphase「C-2810」の間に接続して聴いてみましたが、音のぬけが良く、明瞭な感じで、低域の量感も増したように聴こえます。
システムによっては感じが変わるかも知れませんが個人的にはすごく好印象です。

LINN PURIFIパートU 2009年08月15日

このコーナーは(私は)、昨日まで3日間のお盆休みでしたので本日より再開です。

さて、先日7日にアップしましたカーオーディオにLINNのライントランス「PURIFI」を装着したオーナー様から、本日本体アース端子にボディアースを接続したところ凄く音が良くなったとのメールを頂きました。

車にインストールした「PURIFI」にアース線を繋ぎましたが、時間の経過とともにますます良くなりました。

車体にアースを取ることにより、明瞭で抜けも良くなり解像度も上がったように感じます。

最初、安価なアース線を使用したところ、ちょっとだけ音がハッキリしてきたので、

今度は、LINNのシルバーケーブルをアースに使用したら、ビックリ!!
ここまで良くなるとはアースも馬鹿にできませんね。


LINN 「PURIFI」好評です 2009年09月04日

先日のLINN試聴会でも多くの方に、好評でしたライントランス「PURIFI」¥157.500(税込)ですが、その後も好評です。

先日も、試聴会のおりにご自宅で試聴希望されましたお客様のご自宅にお持ちして聴いて頂きましたが、その効果が確認できました。

PURIFIを接続しない状態で試聴してもすごく良い音で鳴っているのですが、PURIFIを接続した音を聴いてしまうと、もう手放せないといった感じです。

現場には2台お持ちして、CDプレーヤーとプリアンプの間に1台、プリアンプとパワーアンプの間に1台という試聴と、CDプレーヤーとプリアンプの間にLch/Rchそれぞれ1台ずつ接続しての試聴を比較してみましたがどちらも良さがあり迷うところです。

結局、お客様はCD→プリアンプ間とプリアンプ→パワーアンプ間での使用と言う事で2台ご注文頂きました。
その後も試聴された、他のお客様からもご注文を頂いております。
きっと効果があると思いますので是非聴いてみて下さい。
http://blog.livedoor.jp/mac_room/search?q=LINN%20PURIFI


インターステージ・トランスによる音の味付けについて:

 トランスを入れるとそれだけ余計な経路を音声信号が通り良くないという説もあります。

 ところが、現在のところ技術的には最先端っぽいLINN 社のネットワーク・デジタル音響機器の最高機KLIMAX DS
http://www.linn.jp/products/detail/ds.html#klimax_ds

の出力部にはLUNDAHL 製の小さな出力トランスが入っています。

 英国人のサウンド・チューニングの智恵なのでしょうか?

 このLINN 社のネットワーク・デジタル・オーディオ機器の中でもKLIMAX DS にしか使われていなかったのが、音が良いということでそのLUNDAHL 製トランスだけを外付のケース入りにした製品が出たということです。
http://www.soundcreate.co.jp/products/topics/purifi/


 LINN「PURiFi」という名前で157,500 円というおったまげる価格はともかく、中味はインターステージ・トランスです。

 LINN 社の製品以外にもCD プレイヤーとアンプの間などのライン信号の間に入れる事で大幅な音質向上が図れる謳っているのですが、それがネットワーク・デジタル・オーディオという時代の最先端のリーディング企業が言っているところが面白いです。

 なお、KLIMAX DS 内蔵のトランスがLUNDAHL 製であることはLINN 社のサイトにも公式文書にも載っておりません。

 この機械のユーザーである是枝重治さんがDS を開けてみて内部を確認して、このトランスの存在を確認したという雑誌(ラジオ技術2009年たぶん8月号)掲載の記事による情報です。

 むろん、「あのLINN 社が採用したのだから、インターステージ・トランス不要論は誤っている!」と乱暴に強弁する訳ではありません。そもそも私はまだKLIMAX DS もPURiFi を通した再生装置の音も聴いたことがありません。

 それでも、LUNDAHL はともかく現在進行中のタムラとWestern Electric のインターステージ・トランスのケーシングがいささか勇気付けられました。

(私はLINN 社のプレスしたLP レコードやSACD の選曲や再生音が好きですし)
http://jomako.my.coocan.jp/craft/we111/we111.htm


LINN PURiFi November 30, 2013

オーディオマニアの多くは電源にはトランスを入れノイズカットしたがりますが,ライントランスは入れたがりません。というかラインには介在物を挟みたがりません。ライントランスを商品化するメーカーも少ないですし,あってもアンバランスのみ。ただしJRDGやLINNは”高級機に”あえて広帯域のライントランスを入れていますね。

特にLINNはKLIMAX DSに採用されたLUNDAHL製のLL1527
http://www.amtrans.co.jp/online/trans/


を,専用筐体に組み込んで製品化し,

アイソレーション・ライントランス「PURiFi」
http://www.linn.jp/pdf/PURiFi.pdf

として販売しています。バランス,アンバランスに対応する(相互の変換には向かない)珍しい機器です。

CH Precision C1をDA Controllerとして使い出してから,このライントランスに興味を持っていました。

理由の一つはグランドノイズ・カットですし,もう一つはPURiFi前後(IN/OUT)にケーブルが必要ですから,その選択肢が増えるかな,と思いまして。つまり,5mの長尺のXLRケーブルは中古市場でも探しにくいため,それが1.5m+3mとかになると,もっと自由度が上がります。

もっとも,負の要因もありますね。トランスを入れることでマニアの心理に生じる挟レンジ感は普遍なもの。あとはDACとPowerを直結してトランスを挟む本末転倒感(素直にプリを使えw)。それにPURiFi自体の割高感もあると思います。一個9,900円のトランス×2がLINNの名前の箱に入って12万円だもんなぁ。

あとは,そういうスタンスのLINNがブランドとして好きじゃないとか(苦笑

調べてみると,PURiFiはKLIMAX DSの音の良さ(LUNDAHLの良さ)に気づいた日本のショップが企画を立て,それを英国LINNが採用した経緯のようです。ネットにあった内部写真を見ると,基板の上にトランスが並んでいるだけで,他のCRは何も配線されていません。となると,繰り返すけど

一個9,900円のトランス
http://www.amtrans.co.jp/online/trans/

×2がLINNの名前の箱に入っただけで12万円か(笑
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/201311300000/

LINN PURiFiは「LUNDAHLのトランス2個を積んだ箱」です。電源は要りません。
CH Precision C1のバランスアウトからPURiFiへ,PURiFiのバランスアウトからPass Labs Rushmoreへ,でOK。簡単ですな。

先に書いておきますが,前後につなぐケーブルでずいぶんと音が違います。我が家のライン系で最大の変化じゃないかくらい違う(笑

一応2組(Cardas Clear light XLR 1m,NBS Signature 2 XLR 1.2m)×2組(Cardas Golden Cross 5m,MIT Magnum M1 3m)を組み合わせましたが,この4通りの中で,正解はNBS Signature 2+Cardas Golden Crossだけのようです。特にMITは我が家で最も実力を示さなかった組み合わせとなりました。MITはインピーダンス切り替え機能があり試しましたが,すべて×。恐ろしいものです。LINN KLIMAX DSもこんなにケーブルにシビアなのかしら。

デモ機なのでエージングも不要と聴き始めましたが…これは…予想に反してえらく違う。そしてえらくよい。

わざわざお借りして「予想に反し」も何もないのですが,1) 変化は小さく,2) レンジはやはり狭くなり,3) “いわゆる音楽性”は増す,方向かと思っていました。
ところが,1) 変化は大きく,2) レンジは狭くならず,3) “いわゆる音楽性”は増さない,ではないですか(爆 
全部外しとる。

2) のレンジは,Rushmoreがそれを意識させるスピーカーではないので,まぁ納得できます。3)もRushmore自体のコンセプトが「躍動感ある Old Speakerの現代版」ですから,わからないこともない。それをトランスレベルで付け足すこともないのでしょう。

ただ,1)はなぁ…変化が大きいのがいいことなのか悪いことなのか。C1からグランドノイズと言うかデジタルノイズが漏れているみたいで,ちょっと微妙な心境です。
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/201312010000/


LINN PURiFiの公表スペックは以下。実測か?

• 入力インピーダンス 22.5Ω
•出力インピーダンス 56Ω
•推奨ソースインピーダンス 300Ω
•推奨負荷インピーダンス 7.5kΩ
•コモンモードノイズ除去率 可聴帯域において90dB以上
•周波数特性 10dB〜40kHz ±0.05dB
•歪み率 0.1%以下 @50Hz


積んでいるLUNDAHL LL1527の公表スペックはこちら。
http://www.amtrans.co.jp/online/trans/1527_7xl.pdf


なんか照らし合わせると,PURiFiの公表スペックが間違っているような気もしますね(苦笑

PURiFiを入れてもゲインが上がることはない(むしろiPhoneで測ると1dBくらい下がっている)ので,Serial-serial接続でしょうか。
Rushmoreの入力インピーダンスは20kΩのようです。LINNの推奨インピーダンスとは離れています。あまり影響のない範囲と思いますが,スペック厨的に言えば高域が持ち上がり低域が早めに落ちるか。

聴感上はそういう傾向は感じません。いや,高域の力強さ/厚みはPURiFiのおかげかもしれません。

実はメリットはそれよりも音像のでき方にあります。PURiFiを通すと,背景から主役が一歩前に出てきたかのように前後が離れるのです。しかもものすごいはっきりと 今でも十分な再現性があったのに,それが二次元だったと感じるくらい。加えてエンクロージュアが鳴き響きの多いRushmoreでも音量を上げた際(CH Precision C1で−11dB以上),響き過多を以前より感じません。雨上がりの景色のように,音場が澄んで見えます。これは今までにない変化だ。。。

そんな感想を抱く自分が信じられずに,日を変え曲を変え何度も何度も試しましたが,本当に残念なことに「良い」です。
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/201312020000/


他のシステムではどうかと思い,DWs会長宅にLINN Purifiを持ち込み,dCS 〜 ML間に挟むも惨敗。よい雰囲気が霧散して,全くもってない方がよい。ケーブルを選ぶくらいですから,機器を選んで当然か。LINNとdCSなんて,同じ英国製でもコンセプトからして合いそうもない。

一方自宅で CH Precision C1(DAC使用)〜 Ayre K-1Xe間にPURiFiを挟みAE2Signatureで再生するも惜敗。というかデメリットもないけどメリットもない感じです。少なくとも音像のでき方など変わりません。

今のところC1 〜 Pass Labs Rushmore間の良さが,他では全く味わえていません。この選り好みではPURiFi,世間の評判が上がらないわけだ(笑


さて,PURiFiは今税別12万円。以前は15万円。昨日記したとおりの効果で,費用対効果的には12万円が高いとは思わないくらいですが,中身があからさまなだけに手を出しにくい。中身のLUNDAHL LL1527を9,900円×2で購入して自作してもよいものの,金属筐体も含めてきれいに作れるか/そんな時間があるかは別問題。つまり時間をお金で買ったとしてもいいとこ定価の半値くらいかな。。。

それにトランスは設置法やシールドにシビアとも聞きます。PURiFiにはノウハウがあるのかもしれません。

それと,PURiFi導入のメリットとして初日に書いた「前後(IN/OUT)にケーブルが必要ですから,その選択肢が増える」件。これ,企画倒れでした。LR分離すればそれも望めますが,PURiFiのようなLR一体型だと配線長に無駄が出やすく,よほどの柔らかいケーブル以外は長さを短くできるメリット感じられそうもない。導入したら,ケーブル総長さは今まで以上になる可能性が高いです。

PURiFi,いろいろ悩ましい機器でした。
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/201312030000/


音を聴かずに音楽を聴こう!
オーディオテクネの"音質改善テクニック"
http://www.audiotekne.com/policy_index.html


CDの音がアナログに近付く

このライントランスを各々の機器の間に接続しますと、聴感上歪が減少して奥行き、広がり、響きのある原音に近付きます。聴感上歪が改善される為、特に高音域の刺激音が無くなり、高音が無くなったように感じます。その理由は、聴感上歪により、高音域が伸びているように錯覚しているからです。

初めて使用された時に余りにも音質改善される為に、迫力がなく、物足りない音に聞こえますが、長時間お聴き頂きますと、歪の少ない自然な音に気が付きます。試しに、取外しますとうるさい音に聞こえる事に気が付きます。

LT-4181はより音質改善を求めるために、LT-8310のコアーを大きくしたもので、更に LT-4818はLow(-12dB)とHigh(-6dB)の出力端子あります。S/Nのよいアンプを御使用の場合はLow出力を御使用下されば、より一層の音質改善されます。


LT-8310  
USA 1インチ スーパーパーマロイコアー使用
15kΩ:3.75kΩ(2:1)
周波数特性 10Hz〜50KHz ±1dB以内
重量 750g
外形寸法 W10.0×D5.0×H8.0cm
http://www.audiotekne.com/products_lt-8310.html


LT-4818  
大型スーパーパーマロイコアー使用
15kΩ:3.75kΩ(2:1),940Ω(4:1)
周波数特性 10Hz〜50KHz ±1dB以内
重量 1.9kg
外形寸法 W13.0×D7.0×H11.5cm

※特注大型ライントランスあります。
非損失巻線比型ATT組込み、5系統入力セレクター付き
LT-9701    LT-9501
http://www.audiotekne.com/products_lt-8310.html


ALT-8905 ACライントランス
AC100Vライン入力に、ALT-8905セパレート型ACライントランスを使用しますと、想像を遥かに超えたS/N比、聴感上歪が改善され、全帯域、自然な音になります。

今現在、かなりうるさい音でお困りの方には、特にお使いになる事を御奨め致します。


LT-8310 CDライントランス(マッチングライントランス)
CDとプリアンプ、チューナーとプリアンプ、プリアンプとメインアンプ等、機器と機器の間に、CDライントランス(マッチングライントランス)を接続してください。S/N比、聴感上歪が改善され、奥行き、広がり、響きの再生が豊かになります。特に、トランジスターアンプを使用されている方は、絶大な効果が得られると自負しております。


LT-8310以外に、比損失巻き線型ATT、5系統入力セレクター付き、特注モデルLT-9701、LT-9501があります。
http://www.audiotekne.com/policy_4.html#trans

ただオーディオテクネはボッタクリ価格ですね。

Yahoo!ショッピング - ネットで通販、オンラインショッピング
LINN アイソレーション・ライントランス PURiFi(税込)
定価:126,000円(税込) 販売価格:126,000円(税込)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/union901/purifi.html


まあ、オーディオテクネ
http://www.audiotekne.com/products_lt-8310.html

よりはだいぶ安いでしょうね。


でも貧乏人は Audio Motegiで売ってる Sowter にするしかないかな:
https://sites.google.com/site/audiomotegi/



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c17

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
18. 中川隆[5243] koaQ7Jey 2016年12月03日 12:02:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5678]

ウェスタン・エレクトリックのライントランス

オーディオの「音質を決める」材質について - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年04月07日


最近は「非磁性体」と云う事で「アルミ製」の箱体が高級品には使用されているが、「音質」には「好影響」なのだろうか?

個人的には「はなはだ疑問?」を持っている。

管球アンプの達人たちはこぞって「鉄製シャーシ」を使っていた。
アルミ製やステンレス製ではない処が面白い。


音数や音色の多彩さを得る為には「色々な沢山の材質」が入っている事が不可欠だと原理的に理解している。その材質を電気が通って来る時に、その材質の音色も併せて出してくれるからだ。だから「簡単な作り」の機器ではいたって簡単なサウンドで有り、複雑な構成の機器では「複雑なサウンド」がしてくると思っている。ただし、複雑な機器程その実力を出すのが難しい事も事実である。


個人的には「鉄(Fe)」が必ず入っていなければならないと思っている。

それも良質の鉄が使ってなければならない。

古い話であるが、WE のトランスでは「純鉄性」のトランスが最高に良いとされている。

その作りの複雑さと手間暇の入れ方は半端ではない。現在では作れない代物だと思う。

WE のライントランスを時系列に追っかけて「音質確認」をしたことが有るが、やはり「古いモノほど」サウンドが豊かで良いと云う結論に達した。

ライントランスの場合 50A以前のモノがそれに相当すると思う。
音色が 50番以降のモノと全く違う傾向なのである。


話は変わって「ケーブル」ではどうだろう?現在ではほとんどが「銅線」である。これに皆さんは疑問を持たないのだろうか?「銅」には「銅」にしか出せない音も有るが、「銅」では出ない音が有ると云う事を理解してほしい。ちょっとグレードを上げれば「銀メッキ線」や「銀線」が有る。

「電気はケーブルの表層を流れる」と云う事実が有る。これから行けば「銅線に銀メッキ」すればかなりの音質アップが期待できる。事実かなり豊かなサウンドで、「銅」と「銀」の音色を併せ持ったサウンドになる。「銀線」は「銀」特有の音で繊細で輪郭がシャープで広帯域で・・・と良さそうなサウンドである。音も非常に豊かに感じる。

ここで私の使っている最高グレードのケーブルには「鉄(Fe)」が使われている。磁石にくっつくので直ぐ判ると思う。

ケーブル材に「鉄」???と思われるかも知れない。

本当に良いモノには先述の WEのトランスでも云った様に「鉄」が使われているのです。

ただ一般に知られている「鉄」の使われ方ではなく、「性能を上げるために使われた鉄」であると云う事。それなりの工夫がシッカリとされているのだと思っている。技術の有るメーカーでないと作れないモノです。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d21d68da5f36f9744802573dad80d634

ライントランス遍歴 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年01月16日

1980年代、CDの登場でアナログプレーヤーをメインで使わなくなって来た。

しかし、CD機にも弱点の様なものが有る。アナログプレーヤーで出るのに、CDで出難いのが「奥行き方向」の立体感だと思う。

CDは二次元的な再生に対し、アナログプレーヤーは三次元の表現をしてくれる様だ。
アナログプレーヤーをメインに使い続けている方は多分にこの辺が許せないのだと思う。


取り扱いや収納を考えるとやはりCDの便利さは捨てがたい。

そこで何とか立体感や滑らかさを手に入れたくて、「ライントランス」を導入して見た。

最初はタムラ製の小型の600Ω:600Ωの1:1のトランスを使って作って見た。
タムラ製のラインすトランスだけでも5種類ぐらい作ったと記憶している。

トランスの大きさによってサウンドのスケール感が比例するように感じる。


トランスを作る事に関して大事な点がある。

それはケースの強度、プラグの作り、半田材、ケーブル材と云った「材料」と「作り」で可なり音質が変わってくる。基本的に自分の場合は、自分で作り上げたケーブル材と、フルテックの最高級のXLRソケットを特製の純木製ケースに収めて、ライントランスのみを入れ替えて試聴して来た。


タムラ製やタンゴ製のライントランスを試してから、UTC の#21番のトランスで作って見た。

サイズ的には小さいが質感がすごく良い感じでした。立体感が出て好ましく感じました。しかし、スケール感が今一つ物足りない。


トランスのサイズを出来るだけ大きくしたいと思う様になり、WE(ウエスタン)の 111Cライントランスにたどり着いた。

このトランスは2Kg/個の重量が有り、しっかりした作りで、L・Rで2個必要だ。
今までのライントランスがせいぜい500g/個ぐらいの重量でしたから、そのサイズが判るだろう。


(WE 93F)

WE111cライントランスを使いだして、同じWEでも古いトランスはどうなのか?といつもの癖が出て、93F、93A、90Aと段々古い物へと試聴が進んで行った。


(WE 15A)


その結果、音質は、


111c<93F=93A<90A<63C<63A<50A<15A


と最初期型に向かうほど自分の好みの質感と表現力になって来た。

50Aや15Aは他のトランスとは傾向の違うサウンドがする。キレと質感が全く違う。

63A や 63C も 90A〜93Fとは違う。

私の試聴では111cは最下位にランクされてしまった。

今では 50Aや 15Aはおろか 63Aや 63Cも手に入らない代物だと思う。

もし見つけたなら即買いだろう。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1e4a53bc25a631215844659fa57f278f

ライントランスをCDラインに使うと・・・ - Mr.トレイルのオーディオ回り道

http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1e8ddd9af0d08d34220e6075ce17f94d


上の写真は何か判りますか? 中にはWEのライントランスが入っています。

入出力はフルテックのロジウム仕様XLRプラグを使い、内部配線は特殊な銀泉配線にしています。半田材も銀入り鉛レス半田を使っています。箱材は無垢花梨材で響きの良さを考えています。


正体はWE#15Aライントランス。型番から推測すると1910年ごろのモノではないかと推測されます。2セット目を探していましたが、この1セットしか手に入りませんでした。


入荷当時はこのようにして使われていました。


古い配線のままでは「古い音」しかしません。しかし、一聴しただけでただモノではないと感じました。音のキレ・ヌケ・ノビの良さと、質感の麗しさを感じました。

このトランスに出会う前に、おなじWEのライントランスも#111C、93F、93A、90A、63C、63A、50Aと同じ仕様に作成して比較試聴を繰り返してきました。

その結果、「どんどん古くなる」程「音質が高い」事を実感してきました。

ライントランスの選定は実際に使ってみて決めています。タムラ(複数)、ヒラタ、UTC(21・22)等のトランスも使ってきましたが、サイズが大きいほどゆとりの有る音になり、音質的にも高くなる傾向がある様です。UTCのトランスは小さくてもそこそこ良い音がしました。(音楽的に)

トランスのサイズが大きいほど良いなら、一番大きいサイズを目指して、WE#111Cにたどり着きました。1個2Kg有ります。

しかし、同じWEでも古いトランスほど「音質が良い」事がわかり、どんどん古いトランスを買い集めました。その結果、

@#15A〜50Aのグループと

A60A〜63Cまでのグループ、

B90A〜93Fまでのグループ、

C111c以降のグループ

と音質の傾向がグループごとに違います。

型番が古いほどいい音の傾向だと思います。


実際にライントランスを使うとどのような音になるかというと、

平面的なCD音が立体的なアナログの音に変わると感じました。

トランスが小さいとスケール感が小さく、大きくなるとスケール感も大きくなります。

更にトランスの個性で「艶やかさ」等の質感も出てきます。

今では15A等まず一般的には手に入らないと思います。私にとっては宝物のようなものです。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1e8ddd9af0d08d34220e6075ce17f94d


キット屋コラム「私のオーディオ人生」第38回
Westem Electric 618Bは凄いのか!
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-038.html

 MCカートリッジの昇圧トランスと云えばWestem Electric の WE−618BがMCトランスの中では最高峰に挙げられています。

最近のeBayで出品されている価格を見ますと2個で何と!7800ドルもしますが今後百万円を超えるようになるはず、

こんなトランスにどこに魅力を感じるのだろうか、

 このトランスはほとんどのオーディオマニアは試聴された経験は少なくほんの一部のコレクターの方だけがお持ちですから我々庶民のマニアにはこのトランスを聴くと云うことは皆無に近い、

 キット屋さんに載せているシルバーオーディオの「いだてんさん」のブログを読みますとこの618Bを聴いた後自分のトランスが聴けなくなりますと注意書きが書いてありました、

では現代のトランスで有名なカートリッジメーカーや国産のコアを使ったMCトランスが販売されている高価なトランスならどうだ!と云いたいですが

残念ながらこの618Bに近づくことも追い越すことも出来ない、

このように書きますと国産の高価なトランスに満足されて楽しんでいる方はショップや評論家のお墨付きでこのトランスは最高と思って購入はずなのに・・・・・・

完全シールドを施した618B、黒色の塗装にステンレスパネルを取り付けてのドレスアップ
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img38_01.jpg


本物と偽物


 オーディオに限らず高価でよく売れる商品には必ず偽物があります。

目利きのある方なら簡単に見破れるのですが素人ですとどっちが本物なのか見分けが付きません。

 オーディオの場合に限って時々偽物を見ることがあります。

私も以前安く購入したウェスタンの274Bプリントを買ったのですが良く見ますとウェスタンのロゴマークが不自然で球のトップマイカがおむすび型ではなく普通のマイカでしかも管壁に5U4Gと薄く入っていました、

多分どこかのショップか海外でシルバニアの5U4Gをプリントしたものと思われますが非常に悪質に思います。知らない方が買ったらその時は満足ですが偽物とわかれば頭に血が昇るほど腹が立ちますよね、


特にWestem Electricの製品は高値で取引きされていますから悪徳な業者はシールやプリントを変えてあたかもこれがウェスタンだと偽物を売りつける業者もいるみたい、

 Westem ElctricのWE−618BやノイマンのBV−33も偽物が出回っているらしい

例えばノイマンのカッティングマシンに使われていたトランスはドイツのハーフェ社のトランスで型番はBV−33、ノイマンのカッティングマシンは当時沢山作られたとは思えないのにトランスだけが沢山出ているのは不自然ではないだろうか、

またカッティングマシンをバラしてトランスだけ売るのはおかしい、

WEの618BもWEのアンプにしか使われなかったのにトランスだけ沢山あるのはどう見てもおかしい、

40〜50年前はこのようなトランスを知らないのと人気もないので偽物が出回っていなかったのに最近このようなトランスを見かけるのは本物なのか疑いたくなる。


 悪質な方法として手の込んだやり方は618Bのケースだけを使い中のトランスを抜き取り安物のトランスを入れてあたかもオリジナルトランスと称して平然として売っている、

また抜き取ったオリジナルトランスは別で売れば大変高価で取引される一石二鳥のぼろ儲けになる。

また同じようなケースを作り汚れたウェスタンのシールを貼ればオリジナル618Bの出来上がりだ、


 オリジナルの618Bの音を知らないから簡単に騙せる。

またヤフオクやeBayなどのオークションに出品されている物は特に注意が必要です。

トランスの中身を入れ換えれば立派なウェスタン618Bに変身しますが目利き耳利きがないと見破れません。


 仮に偽物の618Bを買ってもオリジナルの音はわかりませんから本物かどうかはオリジナルと比較試聴しないとわかりません。

 これから購入されるのであればWestem Elctricの真空管、トランス類に詳しいマニアか信頼できるショップで聞いてからでないと手を出してはいけませんがひょっとして本物も混じっているかも知れませんからここは自己責任で購入してほしい、
 


トランスカバーを外した状態は大変汚くこんなトランスに価値があるのだろか
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img38_02.jpg


Western Electricのシールも汚れているのと取付け金具も錆びている
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トランス上部に618Bのスタンプが押してある
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img38_04.jpg


大橋氏の万華鏡のブログに登場
 
 昨年の4月のショールーム開放日にWE−618B持ち込んで「道場破り」当日は沢山の熱心なマニアがお見えでこの618BとAWAのトランスを持ち込んで皆さんに評価して頂いたが どちらのトランスも甲乙付けがたく意見が分かれましたが

AWAに比べると618Bはゲインが低いのが気になったがさすがに618Bは絹ずれした良い音で女性ボーカルを聴くとウェスタンは素晴らしいサウンドを聴かせてくれたが

無名のAWAのトランスとは互角ではどうも納得できないのが気残りであったが618Bで聴くMIDのスピーカーがウェスタンの香りがしていたのが印象に残る。


 入り口がウェスタンだとスピーカーの音色もウェスタンサウンドになるのは当然である。

618Bを使用してタンノイのオートグラフ、GRFを鳴らしたらどんなサウンドになるのだろう、私の想像ではタンノイの原点はロンドンウェスタンになりますからタンノイもきっとウェスタンサウンドに似た音になるはず勿論上質のアンプを使った場合の話である。


 私はAWAのトランスを高く評価していましたから618Bはこの程度のトランスで大騒ぎすることはないと私個人は評価した、世の中探せば618B以上のトランスが存在するはずですから618Bに拘らなくてもAWAのトランスで十分楽しめると思ったのだが・・・・・・

 また価格も40倍以上の開きがありますから618Bはオーディオ庶民派には縁が無いトランスだ、
 

俺もアホだ!


 前所有者から譲り受けた618Bの配線接続を同じように結線して楽しんでいたのだが・・・・

ところがである。大阪の今田氏からWE−618Bの資料がメールで届いた、この資料は英文ですがインピーダンスはプライマリー30Ωと600Ωでセカンダリー25KΩと記載されている。しかも結線の線色と特性表まで載っていた、

 再度トランスケースを開けて確認すると「あれっ」この接続を見るとプライマリー600Ωで入力Pinに配線してあるではないか!

これでは618Bの本領が発揮できない、

インピーダンスのミスマッチングでゲインも低いのと分解能も悪いため並みのMCトランスとは変わらない、

前所有者も知らずに50年以上使っていたのだがこれを鵜呑みにして使っていた俺もアホだ!


 こんなインピーダンスのミスマッチングの状態でショールーム開放日に持ち込んでこれが618Bだと云っていたのが恥ずかしい、

再度プライマリー30Ωに変更して音出し、DENONの103を使って聴きなおしたらゲインも上がり今まで聴いていた103とはすべてに違っていた、


 一般のトランスで聴く103は無機質なつまらない音とよく言われるが(私もそう思う)この618Bを繋ぐと今までの103のイメージが崩れ去ったぐらい変化したのは驚いた、618Bの秘められたポテンシャルは凄い、

 またMCカートリッジと云えばオルトフォンのSPUだがこのトランスを使えば相性はピッタリでSPUの良さが前面に出て素晴らしいサウンドを奏でてくれる。

MCトランスはカートリッジより音の変化があり重要だと思う、たかがトランスされどトランス、

 今月のキット屋さんのショールーム開放日に持ち込んでリベンジとしようと思う、前回の持ち込んだ時はインピーダンスの間違いで実力が発揮しなかったのと本当の音でなかったから今度こそWestem Elctricの618Bと私好みのAWAのトランスのサウンドの比較を私も含め皆さんのご自身の耳で評価して頂きたい、面白くなりそうだ!

トランスの聴き比べ


さていよいよ本題に入る。

「618Bは凄いのか」他のトランスとの比較試聴になる。

トランスは6個用意しての比較だがメーカー現行品の場合は名前を出すわけにはいきませんからその点をご了承ください。

また618Bをリファレンスに使いそれより上か下か優劣と偏見で一刀両断で評価します。


使用トランス

Westem Elctric WE−618B

AWAオーストラリア     型番不明

スタンコア          EIコアを使った鉄コア

UTC            C−2080軍用マイクトランス


A社  国内の有名カートリッジメーカーのトランス

B社  昔から有名なカートリッジの知名度のある現行品トランスの最高級品以上の6個 試聴になります。


使用カートリッジはDENON DL−103

使用アンプはマランツ#7

VT52武蔵アンプ

スピーカー ヴァイタボックス 30cmコアキシャル

使用音源はブレンデルのバッハとヨーヨーマのバッハ無伴奏チェロソナタ、ビルエバンスの名盤

MCトランスの比較


トップバッターはA社の昔から出ていた有名なトランスで皆さんも一度は使われたと思う評判の良いMCトランスから試聴になります。

A社のトランスのPinを接続後早速音出し開始になりますが618Bの音は知っていますから一聴してすぐにわかりました、

出てきた音はつまらん音でシステムがグレードダウンした感じになった、

一言で云えば折角の良いカートリッジなのに良さが出てこない、

103との組み合わせはベストと云われているが中に使ってあるトランスが悪いと思いネジを外してケースの中を見るとやっぱりこのメーカーのトランスは良くない

どうしてこんなつまらん音になるのか、レコードに針を下して1分後にやめた、


2番手は現在でも発売されている現行品の最高機種になる。
コア材も有名な金属会社のコアを使いコストと手間がかかっている。

見た目に高級感があり音もよさそうだ、現在ここのメーカーのMCトランスが一番売れているみたいだ、

早速Pin接続を変更してブレンデルのバッハを聴く、出てきたサウンドは大変透明感に優れ音の粒立ち立ち上がりの良さと非常に歪み感のない優等生なトランス、

音の広がりも文句なしで現代的な鳴り方だが何か物足らない、

上も下も伸ばしたため中域が痩せて聴こえてくる。

一言で云うと最近の整形美人的な鳴り方だがこのようなサウンドなら必ず飽きが来てしまう、


このサウンドを聴いた後早速618Bに接続して音出し開始、レコードに針を下して鳴りだした瞬間、音の系統と音楽の空気感が違う、

WE−618Bの音は絹ずれした品位品格が前面に出て上流社会の貴婦人的な鳴り方でいつまでも聴いていたい音で音色音質とも文句なし

特にこの品位はウェスタンでしか味わえない、

当時のウェスタンエレクトリックは現代で云うNASAのようなものでこの程度のトランスでWE−618Bと同じ土俵で比較するのが間違いかも・・・・・・

それだけ618Bは素晴らしかった!

国産の2種類のトランスの比較でしたが空気感を伴った618Bのようなサウンドは今後もう作れないのと618Bは価格がとんでもない価格になっているがそれだけの価値はあると思う、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-038.html


 Western Electric 111C 
ウエスタンのトランスといえば、昇圧トランスとして使用できる618Bと、この111Cが有名。

111Cは、元来電話中継用トランスで、帯域は非常に狭く、代わりに非常に聴きやすい音質を誇っています。

どういうノウハウか知りませんが、これをCDプレーヤーのライントランスとして使用すると、エネルギー感 がupしてスピード感も増し、野太くなって、CD特有のざらついた耳に付く音が無くなります。

プリアンプがトランジスター式だとライントランスが必要かも知れませんが、私は古い真空管アンプを使っているので、 むしろ低域の広がりや広域の伸びやかさ、解像力も欲しいので、持っていながらもあえて使っていません。

アナログファンなら、STUDER A730のバランス出力からこのライントランスを介してプリアンプにつなげてやると、 まるでアナログディスクを聴いているかの様なサウンドになってくれるので、けっこう愛用者がいたりします。

ちなみに結線はWEの単線を使用し、コネクターはスイッチクラフトを使用。
シャーシはアルミよりも鉄の方が音が良いというのも、また、不思議です。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/WE/WE111C.html

小布施のジャズ喫茶 BUD CD用ライントランス REP101A 2013年05月20日

レコードであれCDであれ音楽を聴く分には まあまあというかそこそこの音で楽しんでいるので自分としては不満らしい不満がないのは幸せなことだと思っています。

何かを変えたり足し引きすれば当然のことながら音は変わります。
その変化を向上させていくのがオーディオの楽しみ方ではあるのですが、これは終わりのない世界なので、めんどくさがりやの僕は敬遠しています。
多少のことは目をつむって、音ではなく音楽に集中して楽しむようにしています。

ですが時に色気を出すことだってあります。
あるのは自然、ない方がが不思議でしょ。

さて、CD用に何種類かのライントランスを持ってこられたお客様がいましてね。
取っ替え引っ替え聴いてみると音はそれぞれ違った表情で変化するんですね。
大ざっぱに言えばちょっと詰まり気味で帯域が狭くなる感じ。
これだと入れない方が開放感があってむしろ良い。と、僕は感じました。

きつい硬いCD音のクセやニオイを消して、アナログレコードのような音にしたい。
そもそもの目的はそんなところにあるのですが、窮屈で精彩が失われては元も子もありません。

そんな傾向の中で一つだけ使ってみたいと思うものがありました。
それはウエスタンREP101Aという型番のトランス。

IMG_0340

これなら押さえ込まれたような窮屈感を伴わず、無理に丸め込まれたようにもならず、それでいてどこか微妙にすっきりと音が落ち着いている。
そんな感じがして使ってみることにしました。

プレーヤーとの相性のことはよく分かりませんが、使用しているのはルボックスです。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5149588.html


小布施のジャズ喫茶 BUD CD用ライントランスにWE197Aを 2014年02月24日


偶々、CD用ライントランスにWE197を使ってみたところ、偶然にも、疲れない!という好結果を得た。

疲れないということは、楽にリラックスして聴ける。
これは音楽を聴く第一条件。
CD音はどうしても硬いから、耳から入ってその奥が叩かれたように時間と共に疲れる。
それが緩和されればその分リラックスできる。

疲れが少ないということは必要条件であって、決して十分条件とはいえない。

さらに、艶とか透明感などを求めて、音をおいしくし満足を高めようとすることは
自然の勢いというものだ。

しかし、ぼくはその先にいかない。
これがCDの限界であり運命だと、それ以上の望みは徒労だと、
独断偏見して顧みない。

などとエラソウな分かったことは、理論も経験も技術もないからいえるのだ。
全ては変えないでが前提で、偶々の結果にそれなりの効果を確認したに過ぎない。

しかし、これによってCDがより親近感あるものになった。
と、いうのは間違いない実感だ。
別格のトランスという印象がする。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5181350.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c18

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
19. 中川隆[5244] koaQ7Jey 2016年12月03日 12:07:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5679]

ウエスタンのトランスを使わないとウエスタン WE−91B の音にならない

カンノ製作所 KB300 モノパワーアンプ×2台

カンノ製作所 KB300 が当社試聴室のリファレンス真空管パワーアンプになります。2台で当時の定価\196万、非常に珍品です。

本機の回路は米国WE ウエスタンエレクトリック(株)の流用です。

出力管300Bは勿論WEの300Bで、WE1985年のカンノ製作所保管分です。

6SN7−INTR-300B真空管−OUTTRのシンプルなモノです。

入力はXLR/RCAで、入力VRがあるため、プリアンプを必要としません。スピーカーターミナルには、WBT社大型バインディングポスト型を採用しています。

しかしそのパーツ、配線技術などは格段の違いがあります。


本機は、故永沼課長全盛期の作品です。

北九州市の菅野製作所(株)の会長で居られた故菅野省三氏が、自分の音楽の趣味のため資材、私財を投入し、昭和30年台に、当時としては珍しい電子顕微鏡!!までをを購入し、米国WE ウエスタンエレクトリック(株) の真空管アンプ類を分解し、音の秘密がコア材のパーマロイにあることを発見されます。

石にも目があるように、金属にも目があります。金属結晶の分子列配合です。石の目にそって鏨(タガネ)を入れると、僅かな力で石は目に沿って割れます。TVなどでも石切場で見られたことと思います。昔の方はどのようにして金属の目を見つけるのか?

それは光線の縞に答えがあります。同じパーマロイ厚板から切断しても、組み方が違えば同じ音にはなりません。
そんなことはない!!と言われる方も多いですが、事実、組み手が変われば音は変わります。それは長い熟練と経験と音楽に対する造指の上に完成します。


残念ですが、カンノ製作所の超熟練の永沼課長が鬼籍に入られ、カンノ製作所にこれと同じ物を組める方は居られなくなりました。音の空間、静けさ、倍音、突発的な広ダイナミックレンジなど、生の演奏が持つ独特な雰囲気を、カンノアンプは再生します。

勿論8W位ですから、何でも鳴るわけではありません。オールドの16オーム仕様のSPは最高に鳴ります。オートグラフ、ハーツフィルド、パラゴン、A5などです。最高の至福の時間を貴方に与えます。貴方のそばに置きたいアンプです。
http://www.auduo-1.com/casa_007.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c19

[経世済民116] 米国株式市場は反落、金融株の勢い止まる(ロイター) 赤かぶ
1. 中川隆[5245] koaQ7Jey 2016年12月03日 12:14:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5680]
>既に13、14両日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは織り込み済みで


そんなに簡単に織り込める訳ないよ

12/15 にFRB が利上げすると:

ヘッジ・ファンドの株買いの資金は、親会社であるプライマリーバ ンク間の、レバレッジがかかるレポ金融での借りから来ています。つまり、ゼロ金利の短期資金を使ったキャリートレードです。
平均して、5倍のレバレッジがかかっているとすれば、短期0.5%の利上げが、〔0.5%×5倍=2.5%〕に相当します。
利上げがあると、債券の価格は下がるので、ヘアカット率(欠け目率)が上がり、追い証と同じ追加担保が必要になります。
こうなると、短期ゼロ金利を前提にしているヘッジ・ファンドは、日本を含むグローバル投資の解消をします。シャドー・バンクの、資金調達手段であるレポ金融は、わずかな利上げが、レポ金融を大きく減らす性格を持っています。
ゼロ金利を前提にした、レバレッジがかかるレポ金融にとっては、1%以内の金利の違いが、大きな違いになります。これは、現在、FRBの利上げ観測が少しでも出ると、世界の株価が、大きく動揺することでわかるでしょう。
利上げとは言っても、0.25%、0.5%、あるいは最大でも0.75%くらいです。
しかし、0.01%の金利にとっては、0.25%でも、従来の25倍の金利になります。

誰もが安い金利で資金を調達して株につぎ込んでるから株が上がってるだけです。
住宅市場も安い金利で資金を借りて運用しているだけです。
いきなり金利が上がればそれを返金しなきゃならない。
で持ってる株や住宅を投げ売りする。
1929年のアメリカや日本のバブル崩壊の時と同じことがまた起きるだけです。
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/371.html#c1

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
20. 中川隆[5246] koaQ7Jey 2016年12月03日 13:08:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5681]

Real Sound Lab 音響パワーイコライザ・CONEQ (生産完了品)
http://www.realsoundlab.jp/coneq/

音響パワーとは?

音響パワーとは、音源から放射された音が、ある特定の面を1秒間に 通過する総合的なエネルギー量です。

我々が自然界で聞く音には、全て音源があります。音源から 放たれた音は、空気を媒体として夫々の方向に伝播して行きます。 これは池に石を落とした時に見られる波紋の広がりに似ています。 その波は実はエネルギを運んでいるのです。

同じように音もエネルギとして伝播して行きます。そして、その ある瞬間の音響エネルギが音響パワーです。

スピーカーから放たれる全音響パワーを得るには、スピーカーの 前面を包み込む仮想面に沿って音圧を綿密に測定し、その測定 結果から演算して算出します。

音響パワー周波数特性の測定

音響パワーの測定は以前から確立されており、半自由音場法や 音響インテンシティ法といった方法を基にISOやJIS-Z8732:2000と いった規格も存在します。ただ、これらはあくまでもある音源から どれ程の音響エネルギが放射されているかを測定するものであり、 そのエネルギ内の周波数特性分析を行う事はできませんでした。

Real Sound Labは、世界で初めて音響パワーの周波数特性分析を 可能とし、それを基にイコライジングを行う技術「CONEQ」を開発し、 今まで音圧のみで行ってきたイコライジングに、新たな方向性を 示す事ができました。

「音圧」ではなく「音響パワー」を補正する理由

従来のイコライジングの概念で使われていた「音圧」は、 スピーカ前面のある1点での音の圧力で、一方「音響パワー」は スピーカ前面のある特定の面を1秒間に通過する音の エネルギ量です。

ここで音圧と音響パワーの関係を簡単に説明する為に次の様に 電気に例えてみます。


音圧 = 電圧(V)

空気粒子の流れ = 電流(A)

音響パワー = 電力(W)

更にそれぞれの関係は下記の様に例えることが出来ます。


『電圧 x 電流=電力』 = 『音圧 x 空気粒子の流れ=音響パワー』

『電力 (W)x 時間(h)=電力エネルギ(Wh)』 = 『音響パワー x 時間=音響エネルギ』

例えば、人が電気に触れた時に受け取るものは「電圧」ではなく 「電力エネルギ(瞬間的には電力)」です。同じように人の 耳に届く音は「音圧」ではなく、空気中を伝わってくる音響 エネルギ(瞬間的には音響パワー)です。

音を音源から耳に運ぶにはエネルギが必要で、本来 イコライジングはこのエネルギ(瞬間的にはパワー)に対して 行う必要があるのです。


音響パワーイコライザ・CONEQ

CONEQはスピーカーから放たれる音響パワーを約400点の 測定ポイントから演算し、音響パワー周波数特性を完全に フラットにする技術を世界で初めて確立しました。

これによりスピーカーからの再生音を限りなく原音に 近づける事が可能となり、プレーヤーが演奏した音 そのままをスピーカーから再生する事を可能にします。
http://www.realsoundlab.jp/coneq/


リアルサウンドの 2chイコライザー“APEQ-2pro” 2009年9月 清原 裕介


この製品は、バランス(XLR)のアナログ2ch信号をイコライジングする装置です。内部の演算はすべてデジタルで行われますが、入出力はあくまでも「アナログ」で、使用方法も他のイコライザーと同じようにプリアンプとパワーアンプの間に挿入したり、プリアンプ(プリメインアンプ)のTAPE入出力などに接続して使用します。

特徴

APEQ-2proが他のイコライザーと違っているのは、「演算」に「音響パワー」を用いることです。APEQ-2proは、従来のイコライザーのような「単純な周波数」ではなく、Real Sound Lab社が開発した音響パワーイコライジング技術“CONEQ(コネック)”により、スピーカの前面約400点の測定結果に基づき完璧な“音響パワーイコライジング”を実現します。

イコライジングに用いられる帯域分割(バンド)も非常に細かく、4096バンドで音響パワーイコライジングを行い、同時に位相とタイムアライメントも完全に調整されます。内部演算に用いられるDSP(デジタル、シグナル、プロセッサー)の量子化ビット数は32bit(約43億段階)にも及びます。デジタルフィルターには、位相が変化しないFIR型が用いられるなど、デジタルイコライザー部の精度もオーディオユースに十分見合う以上に高いものとなっています。

これがどれくらい高い性能か確認するため、オーディオ用のデジタルイコライザーとして評価の高い、Accuphase DG-48と比較しましょう。DG-48は内部演算こそ“40bit”とAPEQ-2proの32bitを上回りますが、補正されるバンド数は80(APEQ-2proは4096)、使用されるフィルターはIIR(位相が回転するため、プロフェッショナル用途には使用されることのないデジタルフィルターです)にしか過ぎません。このDG-48のスペックでは、音を変えるのが精一杯で音質改善はまず難しいと思います。D-48の評価はとにかく、APEQ-2proはDG-48とは比較にならない高いスペックを持っていることがおわかりいただけると思います。

このように、"リアルサウンドラボ社が開発した世界初の“4096バンド音響パワーイコライザー APEQ-2pro”を使えば、お使いのスピーカーが完全に補正され、スピーカから放たれる音は限りなく原音に近づき、トランジェントが改善されて豊かなステレオ感と 正確な音の定位が得られます。

1.従来の音圧ではなく、※音響パワー(エネルギー)の周波数特性を 4096バンドの超高精度で補正(世界初) システム構成や設置位置に関わらず、限りなく原音に近い再生が可能。


2.位相とタイムアライメントを完全補正スピーカや各コンポーネントの 特性に起因する位相とタイムアライメントのズレを完璧に補正。 声の明瞭度に加え、音の躍動感、臨場感が増します。


3.低音域の補正も可能(0-100Hz間で約20バンドの補正が可能) 今まで不可能だった超低音域も、自動的に補正。 ブーミーさが無くなり、迫力のある引き締まった音に改善されます。


音響パワーとは?

オーディオの世界では聞き慣れない「音響パワー」という言葉ですが、音源の音響パワーレベルとして機械など各種騒音源やその他一般の音源から放射される音を表示・評価 するための基本量として、ここ十数年前から使われるようになり、現在はJISやISOなどでも定義されてる音を表す単位を示します。

「音響パワー」とは、“ある指定された面を通って1 秒間に通過する音響エネルギー”を意味し、音響エネルギーとは、“指定された面に垂直な方向の体積速度と瞬時音圧の同相成分の積の時間平均値”を示します。すなわち,音響パワーはエネルギーを概念として音場の性質を捉えた基礎量であり、一般的なイコライザーが測定に用いる“周波数特性”とは、根本から異なります。

言い換えるなら「音響パワー」は、ある空間を通過する音波の「動的特性」を示し、「周波数特性」とは、ある空間の「瞬間の特性(静的特性)」を示すに過ぎないのです。音楽は、「音響エネルギー」の変化によって成り立っていますから、イコライザーとしてどちらが最適か?それは、論を俟たないことです。


上のインストール例のコメントにもありますように、APEQ-2proを使うと「余計な音」、「余計な響き」が激減します。部屋がブーミな場合やスピーカーのセットアップが不十分な場合は、その効果は非常に高く劇的に音がクリーンになります。冒頭で比較したAccuphaseなどの周波数を補正する“グラフィックイコライザー”との違いは、使用によって「音が平坦になる」、「音楽の抑揚が無くなる」などの「悪影響」が全く起きないことです。

APEQ-2proを使うと、楽器と楽器の間にあった空間の「濁り(余計な響き)」だけが取り去られ、楽器の響きの透明感が増してきます。また、余計な響き成分が減少することで音場はより大きく広がり、各楽音の明瞭度も向上します。

そればかりではありません。、本来「音の良さ」が何より求められるコンサートやライブ会場などのスピーカーの音質改善を目的として作られたAPEQ-2proは「音楽の表現力を改善」できるのです。それは、多くのオーディオ用イコライザーが「音は変わっても音楽がつまらなくなった」という問題を生じるのと対照的です。

APEQ-2proを使えば、楽器の音は生音に近づき(生の楽器を聴いているのと非常に近い音色になる)、ボーカルもまるで目の前で本人が歌っているかのように生々しくなります。APEQ-2pro(DIO)によって「邪魔な音だけが取り去られた結果」として、「音楽の表現力の大きさと深さ」がそれまでとは比べものにならないほど大きくなるのです。

「原音忠実再生」を目差していらっしゃるなら、スピーカーやアンプ、アクセサリーやルームアコースティックの調整でお悩みになることはありません。そのすべてをReal Sound APEQ-2pro(DIO)は、たった一台で解決できるのです。

オーディオの目的は二つあります。一つは「コンサートの忠実な再現」です。この目的に対してAPEQ-2proは、最短で最良の手段です。では、もう一つの目的である「気に入った音を出す」という目的に対してAPEQ-2proのようなイコライザーをどのように使えばよいのでしょう?答えはそれほど難しくありません。音質を補正することはすなわち、スピーカーから新しい音を出すことだからです。では「気に入った音を出す」ためにAPEQ-2proをどのように使えるか?考えてみましょう。

オーディオで求める音は「一つ」ではなく、求める人の数だけ「音のバリエーション」があって良いと思います。そのバリエーションを実現するために、スピーカーやアンプ、プレーヤー、あるいはケーブルと言った製品やアクセサリーが星の数ほど存在しています。それらのアクセサリーを「調味料」に例えるなら、スピーカーやアンプは「素材」です。もし、「素材」に強烈な個性があれば、「調味料」の使い方は非常に難しくなります。しかし、「素材」の個性が薄ければ、「調味料」は少しですむはずです。そして、「調味料による変化」もとても分かりやすくなります。

APEQ-2proの最大のメリットは、リスニングルームでもっとも大きな問題となる「ルームアコースティック」も含めてスピーカーの音を補正できることです。さらにアンプやケーブル、インシュレーターの音も含めて完全に「色づけのない音」が実現します。そこでまず、アクセサリーを一切使わずに「補正データー」を算出し、そのデーターを使って「スピーカーを補正」した後、アクセサリーを使用すれば「そのアクセサリーの音質」だけを反映できるのです。最初から「味」が付いている「素材」に調味料を加えるのではなく、「味のない素材」に「調味料」を使えば、「調味料の味」だけが際立つというわけです。

さらにAPEQ-2proに付属する“C1”という「12バンド精密パラメトリック・イコライザー・ソフト」を使えば、非常に精密なトーンコーントロールとしてAPEQ-2proを使うことができるのです。精密なイコライザーは、「音質をフラット」にするだけではなく、「フラットにした音に味を付ける」ことにも使えるのです。

ここで「グラフィック・イコライザー」や「トーン・コントロール」の有効性について考えてみましょう。

高音/低音が足りないと感じたとき、アンプに「トーンコントロール」が装備されていれば、つまみをひねるだけで望みの音が手に入ります。特に生演奏よりも「小音量」で音楽を聞かなければならないことが多い家庭では、音量に応じた音質を得るために「トーンコントロール」が欠かせません。しかし、なぜか高級オーディオでは「トーンコントロール」や「グラフィックイコライザー」は邪道とされています。それには次のような「明快な理由」があります。

私は「趣味は無駄を楽しむこと」だと考えています。オーディオにおける「試行錯誤の時間」こそ趣味の本質であり楽しい時間なのです。それに対し、仕事は「効率を上げること(無駄を省くこと)」が目標です。APEQ-2proはその“PRO”という名の通り、無駄を省いてくれます。しかし、それでは「楽しみが奪われて」しまうではありませんか?これが、高級オーディオ製品に「トーン・コントロール」が省かれたり、イコライザーが嫌われる理由なのです。

楽しみながら苦労して「自分が作り上げた音」が一瞬で「無味」になってしまったらどんな気持ちがするでしょう?特に「自分の作った音に絶対的な自信を持っている」、「自分の音に惚れている」、「自分の音が自慢である」といったコアなオーディオマニアこそ、APEQ-2proを否定するでしょう。「遅くともマニュアルで車は運転したい=音質が完全でなくても音は全部自分で作りたい」。それも趣味として「正しい姿勢」に違いないからです。

しかし、あまりにも「音作り」にばかりこだわりすぎると、「音楽」がお留守になります。私は、オーディオの話をする前に必ず「好きな音楽」を尋ねます。音楽の趣味を知れば、その人の「音楽に対する理解(愛情)」は、容易に判断できるからです。音楽に対する造詣が浅い人が出す音は、やはり浅いものでしかないのです。しかし、オーディオの音質が原因で「音楽に対する造詣が深められない」などしたら、それは悲劇です。何を隠そう私自身がそうだったのです。プアなステレオでプアな音しか聞いていないときは、交響曲やクラシックの本当の良さを知ることは出来ませんでした。

現在私は、積極的に「トーンコントロール」や「グラフィックイコライザー」を推進しています。それは、一歩でも早く「音楽の本質」に近づいて欲しいとの願いからです。逸品館に寄せられる「音」のご相談の多くは、「低音/高音が足りない」、あるいは「音が前に出てくない」といった、根本的でありながらも「比較的解決が優しい問題」です。そんな簡単な問題の解決に「無駄な時間」を費やして欲しくはありません。

かなり以前から、逸品館では「先進のトーンコントロール機器」としてBBEの製品をお薦めしています。BBEを使えば高音や低音のバランスのみならず、音像の定位が悪いといった問題は嘘のように解決するからです。BBEは簡単なアナログ・プロセッシングの音質補正装置ですが、その優れたプロセスによって他のトーンコントロールでは実現しない素晴らしい効果が音質をほとんど犠牲にすることなく得られます。つい先日も「音を前に出したいから100万円クラスのパワーアンプを探している」というお客様に、BBEをご紹介したところ大変喜ばれ、その場でご購入なさったことありました。オーディオ機器に100万円近く投資する効果が、数万円のBBEで得られることをご存じでしたか?

今回テストしたAPEQ-2proは、BBEより遥かに進歩しています。APEQ-2proは車で言うなら、素晴らしく良くできたオートマチックです。ドライバーは、エンジンキーをひねるだけで後は車が全部やってくれます。誰より快適で、誰より早く「コンサートの再現」という、オーディオの一つのゴールにたどり着くための特別な手段がAPEQ-2proなのです。そして、APEQ-2proを上手く使いこなしたときには、「気に入らず機器の買い換えを繰り返した悪循環」が完全に断ち切れます。

オーディオの頂点を「マニュアル」でゆっくり目差すか?オートマチックで一気に上り詰めるか?それは、あなた次第なのですが、APEQ-2proは、「音楽を聴くためのマイナス面」だけを取り去るので、「機器本来の情報量が損なわれる」事がありません。確かにプレーヤー(プリアンプ)とアンプ(パワーアンプ)の間に一つ機器が増えることで、僅かですが「音の細やかさ」がスポイルされるのは避けられませんが、それはAPEQ-2proからアンプに接続するケーブルに高級品を奢ってやれば解決します。総合的に判断してAPEQ-2proを使ったマイナスよりも、それを使ったプラスが小さいというケースには、まずお目にかかれないはずです。何よりも「音楽を聴くのが楽になる(音場の余計な癖が取れてしまう)」ことは、普段音楽を聴く時間が長い方にとって、これほど嬉しいことはないはずです。

TANNOYのような「響きの多いスピーカー」やJBLのような「特性に癖があるスピーカー」にAPEQ-2proを使った場合、それらの「癖=持ち味」はかなり薄くなります。しかし、その「癖(持ち味)」が音楽を聴くために、決してプラスに作用していたのではないことがAPEQ-2proを使うことで明らかになります。高価な機器を使いながら、納得できる音が出せないときこそAPEQ-2proを使うべきです。隠れていた音が一気に聞こえ、装置本来の能力が引き出せるはずです。

ライブハウスなどのスピーカーにAPEQ-2proを使うのは「絶対」です。下手なエンジニアは職を失うかも知れませんが、自分のプレイした音、演奏された音が、そのままスピーカーから聞こえる快感は、音作りによって得られる快感には代え難い素晴らしいものです。APEQ-2proによってベールが剥がされた色づけのない音で音楽を聴き、演奏者とダイレクトに心が繋がる快感を一度知ってしまえば、音楽好きな「聴衆」は二度と後戻りできなくなります。
http://www.ippinkan.com/real_sound_apeq-2pro_coneq.htm

麻倉怜士先生インタビュー 2009年9月23日 麻倉先生御宅

今回、リアルサウンドラボ社の音響パワーイコライザ「APEQ-2pro」を2年前よりいち早く ご自宅のリスニングルームに導入頂いているオーディオ評論家・麻倉怜士先生の ご自宅を訪問し、「APEQ-2pro」及び音響パワーイコライザ技術「CONEQ」について インタビューさせて頂きました。

1.導入前のオーディオシステムについて

・JBLのK2・s9500スピーカーを1992年に導入しました。それからかなり長い時間が 経っています。このスピーカーを鳴らし切るのはほんとうに難しく、最初は定評のある マークレビンソンのメインアンプを使用していましたが、いまひとつでした。 何か力が無いんですね。いろいろ試して最後に真空管アンプ845プッシュプルを 導入したところ、素晴らしい押し出し感があり、豊潤なサウンドが得られ、これに 落ち着きました。

・しかし、長く聴き込んでいくうちに低域の量感はあるものの、輪郭感や切れ味が もう少し欲しいなと思うようになりました。38センチウーファーのバーチカルセンター 使いなのでマッシブな音は出るのですが、だけど、もう少しシャープネス階調感、 繊細な音が欲しいと。

・ずっと改善したいと思っていましたが、なかなかうまくいきません。中高域はスーと 延びて気持ちが良くて解像度が高いのですが、もっと低域とのバランスが欲しいと 常々思っていました。

2.APEQ-2pro導入について

・そんな時、2007年末にReal Sound Lab USAの朝日氏からメールをもらいまして、 興味を持ちました。ただ、メールの時点では何か良く分かりませんでした。 「これは何だ?」という感じでしたね。(笑)

・しかし、実際このAPEQ-2proを導入した時は驚きました。最初にビックリしたのは、 低域は量感がたっぷりあるが、明瞭度や速度感が追いついていないことが 感覚的ではなく、測定的に明確に把握出来た事です。感覚的には分かって いましたが、どれくらい具体的にモヤついていたのかを数値で正確には掴んで いなかったですね。それが実際にAPEQ-2proの使用前・使用後で聞いてみると、 差分として明確に把握でき、得心しました。

・使用後では、低域のスピード感、質感、階調感、輪郭感などが非常に立ってきました。

・導入後の今から考えますと、これまで中高域が早くて、低域が結構遅かったですね。 高域と低域の音調とスピードが合ってきました。これまでは低域の量感がたっぷり 過ぎたことに対しいろいろ直すようにしていましたが、なかなか難しかったです。 今回の導入でこの問題はほぼ解消されたと思いましたね。

・一次反射や定在波、拡散音場などのルーム・アコースティックの問題が発生している というのは以前から分かっていました。かといって、この部屋からそうした問題を 取り去るのは難しくて、正直諦め掛けていたところがありました。

・今回まず導入前の素の特性をマイクで計測してみると、かなり低域が持ちあがって いました。中域にはピーク&ディップがあって高域は早めに落ちていましたそれが 部屋の要素を入れたスピーカーの音の特性でした。

・補正してほぼ周波数特性をフラットに近い状態にすると、鮮度、全帯域における 解像度が上がり、本当に使用前使用後ではこんなに違うのか、と正直驚きました。 使用前の時も素晴らしいスピーカーだとは思ってはいましたが、ルーム・ アコースティックの影響を抑制することによって、スピーカーの本来の姿が出た のでしょう。やはりかなり部屋の影響を受けていましたね。

3.聴感上のテイストも盛り込んだ更なる補正

・一方、最初に設定してもらった時には、確かに特性上フラットになっていたが、 低域の量感が出過ぎていたところを抑えたということで、その意味で若干 聴感的にハイ上がりに感じました。中高域が優勢になったという感じです。

・その後、アプリケーションのアップデートなどの際に、今度は低域の抑制を緩めて 高域の拡散音場の調整などを行い、今では非常にバランスが取れた音になりました。 中高域の伸びが自然になったのです。さらに低域のしっかりとしたタイトな量感も 得られています。

・この辺が面白い点だと思うんですよね。つまり、スタジオ向けの機器なので フラット志向のイコライザーではあるけれども、最終的にフラットではない方が 良いかもしれない。理論的な目標値とは別に聴感上の要素を入れることも簡単に 出来るので、フラットをベースにして、更にそこから追い込むことが可能なのが 良いですね。

・低域の量感、切れ味が良くて、中高域の伸びが出てバランスがしっかりしました。 よく聴くホリー・コールの「I Can See Clearly Now」を再生した時に、最初のベースの 立ち上がり、全帯域におけるスピード感など素晴らしくなっていることが感じられました。

・すごいと思うのは、信じられないほどバンド数が多く、全帯域で精密な補正が できるということですね。イコライザーというと全帯域で10バンド程度が一般的な イメージですが、APEQ-2proの数千バンド(4096tap)というのは、既にイコライザーの 概念を超えています。そこまでの細かさがあれば、細かいディップまでチェックして 補正ができるわけです。

4.スタジオ使用からハイエンドオーディオへの展開

・今まで不可能と思われていた部屋の影響、ルーム・アコースティックを除去する 事が出来るということは、逆に加えることも出来る訳です。我々は通常、ルーム・ アコースティックの中で生活している訳で、完全に取り除いてしまうと無響室の様に なってしまいこれはこれで物足りないのです。ある程度の心地の良い定在波が あった方が良いこともあると思います。つまり、ある程度追い込んでルーム・ アコースティックを加減する事で自分に対する最適なF特に追い込むことも可能です。

・今の段階ではこの製品はスタジオ用という事ですが、スタジオははじめから 音響対策をしているので、ある程度出来たところで、更なるファインチューン 出来るという使い方だと理解しています。

・しかし、むしろそのような対策をまったくしていない一般家庭の2chやマルチ チャンネルリスニングでは効果が跳びぬけて大きく、ニーズが高いはずです。 今後はマルチチャンネル化して民生向けにも製品を出して欲しいですね。

・部屋は第2のオーディオ・コンポーネントなんです。しかし、機器を買い換える ことは簡単に出来たとして部屋は無理です。だから部屋というコンポーネントを どのように上手く鳴していくかがとても重要になりますね。

・これまで、コンポーネントを変える、ケーブルを変える、電源を変える というようなグレードアップの工夫はたくさんありましたが、部屋に関する アクセサリー機器は吸音用など一部に限られていました。できることといえば、 部屋の乱反射をなくす為に、家具の配置を変えるということぐらいでした。

・唯一AVアンプには自動音場補正機能がありますが、それはマルチ チャンネルでのスピーカーの特性を揃えることに主眼が置かれ、ルーム アコースティックを是正するところまではいっていません。

・しかも、スピーカーの持ち味をスポイルするのではなくて、生かしつつ部屋の 問題を直せるなら素晴らしいことですね。これまでもDSPでスピーカーの F特を変えるという技術はありましたが、多くはDSP臭さ、デジタル臭さが 出てしまい、スピーカーの持ち味が損なわれてしまう危険性がありました。

CONEQはデジタルの塊のような構成ですが、聴感上のカラーレーションは たいへん少ないと思います。K2がまさにK2らしい音で鳴っています。

ハイスピードで、音場の見通しも良くて、輪郭がはっきりしているというJBLの 持ち味を維持したまま、ルームアコースティックの影響を低減することで、 JBLが、さらにピュアなJBLの音で鳴るようになったのが凄いですね。 これがスタジオでうけている理由だと思います。

・一方、そのような点はまさにオーディオファイル向けだと思います。 これには期待しています。

・イコライザーという製品にはカーブを作って、それに強制的に何が何でもそれに 当てはめてしまうというイメージがあり、導入すると何でもかんでもイコライザー 機器特有の色をつけ、悪さをするという通念がありますが、CONEQには そのような色は感じられません。1を入力したら、1が出力されるというリニアリティ 感覚がとても濃い。つまり、いい意味で存在感が無いんです。 機能はしっかりと働いていますが、スピーカーをスポイルしないでスピーカー 本来の持ち味をきちんと出しています。

・その意味ではこれはいわゆるイコライザーではないと思います。コンポーネントの 持ち味を生かしながら、部屋の悪影響を取り除くことが出来る、つまり音の インフラストラクチャーの改善機器だと思いますね。

5.ラトビア発の最先端技術

・この機器が開発されたストーリーも興味深いですね。ソ連崩壊後に、それまで 蓄積されたデジタル技術とノウハウを元にし、ラトビアでこのような技術と製品が 開発されたという物語も面白いと思います。完全なトップダウン型開発ですね。

6.民生機器、そして日常の音の音質改善の展開に期待

・まずはスタジオ機器として開発されましたが、この基本技術は薄型テレビにも 転用できるはずです。テレビの音がどんどん悪くなっている中で、アコースティックを 最適な形に、F特と位相を直すのはは最近の薄型テレビに非常に有効だと思います。

昔はブラウン管テレビが主流だったので、それなりに容積があったのですが、 最近の薄型テレビは薄くなればなるほど音も薄っています。もう悲惨な状況で、 もちろんF特は低域が無いし、中域はピークディップだらけし、高域も無いし、 本当にひどい状況です。

CONEQは、そんなひどいディップでも補正できるわけで、これらの問題をかなり改善 できると思います。テレビに搭載されているDSPでこの技術が実現できればTVの音が 革命的に良くなることは間違いありませんね。

・せっかくこんなに素晴らしい技術が存在するのであれば、これをスタジオなど 限られた場所だけでのみ使われるのはもったいないと思います。

今やほとんどの人が日常的にきく音というのはテレビの音であり、つまり 「テレビの音⇒日常の音」な訳で、これを改善することはまさに社会的な責務 なのではないでしょうか。CONEQはDSPソリューションで実現出来るわけで、 今後はリアルサウンドラボには是非その面も追求して欲しいと思います。

・もっと突っ込んで考えますと、社会の音、例えば駅、電車の中のアナウンスの音は、 F特的に言うと、狭帯域であり歪んでいて聞きにくいですよね。本当はこれら公共の 音には明瞭度が一番重要なわけですから、CONEQのような技術が導入されれば 明瞭度は驚異的に良くなるはずです。メッセージの伝わり方も格段に良くなる。 スタジオを出発点にして、家庭に入る、つまりテレビやラジオなどの製品に入って、 さらにはそのような「社会の音」も改善していく。つまり、広義の意味のPublic Addressの 質を直していく、それも単純にスピーカーを変えるのではなくて、信号処理的で 変えていく。社会的なニーズというのは絶対にあるはずです。そういうインフラの 音を快適な音へ変えていくという点においても、CONEQのこれからの展開が 非常に楽しみです。本来は民主党がマニフェストに入れても良いぐらい。(笑)
http://www.realsoundlab.jp/interview-asakura/


山本浩司先生インタビュー 2009年12月11日 山本先生御宅

今回、リアルサウンドラボ社の音響パワーイコライザ「APEQ-2pro DIO」をご自宅の リスニングルームに導入頂いているオーディオ評論家・山本浩司先生のご自宅を 訪問し、「APEQ-2pro DIO」及び音響パワーイコライザ技術「CONEQ」について インタビューさせて頂きました。


1.CONEQ導入について

初期にReal Sound Lab USA(以後RSL USA)の朝日さんから「凄く面白いイコライザを 見つけたよ」と連絡を頂いたのが始まりですね。もう2年前になりますね。

その後、朝日さんが来日した際に、滞在されていたホテルの部屋で、ペアで8千円ぐらいの パソコン用の小型スピーカで効果を試聴させてもらって、ON/OFFで凄い違いがわかった。 確かに劇的に音が改善しました。

音質の改善にも驚きましたが、その際にこのCONEQという技術が面白いと思ったのは、 スピーカ前面の”面”を測定してそのデータを基に補正を行うという事ですね。 このイコライザが実現出来るプロセッサー(APEQ-2pro)が入荷したら一度自宅で使って 見て下さいと提案してもらって、それから使用させてもらいました。

2.他の一般的な音場補正のイコライザについて

私は仕事上AVレシーバに搭載された自動音場補正の技術というのはいろいろ テストしましたので、基本的にはそのほとんどが「リスニングポイント1点における テスト信号を拾うことで測定を行い、そのリスニングポイントでの音圧周波数特性の 補正を行う」という点においては共通しているという事は良く分かっていました。  もちろん、中には数点の複数位置で測定したデータに基づいたものもいくつか ある事も知っていますが、基本的な概念としては同じかなと思っています。

その考えは非常に分かるのですが、しかしながら、その部屋の伝送特性というのは マイクの位置が数センチずれただけで、まったく変わってくる訳で、実際にはマイクの 位置を上下前後に10cm動かしたら結果はまったく異なってきます。つまり、「その測定 結果をはたして本当に信じてよいのか?」という疑問を以前からずっと感じていました。

実際、そういった一般的な音場補正イコライザを使ってみて音を聞いてみても、 聴感上、どうしても「過補正」、「補正が過ぎる」という感じが凄くするんですよね。 周波数特性をいじる訳なので、エネルギーが減衰していく方向に聴感上感じられて、 まあ音が整ってくるのは分かるのですが、音のエネルギーが物足りなくなる。

私は音のエネルギー感とかダイナミズムを重視して音楽を聴くのが好きなタイプ なので、「いくら音が整えられたとしても、音に元気がなくなるなら使いたくないな」と 思っていました。

そのような背景もあり「イコライザって結局こういうものだよね」と思っていまして、 そういう自動音場補正技術を使うことによっていくら音が整えられたとしても、私は 少々音が暴れても、元気な方がいいなと思っていました。

3.CONEQのスピーカ補正

それら一般的なイコライザ技術に対して、CONEQはスピーカから発せられる 音響パワーの周波数特性を補正していこうというまったく新しい概念のイコライザ 技術な訳ですね。この点は非常に面白いと思いましたね。

無指向性マイクをスピーカの前でぐるぐる動かしながら測定しているのを最初 見た時には斬新過ぎて驚きましたけど(笑)。まあ、それをもってスピーカの前面を 400ポイント測定する。 つまり、そのデータを基にスピーカから放たれた音響パワーを整える事が出来る。

部屋の伝送特性というのは、自分で部屋をいろいろ調整していけば変わってくる訳で、 まあ本当に深刻で難しい場合は別として、ある程度まで改善出来ます。故に、ルーム イコライザではなく、むしろスピーカから放たれる音、しかも音圧ではなくて音響パワーの 周波数特性を補正するというのは、新しく正しいアプローチだと思う訳です。

4.デジタル版プロセッサ「APEQ-2pro DIO」

実際にCONEQのプロセッサ「APEQ-2pro」の1号機を使ってみると、音のモヤモヤ感は 一掃され、整えられてすっきりした感じになりましたね。このON/OFFの違いは大きかった。

ただ一方、重箱の隅をつつくような話ですが、このアナログ入出力専用バージョンの プロセッサを通すと、私には少しS/N感が物足りない感があって、あまり理論のみを頭の 中だけで考えてはいけないのですが、やはりCDの音を一度アナログにして、さらに AD/DAするということをせず、純粋にデジタル出入力で音を聞いてみたいという気持ちは ありました。

そんな話をしていたら、何とデジタル出入力のプロセッサが発売されるという 連絡を頂きました。紹介頂いたのは今年の夏でしたね。正直な話、一般的に海外の メーカーというのはリクエストしても、まあいろいろ難しい面もあって結構動きが遅い 傾向があったので、随分早く実現したなぁと思いましたよ(笑)。

現在はこのデジタル出入力バージョンである「APEQ-2pro DIO」を使わせて もらっています。ABS/EBU端子のみという事ですが、私のCDプレイヤーは ABS/EBU搭載なので問題はありませんでした。

アナログ版プロセッサで少し気になっていた若干のS/N感の劣化というのは 無くなりましたね。さらなる音質向上が明らかに認められました。

音響パワーの周波数特性だけではなく、FIRフィルタを使って位相特性も そろえる。これもこの技術の魅力だと思いますね。これを通すことによって、 音像の定位がすごくシャープになり、音場感つまりステレオ感がクリアになり、 音の立ち上がり、音の明瞭感が明らかに改善されました。

5.PDカーブの提案

もう一つ感心したのは、PDカーブの提案ですね。自分のメインシステムは JBLの「K2/S9800SE」という15インチウーファーにコンプレッション・ドライバを 組み合わせた大型ホーン型スピーカですが、CONEQを通してフラットにすると、 聞きなれている自分の好きな音に対して音の整い感は良くなるけども、聴感上 低域が少しスリムになり過ぎて、高域が若干うるさくなる感じがありました。

これはどちらかというと好みの問題で、もちろん録音された正しい音としては、 フラットで聞く音なのかもしれない事は承知していますが、私にとっては若干高域が 強い感じがしました。

それについてRSL USAの朝日さんにもお伝えしたところ、部屋の平面音場や 拡散音場などのルームアコースティックを考慮した「PDカーブ」というターゲット カーブを提案頂きました。それを聞いてみると、若干ですが唯一気になっていた 高域の質感がすっかり解消しました。

そして、今日そのPDカーブに加え、さらにRSL USAの朝日さんが検討した 高域と低域にそれぞれ異なるシェルフを加えた新たなカーブを聞かせてもらい ましたが、これはMuch Betterでした。その音を聞いて非常に自然な感じがしました。

とにかく耳なじみの良い音、聞き味の良い音になりました。音を評価する際には、 音像の定位とか、ステレオイメージの豊かさ、ダイナミック・コントラストとかある訳 ですが、それらの点についてはもちろんOKで、唯一気になっていた高域の件に 関してもほぼ解決しましたし、低域が若干すっきりし過ぎていた感もなくなって、 自分が好きな音にドンピシャでした。RSL USAの朝日さんには私の好みを 読まれているのかな(笑)

プロの現場であれば、フラットを持って良しとするのは当然。録音などの音を 作る現場で、いろんな色づけされた変な音でモニターしていたら、これは大問題な 訳なので音響パワーの周波数特性を完全にフラットにするというのは理解出来るし 賛同しています。

一方、自分たちのような「再生」の場(ハイエンドオーディオの世界)で、単純に フラットを追求するのは幼稚だと思っています。でたらめな音はもちろん駄目ですが、 究極的には自分たちの好みの音で聞ければ良い訳で、このように突き詰めた カーブで好きな音を聞けるのは素晴らしい。CONEQを通すことで、ベストサウンドに 近づいてきたと言えると思います。この最新のカーブを大事にして聞いていきたいと思います。

6.CONEQによる小型スピーカの音質改善効果

それからもう一つ話しておきたいのは、CONEQには小型スピーカの音質改善に 絶大な効果があるという事です。

先日メインのシステムの補正を行って頂いた際に、ついでに小口径ウーファーの ELACの小型スピーカ「330CE」も補正してもらったのですが、その際のCONEQの ON/OFFの違いは非常に大きかったですね。もともと初めてCONEQを試聴したのが、 パソコン用小型アクティブスピーカーの劇的な音質改善だった事を考えると、小型 スピーカの音質改善により効果を発揮するのではと感じました。

口径の大きいウーファーのゆったりした大型スピーカ、例えるなら「3000ccクラスの 車をゆっくり転がしても割りと深々とした安定感がある」様なスピーカ。「排気量の大きい 車をゆったり走らせる」というような音が私は個人的に好きです。

一方、「ライトウェイトスポーツカー」、いうなれば「リッターカーを俊敏に走らせる」様な 小型スピーカの方が好きって言う人もいる訳です。そのような小型スピーカのシステムを CONEQで音響パワースピーカーを測定してフラットに補正してみると、大型スピーカを 髣髴させる様なゆったりしたスピーカに変貌しましたね。このような小型スピーカの方が 音質改善の度合いとしては大きいと感じました。

日本では居住空間の問題もあって、現在は圧倒的に小型スピーカの市場が大きいので、 そのような小型スピーカのユーザーにはこの技術の効果は本当におススメしたいと思います。

7.安心して使えるイコライザ

最近「ステレオサウンド」誌などのハイエンドオーディオの雑誌でも「イコライザ特集」が 組まれるなどイコライザを薦めている動きが出てきた訳ですが、これは良い傾向だと思います。

部屋の不備をイコライザだけで補正するということ、これが出来ればよいのですが、 正直非常に難しい。更に言えば、聴感だけで自分の好みの音を作るというのは、正直 不可能に近い。 部屋の伝送周波数特性をリスニングポイント1点で測定して、それで全てが分かった という事も無理な訳で、さらにそれに基づいて無数に在る小さなピークを数バンドで 補正するのも無理な訳です。そういった事だけで作られた音を聞いて、これまで良い 音と思うような音を聞いた事が無い。

一方、CONEQはせいぜい1次反射までは取り入れるにしても、基本的にはスピーカ から放たれる直接音だけを測定して、その音響パワー周波数特性を補正するということで、 非常に再現性がありますよね。まあ完全にどのポジションでも一律ということでは無い にしても、大体どこで聴いても大丈夫。

「再現性がある」ということは本当に重要なんですよね。「こんなに安心して使える イコライザは他に無いよ」という事を私は声を大にして言いたいですね。

8.民生機器(テレビやホームオーディオ)への展開について

先程小型スピーカでのCONEQの効果が絶大という話をしましたが、音響パワー 伝送的に劣るものほど、その音質改善効果は大きいので、ミニコンポなどには 最適だと思います。

ハイエンドオーディオユーザーと違って、テレビやミニコンポの一般ユーザーに 難しい測定や補正を押し付けたところでうまく行くのは難しい訳だから、そのような 使用されるスピーカが固定されていて分かっているような製品は、セットメーカーが CONEQを使って予めそのスピーカに完全に最適化したイコライジングを追い込んで 組み込んで置けば最良ですよね。

特に今はテレビの音はどんどん悲惨になっていく一方だから、CONEQを導入 していないメーカーがあるという事が不思議でしょうがないです。一部のテレビや ミニコンポにはReal Sound Lab社以外のイコライジング技術を採用しているものも あることは知っていますし、音も試聴した事がありますが、比較してもCONEQが No.1であると自信を持って言えますし、薄型テレビやミニコンポなど音響的に 厳しい条件に取り組まなければならない製品には、これほど安心して使える イコライジング技術は無いでしょう。

確かに音響的にハードウェア面で厳しい深刻なほど劣っていれば、フラットに 出来ないものあるでしょうが、そういった場合でもCONEQのターゲットカーブを 適用させて、その条件化でベストな音質に追い込む事が出来る事も大きな利点ですね。

それに繰り返しにはなりますが、最近のテレビの音質の劣化は悲惨です。 まともな音、つまり「男性アナウンサーの声はちゃんと男性の声に聞こえる」テレビ じゃないといけないと思いますし、現代のような無愛想な時代においては生々しい音、 リアリティをちゃんと伝える事が重要だと思っています。

テレビメーカーはCONEQの導入をきっかけに、ユーザーがきちんとした音を楽しめる ように、ハードを含めた音質の向上を検討する機会になればと思いますので、 とにかく全テレビメーカーの音響のエンジニアにはこの効果を体験してもらいたいと 考えています。
http://www.realsoundlab.jp/interview-yamamoto/

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CONEQ 2009年09月14日


先日、東京 渋谷のRock On Companyさんに伺った際、CONEQ VSTのデモを聴かせていただきました。

CONEQ(コネック、CONvolution EQualizerの略)とは、リアルサウンドラボ社が開発した世界初の音響パワーイコライジング技術。スピーカから放たれる音の音響パワー周波数特性を、スピーカ前面400点の測定から算出し、その結果に基づいて超高精度補正(最大65,536バンド)を行う事で、その特性を極限までフラットに近づけるのだとか。


試聴してみると・・・

これは凄い!

CONEQをバイパスした時との差はIK Multimedia ARCで感じた差以上。
とても目の前のMakieのモニターから出ているとは思えないような出音。
音質面でARCに納得されていない方にはオススメです。

ARCでは測定そのものが面倒でしたが、CONEQは測定自体も非常に簡便。
(とは言うものの、スウィープを発して行う高精度な測定)
この辺も非常に好感が持てます。

但し、測定マイクは付属せず、銘柄、機種が指定されている点は要注意。
そのため出張測定サービスもあるんだそうです。

ARCなどの先行製品が存在しますが、CONEQは一歩抜きん出ているように感じます。
しかも、ネイティブ版である現行製品でもレイテンシーはたったの2ms!
価格もお手ごろ。即戦力の製品です。
http://blog.okutsu.co.jp/archives/51286553.html


Realsound APEQ-2 pro DIOで音響補正 [AUDIO]


まだ、納得いく調整ができていないため、メーカーには写真などの情報提供をしていないのですが、途中経過を報告します

メインシステムのLOCKWOOD MAJOR (TANNOY HPD385A)を使ってテストしています。


上から順に、L / Rの軸上特性です。緑色が周波数特性で、オレンジ色が補正目標値です。

テストシグナルを出しながら、スピーカーの軸上のある程度の広さを持った面上でマイクを動かすことにより、およそ400点の測定を行い、これを元に演算することにより、周波数特性と補正データを算出します。複数の点を測定することにより、部屋の影響の少ないデータを取れるようです。

この処理をするためのコンピュータは、Core2DuoクラスのCPU推奨ですが、あまっていた古いPentium4(HT 2.8GHz)のノートPCを用いた為、測定後〜グラフが出るまで4分くらい時間がかかりました。

防音については、充分な性能を持つ私のオーディオルームですが、建築上の制約で部屋の寸法比までは充分なケアをしていません。低域、特に200Hzのディップは結構深刻です。システム全体としては、中域が比較的引っ込んでいるのと、高域もハイあがりですね。ただし、両チャンネルの特性は思っていたより揃っていました。


これがAPEQ-2pro DIOで補正後のLチャンネルの特性です。低域のレベルもアップしていますし、200Hzのディップも大きく改善しました。大雑把に±2.5dBに収まっている ので非常に優秀といえるでしょう。恐るべきことに、2kHz以上の補正目標値と実測値のグラフはほぼ一致しています。

当初、APEQ2については、DA/ADのパスが入る(逸品館ではアナログ入出力を推奨)事に、違和感を感じていたのですが、実際に補正による効果を聞いてしまうと、そういうレベルの改善でない事がわかります。隠れていた細かい音が聞こえてきたり、音の鮮度がアップしたり、バランスが改善されたり。 一言で言うと、全てのCDが最良のリマスターをされた最新版のように聴こえるのです。

これだけ周波数特性が変るのですから、元のスピーカーの持つ良い意味での個性が失われるのでは?と、いった心配も不要でした。あくまでLOCKWOOD/TANNOYの歯切れの良い音は変りません。そのまま特性も良くなるような感じを受けます。音のフォーカスがピシッとしまって、定位がよりクリアになります。

この測定条件ではタンノイのネットワークを標準位置に固定していたので、アッティネーターで高域を絞り、よりフラットな状態を作ってから、APEQ再調整したほうがよさそうです。

高域の乱れは、1970年代のビンテージスピーカーだから仕方ないところでしょうか?APEQで補正できるとしても、定材波によるものとおもわれる低域のピークディップについては、何らかの対策を取りたいと思います。 測定と補正によって、客観的なデータから音質改善ができるのはすばらしいですね。

予算の問題で、ベリンガーの安価なマイクを購入しましたが、やはり、測定器用の高性能なマイクが必要になりそうです。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2010-01-25


CONEQ APEQ-2pro DIO イコライザーRealSoundLab 2012年10月08日


RealSoundLab(リアルサウンドラボ)APEQ-2pro DIO CONEQイコライザーレビュー その1


つい先月にCONEQのイベントに参加して「いつか買うと思います」って言ったのですが、早速買っちゃいました!!


電光石火の勢いで買った理由をあえて挙げますと

・ハイエンドマニアへの実績多数で性能は折り紙付き
・一般向けの廉価モデルの商品化は遠い
・偶然中古で手に入る機会があった
・凄い欲しいから


と8割がた4番目の理由が決定打で買いましたw

メーカー説明のイベントにがっつり参加しておきながら公然と中古でゲットするのもどうかと思いますがお金もないし背に腹はかえられませんよってことで(汗)

スピーカー補正型のイコライザーです。

従来の音場補正ではなくスピーカー補正としてリスニングポイントではなくスピーカーシステムの特性を面として測定の上、補正することを主眼としている点。

音圧主体の測定ではなく、位相(タイムアライメント)の問題を考慮の上補正している点。

が革新的なんだと思います。


■導入に関して本来だとメーカーの方に測定を依頼しないとそもそも使えないのが本機の弱点です。

ところが今回お譲り頂いたユーザーの方は測定ソフトの永久ライセンスおよび測定推奨機材一式を持っている猛者でしたのでお願いしました。


測定は右端に見えるとんがったマイクで行います。


測定結果がこちら。

100Hz以下がだれ下がりで、60と130Hzあたりに大きな谷がある特性でした
あとは最高域が下がっているぐらいで比較的フラットな特性っぽいです。
聴感上も中低域以下の薄さは感じていたので納得の結果。

しかし、測定結果を画像でもらっておくべきっだったなぁ〜orz
そして測定結果を元にソフトウェアで最適化して出力します。


肝心の音ですが


That's Great!CONEQ!!

としゃべれもしない英語が飛び出すほどの効き目でした。


もう少し具体的に説明すると大きな効き目は3点です。


●音場感が凄い
元々スピーカーは消える音の鳴りかたでしたがより一層空間に溶け込むと共に音場感が広がりました。低域を厚くしたのでその効果もあると思います。

●定位が半端なく明瞭
元々定位は良いほうだったはず・・ですが、以前の定位が茫洋と感じるぐらいにビシッと決まります。

●音にキレが生まれる
結構不満があった金管系の音の鳴りっぷりが改善。
これはイベントでも体感した内容ですね。


とまぁ大型補強した甲斐があったぜ!という効き方でした。

次回以降、専用のイコライザーソフトによる使いこなしやデジタル接続orアナログ接続の比較などもおいおいやっていきたいと思います。
http://ameblo.jp/pure-audio-blog/entry-11374958895.html

CONEQイコライザーレビュー その2 2012年10月15日


さて、前回べた褒めしたCONEQですが欠点がまるで無かったわけではないです。

つなげた時点で感じた欠点をいまさらながら上げておくと

・音色に変化があり温度感が下がったこと
・音質的に固さを感じること

です。


これに対して考えられる要因としてはざっとこんな感じ。

・CONEQもしくはAPEQ-2pro DIOの持つ音質
・イコライジングし周波数特性が変化したため
・バランス接続もしくはケーブルの音質


で、今回は3点目のバランス接続ケーブルに関して試行錯誤しました。

主観ですが悪さしているのは、ケーブルにあるなぁって当初から感じてたからですね。

我が家ではバランスケーブルは申し訳程度にしかなく
こと安価なオルトフォンの音の微妙さがモロに出ていた印象なので調整できるはずという思惑があったのです。

元々我が家ではバランスケーブル自体がほとんどなかったので新たなケーブル導入に踏み切りました。
(110Ωじゃないので厳密に言うとデジタルケーブルとしてはアウトですが・・)


導入したのはこちら。

ご存知ベルデンの83335Eという軍規格のケーブルを利用した製品です。
WAGNUSという店舗の商品です。
http://wagnus.exblog.jp/


某氏のオーディオ雑誌で言えないオフレコ推薦という経緯でその存在を知りまして、1万円程度と安いし、これでいっか的なノリで購入しました。


肝心の音ですが

クリアでワイドレンジで言うことなし。って感じです。

オルトフォンでは気になっていた音の硬さも改善しました。
素晴らしきCPです。まぁでも正直ケーブルはこれぐらいの値段であって欲しいものですけど。


当初の目論見であった欠点に関しては

・音色の温度感は全く戻せず
・音の固さは概ね改善

という成果でした。


これは別途アプローチが必要ということで次回の課題ということですね。

コメント


1. APEQ-2pro、購入するかどうか悩んでいます。

現在、約5帖の部屋にオーディオを持ち込んでいるのですが、賃貸の古いマンションということもあり、かなり酷い状況で音楽を聴いています。どうしても太鼓のキックとか、うねるようなベースを体感したくJBLの4428を導入したのですが、やはり無理があるようです。

部屋に鉛シートを貼付けたり、できる範囲でいろいろとやってはいますが、一長一短です。やはり根本的には改善されません。そこで、Real Sound APEQ-2proをいよいよ導入しようかと思っているのですが、如何なものなのでしょうか? 

やはり音の痩せ、緻密さの低減などがあるのでしょうか?

実際に逸品館さんの映像を観ていても、音が細く(?)なっているのはPCのスピーカーでも分かったのですが。

ちなみに、ワタシのシステムですが、

プリ: CHORD CPA-2500
パワー:マッキン MC252
SP : JBL4428
CD Player : ブラデリウス

モニタースピーカーらしくソリッドで緻密な感じですが、もう少し艶やかな方向で鳴ってくれるのなら大歓迎なのですが…。
もっと固くなってしまいますかねえ?!
これ以上、ソリッドになると厳しいですよね。
温度感が下がるってお書きになっていますが、一番そこが気になっています。
カネゴン 2012-11-25 08:26:23


3. Re:さきほどの続きです。

さて、ご質問いただいた件ですが個人的な見解ではありますがお答えさせていただきます。

APEQ-2proの導入ですが結論としては導入せず、他の方法(より大型のSP導入など)を模索した方が有意義だと感じました。

理由は「どうしても太鼓のキックとか、うねるようなベースを体感したく」という部分はCONEQの導入によってのみでは実現しないと考えるからです。

私がそのように考えた詳細につきましては、CONEQおよび低音に関する私見から、頂いた他のご質問にお答えしつつ説明いたします。


1点目のCONEQの音質に関して
>音の痩せ、緻密さの低減などがあるのでしょうか?

付帯音が減り、広大な音場感とピントの合った定位になります。
それを音の痩せや迫力が無くなったと感じる方もいると思います。

微細表現が高まり緻密な音になると思います。


>温度感が下がるってお書きになっていますが、一番そこが気になっています。

CONEQは大変で優秀で基本的にはシステムの特徴を残した形で改善します。ただやはり多少はシステムの特徴が減衰します。この辺は逸品館の清原さんにも相談しましたが、同意見です。

厳密には温度感が下がるというより、ニュートラルな方向への変化が大なり小なり起こると思います。

我が家の実体験としてはデジタル入出力、ケーブル及びバランス伝送の相性とあいまって温度間が下がりました。これは元々の構成が温度感を出す構成だったからとも言えるはずです。この辺は一概に言えませんが、調整できる範囲として割り切って良いと私は思います。


>モニタースピーカーらしくソリッドで緻密な感じですが、もう少し艶やかな
>方向で鳴ってくれるのなら大歓迎なのですが…。

ソリッドな特徴が強化されるとは思えませんが、音の艶っぽさという観点でいうと、上で述べた理由からもCONEQを導入することによって出ることは無いと思います。他の方法で足してあげる必要があると思います。


>どうしても太鼓のキックとか、うねるようなベースを体感したく
カネゴンさんの低音に対する理想像ですが、これを仮に低音マニアが納得するキックドラムやベースとしますと非常に難しいと思います。


私は片CHあたり38センチ2発以上が標準装備の低音マニアの方々のシステムを色々聴きました。その経験を通して感じたのは「理想的な低音再生には圧倒的な物量&労力が必要」という身も蓋もない話です。

カネゴンさんのシステムは30センチのフロア型をマッキンとCHORDのセパレート鳴らされている訳ですので大変素晴らしいシステムだと思います。

ところが低音マニアに言わせれば38センチと駆動する低域専用アンプというのが入門レベルという様相ですので、低音の理想のみを語れば物量不足だと思います。

そうなるとCONEQ導入以前の問題だと思います。


また、部屋に関してですが6畳の部屋の長辺を3.5mの場合に正確に再現できる
(部屋に波長が収まる)音の最低域は約50Hzです。
部屋が5畳とのことですので、それを踏まえれば部屋が問題で低音再生が追求できるかについても疑問が残ります。

CONEQはSPから出される時点の音を最適化するシステムです。
部屋の影響及びリスニングポイント上での音を改善するタイプではありませんので、この点には留意する必要があります。


以上のことから私がカネゴンさんの立場であれば
低音再生を改善するためにより大型のSP導入や駆動力のあるアンプを検討するのではないかと思います。(その辺りは求める低音のタイプで当然異なるわけですが)

そうではなく現状のJBLで最大限の良音を出すという目的であれば
高額なDACや駆動力のあるパワーアンプの導入よりもCONEQの導入が有効だと私は思います。
ジムヘンソン 2012-12-01 00:17:13

5. ありがとうございます。

もう少し、部屋の制振をやってみて、CONEQの導入を考えてみようと思います。まだ床の部分とかシステムの背面の壁とかいじれる気もするので。とはいえ、賃貸の古マンションですから、鉛シートも直接貼れないので、フォックの制振シートを壁に張り、その上に鉛シートを貼るぐらいのものですが(現状は壁に両面テープを張り、その上から鉛シートを押しピンで固定し、そしてミスティック・ホワイトを数枚置いている状態)。床もアスファルトシートとゴムシートを3枚重ねた状態なのですが、まだ足下に響いてきますので、こちらも制振シートをかませてみようかなと思っています。

酷い状態の部屋で低音の付帯音を聴いてる現状を考えれば、CONEQにおけるロスなど、取るに足らないものとも思っています。

あと、ほんと、もう少し低音の付帯音が改善されれば、自分的にはそこそこ満足はできると思っているんですが。というか、この部屋で聴くには、それ以上は求められないとも思っているのです。

やはり、オーディオで聴く音と、楽器本来の音の区別を自分の中で割り切れないといけないとも思っております。

質の良い低音、そしてバランス、オーディオは本当に深いですね。F1のメカニックになったような気分です。
カネゴン 2012-12-11 14:40:04

6. こちらこそどうも。

ちなみにルームチューンに関してアイディアを披露しますと、結局のところ対策したアイテムの音が乗るので素材は吟味したほうが良いと思います。

具体的には、木材のフローリングやオーガンジー(絹)がお勧めです。

特に、オーガンジーは手ごろな値段とひ弱な存在と裏腹に効き目がすごいので一度試してみることをお勧めします。
ジムヘンソン 2012-12-12 00:58:56
http://ameblo.jp/pure-audio-blog/entry-11379932225.html


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長野県 S邸導入事例 (2012年8月取材)


今回CONEQの導入事例として、APEQ-2proを導入された長野県のS邸を取材しました。

静かな森の別荘地に佇むS邸では、アメリカから直接取り寄せたというパラゴンが鎮座しており、今回はそのパラゴンの補正にAPEQ-2proが使用されました。


S邸の機材一覧

スピーカ:JBL Paragon (プロトタイプ)
CD: DCS P8i
プリアンプ: McIntosh C22
パワーアンプ:McIntosh MC275


以前より弊社ホームページで他のパラゴン補正事例や、様々な導入事例をご覧になっていたS氏。今回初めてCONEQの補正力をご体感され、導入されたその経緯とご感想を伺いました。

S氏のパラゴンはプロタイプと伺っていますが?


そうですね、プロトタイプです。ツイーターが下についているのが特徴で、木材は全て米松の合板を使用しています。

板厚が量産モデルよりも厚く重いので、重みのある音がするのが特徴だと思います。

今までパラゴンをご使用されていて、気になっていた点はどういったところですか?

まずとにかく高域が出てこないというところです。よくパラゴンは

「洞窟の中から音が聞こえてくるようだ」

と称されますが、まさにそんな感じですね。
その改善をCONEQにご期待され今回の導入を決めました。

実際にCONEQを入れての音は今日初めてお聴きになったと思いますが、ご感想はいかがですか?

とにかく、良いところは残したまま、オリジナルに忠実にフルレストアして、更に現代風のアレンジを加えたという感じでしょうか。

また、音像が上に上がりました。以前は下に淀んでいた音が、すっきりとして上に上がってきました。

CONEQである程度の改善の期待はしていましたが、実はここまで改善できるとは予想していませんでした。いい意味で裏切られましたね。

逆にCONEQを導入されたことによるデメリットは感じますか?

全くマイナスはないですね。

よくイコライザーを入れると音が悪くなると言われていてそう思い続けてきましたが、CONEQに関してはそれは全く感じません。


S邸のパラゴン

S邸機材

S邸に導入されたAPEQ-2pro


補正前のパラゴンの音響パワー周波数特性(緑:L、 紫:R)
補正前のパラゴンの音響パワー周波数特性(緑:L、 紫:R)
http://realsoundlab.jp/heau/%e9%95%b7%e9%87%8e%e7%9c%8c%e3%80%80s%e9%82%b8%e3%80%80%ef%bc%882012%e5%b9%b48%e6%9c%88%e5%8f%96%e6%9d%90%ef%bc%89/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c20

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
21. 中川隆[5247] koaQ7Jey 2016年12月03日 13:15:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5682]

Real Sound Lab 音響パワーイコライザ・CONEQ (生産完了品)


「素晴らしい部屋でパラゴンを鳴らせば」という方向のパラゴン再生の例

神奈川県 M邸 CONEQ 2chイコライザー“APEQ-2pro”導入事例(2011年12月取材)


Apeq-2pro Apeq-2pro DIO / 2 Channel Acoustic Power Equalizer
http://www.ippinkan.com/real_sound_apeq-2pro_coneq.htm


今回、CONEQの導入事例として、APEQ-2proを導入された、神奈川県のM邸を取材しました。


M邸の機材一覧

スピーカ: JBL Paragon, VIVID AUDIO G1 GIYA

CDトランスポート:emmLab CDSD

アナログプレーヤ:Thorens TD521, Tone Arm: SME-3012R,

カートリッジ:Thorens MCH2

DAC:emmLab DCC2

プリアンプ:Maranz7 (オリジナル)
パワーアンプ:Bryston 14BSST, Krell KSA100, KSA50, VIOLA Bravo


M邸のオーディオルーム

APEQ-2proは、Paragon用に導入されていますが、M氏のパラゴンは3-WAYマルチアンプ化されており、下記の仕様となっています。

ドライバ:

High:JBL 075

Mid: JBL375

Low: LE15A

チャンネルデバイダ:

UREI 525

パワーアンプ:

High: Krell KSA100

Mid: Krell KSA50

Low: Bryston 14B SST

スピーカケーブル:Black Rhodium

導入された経緯をM氏に伺いました。

Q: APEQ-2proをパラゴンに試されたきっかけは?

パラゴン購入当初は実はパラゴンは「インテリア」としての意味合いが大きく、音に関しては良くも悪くも「パラゴンはパラゴンだ」と思っていました。

その後マルチアンプ化し、クラークテクニークのグラフィックイコライザを使用して音質を調整しました。その結果、パラゴンらしさは減りましたが、されどパラゴンといった感じでした。そんな中偶然見つけたのがAPEQ-2proで、一度デモをお願いしました。

Q:実際にAPEQ-2proで補正されたパラゴンをお聴きになった時のご感想は?

少しはこれまでよりも改善すると期待していましたが、正直ここまで良くなるとは想像していませんでした。

低域はかなり改善できると思っていて、その通り大きな改善がありましたが、高域に関しても1本筋が入った状態となり、かなり良くなりました。

また、一番の大きなポイントは位相の改善です。「パラゴンでは音像定位しない」と当然の様に思っていて、音像定位は不可能だと思っていましたが、それが何と実現してしまいました。我が家にはパラゴンの他にVIVID AUDIOのG1GIYAがありますが、今のパラゴンの音はG1GIYAを凌ぐ音になっています。

実はAPEQ-2pro導入後にも他社のイコライザは更にすごい補正をできるのではないかと思い、出張デモを依頼した事がありましたが、担当者が既にAPEQで補正されているパラゴンの音を聴いた後「この音をどうしろと言うのですか」と言っていました。やはりたった1点の「音圧測定」と、何百点も測定する「音響パワー測定」の差が出るのだと思いました。

M邸の機材群

M邸に設置されたAPEQ-2pro

M邸には、STUDER A80とAMPEX AG440もあり、こちらもParagonで鳴らして楽しんでいらっしゃいます。写真はSTUDER A80

パラゴンLチャネルのグラフ

M氏のお好みにより、Low Shelfを100Hzで+3dB、PD3.5、High Shelfを6kHzで-1.5dBといった設定を行っています。


パラゴンRチャネル

補正前のカーブ(緑線)はM氏が耳を頼りにUREI525で調整したカーブですが、中高域のLR差はほぼ1dB以内と、サウンドエンジニア並みの非常に優れた音質バランスに設定されていました。

M様、インタビューのご対応ありがとうございました。

M様とは既に2年近いお付き合いで、常に手を加えられているパラゴンの音には「魂」を感じます。APEQ-2proご購入後多い時には数か月毎にAPEQの再測定をご依頼されており、日本で最も頻繁にAPEQのキャリブレーションを行っている方でもあります。

今回もパラゴンのWooferを2205AからLE-15Aに交換(エッジをウレタンからセーム皮に交換)、Brystonのアンプを修理、スピーカーケーブルをBlack rhodiumへと交換された為、再度測定に伺いました。

M邸ではAPEQでの補正後は必ず奥様も音質チェックにご参加されます。奥様も音質チェック用のLPがあり、ご夫婦で音のバランスについて話されている姿は、一オーディオファンとして非常に羨ましいものです。
http://realsoundlab.jp/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8Cm%E9%82%B8%E5%B0%8E%E5%85%A5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%80%EF%BC%882011%E5%B9%B412%E6%9C%88%E5%8F%96%E6%9D%90%EF%BC%89/


クリスマスの夜は、、 GRFのある部屋 2011年 12月 24日


お昼過ぎで時間が無くなったのは、これから、横浜に出かけてMさんに、先日のKご夫妻をご紹介するためです。

今回はパラゴン中心で聴くことになりました。そのパラゴンの音が、今まで聴いた中で一番、バランス良くなっていました。通常のパラゴンはよく言えば、モノラル的で凝集的な音がしますが、今回は音が気持ちよく拡がり、ダイナミックレンジも広く、屈託のない音で鳴っていました。

Mさんは以前も杉並公会堂でのライブの時に、ミキシングをお願いしたように、以前はミキサー関係の仕事もされていた、音の調整のプロです。ライブ感溢れる音響に、Kご夫妻も当初は驚かれていたようですが、すぐに馴染まれて、ご自分の装置や菅野さんのお宅の音など、話題は拡がっていきました。


やはりパラゴンには、アナログレコードの音が良く合います。

Mさんと私の愛用盤である、アズナブールの1968年の厚生年金の実況録音盤が掛かりました。いっぺんに40年以上前に戻ります。あの頃は大変な時代で、いろいろな思いや想い出が湧いてきました。厚生年金ホールの音響も思い出しました。アズナブールには沢山の思いが詰まっています。感慨が押し寄せてきました。部屋が暗くて良かったです。

パラゴンから流れる豊かな音を楽しまれているKご夫妻は、大変仲がよく心から音楽を楽しまれている様子が伝わってきました。
http://tannoy.exblog.jp/d2011-12-24/


2012年 06月 23日 横浜M邸のパラゴンは GRFのある部屋

いつもながらの見事なMさんのお部屋には、改めて、感心されていました。
私のブログ等で、部屋の様子はご承知のUNICORNさんも、実際の部屋の大きさと、豪華さには驚かれていました。


夜香さんも私も、Mさんのゴージャスな音は聞いていますが、初めてのUNICORNさんがパラゴンから出てくるサウンドをどう判断されるかされるか、Mさんばかりではなく、私達も緊張していました。しかし、出てきたサウンドは、前よりも遥かに洗練され、また、Mさん好みの分厚いサウンドに仕上がっていました。

まず驚いたのは、パラゴンから出てくる音の音の端正さです。あの独特のフォルムから来る音は、パラゴン特有の各ユニットの位相のばらばらにあります。それが特徴ですが、その音は、単にネットワークの音量を調整しても変わりません。そこで、それより前に踏み込まれる人は、マルチアンプ方式になります。そこで、問題になるのは、チャンネルデバイダーの方式とその音色です。


こちらが、4年ほど前のシステムの写真です。ソーナスファーベルのSP以外にも、チャンネルデバイダーやグラフィックイコライザーが変わっていますね。どうやらこのあたりの進化と調整に今日の音の秘密があるようです。

この音は目の前にある、パラゴンから聞こえているのに、まったくパラゴンの音とは信じられません。位相がぴったりと合っているのです。その為どの様な分野の音楽を聞いても、しっかりと音の定位が解り、美しいカーブを描いた反射板の中に、デコラの様にイメージが浮かぶのです。そして、その中にだけとどまるのではなく、その音が部屋中に拡散していきます。

大きなソファーの後ろの椅子のあたりが一番の特等席のようですが、端の方に座っている私にもバランスは崩れずステージを斜め横から見ているように聞こえてきます。これは位相が合って、左右のSPに打ち消される音が少ないことを示しています。

トニーベネットが2001年にだした75歳の時のアルバム「PLAYINGWith My Friends」から、1曲目のDiana Krallとのデュエットが始まると、ショーの開幕です。UNICORNさんご持参の冷えたシャンパンが開けられました。一流のライブハウスの特等席でも決して聴けないゴージャスなサウンドに、夜香さんはご機嫌です。UNICORNさんも、パラゴンへの思い、ジャズ喫茶での経験、それらの音を雄弁に語り始めました。
http://tannoy.exblog.jp/17687660/

2012年 06月 26日 週末の横浜の朝は GRFのある部屋

Mさんのお宅を再訪問しました。静かに、ショパンのピアノ協奏曲がパラゴンから流れています。端正にまとまった音で、とてもパラゴンから流れているとは思えません。ピアノの定位も良いし、何よりもオーケストラの旋律が浮き上がって聞こえてきます。

これが、CDからリッピングしたKLIMAX DSの音でした。音の質から言っても、38/2トラの水準です。元がCDだとは思えません。CDの同時読み取りではなく、一旦ハードディスクに数字として読み取り、ジッタのにじみを無くすとこれほどまでに音の質が向上するのです。夜香さんも顔色が変わっていました。

KLIMAX DSを導入されてから、パラゴンの位相をコントロールしている、音響イコライザーのCONEQを調整され直したそうです。その結果、KLIMAXのにじみの少ない音にも助けられて大変まとまりがよい音になってきたそうです。そしてそこを出発点として、自分お好みの音に育てているそうです。

この音に、今少し厚みが加われば、申し分ありません。それには、電源の強化やハードディスクへの振動防止などのアナログ的な処理を行わなければなりません。デジタルで保存しても、最後に聴くのはアナログの音だからです。


その状態で、SACDプレーヤーのEmmで掛けると、逆に少しにじんでいる音が、曲によっては、深みや渋味となって聞こえるのが面白いと言われました。余りにも水清くすると魚も住まなくなるのでしょう。レコードやマスターテープの入力も、すべてマランツ7に集約しています。そのあたりにMさんのこだわりと音の好みが現れているのかもしれません。

要するに聞いていてつまらない音は出さないと言うことです。音楽を真のエンターテイメントとして捉えられているからですね。作られた音を聞く一方の受け身のオーディオではなく、こちらから音楽つくりに参加していくMさんならではの能動的な音作りの姿勢がみられます。


美しいパラゴンから、位相の揃った見事な音が出ています。60年前の工芸品が、現代に生き返ったのです。旧い音へのノスタルジーではなく、最新の録音も見事に再生されているのです。

3ウェイ以上のスピーカーでは、各ユニットの位相を揃えることが大変重要になってきます。今までは、物理的な距離を揃える調整方法しかありませんでしたが、それをCONEQのようなアナライザーで、電子的に揃えることが可能になってきました。新しいオーディオの地平線が出現したとも言えましょう。その音を眼前にみて、ここから新たなオーディオの楽しみが始まるのだという、Mさんの言葉が重みを持ちます。それには、実際の音を身体に浸み込まさせるという当たり前の経験が大切なのは言うまでもありません。いくら自在に、音を操れると言っても、実際の音から離れたものを作り出しても、感動は生まれないからです。
http://tannoy.exblog.jp/17693544/

賢者の選択 GRFのある部屋 2016年 09月 29日
http://tannoy.exblog.jp/26104571/

今日のお目当ては、夜香さんが二ヶ月前に突然?購入されたJBLの往年の銘器オリンパスです。

パラゴンと同じ構成で、LE15 と 375 に 075 の定評ある組み合わせです。

いずれも、50年以上の前の製品ですね。

いまだに使えるのが不思議なぐらいですが、ウェスタンからの基本を押さえたホーンドライバーやウーファーは時代が変わってもびくともしません。

横浜のMさんが、ネットワークを外して、マルチアンプにされて、その音を生き返らせた音を夜香さんは、何度かお聞きになったのです。美しいパラゴンから聞こえてくる極めて広帯域のひずみの無い音を。

私も何回も聞いていますが、ヴィンテージの JBL からは決して聞こえてこない音が Mさんの音です。

その音に感銘を受けた夜香さんが熟慮の上に選んだのが、パラゴンと同じユニット構成の OLYMPUS でした。

格子造りの美しいキャビネットに上向きに設置された LE15、2インチのドライバーの 375、そして定評ある 075 のホーンツイーターです。

それらをキレイに鳴らすだけではなく、実在の人が鳴らしている生きた音が鳴っているのです。色気が大事だと Mさんはいわれます。ひとが奏でている魂の入った生身の音がしなければなりません。

横浜の Mさんは、若い頃から外人タレントの演奏会の PAを担当して、会場での音作りをされてきました。ステージ上で気合いの入った音を聞き、それを如何に聴衆に伝えるか、エネルギーに満ちて、魂も入った音楽を伝える仕事をされてきたのです。その経験とノウハウで、普通のパラゴンからは決して出ない、ゴージャスな音を出しているのです。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26104571&i=201609%2F29%2F99%2Ff0108399_221543.jpg


夜香さんが、その Mさんの音の洗礼を受けて選んだのが、パラゴンと同じ LE15/375/075 のユニット構成の OLYMPUS だったのです。

夜香さんの以前の装置は、モニター用として開発された ATC のモニターSPの SCM100でした。硬派の代表ですね。

それと、使わなくなったチェロのプリアンプと交換が出来ました。少しおつりが来たそうです。

そうして、チャンネルデバイダーや中高音用のパワーアンプには、何とプロ用だけど、極めてコストパフォーマンスが良い、なにしろ一台三万円台という機器をご自分で改造して使われているのです。

要するに、オリンパスを使ったマルチチャンネルの 3ウェイに、ほとんど出費無しで交換できたわけです。

そこには、coneq という魔法の機器の存在があります。

部屋の周波数特性、左右のユニットの差の補正、部屋の特性を補正して位相を合わせます。JPOPS に代表される、スタジオで作られた音楽を豪華に再現するには、もってこいのツールなのです。

coneq を外して聞くと、やはりオリンパスにおとは集中して、少し暗めの聴き慣れた 60年代の音がします。SPから音は出てくるのです。

しかし、イコライザーを入れた瞬間、おとは壁一面に立ち上がり、40〜15000 まで過不足無く、明るい音で壁全体がなります。SP が前に行っている分、奥行きも充分で、クラシック音楽を聞くにも問題ない音が出ています。


何よりも私が驚いたのは、竹内マリアの告白を聞いていたとき、SP の前面と同じ位置のラックの前まで行っても、目の前から音が出てくるのです。

鳴っているSPはホーン型の 075 と 375 です。ホーンの前面からは完全に外れているのにです。

和室のユニコーンの SP間に頭を入れて聞いている様な定位感が、50年前のオールドオリンパスから聞こえてくるのです。恐るべし coneq ですね。

だからといって、いまやっている 360度の音場型とはまったく違った音です。
だから楽しいのですね。


横浜の Mさんの豪華な音。

UNICORNさんのお宅で最初に聞いたユニコーン、

そして岡山の是枝さんのところで聞いた Hartley が、本当に驚き、その後自分もやり始めた音です。

今回の夜香さんの音もその中に列せられる音であることは間違い有りません。

大量の JPOPS のレコードが生き返る予感がします。

断捨離の真似をはじめたのに、手持ちの SP で実験して見るしか無いですが、楽しみがますます増えましたね。私の場合は、賢者の選択にはならない事は解っているのですが・・・
http://tannoy.exblog.jp/26104571/

夜香さんの新しい音 GRFのある部屋 2016年 09月 23日

七月に電撃的に永年愛用してきた ATC を JBL のオリンパスに替えられた夜香さんの部屋に入ると、そのオリンパスの勇姿が目に飛び込んできます。

思ったより小振りに見えるその姿は、それ故にそこはかとない品が感じられ、高精度の格子細工が見事な芸術品ですね。音を聞く前から、これは良い音がするに違いないと予感に充ちていました。

夜香さんの、お客様を迎えるときの気配りは特別です。ピッタリと揃えられた、装置の配置だけでも音が予感されました。Aionさんにソファーに座っていただき、私は後方から聞かせていただきます。

最初に掛かったのは、辛島美登里のサイレント・イブでした。
真っ白な粉雪が♪と掛かったとき、私の頭も真っ白になっていました。

壁一面に音が拡がりあたかも、OLYMPUS の上に乗っている ELAC の SP が周囲に音をまき散らしているように、音が上に拡がっているのです。

以前と ATC の間隔とほとんど同じなのですが、横長のそれも低い位置から出てくる音だとは、にわかに信じられません。

JBL 特有のきつくなる音もなく、どこまでも柔らかく、スムーズな肌さわりには、横浜の Mさんのところのパラゴンで経験済な筈なのに、ConeQ の音のマジックに魅了されます。

おもわず被り付きまで行ってその圧倒的な定位の良さを確かめに中央のマッキントッシュ2600の前までいってどこから音が聞こえるか確かめたほどです。

参りました!これは凄い音です。

スクリーンの収納を考慮して、後方の壁から20センチほど離れているのも、音離れの良さに貢献しているのかもしれませんが、その広帯域のどこまでも力強く優しい音に痺れました。

私の目指しているクラシックのコンサートホールの空間を再現する音では無く、JPOPS やヴォーカルのレコード、CD を聞きやすく、迫力を持って目の前に展開する音では、最高峰ですね。

横浜の Mさんと同じユニットなのですが、パラゴンのエネルギーが集中するサウンドではなく、柔らかく甘い低音で静かに包み込まれて、ヴォーカルや楽器の実在感を見事に表現しています。

脱帽です!

夜香さんは、何時も言われます。第一曲目でどこまで、聞く人の心を摑めるかと。今回もがっちりと掴まれました。完璧ですね。この様な音が掛かるのだとしたら、オーディオはどんなに楽しい趣味になるでしょう。こちらまで嬉しくなりました。

二曲目は、安全地帯の To me がかかりました。どうしたらこの様な音が出るのか、いろいろと聞きたいことは山ほどあります。フォーカス間が凄いです。

一番前まで行って竹内マリアの告白の電話のベルがなりました。これは自然です。そして、甘い竹内マリアの声を支える、おそらく打ち込みの打楽器の定位感。
これがびっしりと決まります。

中央の一番前、パラゴンで言えば中央パネルの直前10センチの位置でも、音の定位はピッタリで音像がぼけません。

参りました。

竹内マリアもここまでの音が掛かれば言うことはありません。
横浜の Mさんのパラゴンの音がしてきます。定位の立ち方が凄いのです。

次ぎに夜香さんが出してきたのが、Jazz の定番の Helgen Lien Trio の Spiral Circle というアルバムから、良くデモンストレーションで掛かる Take Five です。

目の覚めるようなハイカットが鳴り響き、ドラムの音が目の前に炸裂します。
Piano Trio が目の前で演奏している様です。この手の音は本当に JBL の独壇場ですね。

LE15 は 40 までしか出ていないし、075 は 15,000 以上はびったっと出ていないそうですが、40〜15,000 の 8オクターブ以上を完璧に出していますから、オルガン曲以外は掛からない物はないでしょう。

しかし、それで音がきついことは全くなく音楽が楽しく聴けます。一番大切なことですね。

次はヘレン・メリルのユービー・ソ−・ナイス・カム・ホームです。これは彼女の暗い音をずーっと聴き慣れた耳には、少しモダンすぎるかなと思いました。でも、クリフォード・ブラウンのトランペットは輝きとても良いですね。


この音の秘密はどこから来ているのでしょう。

そこで、この 3ウェイはどの周波数で繋いでいるのかと尋ねると、言下に 500ヘルツと 7キロヘルツ以外には無いと断言されました。

ここまで言い切るには、どれほどの数値を試したのでしょうね。

数限りないチャレンジをして、やはり指定通りの音が一番だと確認する事は大切です。

途中で Coneq 無しの音も聞かせていただきました。

それも良いのですが、少し暗くなり、音が沈みがちになります。
どこかに昔のジャズ喫茶の音がしました。

それが coneq が入ると明るく音が拡がり、上に立ち上ります。


それまで、ずーっと聞かれていた Aion さんも、とても嬉しそうに、現代技術と伝統あるスピーカーの融合だと言われました。

前の ATC の時は、ときとして堅い音も有ったけれど、今回は音は柔らかくヒューマンな感じがしてすばらしいといわれました。

私も同じ感想です。明るくて柔らかいそれでいて必要な音は全部聞こえていると思いました。

横浜の Mさんのところでも、前回の夜香さんの時よりも、今回の coneq の効果には驚き、とても好意的に感じました。


私もAionさんも部屋にピッタリと収まっているオリンパスの勇姿にほれぼれと見つめています。

近くによって綺麗な格子をみつめていると、格子は檜だと言われました。
そうなるとこれは日本の伝統の格子技術が使われているのでしょうね。

SP の後ろが少し開けているのは、音の為なのかと Aion さんが聞かれると夜香さんは、それはスクリーンが下りてくる隙間だと言われます。でもその為に音にも奥行き感が出ていると思いました。

Aion さんは音の切っ先が軟らかいと表現されました。
尖った音がしないと。楽器の音は全て柔らかい音です。

どんなに衝撃的な音がしても、楽器としてなり立つためには、きつさだけではダメで奥行きのある柔らかさを持っていなければなりません。

それがオーディオだと、きつい表現、シャープさだけを求めがちです。

この音には、そういう未熟なところが無くとても熟成されたヒューマンな音がしていると表現されました。

竹内マリアの告白の最初の電話の音は、電子音だから似ていて当たり前ですが、きつさが無く柔らかなとても自然な音がします。

夜香さんは嬉しそうに、きのうから皆さんをお迎えするのに 0.1db ごとに細かく調整をされてきたと言われました。この気配りが素敵ですね。

Aion さんのお顔と私の顔が交互に浮かんできて、どこが落としどころかと悩まれたそうです。やはり夜香さんの怒濤の攻撃が更新されていく日記の端々にも表れていましたが、この集中力がこの音を出されたのでしょう。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26031739&i=201609%2F24%2F99%2Ff0108399_23172894.jpg


お酒が入らぬ前に、この音を出している構成をお聞きしました。

NAS に入っているファイルから、LAN を通して OPPO でアナログ化します。

愛用のマッキントッシュの 34V でコントロールされて、ASHLY XR1001 というチャンネルデバイダーで 3ウェイになり、LE15 の低音は、これも愛器の MC2600。

375 の中音用と 075 の高音用には、片側づつ THOMANN の S150MK2 という、何と一台 3万円のアンプで駆動されているのです。

音を聞いてとても3万円台とは思えません。何でそんなに安いのでしょう。

中を見るとと手もお金が掛かっている部品を使っているのでプロである夜香さんが驚かれているぐらいです。これは、夜香さんの作戦勝ちですね。

075 の素性の良さが引き立ちます。

Mさんが言われるように、ネットワークを通じて 075 や 375 を使うと砂を噛むような音が出てしまうのです。

この様に、チャンデバもアンプも三万円でも、全く蘇るようにすなおで柔らかく、迫力有る音が出て来るのです。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26031739&i=201609%2F24%2F99%2Ff0108399_2318255.jpg


しかし、低音がしっかり出ていなければ音楽に為りません。

500 までを受け持っている LE15 とドローンコーンの役割はとても大きく、この柔らかい音の音質だと感じました。

堅くなったエッジを秘密兵器のゴム柔軟剤を染み込ませると蘇るそうです。

オリンパスの小さめのエンクロージャーにきっちりと、375 と 075 を配した配置の妙もあります。

ちなみに大きさは、先日まで使っていたタンノイのヨークを寝かすとそちらの方が大きいそうです。

音の秘密は、075 の 15k 以上は全く出てこない事にもありそうです。

2405と違って振動板自身が 15K 以上を出さないように設計されているのでしょう。その余分な音を出さないと言うことがどうやら大事なようです。

そして何と言っても、この音の秘密は、coneq に有ります。

入念に測定してこの部屋と聞かれる音楽にターゲットを絞った調整は、音に深みと高さを与え、壁前面を音で埋めます。

LE15 のユニットは、やはり永年の経過で特製が異なっていたそうですが、coneq はその差をピッタリと埋めて、後からではどの様に違うのか全く解りません。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26031739&i=201609%2F24%2F99%2Ff0108399_23182427.jpg


coneq の調整は何回か聞かせていただきましたが、今回が一番上手くいったようです。

ヴィンテージ物の特性でしょうか。

以前使われていた ATC や TANNOY の時よりも coneq の効果が大きいようです。

これに奥行き方向の音場もでれば私も考えなければなりません。現在は奥行き方向も何回か測定して、そういう要求にも応えられるような開発も行われているそうです。


私はズーーと JBL を使って JAZZ を聞いてきた人達に、この新しい JBL の音を聞かせてみたいと思いました。

それは Mさんおパラゴンと同じ感想です。人によっては JBL の音では無いと拒否される方もおられるでしょう。それでは、美味しい花開くワインを冷蔵庫に入れてそのまま飲んでいるようなものだと、もったいないとつくづく思いました。
http://tannoy.exblog.jp/26031739/



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[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
22. 中川隆[5248] koaQ7Jey 2016年12月03日 13:20:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5683]

音楽に魔法をかけよう 美しい天使の響きを手に入れよう
http://metamor1.zouri.jp/musicmagician0.html
http://metamor1.zouri.jp/magician1_6.html


リバーブとディレイを駆使して作る極上のサウンド

昔から憧れた天使の響きを自分で作ることに成功!


貴方は、感じたことはありませんか?
ボーカルがはいっているCDを聴いていてたまに「シュワ〜ン」という余韻が残るのを....


私はこれを天使の響きと命名し、長い間憧れてきました。どうせ高価な機材を買わなきゃ手に入れられる訳がないと思っていました。しかし、今は昔とは違い高価な機材とスタジオでしか作れないサウンドが、PCを使えば近いものを得ることができます。

天使の響きの作り方!まさにミュージック・マジシャンの魔法と呼ぶにふさわしい術ですよ。

大きなポイントは、これでもかというくらい高音を強調してリバーブとディレイをかけることによって天使の響きを作ることが出来ます。まずは、天使の響きを体験してみてください。
http://metamor1.zouri.jp/musicmagician0.html


左図が天使の響きを得るための仕組みの概要を示したものです。

点線で囲まれた部分が従来の設定であると仮定します。具体的には天使の響き用にトラックをもう1つ追加して響きのみを発生させ、最後に従来の音と新たに作った響きの音をミックスすることで実現することが出来ます。原理はこういうことです。

さて、具体的な説明をする前にまずは、準備が必要です。以下のエフェクタが、貴方の音楽ソフトに含まれるか確認してください。ちなみにMetamor1はMMS(MusicStudioStandard)というシーケンサに付属のソフトを使っています。今時の音楽ソフトなら多分付属していると思います。ない場合は、揃えるしかありません。ご自分のソフトにあったプラグインがひょっとするとフリーで供給されているサイトがあるかも知れません。こりゃ買うしかないと揃えてしまうのも一つの方法ですが、一応調べてみたほうが良いと思います。無駄なお金はかけないほうが良いに決まっています。

 1)コンプレッサ
 2)イコライザ
 3)リバーブ
 4)3TAPディレイ


 前提条件としてエフェクタが付属しているシーケンサで実現するものとして説明します。録音したボーカルのトラックと、天使の響きを作るトラックを2つ用意します。上の2トラックを同時に再生することで天使の響きを持つボーカルを手に入れることができます。録音したボーカルのトラックは特に変更する必要はありません。では、天使のトラックのエフェクト設定を試して見ましょう。
ソースは、録音したボーカルと同じソースに設定します。


1)コンプレッサの設定

左図が、コンプレッサの設定例です。
 録音したボーカルのコンプレッサの設定と同じぐらいにします。
 従来側も、天使の響き側も基本的に同じ設定でかまいません。


2)イコライザ
 左図を一応、従来設定していたイコライザの設定とします。天使の響き側の設定はこの従来の設定に対して相対的にさらに高音をブースト、低音をカットした設定にします。この設定の加減で天使の響きの聴こえ具合が大きく変わります。要するに天使の響き側は高音だらけの設定にすればするほど良いわけです。設定例を示すと下図のようになります。


3)リバーブ
自分の好きなリバーブの設定を選びます。ここは、あまりいじらなくても従来用意されている規定の設定で構わないと思います。できれば、この設定例にあるような豊かなリバーブを得られるエフェクタを使うと天使の響きが一層引き立ちます。単純なリバーブを使う場合、とにかくHIGHパラメータだけは100%近くにして高音を強調した設定を心がけることです。単純なリバーブでも設定さえちゃんとすれば天使の響きを得られると思います。高音が強調されない場合は、残響というより原音を繰り返すような粒々感が感じられます。そう聴こえる場合は設定が悪いはずなのでもう一度設定を見直してみることです。


4)3TAPディレイ
 左図にディレイの設定を示しますが、ここが一番の勘所です。
Highは、100%近くにして高音が強調されるように設定することが1つ。
もう1つは、ドライレベルを50〜80%ぐらいに設定して粒々感ををなくしホワ〜ンという感じの余韻がでるように設定値を決めることです。

 もうご存知とは思いますが、各TAPのディレイタイムは、その曲の速度の4分音符、8分音符、16分音符と同期するように設定します。えっ、どうすれば良いか判らないって?

えーと、速度が、80(4分音符)の場合だと、4分音符に同期させたい場合は、60000÷80=750mSに設定します。8分音符ならその半分の375mSです。16分音符ならさらに半分の188mSに設定します。んっ、187.5mSじゃないとだめじゃないかって?

0.5mSの誤差など人間には感知できないからこれでいいですよ。貴方のディレイが小数点以下まで設定できるなら187.5mSにしてもいいです。でもPCではそこまで正確なカウントはできないかも?


【あとがき】
 さて、これで設定は全て完了です。天使の響きを体験できるよう期待しています。

 それから、注意事項をひとつ。この天使の響きは、「サシスセソ」の歌詞だけにのみ通用するということを理解しておいてください。例えば、「やさしさわすれない〜でって」の「さしさ」の部分で「シュワ〜ン」と響きますが、「ねがいをこめ〜た」とかでは響きません。

 天使の響きで貴方の音楽が少しレベルアップできたら良いですね。
http://metamor1.zouri.jp/magician1_6.html

★超初心者・MIDI-DTM入門講座★
http://roundsquaretriangle.web.fc2.com/dtm/index_01.html

MIDIなにかいいことないかな
http://www2.odn.ne.jp/~cbu69490/MIDI_index.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c22

[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
23. 中川隆[5249] koaQ7Jey 2016年12月03日 13:32:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5684]

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オーディオ地獄(2) プリメインアンプ編 _ 超お買い得 プリアンプ イシノラボ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c23

音楽はこういう部屋で聴きたい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html
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24. 中川隆[5250] koaQ7Jey 2016年12月03日 13:43:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5685]

イシノラボとウエストリバー以外では

真空管アンプで有名なサウンドパーツのプリアンプも超お買い得ですね:

サウンドパーツ ≪Love Five≫ プリアンプ

ハイ入力専用ライン・プリアンプ
・RK50ボリューム搭載/XLRバランス入力付き 税込238000円
・バランス入力なし⇒税込223000円
・ノーマル・ボリューム付き⇒税込187000円

高級アンプでも採用を躊躇する最高級ボリューム≪アルプスRK50≫を採用
出力部はたった1段
特注スーパーパーマロイ製出力トランスとの組み合わせで15Hz〜40kHzをほぼフラット

創業から30年余プリアンプ・イコライザーアンプを600台以上製作し、ここ数年は特に受注量が増え続けています
http://www.soundparts.server-shared.com/


サウンドパ−ツ
http://www.soundbox.co.jp/soundp.html
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html

あまり古い話から始めても意味が無いので15年くらい前から。PRIMARE 928というアンプをご存じだろうか。

これは、PRIMARE 設立の第一弾として928シリーズとして販売されたプリアンプである(写真左下)。

http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=15329300&i=201205%2F17%2F79%2Fa0277279_12545796.jpg

おおよそアンプらしからぬ素晴らしいデザインと、抵抗式アッテネーターの重厚な感触のボリュームはまさに持つ喜びを与えてくれるアンプであった。B & O の技術者のアドバイスを受け製作されたこのプリアンプは、色付けの無いとても精緻な音がした。これ以上何を求めようかとと思っていた。

ところがである!
人は、「知らなければ良かった」と思うことがしばしばある。まさにそれである。
現在まで約10年使い続けているのがこの PRIMARE 928 の牙城を崩したサウンドパーツの「LIVE5」(写真下)である。

http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=15329300&i=201205%2F17%2F79%2Fa0277279_12532712.jpg
http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=15338905&i=201205%2F18%2F79%2Fa0277279_13155182.jpg

オーディオファイルがやれ高音だの低音だのと講釈を述べるが(私も)、そんなことはどこ吹く風。そこには、ただ自然な音楽が存在するのみであった。
その帰り、奥さんと相談の上即購入を決めてしまった。待つこと1週間(完全受注生産のため)、ぴたりとおさまった外観はお世辞にも良いデザインとは言えず何ともさびしい限りだが、出てきた音は。。。

なんと芳醇な良い音だぁ・・・・。

初めはエコーでもかかっているかと思ってしまった。
それほど PRIMARE 928 は微細な音が出ていなかったのだった。

これは PRIMARE 928 に限ったことではない。私はこれまで様々なアンプをオーディオ店に足を運び聞いてきたが、こんな経験は初めてであった。これ以来わたしは LIVE5 を超えるものに出会っていない。

このアンプは、サウンドパーツオリジナルの回路で構成されていて、過去の回路の焼き直しではない。ここが重要である。

現代の真空管アンプは、そのほとんどが過去の回路の焼き直しである。
さらに重要なトランスがある。このトランスが素晴らしい。
その当時、日本に数人と言われた技術者による完全手巻きのものだ。
さらに、このプリにはフォノイコライザーも付いている。実はこれがこのプリの一番の要なのであった。
http://omsound.exblog.jp/15329300/


このサウンドパーツ製プリ LIVE5 に使用されている出力トランスは5Hz〜50000Hzまでフラットな極めて優秀なトランスである。通常トランスは奇数次歪率を嫌ってカットするが、これはカットしていないらしい。なぜなら、自然界には存在するから。もちろんこれによって耳につくようなことは無い。これを手巻きによって作っているのである。当時、御歳80歳を超える賢人である。あれから10年近くたっているのでご健在かどうか心配である。
さらにもう一つ、極めて優秀なフォノイコライザーを内蔵しているのである。

もちろんMCトランスも内蔵している。パーマロイコア78%の1インチタイプのもので、メーカー品ならこれだけで数十万円はするだろう。

さらに、驚くなかれこのクオリティーのインダクターを使用した LCR型なのである。

メーカー品なら数百万円もするコニサーのアンプくらいしか知らない。
市販品の多くのCR型プリなら数個の抵抗で済むところを、数万円の原価がかかるコイルを、ステレオで4個も使用しているのである。

さらにコンデンサーはデンマークのJENSEN(ヤンセン)製の銅箔/オイルコンデンサーをふんだんに使用している。なんと贅沢な。。。

このフォノイコライザーから紡ぎだされるアナログ音楽は言いようもなく自然で、奥行き、広がりが石のアンプとは比べようがありません。

ここもPRIMARE 928のヘッドアンプを使用した音とは雲泥の差でした。
ということで、プリもスピーカーに続きこれを超えるものが見当たらないので、現在落ち着いています。
http://omsound.exblog.jp/15338905/

私の使用しているフォノイコライザーはサウンドパーツ製プリアンプ LIVE5 に内蔵されている。下記画像は以前プリアンプ2でも紹介したLIVE5の内部である。

http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=17980826&i=201306%2F22%2F79%2Fa0277279_11382130.jpg

 白ラインで囲まれた部分、上部4本の真空管(茶色の真空管ラジエターが付いている)と、左に見える4つの銀色円筒形と、その右上の2つの円筒形部分がフォノイコライザー部分である。回路はLCR型である。
 ここでLCR型の説明をば・・・。

一般的に市販のフォノイコライザーはNF型もしくはCR型である。中でもNF型がほとんどで、おそらく99%以上であろう。NF型とはNFつまり、ネガティブフィードバックのことで、パワーアンプで言われるNFBのことである。つまり、よく言われる通り、ノイズが出にくく、容易にカーブ特性が出せるなどの如何にも市販に向いた回路なのである。しかし、私はどうしてもネガティブフィードバックが掛ったものは綺麗な音になりすぎるきらいがありやはり好きになれない。
 ではCR型はというと、C(コンデンサ)とR(抵抗)でカーブ特性を作る非常にシンプルな回路である。非常にシンプルゆえ使う部品のクオリティがとても重要になってくるのである。つまり、部品の選別が肝である。NF型とは違い電気信号が一度しか通らないので各パーツ選びが重要なのである。一般的に自作派やガレージメーカーの製品に多く見られる回路である。私としてはNF型より好きである。
 さて、最後にLCR型であるが、LCR型はCR型にプラスしてコイルを使用する回路である。LCR型は定インピーダンス回路となるためノイズにとって有利となり最も自然な増幅を可能とする。では、なぜメーカーはLCR型を採用しないのか。理由は簡単である。製造コストに難があるのである。

1.イコライザーの前後段増幅において非常に小レベルなノズの増幅器が必要となる。
2.L素子(インダクター)のクオリティが重要となる。
3.電磁シールドが必要となる。

特に、良いインダクターを作れるところが無いのである。

まあ、全体がNF型やCR型に比べコストが掛るうえに技術(ノウハウ)が必要となってくるので、頭が良いだけでは出来ないのである。

私が知る限るで、一般市販品でこのLCR型を採用しているものがあるのはコニサーだけだ。

コニサー製品のすべてが採用しているかは定かでないが、LCR型を採用している型番は失念した。たしか数100万円はした。しかし、コニサーは確か半導体とハイブリッドだったと思う。

コニサーに関してはネットでも情報が極めて少ないので、聞いたことがあるオーディオファイルもすくないに違い無い。私は聞いたことがあるが、確かに良い音だった記憶がある。しかし、いかんせん価格が高すぎるのである。その試聴時は、アンプとフォノイコライザーだけで1千万円を軽〜く超えていた。これでは、頭の片隅にも置けない。

 私の使用しているフォノイコライザーはプリアンプ部と含めて40万円である。

一般的なハイエンドフォノイコライザーとしてはプリも含まれるので破格の値段だ。
しかし、単純に値段で判断しないでもらいたい。職人の技(わざ)は値段だけでは判断できないものである。

聞いて、耳で判断してもらいたい。
数100万円のフォノイコライザーが霞むであろう。

私はFMアコースティックの「FM222MKII」400万円弱のものと比較したが、気配の再現性でこのLIVE5に軍配を上げた。

これは衝撃としか言いようが無い。しかしこれが、会社と屋号の違いである。
職人の技なのである。これは作品である。

 本当に良いものは大量生産できない。改めて感じるLCR型フォノイコライザーの驚異である。
http://omsound.exblog.jp/17980826/


プリアンプ 3 “ボリューム”

 プリアンプとは音量を調整するアンプである。まさか、プリアンプのボリュームを最大にして、CDプレーヤーのデジタルボリュームで音量調整している方はいるまい。
もしかしているのだろうか・・・。はっきり言ってこれはやめた方が良い。
入力の微小信号をカットするというのは極めて非効率的で、音質劣化は免れない。この話は後日ということにして、今日はプリアンプのボリュームについて。

 プリアンプのボリュームは以前書いたとおり、そのほとんどが Aカーブの可変抵抗を利用している。中にはデジタルアンプのデジタルボリュームや、抵抗式アッテネーター、巻き線型トランスによるボリュームが付いている機器もある。

ここでは一般的な150度開度のAカーブボリュームを使用しているプリアンプのお話。プリアンプを見るとき、ボリュームはかなり重要である。なぜなら、私達が音楽を聴くとき、そのほとんどの音がボリュームによって失われているからである。

例えば100KΩのボリュームの場合、時計の針12時の位置でアンプ出力の15〜25%程度の抵抗値、残り85〜75KΩのボリュームを通ることになる。言ってみれば、85〜75%がボリュームによって失われているのだ。

いかにここの部分が大事かお分かりかと思う。
だから、抵抗式アッテネーターを作る場合、良い抵抗を奢るのはこのためである。川上に当たるCDプレーヤーやBDプレーヤー、TVなどいくら高価なものを揃えても、このボリュームがプアならすべて良い音が失われることになる。
100万円のCDプレーヤーを購入するなら、良いボリュームを入れた方が良いのである。

私が使用しているサウンドパーツ製プリアンプ“LIVE5”はアルプス製の RK-50 を使用している。

http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=15842087&i=201207%2F25%2F79%2Fa0277279_14264422.jpg

(写真右のもの)真鍮の削り出しによる精密加工だ。直径は50mm、厚みは40mm近くある。価格は1個36,750円もする。ボリュームだけの値段である。
このボリュームは適度なトルクと、回した時の感触が何とも言えない高級感がある。もちろん高級なのは感触だけでは無い。これを使用したことによる音質の差となって表れる。まさしくベールを取ったようなクリアさと、聴感上のSN比の向上である。音の前後左右、上下の広がりに差が出る。

写真左側のボリュームはアルプスのミニデテントボリュームだ、これは左右のバランスに用いている。音楽信号では無いので、ここではこれで十分である。
価格は1,000円程度だ。もし、出来ることならご自分のアンプをちょっと覗いてみてほしい。どの程度のボリュームを使用しているかで、そのアンプの真価が分かるものである。
http://omsound.exblog.jp/15842087/

3) サウンドパーツ _ 廉価なのに超高性能で色付けのない模範的プリアンプだけど…

2012/03/13 GRF邸の巻
http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2012/03/grf-93e4.html

先週の土曜午後、GRF邸を再び訪問する機会に恵まれました。
実は GRFさんは、常用にされているエアータイト製のプリアンプ ATC-2 に代わる新型プリ、サウンドパーツ製の“Basic Line”ラインアンプを導入されていて、なかなか高評価でしたので、これを聴かせていただくことにしていたのです。


AIRTIGHT ラインコントロール・アンプ ATC-2
希望小売価格 \518,400 (税込)
http://tannoy.exblog.jp/17279708/
http://www.airtight-am.net/products/atc2.html

そこにご友人のOさんが、是枝さんのパワーアンプに相性が良い、同じ是枝さん製作のプリアンプを持ち込まれて比較試聴しようという話になったのです。
Oさんが来られる前は ATC-2 と新型アンプを繋ぎ替えて聴いてみたのですが、小生にとって新型アンプの音は純粋過ぎて音楽に魂が宿らないように感じました。
モニター使用には変に色付けがない方が好ましいでしょうが、どうも小生には古き良き時代の音が性に合っているようです。
エアータイト製のアンプの色付けは小生にとっては心地よいものだと感じました。

(3月14日追記)
ここでOさんが持ち込まれた是枝さんのプリアンプに繋ぎ変えました。
外部電源ユニットは Oさん自作なのですが、最終調整は是枝さんにお願いされたとのことで、是枝さんのパワーアンプとの組み合わせはいかような音楽を聴かせてくれるのか?というのがポイントでした。

結論から言いますと、この特注プリの性能は、明らかに数十年前から稼動しているエアータイトの音を凌駕しているように感じました。
メーカーが揃っているからじゃないかと思われるかもしれませんし、確かにそうかも知れません。

小生にとってはサウンドパーツの無味無臭の音よりも魂のこもったエアータイトの方が好みということを割り引いて考えても、この是枝アンプの組み合わせは、正にこのユニコーンで音楽を奏でるにはベストの組み合わせではないかと思いました。
http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2012/03/grf-93e4.html

デーンちゃん Audio Phile-webコミュニティ
バンザーイ \(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/ キャァ♪ 2012年04月27日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20120427/30487/

ついに、ついに、ついに・・・
届きましたー!!!♪ ヘ(゚∇^ヘ)(ノ^∇゚)ノ ヘ(^∇゚ヘ)(ノ゚∇^)ノ ♪

サウンドパーツさんのプリアンプ、Basic Lineです。

必要な機能だけでいいのでパーツに良いもの奢ったプリアンプをずーっと探してまして・・・

KBLの情感に訴えかけるような濃〜いのもアリだとは思いますし、ジャズや特に女性ヴォーカは艶やかでエロくて絶品です。

でもねぇ・・・なんか自分は違うなぁと、ずーっと思ってて溜めてまして・・・

今回タイミング良くお店の30周年記念企画でアホみたいに(すみません(笑))安く提供されてたので、ドキドキしながらお願いしたのが2ヶ月前・・・

やっと届いたそのアンプは・・・・


どこが○○円やねん!

http://community.phileweb.com/images/entry/304/30487/1L.jpg?1335530768
http://community.phileweb.com/images/entry/304/30487/2L.jpg?1335530768
http://community.phileweb.com/images/entry/304/30487/3L.jpg?1335530768

シャンパンゴールドのつや消しアルミヘアライン筐体、ヴォリュームはアルプスの超高級 RK50 でぬめーっとした質感でかつての NEC の銘プリ A-10 の様なツマミ、天板を開ければでっかくしっかりしたトランスに徹底した手配線、端子も手抜きは無くとても○○円とは思えない質感、ホントにこんな値段で良いんでしょうか・・・?

もう・・・・


チョーかっちょイイ!!!♪ o(>▽<*)(*>▽<)o ♪(アタシ的には)


レス一覧


いいものを見つけられたようですね! 素晴らしい! 
僕もプリを探しているところなのでとても羨ましいです。
某セッティングで有名な方が使われているようです。
その記事を発見した当時、僕もポチリたくて堪らなかったのですが、流石にそのとき安直にポチるわけにはいかず(-_-;)
一時だけ、本当に安い値段ででていましたから、まさにラッキーチャンスでしたね。
by2Hくん at2012-04-27 22:06


望んでいた機能全て搭載したシンプルプリアンプです。
そうです、例のブログ『GRFのある部屋』で一目惚れして安直に(笑)逝ってしまいました(爆)
手に取ってみるとあの値段はありえないですよ。
そして、いや〜やっぱりすごいですよこれ。
何がすごいかって・・・
レビューはもうちょっとお待ちください(笑)
byデーンちゃん at2012-04-28 23:53


真空管アンプのガレージメーカーで30年も生き残るって事はそれなりの技術があって、かつファンも支え続けたからだと思います。
しかも HPであれだけ独自性を謳っていて、ブログで紹介されたSP平行セッティングのGRFのある部屋さんが発注&ショップオーナーと共同改良されたとあれば変なものではないはず・・・と思いまして・・・
byデーンちゃん at2012-04-29 00:12


いやほんとに言っては悪いですが、ガレージメーカーって箱にお金かけられないから無骨だったり安っぽかったりイメージ悪かったのですが、チョーかっこいいです。
音の方も凄いんです。
何が凄いかというと・・・

すみません、いろいろ実験してみてからレビューしたいと思いますのでしばしお待ちください(笑)
byデーンちゃん at2012-04-29 06:18
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20120427/30487/

経過報告です 2012年05月07日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20120507/30694/

導入したプリアンプ、めっちゃええです(≧∇≦)o
お店の人の言うように鮮度抜群、情報量UPで非常に生々しく自然です。
望んでいた透明感、上も下も伸びやかで気持ち良いです。
そして期待していたcelloとのコンビは果たして・・・

ぶぉ〜〜〜ん!!!ぶぉ〜〜〜ん!!!(」゜□゜)」


思わず大笑い!

倍音が全部聴こえるというか、部屋中ものすごい響きがあふれかえって・・・
低域出過ぎ、響き過ぎ、もこもこ(・へ・;;)うーむ・・・・
KBLとのコンビではちゃんベースがぶるんっ!って締まって響いてたのに・・・
よく言われる石プリと真空管パワーは良いけど逆は難しい、となってしまいました(|||_|||)ガビーン
思うにプリが色付けがなく他の機器やアクセの色付けに過敏なのではないかと。
実際電ケー替えるとかなりケーブルやプラグの音が乗ってくるのがわかりやすくなります。
そして相性なんでしょうね。
試しにラステームのデジアンに繋いだら嘘のように低域締まって普通に聴こえます。
まぁもちろん楽しい音ではないですが。
そして遅れて試聴用のエントリークラスのパワーアンプが届きました。

http://community.phileweb.com/images/entry/306/30694/1L.jpg?1336383627


純正コンビですから相性が悪いはずはなく、今までの石コンビの生々しさとは全然違って、何と自然で滑らかでかつ生々しいことか!
ベクトルが全然違う感じです。
別に石アンプを否定するつもりはないですし、今までのもこれはこれでありだとは思います。
比較すると今までの石コンビは積極的に音作りをしている、今回の真空管コンビは入ってる音そのまま出す、と言う感じでしょうか?
あとは好みなんでしょうね。
チェロの音作りは心掴まれて添い遂げようと思ってたのですが・・・
ちょっとこれではまとめられない感じなので・・・泣く泣くお嫁に出すことになりました。
これでチェロコンビの夢は宝くじでも当たらない限り儚く消えてしまいました・・・(ρ_;)

まぁ古い海外ハイエンドだと将来メンテに不安ですし、実を言うと破壊王様2号が誕生することになりまして・・・(6 ̄  ̄)ポリポリ
国産のちゃんと作り込んであって、コスパも良く、メンテもしっかり対応できるところのを探してたんです。
そこでかのブログで紹介されてたので、ピンときまして今回のテコ入れになったと言う訳です。
先日聴かせていただいたサトリアンプの方が生々しさと言う点ではある意味上かもしれませんが、アタシ緊張してドキドキしちゃうんです。
サウンドパーツさんのは生々しいけど緊張感が無くすーっと沁み入る感じで自然なんです。
あくまで私見ですが。
それとやはり低域が締まってるんですけど不思議に柔らかくて(表現が難しくて違ってたらごめんなさい)何か物足らないんです。
まぁサトリはお店での試聴だけですし、今回のはパワーがエントリーなので単純に比較はできないのはご了承ください。

というわけで、早々に発注することになりまして、来月あたまにはアンプ揃いそうです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20120507/30694/

加減・・・じゃない? 2013年10月08日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20131008/39484/

先日の和室のユニコーンさんの訪問、もちろんユニコーンや平行法のT4をお聴かせいただくのが一番の目的だったのですが、実はもう一つ確認したいことがあったんです。
前からどうしようか悩んでいたのがプリアンプ。

これはサウンドパーツさんが創業30周年を記念してコンパクトなBasicプリを採算度外視で非常にお安く提供されていたものです。
もちろんあの値段ではありえない性能で、倍以上の値段してもおかしくないシロモノです。
色付けなく鮮度高く情報をそのままパワーアンプに送るという感じです。
当時課題にしていた透明感と高域の伸びやかさをクリアしてくれて、非常に満足していたんです。
ただ人間って・・・ねぇ?(笑)

このままの傾向で変な色付けなく、もう一歩踏み込んだ表現力が欲しくなってきました(^。^;)。
だから今さら他のメーカーのプリアンプを考えるつもりはなかったんです。
と、和室のユニコーンさんはこれの上(お店のオリジナルプリアンプは現在1機種しかありません)のプリ・Love Fiveをお持ちで、ユニコーンの部屋でご使用なさっています。
しかも左右セパレート&クロス、アッテネータ等細部を改造して特注されているとのこと。
そして先日の訪問・・・

完全にノックアウト!(°□°;)

もうあれは送り出しやユニコーン、是枝さんアンプだけではなく、プリの表現力の違いも大きいと確信。
回路的にはそれほど違いはないそうなので、一番大きいのはやはりトランスではないかと?
和室のユニコーンさんもBasicを所有されていたこともあるのでそう仰ってました。
アタシはどちらかというとデザイン的には高級感はないけどコンパクトな今の形の方が好み。
買い替えるお金も気もないので、トランス交換って可能か聞いてみたらできますとのこと。
しかも見積もりは今のトランス下取りで部品代と交換工賃だけで儲け無し。
いつもながら良いんでしょうか?(-ω-;)ウーン
そして昨日届いたので聴いてみました。


どっひゃー!!!オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!

これですこれっ、これが欲しかったんです!
低域の沈み込み、厚み、なめらかさ、途中で消えていたホールトーン・響きが長くなり、ものすごい音場感!
そしてニュアンスすごく細かくなり各楽器の表現力全然違います。
今まではなんだったんでしょ?
やはりプリの影響は(も)大きいです。
いや、当然ユニコーンの部屋にかなうはずはありませんよ。
ただあの傾向に少し近づいたことは確かです。
そして聴いていくとある点が浮き彫りに・・・

低域のレスポンス、スピードが全然違う(6 ̄  ̄)ポリポリ
まぁ元々ベートーヴェン・コンサート・グランド(T−3G)は低域が遅れ気味なのはわかってましたからしょうがないです。
あの全く遅れない低域は無理です。
あらためてユニコーンが凄いスピーカーだというのが確認できました。
買えませんけど・・・(笑)

ということで、わずか数諭吉でものすごくグレードアップしました。
これは足し算引き算ではなく二乗ではないかと?(≧∇≦)o

言い過ぎ?柱| ̄m ̄) ウププッ

あ〜早くSP位置調整したいよ〜



レス一覧

デーンちゃん、こんばんは

>色付けなく鮮度高く情報をそのまま
水谷さんの印象そのままに音も感じてられるのかと、ビックリしました。

私は駆け出しの営業マンだった頃、松本市にいました。サウンド・パーツさんはその当時確かお子さん達の健康の為と家族で安曇野に越してきたんです。
事務所の目の前に取引先があったので、それにかこつけてよく長居をしていました。

私が遭ったオーディオ人の中でも群を抜いてキレイ好きな人で、家の水回りに対するこだわりは建築中の現場まで見せてもらった思い出があります。
残念ながらアンプを使う機会は未だありませんが、あのお人柄ならばこんな音。と結びつく納得の音なのでしょうね。
それと、ボッタクリとは無縁の価格設定もそのままですね、清潔感一杯の値段です。

改装でグレードアップして良かったですね。
少しご無沙汰だったので、近況も知れてよかったです。
また、よろしくお願いします。

byLoge at2013-10-08 18:14


こんばんは

とっても良心的なお店さんですね>>サウンドパーツさん

プリは大切。 オクでも常に出物を観てるジャンルです。 ^^;

春になったらゆっくりSP位置の調整ですね。
イメージをふくらませておくと調整が早いかも?!

byKurashiki at2013-10-08 18:21


デーンちゃんさん、こんばんは。

いきなり「全開!」なレビュー、ありがとうございます(笑)
各機器全てが大事ですが、特にプリは変わりますね。
人物の外見は変わらないのにその中身だけが入れ替わって目の前にいるような錯覚を起こしたりとかします。
果たしてどのような音楽が奏でられているのか? 聴かせていただきたいものですね。

仕事の都合で遠出が難しいのが…(泣)

拙宅は入手を諦めていたあるモノが手に入ることになりました。
現状よりも良くなるかどうかは分かりませんが、これで行こうと思っています。
入手できない前提で考えていた代案にも魅力を感じてはいるのですけれどね。

byfuku at2013-10-08 22:36


Logeさん、こんばんは

そうですか、水谷さんとお顔見知りだったんですね。
実直で真摯な姿勢は製品からもうかがえます。
どうだ、という感じがなくて一種の仰る様な清潔感や清涼感を感じます。
和室のユニコーンさんがブログでご紹介されていて、こういう出会いとなりました。
大事に使っていきたいと思ってます。

byデーンちゃん at2013-10-08 22:38


Kurashikiさん、こんばんは

>プリは大切。オクでも常に出物を観てるジャンルです。^^;
いや、アタシも実はプリ大好きなので、買い替えないと言いつつ常にオク見てます(笑)
基本の形、方向性を決めるのはココが肝ですもの。
でも宝くじ当たって逝ってもcelloコンビぐらいかな?^_^
冬に雪避難で相方が実家に帰る時がチャンス、です(@ ̄ρ ̄@)

byデーンちゃん at2013-10-08 22:46


ストラさん、こんばんは

どちらかと言うと無味無臭系のアンプに、血が通って躍動感増して、音がすごく立体的になりました。
相方からも「今までのベスト更新だね」とお墨付きをいただいておりますm(_ _)m
できれば冬の間にSP位置まで最終調整したいです。
そうすれば春以降に来ていただいてもある程度お聴かせられると思います。

byデーンちゃん at2013-10-08 22:53


fukuさん、こんばんは

やはりプリは整える基地でした。
そして結局どれも大事だというオチになってしまいますね(笑)
CD聴きながら感動と同時に「ぶっ!」って何度も噴き出すぐらい「なんじゃこりゃぁ」状態です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
fukuさんにも聴いていただいてダメ出しして欲しいです(@ ̄ρ ̄@)

>拙宅は入手を諦めていたあるモノが手に入ることになりました。
またまた面白いブツが降臨なのですね。
2Hくんさんが引越しされても、そちらは熱いですね(笑)
また四国ツアー組まないといけませんね。

byデーンちゃん at2013-10-08 23:11


デーンちゃんさん、こんばんは。

プリアンプのトランス交換で更に狙った方向へ行かれたようで良かったですね。
やはり微小な信号を扱うプリのクオリティはシステム全体にかなり影響を与えるんでしょうね。
良心的なメーカーさんのようで、応援したくなりますね。

ユニコーンの低域は遅れが感じられなくて速い印象でしたね。
それでいて量感も充分で・・・あの構造で不思議です。

byKYLYN(キリン) at2013-10-08 23:24


KYLYNさん、こんばんは

プリを何台も所有する人の気持ちはわかります。
わかりやすく変わりますからね。
アタシは無理、と言うかもうこれで十二分です。
安いのはありがたいのですが、もう少し儲けていただかないと潰れると困ります(笑)

ユニコーンは聴いて一瞬で思考を停止しました。
考えても謎が深まるだけですし、出るもんは出るんですよ(^.^)

byデーンちゃん at2013-10-08 23:42


あの和室のユニコーンさんの管球式プリは、そういうことだったのですね。こだわりの手作りのアンプだとは聞いていましたが。

フタをとってしまっているので中味が丸見えなのですが、なかはスカスカ(笑)。ラインアンプだけなのでほんとうになかはからっぽです。おそらく一段増幅で、入出力にトランスを使用した極めてシンプルなノンNFBアンプ。それが製作者の信条なのでしょうね。

それだけにトランスはすごく大事ですヨ。

トランスは、コア材やシールド材などの素材の吟味ばかりではなく、巻き線などの手間ヒマかけた作業も大事。お酒造りと同じです(爆)。

byベルウッド at2013-10-09 10:47


ベルウッドさん、こんにちは

仰る通りこれ以上簡単にできないぐらいシンプルなノンNFB1段増幅で、部品点数も少ないです。
これがあの鮮度や透明感に繋がっているのだと思います。
トランスもいろいろ探しまわって、今は引退した個人の技術者に一つ一つ磁束漏れ等計測しながら作ってもらってるみたいです。
以前のものと比べると圧倒的な差があります。
時間あったら作ってる現場を見に行きたいですね〜(笑)

byデーンちゃん at2013-10-09 12:36


デーンちゃん 出力トランスの交換ですね。一番効くところですね。私のは、無理言って、真空管も別けて左右別々にして貰っています。入力トランスもそれに伴い、二つですね。この辺りは、水谷さんは変わらぬと言っていますね。ここまでくるのに、何回も行き来しています。水谷さんに感謝しています。

byGRF at2013-10-13 18:35


和室のユニコーンさん、こんばんは

先日の訪問ではありがとうございました。
プリに手を入れられているのはブログを拝見して知ってましたが、どういった傾向なのかはやはり聴いてみないと、と思ってました。
出力トランス交換、効きましたね〜あの雄大な低域が出てきました。
例のオルガンも、鍵盤を押さえた時の風が少しこちらに届くようになりました。
もちろんユニコーンの様に「ぶわっ!」と強くはないですが(笑)
仰ってた無色透明なアンプに魂が宿った感じです。
来年にはパワーのドライバー球プレートチョークを検討しようと思いますが、新しい箱はもう買うことはないと思います。
じっくり育てていきたいと思います。
自分もそれほど若いわけではありませんし・・・(爆)

byデーンちゃん at2013-10-13 19:02
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20131008/39484/

新パワーアンプ! 2015年08月21日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4365/20150821/48525/

8月のとある日・・注文していたパワーアンプが我が家にやってきました。


サウンドパーツ LoveThree 
ステレオ構成パワーアンプ
完全バランスプッシュプル
ファインメット63VA出力トランス採用
ドライバ―専用プレートチョーク仕様
ウルトラリニア接続
使用真空管:E80CC×2本 E130L×4本(どちらもタングスラム)
出力:18W+18W?

・・・・なんとなくすごそうですw


プリアンプ LoveFive を導入した時の音は、特に中音域から低音域の情報量の増加など劇的な変化がありました。、
以前のプリアンプであるSPL-UHEでは、クラシックは良いのですが、ジャズのベースやドラムスの音に締りがなく不満がありましたが、LoveFiveの導入により改善がはかれました。
LoveFive+EAR861の奏でる音は優美で伸びやかで今までで最良の組み合わせと満足していましたが、LoveFiveと純正の組み合わせであるLoveThreeはどのような音を聴かせてくれるのかと期待してしまいます。


さっそく聴いてみました。

最初はまずジャズ、Art Pepperの[Art Pepper Meets The Rhythm Section]から”You'd Be So Nice To Come Home To”
[Art Pepper Meets The Rhythm Section]は私がはじめて購入したジャズのアルバムで、1957年の録音としては音質が良い名盤中の名盤です。
まず気づいたのが、LoveFive+EAR861と比較して中低音において情報量が増えた感じに聴こえ、アルトサックスは少し細身で硬質な感じですが伸びやかさがある印象。
現状においてはEAR861の方が全体を雰囲気よく再生するが、LoveThreeは高域がきつめで高音と中低音のバランスがとれていないように聴こえました。

次はジャズボーカル・・Laura Fygiの[Bewitched]から”It's Crazy”
これはいい感じ、ローラ・フィジーのハスキーなスモーキーボイスにノックアウトされました。

次はクラシック・・・
モーツァルト ”交響曲第39番 変ホ長調 K.543 Bruno Walter:Columbia Symphony Orchestra 1959年12月2日録音”
LoveFive+EAR861の時よりもヴァイオリンの音色がきつくでる気がします。中低音は情報量多くいい感じでした。

バッハ ”無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV1006 Henryk Szeryng 1967年録音”
やはりヴァイオリンの高域の音色は硬質に出てしまいますが透明度はあり伸びやかさという点ではとてもいい感じです。


他にも色々と聴いてみましたが共通していえるのは、高域がきつく出るが透明度があり伸びやかなこと、中低音の情報量が増えた感じで今まで聴こえてこなかった音が聞こえてきたことでした。
まだエージングもしていない状態なのでこれからエージングが進んで少し高域が落ち着いてくることに期待です。


次回の日記→

←前回の日記


レス一覧

初めまして。パワーアンプの真空管の保護カバーを外されると、音が柔らかくなります。私は、プリの上蓋も外しています。こちらはもっと聴きます。音の抜けが良くなります。水谷さんのアンプは、安心して使えますね。タンノイとのマッチングはばっちりです。

byGRF at2015-08-22 02:09


GRFさんはじめまして。
レスありがとうございます。

まだただ繋いだだけなので色々調整をしなければと思ってます。教えていただいたパワーアンプ真空管の保護カバーとプリアンプの上蓋はさっそくはずして試してみたいと思います。
タンノイとのマッチングがばっちりだと言えるよう調整を頑張ります。

byバックロード at2015-08-22 21:20


バックロードさん、こんにちわ

RIRAです

すてきなアンプが届いたようですね〜
私にとっては不確定要素が多く、なんかすごそうと 興味津々です

保護カバーは、私も真空管アンプを買ったとき
何となくもったいなくて付けていました

スピーカのサランネットのような、保護用らしいのですね〜

byRIRA_ at2015-08-23 15:51


バックロードさん、こんにちは

アタシは初めての真空管パワーアンプということで、球転がしできるEL34版にしましたが、E130Lの方が水谷さんのイチオシみたいですね。
最初は少し不安定との事ですが、その後いかがでしょうか?
ウチは入れ替え前のセッティング(制振シート等)のままで鳴らしたら響きが吸われた経験があります。
チューニンググッズ等一度ガラガラポンしてから設置をオススメします。
(既にやられていたらスルーしてくださいm(_ _)m)

byデーンちゃん at2015-08-24 09:22


RIRAさんはじめまして。
レスありがとうございます。

文系脳の自分ではどうすごいのかわからないのですが、なんとなくすごそうですねー。音の傾向は素直で透明度があり情報量が多く使いこなしによっては・・すごそう・・になりそうです。

保護カバーは真空管を割りそうでつけたままにしていたのですが、音が良くなるのでしたらはずすしかないですねw

byバックロード at2015-08-27 17:48


デーンちゃんさんこんにちはー。
レスありがとうございます。

球転がしができるEL34版もとても魅力的でどちらにするか迷いましたが、面倒くさがりやの自分では球交換はあまりしないだろうということでE130L版にしました。
E130Lは使用当初ヒーターが暖まる頃からスピーカーから「キューン」というようなノイズの出るものがあるとのことですが、今のところうちのアンプはそのようなことはないようです。
ファーストインプレ時はなにもアクセサリーを使用しない状態でおこなったところ、高音域が多少硬めの音がしましたが、その後ゴム系のインシュレーターをプリアンプにかましましたところ少し音が柔らかくなりました。
あまりアクセサリーを持っていないので効果のあるものを少しずつ手にいれていきたいと思っています。

byバックロード at2015-08-27 20:46
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4365/20150821/48525/

新型プリアンプの導入 GRFのある部屋 2012年 02月 24日
http://tannoy.exblog.jp/17234409/
和室のユニコーンは、是枝さん謹製の5933p.p.アンプで駆動されています。

CD とパワーアンプの間を結ぶ、ボリュームとして、パッシーブ・アッティネッターと、もう、25年以上愛用している A&M社の ATC-2 のプリアンプの両方を使い分けていました。
一つには、CD の出力が大きいことと、プリアンプを入れると、音質的はよいこともあるのですが、音場が狭まります。
反対にアッティネターだけだと、小編成の室内楽やリートなどの声はいいのですが、オーケストラだと大音量の迫力が無くなり、音楽の幅が小さくなったりします。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17234409&i=201202%2F24%2F99%2Ff0108399_1434562.jpg

去年、是枝さんのアンプが入ったとき、ハートレーを鳴らしている松本のサウンドパーツさんのこれも特製アナログ用アンプの Love Five を繋いで聴いたことがあります。
すると、帯域といい音場感といい申し分なかったのですが、GRFの部屋用なのでこちらで使うわけにはいきません。
この和室では、レコードのイコライザーは必要ないので、CDプレーヤーと DSD への録音機能をだけを持ったシンプルなプリをサウンドパーツの水谷さんに作って貰おうと思いました。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17234409&i=201202%2F24%2F99%2Ff0108399_15254798.jpg


水谷さんのホームページを見たら、なんと新しい構想の下で、Basic なプリアンプを作られるとのこと。

趣旨を読んだらそれこそ私の需要にぴったりでした。
余計な物をそぎ落とし、その代わり必要なところには、思い切ってよい部品を投入するという、理想的なプリです。
そして、通常のタイプで、何と!定価が118,000円とのこと。
これはお買い得です。早速、連絡をしました。
水谷さんも、早速取りかかるとの快諾を頂きました。
特別注文は、ボリュームの交換と将来に備えた入力のバランスの追加だけでした。

途中、Basic のプリと言っても最小限の見栄えも必要だと言うことで、アルマイト処理をしたり、入力トランスをより高級品に換えたり、至る所に水谷さんらしいこだわりが追加され、予定より一月ほど遅れましたが、今週、ようやく到着しました。

梱包を空けて驚きました。とても、10万円台のアンプには見えないからです。
この機能と作りなら、通常最低でも25万円ぐらいしないと合わないと思います。


Commented by SEIBO at 2012-02-24 20:46
なかなかかっこ良いプリですね。プリはほんとに音が変わりますね。


Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-24 20:56
なかなか、よさげでしょう?実は音がいいのですね。
期待通りと言えばその通りなのですが、、、。
http://tannoy.exblog.jp/17234409/

新型プリアンプの音質 GRFのある部屋 2012年 02月 25日
http://tannoy.exblog.jp/17236848
早速繋いでみました。
Love Five もそうですが、水谷さんの作られるアンプは、皆、S/N 比がいいのが特徴です。
雑音が一切しないので、音が透明なのが特徴と言えば言えるのですが、そこに、何らかの色を期待している人には、拍子抜けするほど何もないのです。
しかし、そこには音楽が静かに鳴っています。安心しました。

水谷さんご自身は、それが当たり前だから何も言われないのですが、実際にアンプを作られた方なら、透明な水のような音を出すのがどれほど難しいか解っていると思います。
プリアンプに求められる機能は、入力切り替えと音量の調整です。
音量の調整だけだったらアッティネターでも事は足ります。
シールドがしっかりとしていれば、S/N 比もいいですね。
アンプになれば、電源ノイズや真空管のノイズも乗る場合があります。
また、そのようなS/N 比の悪い真空管アンプがどれほど多い事か!

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17236848&i=201202%2F25%2F99%2Ff0108399_419538.jpg

ご本人は、あまり宣伝するのは、人前で我が子を褒めるような物で、恥ずかしがっていますが、敢えて、特徴を訊いてみました。

・音場の広がりや奥行き方向の広がり感に優れ、情報量の多さも抜群。
NON-NFB の真空管アンプで有りながらボリューム位置が適度で使い易い。

・カナダ/HAMMOND 社の業務用のライントランスを用いた、シネマ時代にプロ現場で多用された真空管式ラインアンプの復活版。
300Ωの低インピーダンス出力。

・電源投入直後の急な初動電圧の発生がゼロ。
パワーアンプをプリアンプの後で電源ONする作業は必用ありません
(真空管プリは要注意です)

・入力選択にMBB(メイク・ビフォー・ブレイク=ショーティングタイプ)の切替時のノイズの無いリレーを使用し、余分な配線の無い構成。

・リレー回路以外は全て「からげ配線」の徹底した手配線。

・オプションで真空管アンプでは当店のみのバランス入力に対応できる。
PC オーディオやDSD 機器の出力に対応でる。

・出力もRCAアンバランス・XLRバランスの2系統を常備。
使い方次第で2台のパワーアンプの切替も可能。

・別売のフォノ・イコライザーアンプのCR型の<Basic EQ>、LCR型の<Basic LCR/EQ>アンプに電源供給できる。

・真空管1球(6H6n)のみの単純な設計。長寿。堅牢なボディ。
通常なら実現できない C/P の良さは「30周年記念」製品としての位置付けから。

控えめながら、ご自分のアンプの特徴をしっかり捉えられていると思いました。


私の感想は、何よりも優れているのは、その透明感と S/N の良さ、色づけの無さ、そして音場感の自然さです。

力感を残したままで、SP間の音場が完全に埋まります。
今まではSP間の中にステージが作られていたのが、SPの外側まで拡がります。
二階席から見下ろすように聴いていたリスニングポジションが、ホールの中央の空中に浮きます。マイクの位置により近づいた感覚です。
残響音の美しいこと!大変満足しました。

そして、何よりも、コストパフォーマンスが抜群です。
この音質を、この価格で出されては、他の真空管メーカーはお手上げでしょう。
生き残るのは、それこそ、一握りのアンプ設計者だけになるほどのインパクトです。
オプションの アルプス RK50 ボリュームを付けて貰いました。
これは、必需品ですね。
「30周年記念」なので大特価ですが、本来は25万円以上でしょうね。
お薦めです。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17236848&i=201202%2F25%2F99%2Ff0108399_1402029.jpg

アッティネッターの方も、アルプスの HQPRO を使用して、以前、水谷さんに作っていただいた物です。


Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-25 05:07
チューバホーンさん、ウフフです。CD専用にこちらもぜひ導入して下さい。
筐体の違いも音に現れています。UNICORN の音が、一段とリアリティを増しました。いつでも聴きに来て、どうぞヒントを盗んでいって下さい(笑)!

Commented by seibo at 2012-02-26 00:16
貧乏性の僕はこのプリと5933パワーでハートレーやGRFを鳴らすとどんな音かつい想像してしまいます。そっちもきっといい音で鳴るのでしょうね!


Commented by GRF at 2012-02-26 06:16
seiboさん 吝嗇な私も同じ事を考え、昨晩実行しました。余りの違いに唖然です。先日、岡山できいたハートレーの音になりました。
Love Five もアップデートしなければならないようです。
余りの音の違いに聞き惚れ、気がついたらソファーで寝てました。
至極の時でした、、、、。


Commented by YK at 2012-02-27 03:57
それにしても、なんて良心的な製品なのでしょうか?
誠実という言葉がふさわしいですね。
姿形は私の好みとは違いますが、こういう誠実な製品が10万円足らずで手に入るとは驚きです。サウンドパーツさん、あんまり儲からないと思います(笑)
Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-27 10:42


製品の価格に占める部品代を三分の一以下とすると、製造費を入れるとその倍になります。
これがいわゆる工場出荷価格ですね。
それに、流通コスト、販売経費を加えていくと、実勢価格はコストの三倍以上になります。
この製品は、その意味では、工場出荷価格以下での価格ですね。
生産コストが出ればいいという、直販でなければ出来ない価格構成です。
産直野菜みたいなものでしょうか?消費者にとっては、とても美味しいですが。
http://tannoy.exblog.jp/17236848

アンプの相性 GRFのある部屋 2012年 03月 11日

ハートレーの方にも繋いで聴いてみましたが、こちらはサウンドパーツさんの、ファインメットによる 6550p.p.なので、木に竹を繋いだような音になり、上手くいきませんでした。面白いモノです。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17298582&i=201203%2F12%2F99%2Ff0108399_015983.png

和室の方は、是枝さんのパワーアンプなので、同じ是枝さんのプリが合うのですね。
低音が良い ATC-2 を繋ぐと、今度は高音の抜けがいまいちです。
新型プリは、高音と音場はいいのですが、少しだけ音が薄くなります。
素直な音なのですが、他のNFアンプに比べると柔らかな音になります。
でも、音の広がりや音場感はとてもいいので、これを常用にしていくつもりです。
プリアンプは難しいと言いますが、S/N 比だけでしたら、しっかり電源を作れば問題はありません。
音場感とか音色は、中の配線の仕方でも大きく変わります。
電源は正統的にお金を掛ければ比例して良くなる部分です。
電源インピーダンスが重要になってきます。

また、新型をGRFの部屋に持っていき、同じサウンドパーツさんの LiveFive と比べると、音の静かさや、上品さが違います。
音の定位は新型の方が単純なだけいいのかも知れませんが。音色が違います。
Mullard の ECC82 と専用に開発した出力トランスの音の差でしょう。
価格が違いますから仕方がありませんが。
音の差を埋めるために、プリとメインを結んでいる MIT のケーブルを MI-350 の最高級品から、MI-330 のショットガンタイプに替えてみました。
音にいい意味で、活力が出ました。いい音ですね。
ハートレーの方は、ベーシックの MI-330 ですから、もう少し早く気がつくべきでした。だからオーディオは面白いのですが、、、。


Commented by デーンちゃん at 2012-03-13 08:10
おそらく色付けの無いプリですと躍動感やエネルギー感は不足すると思われるので、クライオブレーカー直で電源ケーブル・コネクタの選定をせねばと予想しているところです。
TL3N との組み合わせは非常に楽しみです。


Commented by TANNOY-GRF at 2012-03-13 10:06
このアンプは、無色透明です。
特に、デーンちゃん(さん)のところに行くバージョンでは、相当性能は向上している筈です。
使いこなしは、電源とケーブルの選定ですね。色づけが無い分、相当変わりますから。
昨晩は、夕方から深夜までいろいろな曲を、MI-330 の旧いケーブルで楽しみました。幾分、荒さもある方が、聴きやすいのは、良くあることですね。
TL3N はどの DAコンバーターと組み合わせるのですか?


Commented by デーンちゃん at 2012-03-13 11:37
CEC のガチな組み合わせで DA1N・BNCスーパーリンクです。
他の接続とは比べ物にならないぐらい次元が違う音が出てきます。
DA1Nのクロックは10ppm と今では精度高くないのですが、クロック同期でこんなに違うものかと驚いています。
某ページのSV192S とMC-3でクロック同期させた感じと同じだと思います。


Commented by TANNOY-GRF at 2012-03-13 12:08
そうですか!いずれにしても、SACD が要らないCDの音を聴いているのですね。
アナログレコードしか聴かれない方々に本当は聴いて貰いたいですね。
http://tannoy.exblog.jp/17298582/


サウンドパーツ新型プリ GRFのある部屋 2012年 07月 13日
http://tannoy.exblog.jp/17757231/
四月頃、同じサウンドパーツさんのシンプルなプリをご紹介しましたが、以前から持っている同社のプリとの微妙な音の差が気になって、シャーシーを木製パネル付きからアルミの厚手パネルに変更になったのを機に、アップグレードして新しいプリの出来上がりを待っていました。

先週の一連のユニコーンの試聴は、この新型プリを使って行いました。
誰もが、驚いた最低音の再現は、SPだけの力ではなく、このプリに寄るところも大きかったのです。
今回は、フォノイコライザーが無い、ラインアンプだけのタイプですので、中を見るとトランス類が隙間無く詰まっていたイコライザー付きのタイプと比べると、拍子抜けする程中はがらがらです。
それでも、入力の切り替えや録音端子の充実、入力出力とも定評あるトランスでの構成、この出力トランスの差が、シンプルプリとの一番の差なのかもしれません。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17757231&i=201207%2F14%2F99%2Ff0108399_9171021.jpg

試聴機は、アッティネッター方式で、微妙な音量の差を選んだりできず、最少に絞ったときに音量に制限があったので、いつもの RK50 のボリュームの方を頼んでみました。しかし、ボリューム角度と、ボリュームの構造の差から、試聴機のような晴れ晴れとした音がでなかったのです。

そこで、無理を言って水谷さんに標準のアッティネッター方式に戻していただきました。
そう、あの時の音はこのプリの音なのです。ボリュームだけで相当変わりました。

水谷さんのお話しだと、このプリは大変好調だそうで、バックオーダーを抱えるぐらいだそうです。長い間使える本当に音の良いアンプが、認められているのですから、嬉しい話です。水谷さんの姿勢と頑固さが生み出す信頼の音ですね。

このアッティネッターだと、音質的には小音量の時に、沢山の接点を通ることになります。音質的には、パイ型が理想的なのですが、大変高価ですし大きさも考慮しなければなりません。しかし常用の帯域での使い勝手大変良くなります。ボリュームですと、九時半ぐらいがいちばんおおいのですが、アッティネッターですと11時前後になりますしそのあたりの微調整が効く領域です。

具体的には、このプリは、最低域の再現性に特徴があります。出力トランスの特性の差が出てきますね。水谷さんの使用しているトランスは、入力系が WE618B の再現を目指しているそうです。出力トランスは音は良いけど断線等の心配があったWE197A の信頼性を上げて作られているそうです。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17757231&i=201207%2F14%2F99%2Ff0108399_9143969.jpg

今回、ユニコーンのユニット交換して、初めて聞こえてきたこのプリの低域再現性に驚いています。使用変更時にはその差が良くわかりました。この様にスタックするのは良くないのですが、差し替えると音の差が良くわかります。同じサウンドパーツの以前のタイプとは、当然音は近似しています。

Commented by GRF at 2012-07-15 23:31
新しいプリは、回路上は、シンプルプリとほとんど変わりません。
電源と入出力トランスが、いつものタイプになっただけです。
それで、どこが違うのだと問われそうですが、まったく違うとしかいいようがありません(苦笑)。
http://tannoy.exblog.jp/17757231/

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c24

[リバイバル3] 中川隆 _ オーディオ関係投稿リンク 中川隆
94. 中川隆[5251] koaQ7Jey 2016年12月03日 13:45:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5686]

オーディオ地獄(2) プリメインアンプ編 _ 超お買い得プリアンプ2 サウンドパーツ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c24
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/451.html#c94
[リバイバル3] プリアンプは必要か? 中川隆
24. 中川隆[5252] koaQ7Jey 2016年12月03日 13:46:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5687]

オーディオ地獄(2) プリメインアンプ編 _ 超お買い得プリアンプ2 サウンドパーツ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c24
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html#c24
[政治・選挙・NHK216] 「河野太郎、お前もか!」欧米とは周回遅れで移民政策を進める安倍晋三政権の本性とは?作家適菜収がその危うさを指摘する… 赤かぶ
1. 中川隆[5253] koaQ7Jey 2016年12月03日 14:10:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5688]

奥の院は小沢・鳩山・竹中・安倍を使って日本を中国小日本省にしようとしているんだよ


50年後の日本地図 (日本人は放射能汚染された東日本に押し込められる)
http://blog.goo.ne.jp/hps777/e/ee6e8a91af4cf1c9b0adb452f1667b7e

米中は昔から常に利益を分け合い、手を携え前に進む仲間だった
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/527.html

(伊藤貫) 米中衝突は起こらない! アメリカが日本を守らない理由
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/524.html

http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/879.html#c1

[政治・選挙・NHK216] 小泉改革と小池改革。  山崎行太郎 赤かぶ
3. 中川隆[5254] koaQ7Jey 2016年12月03日 17:09:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5689]
奥の院は一人にすべて任せないで、一つの任務が終わったら次の人間を総理に付けるんだ

小沢には湾岸戦争に大金を出させ、日本経済をバブルにさせ、小選挙区制を導入させ、日本を超円高にして日本経済を壊滅させて任務完了

小泉・竹中には人材派遣制度を導入、累進課税を形骸化させ、企業間の株式持合いを止めさせ株価を大暴落させ、日本株を底値で外資に買い取らせる、郵政民営化させて任務完了

野田には TPP推進、消費税増税の法律作らせて任務完了

安倍には TPP締結、移民受入れ・英語の公用語化開始、安保法案を導入させて任務完了予定


一人にすべてやらせるといくらアホ日本人でも背後の勢力の存在に気付いてしまうからね。

この中では小沢のやった事が一番酷かった、日本経済を壊滅させたのが小沢の業績だったんだ

小沢がごり押しした小選挙区制は自民党と第二自民党が交互に政権を取って、アメリカの犬を代わる代わる首相につける制度

誰が総理になっても奥の院の指示通りにしか動かないから同じ事なんだけど
山崎行太郎みたいなアホ右翼の目眩ましにはなるからな
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/882.html#c3

[昼休み53] 風俗嬢「涙の極貧物語」 中川隆
22. 中川隆[5255] koaQ7Jey 2016年12月03日 19:22:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5690]

風俗に売られた「3児の母」の壮絶すぎる半生
東洋経済オンライン 12/2(金) 4:40配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161202-00147338-toyo-soci


精神障害と向精神薬の副作用、脳脊髄液減少症に長年苦しむ山内里美さん(48歳、仮名)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161202-00147338-toyo-soci.view-000


この連載では、女性、特に単身女性と母子家庭の貧困問題を考えるため、「総論」ではなく「個人の物語」に焦点を当てて紹介している。個々の生活をつぶさに見ることによって、真実がわかると考えているからだ。今回紹介するのは、神奈川県に住むシングルマザー48歳。彼女は病と闘っている。

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 「んああ、えんああぁ、んぁああ……」

 神奈川県某市。足元がおぼつかなく、マスク姿で現れた山内里美さん(48歳、仮名)が何を言っているのか、わからなかった。聞き耳を立てて近づいたが、わからない。彼女はカバンからメモ帳とペンを取り出す。「20分後には薬が効くと思うのでしゃべることができます。申し訳ありません」と書いてあった。達筆だった。

 精神障害と向精神薬の副作用、脳脊髄液減少症に長年苦しむ。この4年間は働くどころか、普通の日常生活も送れない。普段は自宅から出ず、一日中横になって療養する。服装はジャージ、首にはコルセット。自宅から徒歩5分程度のここにも、なんとかやって来たという状態だ。普段は動けないが、服薬すると一時的に回復し、しゃべることができるという。

 バツ1のシングルマザーで、子どもは男1人、女2人。現在は近くの古い団地に21歳の長男、19歳の次女と3人で暮らす。彼女と次女は、生活保護を受給している。薬が効くまでの間、持参してもらった生活保護の受給証明書、障害基礎年金の振込通知書、昔の写真を見せてもらった。若干色あせた写真には、華やかで美しい笑顔の女性が写る。22年前、26歳のときの山内さんだ。当時はシングルマザーになり、水商売をしていた。彼女は池袋の有名店の人気キャバ嬢だったという。

 華やかな22年前、そして歩くことすらままならず、筆談する現在の弱り切った姿。壮絶なギャップに絶句した。

■生活保護課の紹介で精神科を受診

 「私は精神病院に精神障害者にさせられたと思っています。まさか自分がそうなると思わなかったですが、現実にそういうことがあるのです」

 20分後、声が出た。マスク越し、小さな声でゆっくりとした口調。健康だった頃は品のある女性だったろう、と思った。

 「精神科に最初に行ったのは12年前です。当時、横浜の訪問介護事業所の社員だったのですが、小さな子どもを3人も抱えた状態で何年間も長時間労働せざるをえず、無理して脳脊髄液減少症になってしまいました。脳脊髄液が漏れて、頭痛やめまいが止まらなくなる病気。とても働けません。それに倦怠感とか眠れないとか、いろいろ重なって生活保護を受けました」

 市役所の生活保護課の紹介で、指定された精神病院で受診する。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161202-00147338-toyo-soci&p=2

そして本当の地獄が始まった

 「最初は“軽いうつでしょう”っていう話だったのに、通院するたびにどんどん薬が増えた。あるときに診断書を見る機会があって、そこに“統合失調症”とか“うつ病”とか“不眠症”とか、いろんな病気が書いてありました」

 最終的に精神科から8種類の薬を処方された。子育てと長時間労働で体を酷使し、大病を患った。しかし生活保護を受給して精神病院に通院するようになってから、彼女の本当の地獄が始まった。服薬してから不眠はさらにひどくなり、幻聴や幻覚、頻繁に記憶を失う。さらに自傷行為や被害妄想、記憶にないところでヒステリーを起こして暴れるようなことも起こったのだという。山内さんは向精神薬によって破壊されてしまったと考えているようだ。

 母親が壊れて、家庭は荒れた。中学生だった長女は非行に走り、家に帰って来ない。万引きや窃盗、家庭内暴力が収まらなくなり、頻繁に警察から電話がかかってくる。さらに小学校低学年だった次女は登校拒否、クラスメートや担任を怖がって学校にいっさい行かなくなった。長男だけは母親や長女が荒れれば黙って耳をふさぎ、なんとか普通に学校に行く。

 長女は夜遊びや窃盗だけでなく、売春行為でも補導された。山内さんは警察から連絡があるたびに引き取りに行き、何度も謝る。長女の非行は自分のせいだという自覚があったので、何をしても怒ることができなかった。長女は警察ざたを起こして自宅に戻っても、すぐに家を出てしまって帰ってこない。

 「長女に対して、何とか親の役割を果たそうと頑張りましたが、なかなかうまくいきませんでした」

 母親は深刻な精神病で苦しみ、長女は荒れて、小学校低学年の次女は引きこもる。そんな絶望的な家庭をさらなる悲劇が襲う。

 「最終的にトドメを刺されたのは、4年前にジスキネジア(反射的に体が動く障害)を発症したことです。薬の副作用です。今はマスクをしていますけど、口の周りがもう自分の意志で動かせない。普通の食べ物をかむこともできないし、薬なしではしゃべることもできない。顔の筋肉がおかしくなっているので、マスクを取った顔はとてもお見せできない状態です。鏡には自分でも恐ろしくなるような顔が映ります」

■薬を飲み続けるか、死ぬしかない

 行政から指定された病院に通院することで、病気が治るどころか破壊されてしまった。山内さんはもう生涯、食べ物をかむことができない。死ぬまでミキサー食やゼリーを食べるしかない。マスクを取った素顔で外出することも、もう二度とかなわないという。

 「行政や病院がおかしいと思ったのは、遅いのですが、ジスキネジアを発症してからです。患者の私たちには何の情報もない。だから疑うだけですが、それは生活保護の患者を精神病院が食い物にするということ。すべてが薬を飲んでから始まっているし、そうとしか思えない。どんな病気であっても病名をつけて薬を出せば、患者は一生通う。私はもう症状を薬で抑えることができても、病気は生涯治ることはありません。薬を飲み続けるか、死ぬしかないのです。悔しいです」

 山内さんは、絞りだすような小さな声で、そう言う。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161202-00147338-toyo-soci&p=3

どうしてこのような状況になったのか?

 目の前にいる彼女は、まさにボロボロといった状態だ。私は絶句し、同席する女性編集者は口元を押さえて涙を浮かべる。いったい、どうして現在に至ってしまったのか。

 東北出身、地元の専門学校を卒業して就職で上京。20歳から普通にOLをしながら都会で平穏に暮らした。22歳で社内結婚して、24歳で出産のために退職。長女を出産。27歳のときに長男が生まれる。長女3歳、長男1歳のときに離婚、子どもを2人抱えてシングルマザーになった。離婚の理由は「触れないでほしい」という。

 「突然、シングルマザーになってしまって、慰謝料も養育費ももらえない。選択肢は夜の仕事しかありませんでした。キャバクラです。池袋、上野、六本木といろいろなところで働いて、当時はそれなりに稼げました。子どもは夜間保育園です。私なりに必死で生きて、決してネグレクトではなかったですが、今思えば、子どもには申し訳ないことをした。寂しい思いをさせてしまいました」

 キャバクラは20時〜1時まで、週4〜5日は出勤した。売り上げは多く、店のナンバーワンに入ることもたびたびだった。お客さんとの会話はすべて記憶して、相手が求めるように振る舞うと面白いように指名が取れた。毎月10万円以上の保育料はかかったが、2年間で貯金は1000万円を超えた。

 「子ども2人抱えての東京暮らしは厳しいと、実家に帰ろうと思っていたとき、ある男性と知り合いました。キャバクラのお客です。意気投合して同棲して、子どもも懐いた。結婚しようって約束もしました。一緒に住んですぐに次女を妊娠した。でも、出産してすぐその男性はおカネを全部持って行方不明になりました。自動車販売店を経営しているってことも、結婚しようって言葉も全部ウソだったのです」

■「借金1000万円」の連帯保証人に

 次女の父親である男が消えてから1カ月後、ヤミ金から返済を迫る連絡があった。男は山内さんを勝手に連帯保証人にして1000万円弱を借金、すぐに返せとのことだった。貯金はすべて奪われて、さらに身に覚えのない1000万円弱の返済を迫られた。金融業者に事情を話すと「1年後から風俗で働け、それで返せ」と提案された。山内さんはうなずき、次女が1歳になったとき金融業者に紹介されたファッションヘルスで働くことになった。

 「週6日、朝9時から18時までずっとお客をとりました。それなりに稼げる店だったので、1年間で1000万円は返しました。女の子からのイジメもすごかったし、ツラかった。やっぱり気持ちが張りつめていて、全額返済したとき、糸がプッツンと切れた。最後の日、お恥ずかしい話だけど、更衣室で4時間ずっと泣いて、仕事ができない状態に。それで辞めさせてもらいました。好きでもない人に性的な行為をするのは、私はすごくツラかった」

 1990年代後半は消費者金融を筆頭に、ヤミ金融や性風俗は活況だった。ヤミ金融が債務者女性を性風俗に売り、肉体で返済させるのは日常茶飯事で、私も何十人とそういう境遇に陥る女性に会っている。最近は女性をアダルトビデオに無理やり出演させるAV強要問題が話題となったが、ターゲットとなるのはいつの時代も換金しやすい美人女性だ。市場原理が働く。美人で責任感の強い女性は、悪徳な人物が近づいてきてワナにはまりやすい。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161202-00147338-toyo-soci&p=4

介護の仕事に就いたが……

 3人の子どもを育てなければならない。借金を完済して風俗を辞めた山内さんは、介護の仕事に就く。介護保険導入直前で介護業界は未来産業として盛り上がっていた。ヘルパー2級を取得し、訪問介護事業所の登録ヘルパーとなった。しばらく続けるうちに社員になることを誘われて役職に就いた。

 「介護は大変でした。異常っていうくらいやることがあって、時間内では絶対に終わらない。登録ヘルパーからサービス提供責任者、管理者って責任がどんどん重くなって、私が主にやらされたのは書類や事務関係の全部です。書類整備や国保請求から、給与計算、新しい事業所の認可の書類まで作らされて。勤務時間は朝8時〜夜11時みたいな状態です」

 介護事業所は現在に至っても常勤社員に長時間労働をさせ、差額を利益にするという悪質事業所だらけだ。山内さんはいわれない借金を背負わされて風俗に売られ、そこから抜け出した後はブラック労働に足を踏み入れてしまったのだ。1日15時間に及ぶ労働をさせられたら、子どもを育てようがない。家庭は小学生の長女が弟と妹の面倒をみる、という状況となった。

■夕方一度帰ってまた仕事に戻る日々

 「休憩を挟むっていう決まりがあるじゃないですか。夜6時ぐらいに1時間だけ休憩をもらって、一度家に帰って子どもにご飯を食べさせてまた仕事に戻るみたいな。介護は5年続けましたが、家事もしなきゃならないし、結局、睡眠時間を削るしかないですよね。1日2時間とか3時間しか眠れない日々が続いて、最終的には体を壊しました」

 給与は手取り24万円ほど。シングルマザーは長時間労働をしないと家庭を維持できる賃金を稼ぐことができない。しかし、長時間労働をすれば育児ができず、子どもが犠牲になる。そして多くの介護事業所は違法労働によって従業員の家庭が壊れることに無頓着だ。

 「その介護で無理に働いたことで、長女が不安定になりました。親の愛情が十分じゃなかったことが理由です。本当に申し訳ないと思っています。次女が適応障害になって不登校になったのは、それからしばらくしてだけど、私が当時家にいてあげられなかったことは大きいでしょう。自分の精神状態もどんどんおかしくなって、記憶が途切れるみたいなことが起こり始めたのもその頃からです。何もかもがおかしくなりました」

 不眠が始まって、何日か眠れないという状態が頻繁に起こる。執拗な頭痛とめまい、頭が痛くて視界が二重になる。耐え難い苦痛で、仕事は手につかない。病院に行くと脳脊髄液減少症と診断された。長時間労働と子育てに追われ、限界を超えて働いたことが理由だった。

 「続けるのは不可能だったので、訪問介護事業所は辞めました。一応、会社に事情は話しましたが、あまり興味ない感じで謝罪もねぎらいの言葉もなく、冷たく追い払われた感じです。ほかの仕事をしたくてもできる状態じゃない。わらにもすがる思いで役所と福祉事務所に行って生活保護を受けることにしました」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161202-00147338-toyo-soci&p=5

長女は非行に走り、次女は登校拒否

 生活保護を受給して自宅で療養したが、壊れた家族が元に戻ることはなかった。長女は地元の似たような境遇の仲間とつるむようになり、非行に走った。なんとかしようと長女とは何度もぶつかった。「男にだまされるあんたが悪い」と何度もなじられた。次女は小学校1年で登校拒否となった。7歳から外にでることを怖がり、学校にほとんど行かなくなった。19歳になる現在まで、その状態が続いている。

 そして山内さんは向精神薬によってどんどんと状態はおかしくなり、完全に破壊されてしまった。

 「自殺は何度も何度も考えました。実際に自殺未遂は何度もしていますし。でも今思うのは、私にできることは絶対に死んではいけないってこと。私が逃げてしまったら、おそらく次女は後追いします。それだけは親として許されないし、現実とか生きることから逃げてはいけないと思うのです」

 長女は成人して家を出て、現在は他県で恋人と同棲する。すっかり落ち着き、たまに連絡がある。長男はコツコツと勉強して奨学金をフルで借り、中堅大学に進学して勉強を続けている。1日でも早く家を出ることを望み、深夜にアルバイトをしておカネを貯めているという。そして次女だけが負のスパイラルから抜け出せずにいる。

■生活保護から抜けて普通になりたい

 「私も次女も望んでいるのは、やっぱり生活保護から抜けて普通になりたいということです。人様の税金で生かされて、自分が健康だったらそれはズルいと思うだろうし、抜けたい、人に迷惑をかけたくないという気持ちは強くあります」

 今月。10年間以上、引きこもる次女は腹をくくってアルバイトを始める。近所のレストランの厨房に面接に行き、来週から仕事をすることが決まった。山内さんも生活保護から抜けることを最大の目標にする。とてもフルで働ける健康状態ではないが、「登録ヘルパーに戻って少しずつ働く」と決めている。週1〜2日、薬を飲んで3〜4時間働くのが現在できることの精いっぱいだ。

 彼女が抱える現実はまさに地獄だった――ただ絶対に逃げない、それが子どもたちのためにできるたったひとつのことだから。



http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/286.html#c22

[文化2] (怨念・復讐) 竹中平蔵ってどうよ? (穢多非人・チビ) (リバイバル板へのリンク) 中川隆
4. 中川隆[5256] koaQ7Jey 2016年12月04日 08:21:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5691]

1980年代に共和党から出たレーガン大統領は、元映画スターで、カリフォルニア州知事を経て大統領になったわけですが、彼の行ったレーガノミクスと今回のトランプ氏の政策をだぶらせて考える見方が多く聞かれています。同じ共和党であり、トランプ氏は国を挙げてアメリカを復活させると主張しているからです。

トランプ氏の経済政策はレジュームチェンジをもたらすか。ドル金利が焦点に

http://www.mag2.com/p/money/28272/2
http://www.actionforex.com/trading-signals/elliott-wave-weekly/usd%10jpy-elliott-wave-analysis-20120827172985/
http://zai.diamond.jp/articles/-/151774


レーガン大統領の時の為替レートを確認してみると、確かにドル円はドル高方向に動きました。今からは想像がつきませんが1ドル250円、どこの国の通貨かと思う水準です。レーガン大統領の一期目、1981年から85年まではドル高がどんどん進みました。アメリカの復活を掲げていたからです。

ところがこれはやり過ぎで、アメリカの輸出企業を中心に業績が苦しくなってきたのです。そこで、レーガン大統領はニューヨークに世界の国の中央銀行総裁と財務大臣を集めました。

日本からは当時の澄田日銀総、竹下大蔵大臣が呼ばれました。

2人ともお忍びで、ゴルフに行く格好をしてゴルフ道具を持って車に乗り、成田からニューヨークへ向かったと言われています。

ニューヨークのプラザホテルに召集がかけられ、いよいよドル高修正の時が来たのです。このレジュームチェンジにより250円だった為替は一気に100円台前半へと押し下げられました。

実はその時始まった円高がずっと続き、民主党政権末期の、80円を切るところまで続いたのです。失われた25年と言われるように、長い間日本経済は円高に苦しむことになります。
http://www.mag2.com/p/money/28272/2
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/754.html#c4

[近代史02] 平成バブル崩壊と ソロモン・ブラザース証券 相場師列伝3 スットン教
7. 中川隆[5258] koaQ7Jey 2016年12月04日 08:24:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5693]
25. 中川隆[5257] koaQ7Jey 2016年12月04日 08:24:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5692]

1980年代に共和党から出たレーガン大統領は、元映画スターで、カリフォルニア州知事を経て大統領になったわけですが、彼の行ったレーガノミクスと今回のトランプ氏の政策をだぶらせて考える見方が多く聞かれています。同じ共和党であり、トランプ氏は国を挙げてアメリカを復活させると主張しているからです。
トランプ氏の経済政策はレジュームチェンジをもたらすか。ドル金利が焦点に

http://www.mag2.com/p/money/28272/2
http://www.actionforex.com/trading-signals/elliott-wave-weekly/usd%10jpy-elliott-wave-analysis-20120827172985/
http://zai.diamond.jp/articles/-/151774


レーガン大統領の時の為替レートを確認してみると、確かにドル円はドル高方向に動きました。今からは想像がつきませんが1ドル250円、どこの国の通貨かと思う水準です。レーガン大統領の一期目、1981年から85年まではドル高がどんどん進みました。アメリカの復活を掲げていたからです。

ところがこれはやり過ぎで、アメリカの輸出企業を中心に業績が苦しくなってきたのです。そこで、レーガン大統領はニューヨークに世界の国の中央銀行総裁と財務大臣を集めました。

日本からは当時の澄田日銀総、竹下大蔵大臣が呼ばれました。

2人ともお忍びで、ゴルフに行く格好をしてゴルフ道具を持って車に乗り、成田からニューヨークへ向かったと言われています。

ニューヨークのプラザホテルに召集がかけられ、いよいよドル高修正の時が来たのです。このレジュームチェンジにより250円だった為替は一気に100円台前半へと押し下げられました。

実はその時始まった円高がずっと続き、民主党政権末期の、80円を切るところまで続いたのです。失われた25年と言われるように、長い間日本経済は円高に苦しむことになります。
http://www.mag2.com/p/money/28272/2

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/258.html#c7

[近代史02] 釈迦の本当の教え 富山誠
15. 中川隆[5259] koaQ7Jey 2016年12月04日 08:32:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5694]

平等は存在しない。しかし、全人類は「四苦」で平等となる
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20161204T0316390900.html


不可触民とも称されていた極度の差別の中の人たち


「真の平等」を知るには、凄まじい不平等が社会に定着したインドに目を向ける必要がある。

インド文化の奥の奥にまで定着した宗教はヒンドゥー教なのだが、このヒンドゥー教は、カースト制度を是正しており、それが故にインドの身分差別は苛烈なものがある。

そこには平等など存在しない。人々はカーストを意識して暮らしており、多くの人たちは自分よりも下のカーストにある人など見えないし、関心もない。

人間が違うと考えているのである。

このインドの中で最も人間扱いされていないのが、カーストにすらも入れてもらえない人たち、現在ではダリットと呼ばれている人たちである。

ダリットは「アウト・オブ・カースト」と言って、カーストにも入れないほど穢れた人であると認識されていた。あまりに穢れているので、普通の人は触ることすら不可能な存在であると言われた。

そのために不可触民(アンタッチャブル)とも称されていた。

触ることすらも不可能であると言われて毛嫌いされているのだから、これほど悲惨な差別はない。まさに人間以下(サブ・ヒューマン)である。(人間以下(Sub-human)と呼び捨てられて、生きている人たち)

インドのスラム売春地帯でひとりの女性に出会ったことがある。彼女に「あなたの宗教は何?」と聞かれたことがあって、「両親は仏教だったよ」と答えると、彼女は「私も仏教よ」と喜んだ。

彼女は何者だったのか。彼女はダリットの女性だった。

なぜ分かるのか。スラムで最底辺の売春ビジネスをしている女性はその多くが低カーストかダリットだからである。そして、こうした女性が仏教なのは、ヒンドゥー教に絶望して仏教に流れたからである。

仏教……。彼女たちが最後の希望として託した仏教はインドではどのような意味合いがあったのか。


インドの中で最も人間扱いされていないのが、カーストにすらも入れてもらえない人たち、現在ではダリットと呼ばれている人たちである。


すべての人間が抱えることになる「四苦」とは?

仏教の開祖であるブッダは、ゴータマ・シッダールタという部族長の息子として生まれて、本当であれば不自由なく生きることができる身分だった。

しかし、ゴータマは若い頃から「生きる意味」とは何かを思索し、瞑想の中で真理を探し求める性格だった。享楽も、堕落も、浮ついた遊びにも少年の頃から遠ざかり、女性にも関心を示そうとしなかった。

瞑想の中で、彼はやがて「悟り」を開くのだが、そこで人間は思う通りにならないものを4つ抱え込んだ存在であるということを喝破する。

どんなに時代が変わっても、どんな身分の人間であっても、すべての人間が抱えることになる「四苦」とは何だったのか。それは、以下のものである。

(1)生まれてくること。
(2)老いていくこと。
(3)病を得ること。
(4)死んでいくこと。

生まれるというのは、ブッダに言わせればとても困ったことのひとつである。

人の人生は誰も思う通りにいかない。誰もが生きることで苦しみ、もがき、呻吟し、嘆息する。生まれてきたから、そうやって苦しまなければならないのである。

さらに人は誰でも老いていく。若者は、いつまでも若いと思っているはずだが、やがてそうでないことに気付く。自分が老いていき、朝起きるたびに若さを失ってしまう存在であることを認めざるを得なくなる。

そして、人は誰でも病に苦しむ。健康な人は、実はこの世にはひとりもいない。すべての人が何らかの病を持っている。若さを失えば失うほど、病は深刻化していき、リカバリーできないものになる。人は病に苦しみながら生きる存在である。

そして、最後には死を迎える。誰もそこから逃れられない。死はすべての人に与えられた完全に平等な運命である。

人間はこの4つの苦しみを抱えている。誰もがそこから逃れることができない。それをブッダは悟ったのである。仏教というのは、そうした運命を抱えつつも、そんな中で平穏な気持ちで生きることを諭す教えだった。


ガンジス川ほとりで火葬される人。人は誰でも最後には死を迎える。そこから逃れられない。死はすべての人に与えられた完全に平等な運命である。


平等とは、主義主張の中にあったのではない

ブッダの両親はヒンドゥー教徒だった。このヒンドゥー教はカーストという身分制度を内包し、ブッダの時代でも低カーストや不可触民(カーストにすらも入れない人たち)が存在し、超えることのできない身分差別に苦しんでいた。

カーストという身分制度はあまりにも深くインドの文化の中に根付いて、それはもう拭い去ることができないものになっていた。そして、カーストの中で弱い身分の人々は、常に苦しみと共に生きなければならなかった。

ブッダが人々に「四苦」を意識させる教えを生み出したのはなぜか。もう一度、この四苦をよく見て欲しい。

生まれてくること。老いていくこと。病を得ること。死んでいくこと……。

それは、身分を超越し、生きるすべての人間に降りかかる苦しみであり運命だった。つまり、この四苦の前に、人々は平等になったのである。身分が高くても、金持ちでも、権力者でも、この四苦から逃れられない。

人間社会が作り出すシステムは、必ず身分制度を生み出す。資本主義は資本を核にして人間をレベル分けするものだ。

それを克服するために、社会主義や共産主義のような概念が生み出されたが、それもまた人間が人間を統治する中で身分を生み出してしまう。

そんな中で、絶対的な平等を社会に与えるとしたら、いったいどうすれがいいのか。「平等」はいかにして生み出すことができるのか。

それは、ブッダが見つけた。平等は「四苦」から生まれたのである。人間が、逃れられない4つの運命。そこから逃れようともがいてもあがいても堕ちてしまう4つの苦しみ。

その4つの苦しみの中で、人類はやっと「平等」という概念をすべての人間に当てはめることができるとブッダは「悟り」を開いた。

平等とは、主義主張の中にあったのではない。運命(カルマ)の中にあったのだ。

インドの貧しいスラム売春地帯の中で、ひとりの女性が「仏教を信じている」と私に言った。そうなのだ。彼女は自分の運命も私の運命も、四苦の中では同じ運命であると私に教えてくれていたのである。平等がそこにあった。


4つの苦しみの中で、人類はやっと「平等」という概念をすべての人間に当てはめることができるとブッダは「悟り」を開いた。平等とは、主義主張の中にあったのではない。運命(カルマ)の中にあったのだ。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20161204T0316390900.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/735.html#c15

[リバイバル3] 恐怖の玉川温泉 _ 本当に怖いのは強酸性のお湯ではなく玉川温泉信仰 中川隆
16. 中川隆[5260] koaQ7Jey 2016年12月04日 09:03:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5695]

We Will Rise 秋田・青森 アラハバキ旅2  December 01, 2016 18:42
http://onelastwish.blog.fc2.com/blog-entry-1271.html

ナマハゲと共に朝。
秋田も鬼伝説だな。ナマハゲは男鹿半島だけど。
鬼退治ではなく、人間(の子供)を諌めるという…

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朝も早速、岩盤浴。

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朝の清々しい玉川温泉。

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やはり連泊した方がいいのだろう。
基本的に温泉は最低3日とか、1週間とか言うが、
行きたいとこは色々あり、なかなか連泊ならず。

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朝日のパワーがプラス。

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トロン出てる大噴前。
こちらも朝から人。

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頑張って早く起きたんだけど、
早くと言っても世間的には普通。

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やはり皆早起きらしく、昨日より小屋が一杯だと言うM。
45分ぐらいは寝よう。

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気持ちいい汗をかきつつ、朝の大噴。

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例の放射線数値の高い神社前へ。

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そして初の、神社鳥居前でラジウム浴。
最初右側に敷いたら「そっちよりもこっちがいいよ!」
と先客が教えてくれた。
大きな岩より左側が強いらしい。

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昨夜もそうだったのたが、ここにいるとやはり心臓がドキドキする。
Mも何か心臓がドキドキして圧迫感を感じると言うのだが。

「30分居たからこれ以上は限界、お先します」と、
先客の1人がゴザを畳んで帰ってった。
そうか、ここは30分が限界なのか、そんなに強いのか…と。

滋賀県から来たという女の人と、横浜から来た男性の人が話をしてた。
滋賀県の人は、車で北陸道を来て、
新潟、山形、秋田と日本海側を、一般道交えながら走って来たらしい。

横浜の人は秋田空港まで飛行機で来たらしいが、
車の人に「今は圏央道が繋がったからそっちから来る方が近いですよ」と。
私もそう思った。
それか、新潟から東北道へ高速オンリーで来た方が。
そのうち男の人が「30分経ったので…」と去る準備。

私らもそろそろ行かなきゃなかったので、敷物を片付けてたら、
座ってたおじいちゃんが話しかけてきて、
うちらの帰り際に「大丈夫、もう治った、治った」と言うから、
私は笑顔で挨拶したのだが、
他人のお喋りをしっかり聞いてたM曰く、

滋賀県から来た人はガンで手術した後らしい。
横浜から来た人もそんな感じらしい。
「皆、大病患ってるんだよ。だからうちらが帰るときに、
 大丈夫、もう治った!って言われたんだよ」と。
うちらも大病を患ってると思われたと?

「ガンなのに休憩なしで、滋賀から車で来たって言ってたよ」とMが言ってた。
まあ、健康でも車で滋賀からここまで来ること自体、
凄いと思うけどね。しかもノンストップ?
「周りにいた人達、皆病気だよ。でも抗がん剤、放射線治療やめたって話してた」
とM。
さすがです。
皆そうだったかは分からないが。

ガン治療も闇が深いっぽいからねぇ。
ガンだって言って治療するだけでかなり儲かるガンビジネス。
抗ガン剤もワクチン同様、中身がメチャクチャで、
ナチスのVXガスだかマスタードガスだかの成分入ってるって言うけども。
とんでもない放射線治療するんだったら、
玉川温泉で天然のラジウム治療した方がいいと思う、ずっと。
気持ち的にも。
ネガティブな気溜まりの病室よか、ここに居た方が絶対いい。

実際、治ってる人達が結構いるとのこと。
ガンが発覚した時点でここへ来たら、
放射線治療を受ける前に消えてて、
医者に「誤診でした」と言われた人もいるとか。
ちなみに神社に祈願して綺麗に消えた人もいるらしい。
それは神仏の力だが、色々な方法があり、
ガンは例えステージなんぼだろうが、消えるらしい。

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ちなみに薬師神社前の放射能は、0.9〜6マイクロシーベルトだそうで、
健康な人には必要ないそう。
やっちまった。
健康な人は、15分ぐらいにしといた方が良いみたい。
ここは暖かくないし、昨今の福島第一原発による被曝も続いてるわけだし、
健康な人は、岩盤で温熱浴する方が良いのでしょうか。

ただし神社前、放射能だけじゃなく、
マイナスイオンがえらく高く、4千を超えてたりするらしい。

北投石の看板付近も、6マイクロシーベルトぐらいらしい。
大噴は、大噴の前でしか吸えない、
貴重な「トロン」が吸引出来るしね。
もうもうと出てる湯気みただけでもうわ〜って感じだが。

小屋のある温熱岩盤浴は、0.3マイクロシーベルトぐらいなそうな。
基本的に玉川温泉自体は、
放射能泉の規定の部類には入らないラジウム泉で、低ラジウム。
放射線の数値が高い場所以外は、大きな影響はないようだ。

どちらにしろ「未知数」なのです。
玉川パワー。

玉川温泉は、マイナスイオンも140で世界一とも言われてるそうで、
有名な北投石ラジウムに加え、遠赤外線効果、マイナスイオン、イオウ成分、
740mの高山の気圧、強酸性の源泉の霧、森林浴の相乗効果などだそう。
最近のお気に入りです。

とにかく入った瞬間、ものすごく身体が軽く感じたので、
ある意味、ここは強力なパワースポットだろう。

放射能によるホルミシス効果は、疲れるのに、
出発前に浴びてしまったという…

玉川温泉売店でいつもこの時期売ってる山ブドウ。
いつか買いたいもんだ。

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山ブドウジュース。
あっためると酵素が死ぬ上、
電磁波バリバリのIHクッキング器械だけど、
せっかくなので買って飲む。

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色々問題なIH、私ら、電磁波過敏症傾向もあり、
電磁波バリバリな職場だと私はキツかったりするんだけど…
新潟のとある良質な炭酸泉の自炊宿に、たまに行ってたんだけど、
そこ、部屋にキッチン付いてるのはいいんだけど、IH器機で、
なぜかそのIH器具で自炊すると「不味くなる」というか、
変な臭いがした。
だからそこで調理するのを避けるようになった。
そこと松之山温泉に自炊連泊したときも、
同じもの持ってって、IH使った方だけ、
なぜかイヤな臭いがするんだよね。
(自炊宿で共同で使える鍋とかだと、
 時々変な味がする。そっちは重金属が出てるかもしれない)

前の職場の主婦がIH使ってて大病患ったって言ってたけど。
まあ、人体には有害だと。
マイクロ波当てるわけだから、食物がどう変質してるかも分からんし、
何にしろ電子レンジも、私は使う気にはならんね。
自然第一主義なので。
うちらは友人・知人には、そーゆーことについて話してたんだけど、
ある人は「IHのキッチン付きのとこに引っ越した」とか言ってたんで、
その人は私らの話をちっとも聞いてなかったってことでした。
興味ない話は完全スルーってこーゆーことなのかなと思った出来事。

Mが楽しみにしてるもう1つの玉川温泉の楽しみ。

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玉川温泉売店でのモーニング。
一応オーガニックコーヒー。
売店喫茶。

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青森へ向けて出発。

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見事な紅葉。

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アスピーテライン走りたいが、そっちへは曲がらず。

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秋田県鹿角方面へ。

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さすが高度高いから紅葉が見事。

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何度走っても八幡平は気持ちいい。

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昔は霧の中走ったり、

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夜中走ったり結構しんどい目にもあったけど。
(そして宿泊宿であった後生掛温泉の人が
 心配して車で迎えに来てくれたとか。入れ違いだったが)

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里へ降りても気持ちいい田舎道が続く。

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かつて道を間違え、なぜか『比内地鶏の供養塔』に出てしまったという、
比内地鶏の郷ですね。
あれ以来、きりたんぽ鍋を食べていないのですが、

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きりたんぽの郷でもある。

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味噌たんぽは食べる。

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ヴィーガン仕様でいつかきりたんぽ鍋作ろう。

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鹿角八幡平ICから青森県へ突入。
ここらから車がかなり少ない。
青森に突入する前から、車なんてほとんど走ってなかった。
で、SAでガソリン入れようと思ってたけど、弘前SAにもGSがなかったと。
青森市で高速降りるまでなかったという。
その理由も分かった気が。

碇ヶ関に出る前の峠越えあたりは、高速でも景色がいい。
車もほとんど、全く通らず、気持ちいい。
(ちょい寂しい)
青森インターで降りて、ひたすら山の方へ。
『入内』という地区を目指す。

山奥へ向かって一本道の入内地区を奥へ、
人家がなくなった後も奥へ奥へ。
そして、舗装路終了。

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林道分岐。
そこにバイク止める。
分岐を左に行くのだが。

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で、今日はどこへ行くかというと。

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実は秋田・青森行き直前にネットで見つけてしまった、とある神社。
見た瞬間「キモっ」と思って速攻パスしたのに、
カードが「行った方がいいとこがある」と出て、
聞いてったら、「その神社」が「YES!」。

私は嘘だろうと思い、Mに見せたらMは興味津々で、
「行ってみたい…」って。

私は、悪いモノにでも誘われてるんじゃないかと思い、
だいぶ警戒したんだけど、
…しかもそこまでの道が、約4キロほど林道で、
「片側は崖」「車1台しか通れない悪路」
と散々脅すことが書いてあったので、
何せ「タンデムでの大型オンロードバイク」、
そんな悪路無理でしょ、と、
行くなら(一番近いと思われる)青森空港からレンタカー借りるか?
それともバイクを置いて歩くか?と、
行く直前まで散々悩んだ。

カードは「歩いて行く?」→「それも良い」的な感じだったので、
歩いて行くことにしたのだ。

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しかし、林道を少し入ってみると。
バイクでも来れたな、と。

確かに砂利の林道を走るのは疲れる。
車なんかよりグッと安定感は悪いし、
しかもMを乗せてのタンデム。

ネット情報では、「片側崖」の上、「道路が割れてる」とか、
「川をまたいで走った」みたいなことが書いてあったので、
どこでそんな道に遭遇するのかと思ったが…

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そこまで悪くない普通の林道。
距離にしろ状態にしろ、福島の不動湯温泉ぐらいの道で、
これ以上にガタボコした道も走ったことのある身としては、
「運転に不慣れな人はやめた方がいい」とか、
「車で不安」ってどこまでなんだ!!

M撮影↓

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しかし戻ってバイクに乗るには歩き過ぎた。

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片側が崖で、というほどのことでもなかったし。
私は本当の「片側崖道」を走ったから、それを想定してたら肩透かしくらって。

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何だ、少し頑張ればバイクで来れたじゃん!
って歩いてる間、ずっと思ってた。

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確かに多少、林道に水は流れてたけど。

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Mは疲れたらしく、すぐに見えなくなった。

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まあでも、自然の中を歩きながら行くのは
かえっていいかもしれないと思い直し。

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4キロって、1時間以内には着くだろうから。

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1個目の神社が見えた。

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不動明王と龍神が祀られてた。

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降りてくと、

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滝がある。

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そんなところに、こんな滝があるなんて、
というまさにそんな感動。

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Mは滝の全景が見えた瞬間、感動したと言う。
「いつもは感じないのに、今日は歩いてきたからか、凄く感じる」
とか言って。

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M撮影。

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大きさが分からないから、この写真を入れろと数枚送って来た。

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滝下の水飛沫が凄い。

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無名の滝。

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入内は最近、遺跡は宣伝してるらしいけど、
知名度はあまりないので、本気ではないのかな。

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とにかく水が気持ちいい。

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Mは絶対に龍神がいるはずだと興奮してる。

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都会に近ければ、もっと観光地化されてそうだけど

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こんなとこにこんな穴場があるとは。

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ほとんどの人が知らない。

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人間があまり訪れないから清浄さに溢れてるのかもしれない。
滝はあまり好きじゃない、って普段から言ってるMも感動してた。

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川もまた何て清々しいのか。

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木も凄い。

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龍木。

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ご挨拶。

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これは何ぞ。
木の根っこらしいが蛇の形してるから?

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上から見た滝。

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天気も良く。

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そして目的地へ到着。

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ある宗教法人が管理してるらしい。

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こちらは龍神。

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素敵な岩。

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あちらにも社があって、ご神水汲み場がある。

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とりあえず水を汲むのは後からにして。

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カッパの川流れ。

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そしていよいよ、本命の。

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石神神社。

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石段を登って行く。

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龍が多い。

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Mはちょうど龍神の本を読んでたらしく、子供が興奮してた。

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急坂っぽいけど、それほどでもない。

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そして問題のご神体へ。
こちらはご神体の一部。

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こちらも。

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全体像。

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衝撃のご神体。

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私がネットで見た瞬間、キモい!と思ったその理由。

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俗に「顔面岩」とも言われてるんだけど、
このグレイを彷彿させる気狂いエイリアンな容貌、
これが色々とあって。

石神様を発見したのは、眼病を患っていた、長内弥十朗という杣人。
「山にある清水で目を洗うと眼病が治る」という不思議な夢を見た翌日、
普段通り山に入った弥十朗は、夢とまったく同じ風景の場所に出て、
石神様を発見する。
石神様の右目の窪みには水が溜まっており、
その水で目を洗ったら、夢と同じようにたちまち眼病が治ってしまった。
以後、石神様は眼病に霊験あらたかであるという信仰が広がった。

しかし明治初年、神仏混淆禁止のとき、
神社の形体が未整備の理由から信仰を禁止させられた。
霊泉を求める人が多く祈祷所を願い出たが、
県庁から「愚民を惑わす妖言」として不許可になった。
そして石神様を破壊する石工が派遣されてきた。

ところが、いざ破壊しようとすると石工の手足がしびれたり、
氷雨が降るなどの怪異が頻発したため、
破壊は中止されてしまった。
その後、明治38年に「石神神社」は再び神社として認められ、
今日に至っている。

手足が痺れただけで、ラッキーだったんじゃないでしょうか。

実際来てみると、ここまでの道も気持ち良かったし、
一番キモいと思った目玉の石も実物は写真ほどキモくはなく、
目にいいと言われる左目に溜まってる(湧き出てると言うが)
水も清涼で。

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すくって瞼の上に付けてみました。
目は洗わなかったけど。

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この目玉には、天照大神と月読尊が宿ってると言われてて…
それはどうかは知らないけど、
Mは最初「隕石」だって言ってたけど、
私も宇宙的なものは感じてた。
こちら「左目」。毛虫が。

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そもそもご神岩自体が、宇宙人的顔だし。
でも来てみたら土地のエネルギーも強く感じて、
宇宙的というより、土地かな…と思った。
土地神とか。
東北といえば「アラハバキ神」。
だから「アラハバキ様」と思ったんだけどとりあえず、
そんな、大地と繋がり宇宙とも繋がる、そんな感じだった。

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ご神体の前に立ってたら、
「肩の荷が降りた」と自分の中から声が出てきた。

意味が分からん。
実際ちょっと肩が軽くなった。何だろう。
Mは、「私のことじゃないか」と言ってたが。

「ホツマ神事」なんて言葉も出て来たから、
縄文あたりと関係あるのかも。
『ホツマツタヱ』=紀元前5000年頃、
縄文時代からの日本の歴史が記録されているという。
「江戸時代に作られた偽書である」という説がある一方、
「古事記」「日本書紀」よりも古い歴史書である、と見る人もいる。

Mが突然「分かった!」と言い出した。
「これ、ボジだよ、ボジ」
Mは、これがボジストーンだと言う。
「こっちが男性性、こっちが女性性、真ん中に立ってみて」と。
バランスとれて良い感じなのか。

男性性。

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女性性。

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Mは、自分の持ってるボジストーンに遠隔で、
このご神体のエネルギーを注入したという。
私は元々…どっちにも変化可能なので。
(簡単なテスト結果でも)

やはり凄い岩。ご神岩。

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触れてはいけない気がして触れなかったが。
後から聞いたらMもそう言ってた。

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グレイ…
ゼータレティクル人…

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ご神岩の周りを回ってみる。

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なぜか蛇の抜け殻を飾ったものが置かれてる。

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後ろから見ると、普通の岩だが。

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苔むしてて、可愛い感もある。

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カワイイ。

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やはり正面がインパクト大だなぁ。
この「イッちゃってる感」。

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時間なので、そろそろ。

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旅直前に入って来た情報により来てしまったが
(そして最初は恐れたが)、
この異形のご神体に対して、
私は先入観、恐怖心を捨て、ハートを開くという学びもあった、と思う。
MはMで、男性性女性性、陰陽エネルギーを感じ取った。

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ネットで道の情報に脅され、散々何で来るか迷ったが、
(車か、歩きか、バイクで奥まで走ってみるか)
それからして学びだったんだろう。

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カードでは、レンタカーは勧めず、
歩きは「それもあり」という感じで、
結果的にバイクで来れないこともなかったけど、
バイクで来たら運転に全神経を集中し、
自然の景色や鳥の鳴き声、滝の音などに目を向けられなかったと思う。
歩きで正解、という感じ。

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目玉は隕石、という割りに、
意外なことにエイリアン系より土地のエネルギーを感じ、
縄文と繋がりがあるんじゃないかなって、
とてもユニークなご神体だった。

この登り龍が気に入ったらしい。

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この山、実は磐座があちこちあるらしくて、
1時間ぐらいで回れるとは言うんだが。
いつかまた来て回ってみようか。

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あのグレイ、ゼータレティクル御神岩が
「月読大神」「天照皇大神」ってのは、それは違うんじゃないか…
と、思ってしまうが。

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青森は不可思議だ。
京都とか、あちらの聖地のように洗練され整っていないし、
なんつーか、未知の聖地が眠ってるというか、
凄くプリミティブ。
キリストの墓にしろ、大石神ピラミッドにしろ、
神大文字が書かれた石片が散乱してたらしい、
古代文明の跡地じゃないかっつー迷ヶ平なんか、
観光客が勝手に持ってって、今はないらしいし。
(整備しなかったのか)

あちこちから縄文遺跡が発見されてるし、
(農家の人が畑耕してて、土器とか普通に出てたらしい)
やはり縄文時代は文化の中心だったのかなぁ。

青森市の三内丸山遺跡にしたって、
驚くことに、およそ1500年間に渡って、
平和に暮らしてたわけで。
今とは気候が違うらしいのも分かってるけど、
三内丸山遺跡の発掘調査が進むにつれ、
「文明化されたシナから稲作が伝わる前は、
 日本人は原始的な暮らしをしていた」
という定説がひっくり返ったのだ。

大規模な木造建築群があり、
全国規模の大量生産と交易ネットワークがあり、
環境に適した効率的な食システムで(クリやヒエが主食)、
縄文文化は、共生と循環の文明、「自然循環型」文明最後の砦と言われる。

世界中の他の文明は「自然収奪型」で、
四大古代文明の地は、ほとんど砂漠化・荒地化し、
ギリシャは禿げ山に、
イギリス、ドイツ、アメリカなども森を消滅させたというのに。
その後、人工的に再生させてるらしいが。

そもそも縄文時代の「貝塚」はごみ捨て場ではなく、
「貝のお墓」だったらしい。
貝の霊を丁重にあの世へ送ったらしいのだ。
埋葬品から、階級差のない平等社会だったことも判明している。

そして実はオシャレだった縄文人。
遠方から集められたヒスイ(新潟)、コハク、貝(伊豆諸島)、動物の歯などは、
ピアスや、首飾り、ペンダント、ブレスレットにしたり、
縄文ポシェットも可愛いのだが、
一枚板から切り出したかんざしやヘアピンなど、
高度な加工技術により、専門の技術者がいたのだろうとのこと。
ちなみに黒曜石オブシディアンは、北海道産とのこと。
南西諸島から北海道まで、
縄文人は激しい黒潮を乗り越えられる高度な航海技術も持ってたと。

よく縄文人は、レムリア人の生き残りとか言われるけど。
日本人は「和」がどうの「精神性が高い」と言うのなら、
それは現在のって言うよか、縄文人のことでしょう。
今や、縄文的精神はほとんどないっていうか。
大量消費の資本主義経済で、循環型どころか。

そんな縄文文化を思い出す「石神様」でもあった。

川の対岸にある「ご神水」を汲みに行こうと赤い橋を渡ろうとしたら、
先に歩いてたMが大声を上げた。
「見て!蛇!」と、大声出すから、
蛇は驚き、橋からダイブして川泳いで逃げてったらしい。

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上から見るに、大きめな蛇。

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神社で遭遇する蛇は「化身」とか、
「歓迎の合図」とか言われるもんだから、
Mまたしても喜んでる。
驚かせたでしょ、蛇を。

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こちら、ご神水。

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抗菌作用が強くて、いつまでも保つ水だとか。

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結構冷たい。
長野の皆神山ピラミッドの水も、水汲み場の様子とは違い、
凄く美味しい水だったが。

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しかし、Mは旅から帰って来た後、すっかり忘れて、
ここのご神水をほとんど、お茶で煮出してしまったという…

あちこち、気になる巨石はある。

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この木も何気に。

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やはり岩。
磐座だらけの山だから。

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そして水がきれい。

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面白植物。

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たまに生えてる。

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名前がわからん。

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帰り道、行くときは気づかなかったのに、

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ふと見たら、途中に「二十六夜大神」が。

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こちらがその磐座。

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やっぱり穴が神秘的だとMが言う。

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水が溜まってるのも意味があると言い張るM。

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この実が可愛い。

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さて戻る。

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バイク止めた分岐近くの清流。

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アケビもあった。

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綺麗。

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元来た道をリターン。

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入内地区を適当にバシバシ撮ってるMだが。

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そろそろ人家が見えるはず。

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ちなみに「石神神社」はナビにはない。
名前は出て来るが、手前で終了。

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山への一本道の奥の村って感じだが…

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こんなおかしな写真も。

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空間の歪みかゴッホの世界。

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走りながら撮ってる写真は結構あるけど、

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ブレたにしろ、こーゆー写り方って初めてで

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これ、マトモな走行風景写真。

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いきなり時空の歪みモード。
この現象は何なんでしょうか。

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ワープしてる感じ味わえますね。
さすが『石神様』の部落。

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往復約8kmをゆっくり歩いてたので、

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日が暮れてきた。

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向こうに青森市が見える。

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かすかにビルディングのような高めの建物とか、
ちょっとした街並が遠くに。
そして陸奥湾も。

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こういった山奥どん詰まりの集落から見える青森市って光景も、
青森らしくて素敵。

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宿泊宿の五所川原市方面へ行かなきゃないのだが、
まず道の駅へ寄るので、
一番近いルート、青森空港を突っ切る。
(道はあまりなくて迷わず、いい)

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空港前を走ったってのに、青森空港の施設写真は撮れず。

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離れてから。

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あっちは滑走路かな〜なんて想像しつつ。

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すすき野も綺麗だった。

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夕日に映えるススキ。何て素晴らしいんだろう。

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凄い看板が。

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「(熊)出るぞ!!」

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本気でヤバイんでしょう。

入内を青森市街地方面へ走ってたときは、
青森市と陸奥湾がチラリと見え、
青森空港の方へ曲がると、今度は岩木山が見えてくる。

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明日登る予定の岩木山が。
沈む日を背に受けて。

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青森代表岩木山、やはり存在感がある。
(そして青森ってやっぱだだっ広いとも思う=人が密集してない)

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神聖な山だなぁと思う。

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道の駅 浪岡「アップルヒル」

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青森の大きめな道の駅。

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ここ、施設が充実してて、青森来たら外せない道の駅でもある。

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裏にはリンゴ畑と、アスレチックなどがあったり、カフェがあったり、
店もなかなか、色々と楽しめる。

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でかすぎる白菜。
さすがに田舎は違います。
「ホルモン剤」でも野菜は巨大化するが、
むしろ、豊かな土壌でデカくなる。

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ちなみに浪岡あたりは「真っ黒なモール泉」が湧く地でもある。

青森は恐ろしく温泉が湧いてる温泉天国でもあり、
泉質も珍しいものから、多岐に渡ってて、
どこに行っても源泉掛け流しの、素晴らしい湯使いの温泉がある。
弘前市なんて市街地なのに多数の温泉湧きまくってて、
本当に羨ましい。

虫食い穴がちょいあった無農薬であろう小松菜は100円で、
通常量でいうと2束ぐらいの量。
迷ったが、食べ切れないと判断して小松菜は断念。

一升瓶のアップルジュースが600円、
1ℓぐらいのが300円、
無農薬ではないでしょうが、驚愕の安さでは。

そして、またしても聞いたことのない物を発見↓
「トリコトマラズ」
鳥こ止まらず、だろうか?
そして効能が書いていないが、どんな効能があるのか。
ここで新たな謎が。

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今日は満月?

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つがる市「屏風山温泉」着。
青森は車が少なくて、快走出来るので好き。

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満月か?

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部屋。

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そして部屋風呂。勿論源泉かけ流し。

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そう、全室部屋風呂付きなのだ。
Mがここがいいとプッシュした理由でもあるが、
青森には「山田温泉」や油臭として有名な「あすなろ温泉」とか、
部屋風呂付きという、素朴な「ゴージャス」宿もあり、
温泉好きにはたまらない県だ。

しかも驚くことに、部屋に入ったときに、
蛇口から温泉がドバドバ出っ放しになっており、
まさに部屋風呂「掛け流し」状態。
0時にお湯が止まるというんで、
掛け流しのままにしておいていいのかな。

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以前2回ほど、日帰り入浴したことがあるのだが、
ここのお湯の香りがまた、私の好きなタイプ。
ヒノキのような(精油?)モール芳香臭、
臭素臭もあり?
扉開けた瞬間漂うこの温泉臭が、また。
味は丁度よい塩味があり、美味しい。
飲むに決まってる。

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ここら辺の温泉には、こういう泉質が多く、
どこも凄く良い温泉で数もそれなりにあり、
困ってしまうというか、巡り切れない。
温泉一筋旅でもしない限り。
千円で宿泊した「梅沢温泉」も近い場所にある。
どこ泊まるか迷ってしまう。いつも。

Mがサラダなどを作ってる間、私はすぐ部屋風呂へ。
塩分があるのですぐに温まる。

道の駅で仕入れた「マコモダケ」のサラダ。
そういえばマコモダケの季節だった。

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このアナスタシア的な。
このパズルの絵見てたら、最北の地青森・屏風山温泉が
まるで北欧のような錯覚を…覚えるかもしれない。

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窓は二重サッシ。やはりね。
相当寒いだろう冬。

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部屋も素敵だと言うM。

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カリフローレとマコモダケなどのサラダ。

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岩手の道の駅「雫石あねっこ」と、玉川温泉売店で購入した土産類。
玉川温泉売店にて購入したものの、腹一杯で食べ切れなかった、
「焼き芋」、そして大根、リンゴ。
プルーンも。北東北ではプルーン栽培も多いのか。

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道の駅「浪岡アップルヒル」の戦利品と今日の食事。
マコモダケサラダだけじゃなく、奥の豆腐は玉ねぎサラダと。
そしてプルーン。
やはり食い過ぎだと思うが、
有名トウモロコシ・ブランド「嶽きみ」(茹で)が秋なのに売ってて、
1本150円→3本まとめて150円でいいと言われ→さらに3本100円でいい、
と、言われたので、勿論、全部買った。
(私はトウモロコシ好き)
ゴマ赤飯は130円の値段ままだけど、Mが食べたいと言って買い、
(1個でいいんじゃないかと言ったのに2つ買ったM)
津軽揚げも半額でいいって言うんで、
650円→300円、キャベツとレンコンを買った。
「季節限定のりんごのパイ」は、アップル友の会、りんごは勿論浪岡産。
Mの買ったアップルパイは、道の駅の定番商品。

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…やっぱり多かった。
一番手前の「胡麻ご飯」は、2つもいらないだろうと言うのに、
ご飯好きなMが私を睨み、2つ購入したものの、
やはりお腹一杯になり、しかもMの好きな「混ぜご飯」ではなく、
「砂糖」が入ってて甘くて、
甘いものが苦手なMは「やられた!」と…
責任持って食べるそうです。数日かけて。

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そして、今の季節にトウモロコシ!「嶽きみ」!
私の大好きなトウモロコシ。
これがまだ味が濃くて、美味しかった。

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近所の生協は夏になると茹でトウモロコシ売ってるんだけど、
何でこんなに不味いのかというトウモロコシばかりで、
遠くから出荷された農薬バリバリの一般農作物は、
味も相当美味しくないです。
私は小3で親に引き取られて以降、
それまでは祖母宅の畑のもんばかり食べてたから、
生協などで食材や総菜を買ってた親の食生活に馴染めず、
それも1つの原因となって思春期激太りに陥ったのだった。

「豆や」の豆腐。
食事も美味しい豆腐屋だ。

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こちらは大浴場。

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もう日帰り入浴客はいなかったので貸切状態。

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この黄味がかったお湯。

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そして素敵な湯の香り。

もう使われてないサウナの脇に、水風呂があった。
色が付いてたので、源泉を冷やしてるのかなと思ったのだが…

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泡風呂だったかな。

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屏風山温泉は泉質も宿もいい。

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冬のくそ寒い時期にも来てみたいと思った。
地吹雪体験出来る。

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数年前に来たとき、
ここに面白いタバコあったなと思ったらまだあった。

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どこで出してるのか「チョコレート風味」。
前は「イチゴ風味」なんてのもあったと思ったが、
お菓子感覚…
まだあるってことは人気あるのかなぁ。
タバコ吸わなくなったので、味を試してはいないけど。

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無料サービスの味噌汁があった。
腹が裂けそうなのに、Mはまだ飲むつもりだ。

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成分表。

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宿泊部屋前の廊下にもこんなサービス。
Mはこういう純朴なサービス精神にグッと来るそうだ。
私も分かる。
多分家族経営だと思われるが、細かいとこまで頑張ってると言うか、
一流ホテルの完璧で無個性なサービスよか、全然グっと来る。

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地酒「南部初雪」。
美味しそーなのは他にもあったけど、
780ml瓶のは多すぎて、小さいやつから探してコレ。
火を入れてない生酒。
口を開けたら、噴き出してきた。
そしてアルコール度数も普通のポン酒より若干高めなので、
水で薄めてないんでしょう。
アルコール度数が上がり過ぎても菌は死ぬらしいが、
一般の日本酒は加水してるという。

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昨日の地酒があまりに上手く、酔いもしなかったので買ったが、
この日はすぐに回った。
同じ量どころか、昨日より少ないのに。
もう私の肝臓は分解出来なくなったのか。
で、家に帰ってラファエル癒しと健康カードを引いたら、
禁酒しろと出たので、なるほど、と。
私の体質がアルコールに弱いからか、もう飲ませたくないのか。
その前に「コーヒーバター」を続けてたら、
「カフェインフリー」のカードで「カフェイン飲み過ぎ!」って言われたし、
私は毒物を受けつけない体質なのかね。

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驚くことに、洗面所の蛇口捻ったらこちらも温泉ぽい。

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蛇口ひねったら硫黄臭や鉄臭を感じたんで、アレ?と思って、
舐めてみると、ほんのり温かい、塩分なしの鉄風味。
大浴場の水風呂は、この源泉だったのか、と思った。
地下水というには成分があり過ぎな感。
もう、これは温泉でしょう。冷鉱泉。

青森にはこーゆー温泉施設が他にもあるらしいのだ。
だから「水風呂」といえ、侮れないらしくて。
水風呂すら「別源泉」。
どんだけ温泉天国なのか。
しかも循環も塩素殺菌もない、ドバっと掛け流し、贅沢な使い方、
部屋付き温泉サービス良すぎ。
都会だったら相当金取るところを。

◯◯グループとか、都会客を飽きさせない演出などで、
数万の宿泊費。
都会人は、与えられ慣れし過ぎてるから、
エンターテイメントじゃないと楽しめないのか、
ネズミーランド的に。
青森まで来てカウンターバーとか、ねぶたショーとか、私はいらない。
想像力使えば、自然1つでも楽しいってのに。

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夜に引いた石神神社のガイダンスは、やはり「男性性」と、
「書く」ってカードも出たので、
こうしてブログで書きましたと。
http://onelastwish.blog.fc2.com/blog-entry-1271.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/308.html#c16

[リバイバル3] 恐怖の玉川温泉 _ 本当に怖いのは強酸性のお湯ではなく玉川温泉信仰 中川隆
17. 中川隆[5261] koaQ7Jey 2016年12月04日 09:25:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5696]

We Will Rise 秋田・青森 アラハバキ旅3 December 03, 2016 18:43
http://onelastwish.blog.fc2.com/blog-entry-1272.html

朝の大浴場。

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輝く黄金色のお湯。

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誰も入ってない一番風呂です。新鮮なお湯。

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ドバドバ掛け流される湯がたまらない。

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別源泉の冷鉱泉は、まだ浴槽に溜まってはいなかったが、入る。
どちらも素晴らしい成分の温泉で、
冷温浴を交互に出来るという。
(そしてやっぱりめまいを起こした三半規管の弱い私)
味を確認すると、やはり洗面所の蛇口から出てきた鉱泉と同じ味。

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泡風呂だか電気風呂だか。

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一番大きな浴槽で。

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飲んでいいとは書いてないけど、
ホント屏風山温泉は、適度な塩気と芳香臭で美味。

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しかし地元のおばあさん達は皆朝早いので、3人ぐらい入りに来た。

今日は岩木山へ登るのだ。
朝のガイダンス→「教師」
いきなり来た。

最初の旅の予定では、津軽半島の根っこにある屏風山温泉に泊まったので、
この日はそのまま竜飛崎まで行き、湯の沢温泉や平舘ふ老不死温泉、
太宰治「斜陽館」、亀ヶ岡遺跡、木造「しゃこちゃん」駅など、
津軽半島巡りの予定だった。

なのに、この日16日に「岩木山に行け」とカードで出た。
2回も出て、強く勧められた。
この日に泊まる予定の宿が、
岩木山スカイラインのすぐ近くの羽黒温泉なので、
泊まり順が逆というか、どちらの日も宿からの距離が長くなるから、
明日、17日に岩木山に登る方が都合がいい。
だから迷ってた。

しかし、津軽半島巡りのついでに行こうと思ってたしゃこちゃんの町で、
「しゃこちゃん縄文弁当」食べたかったんだ!
と、旅に出た翌日の15日にググってMに見せたら、
「しゃこちゃん縄文弁当は2日前に要予約」となってて、
じゃあ17日しか食べられないねってことで、
16日は岩木山登山、17日にしゃこちゃん及び津軽半島秋景色ってことにした。

私が「しゃこちゃん縄文弁当」に惹かれることまで、
見越してのコトなのか、カードリーディング。
そんなに16日に岩木山に行かせたいのか。

どう考えても、屏風山温泉は津軽半島の付け根付近なので、
ここから今日、岩木山まで行き、岩木山の麓に泊まり、
明日また津軽半島に来て周るというのは、要領が悪いんだが仕方ない。

走行距離が余計にかかる分、周れる箇所が少なくなるだろう。
今日中に周れるとこは周りたいが、ここから近いとこだと木造駅…
しゃこちゃん温泉に入って、
木造駅で「いらっしゃいビーム」出してもらうか…

部屋風呂。

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朝は5時からドバドバ蛇口から流れる音が聞こえてた。
本当に贅沢な、源泉掛け流し状態。

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ぬるぬるなお湯でもあり、化粧水のようだと喜ぶM。

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温泉に勝る化粧水はないと、それは私も思う。

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部屋の窓から。外の塀に穴があり、丁度風景が見える。
Mは、細かい心遣いだ、なんて言ってたけど、
トタンがあそこだけ剥がれたんじゃないかね。
温泉の周りは、津軽のだだっ広い田園風景。

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さすが強化ガラス。

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なかなかいい屏風山温泉。

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津軽の冬は寒いので、
こんな温泉が湧くのは必然かもしれない。

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外観。

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周りは、だだっ広い津軽の田園風景が広がる。

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ああ、津軽。

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遮光式土偶の街にある木造駅は、屏風山温泉からかなり近い。
だからまず、しゃこちゃんに会いに。

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発見、「町の掲示板しゃこちゃん」。
西本さんが来るようです。
M、こういう人が好きだそうです。

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しゃこちゃんでテンション上がりつつ、
噂の「街の駅・あるびょん」。
しゃこちゃんグッズがある。明日買いに来よう。

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見えてきた木造駅。

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だんだんと近づく

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しゃこちゃん再び!

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さすがの迫力ですが、朝来たら逆光で、しまった、と。
木造駅に張り付く、17mの巨大遮光式土偶の「しゃこちゃん」。
しゃこちゃんに片足がないのがポイント。
何かこれはこれで神々しさを感じる。

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しゃこちゃんは何者なのか。
1、地球の光が強すぎるのか遮光器を付け、宇宙服を来た宇宙人。
2、東北の地母神、アラハバキ様。
3、宇宙とコンタクトを取るためのトランシーバー。

しかし縄文のプリミティブなエネルギーを感じますね。
何度も書くけど岡本太郎が、日本独自の文化は縄文にしかない!
って言ったらしき発言も分かりますね。
後は、大陸文化だもん。
ムンクの「叫び」に匹敵するインパクトだけど、
あっちは精神イカレてのことなんで、こちらはポジティブですね。
こーゆー感覚を持つ縄文人が好き。
(太宰の生まれてすみませんも同じくインパクト大。
 精神破綻でも、ユーモアあるとこが素晴らしいと思う。ムンクも太宰も)

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実は電車が駅に入る度に、しゃこちゃんの目が光る仕組みになってるんだが、
(「いらっしゃいビーム」(正式名称なんだろうか?)と言う)
子供が怖がるという理由で、近年いらっしゃいビームは自粛してるそう。
しかし、駅員さんに頼めば、目を光らせてくれる!かも、
ってことで、早速、頼みに行ったMなのだが。

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光らない。
用意して、静止画も動画も撮ったが、光らない。
駅員さんは快くOKしてくれて、光らせてくれてるはずなんだけど。
Mが戻って聞きに行ったら「昼間だから見えないんだね」と。
18時まで誰かが駅にいるから、
それまでに来ればまた光らせてくれる、とのこと。
今日は無理だから……明後日また来るか…

どれだけデカイのか。
しゃこちゃんの足。

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この木造駅、竹下登内閣時代の「ふるさと創生事業」の一環で作られたものだそう。
一億円の交付金を、何に使っても良かったそうで、
あぶくと消えた自治体もいくつもあったらしいが、
(もしくは純金のシャチホコなど作って盗まれたり)
木造町の人達は、「真のご当地キャラ」と「巨大モニュメント」を創生した。
素晴らしい!!

駅の待合室のしゃこちゃん。

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もう、しゃこちゃんの虜。
走行中、しゃこちゃんマンホール発見したので
つか、Mが「あ!しゃこちゃん!」と。Mは視力がいい。
(その代わり老眼だとか…)

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信号右折してすぐ止まり、Mが写真を撮りに、道を渡り、
車が2、3台通った中撮影。

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「やっぱりこっちの人って親切だね〜、
 車が皆、写真撮るの避けてくれるんだよ」
車来ても避けないで撮ってたのか。

時間的に「しゃこちゃん温泉」は行けないようだ。
岩木山八合目までは、岩木山スカイラインで行けるのだが、
岩木山スカイラインは「バイクのタンデム不可」。

なぜかというと、こんな道だから↓
「天空に続く69のカーブ」ってキャッチ。

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しかし「タンデム不可」ってのはタテマエで、
何年前か忘れたが、まだ前の中型バイクに乗ってたとき、
私はMとタンデムで岩木山スカイラインを登ったことがあったのだ。

朝から天候が良くなくて、岩木山周辺は霧が発生していた。
それでもせっかく来たからと行ってみたら、
上に行っても何も見えないよと、料金所の人に言われ、
料金はどうだったかな、そんな天候だったから、
通常料金じゃなかった気もする。

で、バイクのタンデムで登ったものの、
霧で前がほとんど見えない上にカーブの連続で、結構緊張した。
緊張して登り切ったが、やはり全く何も見えなかった。
悪天候の八合目には、私らの他に一台だけ、
観光バスをチャーターしたおばちゃん達がいて、「無理無理!」と。
「上まで登ろうと思ってちょっと見て来たんだけど、
 やはりこの天気では無理」と言ってて、
「行き先を白神山地に切り替える」と、早々に決断し、
サッサと降りて行ってしまった。
私らは彼女達のようにすぐさま目的地を切り替えられず、
岩木山八合目駐車場の濃い霧の中、しばし呆然としてた…
ということがあった。

そのときにタンデムで登った派登ったが大変だった記憶、
そしてツーリングマップに書いてあった「バイクタンデム禁止」という注意書き、
ネットでググってもいくつかのブログなどで「タンデム禁止」と書いてあるんで、
どうしようかとまた迷っていた。
「バイクで登るか、シャトルバスにするか」という選択で。

公式サイトには、バイク云々は一切記載がなかったので、
朝、Mが電話して確かめたら、
「法律上は禁止だけど、自己責任なら…」みたいな話だった。
料金所で一旦止められるけど、
後は自己責任でタンデムで登るのは構わないらしい。
だから、前は登れたんだ。

しかし…
形式上、危険と判断され「禁止」、
バイク乗りの人も禁止だと書いてる、
バイクで登った人のブログでは、
対向車の観光バスが中央線をはみ出して来るから、
少しひやっとしたが…なんて書いてた、
しかも今日は、紅葉時期の日曜日。
「昨日も紅葉を見に来た人達で賑わった」なんて公式サイトに書いてあった。

Mは怖がって最初から「バイクで登るのはイヤ」って姿勢。
私も「きっと観光バスなどが多く来てるに違いない、
69のあんなカーブ道だから、基本タンデム走行禁止の危険な道なのだ、
対向してきたバスがはみ出して来たら、止まることも出来ないしヤバイかも…」
と、不安に陥った。

Mは怖かった記憶だけは覚えているので、
「あのカーブばかりの道を登るの?道幅も狭かったよね?」と最初から。
で、ゆうべからシャトルバスの時間を調べるだの、
もうシャトルバスで行きたいオーラ全開だった。
私も迷ったが、数々の情報と過去の記憶、
そしてダメ押しが「タンデム禁止」という注意書き。
シャトルバスの方がいいのかな…と。

しかし、Mが前々日引いたカードでは、
バイクで八合目まで行くのはどうですか?→YES!
だったのだ。
しかも2回引いて2回ともYES!で。
私はバイクで行こうと思っていたのだが、
Mの不安や、ブログ記事などの情報で不安になり、結局シャトルバスにした。

で、シャトルバスは、1日に4本しかなく、
「嶽温泉」から乗るんだが、最終のバスで降りて来るには、
最低12:15のバスには乗らないと、
頂上まで行って帰って来れないという不便さ。

だから、他のところをあまり見る暇がない。
11時には嶽温泉に向かわないと間に合わない。

ウェルカム岩木山。

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青森では、温泉巡りも、色々予定してたのだが。
石神神社の日は、青森市の「たらポッキ温泉」や、
「相野沢温泉」などに行きたかった。
五所川原付近では、「広田温泉」や、「夢野温泉」、つがる地球村の「温泉」に入りたかった。
時間さえあれば、「石油臭の聖地・あすなろ温泉」にも。
私はあすなろ温泉の味と匂いが一番好きなのだ。
新潟の「新津温泉」も、青森の「あすなろ温泉」も、
『純石油臭』でたまらないんだけど、
若干味に違いがあり、あすなろ温泉の方が私的に僅差で好きだった。

なのに。
どこの温泉にも寄れていない。
明日はどっか温泉に寄れるだろうか?
明日も入りたい温泉はいくつもあるのだ…

岩木山降りたら、時間的にそのまま宿に行くことになるだろう。
今日も素泊りなので、今のうちに「道の駅」に寄っていかないと。
羽黒温泉の宿の女将さんには、
「周りに何もなくて真っ暗になるから早いうちに来て」
「周りに何もないから、沢山食料買って来て」と言われたのだ。

道の駅もりた「アーストップ」。

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蚊取り線香みたいな名前だが、
(もしくは電気器具)
道の駅の横の県道を真っすぐ行ったとこにある、
「つがる地球村」の先にあるから、「アーストップ」らしい。

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またグッと惹かれる珍しいものが。
「塩漬(すしこ)刻み」
美味しそうで買いたくなったが、昨日一昨日のもあるし…

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また初めて知った植物、
「ツチアケビ」

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「トリッコトマラズ」
これは昨日見た「トリコトマラズ」だ。

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青森ではメジャーなのだろうか。
しかし、効能書きはなし。
煎じて飲む、とだけ。
やはり「トリコトマラズ」「トリッコトマラズ」は、
「鳥っこ止まらず」だと思われる。

「カノカ」見たことのないキノコ。
田舎行くと、普段お目にかからないようなキノコがあって楽しい。
ムキタケはいくつか売ってた。

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併設の蕎麦処「案山子」。
この道の駅、前にも来たことあるわ。
ここで蕎麦食べた記憶がある。

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こちら、衝撃の「おしゃれ着ハウス」。

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偵察するM。

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さて岩木山へ。

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鯵ヶ沢から、弘前市へ抜ける県道。

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岩木山丸見え。

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岩木山の東側を回る道。

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秋の田園風景も◯

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快走ルート。

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ススキ野に岩木山もいいが

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車もほとんどいない。

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紅葉はボチボチ。

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リンゴをサポートする弘前市

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なので岩木山と言えば、リンゴの風景でもある。

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こちらはススキとくっきり見える岩木山。

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赤く色づいたリンゴの実が沢山なってて、
リンゴの木も綺麗だったし。

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ここらまで来ると岩木山の紅葉もはっきり見えて綺麗。

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やっぱり絵になるね、リンゴと岩木山。

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リンゴばっかしだから、観光用に、
もがないリンゴもあるとか言う。

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「奇跡のリンゴ」の木村さん宅はどこらなんだろか。
「静かに」見学は出来るらしい。

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近づく岩木山。

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岩木山神社の前を通り、登る前に寄って行こうかと思ったが、
寄ってたらバス時間に間に合わなくなるかもと思い、パスする。
(本当は登る前に来るらしいかった。失敗)

「嶽温泉」着。

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快走路かつ車がいなかったので、
ナビでは45分とか出てたのに、30分ぐらいで来たかな。
ちょっと土産物屋を見て、真空パックの「嶽きみ」焼きを買った。
嶽きみはここらの名産だが、真空パックは真空パック。
昨日3本100円で買った、嶽きみの方が美味しかった。

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バスが来て、

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乗ったものの。

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料金所の前は車が数台並んでて、時間かかったので、
やっぱり渋滞か、シャトルバスにして良かったと思ったら、そうではなく、
料金の支払いに時間かかってるだけらしくて

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料金所を通過して、すぐ1つ目のカーブが来るが、
早々に「バイクで来れば良かった」と後悔した。

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思ったほど車は走ってなかったし、
対向車が危険なほど降りて来なかったし、
前に登って苦労したときは、濃霧のためかなり視界が悪くて、
それで道幅も狭く感じたが、
天気の良い今日、そこまでではなくて。

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これならタンデムでもバイクで登れたな…と。
昨日の「石神神社」と似た後悔をした。
ただし昨日は、自然の中を歩いたことで色々感じたので、
あれはそれで良かったと思う。
カードでも歩きで「YES」と出てたし。

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だけど。

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このバスの中からの「閉鎖された」殺風景な眺め。
リアル感が感じられない。

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確かに景色はきれいだが、やっぱりバイクと密閉された「車」、
特に「バス」では、体感がまるっきり違う。
五感で感じないから。
だいたい運転手任せの「受身」だし。

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バスに乗るために、かなり時間合わせて来た。
帰りも最終のバスに合わせなければならない。
時間が縛られる。
そして最大に、
バスの中からの風景は、ほとんど何も感じられないということ。
バスからは「綺麗な紅葉だな」と思うだけ。

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岩木山は本当に綺麗に色づいていた。
バイクで走れば風や空気や、自然の匂いを感じる。
五感フル稼働で、景色も直に目に入って来て、リアルだ。
今乗ってるバスの何倍も感じられる。

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不安、恐怖に煽られ、失敗したと思った。
だからカードでは「バイクで行け!」と強く。
カードを信じなかったな。後悔ひとしお。

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八合目に着き「バイクで来れば良かった」とMに言ったら、
「そう言われると思った」とM。
Mも登り始めて早々に、「あれ?バイクで来れたかな?」と思ったそうだ。
対向車はあまり来ないし、道幅も思ったよりあったし、と。
「あの時は霧だったからかね〜」とMも言ってたが、
そもそもそんな濃霧のときに上ったんだから、
快晴の日に上れないはずはないよな …
車が沢山いて渋滞してたら、ってのも怖かったんだけど。

そして「バスの中から窓ガラスを通して見る景色が、(バイクとは)全然違う」
と、Mもあらためて感じたそう。
バイクは生身だから、リアルさがケタ違いだよね。
リアルだから五感が開くのです。
それが醍醐味。
車は便利だけど、篭るから。快適すぎて五感使わないもん。
せめて自分が運転するなら、だけど。
だから私は「人の運転」が好きじゃないんだし。

バスなどの公共機関では、ほとんどリアルさがない。
人任せゆえ感覚も鈍る鈍る。

M曰く、バスからの光景は、
「私の昔の感覚と同じ。昔を思い出した。リアルじゃない感覚。
 昔は本当にああいう、窓ガラスを通して見てるような感覚だった」と。

聖地巡礼ツアーやるなら、バイクか徒歩。
バスツアーは私的に邪道。
ヘリで回る四国巡礼なんて言語道断。
楽なことは感動が薄いのですよ。
バイクはヒヤッとすることもあれど、その分感動が違う。
ヌルいこと言ってないで、覚悟して身体使わないとと思う今日この頃。

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昔来たときは真っ白で何も見えなかった八合目。

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あのときは九合目までリフトで行けることも知らなかった。
下の方モヤっとはしてるが、下まで見渡せる。

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あのようなバイクを見ると↓
後悔が押し寄せ、グズグズ言いたくなる自分。

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自分で決断したのに、往生際が悪い私。

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では、リフトに乗って九合目まで。

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九合目からは歩きだが、30〜40分ぐらいで頂上に着くという。
(ので、軽く考えていたが、それが…)

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快適リフト。

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リフトはいいねえ、リアルで…

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津軽富士岩木山は、昔から山岳信仰の山なのだ。

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8月には、頂上から朝日を拝む「お山参詣」が毎年ある。

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そんな聖地でもあるから、一度上まで登ってみたかったんだが、
麓の温泉地に来ることはあっても、
なかなかスカイライン上がるまでには至らなかった。
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青森に来る度に必ず岩木山は拝むことになるんだけど。

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青森のシンボルだけに、ここら辺走ると、どこからでも結構見える。

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まあ今日はこうして上まで行けるからやっと。

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さすが高山は絶景だな。

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九合目。

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頂上はあちらだが、逆方向にも少し歩いてみる。

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最終の下りバス時間まで結構あるので(16:15)、
頂上まで30分なら、色々見ても大丈夫だと思ったのだが、
後から時間キツキツになって大変なことに。

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人が結構いたけど、逆側にはあまりいない。

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リフト。

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だいたいの人は頂上の方に行っているんだけど、
やはり人が多いと、うるさいことはうるさい。

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鯵ヶ沢方面まで見える。
津軽市、津軽海峡。

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九合目だというのにザワザワザワザワしてて、
子供を怒る母親もかなりうるさかった。神社とかもそうだけど。
集中出来ないから、静かに歩きたいけどなぁ。
Mは「皆、地元の人なんだね」とか言う。
それは方言がきつかったからでしょ。

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せっかくこういった場所に来ても、話しまくってるのでは、
受け取れないし、本当に勿体無いと思う。
自然の中で静かに「受け取る」「自分の中で会話する」ということを、
誰もが「忘れて」しまってるのか。
普段も雑音と喧噪の中にいて、また喧噪とは。

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この赤い実が、青空にえらく映えてて。

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食べてみたが、渋くて食べられるもんじゃなかった。

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龍でしょうか。

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素敵な光景だ。

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何度見ても迫力な山頂方面。

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「熊出没注意」なんて書かれていたが、

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九合目にも熊なんて出るのか。
食べ物はあるんだろうか、とMと疑問に。

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頂上の方へ。

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さすが、岩ばかり。

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青森南部。

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Mは実は頂上の光景を見て、登るのに抵抗を覚えたらしい。

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確かに、

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かなりの傾斜で、

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登ってる人達を遠くから眺めてても、
大変そうなことは大変そうだった。

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身体重い。

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やっと一山。

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登る気力が…

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ジャケット置いてこなかったもんだから、
暑くて暑くて脱いだものの、荷物になってしまい、
置いてくれば良かったと激後悔。
意外に重い。

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素晴らしい岩。
Mは、淡路の沼島の「上立神石」みたいだと。確かに。

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Mみやびは帰りのバス時間を心配し始めてたそうだ。

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いいなあ、このゴツゴツ。

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石長姫。

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バイクでは走行中に充電してるんだが、バスで来たため、
あちこち写真撮ってたら、iPhoneの充電がなくなってここで切れた。
これでも「バイクで来れば良かった」と、またグドグド…

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ここからMのスマホのカメラで。
iPhoneよか綺麗じゃないが。
小屋の鐘。

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誰かがここには泊まりたくないと言ってたが…
中を見て。

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岩場登りへ。

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やはりキツイ。

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キツイ中、登りながら、私はまだバイクで来なかったことを後悔してた。
気持ちを切り替えようと思うんだが、
どうしても「バイクで来れば良かった」と頭をグルグルと。

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予想外のキツさに、頂上まで30分でなんて行けないし、
帰りの最終バス時間を気にしなきゃないじゃないか!とか。

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山に挨拶しながらも、心ん中でグドグド言ってて、

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こうこうこうでどーのこーのと、

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昨日に引き続き、ネット情報に流された、
不安に負けた、などなど…

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気持ち切り替えます、と話してたんだけど、
やはりバイクで来なかったため、
時間的な不都合や、感じる度合いなど、
「せっかく来たのに…」という思いが強く。

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絶景だが、高所恐怖症のケがある私は、足がすくむ。
帰り、下を見られるだろうかと。

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頂上までの一番の難所は、
四つん這いにならないと上がれない急斜面の岩場で、
足が上がらなかったり、とにかく身体重くてキツいし、
下を見ると怖さで下半身の力が抜けるし、
バイクで来なかったことといい、色んな意味で「教師」だと実感した。

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息が切れ切れ。

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山登りに慣れたお兄ちゃんが、天狗みたいに颯爽と登っていった。
2本足でひょいひょいと。M曰く「カモシカのような足」で、
さすが無駄な贅肉はなく、筋肉が締まり、えらく細い。
重量に逆らい登る、山登り向きの身体だと思った。
足場を選ぶにも迷いがない。
相当慣れてる。

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子供らも登ってるが凄い。
最近の親なら「危ないから!」と登らせない人も多そうな、
落ちたらヤバイ急傾斜の岩場なのに、
「必ず掴まって歩くんだよ」なんて子供に言って降りてる親も、
大らかなんだろーなとか勝手に思う。

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やっと頂上へ。

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着いた途端、Mミヤビが、
「時間ないから!(頂上の神社拝んだら)すぐ降りなきゃないからね!!」
と言いやがった。
着いた早々、「お前、何しに来たんだ!!」と諍い勃発。

確かに、30〜40分どころか、1時間以上かかってしまい、
寄り道もしてたので、時間はない。
この時点で、最終バスまで1時間ぐらいしかなかった。
バイクで来てれば…と、また後悔しつつ、
Mみやびは「強迫だらけ」で、いつも「今ここ」にいなくて、
先へ先へ、意識が行ってる。
そして「大事にならないよう」あらかじめ全部仕切って、
コントロールしようとするのだ。

貴重な時間が、そんな「ミヤビ」でいたら、無駄になる。
主人格に戻って、落ち着いて、今この頂上を感じてください、と。
淡路島でも「みやび」はこんな調子だったんだから。
案の定、Mミヤビは強迫で、
この時点で最終バスには無理、もう誰かの車に乗せられて降りるしかない!
とテンパってたそうだし。

岩木山神社奥社参拝。
粛々と。

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Mはわざわざ崖ギリギリの鳥居にも立って挨拶すると言う。

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そして「写真撮る」って。

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私にも「鳥居の前に立て」と言うが、
私は怖くて近寄れない。これが限界。
すぐ下、崖だから!落ちたら死ぬから!

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そーゆー高所でも平気で、むしろ楽しんでるMは、
やはり「麻痺」ゆえなんだろうか?
みやびはいつも強迫されてつまらないことを怖がってると言うのに、
「生命の危機」に関しては恐怖心が欠落してる。
(衝突寸前にブレーキかけないとか)

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なぜか岩木山には「安寿と厨子王」の「安寿姫」が祀られてるらしいが、
そのせいかは分からないけど、十二単着た女神の姿が見えた。
女性的なエネルギーを感じたんだが。
そして「石長姫」が心に浮かんだ。

「安寿と厨子王」は架空の話だが。
私は子供の頃、「くるみ割り人形」と「安寿と厨子王」の話が
ごっちゃになっていて、「怖い話だ」と思ってた。

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で、岩木山にも山岳系の神様がいらっしゃると思うが、
どういった方なのか。
私は女神の姿が浮かんだけど、という。

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ゆっくり山頂の岩場で瞑想したかったんだけど、
最終バス時間があるんで、ゆっくりしてられなかった。

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ホント、もったいなかった。

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うちの父はよく日本アルプスだなんだと登山してたが、
私は別に登山好きじゃない。
身体も重いし、股間接も膝も硬いから、
岩山登りなぞキツくてキツくて、
「また修行に来てしまった!」と、登りながら思ってた。
お山参詣など、何回も登る人がいるなんて信じられないと思いつつ、
また来たりするのかもしれない。

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それはともかく、頂上からの眺めは絶景で、360度青森が見渡せる。

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津軽半島の方から、日本海まで見渡せるし。

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もっと居たかったが。

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バス時間まで1時間切ってる。リフトの時間10分もあるから、
40分以内に降りなきゃない。
Mミヤビが心配でゲンナリしてたから、
「降りれるから!」と、今度は私が先を降りた。

登るときは人に追い越されてたけど、降りるときは人を追い越し。
私は登りより下りの方が得意だが(多分重力的に)、
「やる気の問題」でもあるなとつくづく思う。
登りは、上を眺めただけで気力負けする。
下りはバス間に合わなかったらヤバイでしょという気持ちもあるから引き締まる。
だから適度の「縛り」は人間必要だとも思う。
人間は基本怠惰だから。

登るとき、絶対ここは下を見たらヒヤッとするだろうなって、
四つん這いで登ったとこも、
降りることに集中してたから怖くなかった。
崖から下など見なかったし。
恐るべし「集中力」。
自分は「気分屋」でもあると思った。
集中してるときとしてないときの差が激しいと。

さすがに膝への負担を感じる。
体重の何倍だったか。腰の負担もだけど。

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30分で九合目のリフト乗り場まで戻った。
Mが後から追っかけてきて、
「Sちゃんて何で降りるときはいつも早いの?」と。
重量に従ってるから楽なのと、
バスに間に合うようにと本気モードになったからです。
しかし左の腰(弱い箇所)がサクっと痛くなってて、
膝付近の筋肉と、右足のふくらはぎはすでに軽く筋肉痛。

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「あのペースで30分なんだから、やっぱり頂上まで30〜40分て嘘だよね!」
とM。
うん、無理だと思う。
あの傾斜のキツイ岩場でしょ。
山登りにかなり慣れた人の時間だと思う…
普通は一般客見込んで、多めに時間を書いてるんだけどね。
月山とかはだいたい時間通りだったし。
帰りはそれより早かったし。

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最終バス発車まで、10分余裕あった。
しかしやはりバイクで来ていれば、
もう少し頂上にいられたのにと思うと…

バスに乗ると、途端に自然と遮断された空間。
窓は開けてたけど、それでも薄いなぁ。繋がりが。
ホント、身体で体感したかった。

道の駅もりた「アーストップ」で、多少おかずになりそーな物は仕入れたものの、
ご飯がないからと、嶽温泉で急いでオニギリを買った。
Mはここでも欲張って2つ買った。
その嶽温泉のお土産屋で、「日帰り入浴」もしようかと思ったけど、
(宿もやってる)、暗くなるからやめた。
ちなみに嶽温泉はオーソドックスな「硫黄泉」だ。

オーソドックスな泉質ゆえ、なかなか嶽温泉には来ない。
魅力的な温泉が、ここら多過ぎて…

嶽温泉で、1個100円のリンゴも買ったM。
観光客が「安いねえ」って買ってたけど、
岩木山周辺の無人販売所はさらに安く、3個で100円とか。
弘前市はリンゴ栽培に力を入れてるから、リンゴ畑ばかり。
リンゴ農家の人たちは、もはや自分らでリンゴは食べないとか言う。
食べ飽きて。

昔はリンゴ農家は「儲かった」というが、
そんな時代に木村さんは「儲からない無農薬栽培」を目指してたわけだ。
そして死のうと思って岩木山に入ったところ、
インスピレーションを受けて帰ってきて自然栽培を始めた。
さすが岩木山。インスピレーションの山、岩木山。

岩木山スカイラインからほど近い湯段温泉には、
初女さんの「森のイスキア」があるし…
Mは一度オニギリ食べて来なさい、と言われ、
いつか行こうと言ってたのに、
だから今回行こうと思ってたのに、
亡くなられてしまったという。
しかも今年。遅かった。
行けと言われたときに行かないと。

つがる市には樹齢100年以上の「日本最古のリンゴの木」がある。
まだ実をつけてるらしく、
こちらも毎回見ようと思うんだがなかなか行けず。
普通リンゴの木の寿命は50年というから、
相当な長生きだが、
改良され実をつける木の負担は大きいんだな。
樹齢50年て。

宿は本当に、岩木山スカイライン入口に近かった。

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羽黒温泉「民宿ぶなこ」。

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バイクは車庫に入れさせて貰った。

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オーナーはご高齢だから「日帰り」などはやっておらず、
素泊まり宿泊のみということだったが、
出迎えてくれた女将さんは…思ったより若かった。
60代ぐらいじゃないかと思った。

しかしもう80歳だと言うんで、なんつーか、毎回思うけど、
温泉宿の人達って肌が若い。若すぎる。
シワがないしハリがあるし、若く見えるんだけどさすが。
さすが温泉効果だと思う。
一番良い「美容液」は温泉だと思うわ、ホント。

「ここら辺真っ暗になるからね、いつ来るか心配してたんだよ」と。
(方言で、です)
「岩木山に登って来た」と言ったら驚かれた。
あそこまで登ったのかと。
四つん這いでしか登れないでしょ、みたいな。
まあ私ら所詮観光客ですので…

すぐにお風呂などの説明。
まずは露天から。

直し

素晴らしい。
クリスマスツリーみたいな豆電球がいい味出してる。
露天風呂入口。

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素晴らしいロケーション。

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素晴らしい渓流露天風呂ではないですか。

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目の前は小川が流れてて、川のせせらぎ音を聞きながら入れる。
「ドングリの実が落ちてるから、滑るから、風呂の足元気をつけてな」と。
素敵。

戻り。

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カウンター。
昔はここで食事出してたようです。

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味があっていい。
切り出した木とか葉っぱとかホントに。

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民宿ぶなこが、こんなログハウスな作りとは思わなかった。

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内風呂。

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見るだけで凄さが分かる。トキメく。
ネットで写真見てたとはいえ、やはり圧巻。
この析出物による浴槽の変形から察する温泉成分に心踊る。

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部屋も、今日はうちらだけだからと、2階の一番広い部屋を。

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「岩木山が見えるから」って。
素晴らしいです。

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道路側には、これまた味のある民宿ぶなこの看板。

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ログハウス的な作りで、いいなぁ。

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岩木山も綺麗だし、庭の納屋?の壁に描かれた絵も気になる。

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露天風呂の方。
やはり豆電球が可愛い。

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ちなみに部屋には…
リンゴとプルーンが「ウェルカムフード」として置かれていた。
こんなに!?
と、サクッと驚く。

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1階への階段。

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そしてMは、女将さんからさらに菓子を頂いてきた。
リンゴとプルーンだけではなく、菓子までこんなに。
何ともサービスが…
まるで帰ってきた孫を歓迎する感じじゃないですか…

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実は電話で予約したときも、Mが宿泊料聞いてて、
消費税込みでいくらですか?と聞いたら、
「まけるから」と言われたらしい。
で、「待ってっからね」と、すんごくホンワカしてたとMが言ってた。
こんなにサービスでさらに「まける」なんて…
ちなみにリンゴジュースのパッケージデザインは、
「お父さん」(旦那さん)がしたらしい。
写真家でもあるようで、こちら旦那さんの写真集。

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旦那さんは「毎日釣りだ何だって出て歩ってる」らしく、
この日もまだ帰って来てなかったが、
実はこの建物も露天風呂も何もかも、
旦那さんの手作りらしい。

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建物内部の装飾、葉っぱとか、樹皮とかいい感じ。ホント。

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真っ暗くなる前にまず露天風呂に入りましょう。

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やはり森林入浴は最高です。
赤茶けた炭酸味のある源泉。
湯段温泉と似た泉質。

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源泉掛け流し当たり前だと女将さんは言ってた。

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目の前の川にお湯は流れて行く。

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ドングリは確かに足元でツルツルしてる。
ドングリの木?の下。

直し2

この場所に露天風呂作るなんてさすがだと思う。
一流旅館でもなんだかなってとこ多いけど、
金かけた旅館の絶景風呂に負けないどころか、
かなり素敵な露天風呂です。
貸切ってのも勿論。湯が新鮮だし。
手作りで、旦那さんのセンスが光ってる。
理想の露天。

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脱衣所も。

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豆電球。

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だいぶ暗くなってきて、
クリスマスのイルミネーションのような豆電球・
光のページェントが、良い雰囲気になってきました。

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宿へ続く道は、軽く幻想的。

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良い宿だと心から思った。

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遊び心がありますね。

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やっぱ創造性を働かせるって大切。

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このポスター写真も旦那さんが撮ってるようです。
「天空へと続く69のカーブ」への不安に負けた私ですが。

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そして女将さんが「だまこ汁」をくれると言う。
◯◯さんから貰ったんだけど、お父さんあんまり好きじゃないから、と。

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↑台所ですが、こちらにある水飲み場は、
美味しい地下水らしいので、水はこっちで飲むことを勧められた。

キノコ味噌汁まで!

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丁度工事の人達が来たからとか、誰々から貰ったからと言ってたけど、
これは、すでに夕食ではないですか。
(買って来た食料やおにぎりはどーするのか。
 よくばって2つも買ったM)

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私らは、素泊まり客なのに夕食付きに。
いいんでしょうか?
ハム等が多少入っていますが、もちろんそこは感謝して頂きました。

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TVも付けて見ていいから、と。
目の前のアケビがまた。
これらのカウンターの瓶の花木達もお父さん手作りという。

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すぐTVに見入るM。
魂が抜けたように画面に釘付け、すぐ洗脳モードになる。
見てて楽しい?今CMだよ?

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木の切り株の椅子も味があるんだけど、
旦那さんと酒飲みながら仲良くなったお客さんが、
この椅子を1つ貰ったらしく、
ゴロゴロ転がしながら持ってったことがあるとか。

旦那さんは毎日どこかに出かけたりして、なかなかアクティブだ。
写真家の活動もあり、色々招待もされるらしく、
泊まりでいないこともあって、そんなときは、
「こんな山奥だから1人でいると」と女将さんは言ってた。
確かに1人だと心細さはあるだろう。
近くには、羽黒温泉のペンションが一軒のみかな、
嶽温泉は車ならすぐだけど、ちょっと離れてしまうし。

色々と女将さんと話した。
色々付き合いがあり、宿にはお客さんが頻繁に来ると言う。
九合目に「熊注意」の看板があったと言ったら、
「人間の食べ残しを食べるから」とか。
近場の秋田の「大湯温泉」の方では、
最近熊に襲われて山菜採りの人が亡くなってけど。

この宿は30数年やってるらしくて、
その当時から来てるお客さんもいるらしい。
分かるなぁ。
バイク客も勿論いるらしいけど「二人乗りではないからなぁ」と女将さん。
「よく二人乗りで来たね」ってのは、どこ行っても言われるけど、
タンデムは、1人で乗るより大変ですよ。
ましてや長距離。

もう慣れてしまったけど、ホントは大変なんです。

基本バイクは1人で乗るもんだし。
それで「69の天空へのカーブ」を躊躇してしまったわけだし。
スイスイ登ってくるバイクが恨めしかった。
バイク自体タンデムってそんなにいないけど、
考えたら、女性でタンデムして走り回ってる人って見たことない。
M、セロー買って自立しろ。

女将さんが言うには、岩木山麓の温泉地では、
「嶽温泉」や「湯段温泉」などは配湯してるけど、
「うちはボーリングした」と言ってた。
そして「“源泉掛け流し”じゃない温泉に、誘われて行って来たけど、
“掛け流し”じゃないってことに驚いた」って言ってた。
「羽黒温泉」は今、民宿ぶなこと、もう一軒ペンションがあるんだが、
個人でボーリングしたのか…

数キロ離れた岩木山神社付近は「百沢温泉」を始め、
また様々な素敵な温泉があるんだけど、
スカイライン入口付近は嶽、湯段、そして羽黒温泉と、
ひとまとめになってるらしい。
羽黒温泉には「民宿じょっぱり」ってのがあって、
数年前、そちらに泊まろうと電話したんだが、
もうやってないってことで、もう民宿はやってないんだと思ってた。
そのとき「民宿ぶなこ」の存在は知らなくて。
でも「ぶなこ」は素泊まりのみOKだと知り今回来たのだが。
「じょっぱり」は旦那さんの妹がやってたと言う。
引っ越したんだったかな。

女将さんに、うちの宿を何で知ったのか聞かれ、
Mは「ネットです」なんて答えてたけど、女将さんきょとんとしてたよ。
「今回青森方面に紅葉見に来て、どこの温泉に泊まろうかと思って探してて、
『ぶなこ』という名前が可愛かったから」なんてMは言ってたけど、
「青森の方言でな、何でも『こ』をつけるんだ」と女将さんが。
ここらブナの木が沢山生えてるから、
そのブナに、方言で「こ」を付けたと言う話。
Mが可愛い、可愛いと言う。

青森は激しく「こ」を付けるのかもしれない。
「トリッコトマラズ」とか。
東北方言では確かに「こ」を付ける。
「鳥っこ」「猫っこ」とか。
童謡にも、どじょっこ、ふなっこってあるが、
あれは東北の童謡なのか。

色々と女将さんと話をしてるうちに、
昨日は八幡平、今日は釣り、という旦那さんが帰って来た。
カウンターに、めっちゃ高そうなカメラ置いてあるなあと思ってたけど、
旦那さんはさらに高そうなカメラを横に置いてた。
撮影もして来たんだろう。

写真家でありながら(本職なのかな?色々やってるから判断つきかねる)
家も風呂も全て手作りした旦那さん。
Mが「最近こういう人によく出会うよね」と。
山口のMさんとかでしょ。
Mさんは本業が建設業だから家作りは得意だろうけど。
クラフトアートっぽいこともしてたし、
若い頃はギターやってたとか言ってたか。

確かに多趣味っつーより、「多芸な人」に会うね。
本職はこう、って言われればそうなのかと思うけど。
で、やっぱクリエイティブなのね。
自分が色々作って楽しんでて、
それでお客さんが感心したり喜ぶという。

そーいや、Mさんは本業の羽振りよくない的なことを、
SNSに書いてた気がしたけど(いや、それでも儲かるでしょ)
ゼネコンの時代って…
翌日の青函トンネル記念館で色々と思ったことがあった。
それは後ほど。

まあとにかく、人間、創造的に生きるのって大切だ。
Mは「創造性を使え」っていっつもガイダンスで出てる。
Mはまるで「良い子ロボット」「お人形」で、
親や周りの大人、人々、環境に従って生きてきて、
自分はどう感じるのか、どう考えるか、どんな意見を持ってるのか、
自分は何が好きで、何をやりたいのか、
そーゆーのが分からないというアイデンティティ喪失人間なんだけど、
(それが私は腹が立つ)
だから私が「どう思う?どう感じる?」と、
しつこく「感想聞くとキレる」というパターンになり、
それが、この旅の最終日で出たのだが、
その話もあとからにして。

素泊りなのに夕食後地層してもらった挙句、
おやつの山。

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青森って太っ腹な人多いと思うんだけど。
梅沢温泉の女将さんといい。

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部屋に帰って地酒。
しょっぱなの秋田玉川温泉の「新政No.5」にはどれも敵わなかったが、
日本のゴッホになる!と言った棟方志功作のラベルです。

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ここでMが「まさちゃん」に飲まれる。
何でこう、人格交代が激しいんだろう。
Mを見てると、本当に出たり入ったりの「憑依現象」なので。

Mは女将さんからお菓子を貰ったとき、
目の前にあったチョコも食いたくて、勝手に入れたらしい。
そこに女将さんが来て「ああチョコもあったね」と、
「両手ですくって」くれたらしい。
それを気に病んだM。
「私は女将さんの目を盗んで…」「罪悪感が…」としつこい。
要するに女将さんくれたお菓子にチョコが入ってなかったので、
欲しいなら欲しいと言えば、女将さんは快くくれたのに、
それを黙って入れてたところに女将さんが来たから、
「悪いことをした」「気を悪くしたらどうしよう」などと。

女将さんは快くくれたんでしょ?
そんなに食べたかったんなら素直に言えば済んだ話だけど、
(まあ厚かましい感はあるが)
罪悪感て、要するに「見つかったことに関して」でしょ。
自分の評価が下がるのが嫌なだけで、
女将さんに悪いなんて反省なんてハナからないよね、
所詮「罪悪感」て、そーゆーもんだよね、と言ったのに、
Mも「それは分かってる」と言うのだが、しつこい。
お前はこういうのが、しつこい。
毎回言ってるのに、時々「罪悪感がどーの」ってしつこいから、
心から分かってない。

「内観→反省→改善」
ではなく、
「罪悪感→罪悪感→ごめんなさい」
なので、なかなか「気づき」「改善」にならないじゃないか。
何で別なとこへシフトするかな。
そこらもキッチリさせてね。
違う方へシフトさせるて責任回避。

風呂場の木をくり抜いた椅子。
腰が弱いので硬い椅子はダメなんだけど、
意外に座り心地が良かった。

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さて衝撃の内風呂。

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コテコテの温泉成分でコーティングされた浴槽が、本当に素敵。

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熱い方の浴槽。

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こちらの方が入りやすい温度。

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小さい方は、夏だと熱すぎて入れないかもしんないけど、
今時期はOK。

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熱いと騒いでたMも「クセになる」そうです。

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カルシウム成分か?
温泉成分がコテコテ付着してる魅力的な湯口。

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熱い湯に入ると、私は手足の先が痛い。
熱い温泉に入ると「悪い部分が痛いんだ」ってのは、
高温度の「草津温泉」に行ったとき、地元の人がそんなこと言ってた。
確かに血行悪いとこが痛い。
地元の人が言うには、何度も入ってるうちに、
その痛む箇所が良くなってきて、体調が良くなるんだと。

Mは、足、下半身、特に事故った左足などは痛いと言う。
私は手と足。手首から先と足首から先の、本当に末梢神経だ。
手足はいつも冷たいから私。

コップ持って来てるのは、勿論飲むためです。
予想通りの鉄味、若干炭酸も感じる。

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まったり。
ぶなこ、きっとまた来るでしょう。
青森は温泉天国なので、泊まりたい宿は色々あるけど。
http://onelastwish.blog.fc2.com/blog-entry-1272.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/308.html#c17

[雑談・Story41] <義憤に駆られるとはまさにこのこと>天皇が”政治の場を介せず”直接国民へと投げられた言葉とは? Air−Real
1. 中川隆[5262] koaQ7Jey 2016年12月04日 09:34:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5697]

明治以降に天皇一族がやっていた事

天皇一族は売春業者

 19世紀初頭、世界帝国を建設しようと考えた英国はアジアに対し、アヘン=麻薬を売り、アジア人に英国に対する抵抗心を喪失させ、アヘン売買の利益でアジアを支配するための兵器を買う戦略を採用する。

英国のアヘン売買の中心となったのが、銀行ジャーディン・マセソンであった。マセソンは、英国がインドでアヘンを買い付ける資金を提供し、中国、日本にアヘンを運搬する船の建設費を出し、アヘンの売り上げはマセソンの銀行口座に振り込まれ、その資金で中国、日本を攻める兵器が購入された。兵器の代金は、マセソンの銀行口座で決済された。

マセソン、中国では香港に香港上海銀行(現在の中国の中央銀行)を支店として置き、日本では東京に日本銀行=日銀を支店として創立した。日本政府の井上馨、渋沢栄一に「命令」し、ノウハウを教え、日本銀行を創立させたのは、麻薬銀行マセソンのアレクサンドラ・シャンドである。

日本の中央銀行、日銀は麻薬銀行として創立された。しかし中国と違い、日本では麻薬は売れなかった。


困ったマセソンは、福沢諭吉と天皇に相談し、日本人女性を誘拐し「売春婦」として海外に「販売」する事にした。


貧しい農村の女性には海外で豊かな生活が出来るとダマシ、良家の娘達には洋裁学校を紹介するとダマシ、天皇と三菱財閥は日本人女性を「売春婦」として、海外に売り飛ばした。

天皇と三菱の経営する船会社、日本郵船がダマサレタ女性達を売春婦として海外に運んだ。大部分が処女であった日本人女性達は、船の中で「売春婦」として教育するため、英国人水夫達に毎日、強姦輪姦された。これは天皇の「命令」である。

天皇がダマシ、売春婦として海外に売り飛ばした日本人女性の数は、50万人を超える。大くの女性は、20歳代で梅毒等の性病で死に、または刃物で自分の喉を突き刺して自殺した。

天皇一族の財産はこうして作られた。

http://alternativereport1.seesaa.net/article/50371493.html

高校教科書『新詳説・日本史』の一節から引用する。


「日本の商社活動が活発となり、横浜正金銀行が積極的な貿易金融を行った。(略)また、海運業奨励政策によって、日本郵船会社などの手で、次々と遠洋航路がひらかれていった。(注)日本郵船会社は、三菱会社と半官半民の共同運輸会社との合併によって1885年に設立され、1893年にはボンベイ航路、1899年にはヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアへの各航路がひらいた。」

日本郵船の大株主は天皇家と三菱財閥であった。
アメリカへ大量の移民を運んだのは、この日本郵船の船であった。

<中略>

天皇家と日本郵船の深い関係は、明治時代から続いていた。
この会社の船で娼婦たちが海外に「進出」させられた。
詳しくは山田盟子の『ウサギたちが渡った断魂橋』に書かれている。


日本の偉人中の偉人と評価の高い福沢諭吉は、


「賤業婦人の海外に出稼ぎするを公然許可するべきこそ得策なれ」

(『福沢諭吉全集』第十五巻)と主張した。

娼婦を送り出す船会社が、天皇家と三菱に大いなる利益をもたらすということを計算したうえでの「得策なれ」の主張であった。


「至尊の位と至強の力を一に合して、人間の交際を支配し、深く人心の内部を犯してその方向を定る」


福沢諭吉の思想は当時の天皇家に迎えられた。


至尊の位(天皇)と至強の力(三菱)を一に合して、日本郵船は発展していった。日露戦争後、アメリカ移民が増えていった。1908年ごろには、約十万人の移民がアメリカにいた。

1901年、共産主義者の片山潜は、小冊子『渡米案内』を発行した。一週間に二千部売れるほどの当時では大ベストセラーとなった。 片山は、アメリカでの移民生活をベタほめした。日露戦争のころ、アメリカに行くのに約二百五十円の大金が要った。現在、日本に密入国しようとする中国人が、中国マフィア(蛇頭)に支払うくらいの金額だった。
やっとアメリカに渡ったものの、新聞や雑誌や『渡米案内』の甘言広告とは違い、辛酸の極みの生活が移民を待っていた。


男たちは鉄路の重労働やタマネギ畑で働かされ、女たちのほとんどは娼婦の館にほうり込まれた。


このときの莫大な金は、福沢が言う「至尊の位と至強の力」すなわち、皇室と三菱の懐に入った。

片山潜は、天皇が支配(大株主)する横浜正金銀行(旧東京銀行の前身)から金を貰って生活していた。当時の日本共産党幹部たちが、ニューヨーク、ロンドン、モスクワと流れていったが、そのほとんどの金は、この銀行が出したのである。元社会党委員長鈴木茂三郎もこの銀行から金を貰った一人である。

http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20060825

1885年、天皇一族と三菱財閥で日本初の船舶会社


日本郵船が創立される。

明治維新により富国強兵の道を歩み始めた日本は、欧米からあらゆる兵器を購入し続けていたが、欧米への支払いに当てる資金が日本には無かった。

そこで福沢諭吉は、


「賤業婦人の海外に出稼ぎするを公然許可すべき」


という指示を天皇に与える。賤業婦人つまり売春婦として日本人女性を海外に「輸出、 売却」し、兵器購入資金を作るというプランであり、天皇一族はこのプランに飛び付き実行する。

(福沢諭吉全集 第15巻)


1900年初頭から天皇の命令の下、

「海外に行けば良い仕事があり、豊かな生活が出来る」


という宣伝が日本全国で大々的に行われた。

日本の健全な家庭に育った当時の若い女性達は天皇の言葉を信じた。

天皇一族によりだまされ「売春婦として欧米に販売された」日本人女性の数は数十万人。

大部分は健全な家庭に育った若い女性達であり、天皇は「健全な女性を売春婦」として「売却」する事で、欧米の売春業者から女性1人あたり数千円、当時普通の会社員で
あれば10数年分の給与を手に入れていた。

その金額が数十万人分=莫大な資金がこの天皇一族のサギ行為、女性の人身売買により天皇一族に転がり込んだ。 その資金の一部は戦争のための兵器購入に当てられたが、
大部分は天皇の「個人財産」として「蓄財」された。

天皇一族は自分の金儲けのために、健全な若い日本人女性をだまし、売春婦として欧米に「売却」して来た。

天皇一族は欧米の売春業者とタイアップした日本の売春業者であった。

天皇により経営される日本郵船により、欧米に「売却」された日本人女性は、1人残らず現地に着くと即座に売春宿に「連行」され監禁された。そして売春を強制された。

初めての外国であり、逃げ場も助けてくれる相手もいない。
数十万人の日本人女性が、天皇によって売春を強制された。

これが従軍慰安婦の原型である。


日本郵船の共同経営者三菱財閥もこの売春業で巨大化した。
この莫大な富を生む売春業に参加させてもらったお礼に、三菱財閥は昭和天皇の結婚後の新居を、全額三菱財閥の出資で建設する。

渋谷区下渋谷の第一御領地の「花御殿」が昭和天皇の新婚の住居であり、それは数十万人の日本人女性を「売春婦として販売した」利益で、三菱の天皇に対する「売春業参加のお礼」として建設された。

(山田盟子「ウサギたちが渡った断魂橋」 新日本出版社)。

また天皇が大株主であった船舶会社商船三井も天皇と協力し、同一の「売春婦・輸出事業」に従事する。 こうして日本人女性の「販売業者」として天皇一族が蓄積した財産は、第二次大戦後日本に進駐してきた

米軍GHQの財務調査官により調査され、当時の金額で1億ドルを超えると記録されている。

国民に対しては「自分は神」であるとしていた天皇は、女性の人身売買で金儲けし、また日清戦争、日露戦争で中国、ロシアから得た賠償金を自分の私財として「着服」していた。

戦争中全ての日本人は餓死寸前の中、軍需工場で「無給」で重労働を行っていた。
そうした重労働と日本人男性=軍人の死によって戦争によって得られた賠償金を、国民のためでなく自分の私的財産として天皇は着服し、密かに蓄財していた。

また日本軍が朝鮮、中国に侵略し、朝鮮人、中国人を殺害し略奪した貴金属は、天皇の経営する日本郵船によって日本に運び込まれ、日銀の地下金庫にある天皇専用の「黄金の壷」という巨大な壷に蓄財された。

中国、朝鮮から略奪された貴金属、そして賠償金=侵略戦争 は天皇の個人的蓄財のために行われていた。

この問題を調査したエドワード・ベアは、「天皇一族は金銭ギャングである」と吐き棄てるように語っている。

(エドワード・ベア「天皇裕仁」 駐文社)


1945年、日本の敗戦が決定的になると、天皇一族はこの蓄財を米国に「取られる」事に恐怖を感じ、海外に蓄財を「逃し」始める。

天皇の個人銀行でもあった横浜正金銀行を通じて、スイスに850万ポンド、ラテンアメリカに1004万ポンド等、広島、長崎に原爆が落とされ死傷者が苦しんでいる最中、天皇は自分の蓄財を海外に次々と逃がす事に専念する。この問題を調査したマーク・ゲインは、海外に天皇が逃した蓄財は累計で5〜10億ドルに上るとしている。

(マーク・ゲイン「ニッポン日記」 筑摩書房)。

広島、長崎に原爆が落とされ膨大な死傷者が出、戦後日本をどのように再出発させるかを考えなくてはならない時期に、天皇はひたすら自分の蓄財を守るため数百回に及ぶ海外送金を繰り返していた。

日銀の地下金庫からは、莫大な金塊と貴金属が日本郵船により運び出され、アルゼンチンの銀行そしてスイス銀行まで遠路運搬されていた。

中国では日本に逃げ戻るための船舶が無く、逃げ遅れた日本人女性が中国各地で多数強姦殺人され子供が殺害されている最中、天皇は貴重な船舶を独占し、自分の金塊を遠路
アルゼンチン、スイス等に運び出していた。

天皇が自分の蓄財だけしか頭に無く、日本人の事など何も考えていない事は明白である。

(ポール・マニング「米従軍記者が見た昭和天皇」マルジュ社)。


なお天皇が第二次大戦中「売春婦輸出業」を行っていた商船三井の共同経営者が、CIA(当時はOSS)の対・日本作戦部長マクスウェル・クライマンであるのは何故なのか?

敵国のCIA対・日本作戦部長と「仲良く」天皇が「売春婦輸出業」を行っている=天皇はCIA工作員であったのか?

天皇は戦後、このスイス銀行に預けた金塊を担保に資金を借り、CIAが事実上創立した不動産業者=森ビルと共に、港区の不動産を次々に買収し、またハイテク産業に投資し、莫大な蓄財をさらに莫大に膨れ上げさせて行く。
天皇は神でも「象徴」でもなく単なる金儲け主義の金融ビジネスマンである。

そしてここでも「何故か」CIAと天皇は「共同経営者」である。

天皇は、1940年代初頭からスイス銀行に少しずつ蓄財を「移し」始めるが、ヨーロッパにおいてナチス・ヒトラーが虐殺したユダヤ人から奪った貴金属を管理していたのもスイス銀行であった。

天皇はヒトラーに請願し、ナチス・ヒトラーの口座の中に「天皇裕仁」のセクションを作ってもらい、そこに天皇一族の蓄財を隠していた。

天皇とヒトラーはスイス銀行の秘密口座を「共有」する略奪ビジネスのパートナーであり、ナチスと天皇は一体であった。

(アダム・レボー 「ヒトラーの秘密銀行」 


ベストセラーズ・・また濱田政彦「神々の軍隊」 三五館)。


1924年、米国は「排日移民法」という法律を成立させる。
日米関係はまだ険悪ではなく、日本から余りに多数の若い女性が「売春婦」として米国に「輸入」されてくる事が社会問題化し、それを禁止した法律であった。


天皇自身の発言を記録した「昭和天皇独白録」

(藤原彰「徹底検証・昭和天皇独白録」 大月書店)の「大東亜戦争の原因」=日米戦争の原因の項目に、1946年3月18日の天皇の発言として以下の言葉がある。

「米国のカリフォルニア州への移民拒否については、日本を憤慨させるに十分なものであった。」

この発言は日米戦争の原因についての天皇自身の発言である。

日本人女性をだまし、売春婦として米国に「売却」する天皇の売春ビジネス=移民を米国が禁止した、それに憤慨激怒し米国と戦争を始めたと天皇自身が独白しているのである。

天皇一族は神でも「象徴」でも無く、人間のクズの集団である。

追記・・例え殺されても自分の命と引き換えに真実を語るのがジャーナリストの仕事である。

天皇に欺かれ売春婦にさせられた数十万人の日本人女性達の無念の人生のために、誰かが真実を語らなければならない。

http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=521727&log=20070607

人身売買と近代日本の成立 


自国女性を海外に売るのが「ロイヤルビジネス」だった


「からゆきさん」と呼ばれたどちらかといえば普通の「娘の身売り」の陰には、さらに悪質な詐欺的人身売買が、国策として、天皇のロイヤルビジネスとして、白人商人と連携して組織的に、国策会社日本郵船(=三菱)により、大々的に行われていた。

そして、その人身売買こそが、日本資本主義の原初的蓄積過程だった。

つまり、近代日本国家は自国女を売って成立した。


「オルタナティブ通信」などを通じて知るようになったこの事実ですが、まとまった知識を持った人をTwitterで見つけました。

http://twitter.com/urashima2


戦前の日本は民族差別に反対してたとか言ってる方がいまだに多いが、実際のところは人身売買する上で邪魔だったというのが大きな理由のようだ。そもそもアメリカが排日移民法を作らざるを得なかったのは日本からあまりに膨大な日本人女性が売られてきたからにほかならない。


戦前の日本が差別を許さないとか、プロパガンダにもならない妄想…。

世界最大の賤業婦人(売春婦)輸出大国だったのに。

それも騙して海外へ連れ出すという極悪非道ぶり。


いわゆる「からゆきさん」なんてハイカラな名称付けられているのが、それ。

ジャパゆきさんは自分の意志でオーディション受けて、どういう場所で働くか承知で来るかも知れない、からゆきさんの大半は国策として騙された人や誘拐・拉致同然に連れだされた方々なのでまるっきり違う。


からゆきさんと言っても中国だけじゃない。

世界中に貨物船の片隅に押し込められ売られており、明治から昭和にかけて、その数は30万人以上とも言われている。

戦争責任を追求する大手マスコミでさえ、からゆきさんについては非情に及び腰。

理由はロイヤル・ビジネスだから。


おもに日本郵船=三菱と組んでいるが、三菱といえば岩崎弥太郎。

岩崎といえば龍馬。龍馬といえばグラバー。

グラバーといえば武器商人…ってな具合に背後は真っ黒の助。

そもそも武器を買うための資金として人身売買をはじめた。


グラバーといえばマセソン商会の元社員で代理人。

マセソンといえばアヘン商人。

ようするに茶を買うためアヘンを売るのが、武器を買うために女性を売る…にかわっただけ。

長州ファイブを留学させたのもマセソン商会。

岩崎=長州閥=天皇家は一蓮托生でアヘン・武器商とつるんでた。


騙して日本人女性を売った金で武器を買う。

その両方でピンハネすればボロ儲け。


三菱財閥が巨大化した最大の理由が人身売買…

などとは歴史の教科書や社史にも出てくるわけない。


人身売買であげた利益で武器を買い、それで戦争を行っては国民を虫けらのように死なせた。そういうビジネスを明治以来一貫して下衆なアヘン・武器商人と結託しながらやってきた。宗教も人種も違う連中を奴隷貿易するでもなく、自国の同胞女性を詐欺まがいに海外へ大量に売り飛ばすという豪快なことをしていた日本。


さうがの毛唐も

「オーマイガッツ!

ジャップのやつ正気の沙汰とは思えない。

オークレイジー」

なんて驚いたことだろう。


そういう背景により、クレージーなジャップによる人身売買を阻止するため、アメリカは排日移民法をつくってくれた。それを、差別だとかいうのだから凄い。


戦争の原因について


「カリフォルニア州への移民拒否については、 日本を憤慨させるに十分なものであった」

とは裕仁天皇のお言葉。これが戦争の原因なのだというから素晴らしい。


戦前の国策による人身売買の実態を隠蔽するため「からゆきさん」と混同されるようにイメージの偽装転換が巧妙になされている。実際はからゆきさんなんてレベルをこえた国策の人身売買が壮大なスケールで行わていた。


本来の「からゆきさん」なんてのは九州の貧しい農村部の女性が女衒に連れられアジアの娼館で働くというものだが、日本郵船とかがやってたのは基本的に詐欺。


「海外で教養を身につけよう」

「あこがれのアメリカで働こう」


なんてかんじで良家の子女から寒村にいたるまで処女を集めた。


私もこのブログで、アメリカの人身売買報告書が日本に異常に厳しいことを人種差別ではないかと批判したことがありましたが、見当違いだったかもしれません。

彼らは当然ながらこういう過去の事実を知っている。この件の被害者は日本人であり、欧米商人も関与していたので、あえて言挙げはしないが、日本国がこういう体質をもっているということには留意している。このような過去の犯罪行為について、日本人がほとんど知らされておらず日本国内に批判も反省もないことも見ている。

普通に「人身売買を防止する」という観点から見て、日本が要警戒国になるのは当然ですね。


これから必然的に貧しくなっていく日本ですが、日本女性は日本国家および天皇一族を警戒したほうが良いといえます。同時に、従軍慰安婦問題や南京強姦事件で騒いでくれる近隣国の人々に感謝しなければならない。被害者が日本人だけなら、誰も騒がず、語ろうとする者は口封じをされ、そんな過去はなかったことになります。

天皇と三菱とが一体になり、外国商人と連携して、国策でこのような犯罪行為を行った歴史が「なかったこと」にされている。何の反省もない。

このままでは、日本国家にカネが必要なときにはまた同じことが繰り返されることになるでしょう。


日本国=天皇=三菱等、

はその成立時から人身売買マフィアであり、芯から腐っていると言えます。初めから腐っているものはどうしようもありません。「日本の解体」が是非必要です。

http://kuantan-bin-ibrahim.blogspot.com/

あめゆきさんの歌、山田わか


 日系アメリカ人の歴史の本を読んでいた時に、

「アメリカの日本人の嚆矢(はじまり)は日本人売春婦」

という記述に出会って、愕然としたことがある。


 コロラドに、江戸時代の日本人売春婦の墓標が残されているそうだが、日米和親条約(1853年)が締結される以前の話である。日本から、アメリカに直接に向かうことができなかったので、アジアを経由して、密航者としてアメリカに渡ったらしい。

 この女性たちの歴史の発掘に尽力されたのが、サンフランシスコの日本語協会の石崎五郎さん(UCデイビス校の獣医学の教授、故人)だった。石崎さんは、そうした女性の存在を不憫に思われたようだ。 中国や東南アジアに渡ったからゆきさんのことは、森崎和江や山崎朋子の著作で知ってはいたが、そうした事実が、このアメリカでもあったのだ。


 明治の新聞ダイジェストを読んでいた時に、オーストラリア行きの船の船倉で、日本人売春婦が窒息死体となって発見されたという記事を目にしたことがあるが、日本人売春婦は、オーストラリアにも、密航させられていたようだ。 十九世紀末のアジアに渡った日本人売春婦を意味する”からゆきさん”という言葉から、山崎朋子(ノンフィクション作家)が、”あめゆきさん”という言葉を作り、「あめゆきさんの歌:山田わかの数奇なる生涯」という本を書いたのが、1978年。

 プラムさんに、山田わかが働いていた場所を訊ねられた私は、シアトル時代の山田わかの手掛かりを求めて、この本を読み返した。 この本の記述とシアトル旧日本人街明細図から、20世紀初頭に、彼女が白人相手の売春婦として働いていた場所が分かった。

現在のシアトル・アジア人街のあるインターナショナル・ディストリクトの一角だ。 私自身、以前、インターナショナル・ディストリクトを訪れた時に、山田わかはどこで働かされていたのだろうと、漠然とした疑問をもちながら、同地域を歩いていたのだが、今回、キング・ストリートと5番街の角のアロハ・ハウス(現在は別のお店になっている)で働いていたことが分かった。


 1906年に、26歳で日本に帰国した山田わかは、近所に住んでいたことから平塚らいてふと知遇を得て、青鞜に参加。『朝日新聞』の人生相談の回答者になって、アメリカ帰りの女流評論家として成功した。


 アメリカの図書館で、私は、戦前に発行された山田わかの本を2冊、見掛けたことがあるし、サンフランシスコで、彼女の夫となった山田嘉吉の教える英語塾で山田わかに出会ったことがあるという人から話を訊いたこともある。 私が渡米した頃には、ヤングさんと呼ばれた日系一世の若手がまだ、生きていたのだ。ヤングさんは、英語の勉強のために、サンフランシスコの山田嘉吉の英語塾に通ったようだ。

 山田わかのシアトル時代の記述については、サンフランシスコで発行された『あめりか新聞』(1937年)のオリジナルをUCLAのライブラリー(special collections library)で読んだこともあるし、山崎朋子が出会ったリン(林)司書から、直接、お話を聞いたこともある。リンさんは、UCLAのアジア関係の生き字引のような方だったが、1990年代の前半に退職された。

第二次世界大戦後、山田わかが心血を注いだ仕事に、売春婦の更生施設の建設、運営があった。 売春婦から更生して家庭人となった彼女だからこそ、更生が、いかに大切であるかということを知っていたのであろう。

 私は、アメリカに住む日本人のことをリサーチしている理由の一つに、日本人は、アメリカから何を学ぶのだろか、ということがある。山田わかの場合は、不屈の向上心だったのではないだろうか。

http://plaza.rakuten.co.jp/katiebooks/diary/200408240000/

昔アメリカで、ハロウィーンに英語もできないくせに白人様の真似をして調子こいていた馬鹿な日本人留学生が射殺された事件がありました。しかし、アメリカ白人がやったことなので日本人は怒りません。その因縁のハロウィーンを、やがて日本人たちはアメリカ白人と一緒になって馬鹿騒ぎして祝うようになりました。

だいたい日本人に同胞意識などない。自分が白人様にでも引き立てられれば、黄色人種の同胞なんてクソみたいなものです。日本人で出世して偉くなる人はみんなそう思っています。


天皇のロイヤルビジネスは、日本人の素人女性を騙して、日本郵船の貨物船に乗せて海外に性奴隷として売り、外貨を稼ぐというものでした。


日露戦争などの戦費もそれで出した。

同胞の日本人女でさえ騙して奴隷にして、船内で白人船員に強姦させて売春婦教育し、外国の売春宿に平気で売る事をしてきた日本人なので、朝鮮人従軍慰安婦の強制連行や戦地や日本軍進駐先(前記事のタイにも進駐していた)での住民強姦など朝飯前のことです。

(そんなことを否定したり事実を争ったりする方がどうにかしています)。


日本はもともとそういう麗しい国なのです。なので、マトモな人間なら、日本人であれ外国人であれ、「反日」になるのが自然です。
http://kuantan-bin-ibrahim.blogspot.com/



http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/463.html#c1

[雑談・Story41] <義憤に駆られるとはまさにこのこと>天皇が”政治の場を介せず”直接国民へと投げられた言葉とは? Air−Real
2. 中川隆[5263] koaQ7Jey 2016年12月04日 09:39:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5698]

昭和天皇がアジア人虐殺を平気でやった理由 _ 戦前までアジア蔑視で悪名高い福沢諭吉が天皇家の先生だった!


福沢諭吉は、天皇制を「天皇制は、国民をだますための手段」だと理解していました.


「立君の政治」は、人主が愚民を篭絡するの一欺術」

(天皇制は「バカな国民をだますための一つの詐欺的な手法である」)という人がいるが、「それに対しては、『政治を知らない者がいうことだ』と答えればよい」と教えています.

(1881年「帝室論」福沢諭吉全集第5巻271頁)


国を富まし、強くするためには、台湾・朝鮮の植民地化だけではなく、対中国侵略こそ「本命」であると主張していました.


「支那と戦に及ぶこともあらば、・・・真一文字に進で其(その)喉笛に喰付くこと緊要)・・・北京是なり」

(1882年「喉笛に喰付け」全集第8巻260ページ)


中国の領土、資源、労働力をすべて奪いとれ、これが1882年に彼が教えたことです.

国を強くするには、命を捨てろ、天皇のために死ぬことは美しいことだ.


「国のためには財を失ふのみならず、一命を抛て惜しむに足らず」
(1873年「学問のすすめ」第三編 全集第3巻43ページ〜)


(そして、諭吉を含む一部の者が大金持ちになるのです)

日本政府と国民は、この教えを忠実に守り、50年後(1931年)対中国侵略15年戦争に突き進み、太平洋戦争を経て、2009年の現在、諭吉を最高額紙幣の肖像として、毎日拝んでいます.このように、明治以来「ダマシのシステム」はつづいています.
http://hibari-yukichi.blogspot.com/

◆私は、十五、六歳のころ、「何になりたいか」と兄に聞かれて、「日本一の金持ちになりたい」といった(「福翁自伝」).


 金持ちになるためには、国民をだまして「金と命を出させて、近隣諸国の領土・資源・労働力・文化財を奪うことが必要だ」と考えた.

 そのためには、教育と報道で世論をつくることが必要であった.教育では慶応義塾を、報道では時事新報を創設した.

 そして台湾・朝鮮半島・中国全土を植民地化するためには、戦力を持ち、「国権を皇張すること」が必要と宣伝した.(1881「時事小言」)

 それが成功して、日清戦争(1894-1895)では、台湾の植民地化を達成し、同時にそれを報道した「時事新報」の発行部数を伸ばして、「金持ちになる夢」に大きく近づいた.


諭吉は、天皇家の先生だった!


昭和天皇は、皇太子(2009年3月現在の天皇)の教育に小泉信三をあてました(1946年4月〜1958年).

小泉信三は、福沢諭吉の「帝室論」を教材に、青年時代の現天皇の教育をおこないました(小泉信三「ジョオジ五世伝と帝室論」).


皇太子の家庭教師役を任命されたとき、小泉信三は慶応義塾の塾長(1933年〜1947年)でした. 彼の父親も、慶應義塾の第二代の塾長(1887年〜1890年)でした.慶応義塾は、諭吉が創設し、第1代塾長は諭吉でした.
彼は、「政府の影のお師匠様」(注)であり、天皇家の先生でもあったのです.


(注)「福沢諭吉全集」(第20巻414頁)


「立君の政治」は「人主が愚民を篭絡するの一欺術」

(天皇制は「支配者が、バカな国民をだますための一つの詐欺的な手法である」)

(1881年「帝室論」福沢諭吉全集第5巻271頁)


小泉信三は、「そう指摘されたら、どう答えるか」を若き現天皇に教えていたのです.(注)

現天皇は、皇太子に何を教えたのでしょうか?


(注)

「福沢諭吉の『帝室論』を読むために、殿下も私も、それぞれ福沢全集の一冊をこの一隅に持ち込んだこともある」
 
「部屋の大きさは二十畳ぐらい」

「両陛下がお出ましになったときにもここへお通りになる」

「壁に寄せて直立ピアノが置いてある」

「皇太子殿下は主にその二階にお住居になっている」

(小泉信三「ジョオジ五世と帝室論」)

http://hibari-yukichi.blogspot.com/2009/03/blog-post.html


天皇制は「支配者が愚民を篭絡するの一欺術」


(天皇制は「支配者が、バカな国民をだますための一つの詐欺的な手法である」)
(1882年「帝室論」福沢諭吉全集第5巻271頁)

天皇を頂点とする利権・既得権益の体系、それが「天皇制」の本質ではないか?

それは、天皇制を支持する人びとを見ればわかる.彼らは、何らかの権益をもっている.(反論できる人はいないようだ)

もう一つの証拠は、昭和天皇だ.彼は、終戦の詔勅(ラジオ放送)で、「ここに国体を護持し得て」といった.

天皇制の維持・存続の希望を出し、結果として戦争責任から逃れ、「日本国憲法」第1章に「天皇」を書き込ませたのだ.歴史に残る戦略家というべきではないか?

http://hibari-yukichi.blogspot.com/2009/03/blog-post_7753.html


「馬鹿と片輪(かたわ)に宗教、丁度よき取り合わせ」

靖国神社が作られた頃の諭吉の文章です.
(福沢諭吉全集 第20巻232頁)

諭吉は、靖国神社の本質をよく理解していた


「国民はだまされて、国のために死んでくれ!」

その諭吉を、一万円札の肖像として毎日拝ませる人たちがいる!

日本の「文化と伝統」は、「だまされること」ではないはずです!

http://hibari-yukichi.blogspot.com/2009/03/blog-post_14.html

「天皇が、ヤスクニ神社を参拝するべきだ」 (福沢諭吉)

「靖国神社の臨時祭には、辱(かたじ)けなくも天皇陛下の御臨席さへありて、・・・。 
・・・大に遺族のものに給与して死者の功労に酬ひん(むくいん)こと我輩の切望・・・」
(死者に厚くす可し」 

 (1895年 福沢諭吉全集 第15巻341頁)


(天皇陛下が、死者の功労に十分あつくむくいれば、遺族も悲しまないだろう. そうしてほしい. そうすれば国民は、天皇と国のために、喜んで死ぬだろう)

福沢諭吉の時代には、憲法は国の機関の宗教活動を禁じてはいませんでした.

http://hibari-yukichi.blogspot.com/2009/03/blog-post_15.html

英国もフランスも、人の土地を奪っている! 
(対中侵略15年戦争の諭吉の布石)


「今は英国もフランスも、競争して人の土地を奪っている」

「今は競争世界で、英国なり、仏国なり、・・・

皆吾れ負けじと、人の隙に付け入らんとするの時節なれば、理非にも何も構ふことはない、

少しでも土地を奪へば、暖まりこそすれ・・・遠慮に及ばぬ、「さっさ」ととりて暖まるがよい」

(1881年「宗教の説」福沢諭吉全集第19巻711頁 「福沢諭吉のアジア認識」299頁)

「支那と戦に及ぶこともあらば、・・・真一文字に進て其喉笛に喰付くこと緊要・・・北京、是なり」

(1882年 「喉笛に喰付け」全集第8巻260頁)


「支那国果たして自立を得ずして諸外国人の手に落ちることならば、我日本人にして袖手傍観するの理なし. 我も亦奮起して共に中原に鹿を逐わんのみ」

(1882年 全集第5巻313頁)


「朝鮮は固より論ずるに足らず、我目ざす当の敵は支那なるが故に、先ず一隊の兵を派して朝鮮京城の支那兵を塵(みなごろし)にし、・・・. ・・・両国の戦争となることあらば、・・・日本の勝利必然なり」

(1884年 「戦争となれば必勝の算あり」(全集第10巻159〜)


「目につくものは分捕品の外なし.

何卒今度は北京中の金銀財宝を掻き浚えて、彼の官民の別なく、余さず漏らさず嵩張らぬものなればチャンチャンの着替えまでも引つ剥で持帰ることこそ願はしけれ. 

其中には有名なる古書画、骨董、珠玉、珍器等も多からんなれば、・・・ 一儲け ・・・. 


・・・其老将等が、生擒の仲間で幸にまだ存命にてあらんには、・・・

之を浅草公園に持出して木戸を張り、・・・之に阿片煙を一服させると忽ち元気を吹返しましてにこにこ笑ひ出します、・・・御慰み」

(1894年 「漫言」全集第14巻570頁)

この諭吉の教えにしたがって、日露戦争(1904〜1905)年の後、旧日本軍が「対中継続的侵略の決意」として、大連近郊より持ち帰った唐時代の文化遺産「鴻臚井(こうろせい)の碑」があります.


それは、1300年ほど前に作られた石碑で、その時代のその地方の唐の統治を示す歴史的な記念碑です(朝日新聞 2006年5月28日). おそらく、旧日本軍は、中国の統治を日本が奪うという意思の確認のために、略奪して日本に持ち帰ったものと考えられます.

この碑は、明治天皇に献上され、21世紀の現在でもひそかに他の略奪物と共に、宮中に保管されています.

日本政府あるいは天皇家は、これらの文化財を含む略奪品を中国へ返還する意思を表明していません. まさか、永久に返還する意思はないということではないとは思いますが.

http://hibari-yukichi.blogspot.com/2009/03/1881711299.html

福沢諭吉:
 
「金と兵は有る道理を保護するの物に非ずして、無き道理を造るの器械なり ・・・
本編(1881年「時事小言」)立論の主義はもっぱら武備を盛んにして国権を皇張するの一点にあり。 

事情切迫におよぶときは、無遠慮にその地面(アジア諸国)を押領して、わが手をもって新築するも可なり」

(福沢諭吉全集第5巻108ページ〜)

http://hibari-yukichi.blogspot.com/2009/03/blog-post.html

私(福沢諭吉)は、「暗に政府のお師匠様」であった

1897年8月22日「時事新報」(社主・福沢諭吉)から 


「王政維新の前後に日本国中の人が専ら老生の著訳書ばかり読んで文明の新知識を得たるは紛れもなき事実にして、或いは維新政府の新施設も拙著の書を根拠にして発表したるもの多く、暗に政府のお師匠様たりしことは、故老の忘れざるところなり」
(福沢諭吉全集第20巻)


その諭吉は、天皇制について「愚民を篭絡するの一欺術」といっています.(全集第5巻)

また、「馬鹿と片輪に宗教、丁度よき取り合わせ」といっています.(全集題20巻)

東京招魂社が、靖国神社になったころです.


「日本は天皇を中心に歴史が作られてきた. 
国が強くなることが大切、近隣諸国の領土・資源・労働力・文化遺産を奪いとれ.

天皇のため、国のためには、『カネ』も出せ、命も出せ!

死んだ後には靖国神社がある」 


諭吉は、国民を馬鹿と見て、これをだまして税金と命を取る、そのダマシのシステムが天皇制と靖国神社だと考えていたのでしょう.

真に賢い師匠でした.今の日本も、その師匠を一万円札の肖像として、毎日拝ませています.

ダマス者が賢く、国民は愚民!
それが、日本の伝統と文化でした.


___________


「天皇制は、支配者がバカな国民をダマスための一つの手段だ」 ─ 福沢諭吉の理解!

 「立君の政治」は、「人主が愚民を篭絡するの一欺術」 
(福沢諭吉全集 第5巻271ページ)


諭吉は、こう書いています.


「天皇制は、支配者がバカな国民をダマスための一つの手段だ」という意味です.(「そういわれたら、『それは、政治を知らない』と答えよ」といっています)


なぜ、彼はそう書いたのか?
それは、次の理由によります.


◆自分は金持ちになりたい.(「日本一の大金持ちになりたい」
これが、彼の少年時代の夢だった(岩波文庫「福翁自伝」)

◆金持ちは、多数の者の生命と財産の犠牲の上に可能となる


◆支配者が国民の生活を犠牲にして、初めて金持ちが可能となる


◆自分は、支配者の側に立ちたい.
門閥制度で一生下級武士はいやだ!


◆一方国民は、だまって生活を犠牲にはしてくれない.


◆だから、国民をだまさなければならない.


◆国民をだますためには、天皇制をもってくるのが一番よい.


◆天皇のために、命も財産も投げ出す.「お国のため、大義のために死ぬ」ということができる.
(若くして殺された特攻隊員がそうだった)


◆彼らと遺族が、がっかりしないように靖国神社(1879年)をつくっておこう.


◆自分は表向き、教育(慶応義塾)と新聞(時事新報)の責任者ということで行こう.


◆実際には「暗に政府のお師匠さま」(全集第20巻頁)として、侵略戦争を推し進め、そこで上前をはねよう.(実際に戦争報道で大もうけをした)


これが、福沢諭吉の真実です.


福沢諭吉は、少年時代の「大金持ちになりたい(福翁自伝)」夢を実現するためには、天皇制を支持したのだ.


◆「大金持ち」になるためには、略奪・侵略・殺戮・戦争が必要だ.

◆「お前たちが死んで、私たちが略奪物を取るから、戦争に行け」では、賛成してもらえない.

◆そこで、天皇制を利用しよう.

◆「私たちのため」ではなく、「天皇のため」「国のため」「大義のため」に死んでもらおう.

◆そのために、靖国神社も用意しておこう.「英霊になる」なら、死んでも文句はないだろう.

◆そこで、彼は、天皇制についてこういった.

◆「立君の政治」は、「人主が愚民を篭絡するの一欺術」 (天皇制は、支配者がバカな国民をダマスための手段だ)
(福沢諭吉全集 第5巻271ページ)

◆彼は、そのリクツを実行して、台湾・朝鮮の植民地化、対中侵略戦争を教育・宣伝して、日清戦争では自分の新聞の発行部数を大いに伸ばして大もうけをした!

◆彼の教えは、日清・日露戦争から、対中侵略15年戦争・太平洋戦争を通じて、2009年の現在にいたるまで続いている.(指導者としての立場は、一万円札の肖像として認められている)


日本では、まだ諭吉の教え子たちが「人主」として生きている.

 
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福沢諭吉は、天皇制を「天皇制は、国民をだますための手段」だと理解していました.


「立君の政治」は、人主が愚民を篭絡するの一欺術」

(天皇制は「バカな国民をだますための一つの詐欺的な手法である」)という人がいるが、「それに対しては、『政治を知らない者がいうことだ』と答えればよい」と教えています.

(1881年「帝室論」福沢諭吉全集第5巻271頁)


国を富まし、強くするためには、台湾・朝鮮の植民地化だけではなく、対中国侵略こそ「本命」であると主張していました.


「支那と戦に及ぶこともあらば、・・・真一文字に進で其(その)喉笛に喰付くこと緊要)・・・北京是なり」

(1882年「喉笛に喰付け」全集第8巻260ページ)


中国の領土、資源、労働力をすべて奪いとれ、これが1882年に彼が教えたことです.

国を強くするには、命を捨てろ、天皇のために死ぬことは美しいことだ.


「国のためには財を失ふのみならず、一命を抛て惜しむに足らず」
(1873年「学問のすすめ」第三編 全集第3巻43ページ〜)


(そして、諭吉を含む一部の者が大金持ちになるのです)

日本政府と国民は、この教えを忠実に守り、50年後(1931年)対中国侵略15年戦争に突き進み、太平洋戦争を経て、2009年の現在、諭吉を最高額紙幣の肖像として、毎日拝んでいます.このように、明治以来「ダマシのシステム」はつづいています.
http://hibari-yukichi.blogspot.com/

http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/463.html#c2

[雑談・Story41] <義憤に駆られるとはまさにこのこと>天皇が”政治の場を介せず”直接国民へと投げられた言葉とは? Air−Real
3. 中川隆[5264] koaQ7Jey 2016年12月04日 09:53:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5699]

天皇一族が戦後 アメリカの犬になった理由


マサチューセッツエ大教授のジョン・Dダワーは米国の公文書館で天皇ヒロヒトの発言を見出した。

@ 天皇は「日本人の心にはいまだに封建制の残澤がたくさん残っている。それも根こそぎにするには長い時間がかかるから占領は短かすぎない方がいい」といった。

A「神道を奉じる分子とその同調書は反米的だから警戒を要する」といった、というものである。

ヒロヒトの発言は決して日本国の象徴たるものにふさわしいといえない。まさに偽帝の言というべきである。
http://www.snsi-j.jp/boards/sirogane/152.html

カトリック教徒になろうとした昭和天皇

「昭和天皇実録」を読む (岩波新書)
昨年公開された『昭和天皇実録』は、あまり新事実がないという評判だったので興味がなかったのだが、本書を読んで驚いたのは、戦後に昭和天皇がカトリックに改宗しようと考えていた事実だ。1948年には次期ローマ法王とされていたスペルマン枢機卿と面会し、改宗について相談している(当時は単なる儀礼的訪問と発表された)。

これは天皇が「現人神」だとするとありえない話で、靖国神社もカトリック教会に改造しなければいけない。しかし天皇はそういう矛盾を気にかける様子もなく、「こういう戦争になったのは宗教心が足りなかったからだ」と述懐している。つまり彼も、国家神道なんて宗教とは思っていなかったわけだ。

これは退位問題ともからんでいた。天皇自身は退位したいと考えていたようだが、皇太子が未成年なので摂政を立てざるをえない。しかしそれはむずかしいので、天皇は改宗して国家神道を捨て、戦争責任に決着をつけようと考えたらしい。今でも日本の「保守派」には天皇制=国家神道=靖国神社と信じている人が多いが、天皇は信じていなかったのだ。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51969028.html

戦後日本の「安保」はこうして作られた 〜アメリカ・昭和天皇・吉田茂 「戦後レジームの正体」


「日米安保条約は、憲法と同じように、アメリカ側が強要ともいえるかたちで日本に求めた」

「内外の共産主義から天皇制を守るためには、米軍駐留を確保することが絶対条件であった昭和天皇にとっては、戦後において天皇制を防衛する安保体制こそが新たな『国体』となった」

占領体制の延長のような安保条約を、昭和天皇は天皇制を守る絶対条件と捉え、そして、ダレスに頼まれて「固辞」する吉田首相を叱りつけた。

憲法は、GHQがいわば密室作業でつくり上げたのだが、日米安保条約が、アメリカの強要によるとはどういうことなのか。あらためて日米安保条約が結ばれる経緯をたどってみることにする。


■踏みにじられた正論


1950年、朝鮮戦争が勃発する直前に、国務省の顧問だったダレスが日本にやって来た。東西冷戦が激しくなり、アメリカは日本を西側陣営に取り込むために、講和条約と日米安保条約の取りまとめを急ぎ、その交渉のために訪日したのである。


ダレスは、当時首相だった吉田茂に「再軍備をせよ」と強く要求した。だが吉田はこの要求を頑として断った。


吉田茂〔photo〕gettyimages


「『経済もいまだ回復していないのに、再軍備をするのはおろかなことだ』というのが、吉田の主張であった。それに、日本が再軍備をすればアジア近隣諸国が日本軍国主義の復活を恐れるだろうし、だいたい、日本は憲法で軍備を持たないことになっているから、持てるはずがないと彼は付け加えた。そして、吉田は彼の主張を支える手を打っていた。彼はマッカーサーに対し、日本の再軍備は無理だという立場を前もって説明しておいた」


当時京都大学助教授だった高坂正堯は『宰相吉田茂』(中央公論社)の中で、こう書いている。


ダレスと吉田は、翌1951年1月末にも「再軍備」の話し合いを行った。


「ダレスは前年と同じ議論をくり返し、吉田もまた同じように反駁した」(前掲書)ということだ。つまり、アメリカ側が執拗に再軍備を要求するのを、吉田は懸命に拒んだということになるのだが、豊下楢彦(元関西学院大学教授)は、著書『安保条約の成立』(岩波新書)の中で、この構図を否定している。


ジョン・フォスター・ダレス。日米安保の"生みの親"〔photo〕gettyimages


ダレスは、吉田と会う前のスタッフ会議で、「我々は日本に、我々が望むだけの軍隊を望む場所に望む期間だけ駐留させる権利を獲得できるであろうか? これが根本的な問題である」と述べているというのである。つまり、日本の再軍備への約束を獲得することが最も重要な課題ではなかったというのである。


もっとも、吉田は、独立後もアメリカが占領時代と同じように日本に軍事基地を持つことに反対だったようだ。


1950年7月29日に、参議院で社会党の金子洋文の質問に対して、吉田は「私は軍事基地は貸したくないと考えております」「単独講和の餌に軍事基地を提供したいというようなことは、事実毛頭ございません」と明言し、連合国の側も日本に軍事基地を「要求する気もなければ、成るべく日本を戦争に介入せしめたくないというのが、日本に平和憲法を据えるがいいと希望した連合国の希望だろうと思います」と答弁しているのである。


だが、被占領国である日本が、占領国のアメリカに対する「バーゲニング(交渉)」能力を持てるはずがなく、吉田首相の筋の通った「正論」は、いわば無残に踏みにじられてしまい、ダレスが述べた「我々(※筆者注 アメリカ)が望むだけの軍隊を望む場所に望む期間だけ駐留させる権利」を獲得してしまうのである。


■日本を無期限に縛る不平等条約


1951年9月8日のサンフランシスコ講和会議で日本が独立してまもなく刊行された「フォーリン・アフェアーズ」誌(1952年1月号)で、ダレスは講和会議の日の午後に調印された日米安保条約について、「アメリカは日本とその周辺に陸海空軍を維持し、あるいは日本の安全と独立を保障する、いかなる条約上の義務も負っていない」と明言しているのだ。


そこで、豊下楢彦の前掲書を引用して、日米安保条約の核心を点検しなおしたい。


「まず、安保条約の第一条では、米軍の日本駐留は義務ではなく米側の『権利』と規定されている。したがって米側は、みずからの判断でいつでも『権利』放棄をして米軍を撤退させることができるのである。


さらにこの米軍は、『日本国の安全に寄与するために使用することができる』のであって、ダレスのいうように安全を保障する義務を負ってはいない。しかし、他方において同じ米軍は、日本の『内乱』に介入し『鎮圧』することができるのである。


より重要な問題は、これら在日米軍の“任務”を規定した条文の最初に、『極東条項』がおかれていることである。しかもそこでは、『極東における国際の平和と安全の維持に寄与』するためと述べられているだけで、米軍の“行動基準”はなんら示されていない。極東とはどの地域を意味するのか明示されていないし、国連との関係にもまったくふれられていない。


要するにこの規定は、米側が『極東』とみなす広大な地域における、日本を拠点とした米軍の『一方的行動』を“保障”したものにほかならないのである」


「第三条では、米軍の配備を規律する『条件』が行政協定で決定されることが謳われている。五二年二月に締結された行政協定では、基地を設置する地域を特定する規定(米比〔※筆者注 アメリカ・フィリピン〕基地協定にさえ明記されている)が欠落した『全土基地化』の権利が米側に保障されている。


さらに、基地外で公務中ではない米軍人の犯した犯罪についても、フィリピンにさえ与えられている裁判権が日本には付与されていない。要するに、米軍には『治外法権』が保障されているのである」


さらに第四条では有効期限も定めず、日本を「無期限」に縛る、占領下と変わらないひどい不平等条約である。


■すべては天皇を守るため


「バーゲニング」能力が全く持てない吉田首相の精いっぱいの抵抗は、講和会議に出席しないこと、「忌避」することであった。吉田は講和会議には「外交界の長老であり、前総理・衆議院議長であった幣原喜重郎」(吉田の発言)に全権を委任するという決意をダレスに示していた。ところが1951年3月10日に幣原が80歳で他界した。


そして4月に訪日したダレスとの会談では、吉田は、佐藤尚武参議院議長に全権を委任すると主張した。首相の自分は日本を離れられないというのが理由であった。


だが、吉田は講和会議を忌避しているのではなく、同じ日に調印することになっている不平等きわまる日米安保条約を忌避するつもりだったのである。


7月7日には会議の開催地がサンフランシスコと決まったが、吉田の「忌避」の姿勢は変わらなかった。


だが、ダレスを含めて米国側は、吉田首相以外の全権は全く想定していなかった。そして吉田首相の「日米安保条約」の「忌避」を認めなかった。結局、吉田首相は「忌避」を翻すのである。どういういきさつがあったのか。


豊下楢彦は、前掲書で「推測」を交えて、それまで誰も示していなかった大胆なストーリーを展開している。


「それでは、かたくなに『異常』なまでに固辞をつづけた吉田がついに全権をひきうける決意を固めた契機はなんであったろうか。それは、天皇への『拝謁』であった。(中略)一九日(※筆者注 1951年7月)の朝に天皇に『拝謁した後に』、吉田は日本の全権団を率いることに『同意』した」というのである。


そして豊下は次のように書いている。


「推測の域を出るものではないが、ダレスは吉田への圧力として“最後の切り札”を切ったのではなかろうか。ダレスは『然るべきチャネル』を通して、吉田への『御叱り』と『御下命』を天皇に要請したのではなかろうか」


徹底的に「固辞」する吉田首相に「全権」を引き受けさせるために、ダレスは昭和天皇を使ったというのである。


占領体制の延長のような安保条約を吉田首相が認めず、全権を「固辞」したのは、それこそ精いっぱいの正論であった。それを、なぜ昭和天皇は「叱り」、吉田首相を翻意させたのだろうか。昭和天皇は、占領体制の延長のような安保条約をどのように捉えていたのか。


豊下は、次のように説明している。


「内外の共産主義から天皇制を守るためには、米軍駐留を確保することが絶対条件であった(中略)昭和天皇にとっては、戦後において天皇制を防衛する安保体制こそが新たな『国体』となった」(豊下楢彦『昭和天皇の戦後日本』岩波書店)


占領体制の延長のような安保条約を、昭和天皇は天皇制を守る絶対条件と捉え、そして、ダレスに頼まれて「固辞」する吉田首相を叱りつけたのだというのである。


しかし、これは豊下が勝手に決めつけているのではなく、安保条約が調印されて10日を経た1951年9月18日に、マッカーサーに代わったリッジウェイ司令官との会談で、昭和天皇は講和条約を、「有史以来未だ嘗て見たことのない公正寛大な条約」だと高く評価して、「日米安全保障条約の成立も日本の防衛上慶賀すべきことである」「日米安全保障条約が成立し貴司令官の如き名将を得たるは我国の誠に幸とするところである」と、安保条約の成立を絶賛している。


繰り返し記すが、昭和天皇にとっては、天皇制を内外の共産主義から守ることが第一義で、そのためには米軍駐留の確保が絶対条件だったわけだ。


こうして、占領体制の継続ともいえる日米安保条約は、交渉の最高責任者である吉田首相が固辞するのを、ダレスと天皇の圧力によって翻意させ、締結にいたったのである。
http://www.asyura2.com/16/senkyo203/msg/767.html

ある60才代の風変わりな華族は、私に英語で以下のように告げた。

「もちろん、貴君は私をたぶらかそうとしていると思う。貴君は私に何を言わせたいのかね。

私は裕仁を子供の頃から存じている。

彼は、戦争好きの馬鹿ロマンチストだったし、たぶん今でもそうだと思う。

しかし、もう数十年もご無沙汰している。私は、自分の古い時代に乱されたくはない。もし、貴君が私の名前をあげるなら、私が貴君には会ったこともないことにする。」
http://www.retirementaustralia.net/rk_tr_emperor_04_choshakara.htm

天皇制官僚国家が成立したのは、いわゆる「明治維新」。薩摩藩と長州藩を中心とする勢力がイギリスと手を組んで徳川体制を倒したのであり、誕生の瞬間からアングロ・サクソンの影響下にあった。その辺の事情は本ブログで何度か指摘した通りだ。

 アメリカの金融資本が大きな影響力を持つようになった切っ掛けは1923年9月1日の関東大震災。その復興支援の調達をJPモルガンに頼ったことから、この金融機関は日本に大きな影響力を持つようになる。その代理人として1932年に来日した人物がジョセフ・グルー駐日大使。そのいとこであるジェーンが結婚した相手がJPモルガンの総帥だったジョン・ピアポント・モルガン・ジュニアだった。またグルーの妻、アリスは少女時代に華族女学校(女子学習院)で九条節子(貞明皇后)と親しくなっている。つまり、皇室にもパイプがあった。

 グルーが日本へ来た1932年までアメリカの大統領はハーバート・フーバー。スタンフォード大学を卒業した後、鉱山技師としてアリゾナにあるロスチャイルドの鉱山で働き、利益のためなら安全を軽視するタイプだったところを見込まれて「出世」した人物である。(Gerry Docherty & Jim Macgregor, “Hidden History,” Mainstream Publishing, 2013)

 1932年の大統領選挙でフーバーの再選を阻止したのは巨大企業の活動を規制し、労働者の権利を認め、ファシズムに反対していたニューディール派のフランクリン・ルーズベルト。1933年から34年にかけてJPモルガンを中心とするウォール街の住人はニューディール派を排除してファシズム政権を樹立しようと目論む。

 このクーデター計画はスメドリー・バトラー少将やジャーナリストのポール・フレンチの議会証言で明るみ出て実行されなかった。当時、軍の内部で人望の厚かったバトラーを抱き込もうとして失敗したのである。その際、バトラーはクーデター派に対してカウンタークーデターを宣言、内戦を覚悟するように伝えたという。この結果、日本の支配層が従属していたJPモルガンの影響力は低下してしまった。

 日本国内でもJPモルガンの傀儡に反発していた勢力も存在する。例えば、血盟団や二・二六事件を引き起こした将校たちだ。現在の表現を使うならば、この傀儡たちは新自由主義者。庶民は貧困化し、東北地方では娘の身売りが増えた。労働争議や欠食児童も問題になっている。その一方、支配層は裕福になり、貧富の差は拡大した。

 こうした政策の背後にはJPモルガンがいたのだが、この巨大金融機関と最も親しくしていた日本人は「適者生存」、つまり弱者切り捨てを主張していた井上準之助。1920年の対中国借款交渉を通じて親しくなったという。浜口雄幸内閣と第2次若槻礼次郎内閣で大蔵大臣を務めている。この井上は1932年、血盟団に暗殺された。その前、1930年には浜口雄幸首相が銃撃されて翌年に死亡、井上が殺された翌月には三井財閥の大番頭で、ウォール街とも親しくしていた団琢磨が暗殺された。二・二六事件は1936年である。

 その後も日本にはソ連へ攻め込もうと考える一派が強い影響力を持ち、1939年には中国東北部とモンゴルの国境地域で日本軍がソ連軍と衝突している。ノモンハン事件だ。参謀本部と陸軍省の意向に反して関東軍が戦闘を拡大したが、ソ連軍の機械化部隊は日本軍の第23師団を壊滅させてしまった。このソ連に対する攻撃はウォール街の意向に沿うものだったはず。ソ連に対する攻撃が成功していたなら、ソ連は西と東、両面作戦を強いられた。このソ連軍との衝突は台湾派兵、日清戦争、日露戦争、韓国併合、シベリア派兵、満州事変という流れの中で引き起こされたとも言える。つまり、米英の戦略に合致しているわけだ。

 日本では「関東軍の暴走」という話をよく聞くが、もし本当なら日本軍は軍隊の体をなしていないということになる。説得力がない。もし、参謀本部や陸軍省が関東軍を押さえられなかったとするならば、理由はひとつしか考えられない。皇族の介在だ。

 1941年6月に今度はドイツがソ連へ攻め込む。「バルバロッサ作戦」である。当初、ドイツ軍が優勢なときに米英の支配層は傍観、1943年1月にドイツ軍がソ連軍に降伏してから慌てて動き出したことは本ブログで何度も指摘してきた。バルバロッサ作戦が始まった半年後、日本軍はハワイの真珠湾を奇襲攻撃、アメリカとの戦争に突入する。その翌年までグルーは日本に滞在、日本とアメリカとの戦争を回避するために努力したというが、当然だ。彼らは日本をソ連侵略の手駒と考えていたのだから。投資の回収をどうするかも大きな問題だっただろう。離日の直前、グルーは岸信介からゴルフを誘われている。(Tim Weiner, "Legacy of Ashes," Doubledy, 2007)

 大戦後、グルーは日本からニューディール派的、つまり民主主義的な要素を払拭する活動を始める。その中心になったグループがジャパン・ロビーだ。岸の孫にあたる安倍晋三が首相を務める政権はその延長線上にある。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201608030000/


戦前の日本はウォール街、つまりアメリカの巨大資本に支配されていた。

その切っ掛けは1923年の関東大震災。その復興資金を調達するため、日本政府はアメリカの巨大金融資本、JPモルガンに頼ったのだが、それ以降、日本はウォール街の影響下に入り、最近の用語を使うならば、新自由主義を導入する。

 その当時、日本で最もJPモルガンと親しくしていたのは井上準之助だと言われている。「適者生存」、つまり弱者切り捨てを主張していた井上がJPモルガンとの関係を深めるのは1920年の対中国借款交渉以降。浜口雄幸内閣と第2次若槻礼次郎内閣で大蔵大臣を務めている。

 震災後、1925年に「治安維持法」が制定されて思想統制が本格化、27年には第1次山東出兵、翌年に第2次山東出兵と張作霖爆殺。日本共産党関係者らが大量に検挙されたのも1928年だ。

 1931年には、関東軍参謀の石原莞爾中佐(当時)と板垣征四郎大佐(当時)が立案した計画に基づいてい満鉄の線路が爆破され、いわゆる満州事変が勃発、32年には日本の傀儡国家である満州国の建国が宣言された。

 この1932年にアメリカでは大統領選挙があったのだが、ウォール街が支援していた現職のハーバート・フーバーがニューディール派を率いていたフランクリン・ルーズベルトに敗れてしまう。ニューディール派は資本主義を延命させるため、大企業の活動を制限、労働者の権利を拡大しようとしていた。ファシズムや植民地にも反対している。

 そうした事態に慌てたウォール街はJPモルガンを中心として、1933年から34年にかけて反ニューディール派のクーデターを計画する。これは海兵隊の伝説的な軍人、スメドリー・バトラー退役少将の議会証言などで発覚、記録に残されている。

 1932年には、アメリカ大使としてジョセフ・グルーが日本へ赴任してくる。この人物のいとこはジョン・ピアポント・モルガン・ジュニアの妻、つまりJPモルガンは自分たちの強力な代理人を日本へ送り込んできた。グルーと最も親しかった日本人のひとりが松岡洋右。松岡の妹が結婚した佐藤松介は岸信介や佐藤栄作の叔父にあたる。

 1932年までの日米関係は基本的に今と同じで、日本政府の新自由主義的政策は不況を深刻化させた。そのころ、東北地方では娘の身売りが増え、欠食児童、争議などが問題になっている。支配層は裕福になり、庶民は貧困化、つまり貧富の差が拡大している。

 こうした政策を推進した浜口雄幸首相は1930年11月に東京駅で銃撃されて翌年の8月に死亡し、32年2月には大蔵大臣だった井上準之助が本郷追分の駒本小学校で射殺された。その翌月には三井財閥の大番頭だった団琢磨も殺され、5月には五・一五事件が引き起こされている。そして1936年2月には二・二六事件だ。

 ウォール街の戦略に従うならば、攻撃する相手はソ連。1939年に日本軍は中国東北部とモンゴルの国境地域でソ連軍と衝突している。ノモンハン事件だ。参謀本部と陸軍省の意向に反して関東軍が戦闘を拡大したが、ソ連軍の機械化部隊が攻撃で日本軍は壊滅してしまった。このソ連軍との衝突は日清戦争、日露戦争、韓国併合、シベリア派兵、満州事変という流れの中で引き起こされている。

 ドイツがソ連に攻め込むのは1941年。「バルバロッサ作戦」だ。当初、ドイツ軍が優勢だったが、この時にアメリカやイギリスの支配層は傍観している。ルーズベルト大統領はソ連を支援する意思があったようだが、実行できなかった。

 ところが、1942年の冬に形成は逆転、43年1月にドイツ軍はソ連軍に降伏する。これを見てアメリカは慌てて動き出し、1944年6月にはノルマンディー海岸に上陸する。オーバーロード作戦だ。これを「反攻」と呼ぶのは適切でない。この時点でドイツ軍の主力は崩壊していたからだ。

 バルバロッサ作戦が始まった半年後、日本軍はハワイの真珠湾を奇襲攻撃してアメリカとの戦争に突入するが、その翌年までグルーは日本に滞在、離日の直前に岸信介からゴルフを誘われて一緒にプレーしている。(Tim Weiner, "Legacy of Ashes," Doubledy, 2007)

 グルー/JPモルガンという座標軸で流れを見るならば、松岡も岸も井上も浜口もウォール街の傀儡にすぎない。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201609040000/


日本最大の売国スパイ=暗号名「ヨハンセン」
太平洋戦争の前夜に日本の対米英戦争を決定した1941.9.6の「帝国国策遂行要領」に関する所謂「御前会議」の内容を細大漏らさず、敵米国の駐日大使に通報していた、日本最大の売国スパイ=暗号名「ヨハンセン」とは吉田茂。
元自民党総裁選=麻生太郎の祖父。

また吉田茂元首相の再軍備問題のブレーンだった辰巳栄一元陸軍中将(1895〜1988年)も、米中央情報局(CIA)に「POLESTAR―5」のコードネーム(暗号名)で呼ばれていた。


吉田茂は昭和天皇の指示で御前会議の内容を毎回、細大漏らさず すべてアメリカに伝えていた

アメリカから昭和天皇への指示は国務大臣、グルーによって日本の吉田、牧野、樺山、白州のヨハンセングループを通じ貞明皇后に伝わっていた。

昭和天皇に入れ知恵した(?)ジョセフ・グルーの正体

アメリカのジョセフ・グルーは1941年日米開戦までの駐日大使であったが、在任中10年間の間に牧野伸顕、吉田茂、樺山愛輔らと深く関わって、牧野らから御前会議の内容や日本政府の極秘事項をスパイさせていた。白洲次郎もその一味である。

 ジョセフ・グルーは、外交史ではよく平和主義者で、戦争末期には天皇制を認めて早期に終戦を図るべき努力したとなっているが、大ウソである。
 以下は、おおむね鬼塚英昭氏の『原爆の秘密(国外編)』(成甲書房)から教わったものだ。

 グルーはアメリカのモルガン財閥の血族の一人である。つまりモルガン財閥が対日工作のために送り込んだエージェントであった。戦争に反対した平和主義者とは、アメリカの走狗となり果てていた当時の(今も)マスゴミによって宣伝された顔なのである。鬼塚氏はグルーを、トルーマン大統領に代わってから実質的な国務長官として、原爆投下に向けてスティムソン陸軍長官と共同歩調をとったえげつない人物として描いている。
 
 鬼塚氏によれば、原爆は国際金融資本グループが第二次世界大戦後の世界で、核兵器で大儲けをする計画でなされた実験であったと述べている。それが長崎に投下されたプルトニウム爆弾であった。広島に投下されたウラン型の原子爆弾はとうに完成していたが、プルトニウムでの原爆は完成に時間がかかった。だからプルトニウム爆弾が完成するまで日本が降伏しないように指示をだしたのはグルーであり、それを日本側の吉田茂、牧野伸顕、樺山愛輔ら(おそらく海軍の米内光政も)に伝える役割を担ったのが白洲次郎であった。

 憲兵隊もそれを掴んでいて、吉田茂とその反戦グループの意味で彼らを「ヨハンセン・グループ」と呼んだ。ヨハンセン・グループは、アメリカのユダヤ国際金融勢力の意を受けたグルーの指示で日本の降伏を引き延ばしていた。
 鬼塚氏は、白洲次郎を「スティムソン陸軍長官(原爆の責任者)とヨハンセンに操られた“プリンシプルのない男”」と称している。

 白洲次郎の父・文平は綿貿易商「白洲商店」を興して巨万の富を築いた人物である。明治時代にハーヴァード大学を卒業しているから、このときすでにイルミナティあるいはユダヤ財閥と関係を持った(工作員となった)はずである。後にドイツのボンに学んだ折、白洲の妻となる正子の父・樺山愛輔と面識を得たということになっているが、次郎も正子も幼少のころから(イルミナティによって)結婚させられる手筈が整っていたと思われる。

 次郎はケンブリッジ大に留学する。学者を目指したとされるがウソだろう。神戸でチンピラやっていて、英国に行っても高級車を乗り回すしか能がない男が学問だなんて笑わせるんじゃない。イルミナティの工作員として教育されるためにケンブリッジ大学に呼ばれたと見るべきであろう。白洲次郎も本格的にイルミナティに取り込まれて、終世ドレイ的契約を交わしたのであろう。
 そのうち親元の「白洲商店」が昭和2年の金融恐慌で倒産して帰国せざるを得なくなる。一方で樺山愛輔も金融恐慌のあおりで理事をしていた十五銀行が閉鎖に追い込まれる。そのせいで米国に留学していた娘の正子も帰国させられ、そこで次郎と正子が出会ったことにされて、結婚に至るのだ。

 次郎はいきなり日本水産の取締に就任する。これも誰かの手が働いたのだろう。鯨油の輸出に携わり、以後毎年、イギリスに赴く。ロンドンでは駐英大使・吉田茂と親交を深め、日本大使館の2階が定宿となる。いくら知り合いだからといっても、吉田が白洲を日本大使館に住まわせてやるとは…。ここにもイルミナティ関連の工作が効いているのだ。

 白洲次郎は日水時代に、近衞文麿の政策ブレーンも務め始める。ゾルゲ事件のあの尾崎秀実とともに、だ。いったい実業家とは名ばかりで、政治の勉強をしたわけでもなく、政治家を目指したわけでもない遊び人の男が、どうして近衛文麿首相の側近に食い込んでいけたというのか。白洲は情報を収集しては米英の工作機関に渡し、また指示を受けて近衛首相を操作したと思われる。日本を泥沼の支那事変に没入させ、勝算のない日米戦争に引き込まれたのは、直接的には白洲らの工作によるのである。

 ソ連の工作員だった朝日新聞の記者、尾崎秀実はゾルゲ事件に連座して死刑になったが、おそらく同じような工作を担当していた米英側の工作員・白洲次郎は生き延びて、さらに戦後GHQの手先まで務めたのである。アメリカ側が戦時中に白洲に手を出すなと日本の官憲に厳命した可能性はある。それは白洲も尾崎も同じイルミナティの手先であったが、戦後は冷戦構造を演出しなければならなかったから、イルミナティとしては日本をアメリカの統治下におくので、ソ連系の尾崎は邪魔になったのだろう。尾崎は日米戦を実現させた意味で、勲一等ではあったが、アメリカ系スパイの白洲と組んでいたことがわかれば、まずいからではなかったか。

 ちなみに朝日新聞は、尾崎秀実を「信念の記者」と今もって褒めている。朝日のコラムニスト早野透がそう言っている。尾崎がスパイとして日本を支那事変の泥沼に陥れる工作に加担し、やがては敗戦直前にソ連軍に侵入させて多くの満州・朝鮮にいた日本人を陵辱させた、その人でなし尾崎を朝日は絶賛する。
 
 鬼塚氏は『原爆の秘密(国外編)』で「白洲次郎は米英のための、具体的に書くならば、スティムソン、グルー、ウォーバーグたちのためのエージェントの仕事をし続けていたのである。原爆産業のエージェントであったといえよう」と書いている。
 鬼塚氏はよく調べたと思うが、しょせん戦争はすべてユダヤ・イルミナティが仕組む八百長であることが十分わかっていない。八百長には演出家も俳優も必要なだけで、白洲はただの小間使いである。

 Wikipedia にはこうある。

 1950(昭和25)年、講和問題で池田勇人蔵相・宮澤喜一蔵相秘書官と共に渡米しジョン・フォスター・ダレスと会談、平和条約の準備を開始した。

 1951(昭和26)年9月、サンフランシスコ講和会議に全権団顧問として随行する。この時、首席全権であった吉田首相の受諾演説の原稿に手を入れ英語から毛筆による日本語に書き直し、奄美諸島、琉球諸島(沖縄)並びに小笠原諸島等の施政権返還を内容に入れさせた。昭和27年(1952年)11月19日から昭和29年(1954年)12月9日まで外務省顧問を務めた。

 よく言うわ。講和交渉もサンフランシスコ条約も、本来、政治家でもない白洲ごときが口をだせるものではない。全部イルミナティの指示によって白州がお目付役となって随行したにすぎまい。まるで最近の小泉劇場を演出した秘書官みたいだ。

 鬼塚英昭氏は『原爆の秘密』で、日本の敗戦時のポツダム宣言受諾「黙殺」と原爆投下がセットになっていると述べている。これはポツダム宣言が出た直後に、ときの総理・鈴木寛太郎が「黙殺」という言葉を使い、そのため米英国民世論が激昂し、それを受けてトルーマンが原爆投下を決断したとされる一連の動きに関してである。

 鈴木首相が「黙殺」と言ったから、原爆投下の正義、口実が確保されたということになっている。これは、スティムソン陸軍長官からヨハンセン・グループに「黙殺」という言葉を使えと指示が行き、それを受けて鈴木首相が「黙殺」と言わされたのだ、という。

 その「黙殺」という言葉を当時の同盟通信社が「ignore」と訳して世界に発信した。つまりわざわざ人騒がせな刺激的な言葉を選んで、アメリカに原爆投下の口実を与えるよう工作したのである。
 
 その同盟通信社はヨハンセン・グループの樺山愛輔の父・資輔が設立したものであった。樺山愛輔が天皇の意向を受けて「ignore」と訳して返事としたと、鬼塚氏は説いている。そこに樺山の娘婿の白洲次郎が一枚かんでいるかもしれない、と。
 白洲次郎は日本に原爆を投下させる役割を担った悪魔というべきチンピラでしかない。
http://home-and-human-navi.blog.ocn.ne.jp/genki100/cat5132966/index.html

昭和天皇は若いころから、宮中の書斎にはナポレオンの胸像が飾られていた(有名な話らしい)。パリを訪問したときに土産として自分で買ったもので、珍重していた。

「ナポレオンの軍隊は安上がりの徴集兵で」彼は「この軍隊を愛国心に燃える兵隊の群れに仕上げた。日本の軍隊は葉書一枚で徴兵された“民草”といわれる安上がりの軍隊で、ナポレオンの軍隊以上に愛国心に燃えていた。

ナポレオンは補給のほとんどを現地補給とした。天皇の軍隊はこれを真似た。

ナポレオンは参謀部をつくり、機動力にまかせて、波状攻撃を仕掛けた。天皇は大本営を宮中に置き、参謀部の連中と連日会議を開き、ナポレオンと同様の波状攻撃を仕掛けた。」

「あの真珠湾攻撃は、そしてフィリピン、ビルマ、タイ…での戦争は、ナポレオンの戦争とそっくりである。」と鬼塚氏は書いている。そう言われれば確かにそうだ。

 つまり、昭和天皇はナポレオンを崇拝し、彼にならって大戦争を仕掛けるという壮大な火遊びをやったのである。真珠湾攻撃が「成功した」と聞くと、狂喜乱舞したと言われる。2・26事件当時の侍従武官・本庄繁の『日記』には、天皇がナポレオンの研究に専念した様子が具体的に描かれているそうだ。

終戦の玉音放送が流れる日の朝、侍従が天皇を書斎に訪ねると、昨夜まであったナポレオンの胸像がなくなっており、代わってリンカーンとダーウィンの像が置いてあった、と…。

 この変わり身の素早さには驚かされる。つまりもう占領軍が来てもいいように、好戦的なナポレオンの像は撤去し、アメリカの受け(好印象)を狙って、リンカーンを飾り、自分は生物学に専念している(政治に無関心な)人間なのだとの印象を与えるためダーウィンを飾ったのであった。天皇は書斎からしてこうなのです…といえば、戦争責任が回避でき、マッカーサーに命乞いできるという思惑である。

戦後、天皇が海洋生物の研究家になったのは、ただひとえに自分が専制君主ではなかったというポーズであり、戦争中の責任を隠す念のいった方便だった。国民もそれに騙された。

 そして戦争指導の責任を全部、東条ら軍人(それも陸軍ばかり)に押し付けた。

大東亜戦争で米英と戦った主力は帝国海軍である。陸軍の主任務地は支那およびビルマやインドであって、太平洋を主任務地としたのは海軍であったから、あの太平洋での拙劣きわまる作戦で惨敗につぐ惨敗を喫し、国家を惨めな敗北に導いた直接の責任は、海軍にあった。

ところが、戦後は「海軍善玉論」がマスコミや出版界を席巻し、あの戦争は全部陸軍が悪かったという風潮が醸成された。多くの作家(阿川弘之ら)がそのお先棒を担いだ。

だから後年、阿川弘之が(あの程度の作家なのに)文化勲章を授賞したのは、海軍と天皇の戦争責任を隠してくれた論功行賞であったとしても不思議はない。

海軍の作戦を宮中の大本営で指導したのが、昭和天皇だったから、天皇としてはどうしても敗戦の責任を海軍に負わせるわけにはいかなかった。そこから「海軍善玉論」を意図的に展開させたのではないか。

佐藤氏は太平洋の作戦全般を大本営の服部卓四郎や瀬島龍三ら下僚参謀が勝手に指揮したと書いているが、知ってか知らずか、さすがに本当は昭和天皇が指導したとは書いていない。

東京裁判で収監された東条英機は尋問に答えて、

「我々(日本人)は、陛下のご意志に逆らうことはありえない」と言った。

これは当時としては真実である。

しかし東条のこの発言が宮中に伝えられると天皇は焦ったと言われる。責任が全部自分に来てしまい、自分が絞首刑にされる。

それで天皇は部下を遣わして、東条と軍部に戦争責任を負わせるべく工作をした。

 それから天皇は、なんと東京裁判のキーナン検事に宮廷筋から上流階級の女性たちを提供し、自分が戦犯に指名されないよう工作した。キーナンはいい気になって、しきりに良い女を所望したと鬼塚氏は書いている。

キーナンに戦争の責任は全部東条ら陸軍軍人におっかぶせるからよろしく、との意向を女を抱かせることで狙った。女優・原節子がマッカーサーに提供されたという噂は、噂ではあるが、当時から根強くあったのは有名である。おそらくそういう悲劇が多数あったのだろう。

みんな天皇一人が責任を回避するためであり、東条らが天皇を騙して戦争を指揮したというウソの歴史をつくるためであった。
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