5. ピッコ[1489] g3ODYoNS 2018年5月25日 18:28:46 : 65oHP7Wmws : d@RJNCOEi6A[1]
>日銀が国債を買い入れるということは、国債を日銀が供給するお金にすり替えることを意味する。日銀券は元本返済も利払いも不要なので、日銀保有の国債は借金にカウントする必要がなくなる。それが通貨発行益と呼ばれるものだ。
その、国債と「すり替え」て市場にばらまいた異次元金融緩和の日銀券がこの5年間で約400兆円。 その巨額の日銀券が、代わりに日銀が保有する国債の満期に合わせて日銀の下に戻ってくることになる。 つまり、日銀が何もしなくても、今までの金融緩和とはまる反対の「金融引き締め効果」が発生することになる。 金融引き締めはインフレ傾向が強まった過熱しすぎた経済状況の時に行われるもので、消費を抑え、経済を冷やす効果がある。 景気低迷したデフレの状況であれば、冷え切った経済をさらに冷やすこととなる。 それを避けるために、日銀は満期が来た400兆円分の「国債の借り換え」を行わなければならない。 異次元金融緩和の結果、現在の日銀は巨額の国債を未来永劫買い続けなければならなくなってしまったのだ。 現在の景気がこのまま順調であればいいが、悪くなればさらなる金融緩和が求められ、現在の日銀の保有資産500兆円が、今後600、700と増えていくかもしれない。 そうすれば、日本政府が発行する国債では賄いきれない事態になり、つまり、日銀は景気回復に向けた金融緩和ができない状態になり、なす術もなく日本経済はどん底まで落ちてしまうことになる。 安倍政権が倒れたら、それは黒田日銀の異次元緩和の終焉を意味し、株も債権も暴落するきっかけとなるだろう。 しかし、それは日本の金融政策の正常化の第1歩であり、私たちが未来の日本に生きる人々に負の遺産を残さないためにも避けて通れないことだ。
「日銀資産500兆円 実は深刻な話?」
https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2017_0616.html
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/345.html#c5