2. 2017年5月15日 19:37:20 : wi43R7Icpo : CU_GXT9S1UU[1]
菊澤研宗先生の論文は長いですが、シンプルに、ざっくりと批判しておきます
東芝は「取引コスト」の問題を、実に見事に、あっさりと克服しましたよ
かつての日本企業は従業員ばかりか、従業員の家族の生活まで心配しました
従業員、従業員の家族とともに運動会をやり、もちつきをやり
ひとつの家族として生産に励んだからこそ、世界最強の製造業となったのです
ところが東芝は長年の伝統と成功の秘訣をあっさりと放棄して、「人はコスト」と捉え
一体的家族的組織を解体して、人件費削減に邁進したのである
小泉竹中構造改革からである
人件費削減の金科玉条、錦の御旗は「国際競争力」であります
国際競争力のためだから、きみたちを切り捨ててゴミ箱に捨てるのは、仕方がないのです
努力が足りないから、切られるのです
さて、現在の東芝サンの国際競争力は如何? 努力が足りません
いまや死に体の東芝ですが、伝統にこだわり従来の会社を維持することに努めたなら
国民は少なくとも逝き行く東芝に哀悼の気持ちくらいは、持ったでしょうね
菊澤教授は「東芝でも多くの日本人従業員が解雇される可能性が高まってきている」と
締めくくるが、小泉竹中構造改革以降おびただしい人々が解雇され、ゴミ箱に捨てられたのである
彼らは日本人じゃなかったのかな? 菊澤くんはもっと社会の実相を学ぶべきです