7. 2017年5月12日 07:47:08 : yCARsBP8h2 : cl0_ZPhs5gE[1]
小林節の主張は概ね正しいが、総理にも表現の自由はあり尊重されるべきという言い方は違うと思う。
これまでも国会で安倍自身が野党に憲法論議を吹っかけておきながら、自身はどう思っているのか?と野党から問われると内閣総理大臣としてお答えできませんと、そこは憲法99条に抵触する恐れからか、踏み込むことはしてこなかった。
ところが読売新聞で憲法改正私案を語り、自分の支持母体の日本会議では総理執務室からビデオでもその私案を語り、それも自民党で議論されてきた憲法草案ではなく、9条に加憲するのと教育無償化という自民党から見たらはるかに後退した改正案。
今まで総理自身の改憲の意思について国会では答えないと逃げていながら、国会外では我が意をとくとくと語る安倍のダブルスタンダードを批判しない野党なら、憲法論議で安倍のやりたい放題を見過ごして軽々に乗ってくる釣り易い野党と足元を見られてしまうだけだ。
表現の自由は認められているのはそのとおりであるが、現行憲法を遵守すると義務付けられている99条を盾に憲法論議の中身について語ることを避けてきたのは安倍であり、国会外なら自分の言いたい放題だという態度を表現の自由で許してはならないだろう。
読売新聞ではタイトルから中の記事でも、安倍自民党総裁ではなく安倍総理で統一されていた。
自分は総裁の立場でと強弁したが、小池晃のどこを見ても総理と書いてあるの批判通り、安倍の嘘より読売新聞のインタビューは正直である。
くり返すが安倍のダブスタを表現の自由で受容できうるという小林節の言い分にはやはり無理がある。