2. 新共産主義クラブ[4474] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2017年8月31日 15:29:38 : qsDJjxQoPI : CEzViVoX8cM[1]
時にサイバー攻撃にも関わっているとされる北朝鮮のIT技術者は、米国で養成されている。
私は、今の北朝鮮のミサイルと核兵器の開発を支えている外貨は、石炭や海産物の輸出や、労働者の海外派遣よりも、中国向けのIT産業で多く獲得しているのではないかと推測している。
外貨獲得だけでなく、米国で養成されたIT技術者が、北朝鮮のミサイルと核兵器の開発に技術的にも直接的に関わっているのではないかと思う。
◆ 松尾文夫 『誰も語らない米・朝の「深くて太い」水面下接触』
(現代ビジネス,2017.08.31)
《アメリカがIT技術教育で北を支援する計画》
そこで聞いたのが、ニューヨーク州北部にあるシラキュース大学に、北朝鮮の金策工業綜合大学からIT技術を学ぶリサーチャーを受け入れる計画が進行中だ、という話だ。
すでに2002年3月に金策工業綜合大学の副学長ら2人がシラキュース・キャンパスを訪問し、同年6月には、シラキュース側の代表が平壌を訪問。計画実行のための合同調査委員会の設立の合意をしてきた、とのことであった。
目的は、北朝鮮が派遣するIT専攻のリサーチャーに対して、シラキュース大学側が「デジタル・ライブラリー」「マシーン・トランスレーション」「ディシジョン・サポート」「ラボ・デザイン」といったシステム・アシュアランスの基礎研修を実施することで、12月には60人ぐらいが来るかもしれない、とのことだった。
そして、資金は、シラキュース大学が一部負担するほかは、ヘンリー・ルース財団を筆頭とするアメリカの財団・企業からの寄付によってまかなわれている、と説明された。
……
いま、トランプ大統領の下で、こうした過去に蓄積されたアメリカの北朝鮮に対する複線的、多元的なチャンネルが、いかなる政策の展開にも対応可能な「資産」として残されている。
北朝鮮とは、IT研修事業のチャンネルや、その経験者たちの存在など、対立の陰に水面下のパイプは確実に存在し、いつでも柔軟な対応が可能であることを認識しておく必要がある。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52413
◆『中央公論 2004/03』〈水面下でつながる米朝関係〉 アメリカが睨む「危機」後の統一朝鮮
松尾文夫(ジャーナリスト)
http://www.asyura2.com/0601/asia4/msg/471.html
http://www.asyura2.com/17/senkyo231/msg/534.html#c2