63. 2018年7月27日 22:36:35 : AMrHA9IGR6 : CDewZZrf37Q[1]
>>1さんの言われた内容がほぼ、完璧な反論でしょう。
ついでに付け加えるなら、菅氏がここで「生産性」という経済用語を使っているのは小泉内閣以来の新自由主義の推進で「何よりも生産性の向上が善であり、すべてに優先する」と考えるようになってしまった世間に向けてのアピールであり、皮肉でもあったでしょう。
子供の養育というのは、とかく、効率一本槍の産業社会においては「非生産的な行為」と捕らえられがちです。たとえば「子供を抱えた女性」というのは永らく企業社会からは排除されてきた。
その企業、産業が発達した大都市である東京と愛知で、子供の出生数が他県よりも突出して低い。
それは間違っているのではないか?菅氏のの問いかけはそれを言っているのです。そして、その先は民間が子育てを嫌うなら、せめて国が税金でそれを援助すべきだという話につながっているのです。
子育てのように、一見、非効率で経済的には報われない行為に対しては公(おおやけ)が援助して行こうという「包容の思想」です。
杉田水脈氏のように「生産性の低い人間は援助しない」という「排除の思想」とはベクトルが真逆なのです。それを言葉尻だけ捉えて同じに見なすとは・・・
知性を疑がわれても仕方ないですね。