7. 2018年3月27日 21:05:06 : uHdA8HPlAs : ble@HxVlSWo[1]
与党と野党議員の数は正確に半分でないと不正を乱発する政権では、何ひとつ正常な国権の発動が可能とならないということが明らかとなった。
そもそも論点の多いこの問題をたった一回の証人喚問で追求しろというのが無理筋な話で、これで「責め切れてないのは野党の責任だ」などと野党側をやじるコメンテーターの面々がこれを機に傀儡観丸出しなのがウケるんだが、そうじゃなく、見方を移せば今の与党サイドに「官僚側に対する責任の追求能力」がまったく無いということ、つまり野放図であるということが国民側に露となっただけである。
これでまたムジナがぞろりとでてきたかという感じだ。
丸川はじめとする与党政権側の質疑の際には必ず、「佐川単独犯」として謝罪を迫る寸劇が始まる。
しかし佐川は「誰がいつどこで何をしたか」に関しては一切明言を避けている。
これにはあくまでまだ、佐川も自身の責任の一端はあるものの、犯罪性としたものに対する直接関与の覚えは無いとして、取りあえず喚問は逃げの一手で切り抜けようとの腹だったのだろう。事実そのように、佐川は誰かの詰め腹を切らされようとしていることを仄めかして、そこには素直に不服な顔を隠していない。だから実際的に聴衆には、「自分は無実である」との弁解を想起させる答弁内容に終始している。
そうしておきながら、自身の関与と責任についてとり沙汰されると、何の証拠も示せぬままにも関わらず、「官邸の人間は関係していない」と断言してみせるから誰もがここに違和感と矛盾を感じる。
これには丸川も対処できず、何の段取りがあったのか、その謝罪の文言を聞くと素直に納得してみせるというとんちんかんなやりとりを披露し、観客席に置き去りしたまま終幕するオチの無い映画の如く、見ていた国民をどこか異境の世界に突き落とし、白目を剥かせた隙に雲隠れするという、まるでいたちかたぬきのような芸当を披露した。
こと公明に至っては、佐川を頭ごなしに責めたて素直に頭を下げると踏んでいたらそれをスルーされてその後の予定していた質問はガタガタ。それを不快そうに眺めてイラつく佐川、という映像が数分に渡って画面に映し出された。佐川は自分より下の者と視る相手には頻繁に首をかしげて斜に構え、イラつきを隠さないという癖がある。強い権力の側につく自覚をもつ立場ほど、こうした態度を隠せなくなる。つまり認めない相手の行動に対して耐えることの一切を嫌い、じっとしていられないのである。つまり公明党を下に見て居るということである。結果、少ない喚問時間の中、公明には非常に無駄な時間の使われ方をしたと多くの国民は感じたはずである。
ここに思ったことは、喚問前にはあれだけ官僚の失態だと騒いだ政権擁護側は、実際にはこれを機に再び官僚を自分たちにいいように手懐けようとするのだという透けた部分が感じられたということ。
そしてこれ以降の動きとしては大阪地検の動きに期待する。
何故なら当初15分とされていた拘置中の籠池氏との接見時間がいざ行ってみると、直前に大幅に延長が認められることとなり、それは地検側の野党サイドへの配慮であったからだ。これには地検の捜査人事が変わったことが大いに影響すると思っている。
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