20. あやみ[358] gqCC4oLd 2018年3月20日 20:43:46 : gojyJRnFzo : AsdotVzjpE8[1]
18さま、私は金融と経済の重要性を説いたのではありません。その構造の危険について書きました。
現代の一般人の生活は衣食住、医療、教育、趣味や歓楽まですべて貨幣を介してのみ手に入れることが可能です。収入かとだえればその日を期に普通の生活が破綻します。さらに銀行から借り入れをしている場合は返済が滞り数々の権利を差し押さえられる可能性も発生します。住む家がなくなる、腹が減る、寒い、そういった現実的な障害と直面する以前に精神的な重圧に現代人が堪えられるわけはありません。貧困などは知らぬはずの現代人は映画やドラマ、あるいは戦争被害地域から配信された映像などで知らぬ間に疑似体験を得ており貧困に対する恐怖と嫌悪が深層心理に移植されます。もちろんこの手の映像は恐怖を煽る目的で発信されています。
資本家や経営者の恐怖は一般人の数千倍、失うものの量に比例して大きくなります。彼らに支持される政権は彼らの財産を守るための政策、いえ外交を行なわざるを得ない。
貧困の恐怖に駆られた国民は既存の経済システムの歯車が狂うことに異常な反応を起こします(東北の震災後の経済パニックを思い出してください)。すると12さまのご指摘にもあるように掠奪と搾取を肯定できてしまう。なぜなら世界経済を指揮するのが恒久的略奪者である英国と米国だからです。敗戦国の日本は米国の後ろに隠れて掠奪を見てみぬ振りする傍らおこぼれを頂戴し成長を遂げました。このような環境化で物質的な豊かさを手に入れたのであれば歴史認識も政治改革も到底不可能、人心も病むはずです。日本は酷く病んでいるように見えますがいかがでしょうか。
中国はいまだ英国の手厚い保護を受けています。中国経済が強いのは人件費が安い(人権がない)以外は英国の便宜のお陰です。ベトナムはよくわかりません。
ちっぽけなウクライナやグルジアが露にタテをつくことができたのは米国が後押しをしたからであり、結局は大国の戦略の材料にされ疲弊しました。土地(国土)があったとしてもそれだけでは仕方がない。やはり国土を国家たらしめるのは国民です。